JP4512912B2 - 門扉錠の操作軸防護機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、伸縮させて開け閉めを行うアコーデオン扉等の門扉に装着される門扉錠の操作軸防護機構(以下単に防護機構という)に係り、特に、構造が簡単で確実に機能する防護機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特願2002−196908明細書
本出願人は、先に、登録新案第2,126,822号を以て、新規な門扉の掛金装置及びそのロック装置を提案した。
【0003】
この掛金装置は、図1及び図2に示すように、門扉1及び門柱2の何れか一方(図示の実施例では門扉1)に取り付けられるラッチ部3と、他方に取り付けられ、水平なバー4(図2参照)を備えたストライク5とからなる。
【0004】
そして、上記ラッチ部3は、図2に示すように、第1及び第2の一対のフック6、7を備え、これらはストライクのバー4に係合する鉤状部を夫々有する。
【0005】
また、これら第1及び第2フック6、7の先端の鉤状部は、先端を相互に対向させて外縁がV字形を形成するようにすると共に、第1フック6の中段部に鉤状部とほぼ平行にかつ一体に突設された細長い第1連結部8に開口した長孔9と、第2フック7の中段部において第1連結部8と対称的に突設された第2連結部11の先端に植設されたピン12とを相互に係合させてある。
【0006】
更にまた、第1及び第2フック6、7は各基端を支軸13によって回動自在に支承されると共に、基端部に巻装されたねじりコイルばねとしてのフックばね14の弾力により、鉤状部の先端が相互に近接して閉じる方向に付勢されている。
【0007】
上記のように構成された従来の掛金装置は、門扉が閉じるとき、バー4とフック6、7との係合によって生じる楔作用により、図2において鎖線で示すように、フック6、7の先端部が拡開してバー4がフックの鉤状部を通過し、その後フックばね14の弾力によってフックが閉じるので、バー4が自動的にフックに掴持されて門扉1が門柱に係止される。
【0008】
また、上記の掛金装置には、図2に示すように、ロックレバー15が配設されており、このロックレバー15は、中央部を回動自在に支承され、一端(図2では長い方のアームの先端)が実線で示す角度位置をとるとき、例えば第1フック6の基端部に選択的に衝接して第1フック6及びこれに連結された第2フック7をロックできる構造である。
【0009】
このロックレバー15の中央部には図に示すように異形穴16(図2では方形穴)が開口しており、図3に示すように、ラッチ部3を厚さ方向(水平方向)に貫通してこの異形穴16に挿通される異形断面の操作軸17の外端にはシリンダ錠18が、内端にはクラッチ19を介してサムターン21が夫々装着される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記した構造の従来の門扉の掛金装置は、ラッチ部3(図3参照)を装着する門扉或いは門柱に隙間が多いので、操作軸17が外から見えることがある。
【0011】
図1からも明らかなように、本来、門扉1の外側から内側に手を差し入れて内側のサムターンを操作することは極めて容易であるので、上記したように操作軸17を外部から操作することによる防犯性の低下はこの際問題にならないが、例えば操作軸17とラッチ部3との隙間に異物を挿入する、等の悪戯は可能であり、その為に掛金装置の作動不良を招来することについては充分対策を講じなければならない。
【0012】
この事情は、図示のサムターン等の外部操作部材に限らず、後述するように、リトラクターを作動させてラッチボルトを出し入れする、ハンドルやノブ等の他の外部操作部材の操作軸についても同様である。
【0013】
この発明は、外部操作部材の操作軸の露出部を確実に被覆して、上記した不都合を解消する防護機構を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、門扉又は門柱の一方に装着され、他方に装着された水平なバーに係合する第1及び第2フックを備えたラッチ部と、このラッチ部の内側及び外側の一対の操作機構の一方を担持し、門扉又は門柱の表面に装着される内側及び外側の一対のエスカチオンと、各エスカチオンに回動自在に支承され、内側及び外側の一対の操作機構の内対応する操作機構に連係された外部操作部材と、上記ラッチ部を貫通するようにして、内側及び外側の操作機構を連結すると共に、上記第1及び第2フックを操作する操作軸とを有するものにおいて、外部操作部材のエスカチオン内面における支承部を包囲可能な開口を有する接続筒と、この接続筒の内端に一体に連設され、外部操作部材の操作軸を覆う被覆筒と、接続筒の外端開口に一体に形成されたフランジ部とを備えた一対の保護筒をラッチ部の内外の両側においてエスカチオンの内側に対称的に設け、一方、門扉又は門柱の表面に保護筒の接続筒と嵌合する挿通孔を開口させ、この挿通孔に保護筒を外側から挿し通した後、操作軸を保護筒内に挿通し、エスカチオンの内面と門扉又は門柱の表面との間に保護筒のフランジ部を挟み付けるようにしてエスカチオンを装着するようにしたことを特徴とする。
【0015】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図4乃至図9を参照して説明する。
図4において符号17は前記ロックレバーの操作軸(図3参照)を、符号22は図示しないラッチ部を挟んで門扉又は門柱の一方(図示の実施例では門扉)の内外面に装着されるエスカチオンを夫々示す。
【0016】
なお、図示の実施例では、操作機構はラッチ部に関し内外対称に設けられているので、図4では符号を外側のものにのみ付するものとする。また、図4で符号Kは外側を、符号Nは内側を夫々示す。
【0017】
上記エスカチオン22と操作軸17の延長部とが交差する部位には、内側(ラッチ部側)の第1プラグ23と外側の第2プラグ24とが夫々独立して回動可能に、かつ相互に連接して装着されている。
【0018】
上記第1プラグ23は、図5及び図6に示すように、大体の形状が段付の円柱体で、その小径内端部に同軸に形成された角穴25(図6参照)を操作軸の先端に嵌合させることにより(図4参照)、操作軸17に一体的に連結されている。
【0019】
また、第2プラグ24は、図7及び図8に示すように、大体の形状が角柱と円柱とを連接した形状で、その円柱部をエスカチオン22に回転可能に支承させている。
【0020】
そして、この第2プラグ24には、図7及び図8に示すように、その回転軸線に沿ってこれを貫通する異形断面の連結孔26が形成されている。
【0021】
図示の実施例では、この連結孔26の断面形状はシリンダ錠の鍵孔のそれと同一に設定されている。この連結孔26の断面形状として、例えば扉口に装着されているシリンダ錠の鍵孔のそれと同一にするとよい。
【0022】
一方、第2プラグ24に連接する第1プラグ23の外端部には、図5及び図6に示すように、断面十字形の中心部をくり抜いて広げた形状の異形断面の連結孔26が形成されている。
【0023】
この第1プラグ23の連結孔26の断面形状は、第2プラグの連結孔26に挿入された、この連結孔26と同一断面のシリンダ錠の合鍵27(図4参照)が内接できる形状であるが、第1プラグ23の断面形状と同一にしてもよい。
【0024】
これら第1及び第2プラグ23、24は、外端部は第2プラグ24の外周段部とエスカチオン22の段部との係合により抜け止めを施され、内端部は、足付リング状の抜け止めリング29(図9参照)によって抜け止めが施されている。
【0025】
なお、図示の実施例では、合鍵27を介して第1及び第2プラグ23、24を相互に連結することにより、合鍵が無い場合にはラッチ部の操作ができないようにした別の発明にこの発明を適用したので、プラグ24の抜け止めに足付の抜け止めリングを使用するものとした。
【0026】
しかしながら、通常の設計では、或いは、例えばハンドル等の外部操作部材をエスカチオンに担持させる場合には、ハンドル等を内側に移動しないようにハンドルを段付にし、一方、外側に抜けないようにするため、エスカチオン内面に突出する部分を止め輪により抜け止めを施す(図示せず)。
【0027】
一方、この発明による防護機構の主要部である保護筒28を次に述べるように構成する。すなわち、エスカチオン内面に突出する第1プラグ23歩を包囲できる開口を有する接続筒28aの内端に、外部操作部材の操作軸17を覆う被覆筒28bを滑らかに接続して連設する。
【0028】
また、上記接続筒28aの外端開口にはフランジ部28cを一体に形成する。このフランジ部28cを収容するため、図4に示すように、エスカチオン22を門扉1等の表面に装着したとき門扉とエスカチオン内面との間に隙間が保たれるように、各部の寸法、形状を設定しておくべきことは勿論である。
【0029】
上記のように構成された保護筒28を門扉1等に装着するため、その表面に接続筒28aと嵌合する付番しない挿通孔を開口させ、この挿通孔に保護筒28を外側から挿し通した後、操作軸17を保護筒28内に挿通させる。
【0030】
しかる後、エスカチオン22の内面と門扉又は門柱の表面との間に保護筒のフランジ部28cを挟み付けるようにしてエスカチオンを装着する。
【0031】
図示の実施例では、このとき、抜け止めリング29(図9参照)の脚部をフランジ部28cによってエスカチオン22の内面に押し付けるようにして固定する。
【0032】
このとき、抜け止めリングの脚部によりフランジ部28cが持上げられ、保護筒28がグラグラと動くような場合には、当該脚部を収容する凹陥部をエスカチオンの内面に形成すると良い(図示せず)。
【0033】
図4に示す保護筒28の装着時、外側及び内側の被覆筒28b、28bの夫々の内端開口縁がラッチ部3の側板に接触するようにすれば、操作軸17は保護筒28によって完全に被覆され、外側から悪戯されることが皆無となる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、接続筒を門扉等の表面に開口させた挿通孔に嵌合させたので、保護筒が半径方向に移動することはなく、同様の理由により保護筒と操作軸との距離が一定に保たれ、したがって作動は確実かつ安定している。
【0035】
また、フランジ部をエスカチオンの内面及び門扉等の表面の間に挟み込んで固定するので、保護筒の芯振れ等は確実に阻止され、この意味からも防護機構の作動は確実かつ安定している。
【0036】
また、保護筒は要するに一端にフランジ部を形成した筒体であるから、防護機構の構造は非常に簡単である、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】アコーデオン扉の概要を示す側面図。
【図2】従来の掛金装置の実施例を門扉の開放状態で示す縦断側面図。
【図3】従来の操作機構の一例を示す線図的一部断面正面図。
【図4】この発明による防護機構の一例を示す断面図。
【図5】第1プラグの正面図。
【図6】その縦断面図。
【図7】第2プラグの正面図。
【図8】その縦断面図。
【図9】抜け止めリングの外観斜視図。
【符号の説明】
1 門扉
2 門柱
3 ラッチ部
4 バー
5 ストライク部
6 第1フック
7 第2フック
8 第1連結部
9 長孔
11 第2連結部
12 ピン
13 支軸
14 フックばね
15 ロックレバー
16 異形穴
17 操作軸
22 エスカチオン
23 第1プラグ
24 第2プラグ
25 角穴
26 連結孔
27 合鍵
28保護筒
28a 接続筒
28b 被覆筒
28c フランジ部
29 抜け止めリング

Claims (1)

  1. 門扉又は門柱の一方に装着され、他方に装着された水平なバーに係合する第1及び第2フックを備えたラッチ部と、このラッチ部の内側及び外側の一対の操作機構の一方を担持し、門扉又は門柱の表面に装着される内側及び外側の一対のエスカチオンと、各エスカチオンに回動自在に支承され、内側及び外側の一対の操作機構の内対応する操作機構に連係された外部操作部材と、上記ラッチ部を貫通するようにして、内側及び外側の操作機構を連結すると共に、上記第1及び第2フックを操作する操作軸とを有するものにおいて、外部操作部材のエスカチオン内面における支承部を包囲可能な開口を有する接続筒と、この接続筒の内端に一体に連設され、外部操作部材の操作軸を覆う被覆筒と、接続筒の外端開口に一体に形成されたフランジ部とを備えた一対の保護筒をラッチ部の内外の両側においてエスカチオンの内側に対称的に設け、一方、門扉又は門柱の表面に保護筒の接続筒と嵌合する挿通孔を開口させ、この挿通孔に保護筒を外側から挿し通した後、操作軸を保護筒内に挿通し、エスカチオンの内面と門扉又は門柱の表面との間に保護筒のフランジ部を挟み付けるようにしてエスカチオンを装着するようにしたことを特徴とする門扉錠の操作軸防護機構。
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