JP2005139895A - 二重のロックモードを有するパッドロック - Google Patents

二重のロックモードを有するパッドロック Download PDF

Info

Publication number
JP2005139895A
JP2005139895A JP2004320111A JP2004320111A JP2005139895A JP 2005139895 A JP2005139895 A JP 2005139895A JP 2004320111 A JP2004320111 A JP 2004320111A JP 2004320111 A JP2004320111 A JP 2004320111A JP 2005139895 A JP2005139895 A JP 2005139895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shackle
padlock
housing
lock
collar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004320111A
Other languages
English (en)
Inventor
Eric Lai
エリック・ライ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sun Lock Co Ltd
Original Assignee
Sun Lock Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sun Lock Co Ltd filed Critical Sun Lock Co Ltd
Publication of JP2005139895A publication Critical patent/JP2005139895A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B67/00Padlocks; Details thereof
    • E05B67/06Shackles; Arrangement of the shackle
    • E05B67/08Padlocks with shackles hinged on the case
    • E05B67/10Padlocks with shackles hinged on the case with devices for securing the free end of the shackle
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B35/00Locks for use with special keys or a plurality of keys ; keys therefor
    • E05B35/08Locks for use with special keys or a plurality of keys ; keys therefor operable by a plurality of keys
    • E05B35/10Locks for use with special keys or a plurality of keys ; keys therefor operable by a plurality of keys with master and pass keys
    • E05B35/105Locks allowing opening by official authorities, e.g. master key opening of luggage locks by customs officials
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B37/00Permutation or combination locks; Puzzle locks
    • E05B37/02Permutation or combination locks; Puzzle locks with tumbler discs or rings arranged on a single axis, each disc being adjustable independently of the others
    • E05B37/025Permutation or combination locks; Puzzle locks with tumbler discs or rings arranged on a single axis, each disc being adjustable independently of the others in padlocks
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B37/00Permutation or combination locks; Puzzle locks
    • E05B37/0031Locks with both permutation and key actuation
    • E05B37/0034Locks with both permutation and key actuation actuated by either
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B37/00Permutation or combination locks; Puzzle locks
    • E05B37/0048Permutation or combination locks; Puzzle locks with changeable combination
    • E05B37/0058Permutation or combination locks; Puzzle locks with changeable combination by axial disengagement between hub and rim of tumbler discs or rings
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B67/00Padlocks; Details thereof
    • E05B67/06Shackles; Arrangement of the shackle
    • E05B67/22Padlocks with sliding shackles, with or without rotary or pivotal movement
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T70/00Locks
    • Y10T70/40Portable
    • Y10T70/413Padlocks
    • Y10T70/415Combination and/or key-controlled
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T70/00Locks
    • Y10T70/40Portable
    • Y10T70/413Padlocks
    • Y10T70/417Combination-controlled
    • Y10T70/422Rigid shackle
    • Y10T70/424Sliding
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T70/00Locks
    • Y10T70/70Operating mechanism
    • Y10T70/7141Combination and key
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T70/00Locks
    • Y10T70/70Operating mechanism
    • Y10T70/7153Combination
    • Y10T70/7322Permutation
    • Y10T70/7345Removable change element

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

【目的】組み合わせ制御ロックとキー制御ロックの2つの別個独立のロックモードで開錠・施錠可能なパッドロックを提供する。
【構成】各々が独立して単一のシャックルをロック係合および/または解除すべく操作可能な2つの別個独立したロックシステムが単一のパッドロックに組み込まれている。好ましい実施形態によれば、単一のハウジング(21)とシャックルアセンブリ(22)とが用いられ、回転可能ダイアル(34)による組み合わせ構造またはキー操作によるタンブラー構造のいずれかを用いてシャックルをハウジングとのロック係合から解放することができる。
【選択図】図1




Description

本発明はパッドロック(南京錠)およびロックシステムに関し、より詳しくは、解錠および施錠のために2つの独立したロックモードを与えるように構成されたパッドロックに関する。
閉鎖および施錠された特定のアイテム(部材)または領域に許可なき者が立ち入ることを防ぐために、これまで多くのパッドロック構造が開発され広く用いられてきた。多くのロックはキーによって解錠されるように構成されているが、特定の組み合わせによって解錠される組み合わせロック(ダイアル錠)構造もまた多くのものが開発されている。
その用法が簡単で便利であるために非常にポピュラーなものとなっている組み合わせロックの一つの典型例は、個々に独立して回転可能である複数のダイアルを備えており、各ダイアルは一つの指標(通常は数字または文字)を形成し、解錠のための組み合わせを特定する。典型的には、この組み合わせロックは、ユーザに所望の組み合わせシーケンスを設定または再設定可能とする一つのモードまたは位置を有している。
上記のような一般的性質のロックは数十年間に亘って使用されてきているが、この従来技術の組み合わせロック構造は、これまでは成功裏に克服することができなかった共通の問題点を抱えている。
回転可能なダイアルまたは組み合わせロックに関連した問題点を解決するための試みが多くの製造者によってなされてきたが、これら従来技術構造がこれまで克服することができなかった一つの主要な困難および欠点は、ユーザがプリセットした組み合わせがユーザが認識することなしに偶発的または不注意によって変更されないよう保持する構造に関するものである。認識されている組み合わせがユーザの知らないうちに変更されてしまうと、ハウジングにロック係合されたシャックルをユーザが解除することができなくなるので、全体の組み合わせロックはその後の使用が不可能となる。
さらに、キー操作型のロックにおいてはユーザが知らないうちに組み合わせが変更されてしまうという難点に悩まされることはないが、キーの紛失や置き忘れによってユーザはしばしばキー操作型ロックを使用することができなくなる。この結果、従来のキー操作型ロックは、該ロックを操作するための特定のキーをユーザが見つけることができないために、しばしば捨てられることになる。
パッドロックがキーにより操作されるか組み合わせにより操作されるかにかかわらず、もう1つの共通の問題は、かかる従来技術パッドロックの製造および組立のコストである。消費者が望むすべての特徴を備えたパッドロックを提供するために、従来の構造では膨大な数の微小部品を用いており、これらの各々は高価な組立工程を要して、最終製品に組み上げている。結果として、従来のロック構造は製造コストが高く、これらのロックをより広い裾野の消費者にまで普及させることの可能性を低減させていた。
従来のパッドロックに共通して見られるもう1つの問題は、ロックの回転可能な内部部品にゴミ等の汚染物質が入り込むことを防止することができず、このため、これらの部品が損傷したり、実際の組み合わせを知っていたり操作キーを持っている者によるロック操作に支障を来すことがあったという問題である。汚染物質がパッドロック内部の部品に到達することによって生ずる上記のような問題を低減するために多くの提案がなされてきたが、この問題を完全に解決するには至っていない。
最後の難点は最近浮上したものであり、組み合わせロックとキー操作型ロックの両方に関連し、すべての施錠されたロックも、疑惑のある荷物にアクセスするために、税関官吏および/または検疫官または警備員によって破壊しなければならないという要請である。米国において現在実行されている新たなセキュリティ規則の下では、好ましくないと考えられる潜在的危険物が持ち運ばれることを防止するために、すべての荷物を電子的スキャンないし検査しなければならない。荷物が電子的にスキャンされ、さらに肉眼による視覚検査が必要とされた場合、検査官は視覚検査のために荷物を開ける権限を有し、この権限には、該荷物上に存在し得るあらゆるロックを物理的に破壊することも含まれている。
したがって、このような現行規則において、検査官および/または警備員によって解錠することができないすべての従来ロックシステムは、視覚検査が必要とされたあらゆる荷物へのアクセスのために物理的に破壊されることを余儀なくされる。この結果、消費者は、スーツケースの中身を保護するために用いたあらゆるロックシステムも警備員によって物理的に取り除かれ、残りの旅行期間中荷物が全く保護されない状態に置かれるという可能性に直面する。
上記課題を解決するため、本発明によるパッドロックは、組み合わせによって制御されるロックアセンブリとキー制御されるロックアセンブリの2つの別個独立のロック手段が単一の統合された構造体に組み込まれたものであって、ハウジングと、概してJ字形のシャックル形状を有するロック手段と、複数のタンブラースリーブと、複数のダイアルとを有してなる。
ハウジングは、第一および第二の細長い穴と、第一の細長い穴に関連してハウジング内に形成された複数のダイアル収容領域と、第一の細長い穴の中に軸方向に延長して形成され、組み合わせ制御ロックアセンブリを開くための領域を規定する、細長い解放通路とを備える。
ロック手段は、ハウジング内に設けられたロックカラーと協働してロックおよびアンロック係合するように形成された末端部を有する短い脚と、ハウジングの第一の細長い穴に挿入されて該第一の細長い穴の中を軸方向に移動可能であると共にピボット回転可能である長い脚とを備える。
各タンブラースリーブは、シャックルの長い脚の回りに設けられて該長い脚の中心軸を中心として回転可能であり、その外側面に径方向に延長する放射延長フィンを備え、該放射延長フィンはシャックルの細長い脚の軸方向移動を防止すると共に各放射延長フィンが細長い解放通路内に位置するときにはその軸方向移動を許容するよう設計されている。
各ダイアルは、ハウジングのダイアル収容領域に設けられ、タンブラースリーブと協働するようその周囲を覆って設けられ、これによりパッドロックの組み合わせ制御アセンブリを完成する。
キー制御ロックアセンブリは、ハウジングの第二の細長い穴の中に設けられ、指定のキー部材に応答してシャックルがロック係合される第一の位置とシャックルが係合解除されて可動となる第二の位置との間で移動可能である。キー制御ロックアセンブリは、第二の細長い穴の中で制御された回転運動をするように設けられたシリンダアセンブリとして構成され、指定のキー部材が存在しないときにはその回転運動を防止すると共に指定のキー部材に応答してその回転運動を許容するよう複数のタンブラーと協働するキー収容スロットを備える。また、キー制御ロックアセンブリは、シャックルの短い脚の末端部と協働して、シリンダアセンブリが第一の位置にあるときにはシリンダの回転運動に応答してシャックルの移動を防止し、シリンダアセンブリが第二の位置にあるときにはシャックルの移動を許容するシャックル係合カラーを備える。
本発明を用いることにより、従来技術構造の難点および欠点のすべてが実質的に解消され、効果的で製造容易なパッドロックが提供される。このパッドロックにおいては、別々の独立した2つのロックシステムが単一のパッドロック内に形成され、これら両方のロックシステムを独立して用いて単一のシャックルを解放および/またはロック係合させることができる。このようにして、キー操作に類した特徴を用いることにより、組み合わせを失念し、あるいはユーザの知らないうちに変更されてしまった場合であっても、ユーザはシャックルをロック係合から解放することが確実に可能である。同様に、キーを紛失または置き忘れても、ユーザは知得している組み合わせを用いることによってシャックルをハウジングとのロック係合から解放することが可能である。
本発明によれば、単一のハウジングとシャックルアセンブリが用いられ、回転可能なダイアル組み合わせ構造またはキー操作タンブラー構造を用いて、シャックルをハウジングとのロック係合から解放することが可能なように組み立てられる。このようにして、公知従来技術によるロック形状が一般に遭遇していた難点を実質的に除去することのできる二重の施錠/解錠パッドロックが提供される。
本発明の二つの好適な実施形態の各々において、従来公知の概してJ字形シャックルが用いられ、ハウジングの一部がシャックルの長い方の脚と関連して協働する。さらに、ハウジングの該部分には組み合わせを定義する回転可能ダイアルが備えられ、シャックルの長い脚の軸方向移動を制御する。このようにして、ハウジング内のシャックルの軸方向移動が組み合わせ定義回転ダイアルによって完全に制御され、知られている組み合わせを用いることによりハウジングに対してシャックルをロックおよび解放することを可能にしている。
ハウジングの組み合わせロック部のすぐ隣にハウジングのキー操作部が設けられる。この部分はシャックルの短い脚をロック係合および解放するように構成されている。チャンバーを回転可能にするための適切な整列関係にタンブラーを位置させるためのキー上の切り欠きに応答して、ハウジング内にタンブラーと回転可能チャンバーとからなるロックアセンブリを組み込むことにより、シャックル係合キャビティの制御された移動が実現し、シャックルをハウジングにロック係合させ、あるいはハウジングに対する回転可能移動のためにシャックルを解放する。
本発明のデュアルロックモードシステムを用いることにより、従来技術構造に見られたすべての不利欠点が解消される。本発明によれば、ユーザは、シャックルをハウジングとのロック係合から解放したいと望むときにはいつでも、そのために2つの別個独立のシャックル制御ロックシステムのいずれか一を使用することができる。その結果、ロックモードのうちの一つの制御システムが使えなくなった場合であっても、もう一つのモードを用いてパッドロックを所望の要領で完全に操作することができる。
加えて、本発明のデュアルロック構造を用いることにより、米国で新たに発効した規則の下で旅行者が遭遇する不利欠点のすべてが完全に解決される。上述のように、最近発効した規則によれば、税関官吏および/または検査官・警備員には、不審物が収容されていると思われるスーツケースへのアクセスのために、スーツケース上のいかなる固定ロックをも物理的に破壊する権限が与えられている。しかしながら、本発明によれば、税関官吏や警備員によってロックが完全に破壊されてしまう可能性を全面的に防ぐことができる。
組み合わせ制御部とキー制御部とを備える本発明のデュアルロックモードパッドロックを用いることにより、すべてのデュアルモードパッドロックのキー制御部を開くことができるマスターキーが生成される。この結果、税関官吏や警備員が更なる視覚検査のためにある特定の荷物を開ける必要があるとされたとき、税関官吏や警備員のすべての者に付与されるマスターキーを用いることによって、デュアルロックモードパッドロックを開くことができる。このようにして、ロックの物理的破壊が完全に回避され、視覚検査が終了したならば、このデュアルロックモードパッドロックを荷物に再装着してロック位置に施錠することによって残りの旅行においても収容物を安全に維持することができる。
さらに、本発明のパッドロックは周囲の環境から事実上密閉された内部チャンバーを備えているので、不所望の夾雑物がパッドロックおよび回転部品の内部に入り込むことを防止する。このようにして、夾雑物によってロック操作の機能低下および干渉をもたらすという従来技術の問題点が事実上解消される。
さらに、本発明によれば、所望のデュアルモードパッドロック構造を与えるためにハウジングおよび可動シャックルと共に用いられる部品点数が最小化されている。シャックルとハウジングに加えて本発明のデュアルモードパッドロック構造を与えるために必要とされるのは、複数の回転ダイアルと、複数のタンブラースリーブと、キー操作タンブラーと、回転可能チャンバーだけである。
上記に詳述した特徴に加えて、本発明は最少数の独立部品を用いてデュアルモードパッドロックを実現しており、且つ、それらを迅速に組み立てて最終製品を完成させることができる。この結果、競争力に優れた価格で製造可能でありながらも高品質・高効率であって且つ周囲環境に晒されることによる機能低下をも事実上防止することができるデュアルモードパッドロック構造が得られる。
以下の詳細な記述とともに図1〜図26を参照することにより、本発明の2つの異なる実施形態によるデュアルモードパッドロック20の構成および作用を最良に理解することができる。図面および下記詳細な開示において、本発明の好適な2つの異なる実施形態が十分に開示されている。しかしながら、この開示は例証目的のためにのみ与えられ、本発明はさらに異なる構成を用いて実施することが可能であるから、そのような異なる構成も本発明の範囲内である。
図1〜図19において、本発明のデュアルモードパッドロック20の一つの好適な実施形態が最小の主要部品を用いて示されており、これにより、多くの従来技術パッドロックにおいて見られた複雑さを大幅に改善しながら、デュアルモードパッドロックを実現している。このようにして本発明によれば、従来のパッドロックが一般に有するところのロックおよび盗難防止の特徴に加えて本発明に固有の特性を備えながら、高度に効果的で市場においても所望される構造を競争力に富んだコストで製造可能である。
この本発明実施形態において、デュアルモードパッドロック20を構成する2つの主要な部品は中央ハウジング21とシャックル22であり、中央ハウジング21はその一側に形成された組み合わせ制御ロック部23と他側に形成されたキー制御ロック部24とを備えている。組み合わせ制御ロック部23の形成および作用に要求される部品については、キー制御ロック部24の形成および作用に要求される部品とともに後述する。本発明のパッドロック20をロックまたはアンロックするために用いられるロック部がいずれであるにせよ、ハウジング21に対するシャックル22の協働的係合が用いられる。
この好適な実施形態において、シャックル22は従来と同様、末端部26を有する短い脚25と、末端部ないし領域28を有する長い脚27とからなるJ字形をなしている。より詳しくは後述するが、長い脚27の大半部がハウジング21に収容され且つ短い脚25の末端部26がロックカラー29内に係合されたときに、シャックル22はそのロック位置ないし完全係合位置にある。デュアルモードパッドロック20をアンロックないし開くためには、短い脚25の末端部26をロックカラー29から解放または解除しなければならない。
詳しくは後述するように、ハウジング21内に形成された2つのロック部のうちの一つを動作させることによって、ロックカラー29から短い脚25を解放または解除することができる。組み合わせ制御ロック部23を使用して、プリセットされた組み合わせを正しく入力することによって、シャックル22の長い脚27が解放され、ハウジング21に対して長手方向ないし軸方向に移動させることが可能となる。この長手方向ないし軸方向移動によって短い脚25の末端部26をロックカラー29から軸方向に引き抜くことが可能となり、図5に示すようにデュアルモードパッドロック20が開放される。
あるいは、キー制御ロック部23を使用することにより、ロックカラー29を好ましくは約90度の角度にわたってピボット回転させることができ、ロックカラー29内に形成された位置決めスロット30を、シャックル22がハウジング21に対してピボット回転できる位置に移動させて、図6および図7に示すように、ロックカラー29内に係合されていた短い脚25の末端部26を該係合から離脱させることができる。このようにしてシャックル22がカラー29とのロック係合から解放され、それまで固定されていたアイテムからパッドロック20を取り外し、あるいはアイテムを該パッドロックに堅固に係合させることができる。
ハウジング21の組み合わせ制御ロック部23によりシャックル22の長い脚27の軸方向ないし長手方向移動を制御するために、組み合わせ制御ロック部23は4つの各々別個独立のタンブラースリーブ33と4つの各々別個独立の回転可能ダイアル34とを備えている。ハウジング21およびシャックル22とともにこれらの部品を用いることにより、製造が簡単で高度に効果的な組み合わせ制御ロック部23が実現する。
各タンブラースリーブ33は概して円筒形であり、円形外側面36から径方向に延長する単一のロックフィン35を有している。各タンブラースリーブ33の円形内側面37は外側面36と同軸である。タンブラースリーブ33の内側面37の径は、各タンブラースリーブ33がシャックル22の外側面の回りを自由に回転できるように設定されている。
各ダイアル34はタンブラースリーブ33を包囲し且つこれと協働するように構成されている。この点に関し、各ダイアル34は2つの異なる上方および下方の円形内側面38,39を有する。タンブラースリーブ33とダイアル34とを独立してシャックル22の回りを回転可能としつつもこれらが互いに協働することを可能にするため、内側面38はタンブラースリーブ33の外側面36の径よりわずかに大きな径を有する。
さらに、各ダイアル34は内側面38に形成された複数のスロット40を備えており、各スロット40はタンブラースリーブ33の放射フィン35を収容し保持可能に形成されている。これにより、放射フィン35がダイアル34の一つのスロット40に収容されているときには常にタンブラースリーブ33とダイアル34とがロック係合された状態にあり、これら部材を一緒にシャックル22の回りを回転させる。
ダイアル34に形成されたスロット40の数はダイアル34の外側面に形成された別個異なる指標の数に対応する。好適な実施形態によればダイアル34の外側面に10個の指標が用いられ、表面38には10個のスロット40が形成される。
ダイアル34のもう一つの内側面39は内側面38と同軸であるがフィン35の長さよりも大きな径によって形成される円形である。これにより、フィン35がダイアル34のスロット40から離脱したときに、ダイアル34がタンブラースリーブ33とは独立してシャックル22の回りを回転することができるようになる。各タンブラースリーブ33はシャックル22の脚27に回転可能に装着され、また、各タンブラースリーブ33はそれに対応して回転可能なダイアル34を有している。
上述のように、各ダイアル34はその外側面に形成された複数の指標を有し、各指標はシャックル22を解放するための所定の位置にタンブラースリーブ33を位置決めするための組み合わせの一つの要素を表す。あらゆる所望の指標が使用可能であるが、従来構造においては数字または文字が主として用いられている。本発明において、各ダイアル34の外側面44にはスロット45で隔てられた10個のパネル44が形成されている。加えて、0,1,2,3,4,5,6,7,8および9のうちの一つの数字が各パネル44に形成されている。各ダイアル34の各パネル44の数字はパッドロック20のための組み合わせを定義するために用いられる。
パッドロック20のハウジング21の組み合わせ制御ロック部23を形成するために用いられる他の部品はスプリットロックリング46とシールキャップ47である。好適な実施形態において、シャックル22の脚27はその外側面に形成されたリブ48,49を有しており、また、シャックル22の脚27の末端領域28の近くに形成されたロックリング収容スロット50を備えている。
図1に明瞭に示されるように、リブ48,49とスロット50との間の軸方向間隔はロックリング46がスロット50に嵌合されたときに該ロックリングがシャックル22の脚27上の4つのタンブラースリーブ33を保持するために必要な軸方向長さと実質的に等しいように設定される。このとき、各タンブラースリーブ33はその軸方向移動を実質的に規制されるが、互いに独立して回転可能である。このようにしてタンブラースリーブ33は、製造容易且つ組立容易な構造でありながら、所望のロック/アンロック機能を与える。
ハウジング21に位置整合ラインを設けることにより、各ダイアル34の各パネル44の各数字または文字のための適正な位置決めを示すビジュアルインジケータを設けることが好ましい。
図に示されるように、ハウジング21は単一構造体であり、その中に各種のキャビティ、穴および収容ゾーンが形成されて、2つの独立したロックシステムを作動可能としている。概して言えば、ハウジング21は頂面50、底面51、前面パネル52、後面パネル53および2つの側面パネル54,55を有する。
加えて、ハウジング21の組み合わせ制御ロック部23をその頂面50から底面51まで貫通して延長する中央の細長い穴56を有する。穴56は、頂面50に形成された入口68を有する。さらに、穴56は、3つの別個独立した同軸領域57,58,59を形成する3つの異なる径部分を有する。領域57は穴56の最下部領域であり、シャックル22の径より若干大きい径を有する。これにより、シャックル22の脚27の末端領域28が領域57内において軸方向移動可能となり、しかしながらシャックル22の脚27に設けられた他のいかなる部品も領域57に入り込むことは防止される。
領域58は穴56の中間領域であり、タンブラースリーブ33の外径より若干大きい径を有する。これにより、タンブラースリーブ33が中央穴56の領域58を通って軸方向に移動することが許容される。加えて、領域58の壁面に沿って形成された細長いスロットないし通路60を有し、各タンブラースリーブ33の各放射延長フィン35のための解放位置を与えている。より詳しくは後述するが、各タンブラースリーブ33の各放射延長フィン35が解放通路60と整列したとき、シャックル22は軸方向移動可能となり、組み合わせを変更、設定または再設定するために、シャックル22をそのロック位置から除去し、あるいは必要であればそのロック位置に挿入し、あるいはハウジング21の穴56の領域57に挿入することが可能となる。
穴56の最後の領域は上方領域59であり、穴56の最大径を有する領域である。概して言えば、領域59の径は、放射延長フィン35を備えた各タンブラースリーブ33を領域59の入口68を通して簡単に挿入することができるように設定されている。これによりパッドロック20の組み合わせ制御ロック部23の組立を容易に行うことができる。
さらに加えて、上方領域59およびその入口68は、シールキャップ47を収容し且つ安定的に保持するために設計されている。好適な構造によれば、シールキャップ47は外側面70と上方フランジ71とから形成された円筒形状体である。好ましくは、キャップ47を入口68および領域59に押し込み装着することができ、且つ、一旦装着されたキャップ47がそこに堅固に保持されるように、領域59の径はキャップ47の外側面70の径と実質的に同一である。
タンブラースリーブ33とロックリング46をシャックル22の脚27に装着する。その後、ダイアル34が所定位置に装着されたとき、シャックル22の脚27が完全に組み立てられ、これをハウジング21の穴56の入口68に挿入する。そして、シールキャップ47の外側面70が完全に領域59に嵌合するとともにフランジ71が頂面50に当接するに至るまで、シールキャップ47を穴56の入口68および領域59に押し込み装着することにより、組立が完了する。
シールキャップ47がハウジング21に堅固且つ一体的に締着されると、タンブラースリーブ33は大気中の屑による干渉から保護される。穴56が周囲の環境から実質的にシールされるので、好ましくない塵や屑が穴56に侵入することを有効に防止することができる。この結果、長期に亘ってトラブルなく動作可能なパッドロック20が提供される。
各ダイアル34がタンブラースリーブ33と協働し且つ対応するタンブラースリーブ33とともにシャックル22の脚27の回りを回転可能とするために、ハウジング21の組み合わせ制御ロック部23は4つの別個独立のダイアル収容領域61を有する。各ダイアル収容領域61は、穴56の領域58と解放通路60とに対して協働的対応関係を持ちながら、互いに間隔をおいて平行に整列した関係で形成されている。加えて、各ダイアル収容領域61は互いに平行である上面62と下面63とによって定義される。さらに、各ダイアル収容領域61は、可撓性アーム79を有するスプリング板78(図2および図17〜図19参照)と協働する。スプリング板78を用いることにより、アーム79がダイアル34との係合のための位置に位置決めされ、ダイアル34の不所望の回転を防止する。これにより、ダイアル34を回転させるためには、ユーザによるダイアル34の物理的移動が要求される。図17〜図19にスプリング板78の好適な構造が示されている。
デュアルモードパッドロック20の組み合わせ制御ロック部23を作動させるための特定の組み合わせを設定または変更することをユーザが望むときは、ユーザはいつでも該特定の組み合わせを迅速且つ容易に所望のものに設定または変更することができる。この変更を実現するためには、ユーザは認知している組み合わせを用いてパッドロック20を開き、脚27の軸を中心としてシャックル22をピボット回転させる。その後、脚27をハウジング21の細長い穴56内に長手方向に下降させることにより、タンブラースリーブ33のフィン35がすべてダイアル34のスロット40から解放される。
ダイアル34がすべてタンブラースリーブ33から解放されると、ダイアル34を所望位置に回転させることが可能となる。各ダイアル34を各々独立して特定の所望位置に回転させることにより、個人用に設定された唯一のコードないしシーケンスが形成される。各ダイアルを厳密に所望位置ないし整列に配置した後、シャックル22を軸方向に上昇させて、各タンブラースリーブ33のロックフィン35をダイアル34の一つのスロット40に係合させる。以上のステップが完了すると、新たな組み合わせないしコードが設定される。
ハウジング21の組み合わせ制御ロック部23を用いてパッドロック20を解錠可能とすることに加えて、本発明のデュアルモードパッドロック20はさらに、ハウジング21の一部として形成されたキー制御ロック部24を有する。このキー制御ロック部24は別個独立の異なる方法によりパッドロック20をアンロック可能とする。下記詳細な記述とともに図1〜図19を参照することにより、パッドロック20のこのキー制御によるロック/アンロックモードの構造および作用を最良に理解することができるであろう。
本発明の好適な構造において、ハウジング21のキー制御ロック部24は頂面50から底面51に貫通延長する細長い穴80を有する。図示されるように、細長い穴80は組み合わせ制御ロック部23に形成された細長い穴56と実質的に平行に延長している。加えて、ロックカラー29を所望のキー制御により回転させることによってシャックル22をロックおよび解除することができるようにするため、望ましい実施形態においては、キー制御ロック部24はシリンダ81,82を有する。
シリンダ81,82は各々細長い穴80内を順次に貫通し、互いに制御された係合関係を有する。単一の細長いシリンダーを採用しても良いが、2つの別個のシリンダを用いることが構造の容易性のために好適であることが見出された。シリンダ81,82を同時に回転させて単一の細長いシリンダのように有効に機能させることを確実にするため、シリンダ81はその底面に形成された通路83を含み、シリンダ82はその頂部に形成された直立フランジないしリッジ84を備えている。通路83にフランジ/リッジ84をロック状態に係合することにより、シリンダ81,82が同時にピボット回転する。
上述したように、キー制御ロック部24は、シャックル22の短い脚25の末端部26に対して制御された係合関係を持つように設計されたロックカラー29を有する。好ましい実施形態では、ロックカラー29はシリンダ81と一体的な部品として実質的にU字形に形成されており、これによって、ロックカラー29のピボット回転がシリンダ81,82のピボット回転と同時に起こるようにしている。
好適な構造において、キー89と制御された関係で協働するように設計されたスロット88がシリンダ82の底面に形成される。さらに、シリンダ82は、キー89に形成された切り欠き領域と協働するように設計された複数のバネ付勢されたタンブラー87を有する。
この構造において、タンブラー87は、すべてのタンブラー87が厳密に所定の配列および/または整列に位置決めされない限り、シリンダ82の回転を規制する。所望の整列位置にあるとき、シリンダ82は回転可能となる。
加えて、シリンダ82の回転に必要な所望の整列位置を厳密に実現するため、キー89を用いて各タンブラー87を厳密に所望且つ所定の位置に軸方向位置決めする。さらに、キー89は、シリンダ82がピボット回転することを許容するために必要なてこ装置として働く。
キー89がシリンダ82のスロット88に挿入されると、タンブラー87が厳密に規定された所望位置に整列し、シリンダ82のピボット回転が許容される。さらに、シリンダ82のフランジ84がタンブラー82の通路ないしスロット83内に係合されているので、シリンダ82の回転は同時にシリンダ81をそれと共に回転させる。さらに、ロックカラー29がシリンダ81の一体的部品として形成されているので、シリンダ81の回転はロックカラー29をも回転させる。
このようにして、シャックル22の短い脚25の末端部26がカラー29とのロック係合から解放される。上述したように、U字形ロックカラー29は、通常は内側に向いて位置していて概してハウジング21と向き合っておりシャックル22がその長手軸を中心として回転することを防止しているスロットないし入口30を有している。しかしながら、シリンダ81,82のピボット回転移動に応答してロックカラー29が約90度に亘って回転すると、スロット/入口30がハウジング21の側面に向けて外側に開口し、シャックル22の脚25の末端部26がロックカラー29との係合から外れてピボット回転することを可能にし、これによりシャックル22をロック係合から解放する。このようにして、ユーザによる完全な制御の下で、パッドロック20における第2の別個独立したロックモードが容易に実現する。
一旦細長い穴80内に装着された後のシリンダ81,82の軸方向移動を防止するため、ハウジング21内に、シリンダ82に形成されたスロット開口86に係合する保持ピン(図示せず)が設けられることが好ましい。これにより、シリンダ82はハウジング21の穴80内での軸方向移動を防止されながら、その中心軸の回りを自由に枢軸移動する。
図20〜図26に本発明のデュアルモードパッドロック20の第二の好適な実施形態が示されている。この実施形態においても、最小の主要部品が用いられており、これにより、多くの従来技術パッドロックにおいて見られた複雑さを大幅に改善しながら、デュアルモードパッドロックを実現している。このようにして本発明によれば、従来のパッドロックが一般に有するところのロックおよび盗難防止の特徴に加えて本発明に固有の特性を備えながら、高度に効果的で市場においても所望される構造を競争力に富んだコストで製造可能である。
この本発明実施形態において、デュアルモードパッドロック20を構成する2つの主要な部品は中央ハウジング21とシャックル22であり、中央ハウジング21はその一側に形成された組み合わせ制御ロック部23と他側に形成されたキー制御ロック部24とを備えている。組み合わせ制御ロック部23の形成および作用に要求される部品については、キー制御ロック部24の形成および作用に要求される部品とともに後述する。本発明のパッドロック20をロックまたはアンロックするために用いられるロック部がいずれであるにせよ、ハウジング21に対するシャックル22の協働的係合が用いられる。
この好適な実施形態において、シャックル22は従来技術と同様、末端部26を有する短い脚25と、末端部ないし領域28を有する長い脚27とからなるJ字形をなしている。より詳しくは後述するが、長い脚27の大半部がハウジング21に収容され且つ短い脚25の末端部26がロックカラー29内に係合されたときに、シャックル22はそのロック位置ないし完全係合位置にある。デュアルモードパッドロック20をアンロックないし開くためには、短い脚25の末端部26をロックカラー29から解放または解除しなければならない。
下記に詳述するように、ロックカラー29からの短い脚25の係合解除ないし解放は、ハウジング21内に形成された2つのロック部のいずれかを作動させることによって達成される。組み合わせ制御ロック部23を使用して正しいプリセット組み合わせを適正に入力することにより、シャックル22の長い脚27が解放され、ハウジング21に対して長手方向ないし軸方向に移動可能となる。この長手方向ないし軸方向移動により短い脚25の末端部26がロックカラー29から軸方向に取り除かれ、図5に示すように、デュアルモードパッドロック20が開く。
あるいは、この実施形態におけるキー制御ロック部24を使用することにより、ロックカラー29の壁部材100がハウジング21に対して垂直に移動して、ロックカラー29に入口ないし開放領域101を形成するので、シャックル22がハウジング21に対してピボット回転することが許容され、図26に示すように、ロックカラー29内に係合されていた短い脚25の末端部26を該係合から離脱させることができる。このようにしてシャックル22がカラー29とのロック係合から解放され、それまで固定されていたアイテムからパッドロック20を取り外し、あるいはアイテムを該パッドロックに堅固に係合させることができる。
ハウジング21の組み合わせ制御ロック部23によりシャックル22の長い脚27の軸方向ないし長手方向移動を制御するために、本発明実施形態の組み合わせ制御ロック部23は前述の実施形態と実質的に同様の構成を有する。したがって、下記の詳細な記述を図20〜図25および図1〜図19と共に参照することにより、この実施形態の構造と作用を十分に理解することができるであろう。組み合わせ制御ロック部23は4つの各々別個独立のタンブラースリーブ33と4つの各々別個独立の回転可能ダイアル34とを備えている。ハウジング21およびシャックル22とともにこれらの部品を用いることにより、製造が簡単で高度に効果的な組み合わせ制御ロック部23が実現する。
既述したように、各タンブラースリーブ33は概して円筒形であり、円形外側面36から径方向に延長する単一のロックフィン35を有している。各タンブラースリーブ33の円形内側面37は外側面36と同軸である。タンブラースリーブ33の内側面37の径は、各タンブラースリーブ33がシャックル22の外側面の回りを自由に回転できるように設定されている。
既述したように、各ダイアル34はタンブラースリーブ33を包囲し且つこれと協働するように構成されている。この点に関し、各ダイアル34は2つの異なる上方および下方の円形内側面38,39を有する。タンブラースリーブ33とダイアル34とを独立してシャックル22の回りを回転可能としつつもこれらが互いに協働することを可能にするため、内側面38はタンブラースリーブ33の外側面36の径よりわずかに大きな径を有する。
さらに、各ダイアル34は内側面38に形成された複数のスロット40を備えており、各スロット40はタンブラースリーブ33の放射フィン35を収容し保持可能に形成されている。これにより、放射フィン35がダイアル34の一つのスロット40に収容されているときには常にタンブラースリーブ33とダイアル34とがロック係合された状態にあり、これら部材を一緒にシャックル22の回りを回転させる。
ダイアル34に形成されたスロット40の数はダイアル34の外側面に形成された別個異なる指標の数に対応する。好適な実施形態によればダイアル34の外側面に10個の指標が用いられ、表面38には10個のスロット40が形成される。
ダイアル34のもう一つの内側面39は内側面38と同軸であるがフィン35の長さよりも大きな径によって形成される円形である。これにより、フィン35がダイアル34のスロット40から離脱したときに、ダイアル34がタンブラースリーブ33とは独立してシャックル22の回りを回転することができるようになる。各タンブラースリーブ33はシャックル22の脚27に回転可能に装着され、また、各タンブラースリーブ33はそれに対応して回転可能なダイアル34を有している。
上述のように、各ダイアル34はその外側面に形成された複数の指標を有し、各指標はシャックル22を解放するための所定の位置にタンブラースリーブ33を位置決めするための組み合わせの一つの要素を表す。あらゆる所望の指標が使用可能であるが、従来構造においては数字または文字が主として用いられている。本発明において、各ダイアル34の外側面44にはスロット45で隔てられた10個のパネル44が形成されている。加えて、0,1,2,3,4,5,6,7,8および9のうちの一つの数字が各パネル44に形成されている。各ダイアル34の各パネル44の数字はパッドロック20のための組み合わせを定義するために用いられる。
パッドロック20のハウジング21の組み合わせ制御ロック部23を形成するために用いられる他の部品はスプリットロックリング46とシールキャップ47である。好適な実施形態において、シャックル22の脚27はその外側面に形成されたリブ48,49を有しており、また、シャックル22の脚27の末端領域28の近くに形成されたロックリング収容スロット50を備えている。
図1に明瞭に示されるように、リブ48,49とスロット50との間の軸方向間隔はロックリング46がスロット50に嵌合されたときに該ロックリングがシャックル22の脚27上の4つのタンブラースリーブ33を保持するために必要な軸方向長さと実質的に等しいように設定される。このとき、各タンブラースリーブ33はその軸方向移動を実質的に規制されるが、互いに独立して回転可能である。このようにしてタンブラースリーブ33は、製造容易且つ組立容易な構造でありながら、所望のロック/アンロック機能を与える。
ハウジング21に位置整合ライン(図示せず)を設けることにより、各ダイアル34の各パネル44の各数字または文字のための適正な位置決めを示すビジュアルインジケータを与えることが好ましい。
図に示されるように、ハウジング21は単一構造体であり、その中に各種のキャビティ、穴および収容ゾーンが形成されて、2つの独立したロックシステムを作動可能としている。概して言えば、ハウジング21は頂面50、底面51、前面パネル52、後面パネル53および2つの側面パネル54,55を有する。加えて、図20に示されるように、ハウジング21を周囲から包囲し囲繞するためのカバーパネル88,89が設けられる。これにより、所望の美的外観を与え、および/または、ハウジング表面に付加的な保護を与えるために、あらゆる所望の形状、色、外観などを外側表面に与えることができる。
加えて、ハウジング21の組み合わせ制御ロック部23をその頂面50から底面51まで貫通して延長する中央の細長い穴56を有する。穴56は、頂面50に形成された入口68を有する。さらに、穴56は、3つの別個独立した同軸領域57,58,59を形成する3つの異なる径部分を有する。領域57は穴56の最下部領域であり、シャックル22の径より若干大きい径を有する。これにより、シャックル22の脚27の末端領域28が領域57内において軸方向移動可能となり、しかしながらシャックル22の脚27に設けられた他のいかなる部品も領域57に入り込むことは防止される。
領域58は穴56の中間領域であり、タンブラースリーブ33の外径より若干大きい径を有する。これにより、タンブラースリーブ33が中央穴56の領域58を通って軸方向に移動することが許容される。加えて、領域58の壁面に沿って形成された細長いスロットないし通路60を有し、各タンブラースリーブ33の各放射延長フィン35のための解放位置を与えている。この明細書において十分に詳しく記述されるように、各タンブラースリーブ33の各放射延長フィン35が解放通路60と整列したとき、シャックル22は軸方向移動可能となり、組み合わせを変更、設定または再設定するために、シャックル22をそのロック位置から除去し、あるいは必要であればそのロック位置に挿入し、あるいはハウジング21の穴56の領域57に挿入することが可能となる。
穴56の最後の領域は上方領域59であり、穴56の最大径を有する領域である。概して言えば、領域59の径は、放射延長フィン35を備えた各タンブラースリーブ33を領域59の入口68を通して簡単に挿入することができるように設定されている。これによりパッドロック20の組み合わせ制御ロック部23の組立を容易に行うことができる。
さらに加えて、上方領域59およびその入口68は、シールキャップ47を収容し且つ安定的に保持するために設計されている。好適な構造によれば、シールキャップ47は外側面70と上方フランジ71とから形成された円筒形状体である。好ましくは、キャップ47を入口68および領域59に押し込み装着することができ、且つ、一旦装着されたキャップ47がそこに堅固に固着されるように、領域59の径はキャップ47の外側面70の径と実質的に同一である。
タンブラースリーブ33とロックリング46をシャックル22の脚27に装着する。その後、ダイアル34が所定位置に装着されたとき、シャックル22の脚27が完全に組み立てられ、これをハウジング21の穴56の入口68に挿入する。そして、シールキャップ47の外側面70が完全に領域59に嵌合するとともにフランジ71が頂面50に当接するに至るまで、シールキャップ47を穴56の入口68および領域59に押し込み装着することにより、組立が完了する。
シールキャップ47がハウジング21に堅固且つ一体的に締着されると、タンブラースリーブ33は大気中の屑による干渉から保護される。穴56が周囲の環境から実質的にシールされるので、好ましくない塵や屑が穴56に侵入することを有効に防止することができる。この結果、長期に亘ってトラブルなく動作可能なパッドロック20が提供される。
各ダイアル34がタンブラースリーブ33と協働し且つ対応するタンブラースリーブ33とともにシャックル22の脚27の回りを回転可能とするために、ハウジング21の組み合わせ制御ロック部23は4つの別個独立のダイアル収容領域61を有する。各ダイアル収容領域61は、穴56の領域58と解放通路60とに対して協働的対応関係を持ちながら、互いに間隔をおいて平行に整列した関係で形成されている。加えて、各ダイアル収容領域61は互いに平行である上面62と下面63とによって定義される。望むならば、各ダイアル収容領域61は前述のスプリング板78と協働するものとしても良い。しかしながら、それが所望であれば、この部品は割愛することができる。
デュアルモードパッドロック20の組み合わせ制御ロック部23を作動させるための特定の組み合わせを設定または変更することをユーザが望むときは、ユーザはいつでも該特定の組み合わせを迅速且つ容易に所望のものに設定または変更することができる。この変更を実現するためには、ユーザは認知している組み合わせを用いてパッドロック20を開き、脚27の軸を中心としてシャックル22をピボット回転させる。その後、脚27をハウジング21の細長い穴56内に長手方向に下降させることにより、タンブラースリーブ33のフィン35がすべてダイアル34のスロット40から解放される。
ダイアル34がすべてタンブラースリーブ33から解放されると、ダイアル34を所望位置に回転させることが可能となる。各ダイアル34を各々独立して特定の所望位置に回転させることにより、個人用に設定された唯一のコードないしシーケンスが形成される。各ダイアルを厳密に所望位置ないし整列に配置した後、シャックル22を軸方向に上昇させて、各タンブラースリーブ33のロックフィン35をダイアル34の一つのスロット40に係合させる。以上のステップが完了すると、新たな組み合わせないしコードが設定される。
ハウジング21の組み合わせ制御ロック部23を用いてパッドロック20を解錠可能とすることに加えて、本発明のこの実施形態によるデュアルモードパッドロック20はさらに、ハウジング21の一部として形成されたキー制御ロック部24を有する。このキー制御ロック部24は別個独立の異なる方法によりパッドロック20をアンロック可能とする。下記詳細な記述とともに図20〜図26を参照することにより、パッドロック20のこのキー制御によるロック/アンロックモードの構造および作用を最良に理解することができるであろう。
本発明のこの実施形態の好適な構造において、ハウジング21のキー制御ロック部24は頂面50から底面51に貫通延長する細長い穴110を有する。図示されるように、細長い穴110は組み合わせ制御ロック部23に形成された細長い穴56と実質的に平行に延長している。加えて、ロックカラー29を所望のキー制御によりピボット回転させることによりシャックル22をロックおよび解除することができるようにするため、望ましい実施形態においては、キー制御ロック部24はシリンダ111,112を有する。
シリンダ111,112は各々細長い穴110内を順次に貫通し、互いに制御された係合関係を有する。単一の細長いシリンダーを採用しても良いが、2つの個別のシリンダを用いることが構造の容易性のために好適であることが見出された。シリンダ111,112を同時に回転させて単一の細長いシリンダのように有効に機能させることを確実にするため、シリンダ111はその底面に形成された通路113を含み、シリンダ112はその頂部に形成された直立フランジないしリッジ114を備えている。通路113にフランジ/リッジ114をロック状態に係合することにより、シリンダ111,112が同時に回転する。
加えて、シリンダ112は、ハウジング21に設けられた穴86を貫通して突入するピン85を係止する凹溝(符号なし、図24参照)を有する。これにより、シリンダ111,112の回転を許容しながらその軸方向移動を規制している。
上述したように、キー制御ロック部24は、シャックル22の短い脚25の末端部26に対して制御された係合関係を持つように設計されたロックカラー29を有する。この実施形態の好ましい構造において、ロックカラー29は、実質的に円形の部材である支持ベース102上に概してU字形の直立壁部分103が形成されてなる。壁部分103を実質的にU字形に形成することにより、壁部分103の末端部の間に入口ないし開放領域101が形成される。
本発明のこの実施形態の好適な構造において、ロックカラー29はハウジング21の頂面50のすぐ隣で細長い穴110に装着される。ロックカラー29をハウジング21に対して自由に移動可能に添え付けるために、ロックカラー29は穴110内に圧入(プレスフィット)または弾性係合させることが好ましい。加えて、図20および図23〜図26に示されるように、ロックカラー29と切除領域115との協働作用のために、ロックカラー29の入口/開放領域101はハウジング21に形成された切除領域115と一直線上に並ぶように配置される。これにより、下記に記述するように、パッドロック20のキー制御ロック部24が開放位置にあるとき、シャックル22の短い脚25が通過するための通路が形成される。
シャックル22の短い脚25がロックカラー29にロックされ捕捉された所望の係合関係を与え、また、シャックル22をロックカラー29から解放可能とするために、望むならば、この実施形態によるパッドロック20は、ロックカラー29、入口/開放領域101および切除領域115と協働するよう構成された可動プレート部材100を有する。下記に詳しく述べるように、入口/開放領域101および切除領域115を実際に開放し閉塞するため、プレート部材100は、ロックカラー29に対して垂直方向に移動可能に設計されている。これにより、シャックル22がその長い脚27の軸の回りをピボット回転する動きが、パッドロック20の組み合わせ制御ロック部24によって完全に制御される。
図20〜図26に示されるように、この本発明実施形態において、シリンダ111,112は、細長い穴110の内部においてそれらの中心軸の回りを回転可能とするために、該穴110に同軸に嵌装されている。ここに十分に詳述されているように、シリンダ112に形成されたキー収容スロットに指定されたキー89が挿入されたときにのみ、シリンダ111,112の回転が許容される。さらに、シリンダ111,112同士の既述の連結構成により、キー制御されたシリンダ112が回転するとシリンダ111も同時に回転する。
その好適な構造において、シリンダ111は実質的に円形であるベース部118を備え、該ベース部の一端には通路113が形成される。他端には軸方向に延長する支持ピン119が形成され、該支持ピンには円形プレート120が載置される。最後に、軸方向に延長する概して円筒状の直立ポスト121をプレート120の上面に配置して、シリンダ111の構造が完成する。ポスト121は実質的に平坦な頂面122と、曲面状の外側面123とからなる。加えて、図示されるように、ポスト121は、プレート120およびベース部118の径より小さい径を有するものとして形成される。
ポスト121はさらに、その曲面状外側面123に形成されたカムスロット124を有する。カムスロット124は実質的に平坦な頂面122に対して傾斜した角度方向に延長している。好適な構造において、カムスロット124のために用いられる傾斜角度は約30度〜60度の範囲である。さらに、その好適な実施形態において、傾斜カムスロット124は、頂面122のすぐ近くにおいて実質的に水平に延長する部分125を終端とする。この部分125は頂面122と実質的に平行に延長する。
この本発明実施形態の好適な構造が完成すると、可動プレート部材100がハウジング21の頂面50のすぐ近くで細長い穴110に嵌装されてロックカラー29と協働関係に配置されるとともに、シリンダ111の回転によって可動に制御される。好ましくは、可動プレート部材100は、内側面105と外側面106とを有する壁部材104を備える。この壁部材104は、細長い穴110とスライド係合しながら挿入可能なような寸法を有するアーチ状曲面形状を有する。壁部材104の全体厚みはポスト121の外側面123と穴110の内側面との間で入れ子状にスライド係合可能なように設定されている。
加えて、プレート部材100は、壁部材104の内側面106に設けられるアーチ状曲面ブロックセグメント107を有する。図示されるように、このブロックセグメント107は壁部材104の上端近くに設けられ、その一部は壁部材104の上端から突出している。最後に、壁部材104の内側面105の下端近くにカム追従ピン108を形成して、可動プレート部材100の構造が完成する。ピン108は壁部材104から径方向内側に向けて突出する。
好適な構造において、ブロックセグメント107のアーチ状曲面の全体幅は、ロックカラー29の入口/開放領域101のアーチ状曲面幅と実質的に同一に設定される。これにより、図25に示されるように、可動プレート部材100がその第一の位置(上昇位置)にあるときに、ブロックセグメント107がU字形壁部材103を実際に閉じ、入口/開放領域101を密閉し、シャックル22の短い脚25をロックカラー29で取り囲み係合して実際にロックする。
加えて、図26に示されるように、プレート部材100ば第2の位置(下降位置)に移動すると、ブロックセグメント107はロックカラー29のU字形壁部材103との閉塞的整列位置から外れ、その入口/開放領域101を実際に開放して、シャックル22の短い脚25を入口/開放領域101および切除領域115に挿通可能とし、シャックル22がピボット回転することを可能にしてハウジング21とのロック係合から開放する。このようにして、パッドロック20のキー制御ロック部24を用いることにより、ハウジング21からのシャックル22解除を迅速且つ容易に行うことを可能にするとともに、ハウジング21に対するシャックルの所望のロック係合が達成される。
プレート部材100の所望の垂直移動を達成して、シャックル22の短い脚25のロック係合および/または解放を制御するため、細長い穴111内におけるプレート部材100の動きはシリンダ111の回転運動によって完全に制御される。この構造を実現するため、壁部材104の外側面106は穴110の内側面とスライド係合するように位置付けられ、壁部材104の内側面105はポスト121の外側面123とスライド係合するように位置付けられる。加えて、放射状に延長する追従ピン108は、カムスロット124および/またはスロット125の中で制御された移動を行うように配置されている。
図25および図26に最良に示されるように、シリンダ111,112の回転によりプレート部材100がその第一の位置と第二の位置との間で垂直移動する。既述したように、シリンダ111,112はそれらの中心軸を中心として回転運動が許容されるのみである。シリンダ111,112の垂直移動は防止されている。したがって、指定キーをシリンダ112に挿入してシリンダ112をその中心軸を中心として回転させると、シリンダ111も同時に回転する。この回転によって追従ピン108がまず直線スロット125から傾斜カムスロット124に移動し、次いで傾斜カムスロット124内を移動する。
そして、追従ピン108が傾斜カムスロット124の上部に到達すると、シリンダ111の継続的回転によって追従ピン108がカムスロット124内を下降する。ピン108の下降移動は、壁部材104およびブロックセグメント107を細長い穴110内において垂直下降させ、ブロックセグメント107をロックカラー29との協働的係合から解除する。このようにしてシャックル22の短い脚25が解放され、プレート部材100が第二の位置に到達したときに、シャックル22は枢軸移動によりロックカラー29との係合から離脱し、パッドロック20の解錠を可能にする。このようにして、キー制御ロック部24を構成するためのもう一つの好適な実施形態が与えられ、シャックル22の短い脚25の堅固なロック係合を与えつつ、ユーザが指定キーを持っているときにはいつでも短い脚25を迅速且つ容易に解放することができる。
上述のように、シリンダ112は、キー89との協働的制御関係を持つように設計されたキー収容スロット88をそのベース部に有している。さらに、シリンダ112は、キー89に形成された切除領域と協働するように形成された複数のバネ付勢タンブラー87を有する。
この構造はキー制御ロックにおいて公知のものであり、すべてのタンブラー87が所定の整列および/または配置に厳密に位置していない限り、シリンダ112のピボット回転が防止される。これらが所望の整列位置にあるとき、シリンダ112はピボット回転可能となる。
加えて、シリンダ112をピボット回転可能にする所望の整列位置を厳密に規定するため、キー89を用いて各タンブラー87を厳密に所望且つ所定の位置に軸方向に位置させる。加えて、キー89はシリンダ112をピボット回転させるために必要なてこの役割を果たす。
キー89がシリンダ112のスロット88に挿入されると、タンブラー87が厳密に所望且つ所定の位置に整列し、シリンダ112のピボット回転を許容する。加えて、シリンダ112のフランジ114がシリンダ112の通路ないしスロット113内に係合されているので、シリンダ112のピボット回転は同時にシリンダ111をもそれとともにピボット回転させる。さらに、シリンダ111の回転によってプレート部材100の移動が制御されるので、シリンダ111のピボット回転によってプレート部材100がその2つの異なる位置の間を移動し、シャックル22をロックまたは解除する。
前述の目的は、これまでの記述から明らかにされた他の目的とともに、本発明によって効果的に達成されることが理解されるであろう。本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて上述の記述において様々な変更が可能であり、したがって、上記において記述され、または添付図面に示されたすべての事項は例示的であり、いかなる限定的意味も持たないことを理解すべきである。
本発明のデュアルモードパッドロックの一実施形態の縦断面図である。 図1中2−2線による断面図である。 図1のデュアルモードパッドロックがロック位置にあるときの一部破断正面図である。 図3中4−4線による断面図である。 図1のデュアルモードパッドロックをその組み合わせ制御ロック部によって解放されたシャックルとともに示す一部破断正面図である。 図1のデュアルモードパッドロックをそのキー制御ロック部によって解放されたシャックルとともに示す一部破断正面図である。 図6中7−7線による断面図である。 図1のデュアルモードパッドロックの一つの主要な部品を構成するハウジングの縦断面図である。 図8中9−9線による断面図である。 図1のデュアルモードパッドロックの一部品を構成する一つのシリンダを示す一部破断正面図である。 図10のシリンダの側面図である。 図10のシリンダの底面図である。 図10のシリンダの底面図である。 図1のデュアルモードパッドロックの一部品を構成する第2のシリンダを示す断面図である。 図14のシリンダの側面図である。 図14のシリンダの上面図である。 図1のデュアルモードパッドロックの一部品を構成するスプリング板を示す正面図である。 図17のスプリング板の側面図である。 図17のスプリング板の上面図である。 本発明の第二の実施形態によるデュアルモードパッドロックを示す分解組立図である。 図20のデュアルモードパッドロックの一部品を構成する可動プレート部材の正面図である。 図21の可動プレート部材の底面図である。 図20のデュアルモードパッドロックの底面図である。 図23のデュアルモードパッドロックの一部破断正面図である。 図23中25−25線による一部破断図であってロック状態にある該実施形態によるデュアルモードパッドロックを示す図である。 アンロック状態にある該実施形態によるデュアルモードパッドロックを示す一部破断図である。
符号の説明
20 デュアルモードパッドロック
21 ハウジング
22 シャックル(ロック手段)
23 組み合わせ制御ロック部(第一のロックアセンブリ)
24 キー制御ロック部(第二のロックアセンブリ)
25 シャックルの短い脚
26 短い脚の末端部
27 シャックルの長い脚
28 長い脚の末端部ないし末端領域
29 ロックカラー
30 スロット
33 タンブラースリーブ
34 ダイアル
35 放射延長フィン
56 穴(第一の細長い穴)
60 解放通路
61 ダイヤル収容領域
80 穴(第二の細長い穴)
81,82 シリンダ(シリンダアセンブリ)
88 スロット開口(キー収容スロット)
87 タンブラー
89 キー部材

Claims (20)

  1. 2つの別個独立のロック手段が単一の統合された構造体に組み込まれたパッドロックであって、第一のロックアセンブリは組み合わせによって制御され、第二のロックアセンブリはキー制御されるものにおいて、
    A 下記を備えるハウジングと、
    1 第一および第二の細長い穴と、
    2 第一の細長い穴に関連してハウジング内に形成された複数のダイアル収容領域と、
    3 第一の細長い穴の中に軸方向に延長して形成され、組み合わせ制御ロックアセンブリを開くための領域を規定する、細長い解放通路と、
    B 下記を備える概してJ字形のシャックル形状を有するロック手段と、
    1 ハウジング内に設けられたロックカラーと協働してロックおよびアンロック係合するように形成された末端部を有する短い脚と、
    2 ハウジングの第一の細長い穴に挿入されて該第一の細長い穴の中を軸方向に移動可能であると共にピボット回転可能である長い脚と、
    C 各々が下記を備える複数のタンブラースリーブと、
    1 シャックルの長い脚の回りに設けられて該長い脚の中心軸を中心として回転可能であり、
    2 その外側面に径方向に延長する放射延長フィンを備え、該放射延長フィンはシャックルの細長い脚の軸方向移動を防止すると共に各放射延長フィンが細長い解放通路内に位置するときにはその軸方向移動を許容するよう設計されており、
    D 各々が下記を備える複数のダイアルと、
    1 ハウジングのダイアル収容領域に設けられ、
    2 タンブラースリーブと協働するようその周囲を覆って設けられ、これによりパッドロックの組み合わせ制御アセンブリを完成し、
    E ハウジングの第二の細長い穴の中に設けられ、指定のキー部材に応答してシャックルがロック係合される第一の位置とシャックルが係合解除されて可動となる第二の位置との間で移動可能であって、下記を備えるキー制御ロックアセンブリと、
    1 第二の細長い穴の中で制御された回転運動をするように設けられたシリンダアセンブリであって、指定のキー部材が存在しないときにはその回転運動を防止すると共に指定のキー部材に応答してその回転運動を許容するよう複数のタンブラーと協働するキー収容スロットを備えるシリンダアセンブリと、
    2 シャックルの短い脚の末端部と協働して、シリンダアセンブリが第一の位置にあるときにはシリンダの回転運動に応答してシャックルの移動を防止し、シリンダアセンブリが第二の位置にあるときにはシャックルの移動を許容するシャックル係合カラー、
    を有することを特徴とするパッドロック。
  2. ハウジングの第二の細長い穴に概してU字形の直立したシャックル係合カラーが設けられ、このシャックル係合カラーはシャックルの短い脚の末端部の略全体を周囲から取り囲むように形成され、その一端はシャックルがその長い脚の中心軸を中心としてピボット回転する動きを制御するための開放領域を形成していることを特徴とする、請求項1記載のパッドロック。
  3. キー制御ロックアセンブリの一部を形成するシリンダアセンブリが、さらに、互いに協働係合関係を持つよう同軸に設けられた第一および第二の実質的円筒形状部材を有することを特徴とする、請求項1記載のパッドロック。
  4. 第一の実質的円筒形状部材は、その第一の端部に形成されたキー収容スロットと、その第二の端部に形成された直立リッジとを有することを特徴とする、請求項3記載のパッドロック。
  5. 第二の実質的円筒形部材は、その第一の端部に形成されたスロットを有し、該スロットは、第一の円筒形部材の直立リッジと協働的係合関係を持つように位置付けられ、第一の円筒形部材の回転運動によって第二の円筒形部材の回転運動をもたらすことを特徴とする、請求項4記載のパッドロック。
  6. U字形シャックル係合カラーは、第二の円筒形部材の移動と共にその中心軸を中心としてピボット回転可能なように、且つ、シャックルの短い脚のための可動入口を形成するように、第二の円筒形部材の第二の端部上に一体に形成されており、カラーの開放領域が第一のブロック位置にあるときはシャックルのピボット回転を阻止し、カラーの開放領域がシャックル脚の移動経路に整列した第二の位置にあるときはシャックルのピボット回転を許容することを特徴とする、請求項5記載のパッドロック。
  7. シリンダアセンブリが約90度の円弧に亘ってピボット回転するのに応答してU字形シャックル係合カラーが約90度の円弧に亘ってピボット回転し、これによってU字形カラーの開放領域をその2つの異なる位置間で移動させ、カラーの開放領域が第一の位置にあるときはシャックルの移動を防止すると共にカラーの開放領域が第二の位置にあるときはシャックルの移動を許容することを特徴とする、請求項6記載のパッドロック。
  8. 該プレート部材が第一の位置にあるときは開放領域を遮断すると共に該プレート部材が第二の位置にあるときは開放領域を形成するようU字形シャックル係合カラーと関連して協働するプレート部材を更に有し、該プレート部材が第一の位置にあるときには該プレート部材の移動によってシャックルのピボット回転を阻止すると共に第二の位置にあるときにはシャックルのピボット回転を許容することを特徴とする、請求項2記載のパッドロック。
  9. プレート部材がU字形シャックル係合カラーに対して垂直に移動可能であって、第一の位置にあるときには開放領域と協働的に整列してシャックルの移動を阻止すると共に第二の位置にあるときにはシャックルの移動を許容することを特徴とする、請求項8記載のパッドロック。
  10. プレート部材が第二の実質的円筒形部材に係合して、第二の円筒形部材の回転に応答して垂直方向に移動可能であることを特徴とする、請求項9記載のパッドロック。
  11. 第二の実質的円筒形部材がカムスロットを備え、第二の円筒形部材は径方向延長追従ピンを備え、該追従ピンは第二の円筒形部材の回転に応答してプレート部材を垂直に移動させるために該カムスロット内に設けられており、これによりプレート部材がその第一のブロック位置と第二の開放位置との間で移動制御されることを特徴とする、請求項10記載のパッドロック。
  12. カムスロットは、第二の円筒形部材の中心軸に対して傾斜角度を有する第一の区間と、第一の区間の上端に形成されて第二の円筒形部材の中心軸に対して略直行する方向に延長する第二の区間とを有することを特徴とする、請求項11記載のパッドロック。
  13. カムスロットの第一の区間の傾斜角度が約30〜60度であることを特徴とする、請求項12記載のパッドロック。
  14. プレート部材が、第二の細長い穴の内側面と第二の円筒形部材の外側面との間で垂直移動可能に配置されるアーチ状曲面壁部を有することを特徴とする、請求項11記載のパッドロック。
  15. プレート部材が、U字形シャックル係合カラー内に形成された開放領域に対して移動するよう壁部の内側面に取り付けられたブロック部を有することを特徴とする、請求項14記載のパッドロック。
  16. 第一の細長い穴は、最下方領域と中間領域と最上方領域とからなる3つの別個独立した領域を有しており、各領域は異なる径を有し、最下方領域が最小径であり最上方領域が最大径であることを特徴とする、請求項1記載のパッドロック。
  17. 各ダイアルは概して円筒形部材であり、その外側面には、第一のロック手段の解放モードを定義するための組み合わせとして使用可能な要素となる複数の指標を与えるための指標表示パネルが設けられることを特徴とする、請求項16記載のパッドロック。
  18. 各ダイアルの外側面には、隣接する指標表示パネルス同士の間にスロットが形成されることを特徴とする、請求項17記載のパッドロック。
  19. ハウジングには各ダイアル収容領域のすぐ近くにキャビティが設けられ、第一のロック手段には各ダイアルと協働的に係合するように各キャビティ内に配置されたスプリングとピン部材を有し、回転ダイアルの位置を指定すると共に組み合わせの要素を指定するために各パネルが所望の配列に置かれたことを示すためのインジケータを与えることを特徴とする、請求項18記載のパッドロック。
  20. 各タンブラースリーブは、シャックルの軸を中心として回転可能であるがシャックルの長い脚の軸に沿った平行移動は実質的に不可能とされるようにシャックルの長い脚に取り付けられることを特徴とする、請求項19記載のパッドロック。
JP2004320111A 2003-11-04 2004-11-04 二重のロックモードを有するパッドロック Pending JP2005139895A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US51700603P 2003-11-04 2003-11-04
US10/850,838 US7140209B2 (en) 2003-11-04 2004-05-21 Padlock with fully integrated dual locking systems

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005139895A true JP2005139895A (ja) 2005-06-02

Family

ID=34437348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004320111A Pending JP2005139895A (ja) 2003-11-04 2004-11-04 二重のロックモードを有するパッドロック

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7140209B2 (ja)
EP (1) EP1529907B1 (ja)
JP (1) JP2005139895A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006022641A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Chun Te Yu 南京錠
JP2008196139A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Kyt:Kk 複合ロックアッセンブリ
KR200464724Y1 (ko) 2011-01-26 2013-01-16 이상곤 번호교체용 다이얼 자물쇠
JP2018536785A (ja) * 2015-12-11 2018-12-13 ザ・サンロック・カンパニー・リミテッド 異なるレベルのアクセス制御を有する電子コンビネーションロック
JP2022515391A (ja) * 2018-12-18 2022-02-18 ザ・サンロック・カンパニー・リミテッド アンチピッキングおよびデコードの機構を備えた組み合わせ南京錠

Families Citing this family (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWM247655U (en) 2003-01-29 2004-10-21 Jiun-De You Lock specific for security inspection
TW590146U (en) 2003-05-14 2004-06-01 Sinox Co Ltd Padlock structure with hook locking and opening
US7832238B2 (en) 2003-08-05 2010-11-16 The Eastern Company Combination and key operated locks with indicators
USD674266S1 (en) 2003-08-05 2013-01-15 The Eastern Company Cable shackle padlock having a sidewall aperture for a status indicator
US8881558B2 (en) 2003-08-05 2014-11-11 The Eastern Company Combination and key operated locks with indicators
US7159422B1 (en) * 2003-08-05 2007-01-09 The Eastern Company Combination and key operated padlock with indicator
US20050034492A1 (en) * 2003-08-15 2005-02-17 Yu Chun Te Padlock
US7210318B2 (en) * 2003-09-29 2007-05-01 Chun Te Yu Padlock
US20060225469A1 (en) * 2003-09-29 2006-10-12 Yu Chun T Padlock with block member
US20050126233A1 (en) * 2003-09-30 2005-06-16 Chun-Te Yu Hanging lock structure
US7225648B2 (en) * 2003-11-04 2007-06-05 The Sun Lock Company Ltd. Padlock with fully integrated dual locking system with indicator/signal assembly
US8145576B2 (en) 2003-11-12 2012-03-27 Iowa Hawkeyes LLC Method of facilitating screening of airline luggage
TWM256895U (en) * 2004-01-20 2005-02-11 Fullyear Brother Entpr Co Ltd Improved structure of padlock
US7370497B2 (en) * 2005-01-11 2008-05-13 Chun Te Yu Multifunctional padlock having shackle limit knob
TWI248999B (en) * 2004-04-21 2006-02-11 Sinox Co Ltd Locking device with double-lock mechanism
US20080011027A1 (en) * 2004-04-28 2008-01-17 Yu Chun T Padlock
TWI235778B (en) * 2004-05-27 2005-07-11 Sinox Co Ltd State identification lock
TW200624646A (en) * 2005-01-11 2006-07-16 Jiun-De You Padlock having an identification function
US7100401B2 (en) * 2004-11-23 2006-09-05 Chun Te Yu Padlock having an identification function
TWM282017U (en) * 2004-10-08 2005-12-01 Jiun-De You Double-locking lock device with reminder function
US7146830B2 (en) * 2004-11-03 2006-12-12 Chien-Yung Huang Error-proofing combination padlock
US8256250B2 (en) * 2004-11-23 2012-09-04 Chun Te Yu Padlock with indication device
US20120279264A1 (en) 2005-01-11 2012-11-08 Chun Te Yu Padlock with indication device
US20080156046A1 (en) * 2005-01-11 2008-07-03 Chun Te Yu Multifunctional padlock having shackle limit knob
US8353184B2 (en) 2005-01-21 2013-01-15 Sinox Company Ltd. Tamper indicating padlock
TWM286264U (en) * 2005-01-27 2006-01-21 Jiun-De You Double lock for locking an insertion
TWM281053U (en) * 2005-03-30 2005-11-21 Jiun-De You Padlock structure capable of controlling open/close state of shackle
TWI276730B (en) * 2005-05-11 2007-03-21 Chun-Te Yu Luggage lock with dual locking devices
TWI288792B (en) * 2006-03-31 2007-10-21 Sinox Co Ltd Padlock having an open indication function
US20080178649A1 (en) * 2006-08-15 2008-07-31 Chun Te Yu Lock with indicator and multiple key-operable core
US7293439B1 (en) * 2007-02-02 2007-11-13 Jin Tay Industries Co., Ltd. Combination padlock
US7685851B2 (en) * 2007-04-13 2010-03-30 The Sun Lock Company Ltd. Security padlock having a secondary locking system
CN101280650B (zh) * 2008-05-29 2011-05-18 尹复顺 多功能防盗锁
US8931313B2 (en) * 2011-07-25 2015-01-13 The Sun Lock Company Ltd. Lock with dual locking system
CN102304990A (zh) * 2011-08-31 2012-01-04 东莞市怡丰锁业有限公司 一种机械密码锁
US8776556B2 (en) * 2011-11-15 2014-07-15 The Sun Lock Company, Ltd. Combination padlock with secondary opening mechanism
USD695976S1 (en) * 2012-04-11 2013-12-17 James C. Allen, JR. Leash
US9194159B2 (en) * 2013-06-11 2015-11-24 ABUS August Bremicker Söhne KG Padlock
GB2540522B (en) 2014-05-07 2020-09-09 Sun Lock Co Ltd Padlock with fully integrated dual locking mechanism with a lost code defining system
US9487969B2 (en) 2014-10-10 2016-11-08 The Sun Lock Company Ltd. Combination padlock with anti-pick and anti-peek mechanism
US9803398B2 (en) 2015-06-30 2017-10-31 The Sun Lock Company Ltd. Combination padlock with dual locking and advanced anti-pick mechanism
US9890559B2 (en) 2015-03-25 2018-02-13 The Sun Lock Company, Ltd. Padlock with fully integrated dual locking mechanism with reset mechanism
US10221591B2 (en) * 2015-07-07 2019-03-05 The Sun Lock Company, Ltd. Padlock with fully integrated dual locking mechanism with reset mechanism
WO2017004719A1 (en) 2015-07-09 2017-01-12 Rynan Technologies Pte. Ltd. Padlock
US10047541B2 (en) 2015-09-16 2018-08-14 The Sun Lock Company, Ltd. Dual locking system with user controllable plate
US10443272B2 (en) 2017-05-04 2019-10-15 The Sun Lock Company, Ltd. Dual unlocking mode padlock
EP3682074B1 (en) 2017-09-11 2022-06-08 The Sun Lock Company Ltd. Electronic combination lock with different levels of access control
US11346127B2 (en) 2019-06-27 2022-05-31 The Sun Lock Company Limited Hook lock with dual locking function
US11261622B2 (en) 2019-08-28 2022-03-01 The Sun Lock Company Limited High security combination padlock with ease of use reset mechanism
USD902691S1 (en) 2019-10-01 2020-11-24 The Sun Lock Company Limited Combination padlock
USD914481S1 (en) 2019-10-15 2021-03-30 The Sun Lock Company Limited Padlock
US11713593B2 (en) 2019-12-18 2023-08-01 The Sun Lock Company Limited Hook lock with dual locking function with key captive design
US11866961B2 (en) * 2021-10-08 2024-01-09 Aba Locks International Co., Ltd. Anti-vandal padlock
USD1011865S1 (en) 2022-01-05 2024-01-23 The Sun Lock Company Limited Combination padlock
SE2250726A1 (en) * 2022-06-16 2023-12-17 Anchor Laas Ab An improved padlock body for engaging with a locking cylinder

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US952291A (en) * 1909-09-21 1910-03-15 Edward A Withers Cotton-baling press.
US1993408A (en) * 1929-05-04 1935-03-05 Yale & Towne Mfg Co Padlock
US2487608A (en) * 1948-05-24 1949-11-08 Master Lock Co Dual permutation and cylinder padlock
US4351171A (en) * 1980-07-01 1982-09-28 China National Light Industrial Products Import Export Corporation, Shantung Branch Sequential locking two key lock
US4730467A (en) * 1985-02-20 1988-03-15 Master Lock Company Double locking combination lock
US4733548A (en) * 1987-02-24 1988-03-29 Ling Chong Kuan Anti-sensing locking mechanism for combination padlock
US6176109B1 (en) * 1999-09-28 2001-01-23 Kwong Wah Lock Manufactory Ltd. Combination lock
US20020088256A1 (en) * 2001-01-10 2002-07-11 Stop Lock, Inc. Combination push button and/or key operated padlock
US6539761B2 (en) * 2001-06-28 2003-04-01 Kuo-Tsung Yang Padlock by combining key-operated lock and combination lock
CN1203242C (zh) * 2002-09-09 2005-05-25 台山华一五金制品有限公司 具弹子锁和字码锁双重功能并可更换锁胆的挂锁
TWM250363U (en) * 2003-08-15 2004-11-11 L & K Precision Tech Co Ltd Electronic card connector
US20050034492A1 (en) * 2003-08-15 2005-02-17 Yu Chun Te Padlock
TWM247658U (en) * 2003-08-25 2004-10-21 Jiun-De You Lock specific for security inspection
TWM240471U (en) * 2003-08-28 2004-08-11 Fullyear Brother Entpr Co Ltd Improved structure of combination lock shell
US6792778B1 (en) * 2003-09-09 2004-09-21 Glox Industry Co., Ltd. Combination lock
US6904776B1 (en) * 2004-01-12 2005-06-14 Chu Pao-Feng Lin Combination lock capable of being opened by a key

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006022641A (ja) * 2004-07-08 2006-01-26 Chun Te Yu 南京錠
JP2008196139A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Kyt:Kk 複合ロックアッセンブリ
KR200464724Y1 (ko) 2011-01-26 2013-01-16 이상곤 번호교체용 다이얼 자물쇠
JP2018536785A (ja) * 2015-12-11 2018-12-13 ザ・サンロック・カンパニー・リミテッド 異なるレベルのアクセス制御を有する電子コンビネーションロック
JP2022515391A (ja) * 2018-12-18 2022-02-18 ザ・サンロック・カンパニー・リミテッド アンチピッキングおよびデコードの機構を備えた組み合わせ南京錠
JP7152076B2 (ja) 2018-12-18 2022-10-13 ザ・サンロック・カンパニー・リミテッド アンチピッキングおよびデコードの機構を備えた組み合わせ南京錠

Also Published As

Publication number Publication date
US7140209B2 (en) 2006-11-28
EP1529907A2 (en) 2005-05-11
EP1529907B1 (en) 2012-12-12
US20050092036A1 (en) 2005-05-05
EP1529907A3 (en) 2010-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005139895A (ja) 二重のロックモードを有するパッドロック
US7562545B2 (en) Padlock with fully integrated dual locking systems
EP2336466B1 (en) Padlocks
US6729166B1 (en) Combination lock construction
US6883355B2 (en) High security combination padlock with locking bar
US5715709A (en) Combination lock construction
US7467529B1 (en) Lockable luggage strap assembly
US8261583B2 (en) High security, dual-mode padlock construction
EP1013858A1 (en) Combination padlocks
US6035672A (en) Combination padlock construction with positive visual indicator
US6474116B1 (en) Combination lock with dual locking means
US8234891B2 (en) Combination cam lock with improved combination change mode
CA2215950C (en) Low profile handle
US4073172A (en) High security deadbolt lock
WO2006016280A2 (en) High security padlock construction
US6564602B2 (en) Shielded pushbutton lock
GB2430970A (en) Padlock comprising combination lock, key controlled lock and signal/indicator system
US3316742A (en) Locks
US20090277230A1 (en) Padlock having a preloaded locking member
US3729962A (en) Combination lock
US6854307B2 (en) Lock-picking prevention apparatus
JPH04203084A (ja) シリンダ錠
JP3090438B2 (ja) 錠キャップ
JP4320332B2 (ja) 可変式シリンダ錠
KR200453700Y1 (ko) 표시기능을 구비한 잠금장치