JP3760814B2 - カウンター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室等に備えられるカウンターに関し、詳しくは、幕前板を容易に取り付ける為の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴室等に備えられるカウンターとしては、壁面に突設した複数のキャリアの上方に天板を取り付けるとともに前方に幕前板を取り付けることで形成されるものが一般的である。上記幕前板のキャリアへの取付構造としては、例えば化粧ビス等を用いてキャリアとの固定を行なう構造のものが広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カウンター内部には例えば水抜き用止水栓が設置される場合があり、このときに上記したような取付構造であれば、幕前板の着脱が毎日必要となるにも関わらずその着脱作業に時間がかかってしまう。また、化粧ビスの締め付け具合によっては特に女性にとって取り外し作業が困難になることもある。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、面倒な作業を要することなく、力の弱い人でも容易に幕前板の着脱を行なうことのできるカウンターを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るカウンターを、天板と、壁面に設置されて天板下面を支持する複数のキャリアと、キャリア前方を覆う幕前板とを備えたカウンターにおいて、隣接するキャリア間を連結させるキャリア位置決め部材を設け、幕前板上端には天板への挿し込みにより幕前板の前後位置を保持する上係止部を備え、幕前板下端には左右方向にスライド自在な下係止部を備え、キャリア前端には下係止部のスライドにより該下係止部を載置自在なキャリア側係止部を備えたものとする。このようにすることで、幕前板を取り付けるキャリアの倒れ防止を図ることができるとともに、幕前板の上係止部を挿し込んだ状態で下係止部をスライドさせるだけで、幕前板の前後位置及び上下位置を保持させることができる。
【0007】
更に、幕前板に備えた下係止部にはスライド規制用係止手段を設けるとともに、キャリアに備えたキャリア側係止部には、下係止部がキャリア側係止部に載置された状態で上記スライド規制用係止手段と係合して幕前板の左右位置を保持するスライド被係止手段を設けることも好ましく、このようにすることで、下係止部を所定位置にスライドさせるだけで、スライド規制用係止手段とスライド被係止手段の係合により幕前板の左右位置を保持させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施の形態に基づいて説明する。図1、図2には、本発明の実施の形態における一例のカウンター1を示している。上記カウンター1は、浴室の壁面10から突設して洗面器等を載置自在とする為のものであり、前方に突出するように壁面10に取り付けた複数のキャリア2の上方に天板3を支持するとともにキャリア2の前方を幕前板4で覆って外形を構成している。
上記キャリア2下端の前後方向略中央部には浴室の床面(図示せず)に接地させるアジャスターボルト11を夫々設けており、図7にも示すように、隣接するキャリア2の夫々に備えたアジャスターボルト11を棒状のキャリア位置決め部材5で連結させることで隣接するキャリア2間の連結を行い、キャリア2の倒れ防止を図っている。
【0009】
図3は幕前板4の斜視図である。図に示すように、幕前板4の背面上端部には、断面略U字状の上係止部14を左端、中央、右端と都合三ヶ所設けるとともに、幕前板4の背面下端部にはその左端と右端を含めて複数箇所に下係止部受け部材7を夫々取り付けている。ここで、上係止部14は、天板3の前端に下方より挿し込んで幕前板4の前後位置を保持する部材であり、取り付け時のビス穴として長穴(図示せず)を備えて天板3とのチリ調整ができるようにしている。また、下係止部受け部材7は、図4に示すように、ビス止めにより幕前板4への取り付けを行なう取付部7aと該取付部7aの上端から略垂直に延設した薄板状のガイド部7bとにより構成される金具である。
【0010】
図5、図6には、下係止部受け部材7にスライド自在に取り付ける下係止部6を示している。図に示すように、下係止部6の上側には断面略コ字状のスライド部6aを形成している。下係止部受け部材7のガイド部7bには、左右方向を長手方向とした長穴8を上下に貫通して設けており、図4に示すように幕前板4の背面から略水平に延設されるガイド部7bとスライド部6aの略コ字状の凹部が嵌合した状態でこの長穴8を介してガイド部7bに上方よりピン9を固定しているので、下係止部6は上記ピン9と長穴8により規定される所定の範囲内で左右方向にスライド自在となっている。
【0011】
また、下係止部6には下方に開口するとともに左右方向に貫通した凹部6bを形成しており、該凹部6bの内面にはスライド規制用係止手段である突起6dを設けている。更に、下係止部6の下端からはスライド操作用の取っ手6cを下方に延設している。
【0012】
図7、図8に示すように、キャリア2側面の下端部前側にはキャリア側係止部受け部材12がねじ止めされるとともに、該キャリア側係止部受け部材12上にはキャリア側係止部13がねじ止めされている。キャリア側係止部13には、取り付け状態において左右方向が長手方向となるように略箱型の載置部13aを上側に備えており、下係止部6の凹部6bがスライドにより上記載置部13aと嵌合してキャリア側係止部13上に載置されるよう位置させている。また、載置部13aの前面及び背面の略中央部上側には、下係止部6の凹部6bとキャリア側係止部13の載置部13aが嵌合状態にあるときに上記スライド規制用係止手段である突起6dと係合して幕前板4の左右位置を保持するスライド被係止手段として、凹部13bを形成している。
【0013】
このようなキャリア側係止部13を、下係止部6と対応する位置に夫々設けている。キャリア側係止部13は設置個所によって、左方向からスライドされる下係止部6と嵌合する場合と、右方向からスライドされる下係止部6と嵌合する場合があるが、下係止部6の突起6dは左右に二箇所設けているので、どちらの場合であっても1種類の下係止部6及びキャリア側係止部13で対応して突起6dと凹部13bを係合させることができる。
【0014】
上記構成のカウンター1において幕前板4を取り付けるには、下方より幕前板4の上係止部14を天板3の前端に挿し込んで前後位置の保持を行なうとともに、キャリア2前方を覆う適正な位置に幕前板4を支持しながら、下係止部6から下方に突設した取っ手6cを操作して夫々の下係止部6を所定の方向にスライドさせることで、下係止部6の凹部6bがキャリア側係止部13の載置部13aと嵌合する。この状態で幕前板4は上下及び前後位置を保持された状態となる。
【0015】
また、下係止部6がキャリア側係止部13と嵌合する所定位置にまでスライドした際に、下係止部6の凹部6b内面に備えた突起6dと、キャリア側係止部13の載置部13aに備えた凹部13bとが係合する。この係合により幕前板4は左右位置を保持されるとともに、係合時のクリック感により使用者は下係止部6がキャリア側係止部13上に載置された状態にあることを知ることができる。
【0016】
このようにして下係止部6とキャリア側係止部13をスライドにより嵌合させるには、キャリア2の壁面10への取り付け側と逆側である自由端側が常に所定位置にあることが必要であるが、本例においては記述したようにキャリア位置決め部材5によってキャリア2の倒れ防止が図られていることからキャリア2の自由端は所定位置に固定され、これにより、上記したようなスライド部材による取り付けを円滑に行なうことが可能となっている。
【0017】
幕前板4を取り外す作業については上記手順と逆の手順で行なえば良く、従って、取り付け及び取り外しのいずれにおいても面倒な作業や力仕事を必要とせず誰でも容易に行なうことができるものである。
【0018】
【発明の効果】
上記のように請求項1に記載の発明にあっては、幕前板を取り付けるキャリアの倒れ防止を図ることができ、キャリアの自由端である幕前板側端部と幕前板との位置関係が常に一定に保たれることから幕前板の着脱作業が容易になるという効果がある。
【0019】
加えて、請求項1に記載の発明にあっては、幕前板の上係止部を挿し込んだ状態で下係止部をスライドさせるだけで、幕前板の前後位置及び上下位置を保持させることができるので、化粧ビス等を用いる必要なく容易に着脱作業を行なうことができるという効果がある。
【0020】
また、請求項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載の発明の効果に加えて、下係止部を所定位置にスライドさせるだけで、スライド規制用係止手段とスライド被係止手段の係合により幕前板の左右位置を保持させることができるので、幕前板の取り付けを更に確実に行なうことができるとともに、係合時に得るクリック感により下係止部がキャリア側係止部に載置される位置にあることを知ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一例のカウンターの正面から見た説明図である。
【図2】同上のカウンターの一部破断平面図である。
【図3】同上の幕前板の斜視図である。
【図4】同上の下係止部の下係止部受け部材への取付説明図であり、(a)は下係止部受け部材との嵌合前の状態、(b)下係止部受け部材との嵌合状態を示している。
【図5】同上の下係止部を示しており、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図6】図5(a)のA−A断面図である。
【図7】同上のキャリア側係止部及びキャリア位置決め部材のキャリアへの取付説明図である。
【図8】同上のキャリア側係止部のキャリア側係止部受け部材への取付説明図である。
【符号の説明】
1カウンター
2キャリア
3天板
4幕前板
5キャリア位置決め部材
6下係止部
6d突起
10壁面
13キャリア側係止部
13b凹部
14上係止部
Claims (2)
- 天板と、壁面に設置されて天板下面を支持する複数のキャリアと、キャリア前方を覆う幕前板とを備えたカウンターにおいて、隣接するキャリア間を連結させるキャリア位置決め部材を設け、幕前板上端には天板への挿し込みにより幕前板の前後位置を保持する上係止部を備え、幕前板下端には左右方向にスライド自在な下係止部を備え、キャリア前端には下係止部のスライドにより該下係止部を載置自在なキャリア側係止部を備えたことを特徴とするカウンター。
- 幕前板に備えた下係止部にはスライド規制用係止手段を設けるとともに、キャリアに備えたキャリア側係止部には、下係止部がキャリア側係止部に載置された状態で上記スライド規制用係止手段と係合して幕前板の左右位置を保持するスライド被係止手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のカウンター。
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JP2001226692A JP3760814B2 (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | カウンター |
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JP2001226692A Expired - Fee Related JP3760814B2 (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | カウンター |
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