JP3465224B2 - 排水栓装置 - Google Patents
排水栓装置Info
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Description
関するものである。
51号公報に開示されているように、浴槽の底面に設け
られた排水栓を、レリースを介して開閉するために、押
ボタン式の操作部が浴槽の内壁面に設置されたものが存
在し、従来においては、押ボタン式の操作部を、吸盤と
か、マジックテープなどで浴槽内壁面に取り付けている
が、操作部には押ボタンを押すことで繰り返し下向きに
荷重が加わり、吸盤の場合には、操作部がズレたり、下
方側への繰り返し荷重や湯によって吸着力が落ちてしま
うという問題点があり、また、マジックテープでは吸着
力が小さく、押ボタンを押すと外れる可能性があり、ま
た、マジックテープを両面テープで浴槽内壁面や操作部
に付ける場合は、湯に浸かったり荷重によって両面テー
プが外れるという問題点がある。また、操作部を金具で
浴槽内壁面に固定した場合は、操作部を浴槽から取り外
すことができず、掃除やメンテナンスが困難となるとい
う問題点があった。
点に鑑み案出したものであって、操作力を繰り返し受け
ても外れることがなく、しかも掃除とかメンテナンス時
には容易に操作部を取り外すことのできる排水栓装置を
提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、浴槽底面
に設けられた排水栓にレリースを介し連結された操作部
を浴槽内壁面に取り付けた排水栓装置において、前記操
作部は、前記浴槽内壁面に固定されるベース板と、該ベ
ース板に着脱可能に取り付けられる操作部本体で構成さ
れていることである。また、第2の要旨は、前記ベース
板を前記浴槽内壁面に上下または左右に位置のズレた2
ヵ所以上で固定するとともに、ビス等の固定部材を前記
操作部本体で覆って隠蔽させたことである。また、第3
の要旨は、前記ビス等の固定部材を通すための浴槽内壁
面の2ヵ所以上の孔のうち1ヵ所は、ゴム栓のギボシ用
の孔であることである。また、第4の要旨は、前記操作
部本体を前記ベース板に対し上下にスライド可能に取り
付けできるように、操作部本体の裏面には掛止片が、ベ
ース板の表面には支持受部が形成されていることであ
る。また、第5の要旨は、浴槽内壁面の前記操作部の取
付位置付近を凹形状に凹ませて凹部を形成し、前記ベー
ス板の裏面は前記凹部に面接触可能な曲面に形成したこ
とである。
する。図1は、浴槽に取り付けられた排水栓装置の概略
構成図であり、浴槽1の底面1aには排水栓2が設けら
れており、この排水栓2は、パッキン4を介在させてナ
ット5を締め付けて固定された本体金具3に対し、上下
方向に開閉できる栓蓋7が設けられており、この栓蓋7
は、本体金具3内に摺動可能に縦設された支軸6に連結
されており、この支軸6はレリース8を介して上下方向
に操作でき、レリース8は、浴槽1の内壁面1bの上端
側に配設された操作部本体9に連通され、操作部本体9
の下端にはレリース8をガイドするレリースガイド10
が設けられ、操作部本体9内には、レリース8の先端が
連結された操作軸11が縦設されて、操作軸11の上端
に押ボタン12が設けられたものとなっており、この押
ボタン12を押し下方側へ下動させてONした時に、前
記レリース8を介し排水栓2の栓蓋7が開状態となるよ
うに構成されている。
操作部本体9と、この操作部本体9を着脱可能に取り付
けることのできるベース板13で構成されており、ベー
ス板13は、浴槽1の内壁面1bの上端側にボルト15
及びナット16を介して固定されるものであり、浴槽1
には上下に間隔をおいて2個の取付孔1d,1eが形成
されており、図2の分解図で示すように、これに対応し
て上下2個の通し孔13c,13dがベース板13に開
口されており、また、ベース板13の表面には、上面側
が解放された受枠状の上支持受部13aと下支持受部1
3bが間隔をおいて上下に2個前方側へ突出して形成さ
れている。一方、操作部本体9の裏面には図2の分解図
で示すように、前記ベース板13の上支持受部13aに
上方よりスライドさせて掛止できる上掛止片9aと、ベ
ース板13の下支持受部13bに上方よりスライドさせ
て掛止できる下掛止片9bが、上下に2個間隔をおいて
後方側へ突出して鉤状に一体形成されている。
て、予めベース板13を浴槽に固定するのであるが、ボ
ルト15及びナット16に代えてビスを用いて固定する
ことも可能である。なお、浴槽1に形成されている取付
孔1d,1eのうち1個の取付孔、例えば上方の取付孔
1dは、図13に示すような、ゴム栓53用のギボシ5
1を取り付けるために開口されたものを利用しており、
図13のように取付孔1dにギボシ51を締め付けて固
定させたゴム栓53から、図1のような排水栓装置に現
場で交換する際に、ギボシ51用の取付孔1dはそのま
ま利用することができ、従って、下方側の取付孔1eの
みを開口させれば図1のような排水栓装置を現場で取り
付けることができ、ゴム栓53からこのような排水栓装
置に交換する際にも、追加の取付孔1eの孔開け作業を
少なくし、容易に交換が可能となり、また、浴槽生産時
にも孔開け加工用の治具が共通化できて、ゴム栓53と
排水栓装置の組み換えが容易となり、生産効率も向上す
るものである。なお、図13において、ギボシ51とゴ
ム栓53間は玉鎖52で連結されている。なお、ベース
板13と浴槽内壁面1b間にはパッキン14が介装され
て水密性が確保されるものである。
で示すように、予め浴槽1側にパッキン14を介してベ
ース板13を固定しておき、このベース板13の上支持
受部13a及び下支持受部13bに対し、上方から操作
部本体9をスライドさせて、上掛止片9a及び下掛止片
9bを掛止させて、容易にベース板13に対し操作部本
体9を取り付けることができ、押ボタン12を下方側へ
押圧操作する操作力が繰り返し加わっても、強固に操作
部本体9はベース板13に支持されるものとなる。
る際には、操作部本体9を上方へ引き上げて、容易にベ
ース板13から取り外すことができるものとなる。な
お、ベース板13は上下2個のボルト15,15により
固定されているため、ベース板13は回転することなく
強固に固定されており、また、ボルト15,15の頭部
は、ベース板13の表側に操作部本体9が覆設されるた
めに、操作部本体9により隠蔽されることとなり、ボル
ト15,15とかビスの頭部が露出することなく、スッ
キリとした設置状態を得ることができるものとなる。
であり、本例においてもベース板13に対し操作部本体
9が着脱可能に構成されており、図5の分解図で示すよ
うに、ベース板13の中央部には、横長状の係合部13
eが前方側へ突出形成されており、この係合部13eに
は横方向に延びる係合孔Mが形成されたものとなってい
る。また、この係合部13eの下部部位には、前面及び
上面が解放されたコの字状の支持受部13fがベース板
13の表面に一体形成されている。一方、操作部本体9
の裏面には、前記係合溝M内に押し込んで係合される係
入片9cが裏面側へ突出形成され、また、この係入片9
cの下部には、前記支持受部13f上に当接されて支持
される支持片9dが突出形成されている。
本のボルト15,15により浴槽の内壁面1bに固定さ
せておき、この固定したベース板13に対し、ベース板
13の支持受部13fに支持片9dを載せて、操作部本
体9を斜めに配置させて、その状態で操作部本体9をベ
ース板13側へ押圧することにより、ベース板13の係
合部13eの係合溝M内に操作部本体9の係入片9cが
係入して、図4に示すように、強固にベース板13に操
作部本体9が取り付けられることとなり、押ボタン12
を下方側へ押圧する操作力が作用しても、操作部本体9
が外れることなく強固にベース板13に支持されるもの
である。また、掃除とかメンテナンス時には、容易にベ
ース板13から操作部本体9を取り外すことができるも
のとなる。
の第3実施例では、図8の分解図で示すように、ベース
板13の表面には、幅方向両側縁側にそれぞれ上下に間
隔をおいて、上面側及び外側面側を解放させた上ガイド
支持受部13gと下ガイド支持受部13hが突出形成さ
れており、従ってベース板13の表面には、2個ずつ計
4個のガイド支持受部13g,13g,13h,13h
が対向状に形成されたものとなっている。一方、操作部
本体9の裏面には、幅方向両端側からそれぞれ内側へ向
かって上ガイド掛止片9eと下ガイド掛止片9fが対向
状に突出形成されており、この上ガイド掛止片9eと下
ガイド掛止片9f間の間隔は、前記ベース板13の上ガ
イド支持受部13gと下ガイド支持受部13hの間隔に
対応させたものとなっている。
うに、予めベース板13をボルトで浴槽内壁面に固定さ
せておき、この固定させたベース板13の上ガイド支持
受部13g及び下ガイド支持受部13hに対し、操作部
本体9を上方側から下方側へ向かってスライドさせて、
上ガイド掛止片9e及び下ガイド掛止片9fを上ガイド
支持受部13g及び下ガイド支持受部13hに係合させ
て嵌め込むことができ、これによりベース板13に強固
に操作部本体9が取り付けられることとなる。なお、メ
ンテナンス時とか浴槽の掃除の際には、操作部本体9を
上方へ引き上げて容易にベース板13から取り外すこと
ができるものである。
記操作部の取付位置付近に、曲面状に凹ませて凹部1f
を形成したものであり、この凹部1f内にベース板13
を固定させて、その表面に操作部本体9を取り付ける
と、図11に示すように、操作部本体9は凹部1f内に
収められた状態となり、浴槽の内側へ操作部本体9が突
出することなく、入浴時等に邪魔にならないスッキリと
した操作部本体9の設置状態を得ることができるものと
なる。
ベース板13の裏面は凸状の曲面13Rに形成されてお
り、凹部1fの表面にベース板13の裏面を面接触させ
て、水密性を確保して強固にベース板13を凹部1fに
固定できるように構成されている。なお、ベース板13
は図12の断面図で示すように、メイン板13Aの裏側
にスペーサーSを一体化させて、スペーサーSとメイン
板13Aの2枚の構成部材で形成したものであっても良
い。
にレリースを介し連結された操作部を浴槽内壁面に取り
付けた排水栓装置において、前記操作部は、前記浴槽内
壁面に固定されるベース板と、該ベース板に着脱可能に
取り付けられる操作部本体で構成されていることによ
り、ベース板は浴槽に強固に固定し、操作部本体はベー
ス板に対し着脱可能に取り付けるため、使用時の荷重に
よっても操作部本体が浴槽から外れることもなく、ま
た、浴槽の掃除時やメンテナンス時には操作部本体をベ
ース板から容易に取り外すことができるものとなる。
下または左右に位置のズレた2ヵ所以上で固定するとと
もに、ビス等の固定部材を前記操作部本体で覆って隠蔽
させたことにより、ベース板は2ヵ所以上で回転するこ
となく強固に固定することができ、また、固定用のビス
とかボルト等は操作部本体で隠蔽させて、設置状態の見
栄え性を向上させることができるものとなる。
浴槽内壁面の2ヵ所以上の孔のうち1ヵ所は、ゴム栓の
ギボシ用の孔であることにより、現場でゴム栓からプッ
シュ式排水栓に交換する際に、追加の孔を開ければ容易
に交換が可能となり、また、生産時にも孔開け加工用の
治具が共通化でき、ゴム栓とプッシュ排水栓の組み換え
が容易なため、生産効率が向上するものとなる。
し上下にスライド可能に取り付けできるように、操作部
本体の裏面には掛止片が、ベース板の表面には支持受部
が形成されていることにより、ベース板側の支持受部に
対し、操作部本体の裏面の掛止片を上方側よりスライド
させて容易に掛止させ、ベース板に操作部本体を容易か
つ強固に取り付けることができ、また、操作部本体を上
方側へ引き上げることにより容易にベース板から取り外
すことができるものとなる。
付近を凹形状に凹ませて凹部を形成し、前記ベース板の
裏面は前記凹部に面接触可能な曲面に形成したことによ
り、凹部に強固にベース板を固定させて、このベース板
に対し操作部本体が浴槽内に突出しない状態で取り付け
られ、入浴時等に操作部が邪魔になることなくスッキリ
とした設置状態を得ることができる効果を有する。
構成図である。
図である。
ける際の作用説明図である。
た状態の断面構成図である。
図である。
ける際の作用説明図である。
付状態を示す断面構成図である。
図である。
ける際の作用説明図である。
本体を取り付けた状態の斜視構成図である。
ス板の断面構成図である。
いる状態の斜視構成図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 浴槽底面に設けられた排水栓にレリース
を介し連結された操作部を浴槽内壁面に取り付けた排水
栓装置において、前記操作部は、前記浴槽内壁面に固定
されるベース板と、該ベース板に着脱可能に取り付けら
れる操作部本体で構成されていることを特徴とする排水
栓装置。 - 【請求項2】 前記ベース板を前記浴槽内壁面に上下ま
たは左右に位置のズレた2ヵ所以上で固定するととも
に、ビス等の固定部材を前記操作部本体で覆って隠蔽さ
せたことを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置。 - 【請求項3】 前記ビス等の固定部材を通すための浴槽
内壁面の2ヵ所以上の孔のうち1ヵ所は、ゴム栓のギボ
シ用の孔であることを特徴とする請求項2に記載の排水
栓装置。 - 【請求項4】 前記操作部本体を前記ベース板に対し上
下にスライド可能に取り付けできるように、操作部本体
の裏面には掛止片が、ベース板の表面には支持受部が形
成されていることを特徴とする請求項1に記載の排水栓
装置。 - 【請求項5】 浴槽内壁面の前記操作部の取付位置付近
を凹形状に凹ませて凹部を形成し、前記ベース板の裏面
は前記凹部に面接触可能な曲面に形成したことを特徴と
する請求項1または請求項2または請求項3または請求
項4に記載の排水栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37740198A JP3465224B2 (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | 排水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37740198A JP3465224B2 (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | 排水栓装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000199250A JP2000199250A (ja) | 2000-07-18 |
JP3465224B2 true JP3465224B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=18508750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37740198A Expired - Fee Related JP3465224B2 (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | 排水栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3465224B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW201221731A (en) * | 2010-11-30 | 2012-06-01 | Ehrt Kemikal Co Ltd | Remote control type drain plug device |
-
1998
- 1998-12-29 JP JP37740198A patent/JP3465224B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000199250A (ja) | 2000-07-18 |
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