JP3112402U - 引戸用の滑り具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 取り付けが容易で取付高さ調節が簡単且つ確実であることはいうまでもなく、使用中に高さが変化する心配もなく、更には、前後方向の揺れも防止する。
【解決手段】 滑り具本体3に設けた上下位置調整ねじ4を回転させたとき、調節駒35が上下位置調整ねじ4に沿って前進または後退をしてガイド溝36への係合位置を移動させることにより、ケース本体2に対する滑り具本体3の嵌挿位置を変化させて引戸6に対する滑り具本体3の間隔を変化させることにより引戸6の上下方向位置を調節可能とする。
【選択図】 図1

Description

本考案は、引戸用の滑り具に関するものであり、殊に、引戸の上下方向の調整、即ち、高さ調整が可能な引戸用の滑り具に関するものである。
従来、障子や襖障子などの下桟の厚みが薄い引戸において、木口面から高さ調節をすることが可能な引戸用の滑り装置として、例えば特開2000−27526号公報、特開2000−27527号公報に提示されたものが知られている。
これらの引戸用の滑り装置は、敷居の溝内を下端部が摺動する引戸の左右両下端に取り付けられ、本体ケース内に任意の位置で調節ねじにて固定される滑り具本体を上下動自在に嵌挿し、本体ケースを引戸の左右両下端に形成した掘り込み孔に嵌合させた後、本体ケース下部の前、後壁及び前記滑り具本体に形成した縦方向の長孔を貫通する取付ねじにて引戸の下框に固定する構成を有しているものであり、本体ケース下部の前、後壁及び前記滑り具本体に形成された縦方向の長孔を貫通する取付ねじにて引戸の下框に固定することにより、取付ねじで滑り具本体を貫通するような構成つまり本体ケースの下部を貫通する取付ねじで引戸に固定することができることから下桟の厚みが薄い襖障子のような引戸にも簡単に取り付けられて便利であり、また、滑り具本体を上下方向に動かすだけで高さ調節もできるのでケース本体の奥行寸法を小さくすることが可能で引戸に形成する掘り込み孔も小さくてすむことから加工や強度の面でも優れている等の利点を有している。
ところが、前記従来の滑り装置は、本体ケースを引戸の左右両端に形成された掘り込め孔に嵌合させた後、高さを調節する際に、調節ねじを一旦、緩めて滑り具本体を本体ケース前壁から分離し、滑り具本体の本体ケースからの突出量を調節した後、再び調節ねじを締めて滑り具本体を本体ケースに固定させるものである。
そのため、高さ調節時には、本体ケースと滑り具本体とは全くのフリーの状態にあり、引戸はその自身の荷重により下方へと下がることになり、この状態で高さを調節するには、即ち、滑り具本体の本体ケースからの突出量を調節するには引戸を所定の高さ位置に保持した状態で調節ねじを締め付ける必要があり、きわめて調整操作が困難で、特に、引戸が襖障子のように比較的、重量を有している場合には一人の作業者で調整することが困難な場合もある。
更に、通常の場合には、引戸の木口面に露出している調節ねじをドライバーなどにより操作するのは利き腕であり、この状態でもう一方の腕を使って木口面側から引戸を掴んで所定の高さ位置に保持することはきわめて困難である。
また、この従来の滑り装置は、調節ねじの締め付け力だけで引戸に取り付けられた本体ケースと滑り具本体とを固定する構成であり、調整後は引戸の荷重を調節ねじの締め付け力で全て保持することになる。そのため、実施に際しては、例えば滑り具本体に金属製のナットを嵌挿させて締め付け力を補強したり、本体ケースと滑り具本体との接触面に横方向に延びる互いに係止し合う突条等を形成するなど部品の取付や特殊な型加工が必要である。
更にまた、従来の滑り装置は、本体ケースを引戸に取り付ける際に前壁と後壁とに連通して形成した2つのねじ孔に取付ねじを順次差し込んで引戸の框に固定するものであり、取付ねじを正確に差し込まないと先端を後壁に形成したねじ孔に挿入することができず、特に、作業は敷居に近い引戸の下端部において行われるので作業性が悪いという問題もある。
特開2000−27526号公報 特開2000−27527号公報
本考案は前記従来の引戸の滑り装置が有する問題点を解消するためになされたものであり、取り付けが容易で取付高さ調節が簡単且つ確実であることはいうまでもなく、使用中に高さが変化する心配もなく、更には、前後方向の揺れも防止することが可能な引戸用の滑り具を提供するものである。
前記課題を解決するため、本考案である引戸の滑り具は、引戸の両下端部に形成された掘込溝に嵌装される滑り具であって、前記掘込溝に嵌装される下面を開口した中空部を有するケース体と、下端に敷居への滑り具本体を有して前記ケース体の中空部に下面開口から昇降可能に嵌挿される滑り具本体とからなり、前記ケース体の前壁にはこのケース体の後壁との間に架設した上下位置調整ねじと前記ケース体を越えて引戸に固定される取付ねじとが上下方向に並設されており、前記滑り具本体は前記上下位置調整ねじと取付ねじとが貫通する上下方向へ延びる長孔が前面から後面にわたって形成されているとともに、前記上下位置調整ねじには前記長孔に連通して滑り具本体に形成される前方から後方へと傾斜したガイド溝に係合する調節駒が螺着され、前記上下位置調整ねじを回転させたとき、前記調節駒が前記上下位置調整ねじに沿って前進または後退をして前記ガイド溝への係合位置を移動さ前記ケース本体に対する前記滑り具本体の嵌挿位置を変化させることで前記引戸に対する滑り具本体の間隔を変化させることにより引戸の上下方向位置を調節可能としたことを特徴とする。
また、前記構成において、前記ケース体は後壁の下部である前記取付ねじの貫通部が開放している場合、前記開放した前記ケース体における後壁の下部に左右両側壁の後端側の下端から内側方向に向けて一対の突起が互いに間隔を有してそれぞれ対向して突出されているとともに、前記滑り具本体の後面に前記一対の突起の間に嵌挿される上下方向へ延びるガイド突条が突設されている場合には更に好ましい。
下桟の厚みが薄い襖障子のような引戸にも簡単に取り付けられて便利であり、また、滑り具本体を上下方向に動かすだけで高さ調節もできるのでケース本体の奥行寸法を小さくすることが可能で引戸に形成する掘り込み孔も小さくてすむことから加工や強度の面でも優れている等の利点を有しているばかりか、高さ調節も容易且つ確実で作業性にも優れている。
次に、本考案を実施するための最良の形態について説明する。
図1乃至図6は本考案の好ましい実施の形態を示すものであり、本考案である引戸用の滑り具1は、主としてケース体2と、滑り具本体3とから構成される。
そして、ケース体2は少なくとも装着する引戸の幅よりも狭い幅を有する全体がほぼ柱形を呈する硬質合成樹脂製で、前壁21、左右の横壁22、22及び後壁23により囲まれる下面を開口した角柱状の中空部24を形成するとともに、前壁21の左右方向の中心位置に2つのねじ孔25、26が上下方向に並設されている。
殊に、本実施の形態ではケース体2の後壁23が前記前壁21に形成したねじ孔25に対向する部分にだけ形成されているとともに、その下方の前記もう一方のねじ孔26が対向する部分は開放されており、前記上方のねじ孔25には後壁23に架設した上下位置調整ねじ4がその先端を後壁23の外側に配置した抜け防止用の座金41により回転可能に架設されており、下方のねじ孔26には取付ねじ5が挿通される。
一方、滑り具本体3は前記ケース体2と同じく硬質合成樹脂により形成され、下端に敷居7への戸滑り部材31を有して全体が前記ケース体2の角柱状の中空部24に昇降可能に嵌挿される形状の角柱状を呈している。
また、滑り具本体3は、前記ケース体2のねじ孔25,26に差し込まれた上下位置調整ねじ4及び取付ねじ5とが貫通する上下方向へ延びる長孔32が前面33から後面34にわたって形成されているとともに、前記上下位置調整ねじ25に螺着された調節駒35が係合するガイド溝36,36が長孔32に連通して両側面37,37に形成されている。
更に、本実施の形態では、ケース体2は後壁23の下部である前記取付ねじ5の貫通部27が開放しているとともに、前記貫通部27には左右両側壁22,22の後端側の下端から内側方向に向けて一対のガイド突起28,28が互いに間隔を有してそれぞれ対向して突出されているとともに、前記滑り具本体3の後面34に前記一対のガイド突起28,28の間に嵌挿される上下方向へ延びるガイド突条38が突設されている。
このような構成を有する本実施の形態は、従来のこの種の引戸用の滑り具と同様に、引戸6の前後下端部(図7および図8に片側を示す)に形成した掘込溝61にケース体2を嵌挿するとともに、ねじ孔26に差し込んだ取付ねじ5を框62の部分に螺締して固定する。尚、取付時には滑り具本体3をケース体2に最も差し込んだ状態(図7に示す状態)にしておくと高さの調整がし易い。
また、本実施の形態では取り付け時に、ケース体2は後壁23の下部である前記取付ねじ5の貫通部27が開放していることから前板21のねじ孔26に差し込んだ取付ねじ5を開放した貫通部27を貫通させるだけでよく、例えば後板に形成したねじ孔を通過させるなどのように取付ねじ5の差し込み方向を特定することなしにドライバーなどの工具(図示せず)により螺締するだけで固定することができるので作業性に優れている。
そして、図7に示すように敷居7に戸滑り部材31を配置して引戸6に取り付けた後、引戸6の小口63に沿って配設されているケース体2の前壁21に露出している上下位置調整ねじ4をドライバーなどの工具(図示せず)により回転させることにより、ガイド溝36,36により規制された調節駒35を前進または後退させて調節駒35の前記ガイド溝36,36への係合位置を移動させることにより、前記ケース本体2に対する前記滑り具本体3の嵌挿位置を変化させて前記ケース本体2に対する前記滑り具本体3の嵌挿位置を変化させる,即ち、引戸6の上下方向の調整、言い換えれば、引戸6の下端面64と敷居7との距離の調整を行うものである。特に、本実施の形態では、調節駒35にはケース体2に架設されている上下位置調整ねじ4を介して引戸6の荷重が常時掛かっているので、調節駒35はガイド溝36,36に引戸6の荷重で押しつけられており、調節駒35はガイド溝36,36における任意の調節位置に保持されるので調節時に引戸6を所定位置に保持することなしに上下位置調整ねじ4を回転させるだけで高さ位置を調節することができ調整操作もきわめて簡単であるばかりか、調節部材の他に、別途に固定装置を必要としないので構造的にも簡単である。
加えて、本実施の形態では、取り付け作業を簡単にすることから、ケース体2の後壁23は下部が取付ねじ5の貫通部27として開放しているが、前記開放した前記ケース体2における後壁23の下部に左右両側壁22,22の後端側の下端から内側方向に向けて一対のガイド突起28,28が互いに間隔を有してそれぞれ対向して突出されているとともに、前記滑り具本体3の後面に前記一対のガイド突起37,37の間に嵌挿される上下方向へ延びるガイド突条38が突設されている。
そのため、後壁23は下部が取付ねじ5の貫通部27として開放しているにも拘わらずケース体2の強度が劣る心配もなく、また、ガイド突条38がガイド突起37,37にガイドされて円滑に移動するとともにケース体2の強度も補強される。
本考案の好ましい実施の形態を示す分解斜視図。 図1に示した実施の形態の正面図。 図1に示した実施の形態の側正面図。 図1に示した実施の形態の背面図。 図2のA−A線に沿う断面図。 図3のB−B線に沿う断面図。 図1に示した実施の形態の使用状態を示す説明図。 図1に示した実施の形態の使用状態を示す説明図。
符号の説明
1 滑り具、2 ケース体、3 滑り具本体、4 上下位置調整ねじ、5 取付ねじ、6 引戸、21 前壁、23 後壁、24 中空部、28 ガイド突起、32 長孔、35 調節駒、36 ガイド溝、61 掘込溝

Claims (3)

  1. 引戸の前後下端部に形成された掘込溝に嵌装される滑り具であって、前記掘込溝に嵌装される下面を開口した中空部を有するケース体と、下端に敷居への戸滑り部材を有して前記ケース体の中空部に下面開口から昇降可能に嵌挿される滑り具本体とからなり、前記ケース体の前壁にはこのケース体の後壁との間に架設した上下位置調整ねじと前記ケース体を越えて引戸に固定される取付ねじとが上下方向に並設されており、前記滑り具本体は前記上下位置調整ねじと取付ねじとが貫通する上下方向へ延びる長孔が前面から後面にわたって形成されているとともに、前記上下位置調整ねじには前記長孔に連通して滑り具本体に形成される前方から後方へと傾斜したガイド溝に係合する調節駒が螺着され、前記上下位置調整ねじを回転させたとき、前記調節駒が前記上下位置調整ねじに沿って前進または後退をして前記ガイド溝への係合位置を移動させることにより、前記ケース本体に対する前記滑り具本体の嵌挿位置を変化させて前記引戸に対する滑り具本体の間隔を変化させることにより引戸の上下方向位置を調節可能としたことを特徴とする引戸用の滑り具。
  2. 前記ケース体は後壁の下部である前記取付ねじの貫通部が開放している請求項1記載の引戸用の滑り具。
  3. 前記開放した前記ケース体における後壁の下部に左右両側壁の後端側の下端から内側方向に向けて一対の突起が互いに間隔を有してそれぞれ対向して突出されているとともに、前記滑り具本体の後面に前記一対の突起の間に嵌挿される上下方向へ延びるガイド突条が突設されている請求項1または2記載の引戸用の滑り具。
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