JP3755982B2 - 有機性廃棄物の再資源化方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、し尿、浄化槽汚泥、下水汚泥、農集汚泥、家畜ふん尿、生ごみ、食品廃棄物などの有機性廃棄物を処理して、有用物質を回収し、資源化する有機性廃棄物の再資源化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より有機性廃棄物の資源化が図られており、たとえば特開平9−201699号には、し尿、浄化槽汚泥、下水汚泥、農集汚泥、家畜ふん尿、生ごみ、食品廃棄物など、性状や濃度が異なる有機性廃棄物を同一システムにおいて処理して有用物質を回収し、資源化する方法が開示されている。
【0003】
この方法は、図5に示したようなものであり、し尿、浄化槽汚泥、農集汚泥、下水汚泥、家畜ふん尿を除渣工程#31において除渣し、脱水工程#32において液状廃棄物31とケーキ状廃棄物32とに分離し、液状廃棄物31は、生物処理工程#33でBOD分解並びに脱窒素し、固液分離工程#34で懸濁質を除去し、高度処理工程#35でCODや色素成分や鉄・マンガンなどの重金属類を除去し、消毒して放流水または再利用水としている。
【0004】
一方、生ごみや食品廃棄物は、破砕・分別工程#36において破砕し、プラスチック袋やトレーなどを分別した後に、上記したケーキ状廃棄物32と混合して、嫌気性発酵工程#37において嫌気性発酵させている。そして、発生したメタンガス33は発電工程#38などで電気や熱の形態として使用に供し、消化汚泥34は脱水工程#39で脱水した後、コンポスト化工程#40でコンポスト化して肥料としたり、あるいは固形燃料、乾燥汚泥などとし、脱水濾液35は生物処理工程#33へ送って液状廃棄物31とともに処理している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、有機性廃棄物を効率よく嫌気性発酵させるためには一般に、有機成分が発酵し易いように有機性廃棄物を破砕すること、およびプラスチック類や金属類や石・砂などの発酵不適物を除去することが必要である。
【0006】
このために、上記した従来の方法においても、生ごみや食品廃棄物を破砕し、プラスチック袋やトレーなどを分別する前処理を行っており、その具体的な手法は、
▲1▼ 破袋機または粗破砕機とトロンメルとを併用する
▲2▼ トロンメル内に破砕刃をつけた半湿式分別機を使用する
▲3▼ パルパーとレーキなどの浮遊物除去手段とを併用する、などである。
【0007】
しかしながら、▲1▼▲2▼の方法によって分離されたプラスチック類には有機物が多く付着しており、有機性分の15〜25%程度がプラスチック類残渣と一緒に捨てられてしまう、
▲3▼の方法によって分離されたプラスチック類は水びたしの状態であり、さらに脱水機による脱水作業が必要である、
▲1▼▲2▼の方法とも、小さくて重い砂、石、金属類を除去することはできず、別途に除去する必要がある、といった問題がある。
【0008】
本発明は上記問題を解決するもので、有機性廃棄物を効率よく破砕することができ、かつプラスチック類や金属類や石・砂などの発酵不適物を容易に除去できるようにすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明は、嫌気性発酵工程を有した有機性廃棄物の再資源化方法において、生ごみや食品廃棄物などの固形分を含んだ有機性廃棄物は、し尿、浄化槽汚泥などのスラリー状の有機性廃棄物を脱水した脱水物と混合して、粗破砕機で所定サイズ以下に一次破砕し、次いで微細な破砕排出孔を形成した圧縮破砕機で高圧にて細粒子状に二次破砕し、圧縮破砕機の内部に残留する発酵不適物より分別して、嫌気性発酵工程へ供給するようにしたものである。
【0010】
また本発明は、嫌気性発酵工程を有した有機性廃棄物の再資源化方法において、生ごみや食品廃棄物などの固形分を含んだ有機性廃棄物は、粗破砕機で所定サイズ以下に一次破砕した後に、し尿、浄化槽汚泥などのスラリー状の有機性廃棄物を濃縮した濃縮物と混合して、微細な破砕排出孔を形成した圧縮破砕機で高圧にて細粒子状に二次破砕し、圧縮破砕機の内部に残留する発酵不適物より分別して、嫌気性発酵工程へ供給するようにしたものである。
【0011】
上記した各構成によれば、有機性廃棄物は、粗破砕機で一次破砕されることで空隙率が減って見かけ比重が大きくなり、圧縮破砕機への1回当たり投入量が大きくなるため、圧縮破砕機における処理量が増大する。またこの有機性廃棄物は、圧縮破砕機で高圧にて二次破砕されることで、細粒子化され、一部細胞膜が破壊される結果、生物分解性が非常に大きくなる。
【0012】
その際、生ごみや食品廃棄物などの有機性廃棄物は、し尿、浄化槽汚泥などの有機性廃棄物の脱水物あるいは濃縮物と混合されることで、より空隙率が減って圧縮率が大きくなり、良好に破砕され、その結果、各有機性廃棄物は、互いに異質な成分、たとえば微量元素(Fe,Ni,Co等)が混合されることによる効果もあって、嫌気性発酵工程で効率よく発酵する。
【0013】
また、生ごみや食品廃棄物に随伴するプラスチック類や、金属類、石・砂などの発酵不適物は、圧縮破砕機において破砕排出孔を通過せず残留することで自動的に同時に分別され、分別された発酵不適物には水分および有機性廃棄物の付着が少ないため処分等が容易である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
この実施形態では、し尿、浄化槽汚泥、下水汚泥、農集汚泥、家畜ふん尿、生ごみ、食品廃棄物などの有機性廃棄物を同一処理系で処理して、有用物質を回収し、資源化するようにしており、液状の有機性廃棄物を生物処理する生物処理工程と、固形分を含んだ有機性廃棄物を嫌気性発酵させる嫌気性発酵工程とを有している。
【0015】
図1において、し尿、浄化槽汚泥、下水汚泥、農集汚泥、家畜ふん尿など、間隙水含量が多いほぼ均質な有機性廃棄物は、含まれるし渣の大きさに応じて、除渣工程#1,#2においてスクリーン除渣する。この除渣工程#1,#2は後段の脱水機等の保護のために行うが、その必要のない場合は省略可能である。
【0016】
除渣した有機性廃棄物1,2は、性状に応じて有機高分子凝集剤や無機凝集剤などの凝集剤3を添加したうえで、脱水工程#3において遠心脱水機、ベルトプレス型脱水機、フィルタープレス、回転円盤型脱水機等の脱水機で脱水して、脱水汚泥4と脱水濾液5とに分離する。
【0017】
脱水濾液5は、生物処理工程#4に導入して微生物によりBODを分解し、脱窒素するとともに、この工程において膜を用いて固液分離し、懸濁質を含まない生物処理水6を得る。脱窒素のためのBOD源が不足する時は、有機性廃棄物1,2の一部を添加する。発生した余剰汚泥7は脱水工程#3へ返送する。
【0018】
生物処理水6は、高度処理工程#5において、活性炭処理、オゾン処理、紫外線処理、イオン交換処理などの高度処理を行って、残存するCODや色素成分や鉄・マンガンなどの重金属類を除去し、消毒して放流水または再利用水とする。
【0019】
一方、生ごみ、食品廃棄物など、プラスチック類などの発酵不適物を含んでいたり、不均質な固形分を含んでいたりする、その他の有機性廃棄物は、し尿、浄化槽汚泥などからの脱水汚泥4と混合して、粗破砕工程#6において粗破砕機で所定サイズ以下に粗破砕し、その後に、圧縮破砕工程#7において圧縮破砕機で圧縮破砕する。
【0020】
粗破砕機はたとえば図2に示したような一軸破砕機であり、ホッパ101に投入されてプッシャ102または同様の目的で設けられた埋込装置により送り出された破砕対象物を、2箇所に設けた固定刃103と、ロータ104に取り付けた破砕刃105とによって破砕し、ロータ104の下方に配置したスクリーン106(径20〜100mmのパンチングメタルなど)で選別し、排出コンベア107で排出するように構成されている。このような粗破砕機では、ビニール袋等に入った生ごみ類がそのまま投入された場合も、プッシャ102(または埋込装置)と破砕刃105との組み合わせによって、効率よく破袋され、粗破砕されて排出される。
【0021】
圧縮破砕機はたとえば図3に示したようなものであり、投入口111より投入されフィーダー112によってチャンバー113の内部へ送り出された破砕対象物を、油圧シリンダー114により瞬間的に負荷する200〜250kg/cm2 の高圧にて圧縮し、メッシュ状に形成された微細な破砕排出孔(図示せず)より押し出すことで細粒子状(破砕対象物の性状によりペースト状あるいはフレークス状となる)に破砕して、破砕物排出口115を通じて排出し、残留物は別途に残留物排出口116より取り出すように構成されている。
【0022】
このため、生ごみ、食品廃棄物などの有機性廃棄物は、粗破砕工程#6で、し尿、浄化槽汚泥などからの脱水汚泥4が混合されているため空隙率が低く、粗破砕機により大きく圧縮される状態において、効率よく粒径20〜100mm以下に粗破砕され、それによりさらに空隙率が減って見かけ比重が大きくなった粗破砕物9が圧縮破砕工程#7に送られる。
【0023】
圧縮破砕工程#7に送られた粗破砕物9は、性状によっては希釈水の添加によりさらに空隙率が低減された後に、圧縮破砕機により高圧にて大きく圧縮される状態において圧縮破砕されて、粒径1〜2mm以下の細粒子状有機性廃棄物10となって排出され、機内に残留するプラスチック類、金属類、石・砂などの発酵不適物11より自動的に分別される。
【0024】
分別された発酵不適物11は、除渣工程#1または除渣工程#2において分離されたし渣8とともに焼却処分あるいは固形燃料化(RDF化)するが、通常は含水率10〜20%となっており、有機性廃棄物の付着量も非常に少ないため搬出等の操作が容易である。
【0025】
細粒子状有機性廃棄物10は、生物処理水6や後述する脱水濾液12でTS(全蒸発残留物)濃度10〜15%に調整したうえで、嫌気性発酵工程#8に導入して嫌気性発酵させる。
【0026】
その際、嫌気性発酵工程#8では、細粒子状有機性廃棄物10が、高圧下に圧縮破砕されることで、細粒子化されるとともに細胞膜が一部破壊されているために、生物分解性が非常に大きくなっており、また生ごみ、食品廃棄物と脱水汚泥4とが有する互いに異質の成分、たとえば微量元素(Fe,Ni,Co等)が混合されていることによる効果もあって、従来より短い日数で効率よく発酵する。また、従来は破砕困難であったために発酵不適物として排除されていた有機性廃棄物や、発酵不適物11に付着して排除されていた有機性廃棄物も細粒子状有機性廃棄物10の中に含まれているために、有機成分の回収率は95%以上にもなる。
【0027】
発酵により発生したメタンガス13は硫化水素、水分等を除去し、発電工程#9で電気の形態に変えるなどして、電気や熱として使用に供する。
発酵汚泥14は、性状に応じて有機高分子凝集剤や無機凝集剤などの凝集剤15を添加したうえで、脱水工程#10で上述したのと同様の脱水機により脱水し、脱水ケーキ16はコンポスト化工程#11においてコンポスト化して肥料としたり、あるいは固形燃料、乾燥汚泥(ペレットを含む)などとする。脱水濾液17の一部は上述した脱水濾液12として濃度調整に使用し、残りの脱水濾液17は生物処理工程#4へ返送する。脱水濾液17より晶析法などによってリン成分をリン酸アンモニウムマグネシウムとして回収することも可能である。
【0028】
なお、嫌気性発酵工程#8では、発酵槽内のメタン菌の濃度を高めることで発酵をより促進することができ、たとえば、発酵汚泥14の一部を脱水機や槽内外に配置した濾過膜などにより濃縮し、発酵槽内へ返送(残留)することによって、従来はHRT15日以上として設計していた発酵槽をHRT7日以下の小さなものにすることも可能である。
【0029】
嫌気性発酵工程#8における有機性廃棄物は、発酵槽内で流動性を保てる濃度であればよく、発酵槽内の加温(保温)のためのエネルギー消費量を考慮すると、上述したようにTS濃度10〜15%に調整するのが有利な場合がある。
【0030】
別法として、図2に示したように、必要に応じて除渣した有機性廃棄物1,2を濃縮工程#12において濃縮スクリーンや重力濃縮槽などで濃縮し、濃縮汚泥18を、生ごみ、食品廃棄物などの有機性廃棄物の粗破砕物9に混合して、圧縮破砕工程#7において圧縮破砕機で圧縮破砕するようにしてもよい。また、除渣工程#1,#2で分離したし渣8自体を、生ごみ、食品廃棄物などの有機性廃棄物に混合して、粗破砕工程#6において粗破砕機で粗破砕するようにしてもよい。
【0031】
この場合、粗破砕物9は、し尿、浄化槽汚泥などからの濃縮汚泥18が混合されることで空隙率が減り、均質化されるため、圧縮破砕機における圧縮率が高くなり、効率よく破砕される。また、し渣8からも有機成分が回収される。
【0032】
しかしながら、下水汚泥、農集汚泥などは脱水ケーキとして搬入されることが多いので、そのような場合には当然ながら、脱水工程、濃縮工程とも不要であり、粗破砕工程#6に直接導入すればよい。
【0033】
生物処理工程#4のための装置としては、活性汚泥槽の内部に膜分離装置を浸漬設置したタイプのものが、微生物を高濃度に維持でき、清澄な生物処理水が得られるので好都合であるが、活性汚泥槽の後段に膜分離装置や沈殿池を配置してもよい。生物処理工程において、リン除去のための無機凝集剤を添加してもよい。
【0034】
なお、上記においては、液状の有機性廃棄物を生物処理する生物処理工程と、固形分を含んだ有機性廃棄物を嫌気性発酵させる嫌気性発酵工程とを有した同一処理系で有機性廃棄物を処理する方法を説明したが、嫌気性発酵工程のみを有した処理系においても当然ながら、上記した二段の破砕工程を実施することで処理の効率化を図ることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、生ごみや食品廃棄物などの有機性廃棄物を、し尿、浄化槽汚泥などの有機性廃棄物の脱水物と混合し、粗破砕機と圧縮破砕機とによって二段に破砕した後に発酵させるようにしたことにより、粗破砕機および圧縮破砕機における生ごみや食品廃棄物などの圧縮率を高め、破砕効率を向上させることができる。
【0036】
また、生ごみや食品廃棄物などの有機性廃棄物を粗破砕機で一次破砕した後に、し尿、浄化槽汚泥などの有機性廃棄物の濃縮物と混合して、圧縮破砕機で高圧にて細粒子状に二次破砕した後に発酵させるようにしたことにより、圧縮破砕機における生ごみや食品廃棄物などの圧縮率を高め、破砕効率を向上させることができる。
【0037】
したがっていずれの場合も、性状の異なる有機性廃棄物を一括して処理できるだけでなく、それによる異質成分の混合および上記した破砕効率の向上によって、有機成分の回収率および発酵効率を高めることができ、処理量の増大や発酵槽のコンパクト化をも図れる。
【0038】
しかも、圧縮破砕工程では、各有機性廃棄物に随伴するプラスチック類、並びに金属類や石・砂などの発酵不適物を自動的に同時に分別することができ、分別した発酵不適物は有機性廃棄物および水分の付着が少ないため処分容易であり、RF化する場合にも乾燥に必要な熱量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における有機性廃棄物の処理方法を説明するフローチャートである。
【図2】図1に示した有機性廃棄物の処理方法で使用される粗破砕機の概略構成を示した説明図である。
【図3】図1に示した有機性廃棄物の処理方法で使用される圧縮破砕機の概略構成を示した説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態における有機性廃棄物の処理方法を説明するフローチャートである。
【図5】従来の有機性廃棄物の処理フローを示したフローチャートである。
【符号の説明】
4 脱水汚泥
9 粗破砕物
10 細粒子状有機性廃棄物
11 発酵不適物
18 濃縮汚泥

Claims (2)

  1. 嫌気性発酵工程を有した有機性廃棄物の再資源化方法において、生ごみや食品廃棄物などの固形分を含んだ有機性廃棄物は、し尿、浄化槽汚泥などのスラリー状の有機性廃棄物を脱水した脱水物と混合して、粗破砕機で所定サイズ以下に一次破砕し、次いで微細な破砕排出孔を形成した圧縮破砕機で高圧にて細粒子状に二次破砕し、圧縮破砕機の内部に残留する発酵不適物より分別して、嫌気性発酵工程へ供給することを特徴とする有機性廃棄物の再資源化方法。
  2. 嫌気性発酵工程を有した有機性廃棄物の再資源化方法において、生ごみや食品廃棄物などの固形分を含んだ有機性廃棄物は、粗破砕機で所定サイズ以下に一次破砕した後に、し尿、浄化槽汚泥などのスラリー状の有機性廃棄物を濃縮した濃縮物と混合して、微細な破砕排出孔を形成した圧縮破砕機で高圧にて細粒子状に二次破砕し、圧縮破砕機の内部に残留する発酵不適物より分別して、嫌気性発酵工程へ供給することを特徴とする有機性廃棄物の再資源化方法。
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