JP3755489B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラー画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、それぞれ読み取り色が異なる複数個のCCDからなるラインイメージセンサを並行に配置して、カラー画像を読み取るカラー画像処理装置が知られている。この種のカラー画像処理装置では、それぞれの色のラインイメージセンサが読んでいるラインの位置が異なるため、ライン補正(ズレ補正)を行うための遅延用メモリが設けられている(特開平5−324767号)。
【0003】
上記した従来のカラー画像処理装置において、RGB3色のうち、1つの色のみに特別のデータ処理が施され、その場合にデータの遅延を生じる場合がある。例えば、図3に示すように、3色のうちGに関し、シェーディング補正回路8Gの出力をモノクロ抽出回路9Gでモノクロ抽出を行う場合である。この場合には、他の色と各タイミングがずれ、行列演算部2に入力されるRGBの信号のタイミングがずれる。これを解決するために他の色についても、例えば図3に示すように、シェーディング補正回路8Rの出力側、シェーディング補正回路8Bの出力側に遅延量に見合ったメモリ9R、9Bを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のカラー画像処理装置では、他の色について、遅延量に見合ったメモリを設けるので、RGBのタイミングがずれるのを解消できるが、上述の遅延用のライン補正メモリとは別のメモリが必要となるため、装置のコストが上昇するという問題があった。
【0005】
この発明は上記問題点に着目してなされたものであって、RGBの1つの系に、特別の処理(例:モノクロ抽出)を施しても、コストアップを招くことなく、タイミングのずれを補正し得るカラー画像処理装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明のカラー画像処理装置は、原稿を読み取り複数色について各色毎に設けられて各色の画像データを生成する複数の画像データ生成部と、各画像データ生成部で生成された各色の画像データをそれぞれ遅延させ、各々の遅延量を変更できる複数の画像データ遅延部と、少なくとも1つの色に係る画像データ遅延部の画像データについてのみ所定の画像処理を施す画像処理部と、画像処理部による処理が行われるか否かに基づき、他の色に係る画像データ遅延部の遅延量を変更させる制御部とを備えている。
【0007】
このカラー画像処理装置においては、1つの色の画像処理部で所定の画像処理を施すと、その処理に応じた遅延が画像処理部の出力に生じる。そして、この処理に応じた遅延分だけ他の色の遅延量を増加させる。これにより、1つの色においてのみ、所定の画像処理を行う場合でも、複数色の出力を一致したタイミングで得ることができる。
【0008】
この発明のカラー画像処理装置において、前記複数色は、RGB成分であり、画像処理部はG成分について白黒画像を抽出する処理を行い、制御部はその処理の遅延分につきR成分、B成分について遅延量を増加させると良い。
【0009】
また、この発明のカラー画像処理装置において、前記画像データ遅延部は、メモリであり、制御部はメモリの読み出しアドレスを制御することにより、画像データの遅延量を変更すると良い。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態により、この発明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一実施形態であるカラー画像処理装置の構成を示すブロック図である。この実施形態カラー画像処理装置は、R信号処理回路1Rと、G信号処理回路1Gと、B信号処理回路1Bと、行列演算回路2と、モノクロ画像データ補正回路3と、CPU4とから構成されている。
【0011】
G信号処理回路1Gは、ラインイメージセンサ5Gと、アナログフロントエンド回路6Gと、ライン補正回路7Gと、シェーディング補正回路8Gと、モノクロ抽出回路9Gとを備えている。また、R信号処理回路1Rは、ラインイメージセンサ5Rと、アナログフロントエンド回路6Rと、ライン補正回路7Rと、シェーディング補正回路8Rとを備えている。また、B信号処理回路1Bも、R信号処理回路1R同様の回路構成を有する。
【0012】
ラインイメージセンサ(画像データ生成部)5R、5G、5Bは、それぞれ原稿の1走査線のカラー画像を読み取り、分離したR信号、G信号、B信号を出力する。アナログフロントエンド回路6R、6G、6Bは、ラインイメージセンサ5R、5G、5Bの出力をアナログ増幅するとともに、A/D変換器を含み、デジタルデータで多値化する。ライン補正回路(画像データ遅延部)7R、7G、7Bは、アナログフロントエンド回路6R、6G、6Bの各出力を、それぞれ遅延させるための回路である。どの程度遅延するかは、CPU(遅延量を変更させる制御部)4によって制御される。シェーディング補正回路8R、8G、8Bは、シェーディングRAMに記憶してある原稿が白用紙の場合のシェーディング補正データにより、ライン補正回路7R、7G、7Bからの出力をシェーディング補正する。モノクロ抽出回路(画像処理部)9Gは、G信号処理回路1Gにのみ設けられ、G信号中よりモノクロ信号を抽出する。
【0013】
この実施形態カラー画像処理装置は、ラインイメージセンサ5R、5G、5Bと、アナログフロントエンド回路6R、6G、6Bと、ライン補正回路7R、7G、7Bと、シェーディング補正回路8R、8G、8Bと、モノクロ検出回路9Gを備える点で、図3に示す従来の回路と同様であるが、この従来回路と相違し、CPU4の制御によりライン補正回路7R、7G、7Bの遅延量を変更し得るようにし、メモリ9R、9Bを備えていない。
【0014】
この実施形態カラー画像処理装置において、カラー読み取りの場合は、ラインイメージセンサ5R、5G、5Bで、カラー画像を読み取ると、ラインイメージセンサ5R、5G、5Bは、副走査方向にズレて配置されているため、原稿の同一走査線のラインイメージセンサ5R、5G、5Bによる走査は、図2の(a)に示すように、R信号、G信号、B信号の順になされる。そのためR信号は、ライン補正回路7Rにより、Nrの遅延がなされ、またG信号はライン補正回路7Gにより、Ngの遅延がなされ、更にB信号はライン補正回路7Bにより、Nbの遅延がなされる。これにより、シェーディング補正回路8R、8G、8Bの各出力は、一致したタイミングで出力される。
【0015】
次に、カラー画像を読み取り、モノクロ出力する場合には、シェーディング補正回路8Gの出力のみ、モノクロ抽出回路9Gによるモノクロ抽出処理を行う。この場合、図2の(b)に示すように、G信号のみ更に遅延する。CPU4の制御によってライン補正回路7R、7Bの遅延量を、それぞれ図2の(c)に示すように、Nr+1、Nb+1と長くしておくことにより、行列演算回路2への同一走査線上のR、G、B信号の入力タイミングを一致させることができる。
【0016】
原稿が白黒ならば、G成分だけでも良いが、カラー原稿を白黒として読み取る場合には、他の成分で補正する必要がある。そのため、この実施形態のように、各色成分のタイミングを揃えて、L* a* b* 、xyz等の表色系に変換している。
【0017】
【発明の効果】
この発明によれば、原稿を読み取り複数色について各色毎に設けられて各色の画像データを生成する複数の画像データ生成部と、各画像データ生成部で生成された各色の画像データをそれぞれ遅延させ、各々の遅延量を変更できる複数の画像データ遅延部と、少なくとも1つの色に係る画像データ遅延部の画像データについてのみ所定の画像処理を施す画像処理部と、画像処理部による処理が行われるか否かに基づき、他の色に係る画像データ遅延部の遅延量を変更させる制御部とを備えているので、各色の画像のうち、少なくとも1つの色成分について遅延を伴うデータ処理が施された場合に、他の色成分について遅延量を変えることにより、別のメモリを設ける必要がなくなり、回路が簡略化され、コストを低減させることができる。
【0018】
特に、RGBのG成分を用いて、白黒の読み取りを行わせる場合に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態であるカラー画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施形態カラー画像処理装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図3】従来のカラー画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1R R信号処理回路
1G G信号処理回路
1B B信号処理回路
2 行列演算回路
3 モノクロ画像データ補正回路
4 CPU
5R、5G、5B ラインイメージセンサ
6R、6G、6B アナログフロントエンド回路
7R、7G、7B ライン補正回路
8R、8G、8B シェーディング補正回路
9 モノクロ抽出回路
Claims (3)
- 原稿を読み取り複数色について各色毎に設けられて各色の画像データを生成する複数の画像データ生成部と、各画像データ生成部で生成された各色の画像データをそれぞれ遅延させ、各々の遅延量を変更できる複数の画像データ遅延部と、少なくとも1つの色に係る画像データ遅延部の画像データについてのみ所定の画像処理を施す画像処理部と、画像処理部による処理が行われるか否かに基づき、他の色に係る画像データ遅延部の遅延量を変更させる制御部とを備えたことを特徴とするカラー画像処理装置。
- 前記複数色は、RGB成分であり、画像処理部はG成分について白黒画像を抽出する処理を行い、制御部はその処理の遅延分につきR成分、B成分について遅延量を増加させることを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理装置。
- 前記画像データ遅延部は、メモリであり、制御部はメモリの読み出しアドレスを制御することにより、画像データの遅延量を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラー画像処理装置。
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