JP3927734B2 - 画像読取システム、外部装置、画像読取方法および記憶媒体 - Google Patents

画像読取システム、外部装置、画像読取方法および記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿画像を読み取るための画像読取システム、外部装置、画像読取方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、画像読取装置は、原稿上の画像を主走査方向に読み取る読取手段を備え、読取手段と原稿とを主走査方向と直交する副走査方向に相対的に移動させることによって原稿上の画像の読取を行う。この読取により得られた画像データに対しては所定の画像補正処理(例えばモアレ除去処理)の前処理として二次元フィルタ処理が施される。この二次元フィルタ処理は、読取速度を高速化するために画像読取装置側で行われる場合と、二次元フィルタ処理のためのメモリ追加などによるコストアップを避けるために外部装置例えばホストコンピュータ側で行う場合とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、二次元フィルタ処理を画像読取装置側で行う場合は、この二次元フィルタ処理を行うための大規模な回路が必要であるとともに、二次元フィルタ処理が可能なメモリ容量を搭載する必要がある。例えば、図6に示す5×5のフィルタに対しては、主走査方向サイズ分のメモリとして5ライン分のメモリ、副走査方向サイズ分のメモリとして5ライン分のメモリが必要である。これにより、コストがアップする。
【0004】
他方、二次元フィルタ処理を外部装置側で行う場合は、画像読取装置により基本解像度で読み取られた画像データを入力する。ここで、例えばこの入力した画像データに対して二次元フィルタ処理を施した後に所望の解像度まで変倍する変倍処理を施す(モアレ除去処理)場合には、最終出力の解像度に拘らず基本解像度の画像データを入力することになり、読取速度の低下を招く。
【0005】
本発明の目的は、画像読取装置のコストアップを招くことなく、高速な画像補正処理を行うことができる画像読取システム、外部装置、画像読取方法および記憶媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、原稿上の画像を主走査方向に読み取る読取手段と前記原稿とを副走査方向に相対的に移動させることによって前記原稿上の画像の読取を行い、該読取により得られた画像データを出力する画像読取装置と、前記画像読取装置から出力された画像データを取り込む外部装置とを備える画像読取システムにおいて、前記画像読取装置は、前記読取により得られた画像データに対して主走査方向の画像補正処理を施して一次補正画像データを生成する一次画像補正手段を有し、前記一次補正画像データを前記画像データとして前記外部装置に出力し、前記外部装置は、前記一次補正画像データを取り込み、該取り込んだ一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正手段を有することを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像読取システムにおいて、前記一次画像補正手段は、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施す手段であり、前記二次画像補正手段は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施す手段であることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像読取システムにおいて、前記一次画像補正手段は、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して主走査方向の変倍処理を施す手段であり、前記二次画像補正手段は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施す手段であることを特徴とする。
【0012】
請求項記載の発明は、原稿上の画像を主走査方向に読み取る読取手段と前記原稿とを副走査方向に相対的に移動させることによって前記原稿上の画像の読取を行う画像読取装置に接続される外部装置であって、前記画像読取装置と協働して前記読取により得られた画像データに対して施すべき所定画像補正処理の内の一部画像補正処理として主走査方向の画像補正処理が施された一次補正画像データを前記画像読取装置から入力する入力手段と、前記入力された一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正手段とを有することを特徴とする。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項記載の外部装置において、前記二次画像補正手段は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施す手段であることを特徴とする。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項記載の外部装置において、前記二次画像補正手段は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施す手段であることを特徴とする。
【0015】
請求項記載の発明は、原稿上の画像を主走査方向に読み取る読取手段と前記原稿とを副走査方向に相対的に移動させることによって前記原稿上の画像の読取を行う画像読取装置および該画像読取装置に接続される外部装置を備える画像読取システムの画像読取方法において、前記画像読取装置で、前記読み取った画像データに対して主走査方向の画像補正処理を施して一次補正画像データを生成する一次画像補正処理と、前記一次補正画像データを前記外部装置に転送する処理とを行い、前記外部装置で、前記一次補正画像データを取り込み、該取り込んだ一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正処理を行うことを特徴とする。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項記載の画像読取方法において、前記一次画像補正処理は、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施す処理であり、前記二次画像補正処理は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施す処理であることを特徴とする。
【0017】
請求項記載の発明は、請求項記載の画像読取方法において、前記一次画像補正処理は、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して主走査方向の変倍処理を施す処理であり、前記二次画像補正処理は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施す処理であることを特徴とする。
【0018】
請求項10記載の発明は、原稿上の画像を主走査方向に読み取る読取手段と前記原稿とを副走査方向に相対的に移動させることによって前記原稿上の画像の読取を行う画像読取装置および該画像読取装置に接続される外部装置からなるシステム上に画像補正処理システムを構築するためのプログラムを格納した記憶媒体において、前記プログラムは、前記画像読取装置が実行可能な第1のプログラムと前記外部装置が実行可能な第2のプログラムとを含み、前記第1のプログラムは、前記読み取った画像データに対して主走査方向の画像補正処理を施して一次補正画像データを生成する一次画像補正モジュールと、前記一次補正画像データを前記外部装置に転送する転送モジュールとを有し、前記第2のプログラムは、前記一次補正画像データを取り込む取込モジュールと、前記取り込んだ一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正モジュールとを有することを特徴とする。
【0019】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の記憶媒体において、前記一次画像補正モジュールは、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施すモジュールであり、前記二次画像補正モジュールは、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施すモジュールであることを特徴とする。
【0020】
請求項12記載の発明は、請求項10記載の記憶媒体において、前記一次画像補正モジュールは、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して主走査方向の変倍処理を施すモジュールであり、前記二次画像補正モジュールは、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施すモジュールであることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
【0022】
図1は本発明の画像読取システムの実施の一形態の構成を示すブロック図である。
【0023】
画像読取システムは、図1に示すように、画像読取装置200とそれに接続されるパーソナルコンピュータなどの外部装置215とから構成される。画像読取装置200は、原稿台(図示せず)の原稿画像を主走査方向に読み取るためのCIS(Contact Image Sensor)201を備える。このCIS201は、RGBの各光源をそれぞれ成す複数のLED202と一体的に構成され、各色のLED202の点灯はLEDドライブ回路203により制御される。CIS201は、画像読取時には、原稿台上の原稿に対して副走査方向に相対的に搬送され、この搬送に同期してLEDドライバ回路203は各色のLED202を1ライン毎に切り替えながら点灯するように制御する。これにより、RGB線順次のカラー画像の読取を行ことができる。
【0024】
CIS201から出力された信号は、増幅器(AMP)204により増幅された後にA/D変換回路205に入力される。A/D変換回路205は、入力された信号を例えば8ビットのデジタル画像信号(以下、画像データという)に変換し、この画像データはシェーデイング補正回路207に入力される。シェーディング補正回路207は、シェーディングRAM206に格納されているシェーディング補正用データに基づき入力された画像データに対するシェーディング補正を行う。ここで、シェーディングRAM206に格納されているシェーディング補正用データは、予め基準となる黒、白領域を読み取り、そのデータを演算処理することにより得られたデータである。
【0025】
シェーデイング補正回路207からの画像データは、ピーク検知回路208および一次フィルタ処理回路209に入力される。ピーク検知回路208は、シェーデイング補正回路207から入力された画像データにおける濃度レベルのピーク値を検出する。その結果は、シェーディング補正の結果の判定に用いられる。
【0026】
一次フィルタ処理回路209は、シェーデイング補正回路207から入力された画像データに対して主走査方向のフィルタ補正処理(例えば5×1の一次元積分フィルタ処理)を施す。このフィルタ処理では、具体的には、後述する変倍処理の際に、サンプリング周波数とCIS201により解像される網点間隔の周波数との間の微少なずれが発生しないように、平滑化フィルタを用いて画像データの主走査方向の周波数成分のみを限りなく零にするという処理を行う。この一次元フィルタ処理が施された画像データは変倍回路210に入力され、変倍回路210は、入力された画像データに対して例えば単純間引き法などの方式により主走査方向の変倍処理を施す。この主走査方向のフィルタ補正処理およびその変倍処理により一次補正画像データが生成されることになる。
【0027】
変倍回路210からの画像データ(一次補正画像データ)はガンマ変換回路211に入力される。ガンマ変換回路211は、外部装置215により設定されたガンマ曲線を用いて入力された画像データのガンマ変換を行う。このガンマ変換後の画像データは、パッキング/バッファRAM制御回路213に入力される。パッキング/バッファRAM制御回路213は、外部装置215により設定された画像出力モード(二値、4ビット多値、8ビット多値、24ビット多値など)に従い入力された画像データのパッキング処理を行い、実際の読取り動作と外部装置215との通信におけるタイミングを合わせるために、このパッキング処理後にその画像データをバッファRAM212に書き込む処理と、バッファRAM212から画像データを読み出してインターフェース回路214に出力する処理とを行う。
【0028】
インターフェイス回路214は、パッキング/バッファRAM制御回路213からの画像データを外部装置215に出力するとともに、外部装置215との間でコントロール信号のやり取りを行う。
【0029】
上記各ブロックは、CPU217により制御される。CPU217は、上記各ブロックを制御するためのプログラムを格納するROM217aおよび作業領域を提供するRAM217bを内蔵し、ROM217aに格納されたプログラムに従い上記各ブロックの動作を制御するための制御信号(例えばCIS201を搬送するモータを駆動するためのモータードライブ信号)を生成して出力する。CPU217には、クロック信号を発生する発振器(O.S.C)218およびCPU217の設定に応じて発振器218の出力を分周して動作の基準となる各種タイミング信号を発生するタイミング信号発生回路216が接続されている。
【0030】
外部装置215は、上記インターフェース回路214を介して画像読取装置200に接続され、画像読取装置200からインターフェース回路214を介して転送された画像データを取り込む二次フィルタ処理手段215aを備える。二次フィルタ処理手段215aは、取り込んだ画像データに対して副走査方向のフィルタ補正処理(例えば1×5の一次元積分フィルタ処理)を施す。このフィルタ処理では、具体的には、平滑化フィルタを用いて画像データの副走査方向の周波数成分のみを限りなく零にするという処理を行う。このフィルタ処理が施された画像データは副走査変倍手段215bに入力され、副走査変倍手段215bは、入力された画像データに対して例えば単純間引き法などの方式により副走査方向の変倍処理を施し、最終出力の解像度に一致する解像度の二次補正画像データを生成する。
【0031】
次に、本画像読取システムにおける画像補正処理(モアレ除去処理)の手順について図2ないし図5を参照しながら説明する。図2は図1の画像読取装置における主走査画像補正処理の手順を示すフローチャート、図3は図2の主走査画像補正処理の対象となる画像データおよびその処理により得られた画像データの例を示す図、図4は図2の外部装置における副走査画像補正処理の手順を示すフローチャート、図5は図4の副走査画像補正処理の対象となる画像データおよびその処理により得られた画像データの例を示す図である。
【0032】
まず、画像読取装置200における主走査画像補正処理について図2および図3を参照しながら説明する。
【0033】
この主走査画像処理では、図2に示すように、まずステップS1において印刷物などの網点原稿を高解像度(例えば600dpi)でスキャンし、原画像データを得る。ここでは、この原画像データとして図3(a)に示す画像データが得られたとし、以下の補正処理によりこの原画像データに対してモアレ除去処理を施す。
【0034】
次いで、ステップS2に進み、一次フィルタ処理回路209により、得られた原画像データ(シェーデイング補正後のデータ)に対して主走査方向のフィルタ処理を施す。例えば図3(b)に示す5×1の一次元平滑化フィルタを用いて画像データの主走査方向の周波数成分のみを限りなく零にするという処理を行う。ここで、図3(b)においては中心の画素が注目画素となる。モアレは、一般に、高解像度の画像データから画素を間引いて低解像度の画像データを生成する際のサンプリング周波数とCIS201により解像される網点間隔の周波数との間の微少なずれによって、低周期のパターンが低解像度画像データ上に発生する現象である。よって、このフィルタ処理により画像データの主走査方向の周波数成分のみを限りなく零にすることによって、変倍する際に上述した周波数のずれの発生を抑制することができる。また、この主走査方向のフィルタ処理は、通常画像読取装置200に予め搭載されているメモリ容量で実行可能であり、この処理のために新たにメモリを追加する必要はない。
【0035】
次いで、ステップS3に進み、変倍回路210により入力された画像データ(フィルタ処理後の画像データ)に対して例えば単純間引き法などの方式により主走査方向の変倍処理を施す。ここで、最終出力の解像度が300dpiである場合には、図3(c)に示す300×600dpiの一次補正画像データが生成されることになる。また、最終出力の解像度が75dpiの場合、75×600dpiの一次補正画像データが生成される。この変倍処理時には、上述したように主走査方向の網点の周波数成分が零になっているから、主走査方向にモアレパターンが発生することはない。
【0036】
続くステップS4では、インターフェース回路214を介して上記一次補正画像データを外部装置215へ転送する。ここで、最終出力の解像度が300dpiである場合には、一次補正画像データ量が原画像データ量に対して1/2に減ることにより、インターフェース回路214による画像データの転送時間が短縮される。すなわち、インターフェース回路214の転送速度が遅い環境においては読取速度の大幅な向上を期待することができる。
【0037】
次に、外部装置215における副走査画像補正処理について図4および図5を参照しながら説明する。
【0038】
この副走査画像補正処理では、図4に示すように、まずステップS11において、二次フィルタ処理手段215aにより画像読取装置200から転送された一次補正画像データに対して副走査方向のフィルタ処理を施す。例えば図5(a)に示す300×600dpiの一次補正画像データに対して、図5(b)に示す1×5の一次元平滑化フィルタを用いて画像データの副走査方向の周波数成分のみを限りなく零にするという処理を施す。ここで、図5(b)においては中心の画素が注目画素となる。
【0039】
次いで、ステップS12に進み、副走査変倍手段215bにより、上記フィルタ処理が施された画像データに対して例えば単純間引き法などの方式により副走査方向の変倍処理を施し、最終出力の解像度に一致する解像度の二次補正画像データを生成する。ここで、最終出力の解像度が300dpiの場合、二次補正画像データとして図5(c)に示す300×300dpiの画像データが生成されることになる。また、最終出力の解像度が75dpiの場合、二次補正画像データとして75×75dpiの画像データが生成されることになる。さらに、上記副走査方向のフィルタ処理により副走査方向の網点の周波数成分が零になっているから、この変倍処理では、モアレパターンが発生することはない。
【0040】
このように、本実施の形態では、従来画像読取装置または外部装置で行われていた二次元フィルタ処理と変倍処理を、画像読取装置200側で主走査方向の一次元フィルタ処理と変倍処理、外部装置215側で副走査方向の一次元フィルタ処理と変倍処理をそれぞれ走査方向によって役割分担して行うから、二次元フィルタ処理と同等の効果を得ることができる。また、画像読取装置側で二次元フィルタ処理と変倍処理を行う場合に比してメモリ追加を行う必要がなく、コストアップを招くことがない。また、外部装置側で二次元フィルタ処理と変倍処理を行う場合に比して、外部装置側へ転送する画像データ量を減らすことができ、読取速度を大幅に向上させることができる。
【0041】
なお、本実施の形態では、読取センサとしてCIS201を用いているが、これに代えてCCDイメージセンサを用いてもよい。
【0042】
また、本実施の形態では、一次元平滑化フィルタを用いた例を示したが、微分フィルタ、ガウシアンフィルタなどの他の線形フィルタ、メディアンフィルタなどの非線形フィルタを用いてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像読取システムによれば、画像読取装置は、読取により得られた画像データに対して主走査方向の画像補正処理を施して一次補正画像データを生成する一次画像補正手段を有し、一次補正画像データを画像データとして外部装置に出力し、外部装置は、一次補正画像データを取り込み、該取り込んだ一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正手段を有するから、画像読取装置のコストアップを招くことなく、高速な画像補正処理を行うことができる。
【0044】
また、一次画像補正手段を、画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施す手段、二次画像補正手段を、一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施す手段とすることができる。
【0045】
さらに、一次画像補正手段を、画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して主走査方向の変倍処理を施す手段、二次画像補正手段は、一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施す手段とすることができる。
【0049】
本発明の外部装置によれば、画像読取装置と協働して読取により得られた画像データに対して施すべき所定画像補正処理の内の一部画像補正処理として主走査方向の画像補正処理が施された一次補正画像データを画像読取装置から入力する入力手段と、入力された一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正手段とを有するから、画像読取装置のコストアップを招くことなく、高速な画像補正処理を行うことができる。
【0050】
また、二次画像補正手段を、一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施す手段とすることができる。
【0051】
さらに、二次画像補正手段を、一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施す手段とすることができる。
【0052】
本発明の画像読取方法によれば、画像読取装置で、読み取った画像データに対して主走査方向の画像補正処理を施して一次補正画像データを生成する一次画像補正処理と、一次補正画像データを前記外部装置に転送する処理とを行い、外部装置で、一次補正画像データを取り込み、該取り込んだ一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正処理を行うから、画像読取装置のコストアップを招くことなく、高速な画像補正処理を行うことができる。
【0053】
また、一次画像補正処理を、画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施す処理、二次画像補正処理を、一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施す処理とすることができる。
【0054】
さらに、一次画像補正処理を、画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して主走査方向の変倍処理を施す処理、二次画像補正処理を、一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施す処理とすることができる。
【0055】
本発明の記憶媒体によれば、プログラムは、画像読取装置が実行可能な第1のプログラムと前記外部装置が実行可能な第2のプログラムとを含み、第1のプログラムは、読み取った画像データに対して主走査方向の画像補正処理を施して一次補正画像データを生成する一次画像補正モジュールと、一次補正画像データを外部装置に転送する転送モジュールとを有し、第2のプログラムは、一次補正画像データを取り込む取込モジュールと、取り込んだ一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正モジュールとを有するから、画像読取装置のコストアップを招くことなく、高速な画像補正処理を行うことができる。
【0056】
また、一次画像補正モジュールを、画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施すモジュール、二次画像補正モジュールを、一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施すモジュールとすることができる。
【0057】
さらに、一次画像補正モジュールを、画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して主走査方向の変倍処理を施すモジュール、二次画像補正モジュールを、一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施すモジュールとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取システムの実施の一形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の画像読取装置における主走査画像補正処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】図2の主走査画像補正処理の対象となる画像データおよびその処理により得られた画像データの例を示す図である。
【図4】図2の外部装置における副走査画像補正処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】図4の副走査画像補正処理の対象となる画像データおよびその処理により得られた画像データの例を示す図である。
【図6】従来の二次元平滑化フィルタを模式的に示す図である。
【符号の説明】
200 画像読取装置
201 CIS
202 LED
203 LEDドライバ回路
209 一次フィルタ処理回路
210 変倍回路
214 インターフェース回路
215 外部装置
215a 二次フィルタ処理手段
215b 副走査変倍手段
217 CPU

Claims (12)

  1. 原稿上の画像を主走査方向に読み取る読取手段と前記原稿とを副走査方向に相対的に移動させることによって前記原稿上の画像の読取を行い、該読取により得られた画像データを出力する画像読取装置と、前記画像読取装置から出力された画像データを取り込む外部装置とを備える画像読取システムにおいて、前記画像読取装置は、前記読取により得られた画像データに対して主走査方向の画像補正処理を施して一次補正画像データを生成する一次画像補正手段を有し、前記一次補正画像データを前記画像データとして前記外部装置に出力し、前記外部装置は、前記一次補正画像データを取り込み、該取り込んだ一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正手段を有することを特徴とする画像読取システム。
  2. 前記一次画像補正手段は、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施す手段であり、前記二次画像補正手段は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施す手段であることを特徴とする請求項1記載の画像読取システム。
  3. 前記一次画像補正手段は、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して主走査方向の変倍処理を施す手段であり、前記二次画像補正手段は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施す手段であることを特徴とする請求項1記載の画像読取システム。
  4. 原稿上の画像を主走査方向に読み取る読取手段と前記原稿とを副走査方向に相対的に移動させることによって前記原稿上の画像の読取を行う画像読取装置に接続される外部装置であって、前記画像読取装置と協働して前記読取により得られた画像データに対して施すべき所定画像補正処理の内の一部画像補正処理として主走査方向の画像補正処理が施された一次補正画像データを前記画像読取装置から入力する入力手段と、前記入力された一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正手段とを有することを特徴とする外部装置。
  5. 前記二次画像補正手段は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施す手段であることを特徴とする請求項記載の外部装置。
  6. 前記二次画像補正手段は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施す手段であることを特徴とする請求項記載の外部装置。
  7. 原稿上の画像を主走査方向に読み取る読取手段と前記原稿とを副走査方向に相対的に移動させることによって前記原稿上の画像の読取を行う画像読取装置および該画像読取装置に接続される外部装置を備える画像読取システムの画像読取方法において、前記画像読取装置で、前記読み取った画像データに対して主走査方向の画像補正処理を施して一次補正画像データを生成する一次画像補正処理と、前記一次補正画像データを前記外部装置に転送する処理とを行い、前記外部装置で、前記一次補正画像データを取り込み、該取り込んだ一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正処理を行うことを特徴とする画像読取方法。
  8. 前記一次画像補正処理は、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施す処理であり、前記二次画像補正処理は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施す処理であることを特徴とする請求項記載の画像読取方法。
  9. 前記一次画像補正処理は、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して主走査方向の変倍処理を施す処理であり、前記二次画像補正処理は、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施す処理であることを特徴とする請求項記載の画像読取方法。
  10. 原稿上の画像を主走査方向に読み取る読取手段と前記原稿とを副走査方向に相対的に移動させることによって前記原稿上の画像の読取を行う画像読取装置および該画像読取装置に接続される外部装置からなるシステム上に画像補正処理システムを構築するためのプログラムを格納した記憶媒体において、前記プログラムは、前記画像読取装置が実行可能な第1のプログラムと前記外部装置が実行可能な第2のプログラムとを含み、前記第1のプログラムは、前記読み取った画像データに対して主走査方向の画像補正処理を施して一次補正画像データを生成する一次画像補正モジュールと、前記一次補正画像データを前記外部装置に転送する転送モジュールとを有し、前記第2のプログラムは、前記一次補正画像データを取り込む取込モジュールと、前記取り込んだ一次補正画像データに対して副走査方向の画像補正処理を施して二次補正画像データを生成する二次画像補正モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。
  11. 前記一次画像補正モジュールは、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施すモジュールであり、前記二次画像補正モジュールは、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施すモジュールであることを特徴とする請求項10記載の記憶媒体。
  12. 前記一次画像補正モジュールは、前記画像データに対して主走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して主走査方向の変倍処理を施すモジュールであり、前記二次画像補正モジュールは、前記一次補正画像データに対して副走査方向の一次元フィルタ処理を施し、該一次元フィルタ処理後の画像データに対して副走査方向の変倍処理を施すモジュールであることを特徴とする請求項10記載の記憶媒体。
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