JP2000270211A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
- Publication number
- JP2000270211A JP2000270211A JP11069858A JP6985899A JP2000270211A JP 2000270211 A JP2000270211 A JP 2000270211A JP 11069858 A JP11069858 A JP 11069858A JP 6985899 A JP6985899 A JP 6985899A JP 2000270211 A JP2000270211 A JP 2000270211A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- data
- processing
- image data
- adjacent pixels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 183
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 19
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 10
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 4
- 238000003705 background correction Methods 0.000 description 3
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 101150018759 CG10 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000001444 catalytic combustion detection Methods 0.000 description 1
- 230000010485 coping Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリアルデータであるODD/EVENの合
成画像データに対して各種の信号処理を行うと、ビデオ
クロックの2倍の周波数のクロックで信号処理を行わな
ければならず、その分だけ動作速度が速くなる。 【解決手段】 画像入力部11から入力される画像デー
タに対して種々の処理を行う信号処理系を、隣接画素の
関係が不要な処理ブロック12と、隣接画素の関係が必
要な処理ブロック14とに分離して配置するとともに、
処理ブロック12ではCCDイメージセンサから出力さ
れるODDデータ/ENENデータのパラレルデータに
対して並列処理を行う一方、画像データ領域分割処理ブ
ロック13でパラレルデータをシリアルデータに変換
し、さらに主走査方向において領域を分割して複数ブロ
ックのシリアルデータとして出力し、処理ブロック14
においてもブロック単位で並列処理を行うようにする。
成画像データに対して各種の信号処理を行うと、ビデオ
クロックの2倍の周波数のクロックで信号処理を行わな
ければならず、その分だけ動作速度が速くなる。 【解決手段】 画像入力部11から入力される画像デー
タに対して種々の処理を行う信号処理系を、隣接画素の
関係が不要な処理ブロック12と、隣接画素の関係が必
要な処理ブロック14とに分離して配置するとともに、
処理ブロック12ではCCDイメージセンサから出力さ
れるODDデータ/ENENデータのパラレルデータに
対して並列処理を行う一方、画像データ領域分割処理ブ
ロック13でパラレルデータをシリアルデータに変換
し、さらに主走査方向において領域を分割して複数ブロ
ックのシリアルデータとして出力し、処理ブロック14
においてもブロック単位で並列処理を行うようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ装置、プリンタ等の画像処理装置に関し、特に画像
データに対する高速処理が可能な画像処理装置に関す
る。
ミリ装置、プリンタ等の画像処理装置に関し、特に画像
データに対する高速処理が可能な画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置として例えば複写機の構成
の一例を図7に示す。同図において、画像入力部101
は、CCD(Charge Coupled Device) イメージセンサを
有し、このCCDイメージセンサで原稿から読み取った
画像情報をA/D変換し、デジタル画像データとして前
段色補正部102に入力する。前段色補正部102は、
入力された画像データに対して色空間変換、色補正、濃
度/色相/彩度の色調整を行い、その処理後の画像デー
タを後段色補正部103に渡す。
の一例を図7に示す。同図において、画像入力部101
は、CCD(Charge Coupled Device) イメージセンサを
有し、このCCDイメージセンサで原稿から読み取った
画像情報をA/D変換し、デジタル画像データとして前
段色補正部102に入力する。前段色補正部102は、
入力された画像データに対して色空間変換、色補正、濃
度/色相/彩度の色調整を行い、その処理後の画像デー
タを後段色補正部103に渡す。
【0003】後段色補正部103は、前段色補正部10
2から供給される画像データに対して色空間変換、墨板
生成、階調補正などの処理を行い、その処理後の画像デ
ータをデジタルフィルタ104に渡す。デジタルフィル
タ104は、後段色補正部103から供給される画像デ
ータに対して各種のフィルタリング処理を施した後スク
リーン部105に渡す。スクリーン部105は、デジタ
ルフィルタ104でフィルタリング処理された画像デー
タから、ドット(画素)の集合体からなるパターン、即
ちスクリーンを形成し、そのデータを画像出力部106
に渡す。
2から供給される画像データに対して色空間変換、墨板
生成、階調補正などの処理を行い、その処理後の画像デ
ータをデジタルフィルタ104に渡す。デジタルフィル
タ104は、後段色補正部103から供給される画像デ
ータに対して各種のフィルタリング処理を施した後スク
リーン部105に渡す。スクリーン部105は、デジタ
ルフィルタ104でフィルタリング処理された画像デー
タから、ドット(画素)の集合体からなるパターン、即
ちスクリーンを形成し、そのデータを画像出力部106
に渡す。
【0004】ところで、画像入力部101において、C
CDイメージセンサとしては、画素情報(信号電荷)の
高速転送を目的として、例えば図8に示すように、画素
が直線に配列されてなる画素列111の両側にそれぞれ
電荷転送部112,113を配置し、上側の電荷転送部
112には奇数(ODD)画素の信号電荷を、下側の電
荷転送部113には偶数(EVEN)画素の信号電荷を
それぞれ読み出し、各電荷転送部112,113で転送
しかつ電荷検出部114,115で電気信号に変換して
2系統のCCD出力1,2を得る構成のリニアセンサが
用いられる。
CDイメージセンサとしては、画素情報(信号電荷)の
高速転送を目的として、例えば図8に示すように、画素
が直線に配列されてなる画素列111の両側にそれぞれ
電荷転送部112,113を配置し、上側の電荷転送部
112には奇数(ODD)画素の信号電荷を、下側の電
荷転送部113には偶数(EVEN)画素の信号電荷を
それぞれ読み出し、各電荷転送部112,113で転送
しかつ電荷検出部114,115で電気信号に変換して
2系統のCCD出力1,2を得る構成のリニアセンサが
用いられる。
【0005】この2系統のCCD出力1,2は、図示せ
ぬA/D変換器でデジタルデータに変換されて、ODD
データ/EVENデータとして2系統で並列に出力され
る。その後、図8に示すように、この2系統のODDデ
ータ/EVENデータであるパラレルデータは、ビデオ
クロックVCLKに基づいてシリアルデータに変換され
て、合成画像データMIXDATAとなって前段色補正
部102に入力され、以降の各種の信号処理が行われる
ことなる。
ぬA/D変換器でデジタルデータに変換されて、ODD
データ/EVENデータとして2系統で並列に出力され
る。その後、図8に示すように、この2系統のODDデ
ータ/EVENデータであるパラレルデータは、ビデオ
クロックVCLKに基づいてシリアルデータに変換され
て、合成画像データMIXDATAとなって前段色補正
部102に入力され、以降の各種の信号処理が行われる
ことなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、シリアルデータである合成画像データMIX
DATAに対して各種の信号処理を行う構成の従来装置
では、ビデオクロックVCLKの2倍の周波数のクロッ
クで信号処理を行わなければならないため、その分だけ
動作速度が速くなり、また処理回路を構成する回路素子
として高速動作に対応可能な性能の良いデバイスを用い
る必要があるため、コスト高になるという問題があっ
た。
たように、シリアルデータである合成画像データMIX
DATAに対して各種の信号処理を行う構成の従来装置
では、ビデオクロックVCLKの2倍の周波数のクロッ
クで信号処理を行わなければならないため、その分だけ
動作速度が速くなり、また処理回路を構成する回路素子
として高速動作に対応可能な性能の良いデバイスを用い
る必要があるため、コスト高になるという問題があっ
た。
【0007】一方、画像情報を高速に処理するために、
画像情報を並列処理する並列処理装置が知られている
(例えば、特開平6−98165号公報)。しかしなが
ら、この並列処理装置は、大型サイズの原稿を読み取る
に当たって、その読取領域を主走査方向においてN個の
イメージセンサで分担し、このN個のイメージセンサで
読み取られたN個のブロック(読取領域)の各画像デー
タを並列処理するというものであり、イメージセンサ個
々の画像データを並列処理するというものではなかっ
た。換言すれば、N個のイメージセンサで読取領域を分
担するという機構上の制約から、ブロック単位で並列処
理を行う構成となっていた。
画像情報を並列処理する並列処理装置が知られている
(例えば、特開平6−98165号公報)。しかしなが
ら、この並列処理装置は、大型サイズの原稿を読み取る
に当たって、その読取領域を主走査方向においてN個の
イメージセンサで分担し、このN個のイメージセンサで
読み取られたN個のブロック(読取領域)の各画像デー
タを並列処理するというものであり、イメージセンサ個
々の画像データを並列処理するというものではなかっ
た。換言すれば、N個のイメージセンサで読取領域を分
担するという機構上の制約から、ブロック単位で並列処
理を行う構成となっていた。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、各処理形態に適した
信号処理を行うことで、より高速な画像処理を実現可能
とした画像処理装置を提供することにある。
であり、その目的とするところは、各処理形態に適した
信号処理を行うことで、より高速な画像処理を実現可能
とした画像処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による画像処理装
置は、画像データを入力する画像入力手段と、この画像
入力手段から入力された画像データを、隣接画素の関係
が不要な処理系と隣接画素の関係が必要な処理系とに分
けて処理する信号処理手段と、この信号処理手段によっ
て処理された画像データを出力する画像出力手段とを備
える構成となっている。
置は、画像データを入力する画像入力手段と、この画像
入力手段から入力された画像データを、隣接画素の関係
が不要な処理系と隣接画素の関係が必要な処理系とに分
けて処理する信号処理手段と、この信号処理手段によっ
て処理された画像データを出力する画像出力手段とを備
える構成となっている。
【0010】上記構成の画像処理装置において、画像入
力手段から入力される画像データに対して種々の処理を
行う各回路を、隣接画素の関係が不要な処理を行う回路
と、隣接画素の関係が必要な処理を行う回路とを分類
し、隣接画素の関係が不要な処理系と隣接画素の関係が
必要な処理系とに分離して配置する。これにより、各処
理系の処理形態に適した信号処理を実現できる。そし
て、信号処理後の画像データを画像出力手段から出力す
る。
力手段から入力される画像データに対して種々の処理を
行う各回路を、隣接画素の関係が不要な処理を行う回路
と、隣接画素の関係が必要な処理を行う回路とを分類
し、隣接画素の関係が不要な処理系と隣接画素の関係が
必要な処理系とに分離して配置する。これにより、各処
理系の処理形態に適した信号処理を実現できる。そし
て、信号処理後の画像データを画像出力手段から出力す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係る画像処
理装置の構成の概念を示すブロック図であり、例えば複
写機に適用した場合を例にとって示している。本実施形
態に係る画像処理装置は、画像入力部11、隣接画素の
関係が不要な処理ブロック12、画像データ領域分割処
理ブロック13、隣接画素の関係が必要な処理ブロック
14および画像出力部15を有する構成となっている。
理装置の構成の概念を示すブロック図であり、例えば複
写機に適用した場合を例にとって示している。本実施形
態に係る画像処理装置は、画像入力部11、隣接画素の
関係が不要な処理ブロック12、画像データ領域分割処
理ブロック13、隣接画素の関係が必要な処理ブロック
14および画像出力部15を有する構成となっている。
【0013】画像入力部11は、CCDイメージセンサ
を有し、このCCDイメージセンサで原稿から読み取っ
た画像情報をA/D変換し、デジタル画像データとして
処理ブロック12へ入力する。ここで、CCDイメージ
センサとしては、例えば図8に示すように、画素列11
1の両側にそれぞれ電荷転送部112,113を配置
し、画素列111の奇数画素の信号電荷と偶数画素の信
号電荷とを電荷転送部112,113を通して別々に読
み出して2系統のCCD出力を得る構成のリニアセンサ
が用いられる。
を有し、このCCDイメージセンサで原稿から読み取っ
た画像情報をA/D変換し、デジタル画像データとして
処理ブロック12へ入力する。ここで、CCDイメージ
センサとしては、例えば図8に示すように、画素列11
1の両側にそれぞれ電荷転送部112,113を配置
し、画素列111の奇数画素の信号電荷と偶数画素の信
号電荷とを電荷転送部112,113を通して別々に読
み出して2系統のCCD出力を得る構成のリニアセンサ
が用いられる。
【0014】この画像入力部11は、CCDイメージセ
ンサから出力されるODD/EVENの2系統のCCD
出力をA/D変換し、ODDデータ/EVENデータの
パラレルデータとして隣接画素の関係が不要な処理ブロ
ック12に入力する。この処理ブロック12は、隣接画
素の関係が不要な処理を行う種々の信号処理回路の集合
(信号処理回路群)からなる。
ンサから出力されるODD/EVENの2系統のCCD
出力をA/D変換し、ODDデータ/EVENデータの
パラレルデータとして隣接画素の関係が不要な処理ブロ
ック12に入力する。この処理ブロック12は、隣接画
素の関係が不要な処理を行う種々の信号処理回路の集合
(信号処理回路群)からなる。
【0015】ここで、隣接画素の関係が不要な処理と
は、隣接画素の情報を参照せずに、原稿用紙長全域に亘
って個々の画素情報を参照して画像処理を行うことを言
い、原稿の地肌濃度を検知する地肌(下地)検知や、原
稿の有無を検知する原稿検知などの処理を指す。すなわ
ち、この処理ブロック12では、画像入力部11から入
力される2系統のODDデータ/EVENデータに対し
て、地肌検知や原稿検知などの処理を並列的に行うよう
になっている。
は、隣接画素の情報を参照せずに、原稿用紙長全域に亘
って個々の画素情報を参照して画像処理を行うことを言
い、原稿の地肌濃度を検知する地肌(下地)検知や、原
稿の有無を検知する原稿検知などの処理を指す。すなわ
ち、この処理ブロック12では、画像入力部11から入
力される2系統のODDデータ/EVENデータに対し
て、地肌検知や原稿検知などの処理を並列的に行うよう
になっている。
【0016】このように、画像入力部11から入力され
る2系統のODDデータ/EVENデータをそのまま用
いて、隣接画素の関係が不要な処理について各系統間で
並列処理を行うようにすることにより、ODDデータ/
EVENデータのパラレルデータをシリアルデータに変
換し、このシリアルデータ(隣接画素の画素データが連
続する画像データ)に対して処理を行う場合と同じ速度
で画像処理を行うことができる。
る2系統のODDデータ/EVENデータをそのまま用
いて、隣接画素の関係が不要な処理について各系統間で
並列処理を行うようにすることにより、ODDデータ/
EVENデータのパラレルデータをシリアルデータに変
換し、このシリアルデータ(隣接画素の画素データが連
続する画像データ)に対して処理を行う場合と同じ速度
で画像処理を行うことができる。
【0017】換言すれば、ODDデータ/EVENデー
タと同じ周期のビデオクロックVCLKで処理できる、
即ち隣接画素の画素データが連続する画像データに対し
て処理する場合の1/2の動作周波数で処理できるた
め、2系統の信号処理回路の各々の動作速度が1/2で
済み、これに伴ってこれら信号処理回路を構成する回路
素子として安価なデバイスを用いることができるため、
装置の低コスト化が可能となる。
タと同じ周期のビデオクロックVCLKで処理できる、
即ち隣接画素の画素データが連続する画像データに対し
て処理する場合の1/2の動作周波数で処理できるた
め、2系統の信号処理回路の各々の動作速度が1/2で
済み、これに伴ってこれら信号処理回路を構成する回路
素子として安価なデバイスを用いることができるため、
装置の低コスト化が可能となる。
【0018】処理ブロック12で処理された2系統のO
DDデータ/EVENデータは、画像データ領域分割処
理ブロック13に供給される。この画像データ領域分割
処理ブロック13では、ODDデータ/EVENデータ
のパラレルデータをシリアルデータに変換した後、複数
のブロック(領域)のシリアルデータに分割して出力す
る処理が行われる。
DDデータ/EVENデータは、画像データ領域分割処
理ブロック13に供給される。この画像データ領域分割
処理ブロック13では、ODDデータ/EVENデータ
のパラレルデータをシリアルデータに変換した後、複数
のブロック(領域)のシリアルデータに分割して出力す
る処理が行われる。
【0019】図2に、画像データ領域分割処理ブロック
13の具体的な構成の一例を示す。本例に係る画像デー
タ領域分割処理ブロック13は、パラレルデータをシリ
アルデータに変換するパラレル‐シリアル変換回路21
と、このパラレル‐シリアル変換回路21で変換された
シリアルデータを分割すべきブロック数に対応した個
数、例えば4個のラインメモリ22〜25とを有する構
成となっている。
13の具体的な構成の一例を示す。本例に係る画像デー
タ領域分割処理ブロック13は、パラレルデータをシリ
アルデータに変換するパラレル‐シリアル変換回路21
と、このパラレル‐シリアル変換回路21で変換された
シリアルデータを分割すべきブロック数に対応した個
数、例えば4個のラインメモリ22〜25とを有する構
成となっている。
【0020】上記構成の画像データ領域分割処理ブロッ
ク13において、パラレル‐シリアル変換回路21で
は、2系統のODDデータ/EVENデータのパラレル
データを、ビデオクロックVCLKに基づいてCCDイ
メージセンサの画素配列に対応したシリアルデータ、即
ち1ラインの連続した画像データに変換する処理が行わ
れる。
ク13において、パラレル‐シリアル変換回路21で
は、2系統のODDデータ/EVENデータのパラレル
データを、ビデオクロックVCLKに基づいてCCDイ
メージセンサの画素配列に対応したシリアルデータ、即
ち1ラインの連続した画像データに変換する処理が行わ
れる。
【0021】このシリアルデータは、タイミングが異な
る4種類のライトイネーブル信号WEN1,WEN2,
WEN3,WEN4に基づいてラインメモリ22,2
3,24,25にそれぞれ書き込まれる一方、同一タイ
ミングのリードイネーブル信号RENによって読み出さ
れることにより、1ラインの画像データが4つの領域に
分割されて4ブロックの画像データBLOCK DAT
A0,BLOCK DATA1,BLOCK DATA
2,BLOCK DATA3となる。ここでは、リード
イネーブル信号RENとして、ビデオクロックVCLK
を用いるものとする。
る4種類のライトイネーブル信号WEN1,WEN2,
WEN3,WEN4に基づいてラインメモリ22,2
3,24,25にそれぞれ書き込まれる一方、同一タイ
ミングのリードイネーブル信号RENによって読み出さ
れることにより、1ラインの画像データが4つの領域に
分割されて4ブロックの画像データBLOCK DAT
A0,BLOCK DATA1,BLOCK DATA
2,BLOCK DATA3となる。ここでは、リード
イネーブル信号RENとして、ビデオクロックVCLK
を用いるものとする。
【0022】一般式として、1ラインの画素数がN個の
CCDイメージセンサを用いた場合において、N画素分
の画像データをMブロックに分割し、Q画素分のオーバ
ーラップ領域を持たせる場合を考えと、1ブロックの画
素数Lは、 L={N+Q×(M−1)+P}÷M で与えられる。ただし、PはN/Mの余りである。
CCDイメージセンサを用いた場合において、N画素分
の画像データをMブロックに分割し、Q画素分のオーバ
ーラップ領域を持たせる場合を考えと、1ブロックの画
素数Lは、 L={N+Q×(M−1)+P}÷M で与えられる。ただし、PはN/Mの余りである。
【0023】一例として、図4に示すように、1ライン
8195画素のCCDイメージセンサを用い、その81
95画素の画像データを4分割し、各ブロック間に10
画素分のオーバーラップ領域を持たせるものとすると、
1ブロックの画素数は、 {8195+10×(4−1)+3}÷4=2057 となる。
8195画素のCCDイメージセンサを用い、その81
95画素の画像データを4分割し、各ブロック間に10
画素分のオーバーラップ領域を持たせるものとすると、
1ブロックの画素数は、 {8195+10×(4−1)+3}÷4=2057 となる。
【0024】したがって、1ブロックあたり2057画
像分の画像データを4個のラインメモリ22〜25に格
納すれば良いことになる。図4のタイミングチャートか
ら明らかなように、ライトイネーブル信号WEN1,W
EN2,WEN3,WEN4は各々、発生タイミングが
異なり、かつ10画素分のデータ期間だけオーバーラッ
プした状態のタイミング信号として生成される。
像分の画像データを4個のラインメモリ22〜25に格
納すれば良いことになる。図4のタイミングチャートか
ら明らかなように、ライトイネーブル信号WEN1,W
EN2,WEN3,WEN4は各々、発生タイミングが
異なり、かつ10画素分のデータ期間だけオーバーラッ
プした状態のタイミング信号として生成される。
【0025】そして、これらライトイネーブル信号WE
N1,WEN2,WEN3,WEN4がラインメモリ2
2,23,24,25にそれぞれ与えられることによ
り、画素0〜画素2056の画像データがラインメモリ
22に、画素2047〜画素4103の画像データがラ
インメモリ23に、画素4094〜画素6150の画像
データがラインメモリ24に、画素6141〜画素81
94の画像データがラインメモリ25にそれぞれ格納さ
れる。
N1,WEN2,WEN3,WEN4がラインメモリ2
2,23,24,25にそれぞれ与えられることによ
り、画素0〜画素2056の画像データがラインメモリ
22に、画素2047〜画素4103の画像データがラ
インメモリ23に、画素4094〜画素6150の画像
データがラインメモリ24に、画素6141〜画素81
94の画像データがラインメモリ25にそれぞれ格納さ
れる。
【0026】1ラインの画像データを4個のラインメモ
リ22,23,24,25に格納した後(ライトイネー
ブル信号WEN4の立ち下がり後)、それぞれのライン
メモリ22,23,24,25の先頭からリードイネー
ブル信号REN(本例では、ビデオクロックVCLK)
に同期して各データを読み出す。これにより、図5に示
すように、8195画素の画像データが4つのブロック
1〜4に分割されることになる。
リ22,23,24,25に格納した後(ライトイネー
ブル信号WEN4の立ち下がり後)、それぞれのライン
メモリ22,23,24,25の先頭からリードイネー
ブル信号REN(本例では、ビデオクロックVCLK)
に同期して各データを読み出す。これにより、図5に示
すように、8195画素の画像データが4つのブロック
1〜4に分割されることになる。
【0027】ここで、各分割ブロック1〜4間にオーバ
ーラップ領域を持たせるのは、隣接画素を領域に分割し
て並列処理する際に、参照画素が連続して処理されるよ
うにするためであり、したがって各領域ごとに複数の画
素数分の画像データを重複してラインメモリ22,2
3,24,25に格納するのである。
ーラップ領域を持たせるのは、隣接画素を領域に分割し
て並列処理する際に、参照画素が連続して処理されるよ
うにするためであり、したがって各領域ごとに複数の画
素数分の画像データを重複してラインメモリ22,2
3,24,25に格納するのである。
【0028】再び図1において、画像データ領域分割処
理ブロック13で例えば4ブロックに分割されて出力さ
れた4系統のシリアルデータは、隣接画素の関係が必要
な処理ブロック14に供給される。この処理ブロック1
4は、隣接画素の関係が必要な処理を行う種々の信号処
理回路の集合(信号処理回路群)からなる。
理ブロック13で例えば4ブロックに分割されて出力さ
れた4系統のシリアルデータは、隣接画素の関係が必要
な処理ブロック14に供給される。この処理ブロック1
4は、隣接画素の関係が必要な処理を行う種々の信号処
理回路の集合(信号処理回路群)からなる。
【0029】ここで、隣接画素の関係が必要な処理と
は、隣接画素の情報を参照し、その画素情報を考慮しつ
つ画像処理を行うことを言い、フィルタリングや誤差拡
散などの処理を指し、また原稿用紙長全域の画素情報を
参照する必要がない処理をも含むものとする。すなわ
ち、この処理ブロック14では、画像データ領域分割処
理ブロック13から入力される4系統のシリアルデータ
BLOCK DATA0,BLOCK DATA1,B
LOCK DATA2,BLOCK DATA3に対し
て、デジタルフィルタリングや誤差拡散などの処理につ
いてブロック単位で並列処理を行うようになっている。
は、隣接画素の情報を参照し、その画素情報を考慮しつ
つ画像処理を行うことを言い、フィルタリングや誤差拡
散などの処理を指し、また原稿用紙長全域の画素情報を
参照する必要がない処理をも含むものとする。すなわ
ち、この処理ブロック14では、画像データ領域分割処
理ブロック13から入力される4系統のシリアルデータ
BLOCK DATA0,BLOCK DATA1,B
LOCK DATA2,BLOCK DATA3に対し
て、デジタルフィルタリングや誤差拡散などの処理につ
いてブロック単位で並列処理を行うようになっている。
【0030】このように、1ライン分の画像データ(シ
リアルデータ)に対して1系統の信号処理系で隣接画素
の関係が必要な処理を行うのではなく、1ライン分の画
像データを複数のブロックに分割し、この複数ブロック
の画像データをブロック単位で並列処理するようにした
ことにより、処理するクロック周波数を同じと仮定した
場合に、1系統の信号処理系で処理を行う場合に比べて
4倍の速度で画像処理を行うことができることになる。
リアルデータ)に対して1系統の信号処理系で隣接画素
の関係が必要な処理を行うのではなく、1ライン分の画
像データを複数のブロックに分割し、この複数ブロック
の画像データをブロック単位で並列処理するようにした
ことにより、処理するクロック周波数を同じと仮定した
場合に、1系統の信号処理系で処理を行う場合に比べて
4倍の速度で画像処理を行うことができることになる。
【0031】換言すれば、処理速度を1系統の信号処理
回路で処理を行う場合の2倍に抑えると、4系統の信号
処理回路のクロック周波数を1/2に抑えることがで
き、これに伴ってこれら信号処理回路を構成する回路素
子としてそれ程性能が要求されないため、安価なデバイ
スを用いることができ、よって装置の低コスト化が可能
となる。
回路で処理を行う場合の2倍に抑えると、4系統の信号
処理回路のクロック周波数を1/2に抑えることがで
き、これに伴ってこれら信号処理回路を構成する回路素
子としてそれ程性能が要求されないため、安価なデバイ
スを用いることができ、よって装置の低コスト化が可能
となる。
【0032】この処理ブロック14において、並列処理
された4ブロックのシリアルデータBLOCK DAT
A0,BLOCK DATA1,BLOCK DATA
2,BLOCK DATA3は、CCDイメージセンサ
の画素配列に対応したシリアルデータ、即ち1ラインの
連続した画像データに変換された後、画像出力部15に
供給される。この画像出力部15では、処理ブロック1
4から供給される画像データに基づく画像を用紙に形成
して出力する。
された4ブロックのシリアルデータBLOCK DAT
A0,BLOCK DATA1,BLOCK DATA
2,BLOCK DATA3は、CCDイメージセンサ
の画素配列に対応したシリアルデータ、即ち1ラインの
連続した画像データに変換された後、画像出力部15に
供給される。この画像出力部15では、処理ブロック1
4から供給される画像データに基づく画像を用紙に形成
して出力する。
【0033】上述したように、例えばCCDイメージセ
ンサを用いた画像入力部11から入力される画像データ
に対して種々の処理を行う画像処理装置において、各種
の処理回路を、隣接画素の関係が不要な処理を行う回路
と、隣接画素の関係が必要な処理を行う回路とに分類
し、隣接画素の関係が不要な処理ブロック12および隣
接画素の関係が必要な処理ブロック14として分離して
配置したことにより、各処理ブロック12,14の処理
形態に適した信号処理を行うことができる。
ンサを用いた画像入力部11から入力される画像データ
に対して種々の処理を行う画像処理装置において、各種
の処理回路を、隣接画素の関係が不要な処理を行う回路
と、隣接画素の関係が必要な処理を行う回路とに分類
し、隣接画素の関係が不要な処理ブロック12および隣
接画素の関係が必要な処理ブロック14として分離して
配置したことにより、各処理ブロック12,14の処理
形態に適した信号処理を行うことができる。
【0034】すなわち、隣接画素の関係が不要な処理ブ
ロック12では、隣接画素の情報を参照して演算等を行
う処理を行う必要がないため、原稿用紙長全域の画像情
報を参照する地肌検知や原稿の有無の検知などの各種の
信号処理を高速に行えることになる。
ロック12では、隣接画素の情報を参照して演算等を行
う処理を行う必要がないため、原稿用紙長全域の画像情
報を参照する地肌検知や原稿の有無の検知などの各種の
信号処理を高速に行えることになる。
【0035】一方、隣接画素の関係が必要な処理ブロッ
ク14では、1ラインの画像データを複数の領域に分割
して処理することが可能となるため、隣接画素の情報を
参照して演算等を行う処理や、原稿用紙長全域の画像情
報を参照する必要がない処理を、高速なクロックを必要
とすることなく並列処理することができ、しかも並列処
理されたデータを1ラインの連続したデータに変換する
ことによってデータの重複および欠損なく画像出力部1
5に送信できることになる。
ク14では、1ラインの画像データを複数の領域に分割
して処理することが可能となるため、隣接画素の情報を
参照して演算等を行う処理や、原稿用紙長全域の画像情
報を参照する必要がない処理を、高速なクロックを必要
とすることなく並列処理することができ、しかも並列処
理されたデータを1ラインの連続したデータに変換する
ことによってデータの重複および欠損なく画像出力部1
5に送信できることになる。
【0036】なお、上記実施形態においては、隣接画素
の関係が不要な処理ブロック12では、画像入力部11
から入力される2系統のEVENデータ/ODDデータ
に対して並列処理する一方、隣接画素の関係が必要な処
理ブロック14では、1ラインの画像データを4分割し
て得られる4系統のシリアルデータBLOCK DAT
A0,BLOCK DATA1,BLOCK DATA
2,BLOCK DATA3に対して並列処理するとし
たが、これに限られるものではない。
の関係が不要な処理ブロック12では、画像入力部11
から入力される2系統のEVENデータ/ODDデータ
に対して並列処理する一方、隣接画素の関係が必要な処
理ブロック14では、1ラインの画像データを4分割し
て得られる4系統のシリアルデータBLOCK DAT
A0,BLOCK DATA1,BLOCK DATA
2,BLOCK DATA3に対して並列処理するとし
たが、これに限られるものではない。
【0037】すなわち、画像入力部11におけるCCD
イメージセンサの信号電荷の高速転送を目的として、図
3に示すように、偶数画素および奇数画素の各々をさら
に分割した場合には、複数系統のEVENデータおよび
複数系統のODDデータが画像入力部11が入力される
ことになるが、このような場合には、処理ブロック12
ではこれらのデータをそのまま用いて並列処理するよう
にすれば良く、また並列処理に限らず、CCDイメージ
センサから出力される画像データがシリアルデータの場
合は、このシリアルデータに対してそのまま処理するよ
うしても良い。また、処理ブロック14での並列処理の
系統数についても任意である。
イメージセンサの信号電荷の高速転送を目的として、図
3に示すように、偶数画素および奇数画素の各々をさら
に分割した場合には、複数系統のEVENデータおよび
複数系統のODDデータが画像入力部11が入力される
ことになるが、このような場合には、処理ブロック12
ではこれらのデータをそのまま用いて並列処理するよう
にすれば良く、また並列処理に限らず、CCDイメージ
センサから出力される画像データがシリアルデータの場
合は、このシリアルデータに対してそのまま処理するよ
うしても良い。また、処理ブロック14での並列処理の
系統数についても任意である。
【0038】また、上記実施形態では、複写機に適用
し、原稿から読み取った画像データを画像入力部11か
ら入力し、種々の信号処理を施した後の画像データに基
づいて画像出力部15で用紙に画像を形成する場合を例
に挙げたが、複写機への適用に限定されるものではな
く、ファクシミリ装置やプリンタ等の他の画像処理装置
にに同様に適用可能である。ここで、ファクシミリ装置
に適用した場合には、画像出力部15は処理後の画像デ
ータをそのまま伝送出力することになり、プリンタに適
用した場合には、画像入力部11はパーソナルコンピュ
ータ等の上位装置から伝送される画像データを受信して
入力することになる。
し、原稿から読み取った画像データを画像入力部11か
ら入力し、種々の信号処理を施した後の画像データに基
づいて画像出力部15で用紙に画像を形成する場合を例
に挙げたが、複写機への適用に限定されるものではな
く、ファクシミリ装置やプリンタ等の他の画像処理装置
にに同様に適用可能である。ここで、ファクシミリ装置
に適用した場合には、画像出力部15は処理後の画像デ
ータをそのまま伝送出力することになり、プリンタに適
用した場合には、画像入力部11はパーソナルコンピュ
ータ等の上位装置から伝送される画像データを受信して
入力することになる。
【0039】次に、隣接画素の関係が不要な処理ブロッ
ク12および隣接画素の関係が必要な処理ブロック14
における各信号処理回路の具体的な回路構成の一例につ
いて説明する。図6は、本発明の一具体例に係る画像処
理装置の回路構成の一例を示すブロック図である。
ク12および隣接画素の関係が必要な処理ブロック14
における各信号処理回路の具体的な回路構成の一例につ
いて説明する。図6は、本発明の一具体例に係る画像処
理装置の回路構成の一例を示すブロック図である。
【0040】ところで、複写機やファクシミリ装置等の
画像処理装置では、新聞、再生紙あるいは色紙等地肌濃
度を持つ様々な原稿を読み取ることになる。これらの原
稿は地肌濃度が濃いために、CCDイメージセンサ等で
読み取った画像データをそのまま出力すると、地肌濃度
が再現されてしまい、汚れた画像出力となってしまうこ
とになる。
画像処理装置では、新聞、再生紙あるいは色紙等地肌濃
度を持つ様々な原稿を読み取ることになる。これらの原
稿は地肌濃度が濃いために、CCDイメージセンサ等で
読み取った画像データをそのまま出力すると、地肌濃度
が再現されてしまい、汚れた画像出力となってしまうこ
とになる。
【0041】このような地肌が一定の濃度を持つ原稿に
対しては、地肌濃度を検知し、その検知濃度に基づいて
地肌除去のための閾値を求め、この閾値を用いて地肌除
去を行うことが広く知られている。例えば、あらかじめ
原稿全面を読み取って濃度分布のヒストグラムを作成
し、地肌除去のための閾値を決定する画像処理装置(例
えば、特開平4−37258号公報参照)や、読み込ん
だ画像信号の主走査方向1ラインごとにブロック分割し
て、各ブロックの濃度から地肌レベルを求めて、変動状
態を見ながらリアルタイムに閾値を決定する画像処理装
置(例えば、特開平7−322069号公報参照)が知
られている。
対しては、地肌濃度を検知し、その検知濃度に基づいて
地肌除去のための閾値を求め、この閾値を用いて地肌除
去を行うことが広く知られている。例えば、あらかじめ
原稿全面を読み取って濃度分布のヒストグラムを作成
し、地肌除去のための閾値を決定する画像処理装置(例
えば、特開平4−37258号公報参照)や、読み込ん
だ画像信号の主走査方向1ラインごとにブロック分割し
て、各ブロックの濃度から地肌レベルを求めて、変動状
態を見ながらリアルタイムに閾値を決定する画像処理装
置(例えば、特開平7−322069号公報参照)が知
られている。
【0042】これらの画像処理装置において、地肌除去
のための閾値を求める際に、主走査方向の1ライン分の
画像データを所定ライン数だけ、もしくは原稿全面に亘
って読み込んで地肌濃度を検出している。ここで、読み
取り解像度が高くなり、読み取り速度が速くなれば、地
肌濃度を検出するための画像データ数も増大し、使用す
るデバイスもより高速なものが必要となり、地肌濃度検
出部の回路が高価なものになってしまう。
のための閾値を求める際に、主走査方向の1ライン分の
画像データを所定ライン数だけ、もしくは原稿全面に亘
って読み込んで地肌濃度を検出している。ここで、読み
取り解像度が高くなり、読み取り速度が速くなれば、地
肌濃度を検出するための画像データ数も増大し、使用す
るデバイスもより高速なものが必要となり、地肌濃度検
出部の回路が高価なものになってしまう。
【0043】そこで、本具体例に係る画像処理装置で
は、図6から明らかなように、原稿の地肌濃度を検知す
る地肌検知回路125を、隣接画素の関係が不要な処理
ブロック12側に配置する構成を採っている。以下に、
具体的な構成について、図6に基づいて説明する。
は、図6から明らかなように、原稿の地肌濃度を検知す
る地肌検知回路125を、隣接画素の関係が不要な処理
ブロック12側に配置する構成を採っている。以下に、
具体的な構成について、図6に基づいて説明する。
【0044】画像入力部11から処理ブロック12に
は、ODDデータ/EVENデータのパラレルデータが
入力される。処理ブロック12は、2系統の画像データ
(ODDデータ/EVENデータ)の各々に対して、サ
ンプルホールド(S/H)回路121o,121eと、
ゲインコントロール(Gain)回路122o,122
eと、A/D変換回路123o,123eと、シェーデ
ィング補正(SD)回路124o,124eとを有し、
さらに2系統の画像データの一方、例えばODDデータ
に対して地肌検知回路125を有する構成となってい
る。
は、ODDデータ/EVENデータのパラレルデータが
入力される。処理ブロック12は、2系統の画像データ
(ODDデータ/EVENデータ)の各々に対して、サ
ンプルホールド(S/H)回路121o,121eと、
ゲインコントロール(Gain)回路122o,122
eと、A/D変換回路123o,123eと、シェーデ
ィング補正(SD)回路124o,124eとを有し、
さらに2系統の画像データの一方、例えばODDデータ
に対して地肌検知回路125を有する構成となってい
る。
【0045】この処理ブロック12において、サンプル
ホールド回路121o,121e、ゲインコントロール
回路122o,122eと、A/D変換回路123o,
123eおよびシェーディング補正回路124o,12
4eで処理される画像データは、隣接画素の画素データ
と関係なく処理されるため、ODDデータとEVENデ
ータとはそれぞれ別々に並列処理を行うことができる。
このように、ODDデータとEVENデータとを別々に
並列処理を行うことにより、隣接画素の画素データが連
続する画像データ(図9のMIXDATAに相当)に対
して処理を行う場合と比べて、1/2の動作周波数で同
等の処理が可能となる。
ホールド回路121o,121e、ゲインコントロール
回路122o,122eと、A/D変換回路123o,
123eおよびシェーディング補正回路124o,12
4eで処理される画像データは、隣接画素の画素データ
と関係なく処理されるため、ODDデータとEVENデ
ータとはそれぞれ別々に並列処理を行うことができる。
このように、ODDデータとEVENデータとを別々に
並列処理を行うことにより、隣接画素の画素データが連
続する画像データ(図9のMIXDATAに相当)に対
して処理を行う場合と比べて、1/2の動作周波数で同
等の処理が可能となる。
【0046】また、地肌検知回路125は、2系統の画
像データの一方、本例ではODDデータを用いて原稿の
地肌濃度を検知し、その検知出力に基づいて地肌除去の
ための閾値を求める処理を行う。具体的には、ODDデ
ータについて主走査方向(画素列方向)の1ライン分の
データを所定ライン数分、もしくは原稿全面分読み込ん
で地肌濃度を検知する。EVENデータに基づいて地肌
濃度を検知するようにしても良いことは勿論である。
像データの一方、本例ではODDデータを用いて原稿の
地肌濃度を検知し、その検知出力に基づいて地肌除去の
ための閾値を求める処理を行う。具体的には、ODDデ
ータについて主走査方向(画素列方向)の1ライン分の
データを所定ライン数分、もしくは原稿全面分読み込ん
で地肌濃度を検知する。EVENデータに基づいて地肌
濃度を検知するようにしても良いことは勿論である。
【0047】このように、2系統の画像データの一方に
ついて主走査方向の1ライン分のデータを所定ライン数
分、もしくは原稿全面分読み込んで地肌濃度を検知する
ことにより、隣接画素の画素データが連続する画像デー
タMIXDATAについて主走査方向の1ライン分のデ
ータを所定ライン数分、もしくは原稿全面分読み込む場
合に比べて、処理する画像データ数が半分で済むため、
濃度検知の際に用いる画像メモリの容量を半減できる。
また、1/2の動作周波数で処理が可能であることか
ら、高速なデバイスを使用する必要がないため、地肌検
知回路125を安価に構成することができる。
ついて主走査方向の1ライン分のデータを所定ライン数
分、もしくは原稿全面分読み込んで地肌濃度を検知する
ことにより、隣接画素の画素データが連続する画像デー
タMIXDATAについて主走査方向の1ライン分のデ
ータを所定ライン数分、もしくは原稿全面分読み込む場
合に比べて、処理する画像データ数が半分で済むため、
濃度検知の際に用いる画像メモリの容量を半減できる。
また、1/2の動作周波数で処理が可能であることか
ら、高速なデバイスを使用する必要がないため、地肌検
知回路125を安価に構成することができる。
【0048】一方、地肌検知回路125で求めた閾値を
用いて地肌除去を行う地肌除去回路については、隣接画
素の画素データを参照する必要があることから、隣接画
素の関係が必要な処理ブロック14側に配置するように
する。そして、本例では、画像データ領域分割処理ブロ
ック13は、ODDデータ/EVENデータのパラレル
データをシリアルデータに変換した後、2系統のブロッ
ク(領域)0,1のシリアルデータに分割して処理ブロ
ック14に供給するようにしている。
用いて地肌除去を行う地肌除去回路については、隣接画
素の画素データを参照する必要があることから、隣接画
素の関係が必要な処理ブロック14側に配置するように
する。そして、本例では、画像データ領域分割処理ブロ
ック13は、ODDデータ/EVENデータのパラレル
データをシリアルデータに変換した後、2系統のブロッ
ク(領域)0,1のシリアルデータに分割して処理ブロ
ック14に供給するようにしている。
【0049】処理ブロック14は、2系統のブロック
0,1の画像データの各々に対して、拡大・縮小(R
E)回路141-0,141-1と、地肌除去回路142-
0,142-1と、階調補正(TRC)回路143-0,1
43-1と、像域分離(TIS)回路144-0,144-1
とを有し、さらに2系統のブロック0,1の画像データ
を1ラインの連続した画像データに合成するブロック合
成部145を有する構成となっている。
0,1の画像データの各々に対して、拡大・縮小(R
E)回路141-0,141-1と、地肌除去回路142-
0,142-1と、階調補正(TRC)回路143-0,1
43-1と、像域分離(TIS)回路144-0,144-1
とを有し、さらに2系統のブロック0,1の画像データ
を1ラインの連続した画像データに合成するブロック合
成部145を有する構成となっている。
【0050】この処理ブロック14において、拡大・縮
小、階調補正、像域分離といった画像処理では、デジタ
ルフィルタリング処理等のように隣接画素の画素データ
を使用して該当画素のデータ処理を行うことになる。こ
のため、画像データ領域分割処理ブロック13では、隣
接画素の画素データが連続するブロックに分割するよう
にODDデータとEVENデータを、主走査方向にブロ
ック単位で分割してブロック0,1の各画像データとし
て再構成する。
小、階調補正、像域分離といった画像処理では、デジタ
ルフィルタリング処理等のように隣接画素の画素データ
を使用して該当画素のデータ処理を行うことになる。こ
のため、画像データ領域分割処理ブロック13では、隣
接画素の画素データが連続するブロックに分割するよう
にODDデータとEVENデータを、主走査方向にブロ
ック単位で分割してブロック0,1の各画像データとし
て再構成する。
【0051】そして、処理ブロック14において、ブロ
ック単位で画像処理を並列に行うようにする。このよう
に、隣接画素の関係が必要な処理について、並列処理を
行うことにより、主走査方向にブロック単位で分割せず
に画像処理を行う場合に比較して、高速な画像処理が可
能となる。地肌除去回路142-0,142-1について
も、隣接画素の画素データが連続するブロック0,1ご
とに、処理ブロック12の地肌検知回路125で求めた
閾値を用いて地肌除去の処理を行う。
ック単位で画像処理を並列に行うようにする。このよう
に、隣接画素の関係が必要な処理について、並列処理を
行うことにより、主走査方向にブロック単位で分割せず
に画像処理を行う場合に比較して、高速な画像処理が可
能となる。地肌除去回路142-0,142-1について
も、隣接画素の画素データが連続するブロック0,1ご
とに、処理ブロック12の地肌検知回路125で求めた
閾値を用いて地肌除去の処理を行う。
【0052】これに対して、先述した各公報に開示の画
像処理装置では、主走査方向の1ラインの画像データを
所定ライン数もしくは原稿全面に亘って読み込んで地肌
濃度を検知するようにしているため、ODDデータ/E
VENデータのパラレルデータを出力する構成のCCD
イメージセンサを用いた場合には、隣接画素の画素デー
タが連続するように主走査方向1ラインの画像データを
構成し直さなければならないために、並列処理を行うメ
リットがなくなり、さらには画像データの増大とデバイ
スの高速化が必要になり、地肌検知回路125が高価な
ものとなってしまう。
像処理装置では、主走査方向の1ラインの画像データを
所定ライン数もしくは原稿全面に亘って読み込んで地肌
濃度を検知するようにしているため、ODDデータ/E
VENデータのパラレルデータを出力する構成のCCD
イメージセンサを用いた場合には、隣接画素の画素デー
タが連続するように主走査方向1ラインの画像データを
構成し直さなければならないために、並列処理を行うメ
リットがなくなり、さらには画像データの増大とデバイ
スの高速化が必要になり、地肌検知回路125が高価な
ものとなってしまう。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像入力手段から入力される画像データに対して種々の
処理を行う信号処理系を、隣接画素の関係が不要な処理
系と、隣接画素の関係が必要な処理系とに分離して配置
するようにしたことにより、各処理系の処理形態に適し
た信号処理が実現できるため、例えば原稿用紙長全域の
画像情報を参照する地肌検知や原稿の有無の検知などの
各種の信号処理を高速に行えることになる。
画像入力手段から入力される画像データに対して種々の
処理を行う信号処理系を、隣接画素の関係が不要な処理
系と、隣接画素の関係が必要な処理系とに分離して配置
するようにしたことにより、各処理系の処理形態に適し
た信号処理が実現できるため、例えば原稿用紙長全域の
画像情報を参照する地肌検知や原稿の有無の検知などの
各種の信号処理を高速に行えることになる。
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置の構
成の概念を示すブロック図である。
成の概念を示すブロック図である。
【図2】 画像データ領域分割処理ブロックの具体的な
構成の一例を示すブロック図である。
構成の一例を示すブロック図である。
【図3】 ブロック分割の動作説明のためのタイミング
チャートである。
チャートである。
【図4】 分割された各ブロックと画素データとの関係
を示す図である。
を示す図である。
【図5】 分割された各ブロックごとの画像データを示
す図である。
す図である。
【図6】 本発明の一具体例に係る画像処理装置の構成
の概念を示すブロック図である。
の概念を示すブロック図である。
【図7】 従来例に係る画像処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】 CCDイメージセンサの一例を示す概略構成
図である。
図である。
【図9】 従来装置の動作説明のためのタイミングチャ
ートである。
ートである。
11…画像入力部、12…隣接画素の関係が不要な処理
ブロック、14…隣接画素の関係が必要な処理ブロッ
ク、15…画像出力部、21…パラレル‐シリアル変換
回路、22〜25…ラインメモリ、125…地肌検知回
路、142-0,142-1…地肌除去回路
ブロック、14…隣接画素の関係が必要な処理ブロッ
ク、15…画像出力部、21…パラレル‐シリアル変換
回路、22〜25…ラインメモリ、125…地肌検知回
路、142-0,142-1…地肌除去回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA01 AA11 CC02 CG10 CH04 CH18 5C077 LL18 MM03 PP21 PP25 PP28 PP58 PP68 PQ08 PQ21 RR02 RR15
Claims (7)
- 【請求項1】 画像データを入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段から入力された画像データを、隣接画
素の関係が不要な処理系と隣接画素の関係が必要な処理
系とに分けて処理する信号処理手段と、 前記信号処理手段によって処理された画像データを出力
する画像出力手段とを備えることを特徴とする画像処理
装置。 - 【請求項2】 前記画像入力手段は、画素列における奇
数画素の画像データと偶数画素の画像データとを独立し
て出力するイメージセンサを有し、 前記隣接画素の関係が不要な処理系は、前記イメージセ
ンサから出力される奇数画素の画像データと偶数画素の
画像データとを並列処理することを特徴とする請求項1
記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記信号処理手段は、前記隣接画素の関
係が不要な処理系で並列処理された奇数画素の画像デー
タと偶数画素の画像データとのパラレルデータを、隣接
画素の画素データが連続するシリアルデータに変換する
変換手段と、 この変換手段で変換されたシリアルデータを画素列方向
において複数の領域に分割して複数ブロックのシリアル
データに分割する分割手段とを有することを特徴とする
請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記隣接画素の関係が必要な処理系は、
前記分割手段によって分割された複数ブロックのシリア
ルデータをブロック単位で並列処理することを特徴とす
る請求項3記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記隣接画素の関係が必要な処理系は、
前記複数ブロックのシリアルデータを並列処理した後、
画素列方向において連続するシリアルデータに合成する
合成手段を有することを特徴とする請求項4記載の画像
処理装置。 - 【請求項6】 前記隣接画素の関係が不要な処理系は、
前記画像入力部から入力される画像データを用いて原稿
の地肌濃度を検知し、その検知出力に基づいて地肌除去
のための閾値を求める地肌検知手段を含み、 前記隣接画素の関係が必要な処理系は、前記地肌検知手
段で求められた閾値を用いて地肌濃度を除去する地肌除
去手段を含むことを特徴とする請求項2記載の画像処理
装置。 - 【請求項7】 前記地肌検知手段は、前記イメージセン
サから出力される奇数画素の画像データおよび偶数画素
の画像データのいずれか一方を用いて地肌濃度の検知を
行うことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11069858A JP2000270211A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11069858A JP2000270211A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000270211A true JP2000270211A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13414938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11069858A Pending JP2000270211A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000270211A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002358537A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-13 | Sony Corp | 画像生成装置、画像処理装置およびそれらの方法 |
JP2007304887A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置及びそのプログラム |
DE102017207881A1 (de) | 2016-05-11 | 2017-11-16 | Mitutoyo Corporation | Berührungsloses 3D-Messsystem |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP11069858A patent/JP2000270211A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002358537A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-13 | Sony Corp | 画像生成装置、画像処理装置およびそれらの方法 |
JP4670185B2 (ja) * | 2001-06-04 | 2011-04-13 | ソニー株式会社 | 画像生成装置、画像処理装置およびそれらの方法 |
JP2007304887A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置及びそのプログラム |
DE102017207881A1 (de) | 2016-05-11 | 2017-11-16 | Mitutoyo Corporation | Berührungsloses 3D-Messsystem |
US10445894B2 (en) | 2016-05-11 | 2019-10-15 | Mitutoyo Corporation | Non-contact 3D measuring system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5650862A (en) | Image signal processing apparatus with improved pixel parallel/line parallel conversion | |
JP2000270211A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2616386B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JPH02282868A (ja) | 複数チャンネル画像処理装置及び方法 | |
JP4630481B2 (ja) | 画像読取装置 | |
US20040212846A1 (en) | Interleaved image processing for an imaging apparatus | |
JP2593152B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP4107200B2 (ja) | 欠陥画素補正装置及び方法 | |
JPS59151566A (ja) | 画像読取り装置 | |
JP3432002B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP3927734B2 (ja) | 画像読取システム、外部装置、画像読取方法および記憶媒体 | |
JP2000078397A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3014257B2 (ja) | 文書読み取り装置 | |
JP4173455B2 (ja) | 画像読取装置、画像形成装置、画像読取用プログラム、記憶媒体及び画像読取方法 | |
JP3880793B2 (ja) | 画像処理装置及び画像形成装置 | |
JP2576987B2 (ja) | カラ−画像読取り装置 | |
JP3755489B2 (ja) | カラー画像処理装置 | |
JP2505170B2 (ja) | 画像読取り装置 | |
JP2011049893A (ja) | 画像処理装置および画像形成装置 | |
JP2003169172A (ja) | デジタル複写装置 | |
JPH012467A (ja) | 画像読取り装置 | |
JPH0795401A (ja) | 画像処理装置 | |
JPH03231382A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JPH02292863A (ja) | 受光素子 | |
JPH0591252A (ja) | カラー原稿読取り装置 |