JP3754255B2 - 速結端子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、照明器具等に用いる電源端子台等に適用される速結端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例を図6により説明する。導電性ばね部材により形成した接触板50の一端に略直角に折曲片51を折曲し、鎖錠片52は折曲片51を接触板50側に切起こすことにより形成している。57は電線である。
【0003】
電線57を鎖錠片52の切り抜き穴58を通して接触板50と鎖錠片52との間に挿通すると、電線57の外径分鎖錠片52が切り抜き穴58から離れるように傾き電線57に抜止め係止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、切起こしだけによる加工で形成された鎖錠片52については電線57を挿入させる際、鎖錠片52の長さL0 の不足や切曲角度θ0 が大きくとれない等の理由により電線挿入力が高くなり電線37が挿入しにくいという欠点があった。
【0005】
図7に示す別の従来例は折曲片51の先端より延長片53を円弧状に接触板側に延長しその先端に鎖錠片52′を延出している。しかし、この従来例は、長尺材が必要となり多くの材料が使用される。
【0006】
したがって、この発明の目的は、材料を長く必要とすることなく、電線挿入力を低減することができる速結端子を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の速結端子は、接触板と、この接触板の一端に折曲された折曲片と、前記接触板に向くように前記折曲片より切起こされた鎖錠片とを備え、前記鎖錠片の先端に逆三角形状に形成した鎖錠部を有し、前記鎖錠部の根元付近を前記鎖錠片の切起こし方向と同方向に屈曲したことを特徴とするものである。
【0008】
請求項1記載の速結端子によれば、鎖錠片の先端を切起こし方向と同方向に屈曲する曲げ加工を追加したため、鎖錠片を切起こす際の切り抜き穴より電線が挿入される際に接触する鎖錠片の先端の曲げ角度が大きくとれるので電線挿入力を低減することができ、従来例と比較して材料を長く必要としない。また電線と鎖錠片が当接する力も有効に大きく働くことができるため接触が安定する。鎖錠片の長さを従来例よりも長くするとより一層電線挿入力を軽くできるが、長くしても切起こしにより鎖錠片を形成しているため、ばね材の長さを長くする必要がない。また電線と鎖錠片が当接する角度を従来例と同じにした場合には鎖錠片から接触板の折曲片のある一端までの距離が短くてすみ小型化できる。
【0011】
請求項2記載の速結端子は、請求項1において、前記鎖錠片が前記折曲片に一対並設されているものである。
【0012】
請求項2記載の速結端子によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0013】
請求項3記載の速結端子は、請求項2において、前記接触板の他端に前記鎖錠片の電線挿入方向と異なる方向の速結部を有するものである。
【0014】
請求項3記載の速結端子によれば、請求項2と同様な効果がある。
【0015】
請求項4記載の速結端子は、請求項3において、前記接触板を収納する収納部を有し前記鎖錠片および速結部に臨む電線挿入孔を有するケースを設けたものである。
【0016】
請求項4記載の速結端子によれば、請求項3と同様な効果がある。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1から図5により説明する。すなわち、この電線接続器は、接触板1と、折曲片2と、鎖錠片3とを有する。
【0018】
接触板1は導電性ばね部材により形成され、挿入された電線4の一側に当接するものである。また図5に示すように接触板1の他端に鎖錠片3の電線挿入方向と異なる方向の速結部5を有する。
【0019】
折曲片2は接触板1の一端に例えば略直角に折曲されている。
【0020】
鎖錠片3は接触板1に向くように折曲片2より切起こされ、鎖錠片3の先端を鎖錠片3の切起こし方向と同方向に屈曲、すなわち切起こし角θ1 より大きな角度θ2 (θ2 >θ1 )で同方向に屈曲して屈曲部7を形成している。鎖錠片3の先端の屈曲部7に逆三角形状に形成した鎖錠部6を有し、鎖錠部6の根元付近を屈曲部7の屈曲位置とし、鎖錠部6の先端は接触板1に近接ないし当接している。また鎖錠片3が折曲片2に一対並設されている。
【0021】
ケース10は、図5に示すように接触板1を収納する収納部31を有し、鎖錠片3および速結部5に臨む電線挿入孔18、22を有する。
【0022】
電線4を折曲片2の鎖錠片3の切り抜き穴8から挿入し鎖錠部6と接触板1との間に挿通すると、鎖錠片3が押上げられる力の反作用で電線4を接触板1に押付け、鎖錠部6で抜止め係止する。
【0023】
図5に示す速結端子は電源端子台に適用したものである。ケース5は樹脂ボディ16と樹脂カバー17からなる。樹脂ボディ16において、18は電線挿入孔、19はカバー取付爪、20は取付爪である。樹脂カバー17において、22は電線挿入孔、23は解錠穴、24は電線挿通孔、25は爪係止孔である。
【0024】
14はアース用速結端子、15はその下縁に接触するアース舌片である。
【0025】
26は取付板であり、27は取付爪20が係止する角穴、28はアース舌片15が係止する孔、29は取付ねじ用穴、30は樹脂ボディ16に形成した位置決め突起(図示せず)が嵌合する穴、31は穴29に通す取付ねじである。
【0026】
第1の実施の形態によれば、鎖錠片3の先端を切起こし方向と同方向に屈曲する曲げ加工を追加したため、鎖錠片3を切起こす切り抜き穴8より電線4が挿入される際に接触する屈曲部7の曲げ角度が大きくとれるので、従来例では図3(a)に示すように電線挿入力F0 であるのに対して、実施の形態では図3(b)は電線挿入力F1 となり、F0 >F1 であり、電線挿入力を低減することができる。また電線4と鎖錠片3が当接する力も有効に大きく働くため接触が安定する。さらに別の従来例と比較して材料を長く必要とせず、材料節減になる。
【0027】
図2に示すように鎖錠片3の長さ(L1 +L2 )を鎖錠片3の先端に屈曲部7のない直線状の従来例L0 よりも長くすることにより電線挿入力がさらに軽くなるが、たとえ鎖錠片3を長くしても切起こしにより鎖錠片3を形成したため、ばね材の長さを長くする必要がない。
【0028】
また図4に示すように、図4(a)に示すように電線4と鎖錠片3が当接する角度を図4(b)の従来例と同じに例えば47度とした場合には、鎖錠部6から接触板1の折曲片2のある一端までの距離が、実施の形態がL1 に対して従来例がL2 となり、L1 <L2 であり、L1 が短くてすみ小型化できる。
【0029】
【発明の効果】
請求項1記載の速結端子によれば、鎖錠片の先端を切起こし方向と同方向に屈曲する曲げ加工を追加したため、鎖錠片を切起こす際の切り抜き穴より電線が挿入される際に接触する鎖錠片の先端の曲げ角度が大きくとれるので電線挿入力を低減することができ、従来例と比較して材料を長く必要としない。また電線と鎖錠片が当接する力も有効に大きく働くことができるため接触が安定する。鎖錠片の長さを従来例よりも長くするとより一層電線挿入力を軽くできるが、長くしても切起こしにより鎖錠片を形成しているため、ばね材の長さを長くする必要がない。また電線と鎖錠片が当接する角度を従来例と同じにした場合には鎖錠片から接触板の折曲片のある一端までの距離が短くてすみ小型化できる。
【0031】
請求項2記載の速結端子によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0032】
請求項3記載の速結端子によれば、請求項2と同様な効果がある。
【0033】
請求項4記載の速結端子によれば、請求項3と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の速結端子の要部斜視図である。
【図2】その側面図である。
【図3】速結端子の電線挿入力を説明するもので(a)は従来例の側面図、(b)は実施の形態の側面図である。
【図4】速結端子の小型化を説明するもので、(a)は実施の形態の側面図、(b)は比較例の側面図である。
【図5】電源端子台の分解斜視図である。
【図6】従来例を示し、(a)は一部の外観斜視図、(b)はその側面図である。
【図7】別の従来例の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 接触板
2 折曲片
3 鎖錠片
4 電線
5 速結部
6 鎖錠部
7 屈曲部
8 切り抜き穴
10 ケース
11 速結端子
18 電線挿入孔
31 収納部
Claims (4)
- 接触板と、この接触板の一端に折曲された折曲片と、前記接触板に向くように前記折曲片より切起こされた鎖錠片とを備え、前記鎖錠片の先端に逆三角形状に形成した鎖錠部を有し、前記鎖錠部の根元付近を前記鎖錠片の切起こし方向と同方向に屈曲したことを特徴とする速結端子。
- 前記鎖錠片が前記折曲片に一対並設されている請求項1記載の速結端子。
- 前記接触板の他端に前記鎖錠片の電線挿入方向と異なる方向の速結部を有する請求項2記載の速結端子。
- 前記接触板を収納する収納部を有し前記鎖錠片および速結部に臨む電線挿入孔を有するケースを設けた請求項3記載の速結端子。
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JP35395899A JP3754255B2 (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | 速結端子 |
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JP35395899A JP3754255B2 (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | 速結端子 |
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Family Applications (1)
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JP35395899A Expired - Lifetime JP3754255B2 (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | 速結端子 |
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-
1999
- 1999-12-14 JP JP35395899A patent/JP3754255B2/ja not_active Expired - Lifetime
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