JP3753176B2 - 鉄道車両の軌間変更のための装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両を複数の軌間でレールに支持し、鉄道車両の軌間を第1の軌間例えば標準軌から第2の軌間例えば広軌に及びその逆に変更するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
鉄道車両を異なる軌間で運行できるように、車輪が車軸に沿って変位可能な軌間調整式輪軸が使用される。このために軌間調整式輪軸はアンロックディスクを有する。当該の車軸上で車輪の移動を可能にするために、アンロックディスクは軌間移行区域に通っている案内と共働する。
【0003】
先行技術によれば軌間の間に移行を形成するために、軌間の移行区域では各軌間ごとに別個の特別のレールが利用される。また大きな取付け面積が必要であり、それは特に例えば鉄道連絡船(フェリー船)に合わせて軌間変更しようとする場合に望ましくない。車両を例えば標準軌で船上へ運行し、そこで留置線に入れ、おろすときに船上で軌間変更し、次いで例えば広軌の軌道橋を経て適当な鉄道網に運行することがよくあるからである。
【0004】
ある軌間から別の軌間への移行を可能にする公知の装置は、可変軌間式台車を有する(ドイツ特許第69607518号、ドイツ特許第19625031号、フランス特許第2,383,810号)。
【0005】
また第1の軌間から第2の軌間へ導くレールを別個の区間で構成することが周知である(欧州特許公開第0611847号、欧州特許第0942100号)。
【0006】
軌間変更過程の監視装置がドイツ特許公開第19817950号に開示されている。
【0007】
異なる軌間のための転轍車軸が旧東ドイツ特許第286481号に記載されている。
【0008】
本発明の目的は、構造上簡単な処置により場所をとらずに鉄道車両の軌間変更を行うことができるように、前述の種類の装置を改良することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明に基づき上記目的はおおむね次のようにして解決される。即ち当該のレールが第1の軌間でも第2の軌間でも同一のレールからなり、軌間変更区域のレールがレール縦軸を横切る方向に変位可能な台座の上に配置される。
【0010】
その場合台座は特に台板及び台板から張り出すレールを具備し、移行区域のレールは特に溝付きレールとして形成されている。また変位可能なレール又はその区間での車輪の確実な案内を保証するために、台板から張り出すガードレールがレールの両側に通っている。この場合ガードレールは、レール上に支持される鉄道車両の車輪の幅より僅かに大きな相互の内法間隔を有しなければならない。
【0011】
本発明の具体的構成において、軌間の移行区域の始端ないし終端に当該のレールのための旋回点をなすピボットが設けられる。該ピボットはリンク、ジョイントなどの自在継手又は弾性たわみ部分から構成し得る。
【0012】
本発明によれば、先行技術と異なり各軌間に同じレールを使用して鉄道車両の軌間変更を問題なく行うことができる。軌間変更を行うには、移行区域を出発点としてレール区間の間隔を変えさえすればよい。こうして標準軌の鉄道車両を鉄道連絡船(フェリー船)に運び、そこで留置線に入れ、おろすときに第2の軌間に軌間変更して、当該の鉄道網に問題なく送り出すことができる。同じことが逆方向にも当てはまる。
【0013】
発明のその他の細部、利点及び特徴は特許請求の範囲及び特許請求の範囲、及び図面を参照して説明される好ましい実施形態からも明らかである。
【0014】
【発明の実施の形態】
鉄道車両が通過する軌道15の区間10、12及び14を図1に示す。ここで本発明の軌間変更装置により第1の軌間又は標準軌16から第2の軌間又は広軌18に軌間変更を行うことができる。軌道15がどの軌間をとるかにかかわりなく、同じレール20、22が利用され、軌間の変更のためにレールを変位ないし調整させるだけでよい。このことは一方では図1の区間12、14の実線で示すレール20、22により、他方では軌道15の同じ区間12、14の破線で示すレール20、22により明らかである。区間10及び14は例えば3000mmないし4000mm、特に3500mmの長さ、区間12は橋絡される軌間差に応じて4000mmないし20000mm、特に6000mmないし17000mmの長さを有する。
【0015】
軌道を標準軌16から広軌18に広げようとするときはレール20、22の旋回中心をなす第1のピボット24、26から外側へ移動し、次に第2のピボット32、34で終わる移行区域をなすレール部分28、30に通し、広軌18に相当する間隔で互いに平行に導く。
【0016】
本発明に基づく軌間変更装置は、ある鉄道網から別の鉄道網へ軌間変更せずに移行させる鉄道車両にも利用することができる。
【0017】
図1の区間12及び14のレール20、22の調整を可能にするために、本例では図2に基づき説明するように、当該レール20,22の内のレール部分28、36又は30、38は軌道15の縦方向に対して、その横方向に変位可能なマウント又は台座40の上に配置されている。ここにおいて、矢印42、44、46、48、50及び52で原理的に示すように、レール20、22又はその変位可能なレール部分28、36及び30、38の部分の縦方向に複数個の適当な台座40が互いに間隔をおいて配置されている。台座40の間ではレール20、22のレール部分28、36及び30、38をすべり板の上に支えることができる。
【0018】
各台座40は台板54を具備し、当該のレール部分、例えばレール部分28は台座54から張り出す。軌間16、18の間の移行区域をなす軌間変更区域のレール部分28を溝付きレールとして形成することが好ましい。
【0019】
図2の断面図でレール部分28は標準軌16に相当する位置にある。該レール部分を広軌18に整列しようとするときは、破線の位置をとるために、台板54を矢印56の方向に右へ変位させる。逆にレール部分28を広軌18から標準軌16に転移しようとする場合は、台板54を矢印58の方向に変位させる。
【0020】
また図2で明らかなように、レール部分36が支える車輪64のための案内としてガードレール60、62が、溝付きレールの形のレール20、22の両側に通っている。その場合図2で分かるように、ガードレール60、62の内法間隔は車輪64の幅より僅かに大きい。
【0021】
レール20、22又はレール部分28、30及び36、38の間に案内66、67が通っている。車軸74から張り出す車輪64、76の間隔を軌間に応じて変更できるように、案内66、67は軌間調整型輪軸72のリリーズディスクないしアンロックディスク68、70と共働する。標準軌16から広軌に変更するときは、案内66、67によってアンロックディスク68、70が外側へ押しやられ、同時に車輪64、76が錠止状態から外され、アンロックディスクの位置を保持しつつ車軸74上で移動させられる。
【0022】
逆に広軌18を標準軌16に軌間変更するときは、標準軌16に相当する間隔をとるために、アンロックディスク68、70によって車輪64、76が車軸74に沿って互いに向き合う方向に変位させられる。このためにガイドディスク68、70からガイドスリーブ78が出ており、これに圧縮ばね80が作用する。圧縮ばね80によってガイドディスク68、70は車軸74の中心に向かう方向に力を受ける。即ちガイドディスク68、70は互いに向き合う方向に移動するよう付勢されている。
【0023】
ガイドディスク68、70がロッキングレバー82によって錠止状態にロックされている限り、ガイドディスク68、70の同様な変位は不可能である。車輪64、76が移行区域(区間12)を出て、広軌18の区間14に進入する場合に、これが行われる。逆に広軌18から標準軌16に軌間変更するときは、まずロッキングレバー82が解除されて錠止状態が解放され、次にばね80の力によってガイドディスク68、70が案内66、67に従って互いに向き合う方向に移動され、その結果車輪64、76は標準軌16に整列される。
【0024】
補助レール又は別設のレールなしで軌道15を広軌から標準軌に又は標準軌を広軌に変えるためにレール部分28、36、30、38を調整して変位し得る構成が図1で表の態様で示してある。図1において、軌道15を通過する鉄道車両の進行方向が矢印で示してある。即ち表の態様で示した第1行には標準軌を保持して軌道15を右から通過する場合、第2行には標準軌を保持して軌道15を左から通過する場合が示されている。第3行と第4行では車両が広軌18から標準軌16に(第3行)又は標準軌16から広軌18に(第4行)軌間変更される状態を示す。
【0025】
レール部分22、28及び28、36又は20、30及び30、38の間にあって、軌間16及び18の移行が開始又は終了する旋回点をなすピボット24、26、32、34は、リンク、ジョイントなどの自在継手又は弾性たわみ部分によって形成することができ、又、その他の可能な適当な構造も考えられる。
【0026】
本発明の軌間変更装置を通過するときに車輪の案内を受け持つ連続する溝付きレールは、連続レールとして形成されている。レールの縦方向に沿って見て、調整による変位の度合は比較的小さいため、ピボットを弾性たわみ部分で形成して、これにより変位を生じることが好ましい。
【0027】
本発明の軌間変更装置は、フェリー船の軌道橋への応用は特殊な個別例であり、これによって本発明の適用を限定するものではないが、この場合には、軌道橋は、水位の補正のために高さ調整可能な複数の軌道を有し、船舶の甲板に接続する橋梁で構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軌間変更装置において、軌間が互いに異なる区間を有する軌道の原理図である。
【図2】軌間変更区域のレールの断面図である。
【図3】軌間調整型輪軸の概要図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両を複数の軌間でレールに支持し、鉄道車両の軌間を第1の軌間例えば標準軌から第2の軌間例えば広軌に及びその逆に変更するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
鉄道車両を異なる軌間で運行できるように、車輪が車軸に沿って変位可能な軌間調整式輪軸が使用される。このために軌間調整式輪軸はアンロックディスクを有する。当該の車軸上で車輪の移動を可能にするために、アンロックディスクは軌間移行区域に通っている案内と共働する。
【0003】
先行技術によれば軌間の間に移行を形成するために、軌間の移行区域では各軌間ごとに別個の特別のレールが利用される。また大きな取付け面積が必要であり、それは特に例えば鉄道連絡船(フェリー船)に合わせて軌間変更しようとする場合に望ましくない。車両を例えば標準軌で船上へ運行し、そこで留置線に入れ、おろすときに船上で軌間変更し、次いで例えば広軌の軌道橋を経て適当な鉄道網に運行することがよくあるからである。
【0004】
ある軌間から別の軌間への移行を可能にする公知の装置は、可変軌間式台車を有する(ドイツ特許第69607518号、ドイツ特許第19625031号、フランス特許第2,383,810号)。
【0005】
また第1の軌間から第2の軌間へ導くレールを別個の区間で構成することが周知である(欧州特許公開第0611847号、欧州特許第0942100号)。
【0006】
軌間変更過程の監視装置がドイツ特許公開第19817950号に開示されている。
【0007】
異なる軌間のための転轍車軸が旧東ドイツ特許第286481号に記載されている。
【0008】
本発明の目的は、構造上簡単な処置により場所をとらずに鉄道車両の軌間変更を行うことができるように、前述の種類の装置を改良することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明に基づき上記目的はおおむね次のようにして解決される。即ち当該のレールが第1の軌間でも第2の軌間でも同一のレールからなり、軌間変更区域のレールがレール縦軸を横切る方向に変位可能な台座の上に配置される。
【0010】
その場合台座は特に台板及び台板から張り出すレールを具備し、移行区域のレールは特に溝付きレールとして形成されている。また変位可能なレール又はその区間での車輪の確実な案内を保証するために、台板から張り出すガードレールがレールの両側に通っている。この場合ガードレールは、レール上に支持される鉄道車両の車輪の幅より僅かに大きな相互の内法間隔を有しなければならない。
【0011】
本発明の具体的構成において、軌間の移行区域の始端ないし終端に当該のレールのための旋回点をなすピボットが設けられる。該ピボットはリンク、ジョイントなどの自在継手又は弾性たわみ部分から構成し得る。
【0012】
本発明によれば、先行技術と異なり各軌間に同じレールを使用して鉄道車両の軌間変更を問題なく行うことができる。軌間変更を行うには、移行区域を出発点としてレール区間の間隔を変えさえすればよい。こうして標準軌の鉄道車両を鉄道連絡船(フェリー船)に運び、そこで留置線に入れ、おろすときに第2の軌間に軌間変更して、当該の鉄道網に問題なく送り出すことができる。同じことが逆方向にも当てはまる。
【0013】
発明のその他の細部、利点及び特徴は特許請求の範囲及び特許請求の範囲、及び図面を参照して説明される好ましい実施形態からも明らかである。
【0014】
【発明の実施の形態】
鉄道車両が通過する軌道15の区間10、12及び14を図1に示す。ここで本発明の軌間変更装置により第1の軌間又は標準軌16から第2の軌間又は広軌18に軌間変更を行うことができる。軌道15がどの軌間をとるかにかかわりなく、同じレール20、22が利用され、軌間の変更のためにレールを変位ないし調整させるだけでよい。このことは一方では図1の区間12、14の実線で示すレール20、22により、他方では軌道15の同じ区間12、14の破線で示すレール20、22により明らかである。区間10及び14は例えば3000mmないし4000mm、特に3500mmの長さ、区間12は橋絡される軌間差に応じて4000mmないし20000mm、特に6000mmないし17000mmの長さを有する。
【0015】
軌道を標準軌16から広軌18に広げようとするときはレール20、22の旋回中心をなす第1のピボット24、26から外側へ移動し、次に第2のピボット32、34で終わる移行区域をなすレール部分28、30に通し、広軌18に相当する間隔で互いに平行に導く。
【0016】
本発明に基づく軌間変更装置は、ある鉄道網から別の鉄道網へ軌間変更せずに移行させる鉄道車両にも利用することができる。
【0017】
図1の区間12及び14のレール20、22の調整を可能にするために、本例では図2に基づき説明するように、当該レール20,22の内のレール部分28、36又は30、38は軌道15の縦方向に対して、その横方向に変位可能なマウント又は台座40の上に配置されている。ここにおいて、矢印42、44、46、48、50及び52で原理的に示すように、レール20、22又はその変位可能なレール部分28、36及び30、38の部分の縦方向に複数個の適当な台座40が互いに間隔をおいて配置されている。台座40の間ではレール20、22のレール部分28、36及び30、38をすべり板の上に支えることができる。
【0018】
各台座40は台板54を具備し、当該のレール部分、例えばレール部分28は台座54から張り出す。軌間16、18の間の移行区域をなす軌間変更区域のレール部分28を溝付きレールとして形成することが好ましい。
【0019】
図2の断面図でレール部分28は標準軌16に相当する位置にある。該レール部分を広軌18に整列しようとするときは、破線の位置をとるために、台板54を矢印56の方向に右へ変位させる。逆にレール部分28を広軌18から標準軌16に転移しようとする場合は、台板54を矢印58の方向に変位させる。
【0020】
また図2で明らかなように、レール部分36が支える車輪64のための案内としてガードレール60、62が、溝付きレールの形のレール20、22の両側に通っている。その場合図2で分かるように、ガードレール60、62の内法間隔は車輪64の幅より僅かに大きい。
【0021】
レール20、22又はレール部分28、30及び36、38の間に案内66、67が通っている。車軸74から張り出す車輪64、76の間隔を軌間に応じて変更できるように、案内66、67は軌間調整型輪軸72のリリーズディスクないしアンロックディスク68、70と共働する。標準軌16から広軌に変更するときは、案内66、67によってアンロックディスク68、70が外側へ押しやられ、同時に車輪64、76が錠止状態から外され、アンロックディスクの位置を保持しつつ車軸74上で移動させられる。
【0022】
逆に広軌18を標準軌16に軌間変更するときは、標準軌16に相当する間隔をとるために、アンロックディスク68、70によって車輪64、76が車軸74に沿って互いに向き合う方向に変位させられる。このためにガイドディスク68、70からガイドスリーブ78が出ており、これに圧縮ばね80が作用する。圧縮ばね80によってガイドディスク68、70は車軸74の中心に向かう方向に力を受ける。即ちガイドディスク68、70は互いに向き合う方向に移動するよう付勢されている。
【0023】
ガイドディスク68、70がロッキングレバー82によって錠止状態にロックされている限り、ガイドディスク68、70の同様な変位は不可能である。車輪64、76が移行区域(区間12)を出て、広軌18の区間14に進入する場合に、これが行われる。逆に広軌18から標準軌16に軌間変更するときは、まずロッキングレバー82が解除されて錠止状態が解放され、次にばね80の力によってガイドディスク68、70が案内66、67に従って互いに向き合う方向に移動され、その結果車輪64、76は標準軌16に整列される。
【0024】
補助レール又は別設のレールなしで軌道15を広軌から標準軌に又は標準軌を広軌に変えるためにレール部分28、36、30、38を調整して変位し得る構成が図1で表の態様で示してある。図1において、軌道15を通過する鉄道車両の進行方向が矢印で示してある。即ち表の態様で示した第1行には標準軌を保持して軌道15を右から通過する場合、第2行には標準軌を保持して軌道15を左から通過する場合が示されている。第3行と第4行では車両が広軌18から標準軌16に(第3行)又は標準軌16から広軌18に(第4行)軌間変更される状態を示す。
【0025】
レール部分22、28及び28、36又は20、30及び30、38の間にあって、軌間16及び18の移行が開始又は終了する旋回点をなすピボット24、26、32、34は、リンク、ジョイントなどの自在継手又は弾性たわみ部分によって形成することができ、又、その他の可能な適当な構造も考えられる。
【0026】
本発明の軌間変更装置を通過するときに車輪の案内を受け持つ連続する溝付きレールは、連続レールとして形成されている。レールの縦方向に沿って見て、調整による変位の度合は比較的小さいため、ピボットを弾性たわみ部分で形成して、これにより変位を生じることが好ましい。
【0027】
本発明の軌間変更装置は、フェリー船の軌道橋への応用は特殊な個別例であり、これによって本発明の適用を限定するものではないが、この場合には、軌道橋は、水位の補正のために高さ調整可能な複数の軌道を有し、船舶の甲板に接続する橋梁で構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軌間変更装置において、軌間が互いに異なる区間を有する軌道の原理図である。
【図2】軌間変更区域のレールの断面図である。
【図3】軌間調整型輪軸の概要図である。
Claims (8)
- 鉄道車両を複数の軌間でレール(20、22)に支持し、鉄道車両の軌間を第1の軌間(16)例えば標準軌から第2の軌間(18)例えば広軌に及びその逆に変更するための装置において、第1の軌間(16)でも第2の軌間(18)でも各レール(20、22)が同一のレールからなり、軌間変更区間(12、14)のレールがレール縦軸を横切る方向に変位可能な台座(40)の上に配置されていることを特徴とする装置。
- 台座(40)が台板(54)及び台板上に配置されたレール(28、30、36、38)を具備することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 台板(54)から張り出すガードレール(60、62)がレール(28、30、36、38)の両側に通っていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
- ガードレール(60、62)がレール(28)に支持された鉄道車両の車輪(64)の幅より僅かに大きな相互の内法間隔を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の装置。
- 軌間変更区域のレール(28)が溝付きレールであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の装置。
- 軌間(16、18)の移行区域(12)の始端ないし終端に、各レール(28、36;30、38)のためのピボット(24、26、32、34)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の装置。
- 該ピボット(24、26、32、34)がリンクとして構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の装置。
- 該ピボット(24、26、32、34)がレール(20、22)の弾性たわみ部分からなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の装置。
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