JP3752308B2 - 建設機械の掴み装置 - Google Patents

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Inventor
敏彦 坂下
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株式会社室戸鉄工所
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建設機械の掴み装置、特にパワーショベルのバケットに代えて装着されるクラムシェル形バケットや掴み爪などの開閉駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パワーショベルのブームの先端には通常はバケットが装着されているが、重量物の荷積作業や建物の解体作業などに用いるときは、通常のバケットに代えてクラムシェル形のバケットや掴み爪が装着される。クラムシェル形のバケットや掴み爪は、対向する二つの掴み部材(バケットやフォーク)を備えており、二つの掴み部材が同期して閉方向または開方向に揺動して掴み動作を行う。
【0003】
二つの掴み部材の同期開閉駆動は、通常1本の油圧シリンダによって行われる。首振り動作を行わない掴み爪装置の場合には、パワーショベルのブームに装着されているバケット揺動シリンダで掴み爪の開閉を行う構造のものが多いが、クラムシェル形バケットの場合は、バケット開閉用の油圧シリンダを内蔵したユニットをブームの先端に装着する。いずれの場合においても、対向する掴み爪やバケットなどの掴み部材は、二股状のリンク等を介して1本の油圧シリンダに連結され、同期して開閉駆動される構造となっている。
【0004】
この出願の出願人は、図4に示すように、バケットフレーム3に設けた平行な支点ピン4、5まわりに駆動側バケット1と従動側バケット2とをそれぞれ枢着し、バケット開閉シリンダ7のロッドを駆動側バケット1から延びるブラケット6の先端に連結して駆動側バケット1を揺動駆動し、駆動側バケット1と従動側バケット2から延びるブラケット9の先端とを連結リンク11で連結することにより、1本の油圧シリンダ7で対向する二つの掴み部材1、2を同期開閉させる構造を提唱している。(実開平6−85447号)
【0005】
また掴み爪装置においても、バケット揺動シリンダで掴み爪の一方(駆動側掴み爪)を揺動駆動し、この駆動側掴み爪の揺動動作を連結リンクで他方の掴み爪(従動側掴み爪)に伝達して、対向する2個の掴み爪を同期開閉する構造は、公知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクラムシェル形バケットや掴み爪装置は、対向する2個のバケットや掴み爪が同期開閉して掴み動作を行うものであった。しかし、土工作業や解体作業の機械化が進むに伴い、一方の掴み部材を固定して他方を閉じるというように、2個の掴み部材のうちの一方だけを揺動させて掴み動作を行いたいという要求が生じてきた。掴み部材の一方のみを開閉する構造は、両方を同期開閉する構造より簡単であるが、一方の掴み部材のみが開閉動作を行う掴み装置と、両方の掴み部材が同期開閉して掴み動作を行う掴み装置とを個別に用意することは、コスト高になるとともに、作業に合わせて掴み装置を交換する必要があってその交換に手数がかかり、作業能率を低下させる。
【0007】
そこでこの発明は、1個の掴み装置で対向する掴み部材の一方のみが開閉して掴み動作を行う片開き式の掴み動作と、両方の掴み部材が同期開閉して掴み動作を行う両開き式の掴み動作とを選択的に行うことが可能で、かつその掴み動作の変更を簡単な作業で行うことができる掴み装置を得ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の掴み装置は、掴み装置フレーム3に設けた平行な支点ピン4、5まわりに揺動自在に駆動側掴み部材1と従動側掴み部材2とが枢着されており、駆動側掴み部材1はその支点ピンと平行な駆動ピン孔13及び連結ピン孔8を備え、従動側掴み部材2は従動ピン孔10を備え、連結ピン孔8と従動ピン孔10とが連結リンク11で枢支連結されている構造を前提構造とする。
【0009】
請求項1の掴み装置は、上記前提構造を備えたものにおいて、連結ピン孔8と連結リンク11とは連結ピン8aを抜くことにより分離可能であり、かつ掴み装置フレーム3に固定ピン孔14が設けてあり、この固定ピン孔14は連結ピン孔から分離した連結リンクの端部を連結したとき従動側掴み部材2が閉位置で保持される位置に設けられているものである。
【0011】
【作用】
この発明の掴み装置においては、連結ピン孔8と従動ピン孔10とが連結リンク11で連結されている状態においては、駆動シリンダ7で駆動側掴み部材1を揺動することにより、その揺動動作が連結リンク11を介して従動側掴み部材2に伝達され、駆動側掴み部材1と従動側掴み部材2とは同期開閉する。
【0012】
請求項1の事項を備えた掴み装置では、連結ピン8aを抜き取って連結リンク11と駆動側掴み部材1との連結を解除し、解除した連結リンクの先端を抜き取った連結ピンまたは別に用意したピンで固定ピン孔14に連結することにより、従動側掴み部材2はその閉位置で固定される。従ってこの状態で駆動シリンダ7を伸縮させれば、閉位置に固定された従動側掴み部材に対して駆動側掴み部材1のみが揺動駆動されて開閉動作を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一実施例を示したもので、クラムシェル形バケットを示したものである。図示していないパワーショベルのブームの先端に装着される取付フレーム12に、旋回装置15を介してバケットフレーム3が装着されている。バケットフレーム3には、平行に設けた2本の支点ピン4、5を介して駆動側バケット1と従動側バケット2とが枢着されている。駆動側バケット1からは駆動ブラケット6と連結ブラケット16とが延びており、駆動ブラケット6の先端の駆動ピン孔13にヘッドエンド側をバケットフレーム3に枢着した駆動シリンダ7のロッドの先端が駆動ピン13aにより枢支連結されている。駆動ブラケット6は駆動側バケットの図の紙面直角方向の中央部に2枚設けてあり、駆動シリンダ7はバケットフレーム3の内部に位置している。
【0015】
従動側バケット2からは、従動ブラケット9が延びており、この従動ブラケットの先端の従動ピン孔10と、前記連結ブラケット16の先端の連結ピン孔8とが連結リンク11の両端の連結ピン8aと従動ピン10aとにより枢支連結されている。連結ブラケット16及び従動ブラケット9は、図の紙面直角方向に間隔をあけて2枚ずつ設けてあり、これらを繋ぐ連結リンク11の1本はバケットフレーム3の図の背後側に、他の1本は図の手前側に位置している。
【0016】
一方バケットフレーム3には固定ブラケット17が設けられ、この固定ブラケットの先端に固定ピン孔14が設けてある。この固定ピン孔14は、連結ピン孔8と同形で、従動側バケット2を閉位置で固定して連結リンク11を従動ピン10aまわりに旋回させたときの連結ピン8aの移動軌跡上に設けられている。連結ピン8aははめ合い公差によって連結ピン孔8a及び固定ピン孔14から軸方向に抜き取り可能で、これらを連結するときの連結ピン8aの脱落は、割りピン、スナップリング、エンドプレートなどの公知の取り外し可能な部材によって防止されている。
【0017】
上記構成において、駆動側バケット1と従動側バケット2とが連結リンク11で連結された両開き状態と、従動側バケット2が閉位置で固定された片開き状態との変換は、連結ピン8aを軸方向に抜き取って連結リンク11の連結位置を連結ピン孔8と固定ピン孔14との間で変換することによって行われる。図2は図1で説明した構造のクラムシェル形バケットにおいて、従動側バケット2及び連結リンク11を取り外すことによって、駆動側バケット1をショベルとして使用することも可能なことを示したものである。
【0018】
上記のこの発明の構造は、図3に示すような掴み爪装置にも採用することができる。図3に示した装置の掴み爪フレーム3はパワーショベルのブーム18の先端に首振り不能に装着されており、この掴み爪フレームに設けた2本の支点ピン4、5の一方4に枢着された駆動側掴み爪1から延びる駆動ブラケット6の先端の駆動ピン孔13に、図示されていないパワーショベルのバケット揺動シリンダで駆動される駆動リンク20が連結されている。すなわち駆動リンク20が図の左右方向に進退して、駆動側掴み爪1を開閉させる。
【0019】
駆動側掴み爪1の基端部には連結ブラケット16が延びており、この連結ブラケット先端の連結ピン孔8と従動側掴み爪2の基端に延びる従動ブラケット9先端の従動ピン孔10とが連結リンク11の両端の連結ピン8aと従動ピン10aを介して枢支連結されている。
【0021】
図3の掴み爪装置においても、連結ピン8aを軸方向に抜き取って連結リンク11の連結位置を図1で説明したと同様の位置に設けた固定ピン孔(図示せず)との間で変換することにより、両開き構造と片開き構造との変換を行うことができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したこの発明により、クラムシェル形バケットや掴み爪装置において、両開き動作のみしか行うことができない従来の掴み装置と同等のコストで、両開き動作と片開き動作とが可能な掴み装置を提供することが可能となり、かつ片開き動作と両開き動作の切換作業も短時間の簡単な作業で可能な装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クラムシェル形バケットの実施例の側面図
【図2】 図1の実施例をショベルとして用いる側面図
【図3】 掴み爪装置の側面図
【図4】 従来のクラムシェル形バケットの一例を示す側面図
【符号の説明】
1 駆動側掴み部材
2 従動側掴み部材
3 掴み装着フレーム
4 支点ピン
5 支点ピン
8 連結ピン
8a 連結ピン孔
10 従動ピン孔
10a 従動ピン
11 連結リンク
13 駆動ピン孔
14 固定ピン孔

Claims (1)

  1. 掴み装置フレーム(3)に設けた平行な支点ピン(4,5)まわりに揺動自在に駆動側掴み部材(1)と従動側掴み部材(2)とが枢着されており、駆動側掴み部材(1)はその支点ピンと平行な駆動ピン孔(13)及び連結ピン孔(8)を備え、従動側掴み部材(2)は従動ピン孔(10)を備え、駆動ピン孔(13)に駆動シリンダ(7) が枢支連結され、連結ピン孔(8)と従動ピン孔(10)とが連結リンク(11)で枢支連結されている建設機械の掴み装置において、連結ピン孔(8)と連結リンク(11)とは連結ピン(8a)を抜くことにより分離可能であり、かつ掴み装置フレーム(3)に固定ピン孔(14)が設けてあり、この固定ピン孔(14)は連結ピン孔から分離した連結リンクの端部を連結したとき従動側掴み部材(2)が閉位置で保持される位置に設けられていることを特徴とする、建設機械の掴み装置。
JP12112296A 1996-04-17 1996-04-17 建設機械の掴み装置 Expired - Lifetime JP3752308B2 (ja)

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