JP2589837Y2 - クラムシェル形バケットの同期開閉機構 - Google Patents

クラムシェル形バケットの同期開閉機構

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JP2589837Y2
JP2589837Y2 JP1993030480U JP3048093U JP2589837Y2 JP 2589837 Y2 JP2589837 Y2 JP 2589837Y2 JP 1993030480 U JP1993030480 U JP 1993030480U JP 3048093 U JP3048093 U JP 3048093U JP 2589837 Y2 JP2589837 Y2 JP 2589837Y2
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pin
buckets
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fulcrum
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JP1993030480U
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JPH0685447U (ja
Inventor
敬雄 西岡
Original Assignee
株式会社室戸鉄工所
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、重量物の荷積作業や
掴み作業等に用いられるクラムシェル形バケットの対向
するバケット相互を同期させて開閉させる機構に関する
もので、特にパワーショベルのブームの先端に揺動ない
し旋回可能なブラケットを介して装着されるクラムシェ
ル形バケットに好適な同期開閉機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】クラムシェル形のバケットを開閉する機
構として種々の機構が提唱されている。たとえば図3に
示す構造では、パワーショベルのブーム15の先端に旋
回ブラケット3を介して装着されたクラムシェル形のバ
ケットにおいて、旋回ブラケット3とバケットの一方1
とを枢支連結する第1の油圧シリンダ16と、当該一方
のバケット1と他方のバケット2から延びるレバー6と
を枢支連結する第2の油圧シリンダ17とを設け、第1
の油圧シリンダ16と第2の油圧シリンダ17とを同時
に動作させることによって、2つのバケット1、2を同
期させて開閉する構造としている。
【0003】またたとえば図4に示す構造では、ブラケ
ット18に支点ピン19で枢支した2つのバケット1、
2の支点ピン19より外側の部分とブラケット18とを
各個別に油圧シリンダ16、17で連結して、油圧シリ
ンダ16と17を同時動作させることにより、バケット
1、2を同期開閉する構造としている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし図3、4に示す
ような構造では、バケットの開閉に2本の油圧シリンダ
を必要とし、また対向するバケット1、2を同期駆動す
るためには、2本の油圧シリンダ16、17に供給する
油の流量を分配弁などを用いて同じにしてやらねばなら
ず、油圧回路も複雑になる。
【0005】そこでこの考案は、1本の油圧シリンダで
対向するバケットを同期させて開閉することができる簡
単な同期機構を提供することにより、バケット開閉機構
の小型化と製造コストの低減を図ることを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るクラムシェ
ル形バケットの同期開閉機構は、離隔した位置に設けた
平行な支点ピン4、5に互いに対向するように揺動自在
に装着したバケット1、2と、バケットの一方に連結さ
れた開閉駆動装置7と、一方のバケット1の支点ピン4
より下方に延びる位置に設けた連結ピン8と他方のバケ
ット2の支点ピン5より上方に延びる位置に設けた連結
ピン10とを枢支連結する連結リンク11とを備えてい
ことを特徴とするものである。一方のバケット1に連
結された開閉駆動装置7を油圧シリンダ装置とし、この
油圧シリンダ装置7を二つのバケット1、2の支点ピン
4、5の配列面と略平行な面内でこれらのピン4、5と
直交する方向に装架することができる。
【0007】
【作用】この考案の同期開閉機構によれば、油圧シリン
ダなどの開閉駆動装置7で駆動される一方のバケット1
の回動動作が、連結リンク11により他方のバケット2
に反対方向の回動動作として伝達されるので、2個のバ
ケットを同期して開閉させることが可能となる。また2
つのバケット1、2の連結ピン8、10と支点ピン4、
5の中心相互を結ぶ線の平行関係を上述のように構成す
ることにより、少なくともバケット1、2の閉位置と全
開位置とで2つのバケット1、2をその中心線に対して
対称な角度とすることができ、バケット装置のバランス
および作業性が向上する。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の同期開閉機構を備えたクラ
ムシェル形バケットの一実施例を示す側面図で、対向す
る2つのバケット1、2は旋回ブラケット3の下端に離
隔して設けた水平方向の2本の支点ピン4、5にそれぞ
れ枢着されている。一方のバケット1にはその幅方向
(図の紙面直角方向)の中央部に上方に延びるレバー6
が設けられ、ヘッドエンド端を旋回ブラケット3に枢着
したバケット開閉シリンダ7のロッドの先端がこのレバ
ー6の先端に枢着されている。
【0009】この一方のバケット1の幅方向両端の支点
ピン4よりバケットの先端寄りの位置に、バケットの側
壁面より外側に突出する連結ピン8が植立されている。
また他方のバケット2の幅方向両端には、支点ピン5よ
り旋回ブラケット3の側方側に延びるアーム9が設けら
れ、このアームの先端に外側を向いた連結ピン10が設
けられている。そして2つの連結ピン8と10とは連結
リンク11によって枢支連結されている。2本の支点ピ
ン4、5と連結ピン8、10とのピン間距離は互いに等
しい。すなわち連結ピン8、10はそれぞれの支点ピン
4、5からの腕長さの等しい位置に設けられている。
【0010】2つの支点ピン4、5の装着位置は、図1
に実線で示す閉状態のときの一方のバケット1の支点ピ
ン4と連結ピン8の中心を結ぶ線aが、図1に想像線で
示すバケットの最大開放状態における他方のバケット2
の支点ピン5と連結ピン10の中心を結ぶ線bに平行で
あり、また閉状態における上記他方のバケット2の支点
ピン5と連結ピン10の中心を結ぶ線cが全開状態にお
ける上記一方のバケット1の支点ピン4と連結ピン8の
中心を結ぶ線dに平行になるように設定されている。
【0011】連結ピン8、10の位置をこのように設定
すると、図2に示すようにバケットの開閉途中における
両方のバケット1、2の開き角の差Δθが開き角θを横
軸にしてΔθ=0の線に沿う緩いカーブで変化し、その
閉鎖位置と最大開放位置において、Δθすなわち2つの
バケットの開き角の差を0とすることができる。またこ
のように2つのバケット1、2の開き角の差Δθが0に
近い角度で変化するようにすると、支点ピン4、5と連
結ピン8、9とを結ぶ線とリンク11の中心線とが直角
に近い角度で交叉して、開閉力の伝達が円滑に行われる
ため、力の伝達効率の点でも好ましい。
【0012】またバケットの一方1を駆動するバケット
開閉シリンダ7を、2つの支点ピン4、5の配置平面と
略平行な配置とすることにより、バケット1、2の開閉
機構をコンパクトに構成でき、特に旋回ブラケット3や
揺動ブラケット12を介して、クラムシェル形のバケッ
トをパワーショベルのブームの先端に装着する際の構造
として優れている。
【0013】
【考案の効果】以上説明したこの考案の同期開閉機構を
用いることにより、1個の油圧シリンダで2個のバケッ
トを同期させて開閉することができ、開閉時における2
個のバケットの開き角の差を小さくして、バケット装置
のバランスと作業時の操作性を向上させることができる
とともに、バケット開閉装置をコンパクトに構成できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面図
【図2】バケットの開閉角の変化を示す線図
【図3】第1従来例を示す側面図
【図4】第2従来例を示す側面図
【符号の説明】
1 バケット 2 バケット 4 支点ピン 5 支点ピン 7 バケット開閉シリンダ 8 連結ピン 10 連結ピン 11 連結リンク

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離隔した位置に設けた平行な支点ピン
    (4,5) に互いに対向するように揺動自在に装着したバケ
    ット(1,2) と、バケットの一方に連結された開閉駆動装
    置(7) と、一方のバケット(1) の支点ピン(4) より下方
    に延びる位置に設けた連結ピン(8) と他方のバケット
    (2) の支点ピン(5) より上方に延びる位置に設けた連結
    ピン(10)とを枢支連結する連結リンク(11)とを備えた
    ラムシェル形バケットの同期開閉機構において、連結リンク(11)の両端の連結ピン(8,10)は、バケットが
    閉じたときにおける一方のバケットの支点ピン(4) と連
    結ピン(8) の中心を結ぶ線(a) がバケットを開放限まで
    開いたときの他方のバケットの支点ピン(5) と連結ピン
    (10)の中心を結ぶ線(b) と平行であり、かつバケットを
    閉じたときの上記他方のバケットの支点ピン(5) と連結
    ピン(10)とを結ぶ線(c) がバケットの開放限まで開いた
    ときの上記一方のバケットの支点ピン(4) と連結ピン
    (8) とを結ぶ線(d) に平行となるように設けられている
    ことを特徴とする、 クラムシェル形バケットの同期開閉
    機構。
  2. 【請求項2】 一方のバケット(1) に連結された開閉駆
    動装置(7) 油圧シリンダ装置であり、この油圧シリン
    ダ装置(7) は二つのバケット(1,2) の支点ピン(4,5) の
    配列面と略平行な面内でこれらのピン(4,5) と直交する
    方向に装架されていることを特徴とする、請求項1記載
    のクラムシェル形バケットの同期開閉機構。
JP1993030480U 1993-05-14 1993-05-14 クラムシェル形バケットの同期開閉機構 Expired - Lifetime JP2589837Y2 (ja)

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JPH0685447U JPH0685447U (ja) 1994-12-06
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