JP3748581B2 - 電気機器収納用箱 - Google Patents
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Description
本発明は、内部に開閉器や遮断器あるいは計器類など任意の機器類を収納して各種の箱入電気機器とする電気機器収納用箱に関するものである。
【0001】
【従来の技術】
箱体の扉面その他の必要な面に角窓孔を設けてその開口縁を縁枠により縁取りした電気機器収納用箱は従来より知られているところであるが、従来のこの種電気機器収納用箱における開口縁の縁取りは、図3に示すように、断面L形の固定金具22をその一辺22aが角窓孔23の開口縁の各辺から裏側に向け張出されるように溶接しておき、次いで、4本の断面L形のモール用型材24aを枠状に溶接一体化した縁枠24を箱体21の表側から嵌め込んで前記固定金具22の張出した一辺22aに縁枠24の筒枠部24bをビス止めしたものを普通とするため、固定金具22を別に製作してこれを箱体21に溶接したり、4本のモール用型材24aを枠状に溶接する作業が必要でこれがコスト高の原因となり、しかも、4本のモール用型材24aを枠状に溶接した縁枠24は裏面にビードが形成されることとなるため、このビードを収納するに充分な切欠25を箱体21の角窓孔23の角部に形成しておく必要があり、そのための作業にも手数を要するなどの問題があった。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとするところは、前記のような課題を解決し、面倒な溶接作業や切欠形成作業をなくすことによりコストダウンが可能で、しかも、角窓孔の開口縁が体裁よく縁取られた電気機器収納用箱を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
前記のような課題を解決した本発明の電気機器収納用箱は、箱体の所要面に角窓孔を設けてその開口縁を縁枠により縁取りした電気機器収納用箱において、前記縁枠は、角窓孔の各辺毎に装着される長さで前面モール用の前庇部と固定用の後庇部との間を前記角窓孔の開口縁に遊嵌させるに充分な溝幅の溝部に形成した4本のモール用型材と、これら4本のモール用型材の後庇部の背面に形成された浅溝状の連結金具保持部内に添装されて4本のモール用型材を連結する4個の扁平なL形連結金具よりなるもので、各モール用型材を前記溝部をもって角窓孔の各縁辺に遊嵌するとともに隣接するモール用型材の連結金具保持部の端部間に前記L形連結金具を添わせて雄ねじにより額縁状に枠組みし、各後庇部から箱体裏面に向け螺挿される雄ねじにより各モール用型材を箱体の角窓孔に対して固定してあることを特徴とすることを特徴とするものである。
【0004】
【作用】
このような電気機器収納用箱は、内部に開閉器や遮断器あるいは計器類など任意の機器類を収納して各種の箱入電気機器とし、箱体の所要面に設けた角窓孔を通じて箱内を操作したり、角窓孔を覗き窓として使用することは従来のこの種電気機器収納用箱と同様であるが、角窓孔の縁取りが特殊な構造の4本のモール用型材とこれら4本のモール用型材を連結する4個の扁平なL形連結金具と雄ねじのみでよく、しかも、面倒な溶接作業や切欠形成作業を必要としないのでコストダウンが可能となる。
【0005】
【実施例】
次に、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
1は内部を電気機器収納部とする金属製の箱体であって、扉板など箱体1の所要面には角窓孔2が設けられていてその開口縁は縁枠3により縁取りされており、以上の構成は従来のこの種電気機器収納用箱と特に変わることはないが、本発明は縁枠3の構成に特徴がある。すなわち、前記縁枠3は、角窓孔2の各辺毎に装着される長さのアルミ合金よりなる4本のモール用型材4と、これら4本のモール用型材4を連結する4個の扁平なL形連結金具5と、このL形連結金具5をモール用型材4の端部にねじ止めして額縁状とする雄ねじ12と、これらを箱体1にねじ止めする雄ねじ11を構成部品としている。
【0006】
モール用型材4は前面モール用の前庇部4aとこれと略同高の固定用の後庇部4bの基部同志を細帯状の基板部4cの両側縁より位置方向に張出させて前庇部4aと後庇部4bとの間に前記角窓孔2の開口縁に遊嵌させるに充分な溝幅すなわち箱体1の板厚よりはるかに広幅の溝部4dを形成した断面コ字形の主体部に前記基辺部4cより後向きに脚板部4fを延設して角窓孔2を通じて後庇部4bが覗き見されないようにしたもので、前記後庇部4bの背面にはL形連結金具5を収納できる程度の深さの浅溝状の連結金具保持部4eが形成してあり、また、この後庇部4bには所要の間隔をおいてねじ孔6を配設してあり、一方、前記L形連結金具5は前記連結金具保持部4eに介入できる程度の厚みと幅を有し且つ両翼部の遊端近くにねじ挿通孔7が配設された状態として金属板材よりプレス成形されたものとしてある。
【0006】
そして、前記した各モール用型材4は各溝部4dをもって角窓孔2の各縁辺に遊嵌し、隣接するモール用型材4、4の後庇部4b、4bの背面にそれぞれ形成してある連結金具保持部4e、4eの端部には前記したL形連結金具5をその両翼部をもって添装したうえ両翼部の遊端近くに配設してあるねじ挿通孔7を通じてモール用型材4、4の後庇部4b、4bのねじ挿通孔6にねじ込まれる雄ねじ12により箱体1の角窓孔2に対応するよう額縁状に枠組みし、さらに、後庇部4bに配設された前記ねじ孔6にねじ込まれて先端が箱体1の裏面に達して前庇部4aとの間に箱体1の板材を挟持する雄ねじ11により箱体1に固定してある。なお、各モール用型材4の端部は額縁状に突き合わせできるように45°の角度に切り落としたものでよいが、その一部は図示するように表側のみ45°の角度に切り落とし、裏側は垂直な切断端面としてもよく、また、図示しないが、角窓孔2を透明パネルで覆うときのためにモール用型材4の基板部4cにパネル係合部を形成したものとしてもよい。
【0007】
このように構成されたものは、箱体1の内部に開閉器や遮断器あるいは計器類など任意の機器類を収納して各種の箱入電気機器として使用すれば、箱体1の所要面には角窓孔2が設けられているため、この角窓孔2を通じて箱体1内の機器類を操作したり、角窓孔2を通じて機器類を覗き見できることは勿論、角窓孔2が4本のモール用型材4よりなる縁枠3で保護されるため、体裁がよいうえに角窓孔2を通じて箱体1内の機器類を操作する場合に角窓孔2の開口縁により手を傷めることもない安全性の高いものとなることは従来のこの種電気機器収納用箱と同様であるが、本発明では、角窓孔2の縁取りをしている縁枠3として前面モール用の前庇部4aと固定用の後庇部4bとの間を前記角窓孔2の開口縁に遊嵌させるに充分な溝幅の溝部4dに形成した4本の特殊なモール用型材4をその溝部4dをもって角窓孔2の各縁辺に遊嵌するとともに、隣接するモール用型材4、4の後庇部 (4b) の背面に形成された連結金具保持部4e、4eの端部間に前記L形連結金具5を添装して雄ねじ12により額縁状とし、各後庇部4bから箱体1の裏面に向け螺挿される雄ねじ11により各モール用型材4を箱体1の角窓孔2に対して固定したものとしてあるので、部品点数が少なくなるうえに面倒な溶接作業が全くなくなり、しかも、この溶接作業がなくなることにより箱体1の角窓孔2は単純な角形としておくだけでよく、角窓孔の角部に溶接ビードを収納するに充分な切欠を形成するなどの手間も不要で角窓孔2を縁枠3で縁取りするためのコストを大幅に低くすることができることとなる。
【0008】
【発明の効果】
本発明は前記説明によって明らかなように、角窓孔の縁取りが特殊な構造の4本のモール用型材とこれら4本のモール用型材を連結する4個の扁平なL形連結金具と雄ねじのみでよいので、部品点数が少なくなるうえに部品製造作業や縁枠装着作業が簡単となってコストダウンが可能となる利点があり、しかも、雄ねじによる装着であるから取外しが可能なうえ溶接などに比べて体裁のよい縁取りができるなど種々の利点がある。また、後庇部の背面を浅溝状の連結金具保持部に形成したので、L形連結金具のねじ止め作業が容易となるうえに位置決めが的確にできて好ましく、さらに、請求項2に記載したようにモール用型材の前庇部と後庇部とを繋ぐ細帯状の基板部に脚板部を延設したものは、箱体内に収納した機器類と箱体の板面との間に空間があってもこの脚板部により角窓孔を通じて後庇部が覗き見できないのでより体裁がよいものとなる。
従って、本発明は従来の問題点を解決した電気機器収納用箱として業界の発展に寄与するところ極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図2】 本発明の実施例の要部を示す断面図である。
【図3】 従来のこの種電気機器収納用箱の代表例を示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 箱体
2 角窓孔
3 縁枠
4 モール用型材
4a 前庇部
4b 後庇部
4c 基板部
4d 溝部
4e 連結金具保持部
4f 脚板部
5 L形連結金具
11 雄ねじ
12 雄ねじ
Claims (2)
- 箱体(1) の所要面に角窓孔(2) を設けてその開口縁を縁枠(3) により縁取りした電気機器収納用箱において、前記縁枠(3) は、角窓孔(2)の各辺毎に装着される長さで前面モール用の前庇部(4a)と固定用の後庇部(4b)との間を前記角窓孔(2) の開口縁に遊嵌させるに充分な溝幅の溝部(4d)に形成した4本のモール用型材(4) と、これら4本のモール用型材(4) の後庇部 (4b) の背面に形成された浅溝状の連結金具保持部 (4e) 内に添装されて4本のモール用型材(4)を連結する4個の扁平なL形連結金具(5) よりなるもので、各モール用型材(4) を前記溝部(4d)をもって角窓孔(2) の各縁辺に遊嵌するとともに隣接するモール用型材(4) 、(4)の連結金具保持部(4e)、(4e)の端部間に前記L形連結金具(5) を添わせて雄ねじ(12)により額縁状に枠組みし、各後庇部(4b)から箱体裏面に向け螺挿される雄ねじ(11)により各モール用型材(4) を箱体(1) の角窓孔(2) に対して固定してあることを特徴とする電気機器収納用箱。
- モール用型材 (4) はその前庇部 (4a) と後庇部 (4b) とを繋ぐ細帯状の基板部 (4c) に脚板部 (4f) を延設して角窓孔 (2) を通じ後庇部 (4b) が覗き見されないようにしてある請求項1に記載の電気機器収納用箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31979394A JP3748581B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 電気機器収納用箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31979394A JP3748581B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 電気機器収納用箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08181460A JPH08181460A (ja) | 1996-07-12 |
JP3748581B2 true JP3748581B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=18114251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31979394A Expired - Fee Related JP3748581B2 (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 電気機器収納用箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3748581B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP31979394A patent/JP3748581B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08181460A (ja) | 1996-07-12 |
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