JP3151295B2 - 回路遮断器の補助端子台 - Google Patents
回路遮断器の補助端子台Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路遮断器の内部に設
けた補助接点や欠相検出回路などに接続された内部電線
を外部回路に接続する際に回路遮断器の器体に取着して
用いられる回路遮断器の補助端子台に関するものであ
る。
けた補助接点や欠相検出回路などに接続された内部電線
を外部回路に接続する際に回路遮断器の器体に取着して
用いられる回路遮断器の補助端子台に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、補助接点や欠相検出回路などを
内蔵した回路遮断器が提供されている。この種の回路遮
断器では、補助接点や欠相検出回路などに接続された内
部電線を外部回路に接続するために、内部電線に接続さ
れる端子を備えた補助端子台を回路遮断器の器体の外側
面に取着することが考えられている(特開平3−507
37号公報参照)。すなわち、内部電線を接続した端子
を設けることによって、回路遮断器の外部に配線された
外部電線の結線を容易にしているのである。
内蔵した回路遮断器が提供されている。この種の回路遮
断器では、補助接点や欠相検出回路などに接続された内
部電線を外部回路に接続するために、内部電線に接続さ
れる端子を備えた補助端子台を回路遮断器の器体の外側
面に取着することが考えられている(特開平3−507
37号公報参照)。すなわち、内部電線を接続した端子
を設けることによって、回路遮断器の外部に配線された
外部電線の結線を容易にしているのである。
【0003】回路遮断器に対して補助端子台を取り付け
るには、補助端子台において端子を保持している端子基
台に結合板を固定し、結合板を回路遮断器の器体に結合
することが考えられている。結合板は、端子基台におけ
る器体との対向面に取着され、回路遮断器と補助端子台
との分離方向に挿入されるねじ等を用いて端子基台に固
定される。
るには、補助端子台において端子を保持している端子基
台に結合板を固定し、結合板を回路遮断器の器体に結合
することが考えられている。結合板は、端子基台におけ
る器体との対向面に取着され、回路遮断器と補助端子台
との分離方向に挿入されるねじ等を用いて端子基台に固
定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回路遮断器
の器体からは内部電線が引き出され、内部電線は端子基
台の内側空間に導入されて端子に接続されるのであっ
て、回路遮断器と補助端子台との対向面には内部電線を
挿通するための開口を設けることが必要である。この開
口と結合板とを異なる位置に設けると、回路遮断器と補
助端子台との対向面積を大きくとることが必要になって
補助端子台が大型化するという問題が生じる。逆に、対
向面積を小さくすると、補助端子台の回路遮断器に対す
る取付強度が小さくなったり、内部電線を挿通するため
の開口の面積を十分な大きさで確保できないという問題
が生じる。
の器体からは内部電線が引き出され、内部電線は端子基
台の内側空間に導入されて端子に接続されるのであっ
て、回路遮断器と補助端子台との対向面には内部電線を
挿通するための開口を設けることが必要である。この開
口と結合板とを異なる位置に設けると、回路遮断器と補
助端子台との対向面積を大きくとることが必要になって
補助端子台が大型化するという問題が生じる。逆に、対
向面積を小さくすると、補助端子台の回路遮断器に対す
る取付強度が小さくなったり、内部電線を挿通するため
の開口の面積を十分な大きさで確保できないという問題
が生じる。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、回路遮断器への結合部と内部電線の引込み部
とを同じ箇所に形成することによって、回路遮断器との
対向面積を比較的小さくしながらも、取付強度を十分に
大きくすることが可能であり、しかも、内部電線を挿通
するための開口の面積を十分に大きくとることができる
ようにした回路遮断器の補助端子台を提供しようとする
ものである。
のであり、回路遮断器への結合部と内部電線の引込み部
とを同じ箇所に形成することによって、回路遮断器との
対向面積を比較的小さくしながらも、取付強度を十分に
大きくすることが可能であり、しかも、内部電線を挿通
するための開口の面積を十分に大きくとることができる
ようにした回路遮断器の補助端子台を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、回路遮断器の器体の外側面に
取着される中空の端子基台と、端子基台に取着され回路
遮断器の器体の内部から引き出される内部電線に端子基
台の内側空間で接続されるとともに端子基台の外部に配
線された外部電線を接続する端子と、端子基台における
回路遮断器の器体との対向面に形成された開口窓から一
部が突出するように端子基台に取着された結合板とを備
え、回路遮断器の器体は、一面が開口するボディと、ボ
ディの開口を覆う形でボディに着脱自在に結合するカバ
ーとにより構成され、ボディとカバーとの少なくとも一
方にはボディとカバーとの分割面に臨んで開放され両側
面に保持溝を有する結合孔が形成され、結合板は、上記
保持溝に嵌入する一対の保持片と、それぞれ保持片を先
端部に備え互いに対向して配置される一対の脚片と、ボ
ディの開口面に略平行であって両脚片を一体に連結し端
子基台の内側面に形成された突台に対向して着脱自在に
取着される取付片とを備え、上記脚片は取付片における
突台との対向面とは反対向きに突設されているのであ
る。
記目的を達成するために、回路遮断器の器体の外側面に
取着される中空の端子基台と、端子基台に取着され回路
遮断器の器体の内部から引き出される内部電線に端子基
台の内側空間で接続されるとともに端子基台の外部に配
線された外部電線を接続する端子と、端子基台における
回路遮断器の器体との対向面に形成された開口窓から一
部が突出するように端子基台に取着された結合板とを備
え、回路遮断器の器体は、一面が開口するボディと、ボ
ディの開口を覆う形でボディに着脱自在に結合するカバ
ーとにより構成され、ボディとカバーとの少なくとも一
方にはボディとカバーとの分割面に臨んで開放され両側
面に保持溝を有する結合孔が形成され、結合板は、上記
保持溝に嵌入する一対の保持片と、それぞれ保持片を先
端部に備え互いに対向して配置される一対の脚片と、ボ
ディの開口面に略平行であって両脚片を一体に連結し端
子基台の内側面に形成された突台に対向して着脱自在に
取着される取付片とを備え、上記脚片は取付片における
突台との対向面とは反対向きに突設されているのであ
る。
【0007】請求項2の発明では、上記両脚片の間に突
台を挿入した形で取付片が突台に結合可能となるように
上記両脚片の幅が突台の幅よりも大きく設定されてい
る。
台を挿入した形で取付片が突台に結合可能となるように
上記両脚片の幅が突台の幅よりも大きく設定されてい
る。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、端子基台において回
路遮断器の器体との対向面に形成した開口窓から結合板
の一部が突出するように結合板を端子基台に取着してい
るのであって、回路基板の器体に設けた結合孔の両側面
に形成されている保持溝に嵌入するように結合板に一対
の保持片を設け、かつ、保持片を先端部に備えて端子基
台内に配置される一対の脚片と、両脚片を連続一体に連
結して端子基台の内側面に形成された突台に対して着脱
自在に取着される取付片とを結合板に設けているので、
結合板に設けた保持片を回路遮断器の器体に設けた保持
溝に嵌入すれば、端子基台を器体に結合することができ
る。しかも、保持溝は結合孔の両側面に形成されている
のであって、保持溝に嵌入される保持片の間には内部電
線を通すことができるから、内部電線を通す開口部分を
利用して端子基台と器体との機械的結合を行うことがで
きるのである。その結果、端子基台と器体との対向面積
を比較的小さくしながらも、取付強度を十分に大きくす
ることが可能であり、しかも、内部電線を挿通するため
の開口の面積を十分に大きくとることができることにな
る。
路遮断器の器体との対向面に形成した開口窓から結合板
の一部が突出するように結合板を端子基台に取着してい
るのであって、回路基板の器体に設けた結合孔の両側面
に形成されている保持溝に嵌入するように結合板に一対
の保持片を設け、かつ、保持片を先端部に備えて端子基
台内に配置される一対の脚片と、両脚片を連続一体に連
結して端子基台の内側面に形成された突台に対して着脱
自在に取着される取付片とを結合板に設けているので、
結合板に設けた保持片を回路遮断器の器体に設けた保持
溝に嵌入すれば、端子基台を器体に結合することができ
る。しかも、保持溝は結合孔の両側面に形成されている
のであって、保持溝に嵌入される保持片の間には内部電
線を通すことができるから、内部電線を通す開口部分を
利用して端子基台と器体との機械的結合を行うことがで
きるのである。その結果、端子基台と器体との対向面積
を比較的小さくしながらも、取付強度を十分に大きくす
ることが可能であり、しかも、内部電線を挿通するため
の開口の面積を十分に大きくとることができることにな
る。
【0009】請求項2の構成によれば、端子基台の内側
面に形成した突台を両脚片の間に挿入した形で取付片を
突台に結合可能とするように、両脚片の幅を突台の幅よ
りも大きく設定しているので、取付片において脚片が突
出する面と、その反対側の面とのいずれか一方を突台に
当接させた形で結合板を突台に取着することができるの
であって、結合板の取付方を変えることによって、器体
と端子基台との位置関係を変えることが可能になるので
ある。一般には、端子基台と器体との下面が面一になる
ように取り付けるのが普通であるから、結合板の取付片
が端子基台の下面に平行になるようにして結合板が端子
基台に取り付けられているとすれば、結合板の取付方に
よって保持片の高さ位置を変えることが可能になる。そ
の結果、ボディとカバーとの分割面の高さ位置が異なる
2種類の器体に対応することが可能になるのである。
面に形成した突台を両脚片の間に挿入した形で取付片を
突台に結合可能とするように、両脚片の幅を突台の幅よ
りも大きく設定しているので、取付片において脚片が突
出する面と、その反対側の面とのいずれか一方を突台に
当接させた形で結合板を突台に取着することができるの
であって、結合板の取付方を変えることによって、器体
と端子基台との位置関係を変えることが可能になるので
ある。一般には、端子基台と器体との下面が面一になる
ように取り付けるのが普通であるから、結合板の取付片
が端子基台の下面に平行になるようにして結合板が端子
基台に取り付けられているとすれば、結合板の取付方に
よって保持片の高さ位置を変えることが可能になる。そ
の結果、ボディとカバーとの分割面の高さ位置が異なる
2種類の器体に対応することが可能になるのである。
【0010】
【実施例】図1(a)に示すように、補助端子台1には
結合板11が取着され、結合板11が回路遮断器2の器
体20に結合されることによって、補助端子台1が回路
遮断器2に結合される。回路遮断器2は、上面開口する
ボディ21と、ボディ21の上面開口を覆うカバー22
とを結合して形成した合成樹脂の器体20を有する。ボ
ディ21の側面には、ボディ21とカバー22との分割
面に臨んで開口する矩形状の結合孔23が形成される。
結合孔23の両側面には、図1(b)に示すように、上
下方向に走る保持溝23aが形成されている。また、器
体20において結合孔23を形成していない側面には、
電源側および負荷側に接続される主端子24が配列され
る。回路遮断器2の内部には、器体20に内蔵されてい
る接点開閉機構の動作状態に応じて開閉される補助接点
や、負荷側の不平衡電流などに基づいて欠相を検出する
欠相検出回路などが必要に応じて設けられる。補助接点
や欠相検出回路には、外部回路に接続するための内部電
線3が接続され、内部電線3は結合孔23を通して器体
20の外部に引き出される。
結合板11が取着され、結合板11が回路遮断器2の器
体20に結合されることによって、補助端子台1が回路
遮断器2に結合される。回路遮断器2は、上面開口する
ボディ21と、ボディ21の上面開口を覆うカバー22
とを結合して形成した合成樹脂の器体20を有する。ボ
ディ21の側面には、ボディ21とカバー22との分割
面に臨んで開口する矩形状の結合孔23が形成される。
結合孔23の両側面には、図1(b)に示すように、上
下方向に走る保持溝23aが形成されている。また、器
体20において結合孔23を形成していない側面には、
電源側および負荷側に接続される主端子24が配列され
る。回路遮断器2の内部には、器体20に内蔵されてい
る接点開閉機構の動作状態に応じて開閉される補助接点
や、負荷側の不平衡電流などに基づいて欠相を検出する
欠相検出回路などが必要に応じて設けられる。補助接点
や欠相検出回路には、外部回路に接続するための内部電
線3が接続され、内部電線3は結合孔23を通して器体
20の外部に引き出される。
【0011】補助端子台1は、合成樹脂の端子基台12
に複数個の端子13を取り付けたものであって、端子1
3は、端子基台12に固定された端子板13aと、端子
板13aに螺合する端子ねじ13bとを備える。端子基
台12の内部は中空であって、端子基台12の上面は中
央部がもっとも高くなるようにして複数段の階段状に形
成されている。端子板13aは端子基台12の上面の各
段に対応して固定される。端子板13aには端子基台1
2の内側空間に挿入される脚部13cが形成されてい
る。また、端子基台12において端子板13aを挟む両
側壁は端子板13aよりも上方に突出する。端子基台1
2において回路遮断器2の器体20に形成された結合孔
23に対向する部位には開口窓14が形成されており、
この開口窓14は端子基台12の内側空間に連通してい
る。したがって、結合孔23を通して器体20から引き
出された内部電線3を、開口14を通して端子基台12
の内部に引き込むことができ、端子板13aの脚部13
cに内部電線3を接続することができるのである。
に複数個の端子13を取り付けたものであって、端子1
3は、端子基台12に固定された端子板13aと、端子
板13aに螺合する端子ねじ13bとを備える。端子基
台12の内部は中空であって、端子基台12の上面は中
央部がもっとも高くなるようにして複数段の階段状に形
成されている。端子板13aは端子基台12の上面の各
段に対応して固定される。端子板13aには端子基台1
2の内側空間に挿入される脚部13cが形成されてい
る。また、端子基台12において端子板13aを挟む両
側壁は端子板13aよりも上方に突出する。端子基台1
2において回路遮断器2の器体20に形成された結合孔
23に対向する部位には開口窓14が形成されており、
この開口窓14は端子基台12の内側空間に連通してい
る。したがって、結合孔23を通して器体20から引き
出された内部電線3を、開口14を通して端子基台12
の内部に引き込むことができ、端子板13aの脚部13
cに内部電線3を接続することができるのである。
【0012】ところで、端子基台12の内部には結合孔
23の上縁付近に下面を有した突台15が形成されてい
る。突台15の下面には結合板11がビス16を用いて
固定される(図3参照)。結合板11は、図1(b)に
示すように、器体20の保持溝23aに嵌入する一対の
保持片11aと、それぞれ保持片11aを先端部に備え
た一対の脚片11bと、両脚片11bを連続一体に連結
して突台15に当接する取付片11cとを備えた形状に
板金を折曲して形成される。結合板11における両脚片
11bの間の距離dは、突台15の幅Wよりも大きく設
定され、両脚片11bの間に突台15の下部を挿入した
形で取付片11cを突台15の下面に当接させることが
可能になっている。結合板11は、通常は両脚片11b
を取付片11cに対して下側にした形で突台15に固定
される。また、結合板11を突台15に固定した状態で
は、保持片11aが開口窓14を通して端子基台12か
ら突出する。
23の上縁付近に下面を有した突台15が形成されてい
る。突台15の下面には結合板11がビス16を用いて
固定される(図3参照)。結合板11は、図1(b)に
示すように、器体20の保持溝23aに嵌入する一対の
保持片11aと、それぞれ保持片11aを先端部に備え
た一対の脚片11bと、両脚片11bを連続一体に連結
して突台15に当接する取付片11cとを備えた形状に
板金を折曲して形成される。結合板11における両脚片
11bの間の距離dは、突台15の幅Wよりも大きく設
定され、両脚片11bの間に突台15の下部を挿入した
形で取付片11cを突台15の下面に当接させることが
可能になっている。結合板11は、通常は両脚片11b
を取付片11cに対して下側にした形で突台15に固定
される。また、結合板11を突台15に固定した状態で
は、保持片11aが開口窓14を通して端子基台12か
ら突出する。
【0013】しかるに、図2に示すように保持片11a
を保持溝23aに嵌入した状態で、ボディ21にカバー
22を結合すれば、ボディ21とカバー22との間で結
合板11が抜け止めされることになり、結果的に、器体
20と端子基台12とが機械的に結合されるのである。
このとき、器体20と端子基台12との下面は面一にな
るように寸法が設定されている。回路遮断器2と補助端
子台1との結合状態においては、結合板11の両脚片1
1bの間を通して内部電線3を引き出すことができるか
ら、補助端子台1と回路遮断器2との結合部位と内部電
線3を引き出す部位とを同じ部位とすることができ、結
果的に補助端子台1と回路遮断器2との対向面積を小さ
くすることができるのである。両脚片11bの間に導入
された内部電線3は、両脚片11bの下面側の開口を通
して端子基台12の内側空間に引き出され、端子板13
aの脚部13cに接続される。回路遮断器2の器体20
には、2個の結合孔23が形成されており、補助端子台
1を結合しない結合孔23には、両側部が保持溝23a
に嵌入した形で結合孔23を閉塞する蓋板25が挿着さ
れている。
を保持溝23aに嵌入した状態で、ボディ21にカバー
22を結合すれば、ボディ21とカバー22との間で結
合板11が抜け止めされることになり、結果的に、器体
20と端子基台12とが機械的に結合されるのである。
このとき、器体20と端子基台12との下面は面一にな
るように寸法が設定されている。回路遮断器2と補助端
子台1との結合状態においては、結合板11の両脚片1
1bの間を通して内部電線3を引き出すことができるか
ら、補助端子台1と回路遮断器2との結合部位と内部電
線3を引き出す部位とを同じ部位とすることができ、結
果的に補助端子台1と回路遮断器2との対向面積を小さ
くすることができるのである。両脚片11bの間に導入
された内部電線3は、両脚片11bの下面側の開口を通
して端子基台12の内側空間に引き出され、端子板13
aの脚部13cに接続される。回路遮断器2の器体20
には、2個の結合孔23が形成されており、補助端子台
1を結合しない結合孔23には、両側部が保持溝23a
に嵌入した形で結合孔23を閉塞する蓋板25が挿着さ
れている。
【0014】ところで、上述したように、結合板11の
両脚片11bの間の距離dは、突台15の幅Wよりも大
きく形成されているのであって、図3および図4に示す
ように、2種類の方法で結合板11を端子基台12に取
り付けることができるようになっている。すなわち、通
常は、図3に示すように、取付片11cにおいて脚片1
1bが突出する面とは反対の面を突台15の下面に当接
させた形で結合板11を突台15に対して固定する。一
方、図4に示すように、両脚片11bの間に突台15を
挿入した形で結合板11を突台15に固定することもで
きる。ここで、図3の形で結合板11を端子基台12に
取り付けた場合における端子基台12の下面から結合板
11の下面までの高さをH1、図4の形で結合板11を
端子基台12に取り付けた場合における端子基台12の
下面から結合板11の下面までの高さをH2とすれば、
H1<H2になる。したがって、ボディ21とカバー2
2との分割面の高さ位置が異なる2種類の器体20に対
して、1種類の部材で対処することが可能になるのであ
る。なお、図4の状態では、内部電線3を両脚片11b
と突台15との間に通せばよい。
両脚片11bの間の距離dは、突台15の幅Wよりも大
きく形成されているのであって、図3および図4に示す
ように、2種類の方法で結合板11を端子基台12に取
り付けることができるようになっている。すなわち、通
常は、図3に示すように、取付片11cにおいて脚片1
1bが突出する面とは反対の面を突台15の下面に当接
させた形で結合板11を突台15に対して固定する。一
方、図4に示すように、両脚片11bの間に突台15を
挿入した形で結合板11を突台15に固定することもで
きる。ここで、図3の形で結合板11を端子基台12に
取り付けた場合における端子基台12の下面から結合板
11の下面までの高さをH1、図4の形で結合板11を
端子基台12に取り付けた場合における端子基台12の
下面から結合板11の下面までの高さをH2とすれば、
H1<H2になる。したがって、ボディ21とカバー2
2との分割面の高さ位置が異なる2種類の器体20に対
して、1種類の部材で対処することが可能になるのであ
る。なお、図4の状態では、内部電線3を両脚片11b
と突台15との間に通せばよい。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は、端子基台において回
路遮断器の器体との対向面に形成した開口窓から結合板
の一部が突出するように結合板を端子基台に取着し、回
路基板の器体に設けた結合孔の両側面に形成されている
保持溝に嵌入するように結合板に一対の保持片を設けて
いるので、結合板に設けた保持片を回路遮断器の器体に
設けた保持溝に嵌入すれば、端子基台を器体に結合する
ことができるのである。また、結合板には、保持片を先
端部に備えて端子基台内に配置される一対の脚片と、両
脚片を連続一体に連結して端子基台の内側面に形成され
た突台に着脱自在に取着される取付片とを設け、保持溝
は結合孔の両側面に形成されているので、保持溝に嵌入
される保持片の間には内部電線を通すことができ、内部
電線を通す開口部分を利用して端子基台と器体との機械
的結合を行うことができることになる。すなわち、端子
基台と器体との対向面積を比較的小さくしながらも、取
付強度を十分に大きくすることが可能であり、しかも、
内部電線を挿通するための開口の面積を十分に大きくと
ることができるという利点を有するのである請求項2の
発明は、端子基台の内側面に形成した突台を両脚片の間
に挿入した形で取付片を突台に結合可能とするように、
両脚片の幅を突台の幅よりも大きく設定しているので、
取付片において脚片が突出する面と、その反対側の面と
のいずれか一方を突台に当接させた形で結合板を突台に
取着することができる。すなわち、結合板の取付方を変
えることによって、器体と端子基台との位置関係を変え
ることができ、寸法の異なる2種類の器体に対して対応
が可能になるという利点を有する。
路遮断器の器体との対向面に形成した開口窓から結合板
の一部が突出するように結合板を端子基台に取着し、回
路基板の器体に設けた結合孔の両側面に形成されている
保持溝に嵌入するように結合板に一対の保持片を設けて
いるので、結合板に設けた保持片を回路遮断器の器体に
設けた保持溝に嵌入すれば、端子基台を器体に結合する
ことができるのである。また、結合板には、保持片を先
端部に備えて端子基台内に配置される一対の脚片と、両
脚片を連続一体に連結して端子基台の内側面に形成され
た突台に着脱自在に取着される取付片とを設け、保持溝
は結合孔の両側面に形成されているので、保持溝に嵌入
される保持片の間には内部電線を通すことができ、内部
電線を通す開口部分を利用して端子基台と器体との機械
的結合を行うことができることになる。すなわち、端子
基台と器体との対向面積を比較的小さくしながらも、取
付強度を十分に大きくすることが可能であり、しかも、
内部電線を挿通するための開口の面積を十分に大きくと
ることができるという利点を有するのである請求項2の
発明は、端子基台の内側面に形成した突台を両脚片の間
に挿入した形で取付片を突台に結合可能とするように、
両脚片の幅を突台の幅よりも大きく設定しているので、
取付片において脚片が突出する面と、その反対側の面と
のいずれか一方を突台に当接させた形で結合板を突台に
取着することができる。すなわち、結合板の取付方を変
えることによって、器体と端子基台との位置関係を変え
ることができ、寸法の異なる2種類の器体に対して対応
が可能になるという利点を有する。
【図1】実施例を示し、(a)は分解斜視図、(b)は
要部の分解斜視図である。
要部の分解斜視図である。
【図2】実施例の要部の断面図である。
【図3】実施例の使用形態を示す説明図である。
【図4】実施例の他の使用形態を示す説明図である。
1 補助端子台 2 回路遮断器 3 内部電線 11 結合板 11a 保持片 11b 脚片 11c 取付片 12 端子基台 13 端子 14 開口窓 15 突台 20 器体 21 ボディ 22 カバー 23 結合孔 23a 保持溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 73/20 H01H 71/08
Claims (2)
- 【請求項1】 回路遮断器の器体の外側面に取着される
中空の端子基台と、端子基台に取着され回路遮断器の器
体の内部から引き出される内部電線に端子基台の内側空
間で接続されるとともに端子基台の外部に配線された外
部電線を接続する端子と、端子基台における回路遮断器
の器体との対向面に形成された開口窓から一部が突出す
るように端子基台に取着された結合板とを備え、回路遮
断器の器体は、一面が開口するボディと、ボディの開口
を覆う形でボディに着脱自在に結合するカバーとにより
構成され、ボディとカバーとの少なくとも一方にはボデ
ィとカバーとの分割面に臨んで開放され両側面に保持溝
を有する結合孔が形成され、結合板は、上記保持溝に嵌
入する一対の保持片と、それぞれ保持片を先端部に備え
互いに対向して配置される一対の脚片と、ボディの開口
面に略平行であって両脚片を一体に連結し端子基台の内
側面に形成された突台に対向して着脱自在に取着される
取付片とを備え、上記脚片は取付片における突台との対
向面とは反対向きに突設されて成ることを特徴とする回
路遮断器の補助端子台。 - 【請求項2】 上記両脚片の間に突台を挿入した形で取
付片が突台に結合可能となるように上記両脚片の幅が突
台の幅よりも大きく設定されて成ることを特徴とする請
求項1記載の回路遮断器の補助端子台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13301292A JP3151295B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 回路遮断器の補助端子台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13301292A JP3151295B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 回路遮断器の補助端子台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05325767A JPH05325767A (ja) | 1993-12-10 |
JP3151295B2 true JP3151295B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=15094733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13301292A Expired - Fee Related JP3151295B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 回路遮断器の補助端子台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3151295B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1465225B1 (de) | 2003-04-03 | 2010-11-24 | Siemens Aktiengesellschaft | Adaptervorrichtung für Installationsgeräte |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP13301292A patent/JP3151295B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05325767A (ja) | 1993-12-10 |
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