JP3748141B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタル複写機等の読取手段(スキャナ)と画像形成手段(プリンタ)をもつ画像形成装置で、同じ入出力方式、処理方法で対応できない異種の原稿やデータを1つのジョブとしてしあげる場合、それぞれの原稿に応じた処理・複写を行い、その後ユーザがページ挿入などを行ってジョブの仕上げを行っていた。また、特殊処理を有する原稿に特殊処理を施す要求があった場合、その処理が他の原稿のコピーしあげに影響を与えないのであれば、全ての原稿を特殊処理にて仕上げを行っていた。
【0003】
最近では、インストラクションシートなどの手段にて複写器や画像処理機器に動的に指示を与える方法も提案されている(特願平5−112064号、特願平5−289456号、特願平6−202415号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、特殊な画像処理等を行う原稿を含む原稿束の複写処理は、特殊原稿を普通原稿とは別々に複写し、その後ユーザがマニュアルで挿入等を行うために手間と時間がかかるという問題点があった。
【0005】
また全ての処理を特殊の処理にて行うと、処理時間がかかるため複写速度が落ちるという問題が有り、さらに、消耗品などを使う処理であれば、コストが高くなるという問題点がある。
【0006】
さらに、従来提案されているインストラクションシートによる指示方法では、そのシートに記載された指示内容を認識するためにOCR(文字認識処理)といった高度な技術を用いているため、その認識処理が複雑で、処理時間がかかり、さらに、ユーザがそのようなシートを作成するために手間がかかるという問題もある。
【0007】
そこで、本発明は、ユーザが所望する複写処理の指示と、その指示内容の認識処理を簡略化して、ユーザの利便性の向上が図れ、さらに、コスト低減、処理速度の高速化が可能となり、生産性の向上が図れる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、原稿から読み取られた画像を印刷出力する画像形成装置において、特殊原稿の画像を読み取る第1の読取手段と、この第1の読取手段で読み取られた画像情報を記憶する記憶手段と、所望のページ位置に予め定められたシートを挿入した普通原稿の画像を連続的に読み取る第2の読取手段と、この第2の読取手段で普通原稿の画像を読み取る際に、前記シートを検出して、そのシートの挿入されたページ位置を認識する認識手段と、前記第2の読取手段で連続的に読み取られた画像情報を印刷出力する出力手段と、この出力手段で印刷出力される印刷物の前記認識手段で認識されたページ位置に前記記憶手段に記憶された画像情報を印刷出力して挿入する挿入手段と、を具備したことを特徴とする画像形成装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態ついて図面に参照して説明する。
【0018】
(1) 画像形成装置の構成
図1は、本実施形態に係る画像形成装置、具体的には電子写真式の複写機(以下、簡単に複写機と呼ぶ)の構成を概略的に示したものである。
【0019】
図1に示すように、複写機は、自動原稿送り(ADF)手段101と、画像読み取り手段102と、ユーザが画像処理装置に様々な処理情報を入力できる操作手段103と、予め処理の様々な設定値や操作手段103からの入力やセパレータシート認識結果などを記憶するための設定値記憶手段104と、セパレータシートを認識するセパレータシート認識手段105、設定に応じて画像加工の制御を行う画像加工制御手段106と、画像加工制御手段106の指示に従って画像処理を行う画像加工手段107と、入力画像を一時的に蓄えるための画像遅延手段108と、加工された画像を格納するための画像記憶手段110と、画像記憶手段110と外部の処理やデータ供給手段とのやり取りを行う画像記憶制御手段109と、コピー仕上げを行うコピー仕上げ手段112と、コピー仕上げ手段112の制御を行うコピー仕上げ制御手段111と、加工・処理された画像を出力する出力手段113と、出力された画像をジョブ(JOB)毎に仕分けを行うJOB仕分け手段115とJOB仕分け手段115の制御を行うJOB仕分け制御手段114と、文書画像の簡易ファイリングを行う画像ファイリング手段117と、その制御を行う画像ファイル制御手段116と、システム全体の制御・管理を行うシステム制御・管理手段118と、原稿の自動識別を行い、原稿の種類、複雑度などの情報を必要な処理ブロックに供給する自動識別手段119から構成される。
【0020】
次に各ブロックの詳細について説明を行う。
【0021】
(2)自動原稿送り(ADF)手段、画像読み取り手段
自動原稿送り手段101は、対象原稿や画像処理装置に何らかの指示を与えるセパレータシート等を画像読み取り手段102の読み取り原稿台に送るもので、画像読み取り手段102は、自動原稿送り手段101にて送られてくる原稿や原稿台上に直接置かれる原稿を読み取り光学系・CCDセンサにて読み取り、光電変換を行いディジタル画像データとして次のブロックに供給するものである。
【0022】
自動原稿送り手段101と、画像読み取り手段102の構成をより詳細に説明する。
【0023】
図2、図3に示すように、複写機は、装置本体10を備え、装置本体10内には、主にADF手段101と画像読み取り手段102として機能する画像読取部4が設けられている。
【0024】
画像読取部4は、読取対象物、つまり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置台12と、原稿載置台12の一端に配置され、原稿Dが配置されるべき位置を示すサイズ板12aとを備えている。
【0025】
装置本体10の上面には自動原稿送り装置80(以下、ADFと称する)が配設され、このADFは、原稿載置台12上に原稿を自動的に送るとともに、原稿載置台に対して開閉可能に配設され原稿位置台に載置された原稿Dを原稿載置台12に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0026】
ADF80は、原稿Dが載置される原稿トレイ82と、原稿の有無を検出するエンプティセンサ81、原稿トレイ82から原稿を一枚ずつ取り出すピックアップローラ83、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ84、原稿の先端を整位するアライニングローラ対85、アライニングローラ対の上流側に設けられ原稿の到達を検出するアライニングセンサ86を備えている。
【0027】
また、ADF80は、原稿載置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト88を備え、給紙ローラ84およびアライニングローラ対85によりサイズ板12a側から原稿載置台12に給紙された原稿Dは、搬送ベルト88により原稿載置台上の所定の位置に送られ位置決めされる。
【0028】
ADF80において、搬送ベルト88を挟んでアライニングローラ対85と反対側の端部には、反転ローラ90、非反転センサ93、フラッパ91、排紙ローラ92が配設されている。装置本体10の原稿読取部4により原稿の画像情報が読み取られた後、原稿Dは搬送ベルト88により原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ90、フラッパ91、および排紙ローラ92を介してADF80上面の原稿排紙部94上に排出される。
【0029】
原稿Dの裏面を読み取る場合、フラッパ91を切換えることにより、搬送ベルトSSにより搬送されてきた原稿は、反転ローラ90によって反転された後、再度搬送ベルト88により原稿載置台12上の所定位置に送られる。
【0030】
なお、ADF80は、ピックアップローラ83、給紙ローラ84、アライニングローラ対85を駆動する給紙モータ95と、搬送ベルト88、反転ローラ90、排紙ローラ92を駆動する搬送モータ96と、を備えている。
【0031】
装置本体10内に配設された画像読取部4は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する照明ランプ14および原稿Dからの反射光を所定の方向に偏向する第1のミラー15を有し、これらの照明ランプおよび第1のミラーは、装置本体10内において原稿載置台12の下方に配設された第1のキャリッジ16に取り付けられている。
【0032】
第1のキャリッジ16は、原稿載置台12と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等を介して図示しないパルスモータによって、原稿載置台に沿って平行に移動される。また、原稿載置台12の下方には、原稿載置台と平行に移動可能な第2のキャリッジ18が配設されている。
【0033】
第2のキャリッジ18には、第1のミラー15により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する第2および第3のミラー20、21が互いに直角に取り付けられている。第2のキャリッジ18は、第1のキャリッジ16を駆動する歯付きベルト等によって、第1のキャリッジ16に対して従動されるとともに、第1のキャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台12に沿って平行に移動される。
【0034】
また、原稿載置台12の下方には、第2のキャリッジ18上の第3のミラー21からの反射光を集束する結像レンズ22と、結像レンズにより集束された反射光を折返して後述する感光体ドラムへ導く固定の第4ないし第6のミラー23、24、25とが設けられている。結像レンズ22は、第3のミラー21により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介して移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を所望の倍率で結像する。
【0035】
このような構成の画像読取部4にて複数毎の原稿の読取動作について説明する。
【0036】
まず、ADF80により原稿トレイ82上の一枚目の原稿が装置本体10の原稿載置台12上の所定位置に給紙され、次いで、装置本体の一方の用紙カセット48(あるいは50)からコピー用紙Pが取り出され、給紙ローラ57によりレジスト前センサー59がオンするまでレジストローラ対58に向かって搬送される。レジスト前センサ59がオンすると、給紙動作は一時停止される。
【0037】
次に、ADF制御部は、ADF80内のアライニングセンサ86、反転センサ93等により原稿ジャムの有無を判断する。原稿Dのジャムがない場合、主制御部の制御の下、画像読取部4により原稿載置台12上の原稿から画像情報が読み取られ、読み取った画像情報に応じてCCDセンサにて光電変換される。
【0038】
(3)操作手段
操作手段103はコントロールパネル(コンパネ)上にタッチパネルLCD等の表示装置を備えたものでその構成を図4に示す。
【0039】
コンパネ301上の各種キー、タッチパネルの押下状況を制御キーマイコン314により認識し、制御キーマイコン314は、押下状況を制御基板302のマイコン321に通信する。マイコン321はこの情報やその他の紙センサ、トナー濃度センサ等の様々なセンサの出力に基づき、ROM323、RAM322とデータアクセスし、液晶コントローラ324はデータを通信する。ROM323には、表示画面のデータ、プログラムデータ等、RAM322には、画面切り換え時間などが記憶されている。
【0040】
また、内部処理のパラメータや処理切り換え情報などはマイコン321を通して設定値記憶手段104に供給される。
【0041】
また、同時に状況に応じて、モータの駆動などの出力を行い、処理誤設定、紙センサ、廃トナーセンサ、トナー濃度センサなどの信号からジャム処理、トナー補給処理等の検知を行い、必要に応じてコントロールパネル上のブザーを鳴らす。
【0042】
液晶コントローラ324は、マイコン321からの信号に基づいた信号をグラフィックス表示装置311へ送信し、これによって、グラフィックス表示がなされる。
【0043】
(4)設定値記憶手段
設定値記憶手段104を図5を参照しながら説明する。
【0044】
設定値記憶手段104は、設定データバンクROM104aと、処理設定値RAM104bと、制御用マイコン104dと、データ入出力I/F104cから構成される。
【0045】
設定データバンクROM104aには様々な処理に必要な設定値が何らかな形で整理されて、記憶される。例えば文字専用処理ようの設定は「aaa」番地から「abc」番地まで等対応が予め決められ、そのモードになるとマイコン制御により対応するROM104aのデータが処理設定RAM104bにダウンロードされ、それが現行設定となり、その後データ入出力I/F104cにより対応する処理ブロックのパラメータが設定される。
【0046】
データ入出力I/F104cはセパレータシート認識手段105とそれ以外のブロックとのやりとりを行うインターフェースで、各ブロックの設定値などの読み取り、書き込みなどを可能とするものである。
【0047】
また、操作手段103による設定あるいはセパレータシートによる一時設定によって送られてくる設定データはそれらのブロックから割り込み信号が出され、制御用マイコン104dが入力待ち状態になり、その後マイコンからの制御信号を出力し、対応するブロックからの情報をデータバスを通して受け取る。
【0048】
制御用マイコン104dは外部各手段とのやりとりをデータ入出力I/F104cを通して行い、必要に応じて設定データバンクROM104aから対応するパラメータを処理設定用RAM(バッファ)104bにダウンロードや、予め指示された何らかの計算を行いその結果を処理設定用RAM(バッファ)に供給する。必要なデータのみをデータ入出力I/F104cを通して各手段の設定を行う。
【0049】
また、前述のように操作手段104やセパレータシート認識手段105によって入力される情報に応じて設定値の切り換えや修正などを行う。さらに、必要に応じて、出力手段113に原稿毎やJOB毎に処理設定情報や、後述のユーザカスタマイズ機能である処理群のID登録に対応するIDをビットマップデータとして供給し、出力手段113はそれを出力する。
【0050】
(5)セパレータシート認識手段
セパレータシート認識手段105の構成例を図6に示す。
【0051】
図6に示すように、セパレータシート認識手段105は、サイズ検知センサ手段501、サイズによる認識手段502、紙の特徴、例えば、色や透過率等の特性を検知する特徴検知センサ手段503と、特徴に基づく認識手段504と、セパレータシート上のIDパターンなどを入力画像から読み取るID解読手段505と、これらの結果からセパレータシートを認識し、対応するブロックにその情報を送るセパレータ通知手段506と、セパレータシートのIDを通知するセパレータID通知手段507により構成される。
【0052】
サイズ検知センサ手段501は図7に示す様に紙幅センサ501aと紙セット時間センサ501dから構成されており、それぞれ紙の幅情報と長さ情報を出力する。
【0053】
紙幅センサ501aは後述のフォトイントラプター501bとエンコーダ501cから構成されている。
【0054】
フォトイントラプター501bは、図8に示すように原稿台5011の下に赤外線発光ダイオード(LED)PI1〜PI3とフォトトランジスタで構成される反射型フォトインタラプタが配置されている。原稿ガラス上に原稿がある時には、LEDの光は原稿で反射されるため、反射光の有無によってフォトトランジスタのオン・オフ状態になり原稿の有無の検知が可能となる。
【0055】
例えば、図9に示すようにLEDに矩形波の電波を流すとLEDをある周波数で発光させ、それに対するフォトトランジスタの反応を調べ、原稿がある場合図8に示すようなフォトトランジスタのアウトプットが得られ、原稿がない場合はその出力が「0」となる。
【0056】
エンコーダ501cは、図10に示すように、センサPI1、PI2、PI3のON/OFF状態に応じて、対応する出力PO1〜PO3をHigh(H=1)かLow(L=1)の状態にする。例えば、PI1のフォトインタラプタに反射光によってフォトトランジスタが図9の様に応答すると対応する出力PO1がH(1)になり、そうでない場合はL(0)となる。同様にセンサPI2の反応に対応してPO2、またPI3の反応に対応してPO3それぞれがH(1)かL(0)になる。それを紙の幅情報として図6のサイズによる認識手段502に供給する。
【0057】
紙セット時間センサ501dは、ADFによる紙セットに必要な時間を計測し、それを長さ情報として図6のサイズによる認識手段502に供給する。例えばADFによる原稿台上の紙セット時間はTsecで、その紙セットスピードはSmm/secとすると、紙の長さはS×Tに比例するのでだいたいの紙の長さが推定される。
【0058】
サイズによる検知手段501は、図11に示すようにサイズ検知センサ手段501から紙の幅と長さ情報を受け、それを予め設定された情報と比較し、セパレータの大きさと同じであれば、セパレータ検知信号(セパレータ=1、それ以外=0)と、その対応するサイズ(例えば、対応する入力をそのまま)を出力する。
【0059】
セパレータシートをそのサイズに基づき検知する場合の具体例を、図12、図13に示す。
【0060】
本実施形態では、簡単のために、幅情報と長さ情報の1つの組み合わせで定義した1つのセパレータシートのみの例を挙げたが、複数のセパレータシートを組み合わせて定義することも考えられる。またコピー対象原稿のサイズ以外のものを定義することも可能である。例えば、A4の原稿に対してA3をセパレータシートにするなどである。
【0061】
次に、図6の特性検知センサ503と特徴による認識手段504について説明する。ここで、特性とは、セパレータシートの紙の特徴、例えば、色、透過率等である。
【0062】
まず、色検知によるセパレータシートを認識する場合について説明する。この場合、特徴検知センサ503は、紙の下地色を検知するセンサで、特徴による認識手段504は検知された下地がセパレータであるか否かを認識するものである。
【0063】
セパレータシートの下地色センサ503は、図14に示すように、キャリッジ5042上の1または複数箇所に色センサ5043〜5045を設け、キャリッジが移動する際に、原稿台5041上に置かれたセパレータシート5046の先端の何ラインかの反射光のRGB性質を読み取り、それを平均して下地色情報として、特徴による認識手段504に供給する。
【0064】
例えば、図14に示すように、セパレータシート5046に対応して中央とセパレータシートの両端の付近に色センサ5043〜5045を設け、キャリッジ5042が読み取り動作時に移動する際に最初の何ラインか(例えば50)において各ラインの対応する位置の反射光からR、G、Bを読み取り、それを平均してシートの下地色として出力する。
【0065】
特徴による認識手段504は、検知された下地がセパレータであるか否かを判断するもので、図15に示すように色検知センサ503からの平均RGB情報と予め設定されたセパレータのRGB成分とを比較して予め定められた誤差の範囲内であるか否かによってセパレータシートであるか否かを判断する。
【0066】
すなわち、RGB空間で、ベクトルSがセパレータシート、ベクトルMが計測された平均色特徴を表すとすれば、ベクトルSとベクトルMの差分ベクトルDのR、G、B各成分DR、DG、DBそれぞれが、
|DR|<εR ここでεRはR成分の誤差範囲
|DG|<εG ここでεGはG成分の誤差範囲
|DB|<εB ここでεBはB成分の誤差範囲
であればセパレータシートと認識される。
【0067】
また、セパレータシートによってR、G、Bそれぞれの誤差範囲を別々に設定することもできれば、正と負の成分に別々の範囲を設定することもできる。
【0068】
さらに、特徴による認識手段504は、セパレータであればセパレータ検知信号(セパレータ=1、それ以外=0)と、その対応する色情報(例えば、対応する計測された平均RGBそのまま、または対応するセパレータシートのRGB等を)出力する。
【0069】
ここでは、ある大きさのセパレータシートに限定して述べたが、例えば、キャリッジ5042上の色センサの個数を様々な幅のセパレータシートに対応できるように増やして、幅とセンサの情報からセパレータを認識することもできれば、センサを動く構成にして、その位置をユーザ設定に伴って行い、ユーザの希望に応じたセパレータシートの認識も可能である。
【0070】
次に、図6の特性検知センサ503と特徴による認識手段504の他の例について説明する。ここでは、例えば、透過率の高い紙や媒体をセパレータシートとして使用し、検知対象の透過率に基づきセパレータシートを検知する場合を例にとる。この場合、原稿内のエリア指定まで行うことができる。
【0071】
セパレータシートの透過率検知センサ503は、図16に示すように、前述のサイズ検知センサと同様に反射率のセンサで、反射光の量で、紙の有無と共にセパレータシートの検知が可能である。
【0072】
図16に示すセンサの図9に示したセンサと異なる部分は、フォトトランジスタが反射光を増幅させるものとなっている点で、反射光をそのまま次の特徴による認識手段504に供給するようになっている。
【0073】
特徴による認識手段504は、図17に示すような構成となっており、いくつかの閾値(この場合は2つの閾値Thn、Thp、Thn<Thp)と透過率検知センサ503の出力とを比較器COM1、COM2でそれぞれ比較して、その比較結果からさらにセパレータシートか否かを判断する。
【0074】
反射光がほとんどない場合は「原稿なし」の場合で、図17に示すThnとの比較を行う比較器COM2と、Thpとの比較を行う比較器COM2の両方の出力が「0」となる。
【0075】
反射光がある程度ある場合は(Thn<入力<Thp)、比較器COM2の出力は入力の変化に応じて、入力がThnより小さいとき「0」となり、入力がThn以上のとき「1」となる。この場合は、比較器COM1の出力が「0」となり、セパレータシートとして判断される。
【0076】
反射光が大きい場合、すなわち、ThnおよびThpより大きい場合は、両方の比較器COM1、COM2の出力がいずれも大きくなるため、原稿として判断される。
【0077】
このようにして透過率の高い媒体をセパレータシートとして認識することもできれば、前述の色検知センサと組み合わせて色のついた透過率の高いものもセパレータシートとして検知する手段も考えられる。
【0078】
また、このような透過率の高いものを原稿上に置き、原稿内のエリアをマーカーなどで囲み、特定のエリアを指定する事ができ、原稿内にエリアに応じた処理や編集の指定も考えられる。
【0079】
エリアに対応する処理指示は、前述の操作手段103による指示または後述のID指定指示などが考えられ、そのほかに、読み取りCCDがカラーセンサである場合は、色マーカーによる指定も考えられる。
【0080】
さて、図6の説明に戻り、ID解読手段505は、後述するこの装置から出力されたIDを読み取るものである。IDパターンは、図18に示すように、主走査方向の周期パターンとなっている。
【0081】
ID解読手段505は、そのパターンの個数例えば、白黒パターンの場合は白と黒の個数とその幅などを開始ラインから副走査方向の所定の長さまで各ライン毎に解読し、それがライン毎にほぼ同じで、主走査方向に予め設定された同じ幅の周期的なパターンであれば、その個数からIDを認識する。例えば、図18では処理IDが「4」となる。
【0082】
図6のセパレータ通知手段506は、サイズによる認識手段502と、特徴による認識手段504、ID解読手段505の判定結果からそのセパレータの意味を、内部に予め記憶された認識テーブルを参照して認識し、対応する外部ブロックへ指示を与える。例えば、ページ挿入を示すセパレータシートであれば、後述のコピー仕上げ制御手段111に挿入や挿入位置の指示を与え、画像加工の切り替えであれば、画像加工制御手段106や、前述の設定値記憶手段104にその情報を通知する。
【0083】
このように、セパレータシートに応じて対応する後段の処理手段にその通知を行う。
【0084】
セパレータID通知手段507は、処理IDが検知されると、直接、その情報を設定値記憶手段104に通知しすることにより、設定値記憶手段104が対応する設定を行うようになっている。
【0085】
(6)画像加工制御手段
図1の画像加工制御手段106は、特殊原稿に応じて画像処理の経路やパラメータを切り替えるものである。図19に示すように、設定値記憶手段104(図1を参照)とのインターフェース(I/F)部1061、標準モードパラメータテーブル1062、特殊モードパラメータテーブル1063と、特殊モード判断部1064と、標準モード処理情報記憶部1065と、特殊モード処理情報記憶部1066と、パラメータセレクタ1067と、処理セレクタ1068から構成されており、普段は標準モードに対応するパラメータや処理情報を画像加工手段107に供給する。
【0086】
標準モードや特殊モードにおけるパラメータや処理情報は、設定値記憶手段104からインターフェース手段1061を介して、標準モードパラメータテーブル1062、特殊モードパラメータテーブル1063、標準モード処理情報記憶部1065、特殊モード処理情報記憶部1066にダウンロードされる。
【0087】
特殊モードに関する情報は予めわかっている場合(例えば操作手段103を介して設定される場合)、このように、前もって、ダウンロードされるが、例えば、セパレータシートにより指示される場合は、セパレータシート認識手段105での認識結果に応じて、その都度、動的にダウンロードされる。
【0088】
特殊モード判断手段1064は、操作手段103やセパレータシート認識手段105からの情報を基に、特殊処理か否かを判断するもので、特殊処理の場合は必要なパラメータ、処理情報などが設定値記憶手段104からインターフェース部1061を介して、特殊モードパラメータテーブル1063、特殊モード処理情報記憶部1066に書き込まれ、パラメータセレクタ1067と処理セレクタ1068が、特殊処理用のパラメータと処理情報を選択して、画像加工手段107(図1を参照)に供給する。
【0089】
また、特殊処理が終了すると特殊モード判断手段1064は、標準モードに対応するパラメータや処理情報をセレクトできるような信号をパラメータセレクタ1067、処理セレクタ1068に出力する。
【0090】
(7)画像加工手段
図1の画像加工手段107は、例えば、図20に示すように、モノクロ用画像加工処理部107aとカラー用画像加工処理部107bと、処理セレクタ107cから構成され、処理セレクタ107cにて、モノクロ用画像加工処理部107aとカラー用画像加工処理部107bのいずれか一方に切り替えられるようになっている。例えば、複数原稿のうちの1つのみをカラー処理によって行う場合、その原稿が処理されるときのみカラー処理を施し、それ以外はモノクロ処理を施すよう、切り替えられる。
【0091】
モノクロ用画像加工部107aの構成例を図21に示す。
【0092】
図21において、モノクロ用画像加工部107aは、画像読取手段102で読み取された画像に対し、ノイズ除去、エッジ強調などを施すためのフィルタリング処理部1071、入出力系の非線形特性を補正するためのγ補正処理部1072、出力系の階調数に合わせて階調再現を行う階調処理部1073、また原稿上の原稿の外側、本の厚み等の不要の部分を除去する不要領域除去処理部1074から構成される。
【0093】
フィルタリング処理部1071におけるフィルタリング処理の一例を図22に示す。
【0094】
大きさ3×3のフィルタFを画素g(i、j)に施した場合、画素g(i、j)のフィルタリング処理結果は、フィルタ係数と画像の畳み込みによって表現することができ、次式(1)で表される。
【0095】
【数1】
【0096】
フィルタの係数に応じてどの周波数成分を強調するか、または除去するかを決定できる。例えば、文字原稿などの場合はハイパスフィルタを強調し、写真などの場合はロパスフィルタを強調するなども考えられる。このように、原稿に応じてフィルタパラメータを変えることにより適切な出力が得られる。
【0097】
γ補正処理部1072におけるγ補正処理の一例を図23、図24を参照して説明する。
【0098】
γ補正とは、入出力の非線形特性を補正するもので、図23に示すように、入出力系デバイスの非線形入出力特性カーブAの逆カーブBに対応する値を図24に示すようにテーブルとして記憶しておき、入力される値をそのテーブルのアドレスとし、そのアドレスに対応する値が、補正値として出力するようになっている。なお、このγ補正を文字原稿に施さず、写真原稿のみ施すといった実施形態も考えられる。
【0099】
階調処理部1073における階調処理の一例を図25を参照して説明する。
【0100】
図25はに示した階調処理部1073の構成では、入力される各画素をある閾値と比較し、その閾値より大きいか否かによって「1」か「0」を出力(2値出力)するようになっている。
【0101】
階調を有する原稿に対しては、図25に示すようなディザなどの周期的な閾値マトリックスを用いて疑似的に階調を再現し、他方、文字原稿などのエッジ保存を有する原稿に対しては固定閾値を用いるといった具合に、文字原稿、写真原稿それぞれに適した出力を行うことが可能である。
【0102】
ここでは、簡単のためにディザ処理を例にとり述べたが、階調処理としてそれ以外に、例えば、誤差拡散等の様々な方法が考えられる。しかも、全ての原稿に同じ階調処理を施し、文字や写真などの原稿における細かい調整を前述のフィルタリング処理部1071やγ補正処理部1072によって行うこともできる。
【0103】
不要領域除去処理部1074は、図26に示すように、原稿の外側、本の影などのコピーの際に不要な領域を除去する処理で、上述したように、セパレータシートにて指定された原稿内のコピー対象のエリアや、あるいは、構造解析などの自動識別方式(参考文献:)などを用いて、原稿中の不要領域を判別するようにしてもよい。
【0104】
図20のカラー用画像処理手部107bは、図27に示すように、原稿から読み込まれる画素毎の入力値レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)を、まず、色変換部1081にて、カラー記録用の色材料を制御する3原色の色データイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および、ブラック(K)に色変換するものである。
【0105】
その後、色変換された各色成分データY、M、C、K(チャネル)のそれぞれに対し、画像加工部1082において前述のモノクロ用画像加工部107aとほぼ同様な処理を施す。このような処理により、後述の出力手段113(図1を参照)にて4色出力を行えばカラー画像出力が可能となる。
【0106】
(8)画像遅延手段
図1の画像遅延手段108は、画像読取手段102で読み取られた画像(入力画像)を一時的に記憶するもので、DRAMやFIFOなどから構成される。
【0107】
遅延時間としては、セパレータシート認識手段105にてセパレータシートを認識するにかかる時間は最小限必要であり、後述のエラー処理などの対策として1または複数ページに相当する記憶容量が必要である。
【0108】
画像遅延手段108の構成例を図28に示す。
【0109】
図28に示すように、画像遅延手段108は、記憶部108aと、書き込み制御部108b、読み出し制御部108cから構成され、画像読み取り手段102(図1を参照)から供給される入力画像が書き込み制御部108bの制御のもと、記憶部108aに書き込まれ、読み出し制御部108cにて所定の遅延時間後、ファストイン・ファストアウト(書き込まれた順に読み出す)形式で、記憶部108aから読み出され、画像加工手段107(図1を参照)に供給するようになっている。
【0110】
なお、画像読み取り手段102(図1を参照)の出力は、直接、セパレータシート認識手段105にも供給される。
【0111】
(9)画像記憶制御手段
次に、画像記憶制御手段109について説明する。画像記憶制御手段109は、図29に示すように、主に、画像加工手段107およびコピー仕上げ手段112とのインターフェース部109aと、外部ネットワークインターフェース部109bと、画像ファイル手段とのインターフェース部109cと、制御部109dと、画像記憶手段とのインターフェース部109fから構成される。
【0112】
インターフェース部109a、109b、109c、109fは、制御部109dの制御のもと、対応する処理手段、ネットワーク、画像ファイリング手段や画像記憶手段と画像データのやりとりを行うようになっている。
【0113】
(10)画像記憶手段
図1の画像記憶手段110は、画像加工手段107で処理された画像、画像ファイリング手段117でにファイリングされた画像、外部からネットワークを通じて供給される画像データを画像記憶制御手段109を通して記憶し、必要に応じて、記憶されたデータを画像加工手段107、コピー仕上げ手段112、画像ファイリング手段117やネットワークへ画像記憶制御手段109を通して供給する。
【0114】
(11)コピー仕上げ制御手段
図1のコピー仕上げ制御手段111は、図30に示すように、操作手段103を介して指定され設定値記憶手段104に記憶された設定値、セパレータシート認識手段105で認識された内容に従って、例えば、特殊処理の施された画像の挿入、必要な画像加工指示、画像データの挿入経路等をコピー仕上げ手段112に与えるものである。
【0115】
(12)コピー仕上げ手段
図1のコピー仕上げ手段112は、コピー仕上げ制御手段111より挿入、加工、データの経路などの指示を受けそれを画像記憶手段110に通知し、所望のコピー仕上げを行うものである。
【0116】
図31を参照してコピー仕上げの手順の一例を説明する。
【0117】
図31において、通常のコピー仕上げでは、画像加工手段107から出力された画像データがコピー仕上げ手段112に送られる(R1)。この通常のコピー仕上げの画像と同一ジョブの挿入画像データは、画像加工手段107から画像記憶制御手段109を介して一時、画像記憶手段110に格納される(R2)。このとき、コピー仕上げ手段111の動作は一時停止となる。コピー処理中(R1)に予め指示された挿入位置に達したとき、すなわち、挿入モードになると(R3)、R2で予め格納された画像データを対応するアドレスから読み出して挿入する(R4)。R4で挿入される画像データは、外部からのデータやファイリングされたデータやMany−in−1等の特殊処理において、一旦データを必要に応じて画像加工行ったものである。
【0118】
(13)出力手段、JOB仕分け手段、JOB仕分け制御手段
出力手段113、JOB仕分け制御手段114、JOB仕分け手段115について、図3、図32、図33を参照して説明する。
【0119】
まず、図3を参照して装置本体10内の出力手段113として機能する各部の動作説明を行う。
【0120】
コピー仕上げ手段112から出力される画像加工等の処理済みの画像データ(電気信号)は、図3に示すように、レーザ書込部113aによりレーザ光で感光体ドラム36上にトナー像が形成される。すなわち、画像形成動作に対して所定のタイミングで、レジストローラ対58が所定時間(例えばコピー用紙がA4の場合、0.5秒間)駆動される。それにより、コピー用紙Pは感光体ドラム36と転写チャージャ40との間の転写部を通って搬送され、コピー用紙Pにトナー像が転写される。コピー用紙Pは、更に、搬送ベルト60により定着装置53へ搬送され、トナー像の定着後、排紙ローラ62へ搬送される。
【0121】
次に、図3、図32、図33を参照して装置本体10内のJOB仕分け制御手段114、JOB仕分け手段115として機能する各部の動作説明を行う。
【0122】
レジストローラ対58の駆動と同時に、ソレノイド95が励磁されフラッパ94が仕分け位置へ切り換えられるとともに、ソータ71内の種々のローラおよび搬送ベルト98が駆動される。なお、仕分けヘッド96は、コピー動作開始時、最上部の仕分けトレイ(第1の仕分けトレイ)75と対向する位置に保持されている。
【0123】
それにより、排出ローラ対62により装置本体10の排出口54から排出されソータ71内へ送られたコピー用紙は、フラッパ94およびガイドローラ97により仕分け通路105へ送られ、更に、搬送ベルト98によって仕分けヘッド96まで搬送される。そして、コピー用紙Pは、仕分けヘッド96の送りローラ96aにより第1の仕分けトレイ75へ集積される。
【0124】
ピックアップローラ56により第1あるいは第2の用紙カセット48、50から1枚ずつ取り出された用紙Pは、給紙ローラ対57によりレジストローラ対58へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジストローラ対58により先端が整位された後、転写部に送られる。転写部において、感光体ドラム36上に形成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージ40により用紙P上に転写される。
【0125】
トナー像の転写されたコピー用紙Pは、剥離チャージャ39からのACコロナ放電および剥離爪42の作用により感光体ドラム36表面から剥離され、搬送路52の一部を構成する搬送ベルト60を介して定着装置53に搬送される。そして、定着装置53によって現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着された後、用紙Pは、給紙ローラ対61および排紙ローラ対62により排出口54から排出される。
【0126】
また、搬送路52の下方には、定着装置53を通過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対58へ送る反転機構64が設けられている。反転機構64は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積部65と、搬送路52から分岐し、定着装置53を通過したコピー用紙Pを反転して一時集積部65に導く反転路66と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚ずつ取り出すピックアップローラ67と、取り出された用紙を搬送路68を通してレジストローラ対58へ給紙する給紙ローラ69と、を備えている。また、搬送路52と反転器66との分岐部には、コピー用紙Pを排出口54あるいは反転器66に選択的に振り分ける振り分けゲート70が設けられている。
【0127】
両面コピーを行う場合、定着装置53を通過したコピー用紙Pは、振り分けゲート70により反転路66に導かれ、反転された状態で一時集積部65に一時的に集積された後、ピックアップローラ67および給紙ローラ対69により、搬送路68を通してレジストローラ対58へ送られる。そして、用紙Pはレジストローラ対58により整位された後、再び転写部に送られ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その後、コピー用紙Pは、搬送路52、定着装置53および排紙ローラ62を介して排紙トレイ55上に排紙される。
【0128】
図3および図32に示すように、複写機は装置本体10の排出口54から排出された複写済みの多数枚のコピー用紙Pを任意に仕分けして集積するソータ71を備えている。
【0129】
ソータ71は、排出口54に接続されているとともに装置本体10に並んで配置された筐体72を有している。装置本体10の反対側に位置した筐体72の側面は開口73を有している。また、筐体71には、装置本体10から排出されたコピー用紙Pを集積するための多数のトレイが垂直方向に沿って積層状態に取り付けられている。これらのトレイは、最上部に位置したノンソートトレイ74、およびノンソートトレイの可能に所定の隙間を持って積層された多数の仕分けトレイ75を含んでいる。そして、これらのノンソートトレイ74および仕分けトレイ75は、開口73から筐体72の外方へ延出している。
【0130】
また、筐体72内には、排出口54に隣接して位置した入口ローラ対76、入口ローラ76により排出路77を通して送られたコピー用紙Pをノンソートトレイ74上に排出する出口ローラ対78、入口ローラ対と出口ローラ対との間に位置した振り分け手段としてのフラッパ94、入口ローラはフラッパとの間に位置しコピー用紙Pの到達を検出する用紙センサ103が設けられている。
【0131】
フラッパ94は、入口ローラ76から送られてきたコピー用紙Pを出口ローラ78に導く図33に示す排出位置と、入口ローラ76から送られてきたコピー用紙を仕分けトレイ75側へ導く仕分け位置との間を回動自在に設けられ、ソレノイド95により両位置間を切り換えられる。
【0132】
図3、図32、図33に示すように、ソータ71は、筐体72内において、仕分けトレイ75の積層方向、つまり、垂直方向に沿って仕分けトレイ基端部近傍を移動自在に設けられた仕分けヘッド96と、入口ローラ76とフラッパ94との間に設けられたガイドローラ97と、ガイドローラ97の下方に垂直方向に沿って配設された搬送ベルト98と、を備えている。入口ローラ76、出口ローラ87、ガイドローラ97および搬送ベルト98は後述する送りモータ106により駆動される。
【0133】
仕分け手段として作用する仕分けヘッド96は、垂直方向に延びるガイドロッド100に支持され、後述する昇降モータ102によって昇降駆動される。また、仕分けヘッド96には、一対の送りローラ96aが取り付けられている。仕分けヘッド96とフラッパ94との間には、仕分けヘッドの昇降動作に応じて伸縮されるガイドシート104が設けられ、このガイドシートとガイドローラ97および搬送ベルト98との間に、フラッパ94から仕分けヘッド96まで延びる仕分け通路105が形成されている。
【0134】
そして、図32に示すように、フラッパ94が仕分け位置に切り換えられた状態において、装置本体10の排出口54から排出されたコピー用紙Pは、入口ローラ76により送られ、フラッパ94およびガイドローラ97により仕分け通路105へ導かれる。更に、コピー用紙Pは、搬送ベルト98により仕分けヘッド96まで送られた後、送りローラ96aによって、仕分けヘッド96と対向する仕分けトレイ75上に排出される。
【0135】
ノンソートトレイ74および各仕分けトレイ75の基端部にはそれぞれ位置検出センサ108が取り付けられている。そして、これらの位置検出センサ108により、仕分けヘッド96の位置が検出される。
【0136】
JOB仕分け手段114は、スタック、打ち合い等のソータの機能や、ジョブ単位のステープルといった機能を具備するものである。
【0137】
(14)画像ファイル制御手段
図1の画像ファイル制御手段116は、操作手段103やセパレータシート認識手段105などの指示に応じて予めファイルされたドキュメントデータを画像ファイリング手段117から読み出し、前述の画像記憶制御手段109を通して画像記憶手段110に格納し、それがコピー仕上げ手段112にて読み出され、必要であれば画像加工などを行い、ファイリングされたドキュメントの挿入や再出力を可能とするものである。
【0138】
(15)画像ファイリング手段
画像ファイリング手段117は良く知られている簡易画像ファイル手段であり、各ジョブにID、日付などを付与し、一時記録するものである。ファイル容量が少なくなると、古い順から除去し、新たなジョブを次々と格納する。
【0139】
(16)システム制御/管理手段
システム制御/管理手段118は、本装置全体の制御/管理を行うもので、全てのブロックにおけるクロック、制御信号、ブロック間のやりとりのタイミング制御信号などを発生し、それぞれのブロックに供給するようになっている。
【0140】
(17)自動識別手段
自動識別手段119は、入力原稿の特徴、複雑度などを検知し、その検知情報を設定値記憶手段104、画像加工手段107などとやり取りを行い、ユーザの指示に誤りが有るか否かをチェックし、もしあれば、対応する最適な設定における試し刷りなどを要求するようになっている。また、複雑度の高い原稿においても試し刷りを要求するものである。
【0141】
次に、図1の画像形成装置(複写機)の動作について説明する。
【0142】
まず、以下の説明において用いる用語を定義する。
【0143】
普通原稿とは、主に、ADFに対応できる読みとり対象の原稿をいう。
【0144】
普通コピーとは、主に、普通原稿の画像を所定の用紙に複写したものをいう。
【0145】
特殊原稿とは、ADFに対応できない、例えば、本/雑誌等の原稿、特殊処理を施す必要のある原稿をいう。
【0146】
特殊コピーとは、特殊原稿の画像を所定の用紙に複写したものをいう。
【0147】
特殊処理とは、複数毎の原稿のうちの数枚の原稿に対しては、他の原稿とは異なる画像加工処理を施す場合、その数枚の原稿に施す画像加工処理をいう。
【0148】
ジョブ(JOB)とは、複写機にて複写処理を実行する際の1処理単位で、ユーザにより指定されるものである。
【0149】
(18)動作説明A:ADFにて対応できない原稿のコピーを操作手段で指定された位置に挿入
ADF(自動紙送り)手段101にて複数枚(例えば100枚)の原稿(普通原稿)をコピーし、それに、ADF(自動紙送り)手段101で対応できない本/雑誌などの原稿(特殊原稿)のコピー(特殊コピー)を挿入する場合を例にとり、図1の画像形成装置(複写機)の動作について、図34に示すフローチャートを参照して説明する。
【0150】
ステップS1: 図1の操作手段103から図35(a)に示すように特殊複写モードである挿入モードを選択し、特殊コピーの挿入ページ数(図35(b)参照)、挿入位置(図35(c)参照)等の情報を指定すると、その設定値が設定値記憶手段104に記憶される。
【0151】
ステップS2: 画像読み取り手段102の原稿台に本/雑誌等の特殊原稿を置き、その特殊原稿の画像を読み取り、画像加工手段107にて所定の画像加工を行った後、画像記憶制御手段109を介して画像記憶手段110に保存する。
ステップS3〜ステップS6: ADF手段101と画像読み取り手段102にて複数枚の普通原稿を読み取り、画像加工手段107にて所定の画像加工を行い、コピー仕上げ手段112を介して出力手段113から出力する。
【0152】
ステップS4: 普通原稿の処理中、予め設定された特殊コピーの挿入位置にに合わせてADF手段101、画像読み取り手段102が一時停止される。
【0153】
ステップS9: 設定値記憶手段104から特殊コピーの挿入に関する情報がコピー仕上げ制御手段111に供給され、さらに、コピー仕上げ制御手段111からコピー仕上げ手段110に特殊コピーの挿入指示が与えられる。
【0154】
ステップS10: コピー仕上げ手段112は、事前に画像記憶手段110に保存されている特殊原稿の画像を画像記憶制御手段109を介して読み出し、コピー出力手段113から特殊コピーとして出力する。
【0155】
ステップS7〜ステップS8: 特殊コピーの挿入操作が終わると、再びADF手段101、画像読み取り手段102が動作を開始し、普通原稿の連続読み取り、画像加工、出力を再開する。セットされた原稿がなくなるまで、ステップS4〜ステップS7を繰り返す。
【0156】
このようにして、操作手段103で、普通コピー中の特殊コピーの挿入位置、挿入ページ等を予め指示することにより、複数の特殊コピーを連続して、あるいは、別々の位置にページ挿入することが簡単な指示で行うことができ、従来行われていたコピー後の仕上げの整理時間と特殊コピーの挿入指示にかかる手間を省くことが可能となり、特に、複数枚の特殊コピーを挿入する必要がある場合や、部数が多い場合には、ユーザの利便性の向上が図れる。
【0157】
(19)動作説明B:ADFにて対応できない原稿のコピーをセパレータシートの挿入位置に挿入
ADF(自動紙送り)手段にて複数枚(例えば100枚)の原稿(普通原稿)をコピーし、それに、ADF(自動紙送り)手段101で対応できない本/雑誌などの原稿(特殊原稿)のコピー(特殊コピー)を挿入する場合を例にとり、図1の画像形成装置(複写機)の動作について、図36に示すフローチャートを参照して説明する。
【0158】
ステップS11: 図1の操作手段103から図35(a)に示すように特殊複写モードである挿入モードを選択する。
【0159】
ステップS12: 画像読み取り手段102の原稿台に本/雑誌等のや特殊原稿を置き、その特殊原稿の画像を読み取り、画像加工手段107にて画像加工を行った後、画像記憶制御手段109を介して画像記憶手段110に保存する。
【0160】
ステップS13〜ステップS16: 普通原稿束中の特殊コピーの挿入位置に図37に示すようにセパレータシートを挿入して、その原稿束をADF手段101の所定の位置にセットし、画像読み取り手段102にて複数枚の原稿を読み取り、画像加工手段107にて所定の画像加工を行い、コピー仕上げ手段112を介して出力手段113から出力する。
【0161】
ステップS14、ステップS19:普通原稿の処理中、セパレータシート認識手段105にてセパレータシートが認識された場合、その挿入位置等の情報がコピー仕上げ制御手段111に供給され、さらに、コピー仕上げ制御手段111からコピー仕上げ手段110に特殊コピーの挿入指示が与えられる。
【0162】
ステップS20: コピー仕上げ手段112は、事前に画像記憶手段110に保存されている特殊原稿を画像記憶制御手段109を介して読み出し、コピー出力手段113から特殊コピーとして出力する。
【0163】
ステップS17〜ステップS18: 特殊コピーの挿入操作が終わると、再びADF手段101、画像読み取り手段102にて、ADF手段101にセットされた次の原稿からの連続読み取り、画像加工、出力を続行する。セットされた原稿がなくなるまで、ステップS14〜ステップS17を繰り返す。
【0164】
このようにして、原稿束中の所望の位置にセパレータシートを挿入することにより、複数の特殊コピーを連続して、あるいは、別々の位置にページ挿入することが簡単な指示で行うことができ、従来行われていたコピー後の仕上げの整理時間や、特殊コピーの挿入指示にかかる手間を省くことが可能となり、特に、複数枚の特殊コピーを挿入する必要がある場合や、部数が多い場合には、ユーザの利便性の向上が図れる。
【0165】
(20)動作説明C:特殊原稿の特殊処理および挿入を操作手段で指定する場合複数枚の原稿のうちの例えば1枚の原稿に対しては他の原稿の画像加工とは異なる画像加工を施す(例えば、他の原稿がモノクロの画像加工を施すの対し、その1枚の原稿にはカラーの画像加工を施す)場合について、図34に示すフローチャートを参照して説明する。このような複数毎の原稿のうちの一部の原稿に対し、他の原稿とは異なる画像加工処理を施す場合、ここでは、その一部の原稿に施す画像加工処理を特殊処理と呼ぶことにする。特殊処理としては、例えば、不要領域除去処理等であってもよい。
【0166】
ステップS1: 図1の操作手段103から図38(a)に示すように特殊処理モードを選択し、特殊処理を施す原稿(特殊原稿)のページ数(図38(b)参照)、特殊処理(図38(c)参照)、特殊処理を施した特殊コピーの挿入位置(図38(d)参照)等の情報を指定すると、その設定値が設定値記憶手段104に記憶される。
【0167】
ステップS2: ADF手段101と画像読み取り手段102にて特殊原稿の画像を読み取り、画像加工制御手段106は、設定値記憶手段104に記憶された値を基に画像加工処理の設定を行い、その設定に従って、画像加工手段107にて特殊処理を行った後、画像記憶制御手段109を介して画像記憶手段110に保存する。
【0168】
ステップS3〜ステップS6: ADF手段101と画像読み取り手段102にて複数枚の普通原稿を読み取り、画像加工手段107にて所定の画像加工を行い、コピー仕上げ手段112を介して出力手段113から出力する。
【0169】
ステップS4: 普通原稿の処理中、予め設定された特殊コピーの挿入位置にに合わせてADF手段101、画像読み取り手段102が一時停止される。
【0170】
ステップS9: 設定値記憶手段104から特殊コピーの挿入に関する情報がコピー仕上げ制御手段111に供給され、さらに、コピー仕上げ制御手段111からコピー仕上げ手段110に特殊コピーの挿入指示が与えられる。
【0171】
ステップS10: コピー仕上げ手段112は、事前に画像記憶手段110に保存されている特殊原稿の画像を画像記憶制御手段109を介して読み出し、コピー出力手段113から特殊コピーとして出力する。
【0172】
ステップS7〜ステップS8: 特殊コピーの挿入操作が終わると、再びADF手段101、画像読み取り手段102が動作を開始し、普通原稿の連続読み取り、画像加工、出力を再開する。セットされた原稿がなくなるまで、ステップS4〜ステップS7を繰り返す。
【0173】
このようにして、操作手段103で、普通コピー中の特殊コピーの挿入位置、挿入ページ等を予め指示することにより、特殊コピーの特殊処理と挿入指示の簡略化が図れ、従来のように、特殊コピーの挿入操作の手間や、一部の原稿のみに不要領域除去処理等の特殊処理を施せばよいところを全ての原稿にそのような特殊処理を行わなければならなといった無駄が省け、処理時間の短縮が図れるとともに、複写動作が効率よく行える。また、ユーザの利便性の向上が図れる。
【0174】
(21)動作説明D: 特殊処理を施す特殊原稿のコピーの挿入位置をセパレータシートの挿入位置にて指定する場合
複数枚の原稿のうちの例えば1枚の原稿に対しては他の原稿の画像加工とは異なる画像加工を施す(例えば、他の原稿がモノクロの画像加工を施すの対し、その1枚の原稿にはカラーの画像加工を施す)場合について、図36に示すフローチャートを参照して説明する。
【0175】
ステップS11: 図1の操作手段103から図39(a)に示すように特殊複写モードである挿入モードを選択し、特殊処理を施す原稿(特殊原稿)のページ数(図39(b)参照)、特殊処理(図38(c)参照)等の情報を指定すると、その設定値が設定値記憶手段104に記憶される。
【0176】
ステップS12: ADF手段101と画像読み取り手段102にて挿入順に特殊原稿の画像を読み取り、画像加工制御手段106は、設定値記憶手段104に記憶された値を基に画像加工処理の設定を行い、その設定に従って、画像加工手段107にて特殊処理を行った後、画像記憶制御手段109を介して画像記憶手段110に保存する。
【0177】
ステップS13〜ステップS16: 普通原稿束中の特殊コピーの挿入位置に図37に示すようにセパレータシートを挿入して、その原稿束をADF手段101の所定の位置にセットし、画像読み取り手段102にて複数枚の原稿を読み取り、画像加工手段107にて所定の画像加工を行い、コピー仕上げ手段112を介して出力手段113から出力する。
【0178】
ステップS14、ステップS19:普通原稿の処理中、セパレータシート認識手段105にてセパレータシートが認識された場合、その挿入位置等の情報がコピー仕上げ制御手段111に供給され、さらに、コピー仕上げ制御手段111からコピー仕上げ手段110に特殊コピーの挿入指示が与えられる。
【0179】
ステップS20: コピー仕上げ手段112は、事前に画像記憶手段110に保存されている特殊原稿の画像を画像記憶制御手段109を介して読み出し、コピー出力手段113から特殊コピーとして出力する。
【0180】
ステップS17〜ステップS18: 特殊コピーの挿入操作が終わると、再びADF手段101、画像読み取り手段102にて、ADF手段101にセットされた次の原稿からの連続読み取り、画像加工、出力を続行する。セットされた原稿がなくなるまで、ステップS14〜ステップS17を繰り返す。
【0181】
このようにして、操作手段103で普通コピー中に挿入される特殊コピーの投手処理を指定して、その徒手コピーの挿入位置をセパレータシートの挿入位置にて指示することにより、特殊コピーの特殊処理と挿入指示の簡略化が図れ、従来のように、特殊コピーの挿入操作の手間や、一部の原稿のみに不要領域除去処理等の特殊処理を施せばよいところを全ての原稿にそのような特殊処理を行わなければならなといった無駄が省け、処理時間の短縮が図れ、効率よく複写動作が行える。また、ユーザの利便性の向上が図れる。
【0182】
(22)動作説明E: 原稿中に挿入されたセパレータシートにて特殊原稿の特殊処理を指定する場合
ADF(自動紙送り)手段101にセットされる複数枚の原稿のうちの数枚の原稿に対しては他の原稿の画像加工とは異なる画像加工を施す(例えば、他の原稿がモノクロの画像加工を施すの対し、その数枚の原稿にはカラーの画像加工を施す)場合について、図40に示すフローチャートを参照して説明する。
【0183】
ステップS31: 図1の操作手段103から特殊処理(例えば、カラーの画像加工処理、不要領域除去処理等)とセパレータシートとを対応付ける。
【0184】
例えば、赤のセパレータシートが写真用の画像加工処理、青のセパレータシートが不要領域除去処理と対応づけておく。ここで設定された対応付けは、例えば、セパレータシート認識手段105のセパレータ通知手段506に具備された認識テーブルに登録される。
【0185】
ステップS32〜ステップS35: 特殊原稿の前に図41に示すように、原稿束中の特殊原稿の前に特殊処理に対応するセパレータシートを挿入し、その原稿束をADF手段101の所定の位置にセットし、画像読み取り手段2にて複数枚の原稿を読み取り、画像加工手段7にて画像加工を行い、コピー仕上げ手段12を通して出力手段13にて出力される。
【0186】
ステップS33、ステップS38〜41: 普通原稿の処理中、セパレータシート認識手段105にてセパレータシートが認識された場合、その色に対応する特殊処理に関する情報を認識テーブルから読み出して、設定値記憶手段104、画像加工制御手段106に供給し、次の特殊原稿に対して施すべき処理への切り換えやパラメータ設定を行う。その後、画像読取手段102で読み取られた特殊原稿の画像に対し、画像加工手段107で指定された特殊処理が施された後、出力手段113から出力される。
【0187】
ステップS36〜ステップS37: 特殊原稿の画像に対する特殊処理が終わると、再び画像加工制御手段107は従来の処理設定やパラメータに切り換え、通常のコピー仕上げに入る。そして、ADF手段101にセットされた次の原稿からの連続読み取り、画像加工、出力を続行する。セットされた原稿がなくなるまで、ステップS33〜ステップS37を繰り返す。
【0188】
このようにして、操作手段103から特殊処理(例えば、カラーの画像加工処理、不要領域除去処理等)とセパレータシートとの対応付けを行い、原稿束中の特殊原稿の前に特殊処理に対応するセパレータシートを挿入することにより、特殊原稿の位置と、その特殊原稿に対する特殊処理の指示の簡略化が図れるとともに、普通コピーの束にユーザが特殊コピーを挿入するといあった手間を省くことが可能となる。さらに、特殊コピーの挿入処理、特殊処理を施した画像を一時格納する格納メモリなども不要となる。また、特殊処理が時間のかかるものであれば、全ての原稿を特殊処理にしてしまうとコピースピードが落ちるという観点から考えても、この方法を取り入れることにより効率のよい複写動作が可能となる。
【0189】
(23)動作説明F:セパレータシートに付与されたIDにて特殊処理を指定する場合
ADF(自動紙送り)手段101にセットされる複数枚の原稿のうちの数枚の原稿に対しては他の原稿の画像加工とは異なる画像加工を施す(例えば、他の原稿がモノクロの画像加工を施すの対し、その数枚の原稿にはカラーの画像加工を施す)場合について、図42に示すフローチャートを参照して説明する。
【0190】
ステップS51:図1の操作手段103から、所望の画像加工処理を組み合わせて、その組み合わせに対し識別情報(ID)を対応付ける。さらに、その組み合わされた各処理のパラメータを設定する。このように設定された内容は、設定値記憶手段104に、例えば、図36に示したようなテーブル形式で記憶される。
【0191】
図43に示すように、ハイパスのフィルタリング処理、γ補正処理、階調処理を組み合わせて、1つのID「1」を付与した場合、その各処理のパラメータは、フィルタ係数、処理の要/不要、ディザ/誤差拡散となる。
【0192】
ステップS52〜ステップS53: ユーザが操作手段103に表示された処理の組み合わせから所望の組み合わせのIDを選択して、セパレータシートの出力を指示すると、設定値記憶手段104は、選択されたIDを、例えば、図44に示したように、周期的なパターンに展開し、それを出力手段113に供給して、所定の用紙に印刷することにより、セパレータシートを出力する。
【0193】
ステップS32〜ステップS37: 以下の処理は、図40とほぼ同様であるが、異なるのは、ステップS38で、セパレータシートが認識されると、セパレータ認識手段にてセパレータシート上のIDも検知され、その検知されたIDに関する情報を設定値記憶手段104に供給される。
【0194】
設定値記憶手段104は、供給されたIDに関する情報を基に、IDに対応する処理の組み合わせ、処理のパラメータ等を画像加工制御手段6に供給し、画像加工制御手段6は次の特殊原稿に対して施すべき処理への切り換えやパラメータ設定を行う。
【0195】
このようにして、所望の画像加工処理を組み合わせて1つのIDを付与し、このIDをセパレータシートに印刷して、原稿束中の特殊原稿の前に適当なセパレータシートを挿入することにより、特殊原稿の位置と、その特殊原稿に対する特殊処理の指示の簡略化が図れるとともに、普通コピーの束にユーザが特殊コピーを挿入するといあった手間を省くことが可能となる。また、ユーザの好みの細かい画像加工処理の設定等が可能となり、普通コピーの束にユーザが特殊コピーを挿入するといあった手間を省くことが可能となる。さらに、特殊コピーの挿入処理、特殊処理を施した画像を一時格納する格納メモリなども不要となる。また、特殊処理が時間のかかるものであれば、全ての原稿を特殊処理にしてしまうとコピースピードが落ちるという観点から考えても、この方法を取り入れることにより効率のよい複写動作が可能となる。
【0196】
以上の動作説明A〜Fは、1つのジョブの場合を例にとり説明したが、次に、複数ジョブの場合について説明する。すなわち、複数の複写ジョブを仕上げる場合、従来はそれらを一度に実行することができず、それぞれのジョブを別個に行っていた。
【0197】
そこで、以下の動作説明G〜Iに、複数のジョブを1回のコピー操作で仕上げ、各ジョブ毎にコピー出力を仕分ける場合を説明する。
【0198】
(24)動作説明G:操作手段からの部数の指示、セパレータシートにてジョブの区切りを指示
手順1: 複数ジョブに必要な部数情報を操作手段103から入力する。例えば100枚の原稿のうち、最初の20枚をJOB1、次の30枚をJOB2と、残りの50枚をJOB3とし、それぞれのJOBを3部ずつ、あるいは、JOB1を3部、JOB2を5部、JOB3を10部必要とした場合、部数に関する情報を操作手段103から入力する。この入力値は設定値記憶手段104に格納される。
【0199】
手順2: 各ジョブの区切りあるいは次のジョブの始まりを指示するためにセパレータシートを図45、図46に示すように挿入する。
【0200】
手順3: ADF手段101と、画像読み取り手段102にて読み取られた原稿の画像を画像加工手段107にて画像処理を行い、それを出力手段113にて出力し、操作手段103、設定値記憶手段104から与えられる各ジョブの部数情報に応じて同じ原稿の読み込み、出力を繰り返す。
【0201】
JOB仕分け手段115は、繰り返し出力されるコピーをソータにて仕分けする。
【0202】
手順4: 以上の複写処理中に、セパレータシート認識手段105で読み取り画像がジョブの区切り/始まりを示すセパレータシートであることが認識されると、ジョブの区切り/始まりを認識した旨をJOB仕分け制御手段115に通知する。
【0203】
手順5: JOB仕分け制御手段115は、セパレータシート認識手段105から与えられたジョブの区切り/始まり情報からJOB仕分け手段114の制御を行い、そのジョブの最終仕上げ(例えば、ステープル)を行い、操作手段103、設定値記憶手段104から与えられる部数情報を基に、次のジョブの処理に移る。以下、前述同様に、全てのジョブについて、JOB仕分け手段114はJOBの仕分け制御手段115の指示に従って仕分けを行う(図47、図48参照)。
【0204】
このようにして、操作手段103から各ジョブの部数を指定し、セパレータシートを原稿束に挿入してジョブの区切り/始まりを指示することにより、ADF手段101を用いて、複数ジョブの一括複写処理が簡単な指示を与えるだけで容易に行える。
【0205】
(25)動作説明H:セパレータシートにてジョブの区切りと各ジョブの部数を指示
手順1: 例えば100枚の原稿のうち、最初の20枚をJOB1、次の30枚をJOB2と、残りの50枚をJOB3とし、それぞれのJOBを3部ずつ、或いは、JOB1を3部、JOB2を5部、JOB3を10部必要とした場合、各JOBの始まり位置にセパレータシートを挿入することで各ジョブの始まりを指示し、また、各ジョブの部数は、図49に示すように、セパレータシートに印刷された、例えば周期パターンコード(ID)により、あるいは、図50に示したように、必要部数分だけセパレータシートを挿入することにより指示する。
【0206】
手順2: ADF手段101と、画像読み取り手段102にて読み取られた画像を画像加工手段107にて画像処理を行い、セパレータシート認識手段5にて入力された画像がジョブの始まりを示すセパレータシートであることが認識されたとき、その旨と部数情報をJOB仕分け制御手段115と画像入力手段102に与える。
【0207】
手順3: 画像入力手段102は、部数情報に対応して同じ原稿の読み込みを繰り返す。JOB仕分け制御手段115はセパレータシート認識手段105から与えられたジョブの始まり情報と部数情報を基にJOB仕分け手段114の制御を行い、JOB仕分け手段114はそれに対応してそのジョブの仕分けを行う。
このようにして、セパレータシートに部数情報(部数を表したIDの付与、必要部数と同一枚数のセパレータシートを挿入)を付与し、このセパレータシートを原稿束に挿入して、各ジョブの始まりと各ジョブの部数を指示することにより、ADF手段101を用いて、複数ジョブの一括複写処理が簡単な指示を与えるだけで容易に行える。
【0208】
(26)動作説明I:セパレータシートにてジョブの区切りと各ジョブの部数を指示(電子ソータ機能を具備した複写機の場合)
手順1: 例えば100枚の原稿のうち、最初の20枚をJOB1、次の30枚をJOB2と、残りの50枚をJOB3とし、それぞれのJOBを3部ずつ、或いは、JOB1を3部、JOB2を5部、JOB3を10部必要とした場合、各JOBの始まり位置にセパレータシートを挿入することで、各ジョブの始まりを指示し、また、各ジョブの部数は、図49に示すように、セパレータシートに印刷された、例えば周期パターンコード(ID)により、あるいは、図50に示したように、必要部数分だけセパレータシートを挿入することにより指示する。手順2: ADF手段101と、画像読み取り手段102にて読み取られた画像を画像加工手段7にて画像処理を行い、画像記憶制御手段9を経由して画像記憶手段10に記憶する。
【0209】
手順3: セパレータシート認識手段105にて、読み取った原稿の画像がジョブの始まりを示すセパレータシートであるが認識されたとき、その旨と部数情報をJOB仕分け制御手段115とコピー仕上げ制御手段111に与える。
【0210】
手順4: コピー仕上げ制御手段111は、ジョブ開始情報と部数情報に対応してコピー仕上げ手段112を制御し、コピー仕上げ制御手段112は、画像記録手段10から同じ原稿情報を繰り返して読み出し、コピー出力手段13にて出力する。
【0211】
手順5: JOB仕分け制御手段115は、セパレータシート認識手段105から与えられたジョブの始まり情報と、部数情報を基にJOB仕分け手段114の制御を行い、JOB仕分け手段114はそれに対応してそのジョブの仕分けを行う(図51、図52参照)。
【0212】
このようにして、セパレータシートに部数情報(部数を表したIDの付与、必要部数と同一枚数のセパレータシートを挿入)を付与し、このセパレータシートを原稿束に挿入して、各ジョブの始まりと各ジョブの部数を指示することにより、ADF手段101を用いて、複数ジョブの一括複写処理が簡単な指示を与えるだけで容易に行える。
【0213】
また、全ての原稿の画像を読み取って、所定の画像加工処理を施したものを一時、画像記憶手段110に記憶し、最終的に予め与えられた各ジョブの部数に応じた出力を行う際に、コピー仕上げ手段112で画像記憶手段110から同じ原稿画像を繰り返して読み出す(電子ソータ機能)ことにより、機械的なソータの設備を具備する必要がなく、仕分け順の管理、スキャナ駆動によるノイズの抑制が図れる。
【0214】
(27)動作説明J:セパレータシートの紙サイズで各種指示を行う場合
セパレータシート認識手段105の説明で述べたように、複写対象の原稿と異なるサイズの用紙をセパレータシートとして使用し、挿入指示などの様々な指示に用いることも可能である。
【0215】
例えば、原稿がA4の場合A4以外の用紙、例えば、B5、A3、または標準でないサイズなど、さらに、A4Rをセパレータシートとして、予め操作手段103から指示して設定値記憶手段104に登録する。
【0216】
このようにして登録された、複写対象の原稿と異なるサイズの紙をセパレータシートとして使用することにより、普通紙でもセパレータシートとして用いることも可能である。
【0217】
(28)動作説明K:セパレータシートの特徴で各種指示を行う場合
セパレータシート認識手段105の説明で述べたように、複写対象の原稿と異なる性質の紙や媒体をセパレータシートとして使用し、挿入指定、特殊処理の指示等の様々な指示に用いることも可能である。
【0218】
例えば、図14、図15を参照して説明したように、特定の色を持つ紙をセパレータシートとして使用する場合、その色性質と指示内容を予め操作手段103を介して設定値記憶手段104に登録する。
【0219】
例えば、赤を写真原稿対応処理、青を不要領域除去処理などと対応付け、その色の紙をセパレータシートとして用いる。
【0220】
これにより、詳細な指示を与えることができる。紙サイズと色との組み合わせによっても、より詳細な指示を与えることもできる。
【0221】
(29)動作説明L:透過率の高いセパレータシートを用いて原稿内の領域指定を行う場合
動作説明Kでは、セパレータシートの特定の特徴を用いて各種指示を行う場合について説明したが、透過率の高い媒体をセパレータシートとして使用することも可能である。これによりページ単位の指示だけではなく、原稿内のエリア指定も可能である。例えば、図53(a)(b)に示すように、透過率の高いものを原稿の上におき、特徴のあるマーカーなどで必要な領域を囲み、それをセパレータシートとして使用し、対応する処理などを操作手段103から入力し、セパレータシートを原稿の直前においてADFなどにて読み出しを行い、セパレータ認識手段105は、セパレータシート内のエリアを認識し、それを画像加工制御手段106に通知し、画像加工制御手段106は設定値記憶手段104とセパレータシート認識手段105からの情報をもとに次の原稿に対して指示された処理を行った後出力する。
【0222】
図46では、エリア内の画像のみ再現する例を示す。
【0223】
このようにして、原稿内のエリア毎に適応的に処理を切り換えることが可能となる。
【0224】
(30)動作説明M:セパレータシートを用いてデータの挿入・合成を指示する場合
ADF手段101にて複数枚の原稿をコピーし、それに、例えば、装置外部から送られてきたデータをページ単位あるいはエリア単位に挿入を行う場合について、図54を参照して説明する。
【0225】
手順1: 図1の操作手段103にて挿入モードを指示する。
【0226】
手順2: 外部から送られてきたデータを画像記憶制御手段109を介して画像記憶手段110に保存する。
【0227】
手順3: 動作説明Lで述べたように、原稿上に透過率の高いセパレータシートをおき、所定のマーカーペン等で挿入エリアを指定する。
【0228】
手順4: そのセパレータシートを原稿の直前におき、ADF手段101と画像読み取り手段102にて複数枚の原稿を連続的に読み取り、画像加工手段107にて画像加工を行い、コピー仕上げ手段112を通して出力手段113から出力する。
【0229】
手順5: セパレータシート認識手段105にて、セパレータシートが認識されると、さらに、その挿入エリアの大きさなど認識され、その情報が画像加工手段107と、コピー仕上げ制御手段111に通知され、次の原稿が読み込まれると同時に画像記憶手段110から対応する挿入すべきデータが画像記憶制御手段109を介して画像加工手段107に供給される。
【0230】
画像加工手段107内にその挿入データが原稿の画像のセパレータシートして指定されたエリアに適宜拡大あるいは縮小されて合成され、その後出力手段113から出力される。
【0231】
手順6: 指定されたエリアへの挿入データの挿入操作が終わると、再びADF手段101、画像読み取り手段102にて次の原稿を読み取り、通常の仕上げに入る。
【0232】
このようにして、通常の用紙より透過率の高いセパレータシートを用いることにより、原稿から読み取られた画像に他のデータあるいは画像を挿入するエリア指定が容易に行え、従って、複数枚数の原稿の複写処理時に所望のデータあるいは画像の合成も同時にしかも容易に行える。
【0233】
(31)動作説明N:原稿とセパレータシートの排紙
ADF手段101にて、セパレータシートと原稿をわけて排紙する方法について説明する。
【0234】
図2を参照して説明したように、原稿が搬送ベルト88により原稿台12上から送り出され、反転ローラ90、フラッパ91、及び排紙ローラ92を通してADF80上面の原稿排紙部94に排出される。
【0235】
ところで、その排紙ローラの回転やそれに対応するベレキを制御することにより排出する位置の制御が可能となる。例えばセパレータシートを排出するときは、ローラの回転速度を早める、またはブレーキを弱めることにより力強く排出し、通常の原稿を排出する場合と比べて排出方向の進んだ位置で排出される。これによりADF80上面にセパレータシートと原稿が異なる位置に排出することが可能となる。
【0236】
さらに、図55に示すように、紙排出口にフラッパ2001とセパレータシート排紙トレイ2002を設け、普段はフラッパ2001は下向きで原稿がADF80上面に排紙されるように排紙経路が設定されている。セパレータシートを排紙する場合は、フラッパ2001を図55に示すように上向きに切り替え、セパレーシートをトレイ2002に排出するよう排紙に経路が設定される。
【0237】
(32)動作説明O:セパレータシートの登録
前述のように操作手段103からある特定の色やサイズの用紙をセパレータシートとして登録できるが、ユーザの好みの色やサイズのものをセパレータシートとして登録することも可能である。
【0238】
図1の画像読み取り手段102にて、セパレータシートからサイズ、その他の特徴情報をセンサ等を用いて読み取り、それをセパレータシートと判断するための判断情報として設定値記憶手段104に登録する。このようにして登録された用紙や媒体は、次の複写処理実行時にセパレータシート認識手段105でセパレータシートを認識するために用いられる。
【0239】
例えば、まず操作手段103にてセパレータシート登録アイテムを選択し、ADF手段101にて、画像読み取り手段102の原稿台上にセパレータシートとして登録したい用紙を送り、図7〜図11に説明したサイズ検知手段にてその用紙の幅や長さ情報を計測し、それをセパレータシートとして登録することができる。さらに、操作手段103にて、そのセパレータシートに対応付ける複写機への指示内容(挿入指示、特殊処理の指示等)も登録することが可能である。
【0240】
同様にして、図14、図15に説明した色検知手段を用いて、ある特定の色の用紙をセパレータシートとして設定値記憶手段104に登録できれば、図16、図17の高透過率媒体をセパレータシートとして登録することもできる。
【0241】
このようにして、ユーザが自分の好みの特徴あるものをセパレータシートとして登録できるだけではなく、入力系やセンサなどのばらつきなどもある程度吸収することができ、実際の複写処理時に、より正確にセパレータシートの認識が可能となる。
【0242】
(33)処理動作P:処理内容詳細出力
1つのジョブの複写処理が終わると、ユーザの要求しとて操作手段103から指示があれば、そのジョブの処理内容の詳細を設定値記憶手段104から読み出してユーザに提示することもできる。
【0243】
例えば、設定値記憶手段104から読み出された設定値が内部マイコンにてビット展開されて、図56に示すように、出力される。
【0244】
このようにして出力された詳細情報のシートの内容を、図1の画像読み取り手段102から読み取り、図1の画像ファイリング手段117に格納しておく。
【0245】
この画像ファイリング手段117に格納された詳細情報のシートの内容を他のジョブに仕上げの際に用いることもできる。
【0246】
例えば、ジョブの開始時に操作手段103から画像ファイリング手段117に格納された詳細情報のシートを選択すると、画像ファイリング手段117から選択された詳細情報のシートの内容が画像ファイル制御手段116、画像記憶制御手段109を介して読み出され、画像記憶手段110に格納される。ジョブが開始されると、コピー仕上げ手段112は、画像記憶手段110から、その選択された詳細情報のシートの内容を読み出して、それを基に所定の設定を行ってコピー仕上げを行い、出力手段113から出力する。
【0247】
画像ファイリング手段117に格納された詳細情報のシートを新たに選択しなければ、次のジョブを実行する際には、前回のジョブのときと同じ設定になり、原稿をもう一回読み込むだけで、前回と同じ仕上げを行うことが可能である。
【0248】
(34)動作説明Q:エラー出力
1つのジョブ実行中に、例えば、設定エラーが起きた場合は、そのジョブの詳細設定が設定値記憶手段104から読み出されて内部マイコンにてビット展開され、さらに、様々のセンサや判断にてそのエラーを追求し、それを図57に示すように、エラーの発生したページ毎に区別して、そのエラーの現象や原因等を操作手段103に表示、あるいは所定の用紙に印刷して(処理詳細記録紙として)出力手段113から出力するようにしてもよい。
【0249】
ユーザは、このようなエラーメッセージを参照することにより、発生したエラーへの対応が容易に行える。
【0250】
エラーの発生原因としては、例えば、
・ パラメータの極端な設定(入力画像変化に限らず出力はいつも白、または黒)
・ 要求するサイズの用紙切れ
・ ファイルから読み込み要求の画像情報ファイルから消えている。
【0251】
等が考えられる。
例えば、あるジョブの中で1つだけがA3出力のもので、それ以外はA4出力の場合、もしA3の用紙が切れた場合、その情報をエラーとして出力する。
【0252】
(35)動作説明R:試し刷り
多くの部数を仕上げる際、試し刷りの機能があると便利である。ここでは、このような場合の試し刷り処理手順について説明する。
【0253】
手順1: 操作手段103から試し刷りのための所定の指示を行い、設定値記憶手段104を介してセパレータシート認識手段105に対して所定の設定を行う。
【0254】
手順2: ADF手段101、画像読み取り手段102にて原稿を読み取り、セパレータシート、原稿を別々に排紙する。
【0255】
手順3: 試し刷りを行い、同時に、設定値記憶手段104に記憶されているそのジョブに対する詳細情報を、図56に示したように所定の用紙に印刷し出力手段113から出力する。
【0256】
手順4: ユーザは試し刷りを見て、変更があれば、先に出力された用紙に印刷されたジョブの詳細情報の該当する箇所に所定のマークを付ける。
【0257】
手順5: このマーク付きの用紙と、それに対応する変更を指示するためのセパレータシートを画像読み取り手段102から読み取り(または、操作手段103による設定を行い)、その指示された変更箇所に応じた設定変更のみを行った後、必要な部数だけを仕上げる。
【0258】
このようにして、紙などの資源の無駄を省くとともに、所望の複写環境への設定が容易に行える。
【0259】
(36)動作説明S:エラー発生時のジョブスキップ、セパレータシートによるエラー箇所の通知
1つのジョブ実行中に、例えば、設定エラーが起きた場合は、その実行中のジョブや原稿の出力をスキップし、対応する出力の場所にセパレータシートを挿入し、ジョブ終了後、処理詳細記録紙や表示にてその内容をユーザに知らせるようにしてもよい。
【0260】
エラー原因として、
・ パラメータの極端な設定(入力画像変化に限らず出力はいつも白、または黒)
・ 要求するサイズの用紙切れ
・ ファイルから読み込み要求の画像情報ファイルから消えている。
【0261】
等が考えられる。
【0262】
例えば、あるジョブの中で1つだけがA3出力のもので、それ以外はA4の出力の場合、もしA3の用紙が切れた場合、その場所にセパレータシートを挿入しておき、次の原稿やジョブに進む。
【0263】
処理後、前述の処理詳細記録紙を設定値記憶手段104に記憶された情報をもとに出力手段113から出力する。
【0264】
セパレータシートとして、1つの紙トレイにセパレータシートをセットすることもできれば、対象原稿以外の用紙を挿入することが考えられる。例えばこの場合はA4原稿で1つだけA3である場合、かつA3の紙切れとなっており、セパレータシートとして、B4、A4RなどのA4より大きい用紙をセパレータシートとして使用することができる。
【0265】
このように、ジョブ実行時にエラーが発生した場合は、エラーメッセージ等を印刷したセパレータシートを挿入出力することにより、エラーが発生してもジョブ実行が中止されることなく、しかもエラー箇所が容易に発見できるため、ユーザは単にエラーの原稿のみのコピー仕上げを行えばよい。
【0266】
(37)動作説明T:画像記憶メモリ使用したエラー処理対策
1つのジョブ実行中に、例えば、設定エラーが起きた場合は、そのジョブの原稿のコピーの出力を行わないで、正常に整理された原稿の画像を画像記憶手段110に記憶し、ジョブ終了後、処理詳細記録紙や表示にてエラーの内容をユーザに知らせる。
【0267】
エラー原因として、上記のように様々なことが考えられる。
【0268】
ユーザは、通知されたエラーメッセージから発生したエラーへの対応を行う。その際、ジョブ終了後、または途中割り込みであってもよい。
【0269】
ユーザがエラー設定をし直し、原稿の再入力を画像読み取り手段102にて行うと、画像加工制御手段106は、この新たな設定を基に画像加工手段107を制御し、画像加工手段107は、その指示に応じた処理を行い、コピー仕上げ手段112はその画像を予め保存されたその他の処理された原稿の対応する位置に挿入して出力を行う。
【0270】
これによって、特に複数部のコピー出力を行う際に無駄のない、効率のよいコピー仕上げを行うことが可能である。
【0271】
(38)動作説明U:画像遅延メモリ・画像記憶メモリ使用したエラー処理対策1つのジョブ実行中に、例えば、設定エラーが起きた場合は、そのエラーの発生した原稿のコピー出力を行わないで、正常に処理された原稿の画像を画像記憶手段110に記憶し、エラーが起きた原稿の画像のみ、画像加工処理を行わないで、スキャン(生)画像データとして画像遅延手段108に保管し、その内容を画面表示や紙出力してユーザに通知する。
【0272】
ジョブ終了後、処理詳細記録紙や表示にて発生したエラーの内容をユーザが知らせる。
【0273】
エラー原因として、上記のように様々なことが考えられる。
【0274】
ユーザは、通知されたエラーメッセージから発生したエラーへの対応を行う。その際、ジョブ終了後、または途中割り込みであってもよい。
【0275】
ユーザがエラー設定をし直すと、画像加工制御手段106は新たな設定を基に画像加工手段107を制御し、画像加工手段107は画像遅延手段108からエラーの発生した画像を読み出し、画像制御手段106の指示に応じて処理を行い、コピー仕上げ手段112はその画像を予め保存されたその他の処理された原稿の対応する位置に挿入して出力を行う。
【0276】
これによって、特に複数部のコピー出力を行う際に無駄のない、効率のよいコピー仕上げを行うことが可能である。またエラーの発生した原稿に対する再設定のみを行うだけで、コピー仕上げが容易に行える。
【0277】
(39)動作説明V:ブザー、セパレータシートを用いたエラー処理対策
1つのジョブ実行中に、例えば、設定エラーが起きた場合は、ジョブを一時中断し、エラーが発生した旨を操作手段101に具備されたブザーを駆動することでユーザに通知することもできる。その際、エラーになった設定の理由などを操作手段103の画面や紙出力にて行い、ユーザがある所定の時間以内に対応しない場合は、そのジョブ実行をスキップし、対応する出力の場所にセパレータシートを挿入出力してエラー発生の旨を知らせ、次のジョブ実行へ移る。
【0278】
このようにして、例えば、ユーザがすぐそばにいた場合は、エラーが発生してもの対応がその場で可能となるため、ユーザの負担が軽くなり、スムーズに仕上げを行うこともできれば、所定の時間で次のジョブに移るため他のユーザも待たずに利用できると言う特徴を持つ。
【0279】
(40)動作説明W:エラー発生時のセパレータシート、原稿排紙の対策
動作説明Nでは、セパレータシートにて原稿束内の特殊原稿の位置、特殊コピーの挿入、仕分けなどの様々の指示を与える場合、ADF手段101にて原稿とセパレータシートを別々に排紙することについて述べたが、逆にエラーが発生した場合はそのジョブをスキップし、セパレータシートを原稿トレイに、また原稿を別のトレイに排紙することによって、エラー原稿の指定を分かりやすくし、別のトレイに排紙されたエラー原稿のみにおいて再設定、必要に応じて原稿の再入力を行いコピーを仕上げる。
【0280】
(41)動作説明X:試し刷りをセパレータシートにて指示、特殊原稿のみの試し刷り
多くの部数を仕上げる際、試し刷りの機能があると便利であるが、その際、原稿が大量にある場合、全ての原稿を試し刷りにするとその時間がかかり、試し刷りされた出力のチェックも時間・手間がかかる。
【0281】
そこで、試し刷りをしたい原稿の前にセパレータシートを挿入し、ADF手段101、画像読み取り手段102にて原稿束を読み取り、画像加工手段107にて必要な画像加工処理を行い、画像記憶手段110に一時保存する。
【0282】
セパレータシート認識手段5にて読み取った画像がセパレータシートと認識されると、その次の原稿やジョブを画像記憶手段110に記憶しながら、出力手段113にて試し刷りを行う。
【0283】
ユーザが試し刷りをチェックした後、再設定の不要であれば、コピー仕上げ手段112にて、画像記憶手段110から全ての原稿の画像を読み込み、部数分だけ出力を行う。
【0284】
このようにして、例えば、特殊原稿のみの試し刷りも可能である。
【0285】
さらに、図1の自動識別手段119にて検知された原稿の複雑度を基に、複雑度の高い原稿(例えば、複数の原稿を1枚のコピーとして処理する(Many In One)等)のみの試し刷りを行うことも可能である。、
この場合、まず、ADF手段101、画像読み取り手段102にて原稿を読み込み、画像加工手段107にて必要な画像加工を行い、画像記憶手段10に一時保存する。セパレータシート等で複雑な合成処理の指示された原稿、自動識別手段119で複雑度が高いと判断された原稿やJOBの画像は画像記憶手段110に記憶し、それを基に出力手段113にて試し刷りを行う。ユーザが試し刷りをチェックした後、再設定が不要であれば、画像記憶手段10からコピー仕上げ手段12にて全ての原稿が読み込まれ、部数分だけ出力を行う。
【0286】
このとき、ユーザの設定と内部の自動識別手段119にて検知されたものが極端に異なる場合は、ユーザの設定と内部の自動識別による設定にてそれぞれ処理を行い、その試し刷りと処理の詳細やワーニングの出力や表示を行い、ユーザがその中のうちの1つを選択するようにしてもよい。
【0287】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ユーザが所望する複写処理の指示と、その指示内容の認識処理を簡略化して、ユーザの利便性の向上が図れ、さらに、コスト低減、処理速度の高速化が可能となり、生産性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置(複写機)の電気的な要部の構成を概略的に示した図。
【図2】本実施形態に係る画像形成装置の機械的な構成例を示したもので、主に、ADF手段、画像読み取り手段の構成を説明するための図。
【図3】本実施形態に係る画像形成装置の機械的な構成例を示したもので、主に、ADF手段、画像読み取り手段、出力手段、JOB仕分け手段の構成を説明するための図。
【図4】操作手段の構成例を概略的に示した図。
【図5】設定値記憶手段の構成例を概略的に示した図。
【図6】セパレータシート認識手段の構成例を示した図。
【図7】図6のサイズセンサの構成例を示した図。
【図8】幅センサの一例を示した図。
【図9】図7のフォトイントラプターの構成例を示した図。
【図10】図7のエンコーダの構成例を示した図。
【図11】図6のサイズによる認識手段の構成例を示した図。
【図12】紙サイズ検知について説明するための図。
【図13】図6のサイズによる検知手段に具備される紙サイズの検知判断テーブルの記憶例を示した図。
【図14】図6の特徴検知センサの一例である色センサの構成例を示した図。
【図15】図6の特徴による認識手段におけるRGB空間での色検知方法を説明するための図。
【図16】図6の特徴検知センサの一例である透過率用紙のセンサの構成例を示した図。
【図17】図6の特徴による認識手段の透過率からセパレータシートを判断するための構成例を示した図。
【図18】セパレータシートに印刷されるIDパターンの印刷例の一例を示した図。
【図19】画像加工制御手段の構成例を示した図。
【図20】画像加工手段の構成例を示した図。
【図21】図20のモノクロ用画像加工部の構成例を示した図。
【図22】図21のフィルタリング処理部の処理の一例を説明するための図。
【図23】図21のγ補正処理部の処理の一例を示した図。
【図24】図21のγ補正処理部の構成例を示した図。
【図25】図21の階調処理部の構成例を示した図。
【図26】不要領域除去処理について説明するための概念図。
【図27】カラー用画像加工部の要部の構成例を示した図。
【図28】画像遅延手段の構成例を示した図。
【図29】画像記憶制御手段の構成例を示した図。
【図30】コピー仕上げ制御手段の機能を説明するための図。
【図31】コピー仕上げ手段にて制御されるデータの経路を説明するための図。
【図32】本実施形態に係る画像形成装置の機械的な構成例を示したもので、主に、図1のJOB仕分け制御手段、JOB仕分け手段として機能する各部(ソータ)の構成を説明するための図。
【図33】本実施形態に係る画像形成装置の機械的な構成例を示したもので、主に、図1のJOB仕分け制御手段、JOB仕分け手段として機能する各部(ソータ)の構成を説明するための図。
【図34】図1の画像形成装置の動作について説明するためのフローチャートで、操作手段から特殊原稿の挿入位置を指定する場合について示している。
【図35】操作手段の指示入力手順を説明するための図。
【図36】図1の画像形成装置の動作について説明するためのフローチャートで、セパレータシートにて特殊原稿の挿入位置を指定する場合について示している。
【図37】原稿束中のセパレータシートの挿入位置について説明するための図。
【図38】操作手段の指示入力手順を説明するための図。
【図39】操作手段の指示入力手順を説明するための図。
【図40】図1の画像形成装置の動作について説明するためのフローチャートで、セパレータシートにて特殊原稿の挿入位置と特殊処理を認識する場合について示している。
【図41】原稿束中のセパレータシートの挿入位置について説明するための図。
【図42】図1の画像形成装置の動作について説明するためのフローチャートで、セパレータシートに付与されたIDにて特殊処理を認識する場合について示している。
【図43】設定値記憶手段に具備される画像加工手段の組み合わせとその組み合わせに付与されたIDとの対応を格納するテーブルの記憶例を示した図。
【図44】IDパターンの印刷されたセパレータシートの一例を示した図。
【図45】セパレータシートで複数のジョブを区切る場合の一例を示した図。
【図46】セパレータシートで複数のジョブを区切る場合の他の例を示した図。
【図47】JOB仕分け手段のソータ機能の一例を説明するための図。
【図48】JOB仕分け手段のソータ機能の他の例を説明するための図。
【図49】セパレータシートで複数のジョブの区切りと各ジョブの部数を指示する場合の一例を示した図。
【図50】セパレータシートで複数のジョブの区切りと各ジョブの部数を指示する場合の他の例を示した図。
【図51】JOB仕分け手段のソータ機能の他の例を説明するための図。
【図52】JOB仕分け手段のソータ機能のさらに他の例を説明するための図。
【図53】セパレータシートで原稿内のエリア指定を行う場合について説明するための図。
【図54】セパレータシートで原稿内のエリア指定を行って、その指定されたエリアに所定のデータを合成する場合について説明するための図。
【図55】本実施形態に係る画像形成装置の機械的な構成例を示したもので、セパレータシートと原稿を別個に排紙する場合の要部の構成を説明するためのものである。
【図56】図1の設定値記憶手段に記憶された設定値の出力例を示した図。
【図57】ジョブ実行中に発生したエラーに関する情報の出力例を示した図。
【符号の説明】
101…ADF(自動原稿送り)手段、102…画像読み取り手段、103…操作手段、104…設定値記憶手段、105…セパレータシート認識手段、106…画像加工手段、107…画像加工手段、108…画像遅延手段、109…画像記憶制御手段、110…画像記憶手段、111…コピー仕上げ制御手段、112…コピー仕上げ手段、113…出力手段、114…ジョブ(JOB)仕分け制御手段、115…ジョブ(JOB)仕分け手段、116…画像ファイル制御手段、117…画像ファイリング手段、118…システム制御/管理手段、119…自動識別手段。
Claims (6)
- 原稿から読み取られた画像を印刷出力する画像形成装置において、
特殊原稿の画像を読み取る第1の読取手段と、
この第1の読取手段で読み取られた画像情報を記憶する記憶手段と、
所望のページ位置に予め定められたシートを挿入した普通原稿の画像を連続的に読み取る第2の読取手段と、
この第2の読取手段で普通原稿の画像を読み取る際に、前記シートを検出して、そのシートの挿入されたページ位置を認識する認識手段と、
前記第2の読取手段で連続的に読み取られた画像情報を印刷出力する出力手段と、
この出力手段で印刷出力される印刷物の前記認識手段で認識されたページ位置に前記記憶手段に記憶された画像情報を印刷出力して挿入する挿入手段と、
を具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 原稿から読み取られた画像を印刷出力する画像形成装置において、
特殊原稿の画像に対する特殊処理を指定する指定手段と、
特殊原稿の画像を読み取る第1の読取手段と、
この第1の読取手段で読み取られた画像に対し前記指定手段で指定された特殊処理を施す画像処理手段と、
この画像処理手段で処理された画像情報を記憶する記憶手段と、
所望のページ位置に予め定められたシートを挿入した普通原稿の画像を連続的に読み取る第2の読取手段と、
この第2の読取手段で普通原稿の画像を読み取る際に、前記シートを検出して、そのシートの挿入されたページ位置を認識する認識手段と、
前記第2の読取手段で連続的に読み取られた画像情報を印刷出力する出力手段と、
この出力手段で印刷出力される印刷物の前記認識手段で認識されたページ位置に前記記憶手段に記憶された画像情報を印刷出力して挿入する挿入手段と、
を具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 原稿から読み取られた画像を印刷出力する画像形成装置において、
印刷部数に等しい枚数の予め定められたシートが挿入されて区切られた複数のジョブのそれぞれの原稿を連続的に読み取る読取手段と、
この読取手段で原稿の画像を読み取る際に、前記シートを検出して、各ジョブの区切りおよび印刷部数を認識する認識手段と、
この認識手段で認識される各ジョブの区切りを基に判断される前記各ジョブ毎に、前記指定手段で指定された部数だけ、前記読取手段で読み取られた画像情報を印刷出力する出力手段と、を具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 前記認識手段は、前記シートを、そのサイズあるいは特徴に基づき検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載された画像形成装置。
- 原稿から読み取られた画像を印刷出力する際に、障害が発生した際、その障害に関する情報を出力する手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載された画像形成装置。
- 原稿から読み取られた画像の試し刷り結果に関する情報を出力する手段と、前記試し刷り結果に関する情報に基づき、原稿から読み取られた画像を印刷出力する際の所定の設定変更を行う手段と、をさらに具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載された画像形成装置。
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