JP3643180B2 - 印刷装置 - Google Patents

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JP3643180B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スキャナによる複数の原稿の読取画像、パソコンやファクシミリによる複数頁分の文書画像を1つのジョブとして取扱い、そのジョブ単位にプリント処理を行うデジタル複写機等の印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナ部とプリンタ部が独立に動作可能なデジタル複写機では、読み取った画像を内部の記憶手段に蓄えることが可能であり、読み取り動作と印刷動作を別々のタイミングで行える。このため、複数部数の複写動作時には、原稿の読み取り動作を1度だけ行い、記憶手段に画像データの書き込み操作を行い、その画像データの印刷動作を複数回行うことにより、複写動作を実現している。
【0003】
また、複合機として、ネットワークにより接続されたパソコンあるいは公衆回線により接続されたファクシミリなどの端末からの印刷データの印刷動作や、ファックス送信のための原稿読み取り動作が可能である。
【0004】
ユーザの観点でみた場合、従来のコピー手順は以下のようになる。
1)コピー部数や倍率、濃度等、コピー機能を設定する。
2)コピー開始キーを押す。
【0005】
3)コピーが終わるまで待つ。
4)コピーを持って立ち去る。
このように、複写機がコピー動作をしている間はユーザは必ず待たされる。この待ち時間はユーザにとって無駄なものであり、これを削減したいという要求は大きい。待ち時間の長さも、原稿枚数やコピー部数等によっては非常に大きくなる。さらに、複合機と呼ばれるデジタル複写機の場合、ファックス印刷などの割り込み印刷の発生に伴うコピー動作の中断も考えられ、ユーザのコピー待ち時間は増大傾向にある。
【0006】
上記コピー待ち時間中、ユーザは複写機の前にいる必要はないため立ち去ることも可能だが、その後ユーザはコピー終了時刻を予測、または複写機の動作音を観測して、できあがったコピーを取りにいかなければならず、そのタイミングをユーザが指定することは不可能だった。
【0007】
上記のコピー動作中のユーザ待ち時間は主に印刷動作中の時間であり、これに必要な時間がユーザに不明であるために、印刷終了時刻の予測が困難だという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、印刷終了時刻をユーザが指定することができず、印刷終了時刻の予測が困難であるという欠点を除去するもので、印刷終了時刻のユーザ指定を可能とする印刷装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、端末からネットワークを介して供給される印刷画像と印刷の指定時刻と印刷時間に関するデータを含む時刻管理データとを有する印刷ジョブを記憶し、この記憶されている印刷ジョブが複数あると判断した際に、それらの印刷ジョブの中から印刷の指定時刻が現在時刻に最も近い印刷ジョブが複数あると判断した際に、上記時刻管理データの印刷時間に関するデータを用いて印刷ジョブの印刷時間を算出し、この算出結果に基づいて、複数の印刷ジョブの中から印刷時間の最も短い印刷ジョブを選択し、この第2の選択手段により選択された印刷ジョブを上記印刷の指定時刻に実行するものから構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明する。
すなわち、この発明を複写機(PPC)、ファクシミリ(FAX)、プリンタ(PRT)の3機能を有する複合形の画像形成装置の実施例について説明する。
【0018】
図1はこの発明の画像形成装置の一例としてのデジタル複写機の内部構造を示す概略構成ブロック図である。
図1に示すように、デジタル複写機は装置本体10を備え、この装置本体10内には、後述する読み取り手段として機能するスキャナ部4、および画像形成手段として機能するプリンタ部6が設けられている。
【0019】
装置本体10の上面には、読取対象物、つまり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置台12が設けられている。また、装置本体10の上面には、原稿載置台12上に原稿を自動的に送る自動原稿送り装置7(以下、ADFと称する)が配設されている。このADF7は、原稿載置台12に対して開閉可能に配設され、原稿載置台12に載置された原稿Dを原稿載置台12に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0020】
ADF7は、原稿Dがセットされる原稿トレイ8、原稿の有無を検出するエンプティセンサ9、原稿トレイ8から原稿を一枚づつ取り出すピックアップローラ14、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ15、原稿の先端を整位するアライニングローラ対16、原稿載置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト18を備えている。そして、原稿トレイ8に上向きにセットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つまり、最終頁から順に取り出され、アライニングローラ対16により整位された後、搬送ベルト18によって原稿載置台12の所定位置へ搬送される。
【0021】
ADF7において、搬送ベルト18を挟んでアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転ローラ20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ローラ23が配設されている。後述するスキャナ部4により画像情報の読み取られた原稿Dは、搬送ベルト18により原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ20、フラッパ21、および排紙ローラ22を介してADF7上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿Dの裏面を読み取る場合、フラッパ22を切換えることにより、搬送ベルト18によって搬送されてきた原稿Dは、反転ローラ20によって反転された後、再度搬送ベルト18により原稿載置台12上の所定位置に送られる。
【0022】
装置本体10内に配設されたスキャナ部4は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する光源としての露光ランプ25、および原稿Dからの反射光を所定の方向に偏向する第1のミラー26を有し、これらの露光ランプ25および第1のミラー26は、原稿載置台12の下方に配設された第1のキャリッジ27に取り付けられている。
【0023】
第1のキャリッジ27は、原稿載置台12と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等を介して駆動モータにより、原稿載置台12の下方を往復移動される。
【0024】
また、原稿載置台12の下方には、原稿載置台12と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミラー26により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する第2および第3のミラー30、31が互いに直角に取り付けられている。第2のキャリッジ28は、第1のキャリッジ27を駆動する歯付きベルト等により、第1のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1のキャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台12に沿って平行に移動される。
【0025】
また、原稿載置台12の下方には、第2のキャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集束する結像レンズ32と、結像レンズにより集束された反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34とが配設されている。結像レンズ32は、第3のミラー31により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介して移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ34は、入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応する電気信号を出力する。
【0026】
一方、プリンタ部6は、潜像形成手段として作用するレーザ露光装置40を備えている。レーザ露光装置40は、光源としての半導体レーザ41と、半導体レーザ41から出射されたレーザ光を連続的に偏向する走査部材としてのポリゴンミラー36と、ポリゴンミラー36を後述する所定の回転数で回転駆動する走査モータとしてもポリゴンモータ37と、ポリゴンミラーからのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラム44へ導く光学系42とを備えている。このような構成のレーザ露光装置40は、装置本体10の図示しない支持フレームに固定支持されている。
【0027】
半導体レーザ41は、スキャナ部4により読み取られた原稿Dの画像情報、あるいはファクシミリ送受信文書情報等に応じてオン・オフ制御され、このレーザ光はポリゴンミラー36および光学系42を介して感光体ドラム44へ向けられ、感光体ドラム44周面を走査することにより感光体ドラム44周面上に静電潜像を形成する。
【0028】
また、プリンタ部6は、装置本体10のほぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体ドラム44を有し、感光体ドラム44周面は、レーザ露光装置40からのレーザ光により露光され、所望の静電潜像が形成される。感光体ドラム44の周囲には、ドラム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、感光体ドラム44周面上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像器46、後述する用紙カセットから給紙された被転写材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム44から分離させるための剥離チャージャ47を一体に有し、感光体ドラム44に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる転写チャージャ48、感光体ドラム44周面からコピー用紙Pを剥離する剥離爪49、感光体ドラム44周面に残留したトナーを清掃する清掃装置50、および、感光体ドラム44周面の除電する除電器51が順に配置されている。
【0029】
装置本体10内の下部には、それぞれ装置本体から引出し可能な上段カセット52、中段カセット53、下段カセット54が互いに積層状態に配設され、各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填されている。これらのカセットの側方には大容量フィーダ55が設けられ、この大容量フィーダ55には、使用頻度の高いサイズのコピー用紙P、例えば、A4サイズのコピー用紙Pが約3000枚収納されている。また、大容量フィーダ55の上方には、手差しトレイ56を兼ねた給紙カセット57が脱着自在に装着されている。
【0030】
装置本体10内には、各カセットおよび大容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路58が形成され、搬送路58の終端には定着ランプ60aを有する定着装置60が設けられている。定着装置60に対向した装置本体10の側壁には排出口61が形成され、排出口61にはソータ装置151が装着されている。
【0031】
上段カセット52、中段カセット53、下段カセット54、給紙カセット57の近傍および大容量フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大容量フィーダから用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ63がそれぞれ設けられている。また、搬送路58には、ピックアップローラ63により取り出されたコピー用紙Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ対64が設けられている。
【0032】
搬送路58において感光体ドラム44の上流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム44周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給紙ローラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するアライニング前センサ66が設けられている。
【0033】
ピックアップローラ63により各カセットあるいは大容量フィーダ55から1枚づつ取り出されたコピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストローラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジストローラ対65により先端が整位された後、転写部に送られる。
【0034】
転写部において、感光体ドラム44上に形成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージャ48により用紙P上に転写される。トナー像の転写されたコピー用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離爪49の作用により感光体ドラム44周面から剥離され、搬送路52の一部を構成する搬送ベルト67を介して定着装置60に搬送される。そして、定着装置60によって現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用紙Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69により排出口61を通してソータ装置151へ排出される。
【0035】
搬送路58の下方には、定着装置60を通過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対65へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面装置70は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積部71と、搬送路58から分岐し、定着装置60を通過したコピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転路72と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ73と、取り出された用紙を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙する給紙ローラ75とを備えている。また、搬送路58と反転路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口61あるいは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲート76が設けられている。
【0036】
両面コピーを行う場合、定着装置60を通過したコピ用紙Pは、振り分けゲート76により反転路72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一時的に集積された後、ピックアップローラ73および給紙ローラ対75により、搬送路74を通してレジストローラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジストローラ対65により整位された後、再び転写部に送られ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着装置60および排紙ローラ69を介してソータ装置151に排紙される。
【0037】
このソータ装置151は、本体10の排紙部からの用紙Pを搬送する搬送ローラ156、この搬送ローラ156によって搬送される用紙Pをソート時とノンソート時とで振分けるゲート手段154、ソート時に上記ゲート手段154によって振分けられた用紙Pを搬送する搬送路152、この搬送路152の出口に対向し、図示しないビン移動機構により上下方向に移動可能に配設された複数のビン153a、…と、ノンソート時に上記ゲート手段154によって振分けられた用紙Pが排出される排紙トレイ155によって構成されている。
【0038】
搬送路152は、搬送ガイド157aと搬送ローラ157bとによって構成されている。
上記搬送ローラ156の近傍には、上記本体10の排紙部からの用紙Pのソータ装置151への挿入を検知する検知器158が設けられ、上記搬送ローラ157bの近傍には、ビン153a、…への用紙Pの搬送を検知する検知器159が設けられている。
【0039】
また、装置本体10の前面上部には、様々な複写条件並びに複写動作を開始させる複写開始信号などを入力する操作パネル80が設けられている。
操作パネル80は、図2に示すように、テンキー81、コピーキー82、状態表示部83、液晶表示部84、原稿サイズ設定キー85、用紙サイズ設定キー86、濃度表示部87、濃度設定キー88、倍率設定キー89、クリア/ストップキー90、フィニッシャーキー91、割込キー92、およびオールクリアキー93によって構成されている。
【0040】
テンキー81は、原稿枚数やコピー枚数を設定するものである。
コピーキー82は、コピー開始を指示するものである。
状態表示部83は、給紙カセットの選択状態や、原稿や、用紙のジャムなどを案内表示するものである。
【0041】
液晶表示部84は、原稿枚数やコピー枚数を表示するとともに、複写倍率や編集の表示や種々の操作案内を行うものである。この液晶表示部84には、タッチパネルが設けられており、種々の動作指示が入力できるようになっている。たとえば、終了時刻指定コピー機能の指定と時刻の設定等が入力できるようになっている。
【0042】
原稿サイズ設定キー85は、原稿Dのサイズを設定するものである。
用紙サイズ設定キー86は、用紙Pのサイズを設定するものである。
濃度表示部87は、濃度設定キー88により設定されるコピー濃度が表示されるものである。
【0043】
倍率設定キー89は、コピー倍率を設定するものである。
クリア/ストップキー90は、テンキー81による設定内容をクリアし、標準状態に戻すものである。
【0044】
フィニッシャーキー91は、スティプル、ソート、グループのソートモードを設定するものである。
割込キー92は、割込コピーを設定するキーである。
【0045】
オールクリアキー93は、動作の中止を指示するキーである。
次に、図3乃至図6を参照して画像形成装置の制御回路について説明する。図3は一実施例に係わるデジタル複写機制御システム等の画像形成装置の構成ブロック図の概略図、図4はスキャナ部を、図5は基本部CPUを、図6はプリンタ部を示す。
【0046】
デジタル複写機制御システムは、全体は大きく2つのブロックより成り、スキャナ部4、プリンタ部6との間を画像処理手段214で繋ぎ、デジタル複写機を構成する基本部301と、この基本部301からの画像データを受け取り記憶し、その記憶した画像データを再び基本部301に転送することでメモリコピー(電子ソート)を実現するページメモリ部302とから構成される。
【0047】
基本部301とページメモリ部302は制御データをやりとりする基本部システムインタフェース316、画像データをやりとりする基本部画像インタフェース317とで接続されている。
【0048】
次に、基本部301は入力手段(スキャナ部)4、出力手段(プリンタ部)6、画像処理手段314、およびこれらを制御する制御手段(基本部CPU)311から構成される。
【0049】
制御手段(基本部CPU)311のメインCPU100には、制御プログラムが記憶されているROM102、データ記憶用のRAM104、画像データを記憶する画像メモリ106、内部インタフェース122、外部インターフェース123、ファクシミリインターフェース126、プリンタインターフェース128、補助記憶装置インターフェース130、符号変換回路132、圧縮/伸長回路134が接続されている。
【0050】
内部インターフェース122には操作パネル80が接続され、外部インターフェース123には、外部装置124が接続され、ファクシミリインターフェース126には、公衆回線136が接続され、プリンタインターフェース128には、パソコン等の外部装置138が直接あるいはネットワークを介して接続され、補助記憶装置インターフェース130には、ICカードリーダ・ライタ142、ハードディスクドライブ144等が接続されている。
【0051】
RAM104には、図7に示すように、ジョブ単位、たとえば1つの時刻指定コピー(プリント)の依頼ごとの、時刻管理データ、コピー(プリント)設定データ、画像データが記憶されているページメモリ323における記憶アドレスが対応して記憶されている管理テーブル104aが設けられている。上記ジョブは、操作パネル80により設定された原稿に対するコピー、パソコン等の外部装置138により設定されたプリントデータに対するプリント、公衆回線136から供給されるファクシミリデータに対するプリントとなっている。
【0052】
時刻管理データとしては、終了時刻指定コピーID、依頼時刻、指定終了時刻、指定開始時刻、印刷時間、印刷開始時刻が記憶されるようになっている。終了時刻指定コピーIDは、終了時刻指定コピー機能をユーザが選択、指定した際に、メインCPU100により発行されるものである。依頼時刻は、ユーザが終了時刻指定コピーをデジタル複写機に依頼した時の現在時刻のデータである。指定終了時刻は、ユーザが設定したコピー終了時刻のデータである。指定開始時刻は、ユーザが設定したコピー(印刷)開始時刻のデータである。
【0053】
印刷時間は、依頼されたコピーの印刷動作に必要な時間のデータであり、用紙サイズに対応する1枚の印刷時間データ、印刷枚数等から算出される。印刷開始時刻は、依頼されたコピーの印刷動作を開始するべき時刻のデータであり、印刷時間、指定終了時刻等から算出される。コピー設定データは、操作パネル80等により設定された複写条件であり、設定されない条件は規定値が対応しているようになっている。この複写条件として設定されるパラメータは、部数、複写倍率、濃度、原稿サイズ、用紙サイズ、ステイプル等である。
【0054】
ここで、画像情報の記憶・呼び出し等はメインCPU100によって行われる。例えば、画像情報を記憶する場合、スキャナCPU160の制御でスキャナ部4によって読みこまれた画像情報はメインCPU100の指示により画像メモリ106に記憶される。メインCPU100の指示は、操作部からの入力(キー入力)によってモードが決定され行われる。
【0055】
次に、図4を参照してスキャナ部4の詳細な構成について説明する。スキャナ部4のスキャナCPU160には、露光ランプ25を制御するランプ制御部164、走査モータ166を制御するモータドライバ168、センサ、スイッチ、ソレノイド類170を駆動制御する駆動部172に接続してこれらを制御し、また、CCDセンサ34からの画像情報について画像処理するためのA/D変換回路176、解像度変換回路178、シェーディング補正回路179、画質改善回路180、2値化回路182に接続して、これらを制御する。
【0056】
次に、図6を参照してプリンタ部6について詳細に説明する。プリンタ部6において、プリンタCPU190には、メインモータ192を駆動するメインモータドライバ194、センサ、スイッチ、ソレノイド類196を駆動制御する駆動部198、定着ランプ60aを制御する定着ランプ制御部202、帯電チャージャ45、転写チャージャ48、剥離チャージャ47に高圧トランス213、214、215からの高圧電圧を印加制御する高圧出力制御部212、除電器51を制御する除電器制御部216、給紙ローラ対64、…、68、レジストローラ対65、搬送ベルト67、排紙ローラ対69用の給紙モータ222を制御する給紙制御部224、半導体レーザ41、ポリゴンモータ37用のレーザ駆動回路230を制御する変調回路323に接続して、これらを制御する。
【0057】
次に、ページメモリ部302について図3を参照して説明する。ページメモリ部302は、基本部301からのページメモリ323へのアクセスを制御するシステム制御手段304、画像データを一時的に記憶しておく記憶手段(ページメモリ)323、ページメモリ323のアドレスを生成するアドレス制御部306、ページメモリ部302内の各デバイス間のデータ転送を行う画像バス320、ページメモリ部302内の各デバイスとシステム制御手段304との間の制御信号の転送を行う制御バス321、画像バス320を介してページメモリ323と他のデバイスとのデータ転送を行うときのデータ転送を制御するデータ制御手段307、基本部画像インタフェース317を介して基本部301と画像データを転送するときに画像データをインタフェースする画像データI/F手段308、解像度の異なる機器に画像データを送信するときに画像データを他の機器の解像度に変換したり、解像度の異なる機器から受信した画像データを基本部301のプリンタ315の解像度に変換したり、2値画像データの90度回転処理を実行する解像度変換/2値回転手段325、ファクシミリ送信や光ディスク記憶のように画像データを圧縮して送信したり、記憶したりするデバイスのために入力した画像データを圧縮したり、圧縮された形態の画像データをプリンタ315を介して可視化するために伸長する圧縮/伸長手段324、画像データI/F手段308に接続され、プリンタ部6から画像データを出力するときに画像データを90度あるいは−90度回転して出力するときに使用する多値回転メモリ309で構成される。
【0058】
次に、ユーザが終了時刻を指定してコピーする際の、ユーザの操作とデジタル複写機の動作について説明する。(終了時刻指定コピーの操作説明)
まず、ユーザが、操作パネル80を用いて部数、複写倍率、濃度、用紙サイズ、ステイプル等、希望する複写機能を選択、設定する。これにより、メインCPU100は、ユーザの操作を解釈し、ジョブ単位のコピー設定データとして管理テーブル104aに記憶する。
【0059】
この操作パネル80で印刷イメージを表示することが可能であれば、上記の設定操作時に、ユーザの指定にしたがって印刷イメージを表示し、ユーザがそれを確認して設定することも可能である。
【0060】
次にユーザが、操作パネル80の液晶表示部84のタッチパネルを用いて、終了時刻指定コピー機能を指定し、希望するコピー終了時刻(指定終了時刻)を設定する。
【0061】
ここで設定された指定終了時刻は、メインCPU100によりコピー設定データとともに管理テーブル104aに記憶する。
その後、原稿Dをデジタル複写機でスキャンさせる。ユーザは原稿Dを原稿載置台12やADF7の原稿トレイ8などに置き、操作パネル80のコピーキー82によりスキャン開始を指示する。
【0062】
複数枚の原稿DをADF7を用いずに手置きでスキャンさせるには、希望終了時刻と共に原稿枚数を指定する、原稿Dを原稿載置台12においてコピーキー82を押すという操作を原稿Dの枚数分繰り返す。
【0063】
ADF7を利用する場合は、連続送りを指定してコピーキー82を押すだけで、デジタル複写機は複数枚の原稿Dのスキャン動作を行うことが可能である。
コピーキー82が押されると、メインCPU100はコピー設定データにしたがって、スキャナ部4にスキャン動作をするよう指示すると共に、終了時刻指定コピーIDを発行し、この終了時刻指定コピーIDをコピー設定データおよび指定終了時刻とともに管理テーブル104aに記憶する。終了時刻指定コピーIDは、終了時刻指定されたコピージョブを特定するための識別子である。スキャナ部4は、メインCPU100の指示にしたがって、スキャン動作を行い原稿Dの画像データをページメモリ323に記憶する。メインCPU100は、このページメモリ323の記憶アドレスを管理テーブル104aの終了時刻指定コピーIDに対応して記憶する。
【0064】
また、メインCPU100は、発行した終了時刻指定コピーIDをユーザに知らせるために、操作パネル80の液晶表示部84で表示する。このときコピー設定データの内容も共に表示することも可能である。ユーザはこの終了時刻指定コピーIDを記憶(暗記)またはメモ等をし、原稿Dを持って立ち去る。
【0065】
上記の操作を行うことにより、デジタル複写機はユーザの希望する指定終了時刻までの間に、ユーザの希望するコピー設定データにしたがって、ページメモリ323に記憶された画像データの印刷を行う。
【0066】
これにより、ユーザは指定終了時刻までの間、デジタル複写機の前から解放される。指定終了時刻をすぎてユーザがデジタル複写機の前にくると希望するコピーはできあがっており、ユーザはデジタル複写機の前で印刷動作を待つことなく希望のコピーを得ることが可能となる。
【0067】
次に、排紙トレイの使い方の例について説明する。
できあがったコピーの排出方法および排出先の指定については、基本的にデジタル複写機の装置構成やユーザが指定にしたがうものとするが、実現方法としては以下の方法がある。
【0068】
・通常コピーと同じ排紙トレイに排出する。たとえば、排紙トレイ155に排出する。
・排紙トレイが複数ある場合、終了時刻指定コピー専用の排紙トレイを設けてそこに排出することも可能である。たとえば、ビン153aに排出する。
【0069】
・排紙トレイが複数ある場合、依頼ジョブ毎に別々の排紙トレイヘ排出することも可能である。
たとえば、1つ目のジョブをビン153aに排出し、2つ目のジョブをビン153bに排出し、…、n個目のジョブをビン153nに排出する。あるいは、ジョブIDを排紙トレイ数で割った余りの値により、剰余が1のジョブをビン153aに排出し、剰余が2のジョブをビン153bに排出し、…、剰余が0のジョブをビン153nに排出する。上記排紙先は、複写機自体が指定するようになっている。
【0070】
たとえば、操作パネル80の液晶表示部84のタッチパネルを用いて、排紙先選択機能を指定し、希望する排紙先を排紙トレイ155とするか、ビン153aに排出するか、ジョブごとに異なったビン153a、…に排出するかを設定する。ここで設定された排紙先は、メインCPU100の内部メモリに記憶される。上記排紙先は、ユーザが指定するようになっている。
【0071】
次に、印刷開始時刻の指定について説明する。
すなわち、印刷動作の終了時刻だけでなく、開始時刻の指定も可能である。これは、ユーザが終了時刻を指定するのと同様に開始時刻を指定することにより実現できる。これにより、コピー放置時間の調整をユーザが行えるようになり、コピー文書の秘密漏洩防止に役立つ。開始時刻指定なしの場合は、現在時刻と同じデータ内容とする。
【0072】
次に、印刷時間の算出方法について説明する。
ここでは上記の印刷時間および印刷開始時刻の算出方法を述べる。この算出はメインCPU100において行われ、用紙サイズとそのサイズの用紙1枚を印刷に必要な時間の対応表を用いる。この対応表はメインCPU100で管理する。この対応表の格納場所としては、RAM104を用いたり、メインCPU100の内部メモリを用いる。
【0073】
メインCPU100は、コピー設定データから、用紙サイズデータと印刷枚数データを抽出し、前述の対応表から用紙サイズデータに対応した1枚印刷時間データを取り出す。そして、1枚印刷時間データと印刷枚数データを積算して、これを印刷時間とする。
【0074】
またメインCPU100は、指定終了時刻から上記印刷時間を引いて、これを印刷開始時刻とする。
次に、予測終了時刻の表示機能について説明する。
【0075】
すなわち、コピー終了時刻を指定するだけでなく、予想終了時刻をユーザに呈示することも可能となる。前述の印刷時間を現在時刻に加算したものを予想終了時刻として、メインCPU100が操作パネル80の液晶表示部84で表示することで実現できる。
【0076】
次に、印刷時間算出のタイミングについて説明する。
印刷時間を算出するタイミングとしては、以下の3つがある。
1.ユーザがコピー設定操作を行っている間、設定を変更する度に算出する。
【0077】
2.ユーザが終了時刻指定コピー機能を指定した時に算出する。
3.コピー設定データが確定したら算出する。
次に、印刷スケジューリングを決める要素と、組み合わせパターンについて説明する。
【0078】
ここでは、依頼された終了時刻指定コピーの印刷動作のスケジューリング方針について説明する。なお、印刷スケジューリングはメインCPU100において行い、優先順位の高いものから処理(印刷)するものとする。優先順位付けに関わる項目としては以下ようなものがあり、これらを組み合わせて総合評価する。
【0079】
(ア)指定終了時刻現在時刻に近いものを優先する。現在時刻を過ぎた(過ぎていない)ものを優先する。
(イ)依頼時刻依頼の古い(新しい)ものを優先する。
【0080】
(ウ)印刷時間長い(短い)ものを優先する。
(エ)指定開始時刻現在時刻に近い(遠い)ものを優先する。現在時刻を過ぎた(過ぎていない)ものを優先する。
【0081】
(オ)印刷開始時刻現在時刻に近い(遠い)ものを優先する。現在時刻を過ぎた(過ぎていない)ものを優先する。
総合評価の方法は上記の組み合わせにより何通りもある。ここでは、以下のような優先順位付けの方針を採用した場合の例を説明する。これは、なるべく多くの依頼コピーが希望終了時刻までに終了することを目的としたスケジューリング方針である。
【0082】
1.現在時刻より指定開始時刻が大きい(遅い、過ぎてない)ものは、スケジューリング対象から除外する。(エ)
2.最も依頼時刻の古いジョブで、かつ指定終了時刻を過ぎているジョブを優先する。
【0083】
3.上記以外の指定終了時刻を過ぎているジョブよりも、指定終了時刻を過ぎていないジョブを優先する。間に合うものを優先する。(オ)
4.指定終了時刻が現在時刻に近いジョブを優先する。(ア)
5.印刷時間の短いジョブを優先する。(ウ)
6.依頼時刻の古いジョブを優先する。(イ)
次に、印刷スケジューリングのアルゴリズムの一例を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。ここでは、プリンタ部6の割り当て要求のある印刷ジョブが複数ある場合において、印刷スケジューリングアルゴリズムの一例を説明する。
【0084】
すなわち、スケジューリング候補が一つになった時点で、下記処理を中断し、そのジョブの印刷を開始するものとする。
(1)現在時刻よりも開始指定時刻の遅いジョブをスケジューリング候補から取り除く。
【0085】
(2)現在時刻よりも印刷開始時刻の遅いジョブと、それ以外のジョブに分類する。以下、前者を間に合うジョブ群、後者を期限切れジョブ群と呼ぶ。
(3)期限切れジョブ群のうち、間に合うジョブ群で最も依頼時刻の古いジョブよりも、依頼時刻の古いジョブがあれば、その印刷ジョブを行う。そのようなジョブがなければ間に合うジョブ群に対し、次の処理を行う。また、そのようなジョブが複数あった場合は、それらの期限切れジョブ群に対し、次の処理を行う。
【0086】
(4)指定終了時刻が現在時刻に一番近いものを選び、その印刷ジョブを行う。該当するジョブが複数ある場合は、次の処理を行う。
(5)印刷時間の最も短いものを選び、その印刷ジョブを行う。該当するジョブが複数ある場合は、次の処理を行う。
【0087】
(6)依頼時刻の最も古いものから順に、その印刷ジョブを行う。
また、上記印刷ジョブを行う際に、上記した排紙先の選択内容に応じて、排紙トレイ155、ビン153a、あるいはジョブごとに異なったビン153a、…に排出する。
【0088】
他にも、希望終了時刻を最優先とするスケジューリング方法、印刷時間の短い(または長い)ジョブを優先させるスケジューリング方法、開始時刻を最優先とするスケジューリング方法など、スケジューリングの方法(方針)は何通りもある。
【0089】
次に、無理な時刻指定に対する例外処理について説明する。
ここでは、ユーザが無理な時刻指定を行った場合について説明する。無理な時刻指定とは、以下のようなものである。
【0090】
(ア)依頼操作時の現在時刻よりも早い希望終了時刻を設定した場合
(イ)依頼操作時の現在時刻よりも早い指定開始時刻を設定した場合
(ウ)依頼操作時の現在時刻よりも印刷開始時刻が早い場合
上記のような場合の処理としては、以下の2通りがある。
【0091】
1.通常コピーと同様の処理を行う。
2.「その依頼は受け付けられません」という主旨のメッセージを、操作パネル80の液晶表示部84で表示し、ジョブを受け付けない。
【0092】
次に、指定時刻に間に合わなかった場合の例外処理について説明する。
ここでは、ユーザの指定終了時刻までに印刷ジョブが完了しなかった場合の処理について説明する。上記のような場合、以下のような方法がある。
【0093】
1.そのジョブを処理せずに、ユーザにジョブが間に合わなかったことを伝える。ユーザへの伝達方法としては、操作パネル80の液晶表示部84に表示する、あるいはプリンタインターフェース128を介してネットワーク経由でメッセージを外部装置としてのパソコン等に伝達する、などの方法がある。
【0094】
2.ユーザがジョブをキャンセルしない限り、印刷ジョブの割り当てを行う。
上記の印刷スケジューリングアルゴリズムは、2の方法を採用している。複合機の場合、ネットワークを介してユーザにメッセージを送信可能ならば、コピー処理が遅れていることをユーザに伝えることも可能である。
【0095】
次に、キャンセル方法について説明する。
ここでは、終了時刻指定コピーのジョブのキャンセル方法について説明する。
すなわち、指定終了時刻をすぎてユーザがデジタル複写機の前に来た時に、まだ印刷動作を開始していなかった場合、以下の手順でキャンセルが可能である。
【0096】
1.終了時刻指定コピーのキャンセルメニューを選択する。これは操作パネル80の液晶表示部84のタッチパネルを用いたメニュー選択により実現する。
2.液晶表示部84のタッチパネルを用いて、終了時刻指定コピーIDを入力し、キャンセルを選択する。
【0097】
上記したように、コピーの終了時刻指定機能をもつデジタル複写機が実現可能となる。これにより、原稿を置いておけば、ユーザの希望時刻までに希望のコピーができあがっているため、ユーザの複写機前での拘束時間やコピー中の待ち時間を削減できる。また、複合機特有の複写機内の資源の競合(コピー中のFAX受信など)の際に、有効かつ適切な割り当て(スケジューリング)を行える。さらに、コピー(印刷)の開始時刻も指定可能であるため、コピーの放置時間もユーザが意図的に調整することが可能であり、秘密漏洩防止にも役立つ。また、希望するコピー設定データが与えられると複写機側でコピーに必要な時間を算出できるため、コピー終了の予想時刻をユーザに呈示することも可能である。
【0098】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、印刷終了時刻のユーザ指定を可能とする印刷装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するためのデジタル複写機の概略構成を示す図。
【図2】操作パネルの構成を示す平面図。
【図3】デジタル複写機の制御システムの概略構成を示すブロック図。
【図4】スキャナ部の概略構成を示すブロック図。
【図5】基本部CPUの概略構成を示すブロック図。
【図6】プリンタ部の概略構成を示すブロック図。
【図7】管理テーブルの記憶例を示す図。
【図8】印刷スケジューリングのアルゴリズムの一例を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
4…スキャナ部
6…プリンタ部
D…原稿
P…用紙
80…操作パネル
84…液晶表示部
100…メインCPU
104…RAM
104a…管理テーブル
301…基本部
302…ページメモリ部
311…基本部CPU
323…ページメモリ

Claims (3)

  1. 端末からネットワークを介して供給される印刷画像と少なくとも印刷の指定時刻と印刷時間に関するデータを含む時刻管理データとを有する印刷ジョブを記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶されている印刷ジョブが複数あるかを判断する第1の判断手段と、
    この第1の判断手段により印刷ジョブが複数あると判断した際に、それらの印刷ジョブの中から印刷の指定時刻が現在時刻に最も近い印刷ジョブを選択する第1の選択手段と、
    この第1の選択手段により選択された印刷ジョブが複数あるかを判断する第2の判断手段と、
    この第2の判断手段により印刷ジョブが複数あると判断した際に、前記時刻管理データの印刷時間に関するデータを用いて前記印刷ジョブの印刷時間を算出する算出手段と、
    この算出手段の算出結果に基づいて、複数の印刷ジョブの中から印刷時間の最も短い印刷ジョブを選択する第2の選択手段と、
    この第2の選択手段により選択された印刷ジョブを前記印刷の指定時刻に実行する印刷手段と、
    を具備したことを特徴とする印刷装置。
  2. 上記印刷ジョブには、依頼時刻も付与されており、
    上記第1の選択手段により選択された印刷ジョブが複数あるかを判断する第3の判断手段と、
    この第3の判断手段により印刷ジョブが複数あると判断した際に、それらの印刷ジョブの中から依頼時刻の最も古い印刷ジョブを選択する第3の選択手段と、
    この第3の選択手段により選択された印刷ジョブを上記印刷手段により実行する処理手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 上記印刷ジョブの実行が、指定時刻に間に合わなかった際に、その間に合わなかったことを表示する表示手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
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