JP3645928B2 - 画像処理システムおよび画像処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、複数台の画像処理装置を相互に接続し、各装置の機能を組み合わせて利用することにより全体として画像処理能力の向上を図る画像処理システムおよび画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、画像形成装置、例えば複写機は、画像読み取り部および画像形成部を備え、原稿の読み込み動作から画像出力までの一連の画像処理動作をその複写機一台で行っている。また、読み込んだ画像データを複写機内部に蓄積する機能を持つ複写機では、蓄積した画像データを他の画像形成装置に転送して出力させることが可能であるが、これは無駄な用紙や入力作業を発生させないためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の複写機では原稿の読み取りから画像出力までの複写動作のすべてをその機械単独で行うため、その複写機が有する機能の範囲内でしか作動することができない。そのため、複写機の複写処理の速度の向上や機能の拡張を図るためには、複写機の装備の一部または複写機全体を高機能なものに交換する必要があり、多大に費用を要する。
【0004】
また、一台の複写機のみで複写作業を行う場合、一度に扱える原稿や出力用紙の量に限界が生じる。そして、複写動作の効率を高める機能を備えた他の装置が近傍に設置されている場合でも、この他の装置を利用して複写機の画像処理を行なうことはできない。
【0005】
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、画像形成装置の装備の一部または装置全体を高機能なものに交換することなく他の装置の機能を有効に利用して画像処理効率の向上を図ることのできる画像処理システムおよび画像処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の態様に係る画像処理システムは、原稿から画像データを読み取る第1の画像読み取り手段と、画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段と、を有する画像形成装置と、上記画像形成装置とは異なり、原稿から画像データを読み取る第2の画像読み取り手段を有する画像読み取り装置と、上記画像形成装置と画像読み取り装置との間で画像データを含む情報信号を送受信するための通信手段と、上記画像形成装置から上記画像読み取り装置が使用可能であることを調査する調査手段と、上記調査手段の調査結果により上記画像読み取り装置が使用可能である場合、上記第2の画像読取り手段に設定情報を送信し、この設定情報に基づいて上記第2の画像読み取り手段により読み取られた画像データを上記通信手段を介して上記画像形成装置へ送り、上記第1の画像読み取り手段によって読み取られた画像データと上記画像読み取り装置から送られた画像データとを結合し、上記結合された画像データを上記画像形成手段にて画像形成させる制御手段と、を具備したことを特徴としている。
【0007】
また、この発明の態様に係る画像処理システムは、原稿から画像データを読み取る第1の画像読み取り手段と、画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第1の画像形成手段と、を有する第1の画像形成装置と、上記第1の画像形成装置とは異なり、原稿から画像データを読み取る第2の画像読み取り手段と、画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第2の画像形成手段と、を有する第2の画像形成装置と、上記第1の画像形成装置と第2の画像形成装置との間で画像データを含む情報信号を送受信するための通信手段と、上記第1の画像形成装置から上記第2の画像形成装置が使用可能であることを調査する調査手段と、上記調査手段の調査結果により上記第2の画像形成装置が使用可能である場合、上記第2の画像読取り手段に設定情報を送信し、この設定情報に基づいて上記第2の画像読み取り手段により読み取られた画像データを上記通信手段を介して上記第1の画像形成装置へ送り、上記第1の画像読み取り手段によって読み取られた画像データと上記第2の画像形成装置から送られた画像データとを結合し、上記結合された画像データを上記第1の画像形成手段にて画像形成させる制御手段と、を具備したことを特徴としている。
【0008】
この発明の更に他の態様に係る画像処理システムは、原稿から画像データを読み取る第1の画像読み取り手段と、上記第1の画像読み取り手段によって読み取られた画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第1の画像形成手段と、を有する第1の画像形成装置と、原稿から画像データを読み取る第2の画像読み取り手段と、上記第2の画像読み取り手段によって読み取られた画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第2の画像形成手段と、を有する第2の画像形成装置と、原稿から画像データを読み取る第3の画像読み取り手段と、上記第3の画像読み取り手段によって読み取られた画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第3の画像形成手段と、を有する第3の画像形成装置と、上記第1の画像形成装置と第2の画像形成装置との間、および第1の画像形成装置と第3の画像形成装置との間で画像データを含む情報信号を送受信するための通信手段と、上記第1の画像形成装置から上記第2および第3の画像形成装置が使用可能であることを調査する調査手段と、上記調査手段の調査結果により使用可能な第2および第3の画像形成装置の少なくとも一方を選択する操作手段と、上記選択手段により選択された第2および第3の画像形成装置の少なくとも一方の画像形成装置に設定情報を送信し、この設定情報に基づいて上記少なくとも一方の画像形成装置の画像読み取り手段により読み取られた画像データを上記通信手段を介して上記第1の画像形成装置へ送り、上記第1の画像読み取り手段によって読み取られた画像データと上記少なくとも一方の画像形成装置から送られた画像データとを結合し、上記結合された画像データを上記第1の画像形成手段にて画像形成させる制御手段と、を具備したことを特徴としている。
【0009】
この発明の他の態様に係る画像処理方法は、原稿から画像データを読み取る第1の画像読み取り手段と、画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第1の画像形成手段とを有する第1の画像形成装置と、原稿から画像データを読み取る第2の画像読み取り手段と、画像データを被画像形成媒体に画像形成する第2の画像形成手段とを有する第2の画像形成装置と、を画像データを含む情報信号を相互に送受信可能に接続する工程と、
上記第1の画像形成装置から上記第2の画像形成装置が使用可能であることを調査する工程と、
上記第1の画像読み取り手段により原稿から画像を読み取る工程と、
上記調査の結果により上記第2の画像形成装置が使用可能である場合、上記第2の画像読取り手段に設定情報を送信し、この設定情報に基づいて上記第2の画像読み取り手段により原稿から画像を読み取る工程と、
上記第2の画像読み取り手段により読み取られた画像データを上記第1の画像形成装置に送り、上記第1の画像読み取り手段により読み取られた画像データと結合し、上記結合された画像データを上記第1の画像形成手段にて画像形成させる工程と、
を具備したことを特徴としている。
【0013】
【作用】
上記のように構成された画像処理システムによれば、画像形成装置を用いて画像処理を行なう場合において、通信手段を介して接続された他の画像処理装置の機能を使用して画像処理全体の効率を向上させることができる。つまり、画像形成装置と、例えば、画像形成手段を有する画像処理装置とを通信手段を介して連結して使用する場合、画像形成装置の画像読み取り手段によって読み取れた画像情報を接続された画像処理装置を用いて、あるいは、画像形成装置および画像処理装置の両方を用いて、画像形成することができる。
【0014】
画像形成装置の画像形成手段よりも画像処理装置の画像読み取り手段の画像入力能力が優れている場合には、画像処理装置の画像読み取り手段のみを利用して画像データを入力し、この画像データに応じて画像形成装置の画像形成手段により画像を出力するようにすることもできる。
【0018】
【実施例】
以下図面を参照しながらこの発明の実施例について詳細に説明する。
図1に示す第1の実施例によれば、画像処理システムは、画像形成装置本体あるいは第1の画像形成装置として機能するデジタル複写機10と、このデジタル複写機にデータの交信可能に接続された他の画像処理装置、つまり、第2あるいは第3の画像形成装置としての複数、例えば、2台のデジタル複写機12、14と、を備えている。
【0019】
複写機10は、原稿載置台に載置された原稿から画像データを読み取る画像読み取り手段として機能する画像読み取り部16、画像読み取り部16にから入力された画像データあるいは後述するように他の複写機12、14から送られた画像データを格納するデータ格納部としてのメモリ17、メモリに格納された画像データに基づいて画像を形成して出力する画像形成手段としての画像出力部18、および原稿載置台に複数枚の原稿を順次自動的に送る自動原稿送り装置(以下ADFと称する)20を備えている。
【0020】
画像出力部18は、後述するように像担持体としての感光体ドラム、画像データに応じて感光体ドラム表面を露光し静電潜像を形成する露光装置、静電潜像を現像剤にて現像する現像器、像担持体上に形成された現像剤像を被転写材としてのコピー用紙に転写する転写器、コピー用紙上に転写された現像剤像を用紙に定着させる定着器等を備えている。更に、画像出力部18は、画像の形成されたコピー用紙を仕分けして集積するソーティング手段としてのソータ19を有している。
【0021】
また、デジタル複写機10は、画像データおよび制御データを送受信するための通信手段として機能する通信装置21と、複写機全体の動作を制御する制御手段として機能する制御部22と、を備えている。制御部22は、後述するように、この発明における調査手段としても作用する。
【0022】
一方、デジタル複写機12は、原稿載置台に載置された原稿から画像データを読み取って入力する第2の画像読み取り手段としての画像読み取り部26a、画像読み取り部26aにから入力された画像データあるいは後述するように複写機10から送られた画像データを格納するデータ格納部としてのメモリ27a、メモリに格納された画像データに対応する画像を形成して出力する第2の画像形成手段としての画像出力部28a、原稿載置台に複数枚の原稿を順次自動的に送るADF30aを備えている。
【0023】
画像出力部28aは、複写機10の画像出力部18と同様に構成され、後述する像担持体の感光体ドラム、露光装置、現像器、転写器、定着器等を備えている。また、デジタル複写機12は、画像データおよび制御データを送受信するための通信装置31aと、複写機全体の動作を制御する制御手段としての制御部32aと、を備えている。
【0024】
他方のデジタル複写機14はデジタル複写機12と同様の構成を有し、同一の部分には、同一の参照符号にbを添付して示し、その詳細な説明は省略する。
【0025】
上記構成のデジタル複写機12、14の通信装置31a、31bは、それぞれ通信ライン34a、34bを通してデジタル複写機10の通信装置21に接続されている。それにより、デジタル複写機10は、デジタル複写機12、14との間で、相互に画像データおよび制御データを含む情報信号の交信が可能であり、以下に述べるように、複写機12、14の機能を選択的に利用して画像処理を行なうことができる。
【0026】
次に、デジタル複写機10を代表して、その画像読み取り部16、画像出力部18、およびADF20の構成を詳細に説明する。図2に示すように、デジタル複写機10は装置本体110を備え、装置本体110内に画像読み取り部16と画像形成部18とが設けられている。
【0027】
画像読み取り部16は、装置本体110の上面に配設され、読取対象物、つまり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置台112と、原稿載置台112の一端に配置され、原稿Dが載置されるべき位置を示すサイズ板112aと、を備えている。
【0028】
装置本体110の上面には、原稿載置台12上に原稿を自動的に送るADF20が配設されている。ADF20は、原稿載置台に対して開閉可能に配設され、原稿載置台に載置された原稿Dを原稿載置台112に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0029】
ADF20は、原稿Dが載置される原稿トレイ82、原稿の有無を検出するエンプティセンサ81、原稿トレイ82から原稿を一枚づつ取り出すピックアップローラ83、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ84、原稿の先端を整位するアライニングローラ対85、アライニングローラ対の上流側に設けられ原稿の到達を検出するアライニングセンサ86、および原稿Dのサイズを検出するサイズ検出手段としてのサイズセンサ87を備えている。
【0030】
また、ADF20は、原稿載置台112のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト88を備え、給紙ローラ84およびアライニングローラ対85によりサイズ板112a側から原稿載置台112に給紙された原稿Dは、搬送ベルト88により原稿載置台上の所定の位置に送られ位置決めされる。
【0031】
ADF20において、搬送ベルト88を挟んでアライニングローラ対85と反対側の端部には、反転ローラ90、非反転センサ93、フラッパ91、排紙ローラ92が配設されている。装置本体10の原稿読み取り部4により原稿Dの画像データが読み取られた後、原稿Dは搬送ベルト88により原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ90、フラッパ91、および排紙ローラ92を介してADF80上面の原稿排紙部94上に排出される。
【0032】
原稿Dの裏面を読み取る場合、フラッパ91を切換えることにより、搬送ベルト88によって搬送されてきた原稿Dは、反転ローラ90によって反転された後、再度搬送ベルト88により原稿載置台112上の所定位置に送られる。
【0033】
なお、ADF20は、ピックアップローラ83、給紙ローラ84、およびアライニングローラ対85を駆動する図示しない給紙モータと、搬送ベルト88、反転ローラ90、および排紙ローラ92を駆動する図示しない搬送モータと、を備えている。
【0034】
装置本体110内に配設された画像読み取り部16は、原稿載置台112に載置された原稿Dを照明する照明ランプ114および原稿Dからの反射光を所定の方向に偏向する第1のミラー115を有し、これらの照明ランプおよび第1のミラーは、装置本体110内において原稿載置台112の下方に配設された第1のキャリッジ116に取り付けられている。また、第1のキャリッジ116上には、原稿載置台112上に載置された原稿のサイズを検出するサイズセンサ117が取り付けられている。
【0035】
第1のキャリッジ116は、原稿載置台112と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等を介して駆動モータにより、原稿載置台に沿って平行に移動される。また、原稿載置台112の下方には、原稿載置台と平行に移動可能な第2のキャリッジ118が配設されている。
【0036】
第2のキャリッジ118には、第1のミラー115により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する第2および第3のミラー120、121が互いに直角に取り付けられている。第2のキャリッジ118は、第1のキャリッジ116を駆動する歯付きベルト等によって、第1のキャリッジ116に対して従動されるとともに、第1のキャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台112に沿って平行に移動される。
【0037】
また、原稿載置台112の下方には、第2のキャリッジ118上の第3のミラー121からの反射光を集束する結像レンズ122と、結像レンズにより集束された反射光を受光して光電変換するCCDセンサ124とが配設されている。結像レンズ122は、第3のミラー121により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介して移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ124は、入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応する電気信号としの出力信号を図示しない信号変換部に出力する。
【0038】
一方、画像形成部18は、露光装置としてのレーザ露光装置126を備えている。レーザ露光装置126は、光源としての半導体レーザ127と、光学装置128とを有し、光学装置128は、画像読み取り部16により読み取られた原稿Dの画像データに応じて、レーザ127から出射されたレーザ光を強度変化させるとともに後述する像担持体としての感光体ドラムに向かわせる。
【0039】
また、画像形成部18は、装置本体110のほぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体ドラム136を有し、感光体ドラム表面は、レーザ露光装置126からのレーザ光により露光され、所望の静電潜像が形成される。
【0040】
感光体ドラム136の周囲には、ドラム表面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ137、感光体ドラム表面上に形成された静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像器138、後述する用紙カセットから給紙された被画像形成媒体、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラムから分離させるための剥離チャージャ139を一体に有し、感光体ドラムに形成されたトナー像を用紙Pに転写させる転写器としての転写チャージャ140、感光体ドラム表面からコピー用紙を剥離する剥離爪142、感光体ドラム表面に残留したトナーを清掃する清掃装置144、および、感光体ドラム表面の除電する除電器145が順に配置されている。
【0041】
また、装置本体110内において、画像読み取り部16の右側には、現像剤としてのトナーを収納したトナーホッパ171と、トナーホッパから現像器138へトナーを補給するトナー搬送オーガユニット172と、が設けられている。
【0042】
装置本体110内の下部には、それぞれ装置本体から引出し可能な上段カセット148、中段カセット149、下段カセット150が互いに積層状態に配設されている。上段カセット148、中段カセット149、下段カセット150には、B5サイズのコピー用紙、横向きに置かれたA4サイズ(A4−R)のコピー用紙、およびB4サイズのコピー用紙がそれぞれ500枚程度づつ収納されている。
【0043】
これらのカセットの側方には大容量フィーダ151が設けられ、この大容量フィーダには、使用頻度の高いサイズのコピー用紙、例えば、A4サイズのコピー用紙が約3000枚収納されている。
【0044】
装置本体110内には、各カセットおよび大容量フィーダ151から感光体ドラム136と転写チャージャ140との間に位置した転写部を通って延びる搬送路152が形成され、搬送路の終端には定着装置153が設けられている。定着装置153に対向した装置本体110の側壁には排出口154が形成され、排出口には排紙トレイ155が装着されている。
【0045】
上段カセット148、中段カセット149、下段カセット150の近傍および大容量フィーダ151の近傍には、それぞれカセットあるいは大容量フィーダから用紙を一枚づつ取り出すピックアップローラ156が設けられている。また、搬送路152には、ピックアップローラ156により取り出されたコピー用紙Pを搬送路152を通して搬送する多数の給紙ローラ対157が設けられている。
【0046】
搬送路152において感光体ドラム136の上流側にはレジストローラ対158が設けられている。レジストローラ対158が、取り出されたコピー用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ドラム136上のトナー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム外周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ給紙する。レジストローラ対158の手前、つまり、給紙ローラ157側には、コピー用紙Pの到達を検出するアライニング前センサ159が設けられている。
【0047】
ピックアップローラ156により各カセットあるいは大容量フィーダ151から1枚づつ取り出されたコピー用紙Pは、給紙ローラ対157によりレジストローラ対158へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジストローラ対158により先端が整位された後、転写部に送られる。転写部において、感光体ドラム136上に形成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージャ140により用紙P上に転写される。
【0048】
トナー像の転写されたコピー用紙Pは、剥離チャージャ139からのACコロナ放電および剥離爪142の作用により感光体ドラム136表面から剥離され、搬送路152の一部を構成する搬送ベルト160を介して定着装置153に搬送される。そして、定着装置153によって現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用紙Pは、給紙ローラ対61および排紙ローラ対62により排出口54を通して排紙トレイ55上へ排出される。
【0049】
大容量フィーダ151の上において、装置本体110の側壁には手差し口73が形成され、この手差し口からレジストローラ対158に向かって手差しガイド74が延びている。手差しガイド74の近傍には、手差し口73から挿入されたコピー用紙を所定の位置まで搬送する手差し用ピックアップローラ75、およびコピー用紙をレジストローラ対158へ搬送する給紙ローラ対76が設けられている。
【0050】
搬送路152の下方には、定着装置153を通過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対158へ送る反転機構64が設けられている。反転機構64は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積部65と、搬送路152から分岐し、定着装置153を通過したコピー用紙Pを反転して一時集積部65に導く反転路66と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ67と、取り出された用紙を搬送路68を通してレジストローラ対158へ給紙する給紙ローラ69と、を備えている。また、搬送路152と反転路66との分岐部には、コピー用紙Pを排出口154あるいは反転路66に選択的に振り分ける振り分けゲート70が設けられている。
【0051】
両面コピーを行なう場合、定着装置153を通過したコピ用紙Pは、振り分けゲート70により反転路66に導かれ、反転された状態で一時集積部65に一時的に集積された後、ピックアップローラ67および給紙ローラ対69により、搬送路68を通してレジストローラ対158へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジストローラ対158により整位された後、再び転写部に送られ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その後、コピー用紙Pは、搬送路152、定着装置53および排紙ローラ62を介して排紙トレイ155上に排紙される。
【0052】
そして、上述した搬送路152、ピックアップローラ156、給紙ローラ対157、アライニングローラ対158、搬送ベルト60、反転機構64等により、コピー用紙を供給する供給手段が構成されている。
【0053】
図2に示すように、デジタル複写機10は、装置本体110の排出口154から排出された複写済みの多数枚のコピー用紙を任意に仕分けして集積するソータ19を備えている。
【0054】
ソータ19は、排出口154に接続されているとともに装置本体110に並んで配置された筐体202を有している。装置本体110の反対側に位置した筐体202の側面は開口203を有している。また、筐体71内には、垂直方向に沿って昇降可能なトレイユニット204が配設されている。トレイユニット204は、装置本体110から排出されたコピー用紙を集積するための多数のトレイが垂直方向に沿って積層状態に取り付けられている。
【0055】
これらのトレイは、最上部に位置したノンソートトレイ205、およびノンソートトレイの下方に所定の隙間を持って積層された多数の仕分けトレイ206を含んでいる。そして、ノンソートトレイ205および仕分けトレイ206は、開口203から筐体202の外方へ延出している。
【0056】
また、筐体202内には、排出口54と対向して設けられ排紙ローラ対62によって送られたコピー用紙をノンソートトレイ206上に排出する送りローラ対208、排出口54と送りローラ対208との間に位置したフラッパ210、フラッパ210に隣接して設けられたガイドローラ224、排出口とフラッパとの間に位置しコピー用紙の到達を検出する用紙センサ222が設けられている。
【0057】
フラッパ210は、排紙ローラ62から送られてきたコピー用紙を送りローラ対208に導く示す排出位置と、排紙ローラ62から送られてきたコピー用紙を仕分けトレイ206側へ導く仕分け位置と、の間を回動自在に設けられ、後述するソレノイド224により両位置間を切り換えられる。
【0058】
筐体202内において、ガイドローラ224の下方には仕分けローラ226が配設され、ガイドローラと仕分けローラとの間には、フラッパ210により下方に向けられたコピー用紙を仕分けローラ226へ導くガイド228と、コピー用紙の到達を検出する用紙センサ228と、が設けられている。
【0059】
送りローラ208、ガイドローラ224、および仕分けローラ226は図示しない送りモータにより駆動される。また、トレイユニット204は図示しない昇降モータにより昇降される。
【0060】
一方、装置本体110の上面前部には、図3に示すように、デジタル複写機10に関する種々の情報を表示および入力するための操作パネル36を備えている。この操作パネル36は、後述するように、この発明における操作手段としても作用する。操作パネル36の中央部には、原稿サイズを選択する原稿サイズキー38、用紙サイズを選択する用紙サイズキー40、ズームキー41、画像濃度調整キー42、「コピーできます」等のメッセージおよび設定複写枚数等を表示する表示部45、選択された給紙カセット、用紙のジャム位置等を表示する表示部46等が設けられている。
【0061】
操作パネル36の右側部分には、テンキー47、コピー開始ボタン48、およびエディット、トリミング、両面印字等の種々の処理モードを設定する多数の処理モード設定キー50が設けられている。
【0062】
操作パネル36の左側部分には、タッチパネルで構成され選択手段および表示手段として作用する設定表示部52が設けられている。この設定表示部52には、後述するように、入力装置を設定するための入力設定ボタン53a、出力装置を設定するための出力設定ボタン53b、利用可能な装置のリスト54、特定手段として作用する選択ボタン55、解除ボタン56、確認ボタン57、取消ボタン58、上下ボタン60が表示される。
【0063】
なお、前述したように、デジタル複写機12、14は、ソータ19を備えている点を除いてデジタル複写機10とほぼ同様に構成されている。
【0064】
次に、以上のように構成された画像処理システムを用いて画像形成する場合について説明する。
【0065】
図1は、複写機10を用いて原稿Dの画像を複写する際、複写機10によって原稿の読み込みを行うと同時に、他の複写機12、14の画像入力機能を利用して原稿の読み込み作業を行い、原稿を分割して同時に入力処理することにより、複写処理の時間短縮をはかる例を示している。
【0066】
この場合、まず、図4に示すように、オペレータにより、通常の複写と同様に、複写機10について複写条件の設定が行なわれる。つまり、複写機10の操作パネル36の原稿サイズキー38により原稿サイズ、用紙サイズキー40により用紙サイズ、テンキー47により複写枚数等の入力が行なわれ、複写機10に必要な複写条件が設定される。
【0067】
続いて、入力装置として使用する複写機を選択および設定する。この場合、図4および図5に示すように、まず、オペレータによって操作パネル36の選択表示部52の入力設定ボタン53aが押下されることにより、入力装置の選択処理が開始される。
【0068】
入力設定ボタン53aが押下されると、複写機10の制御部22は、通信装置21を通して複写機12、14の制御部32a、32bにアクセスし、接続されている複写機の内、現在入力装置として使用可能な複写機を調査する。つまり、図6に示すように、制御部22は、入力装置として使用可能か、また、入力用のオプション機器を備えているか否かを複写機12、14に順次問い合わせる。そして、各複写機12、14の制御部32a、32bは、問い合わせに対して利用可能/不可能の情報とオプション情報とを複写機10の制御部22に知らせる。
【0069】
制御部22は、制御部32a、32bからの応答信号に基づき、使用可能な複写機のリストを作成し、操作パネル36の選択表示部52に表示する。この際、使用可能な複写機が備えている入力装置としてのオプション機能、例えば、ADFを備えている旨を同時に表示する。図5においては、複写機10、12、14をそれぞれ本体、複写機A、複写機Bとして示している。
【0070】
続いて、オペレータにより、表示されたリスト54の中から所望の複写機が選択される。まず、図4および図5に示すように、初めにリスト54が表示された状態においては、「本体」が網掛け表示されている。そして、上下ボタン60の押下回数に応じて網掛け部が移動し、指定する複写機の位置へ移動する。この状態で、選択表示部52の選択ボタン55がオペレータにより押下されると、制御部22は網掛け部によって表示されている複写機を選択する。既に選択された複写機を解除する場合には、上下ボタン60の押下により解除する複写機の位置へ網掛け部が移動され、解除ボタン56が押下されることにより解除される。
【0071】
選択ボタン55が押下されると、複写機10の制御部22は選択された複写機の制御部に対して以下の設定情報および制御情報を自動的に送信する。
【0072】
1.読み込んだ画像データをメモリに一時保存する旨の指定
2.全原稿の読み取り後、画像データを一括送信する旨の指定
3.送信先として操作中の複写機10を指定
4.入力された原稿サイズ、用紙サイズ、複写枚数、複写倍率等の複写条件の設定情報
ここで、4は複写機10と同一条件に設定される。設定情報および制御情報を受信した複写機12あるいは14の制御部32a、32bは、これらの情報に基づいて以下の動作モードを設定する。
【0073】
1.読み込んだ画像データをメモリに一時保存する
2.全原稿の読み取り後、画像データを一括送信する
3.画像データを複写機10に送信する
4.原稿サイズ、用紙サイズ、複写枚数等を設定情報によって指定された複写条件に設定する
選択された各複写機は、上記設定に成功すると、複写機10からの設定情報送信に対する応答として設定完了を複写機10の制御部22へ送信する。その後、選択された複写機は原稿の入力処理が終了するまで、入力装置を他の用途に使用できない状態となる。
【0074】
選択された複写機から設定完了の応答を受けると、制御部22は、選択表示部52のリスト54において、選択および設定の完了した複写機の覧に選択マーク「*」を表示する。
【0075】
一方、複写機10の制御部22は、選択された複写機から設定失敗の応答を受けると、表示パネル36の表示部45に設定失敗のメッセージを表示し、指定された複写機に対する設定処理を中止するとともにリスト表示の状態に戻る。
【0076】
解除ボタン56が押下された場合、複写機10の制御部22は指定された複写機の制御部に設定解除の信号を送信し、この複写機は入力機能の提供状態を解除し通常の状態に戻る。
【0077】
1台の複写機について上記の設定処理が終了すると、選択可能状態に戻り、オペレータは次の複写機の選択または選択解除を行なうことが可能となる。図5の例では、複写機10、12、14が入力装置として選択された状態を示している。所望の複写機の選択が終了した時は、オペレータにより選択確認ボタン57が押下され、入力装置の選択処理が終了する。また、選択終了後、全ての選択を取り消す場合には、取消ボタン58を押下する。
【0078】
続いて、図1に示すように、オペレータは、原稿Dを原稿D1、原稿D2、原稿D3というように入力装置として選択した複写機の台数分に分割し、これらの原稿束を複写機10、12、14のADF20、30a、30bにそれぞれ装填する。この状態で操作パネル36のコピー開始ボタン48が押下されると、選択された複写機10、12、14によりそれぞれ画像入力処理が行なわれる。
【0079】
つまり、図7に示すように、ADF20、30a、30bによってそれぞれ複写機の原稿載置台に順次原稿が送られ、画像読み取り部16、26a、26bによって原稿の画像が読み取られる。読み取られた原稿D1、D2、D3の画像データはそれぞれメモリ17、27a、27bに格納される。
【0080】
各複写機10、12、14の入力処理の終了は、ADF20、30a、30bにそれぞれ設けられたエンプティセンサ81からの原稿無し信号に応じて各制御部によってそれぞれ認識される。あるいは、操作パネル36を介して終了を指示する操作を行なうようにしてもよい。複写機10の制御部22は画像入力処理が終了した後、他の複写機12、14からの終了の通知を待つ状態となる。複写機12、14の制御部32a、32bは画像入力処理が終了した後、通信装置31a、31b、21を通して複写機10の制御部22に対して終了を通知する。
【0081】
複写機10の制御部22は、終了を示す信号の受信の早いものから順番、画像データの送信を要求する。送信要求を受け取った複写機12、14の制御部32a、32bは、メモリ27a、27bに蓄えられている画像データを通信装置31a、31b、21を介して複写機10へ順番に一括転送をする。複写機10の制御部22は通信装置21を介して画像データを受け取り、メモリ17に保存していく。この転送処理は選択された複写機の台数分繰り返される。
【0082】
一括転送する際の画像データのフォーマットは、図8に示すように、全ページ枚数と各ページ毎の画像データを含み、各ページの画像データは、そのページの用紙サイズと画像読み取り部から読み込んだ原稿1ページ文の画像データで構成されている。1ページの画像データは画像読み取り部で読み取った原稿のデータをデジタル信号に符号化したものであり、拡大または縮小の設定がされている場合、送られるデータは転送前に拡大または縮小処理がなされている。複写機12、14の画像処理は、画像データの転送が終了した時点で終了となる。
【0083】
複写機10の制御部22は他の複写機12、14で読み込まれた画像データをすべて受け取った後、画像データの結合を行う。画像データが結合される順番は、はじめに複写機を指定したときの順番に従う。実施例においては、本体、複写機A、複写機Bの順番から、原稿D1、D2、D3の順番で結合される。結合処理が終了すると、複写機10の制御部22はメモリ17に格納された画像データに基づいて画像出力動作を開始するよう画像形成部18に指示する。従って、画像形成部18は、選択された用紙に画像データに応じた画像を形成し出力する。
【0084】
以上のように、画像処理システムによれば、複写機10を用いて原稿Dの画像を複写する際、複写機10によって原稿の読み込みを行うと同時に、他の複写機12、14の画像入力機能を利用して原稿の読み込み作業を行い、原稿を分割して同時に入力処理することができる。従って、入力処理に掛かる時間を短縮し、一台の複写機の持つ能力を超える複写作業が可能となり、複写処理全体の効率を改善することができる。
【0085】
図9は、複写機10よりも他の複写機12のほうが入力機能に優れているような場合に、複写機10の入力機能の代わりに、他の複写機12の入力機能を利用する例である。つまり、この例では、複写機10はADFを備えておらず、複写機12のみがADF30aを備えている。他の構成は図1に示す例と同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0086】
この場合、図10に示すように、まず、通常の複写と同様に、複写機10について原稿サイズ、用紙サイズ、複写枚数、複写倍率等の複写条件が操作パネル36を介してオペレータにより設定される。続いて、図3に示した方法と同一の方法で、出力装置の選択および設定が行なわれる。この例の場合、複写機12の画像読み取り部26aを入力装置として選択し、ADF30aを利用して原稿の画像入力処理を行なう。
【0087】
複写機10の設定および入力装置の選択が終了した後、オペレータにより原稿DがADF30aに装填され、操作パネル36のコピー開始ボタン48が押下されると、原稿DはADF30aによって一枚づつ複写機12の原稿載置台へ送られ、画像読み取り部26aによって画像データが読み取られる。読み取られた画像データは複写機12のメモリ27aに蓄えられる。また、複写機10の制御部22は、複写機12からの読み取り終了の通知を待つ状態となる。終了の通知を待つ間、複写機の制御装置は作業を受け付けることも可能である。
【0088】
入力処理の終了は、ADF30aに設けられたエンプティセンサ81からの原稿無し信号に応じて制御部32aによって認識される。あるいは、操作パネル36を介して終了を指示する操作を行なうようにしてもよい。複写機12の制御部32aは画像入力処理が終了した後、複写機10の制御部22に対して終了を通知する。複写機10の制御部22は送信要求を送り返し、複写機12は通信装置31aを介して蓄えている画像データを複写機12に一括転送する。複写機12は通信装置21を介して受け取った画像データをメモリ17に蓄積していき、転送処理終了後、画像形成部18により画像形成し出力する。複写機12は、画像データを転送した時点で動作を終了し、通常の動作に戻る。
【0089】
上記のような構成の画像処理システムにおいても、他の複写機の優れた画像入力機能を用いて画像入力処理を行なうことができ、複写処理全体の効率を改善することができる。
【0090】
図11は、複写機10よりも他の複写機12のほうが出力機能に優れているような場合に、複写機10の出力機能の代わりに、複写機12の出力機能を利用する例を示している。つまり、この例では、複写機10はソータを備えておらず、複写機12のみがソータ40を備えている。他の構成は図1に示す例と同一であり、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0091】
この場合、図12および図13に示すように、まず、通常の複写と同様に、オペレータにより複写機10の操作パネル36(図2参照)を介して原稿サイズ、複写倍率等の複写条件が設定され、続いて、出力装置の選択および設定が行なわれる。出力装置の選択および設定は、図12に示すように、操作パネル36の選択表示部52の出力設定ボタン53bを押下し出力装置の選択処理を開始する。
【0092】
入力設定ボタン53bが押下されると、複写機10の制御部22は、通信装置21を通して接続されている全ての装置、本例においては、複写機12の制御部32aにアクセスし、現在入力装置として使用可能か否かを調査する。つまり、制御部22は、入力装置として可能か、また、入力用のオプション機器を備えているか否かを複写機12に問い合わせる。そして、複写機12の制御部32aは、問い合わせに対して利用可能/不可能の情報とオプション情報とを複写機10の制御部22に知らせる。
【0093】
制御部22は、制御部32aからの応答信号に基づき、出力装置として使用可能な複写機のリストを作成し、図14に示すように操作パネル36の選択表示部52に表示する。この際、使用可能な複写機が備えている出力装置としてのオプション機能、例えば、ソータを備えている旨を同時に表示する。図14においては、複写機10、12をそれぞれ本体、複写機Aとして示している。
【0094】
続いて、オペレータは、表示されたリスト54の中から所望の複写機を選択する。まず、初めにリスト54が表示された状態においては、「本体」が網掛け表示されている。そして、上下ボタン60の投入回数に応じて網掛け部が移動し、指定する複写機の位置へ移動する。この状態で、オペレータにより選択表示部52の選択ボタン55が押下されることににより、網掛け部によって表示されている複写機が選択される。既に選択された複写機を解除する場合には、上下ボタン60の投入により解除する複写機の位置へ網掛け部が移動され、解除ボタン56が押下されることにより実行される。
【0095】
図13に示すように、選択ボタン55が押下されると、複写機10の制御部22は選択された複写機の制御部に対して以下の設定情報および制御情報を自動的に送信する。
【0096】
1.複写機10から画像データを受信する旨の指定
2.原稿の読み取り終了通知に対して画像データを一括受信する旨の指定
3.受信データをメモリに格納する旨の指定
4.用紙サイズ、複写部数、複写倍率等の複写条件
5.出力装置のオプション利用の有無
ここで、1は自動的に設定されるが、2ないし5の情報は操作パネル36を介してオペレータの操作により入力された情報に従って設定される。つまり、選択ボタン55が押下されると、図15に示すように、出力装置のリスト54に代わって、選択された装置名、選択された複写機側で用意されている用紙サイズの一覧、複写部数、オプションの情報、および送信方法が表示される。そして、通常の複写機10の設定と同様に、操作パネル36によって出力に使用する用紙サイズ、オプションの利用、複写部数の設定が行なわれる。
【0097】
このような入力処理時、通常の複写機10の設定と同一の方法および同一のキーで出力用の指定をすると、選択表示部52における表示文字の前に設けられた円が反転表示される。また、送信方法の指定は、選択表示部52の上下ボタン60が押下されることにより、一括送信と逐次送信とが交互に切換えられる。そして、この設定が選択された複写機12の設定となり、複写機10の設定は変更されない。
【0098】
設定終了後、再度選択ボタン55が押下されると、設定された種々の情報が複写機12の制御部32aに送信される。また、取消ボタン58が押下された場合には、入力された情報は破棄され、選択ボタン55が押下される前の状態に戻る。
【0099】
一方、設定情報および制御情報を受信した複写機12の制御部32aは、これらの情報に基づいて以下の動作モードを設定する。
【0100】
1.複写機10から画像データを受信する
2.原稿の読み取り終了通知に対して画像データを一括受信する
3.受信データをメモリに格納する
4.設定情報によって指定された用紙サイズ、複写部数等の複写条件を設定する
5.ソータの使用を設定
選択された複写機12は、上記設定が完了すると、複写機10からの設定情報送信に対する応答として設定完了を複写機10の制御部22へ送信する。その後、選択された複写機12は画像出力処理が終了するまで、他の用途に使用できない状態となる。
【0101】
選択された複写機12から設定完了の応答を受けると、複写機10の制御部22は選択表示部52のリスト54において、選択および設定の終了した複写機の覧に選択マーク「*」を表示する。
【0102】
一方、複写機10の制御部22は、選択された複写機から設定失敗の応答を受けると、表示パネル36の表示部45に設定失敗のメッセージを表示し、指定された複写機に対する設定処理を中止するとともにリスト表示の状態に戻る。
【0103】
オペレータにより解除ボタン56が押下された場合、複写機10の制御部22から指定された複写機の制御部に設定解除が送信され、この複写機は入力機能の提供状態を解除し通常の状態に戻る。
【0104】
1台の複写機について上記の設定処理が終了すると、選択可能状態に戻り、オペレータは次の複写機の選択または選択解除を行なうことが可能となる。所望の複写機の選択が終了した時は、オペレータによって選択確認ボタン57が押下され、出力装置の選択処理を終了する。また、選択終了後、全ての選択を取り消す場合には、取消ボタン58を押下する。
【0105】
続いて、図10に示すように、オペレータが、原稿Dを複写機10のADF20に装填した後、操作パネル36のコピー開始キー48を押下すると、複写機10の画像読み取り部16により画像入力処理、つまり、原稿の読み取りが開始される。そして、読み取られた原稿Dの画像データはメモリ17に格納される。
【0106】
入力処理の終了は、ADF20に設けられたエンプティセンサ81からの原稿無し信号に応じて制御部22により認識される。複写機10の制御部22は画像入力処理が終了した後、複写機12の制御部32aに対して終了を通知する。複写機12の制御部32aは送信要求を送り返し、複写機10の制御部22は通信装置21、31aを通して、蓄えている画像データを複写機12に転送する。そして、複写機12は、通信装置31aを介して画像データを受信し、メモリ27aに蓄積していく。
【0107】
転送が終了した後、複写機12の制御部32aはメモリ27aに格納された画像データに基づいて画像出力動作を開始するよう画像形成部28aに指示する。従って、画像形成部28aは、選択された用紙に画像データに応じた画像を形成し、所定枚数出力毎にソータ40の各トレイに仕分けして集積する。
【0108】
以上のように、複写機10を用いて複写処理を行なう際、画像出力機能に優れた他の複写機12の画像形成部28aおよびオプションとしてのソータ40を出力装置として使用することができ、画像出力時間の短縮および複写処理全体の効率を向上を図ることができる。また、複写機本体10に、ソータ40のような画像出力機能を高めるためのオプションを追加することなく画像処理能力の向上を図ることができ、経済性の改善をも図ることができる。
【0109】
図16は、複写機10がソータ19を備えている場合において、ソータの最大トレイ数を超える部数を複写処理したい場合に入力した画像データの一部をソータを備えた他の複写機に転送して、同時に画像出力処理を行うことにより、一台のソータの最大トレイ数を超える部数の複写を一度に行う例を示している。
【0110】
つまり、複写機10に接続された他の複写機12、14はそれぞれソータ40a、40bを備えている。この場合、図17に示すように、まず、オペレータは、通常の複写と同様に、本体としての複写機10について原稿サイズ、用紙サイズ、ソートモード等の複写条件を設定し、続いて、出力装置として使用する複写機の選択および設定を行なう。つまり、オペレータは、複写機10の操作パネル36の出力設定ボタン53bを押下し、選択処理を開始する。なお、複写機10についてソートモード、つまり、ソータ19の使用が設定されている場合、操作パネル36の選択表示部52には、図18に示すように、ソータを備えた複写機のみのリストが表示される。
【0111】
以後、上記の例と同様の動作によって出力装置の選択し、選択した各出力装置毎に所望の設定を行なう。例えば、出力装置として複写機10、12、14を選択し、複写機10の複写部数は10部、複写機12は10部、複写機14は5部というように設定する。その後、複写機12、14の制御部32a、32bは複写機10からの終了の通知を持つ状態となる。この間、複写機32a、32bは他の作業を行なうこともできる。
【0112】
この状態で、オペレータにより複写機10のADF20に原稿Dが装填された後、操作パネル36のコピー開始キー48が押下されると、複写機10により原稿の画像入力処理を開始される。複写機10の画像読み取り部16によって読み取られた原稿Dの画像データは、順次メモリ17に送られて格納される。
【0113】
複写機10の制御部22は、画像入力処理が終了した時点で他の複写機12、14に終了を通知し、複写機12、14の制御部32a、32bは複写機10の制御部22に対して画像データの送信要求を出力する。複写機10の制御部22は、メモリ17に格納されている画像データを通信装置21を介して他の複写機12、14に転送する。そして、各複写機12、14は、転送された画像データをそれぞれメモリ27a、27bに格納し、画像データの受信が終了しだい、画像形成部28a、28bより画像出力処理を開始する。また、複写機10の制御部22は、画像データの転送を他の複写機の台数分繰り返した後、画像形成部18により画像出力処理を開始する。
【0114】
このようにして複写機10、12、14によって同時に画像形成が行なわれ、各複写機のソータには設定された部数の用紙しが仕分けして出力される。
【0115】
以上のように、複写機10を用いて複写処理を行なう際、他の複写機の出力装置を同時に利用することにより、複写機10のソータ10の最大トレイ数を超える部数の複写を一度に行うことができる。そのため、複写機本体のみで複写処理を行なう場合のように、複数回同一の複写作業を繰り返す必要がなく、複写処理全体の効率を向上を図ることができる。
【0116】
また、一般に、一台のソータで扱える部数を増やすためには、ソータの高さの限界から、隣接するトレイ間の間隔を詰めて部数を増やし、代わりに、1つのトレイに集積できる用紙の枚数に制限を加える必要がある。しかしながら、上記構成の画像処理システムによれば、複写機本体に接続された他の複写機のソータを利用することが可能となるため、1台のソータのトレイ数を増大させる必要がなく、1つのトレイが扱える用紙の枚数を増やすことが可能となる。
【0117】
図19、21は、複写機10に必要とするサイズの用紙が装填されていない場合、用紙サイズを変更することなく、接続されている他の複写機の内、必要とするサイズの用紙が装填されている複写機を出力装置として使用する例をそれぞれ示している。
【0118】
図19は、原稿Dを一枚読み取るごとに画像データを他の複写機に転送して出力する例を示している。この場合、図120に示すように、オペレータは、原稿Dを複写機10の原稿載置台に載置した後、操作パネル36を通して出力する用紙サイズ、複写枚数、複写倍率等の通常の複写条件設定を行なう。なお、複写機10によって原稿Dのサイズを自動的に検出し、自動的に用紙サイズを設定されてもよい。
【0119】
この際、設定あるいは指定されたサイズの用紙が複写機10に装填されていない場合、制御部10は操作パネル36の表示部45(図2参照)にこの用紙が装填されていない旨のメッセージを表示する。これに応じてオペレータが操作パネル36の選択表示部52の出力設定ボタン53bを押下すると、制御部22は複写機10に接続されている他の複写機について所望のサイズの用紙が装填されているか否かを問い合わせ、このサイズの用紙を備えている複写機のリストを選択表示部52に表示する。
【0120】
そして、前述と同様の方法によりリストの中から所望の複写機が選択されると、複写機10の制御部22は用紙サイズを含む所定の制御情報を選択された複写機12に転送し、これに応じて、複写機12の制御部32aは画像形成部28aを指定の動作状態を設定する。複写機12は、複写機10からの画像データの受信を待つ状態となる。
【0121】
この状態で複写機10のコピー開始キー48が押下されると、制御部22は画像読み取り部16を作動させ画像入力処理を開始する。そして、制御部22は、画像読み取り部16によって原稿Dを1回読むごとに、通信装置21を通して画像データを複写機12に転送する。この際、転送される画像データは、用紙サイズと1ページ分の画像データとを含んでいる。複写機12の制御部32aは、転送された画像データを通信装置31aを介して受信し、画像形成部31aによって画像データに応じた画像をA3の用紙に形成し出力する。
【0122】
また、図21は、複写機10によって原稿の読み込み作業を先にすべて行い、複写機10に装填されていないサイズの用紙が必要な画像データは一括して他の複写機に転送し、他の複写機によって画像出力処理を行なう例である。
【0123】
つまり、図22に示すように、まず、複写機10の操作パネル36の出力設定ボタン53bを押下し、接続された他の複写機の内、出力装置として現在使用可能な複写機のリストを選択表示部52に表示する。この例では、オペレータは、複写機本体10および複写機12を選択し、複写機12については用紙サイズとしてA3および一括転送を指定する。複写機10の制御部22は、必要なサイズの用紙が装填されているか否かを通信装置21を介して複写機12に問い合わせ、装填されている場合には、複写機12の制御部32aに対し制御情報を通信装置31aを介して送信し、出力装置を設定する。それにより、複写機12は、複写機10からの画像入力処理終了の通知を待つ状態となる。
【0124】
また、複写機12の設定終了後、複写機本体10の用紙サイズとして、この複写機本体に装填されている用紙サイズを指定する。続いて、オペレータにより複写機10のADF20に原稿Dが装填された後に、コピー開始キー48が押下されると、複写機10の制御部22は画像入力処理を開始し、読み取った全ての画像データをメモリ17に格納する。画像入力処理が終了すると、複写機10の制御部22は複写機12の制御部32aへ終了通知を送信する。
【0125】
これに応じて、複写機12の制御部32aは、画像データの送信を複写機10に要求し、複写機10の制御部22は、A3サイズで読み込んだ画像データをメモリ17から取り出し、通信装置21を介して複写機12へ一括転送する。そして、複写機12の制御部32aは、転送された画像データを通信装置31aを介して受信し、メモリ27aに格納する。画像データの転送が終了した後、複写機12の制御部32aは、画像形成部28aを作動させて画像出力処理を開始し、A3サイズの用紙に画像を形成して順次出力する。
【0126】
一方、複写機10は、複写機12に対する画像データの転送処理を終了した後、メモリ17内の残りの画像データを画像形成装置18により画像形成し出力する。
【0127】
以上のように、複写機10に所望のサイズの用紙が装填されていない場合でも、複写機10に接続された他の複写機の画像出力機能を利用して所望の用紙に画像を形成して出力することができる。そのため、用紙サイズの変更、用紙の入れ替え作業が不要となり、複写処理の効率を上げることができる。
【0128】
なお、この発明は上述した実施例に限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、複写機本体に接続される他の複写機の数は、2台に限らず必要に応じて増減可能である。また、複写機本体およびこれに接続される他の装置は、複写機に限らず、ファクシミリ、レーザプリンタ等の他の画像処理装置であってもよい。更に、上記実施例では、複写機本体を中心として、接続された他の装置の機能を利用する構成としたが、他の装置を使用する際に複写機本体あるいは更に他の装置の機能を利用するようにしてもよい。
【0129】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明に係る画像処理システムによれば、画像形成装置を用いて画像処理を行なう際、この画像形成装置に接続された他の画像処理装置の画像処理機能を利用して処理を行なうことができる。そのため、画像形成装置の装備の一部または装置全体を高機能なものに交換することなく他の装置の機能を有効に利用して画像処理効率の向上を図ることのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る画像処理システム全体を概略的に示す側面図。
【図2】上記画像処理システムのデジタル複写機を示す断面図。
【図3】上記画像処理システムの複写機本体の操作パネルを示す平面図。
【図4】入力装置として利用可能な複写機を選択する動作を示すフローチャート。
【図5】上記操作パネルの選択表示部を示す平面図。
【図6】利用可能な複写機を調査する動作を示すフローチャート。
【図7】複数の複写機を利用して同時に画像入力処理し画像形成する場合の各複写機の動作を示すフローチャート。
【図8】一括送信される画像データのフォーマットを示す図。
【図9】この発明の他の実施例に係る画像処理システムを示す側面図。
【図10】図9に示す画像処理システムにおいて、複写機本体に接続された他の複写機の画像入力機能を利用して画像形成する際の各複写機の動作を示すフローチャート。
【図11】この発明の他の実施例に係る画像処理システムを示す側面図。
【図12】図11に示す画像処理システムにおいて、複写機本体に接続された他の複写機の画像出力機能を利用して画像形成する際の各複写機の動作を示すフローチャート。
【図13】図11に示す画像処理システムにおいて、出力装置として利用可能な複写機を選択する動作を示すフローチャート。
【図14】選択可能な複写機が表示された選択表示部を示す平面図。
【図15】選択された複写機の設定情報を表示した選択表示部を示す平面図。
【図16】この発明の他の実施例に係る画像処理システムを示す側面図。
【図17】図16に示す画像処理システムにおいて、複数の複写機の画像出力機能を利用して画像形成する際の各複写機の動作を示すフローチャート。
【図18】出力装置として選択可能な複写機が表示された選択表示部を示す平面図。
【図19】この発明の他の実施例に係る画像処理システムを示す側面図。
【図20】図19に示す画像処理システムにおいて、複写機本体に接続された他の複写機の画像出力機能を利用して画像形成する際の各複写機の動作を示すフローチャート。
【図21】この発明の他の実施例に係る画像処理システムを示す側面図。
【図22】図21に示す画像処理システムにおいて、複写機本体およびこれに接続された他の複写機の画像出力機能を利用して画像形成する際の各複写機の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10、12、14…デジタル複写機、
16、26a、26b…画像読み取り部、17、27a、27b…メモリ、
18、28a、28b…画像形成部、19、40、40a、40b…ソータ、
20、30a、30b…ADF、21、31a、31b…通信装置、
52…選択表示部、54…リスト。

Claims (4)

  1. 原稿から画像データを読み取る第1の画像読み取り手段と、画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段と、を有する画像形成装置と、
    上記画像形成装置とは異なり、原稿から画像データを読み取る第2の画像読み取り手段を有する画像読み取り装置と、
    上記画像形成装置と画像読み取り装置との間で画像データを含む情報信号を送受信するための通信手段と、
    上記画像形成装置から上記画像読み取り装置が使用可能であることを調査する調査手段と、
    上記調査手段の調査結果により上記画像読み取り装置が使用可能である場合、上記第2の画像読取り手段に設定情報を送信し、この設定情報に基づいて上記第2の画像読み取り手段により読み取られた画像データを上記通信手段を介して上記画像形成装置へ送り、上記第1の画像読み取り手段によって読み取られた画像データと上記画像読み取り装置から送られた画像データとを結合し、上記結合された画像データを上記画像形成手段にて画像形成させる制御手段と、
    を具備したことを特徴とする画像処理システム。
  2. 原稿から画像データを読み取る第1の画像読み取り手段と、画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第1の画像形成手段と、を有する第1の画像形成装置と、
    上記第1の画像形成装置とは異なり、原稿から画像データを読み取る第2の画像読み取り手段と、画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第2の画像形成手段と、を有する第2の画像形成装置と、
    上記第1の画像形成装置と第2の画像形成装置との間で画像データを含む情報信号を送受信するための通信手段と、
    上記第1の画像形成装置から上記第2の画像形成装置が使用可能であることを調査する調査手段と、
    上記調査手段の調査結果により上記第2の画像形成装置が使用可能である場合、上記第2の画像形成装置に設定情報を送信し、この設定情報に基づいて上記第2の画像読み取り手段により読み取られた画像データを上記通信手段を介して上記第1の画像形成装置へ送り、上記第1の画像読み取り手段によって読み取られた画像データと上記第2の画像形成装置から送られた画像データとを結合し、上記結合された画像データを上記第1の画像形成手段にて画像形成させる制御手段と、
    を具備したことを特徴とする画像処理システム。
  3. 原稿から画像データを読み取る第1の画像読み取り手段と、上記第1の画像読み取り手段によって読み取られた画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第1の画像形成手段と、を有する第1の画像形成装置と、
    原稿から画像データを読み取る第2の画像読み取り手段と、上記第2の画像読み取り手段によって読み取られた画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第2の画像形成手段と、を有する第2の画像形成装置と、
    原稿から画像データを読み取る第3の画像読み取り手段と、上記第3の画像読み取り手段によって読み取られた画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第3の画像形成手段と、を有する第3の画像形成装置と、
    上記第1の画像形成装置と第2の画像形成装置との間、および第1の画像形成装置と第3の画像形成装置との間で画像データを含む情報信号を送受信するための通信手段と、
    上記第1の画像形成装置から上記第2および第3の画像形成装置が使用可能であることを調査する調査手段と、
    上記調査手段の調査結果により使用可能な第2および第3の画像形成装置の少なくとも一方を選択する操作手段と、
    上記選択手段により選択された第2および第3の画像形成装置の少なくとも一方の画像形成装置に設定情報を送信し、この設定情報に基づいて前記少なくとも一方の画像形成装置の画像読み取り手段により読み取られた画像データを上記通信手段を介して上記第1の画像形成装置へ送り、上記第1の画像読み取り手段によって読み取られた画像データと上記少なくとも一方の画像形成装置から送られた画像データとを結合し、上記結合された画像データを上記第1の画像形成手段にて画像形成させる制御手段と、
    を具備したことを特徴とする画像処理システム。
  4. 原稿から画像データを読み取る第1の画像読み取り手段と、画像データに基づいて被画像形成媒体に画像を形成する第1の画像形成手段とを有する第1の画像形成装置と、原稿から画像データを読み取る第2の画像読み取り手段と、画像データを被画像形成媒体に画像形成する第2の画像形成手段とを有する第2の画像形成装置と、を画像データを含む情報信号を相互に送受信可能に接続する工程と、
    上記第1の画像形成装置から上記第2の画像形成装置が使用可能であることを調査する工程と、
    上記第1の画像読み取り手段により原稿から画像を読み取る工程と、
    上記調査の結果により上記第2の画像形成装置が使用可能である場合、上記第2の画像読取り手段に設定情報を送り、この設定情報に基づいて上記第2の画像読み取り手段により原稿から画像を読み取る工程と、
    上記第2の画像読み取り手段により読み取られた画像データを上記第1の画像形成装置に送り、上記第1の画像読み取り手段により読み取られた画像データと結合し、上記結合された画像データを上記第1の画像形成手段にて画像形成させる工程と、
    を具備したことを特徴とする画像処理方法。
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