JP3747398B2 - 充放電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、充電と放電とを切替えて二次電池の特性を試験する為の充放電装置に関し、特に、二次電池の端子電圧が低電圧の場合でも放電電流が流れるようにし、且つ電力損失を低減した充放電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
二次電池の充電装置は、例えば、図4に示す構成を有するもので、二次電池BAT,負荷回路部10,充電電源から構成される。図4に於いては、充電電源としてフォワードコンバータ形式のスイッチング電源装置を用いた場合を示し、検出制御部7は、電源の出力電圧と、抵抗6により検出した出力電流とを基にパルス幅制御部8を制御し、設定された出力電圧となるように、スイッチング・トランジスタQ0のオン期間を制御し、このスイッチング・トランジスタQ0により、直流電源9からのトランスT1の一次巻線に印加する直流電圧をオン,オフし、トランスT1の二次巻線に誘起した電圧を、ダイオードD0,D1と、チョークコイルL1と、コンデンサC1とを含む整流平滑回路を介して二次電池BATの充電を行うものである。この場合の充電電流は、負荷回路部10により設定,制御する。
【0003】
このような電源装置を充電電源として二次電池BATの充電を行った後、二次電池BATの向きを入れ換えて放電を行い、この充電と放電とを所定の周期で繰り返すことにより、二次電池BATの充放電特性の試験を行うことができる。この二次電池BATの端子電圧が低い場合、又は二次電池BATの端子電圧が0V近傍の場合に、放電経路のインピーダンスが無視できなくなる場合がある。そこで、少なくとも放電経路のインピーダンスを補償する為のバイアス電圧を印加することが提案されている。
【0004】
例えば、図5は従来例の充放電装置の説明図であり、Q1〜Q5はトランジスタ、S1,S2は制御信号、D2〜D5はダイオード、BATは二次電池、11は電力制御回路、12は充放電用バイアス電源、13はバイアス電圧制御回路を示し、充放電用バイアス電源12を図4に示すようなスイッチング電源装置により構成した場合、検出制御部7に相当する制御部12aと、トランスT1,スイッチング・トランジスタQ0,パルス幅制御部8,ダイオードD0,D1,チョークコイルL1,コンデンサC1等を含む構成に相当する直流電圧出力部12bとを備えた構成となり、直流電圧出力部12bの出力電圧の+極性側をトランジスタQ1に、−極性側をトランジスタQ3,Q4側にそれぞれ接続する。
【0005】
バイアス電圧制御回路13に図示を省略した制御回路から充電と放電との切替信号と共に制御信号S1,S2がトランジスタQ2〜Q5に加えられるもので、二次電池BATの充電時は、制御信号S1によりトランジスタQ2,Q3がオンとなり、又バイアス電圧制御回路13から充放電用バイアス電源12の出力電圧が充電用となるように設定される。従って、充放電用バイアス電源12→トランジスタQ1→トランジスタQ2→ダイオードD2→二次電池BAT→ダイオードD3→トランジスタQ3の経路で二次電池BATの充電が行われる。この場合の充電電流は、電力制御回路11によりトランジスタQ1を制御することによって設定値とすることができる。
【0006】
又二次電池BATの放電時は、制御信号S2によりトランジスタQ4,Q5がオンとなり、又バイアス電圧制御回路13により充放電用バイアス電源12の出力電圧は、二次電池BATの端子電圧が0V近傍でも放電電流が流れる値に制御される。そして、二次電池BAT→ダイオードD4→トランジスタQ4→充放電用バイアス電源12→トランジスタQ1→トランジスタQ5→ダイオードD5の経路で放電が行われる。この場合の放電電流は、電力制御回路11によりトランジスタQ1を制御することによって、設定値とすることができる。従って、電力制御回路11とトランジスタQ1とは、電子負荷装置として知られている構成を適用することもできる。
【0007】
この充放電用バイアス電源12を前述のようにスイッチング電源装置により構成すると、二次電池BATの充電時は、スイッチング・トランジスタQ0のオン期間を長くして出力電圧を高くすることになり、又放電時は、スイッチング・トランジスタQ0のオン期間を短くして出力電圧を低下させることになる。なお、トランスT1の二次巻線の巻数比の切替えにより、出力電圧の切替えを行うことも可能であるが、トランスT1が大型化する問題がある。
【0008】
又スイッチング電源装置は、定電圧特性を有する構成とすることが容易であるが、スイッチング・トランジスタQ0のオン期間の制御のみで、出力電圧を大幅に変更することは一般に困難である。従って、二次電池BATの充電用の出力電圧と放電用の出力電圧との差が大きい場合には、出力電圧を充電用と放電用とに切替える充放電用バイアス電源12に適用することは容易ではない。そこで、図6に示すように、バイアス電源15と、充電用電源16とを別個に設けた構成が提案されている。なお、図5と同一符号は同一部分を示す。
【0009】
充電用電源16は、二次電池BATの充電専用とし、バイアス電源15は、充放電経路に於ける電圧降下を補償する出力電圧の電源とする。従って、制御信号S1により充電用スイッチ回路を構成するトランジスタQ2,Q3をオンとすると、充電用電源16→ダイオードD3→トランジスタQ3→バイアス電源15→トランジスタQ1→トランジスタQ2→ダイオードD2→二次電池BATの充電経路で二次電池BATの充電が行われ、その時、電力制御回路11によりトランジスタQ1を制御して充電電流を設定値とすることができる。この場合、バイアス電源15の出力電圧により充電経路の電圧降下を補償するように設定すると、充電用電源16の出力電圧は、二次電池BATの充電完了時の端子電圧とほぼ同一に設定することができる。
【0010】
又制御信号S2により放電用スイッチ回路を構成するトランジスタQ4,Q5をオンとすると、二次電池BAT→ダイオードD4→トランジスタQ4→バイアス電源15→トランジスタQ1→トランジスタQ5→ダイオードD5の放電経路で二次電池BATの放電が行われ、電力制御回路11によりトランジスタQ1を制御して放電電流を設定値とすることができる。この場合、バイアス電源15の出力電圧により放電経路の電圧降下を補償するように設定すると、二次電池BATの端子電圧が0V近傍でも放電を行わせることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来例の充放電装置として、図5に示す構成は、1個の充放電用バイアス電源12により二次電池BATの充電と放電とを行うことができるが、出力電圧の切替えが必要であり、通常のスイッチング電源装置を適用した場合には実現困難となる。これに対して、図6に示す構成は、充電用の出力電圧の充電用電源16と、バイアス電源15とを別個に設けたことにより、定電圧出力特性のスイッチング電源装置を適用することが容易となる。
【0012】
しかし、何れの場合も、電力制御回路11によりトランジスタQ1を制御して、充電電流及び放電電流を制御するものであり、例えば、充電用電源16は、二次電池BATの満充電時の端子電圧を少なくとも超える出力電圧を有し、又バイアス電源15は、充放電経路の電圧降下を補償する出力電圧を有するものであるから、充電開始により、充電用電源16の出力電圧とバイアス電源15の出力電圧との和と、二次電池BATの端子電圧との差分に、充電電流を乗算した値の電力損失をトランジスタQ1の部分に於いて発生させることになり、この電力損失分は、二次電池BATの充電終了に向かって減少するが、充電用電源16及びバイアス電源15から供給されるものである。
【0013】
又二次電池BATの放電開始により、二次電池BATの端子電圧は低下するが、バイアス電源15の出力電圧によって放電が継続し、二次電池BATの端子電圧が0Vでも放電電流を流すことができる。その場合、放電電流を制御するトランジスタQ1に於いて、バイアス電源15の出力電圧と放電電流との積に相当する電力損失を生じるもので、この電力損失はバイアス電源15から供給されることになる。
【0014】
前述のように、二次電池BATの充放電時の電力損失が比較的大きくなり、二次電池BATの充放電特性を試験する場合の電力効率が低い問題があった。
本発明は、二次電池の充放電時の電力効率の改善を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の充放電装置は、図1を参照して説明すると、(1)二次電池BATの充電時にオンとする充電用スイッチ回路(ダイオードD2,トランジスタQ2)と前記二次電池BATの放電時にオンとする放電用スイッチ回路(ダイオードD5,トランジスタQ5)とを直列接続した第1の直列回路と、前記二次電池BATの放電時にオンとする放電用スイッチ回路(ダイオードD4,トランジスタQ4)と前記二次電池BATの充電時にオンとする充電用スイッチ回路(ダイオードD3,トランジスタQ3)とを直列に接続した第2の直列回路と、前記第1の直列回路の充電用スイッチ回路と放電用スイッチ回路との接続点と前記第2の直列回路の放電用スイッチ回路と充電用スイッチ回路との接続点との間に直列に接続した充放電経路の電圧降下を補償するバイアス電源2と充放電電流を制御するトランジスタQ1を含む電力制御部と、前記第1及び第2の直列回路の前記充電用スイッチ回路を介して前記バイアス電源2の出力電圧に対して、出力電圧を加算して前記二次電池BATを充電する充電用電源3と、前記二次電池BATの端子電圧を検出して前記バイアス電源2と前記充電用電源3との両方の出力電圧を制御する電圧制御回路4と、前記充電用スイッチ回路と前記放電用スイッチ回路と前記電圧制御回路4とを制御する制御回路5とを備えている。
【0016】
又(2)電圧制御回路4は、充電用電源3とバイアス電源2との何れか一方を、二次電池BATの端子電圧に対応して連続的に制御し、他方を二次電池BATの充電完了時と放電完了時との端子電圧に対応して2段階の切替制御を行わせる構成とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態の説明図であり、1は電力制御回路、2はバイアス電源、3は充電用電源、4は電圧制御回路、5は制御回路、BATは二次電池、Q1はトランジスタ、Q2,Q3,D2,D3は充電用スイッチ回路を構成するトランジスタ及びダイオード、Q4,Q5,D4,D5は放電用スイッチ回路を構成するトランジスタ及びダイオード、S1,S2は制御信号を示す。又Vbはバイアス電源2の出力電圧、Vcは充電用電源3の出力電圧を示す。又電力制御回路1とトランジスタQ1とにより充電電流又は放電電流を制御する電力制御部を構成している。この電力制御部は、電子負荷装置として知られている構成を適用することもできる。
【0018】
又バイアス電源2と充電用電源3との少なくとも何れか一方は、出力電圧を電圧制御回路4からの制御によって変更可能の構成とするもので、例えば、スイッチングのオン期間を制御して出力電圧を制御するスイッチング電源装置によって構成することができる。又電圧制御回路4は、二次電池BATの端子電圧を検出し、且つ制御回路5からの充電と放電との何れかを示す制御信号に従って、バイアス電源2の出力電圧と充電用電源3の出力電圧とを制御する。その場合、充電時はバイアス電源2と充電用電源3との少なくとも何れか一方の出力電圧を制御し、放電時はバイアス電源2の出力電圧のみを制御する。
【0019】
図2は電圧制御回路の要部説明図であり、二次電池BATの両端の電圧を演算増幅器21により検出し、AD変換器(A/D)22によりディジタル信号に変換して、マイクロプロセッサ(CPU)23に入力し、マイクロプロセッサ23は、この検出電圧値に従ってバイアス電源2及び充電用電源3を制御する制御信号を形成するもので、放電制御を行う制御信号cntにより、バイアス電源2を制御する制御信号をDA変換器(D/A)24から出力し、又充電制御を行う制御信号cntにより、充電用電源3を制御する制御信号をDA変換器(D/A)25から出力するように制御する。
【0020】
又図1に於いて、制御回路5は、二次電池BATの充放電試験等のシーケンス等に従って、二次電池BATの充電時は、充電用スイッチ回路を構成するトランジスタQ2,Q3に制御信号S1を加えてオンとし、又二次電池BATの放電時は、放電用スイッチ回路を構成するトランジスタQ4,Q5に制御信号S2を加えてオンとし、且つ電圧制御回路4に、充電時と放電時の出力電圧を切替える為の切替信号を加える(図2に於ける制御信号cntに相当)。
【0021】
従って、充電時は、制御信号S1によりトランジスタQ2,Q3がオンとなり、又電圧制御回路4によりバイアス電源2と充電用電源3との出力電圧が、二次電池BATの端子電圧に従って制御されて、充電用電源3→ダイオードD3→トランジスタQ3→バイアス電源2→トランジスタQ1→トランジスタQ2→ダイオードD2→二次電池BATの充電経路で充電され、電力制御回路1からの制御信号によりトランジスタQ1を介した充電電流が制御される。
【0022】
又放電時は、制御信号S2によりトランジスタQ4,Q5がオンとなり、又電圧制御回路4によりバイアス電源2の出力電圧が、二次電池BATの端子電圧に従って制御されて、二次電池BAT→ダイオードD4→トランジスタQ4→バイアス電源2→トランジスタQ1→トランジスタQ5→ダイオードD5の放電経路で二次電池BATの放電が行われ、その時の放電電流は、トランジスタQ1によって制御される。
【0023】
二次電池BATの充電時に於いて、電力制御部を構成するトランジスタQ1による電圧降下をVeとし、充電用スイッチ回路と接続線とを含む経路の電圧降下をVdとすると、バイアス電源2の出力電圧Vbと、充電用電源3の出力電圧Vcとの和を縦軸とし、横軸を二次電池BATの端子電圧とすると、図2の(A)に示す実線のように、バイアス電源2の出力電圧Vbと、充電用電源3の出力電圧Vcとの何れか一方又は両方を変化させる。この場合、二次電池BATの充電完了時の最大端子電圧をVmとし、充電電流一定として、Ve+Vd=Vaとすると、バイアス電源2の出力電圧Vbと充電用電源3の出力電圧Vcとの和は、Vm≦Va+Vb+Vcの関係となるように制御する。
【0024】
従来例に於いては、例えば、Vm≦Va+Vb+Vcを満足するb点の電圧に、バイアス電源2の出力電圧Vbと、充電用電源3の出力電圧Vcとの和が相当するように予め設定し、トランジスタQ1を制御することにより、電圧降下Veの大きさを制御して、所望の充電電流を流すものであり、従って、a,b,Va点で囲まれる領域内が、トランジスタQ1を含む電力制御部による電力損失に相当し、バイアス電源と充電用電源とから電力損失分が余分に供給される。
【0025】
これに対して、前述の本発明の実施の形態によれば、Va,a線上に沿って、バイアス電源2の出力電圧Vbと充電用電源3の出力電圧Vcとの和を制御するものであるから、トランジスタQ1を含む電力制御部による電力損失を大幅に低減することができる。
【0026】
又バイアス電源2と充電用電源3との出力電圧をそれぞれ制御する場合、それぞれの出力電圧の変化範囲を小さくすることができるから、制御が容易となる。又二次電池BATの端子電圧が比較的低い場合は、バイアス電源2の出力電圧Vbを固定し、充電用電源3の出力電圧Vcのみを、図3の(A)の実線の特性に従って制御することができる。又充電用電源3の出力電圧Vcを固定し、バイアス電源2の出力電圧Vbを図3の(A)の実線の特性に従って制御することも可能である。
【0027】
又二次電池BATの放電時に於いては、バイアス電源2の出力電圧Vbのみを制御するもので、充電用電源3は停止状態とすることができる。そして、二次電池BATの端子電圧を電圧制御回路4に於いて検出し、図3の(B)の実線のように、バイアス電源2の出力電圧Vbを制御する。この場合、二次電池BATの端子電圧が、放電経路の電圧降下分より大きければ、バイアス電源2の出力電圧Vbは0Vでも所定の放電電流を流すことができる。
【0028】
しかし、二次電池BATの端子電圧が放電経路の電圧降下分以下に低下すると、所定の放電電流を流すことができなくなる。そこで、バイアス電源2の出力電圧Vbを、放電経路の電圧降下分を補償する値Va以上に設定することによって、二次電池BATの端子電圧が電圧降下分Va以下に低下しても、所定の放電電流を流すことができる。
【0029】
この場合、図6に示す従来例に於いては、このバイアス電源2の出力電圧Vbを予め設定した値dに固定するものであり、従って、二次電池BATの端子電圧がVmに近い値の時には、バイアス電源2の出力電圧Vbを含めて所定の放電電流を流す為に、電力制御部を構成するトランジスタQ1を制御して、電圧を降下させることになる。従って、d,e,c(=Va)点で囲まれる領域に相当する電力損失が生じる。
【0030】
そこで、二次電池BATの放電時のバイアス電源2の出力電圧Vbを、二次電池BATの端子電圧が高い時は低く、低い時は高くするように制御する。例えば、前述のように、図3の(B)に於いて、縦軸をバイアス電源2の出力電圧Vbとし、横軸を二次電池BATの端子電圧とし、又二次電池BATの充電完了時の端子電圧をVmとして、この端子電圧Vmの場合のバイアス電源2の出力電圧Vbを、放電経路の電圧降下分Vaとし、二次電池BATの端子電圧の低下に対応してバイアス電源2の出力電圧Vbを上昇させる。そして、二次電池BATの端子電圧が0V近傍の時に、所望の放電電流を流すことができる値dとする。
【0031】
即ち、バイアス電源2の出力電圧Vbを二次電池BATの端子電圧の低下に対応して上昇させ、電力制御部を構成するトランジスタQ1による大きな電力損失を生じさせることなく、二次電池BATの端子電圧が0V近傍となるまで、所望の放電電流を流して試験を行うことができる。
【0032】
本発明は、前述の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々付加変更することができるものであり、電圧制御回路4に於いて、二次電池BATの端子電圧と共に充放電電流を検出し、所望の充放電電流が得られるように、バイアス電源2と充電用電源3と電力制御回路1とを制御する構成とすることも可能である。又バイアス電源2と充電用電源3との出力電圧は、連続的に制御する代わりに複数段階的に制御することも可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、トランジスタQ2,Q3を含む充電用スイッチ回路と、トランジスタQ4,Q5を含む放電用スイッチ回路と、トランジスタQ1を含む電力制御部と、バイアス電源2と、充電用電源3とを備え、電圧制御回路4により二次電池BATの端子電圧を検出して、二次電池BATの充放電時のバイアス電源2の出力電圧と充電用電源3の出力電圧との少なくとも何れか一方を制御する構成としたもので、充放電時の電力制御部の電力損失を大幅に低減することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】電圧制御回路の要部説明図である。
【図3】充放電時の電圧制御説明図である。
【図4】二次電池充電装置の説明図である。
【図5】従来例の充放電装置の説明図である。
【図6】従来例の充放電装置の説明図である。
【符号の説明】
1 電力制御回路
2 バイアス電源
3 充電用電源
4 電圧制御回路
5 制御回路
BAT 二次電池
Q1〜Q5 トランジスタ
D2〜D5 ダイオード
S1,S2 制御信号
Claims (2)
- 二次電池の充電時にオンとする充電用スイッチ回路と前記二次電池の放電時にオンとする放電用スイッチ回路とを直列接続した第1の直列回路と、
前記二次電池の放電時にオンとする放電用スイッチ回路と前記二次電池の充電時にオンとする充電用スイッチ回路とを直列に接続した第2の直列回路と、
前記第1の直列回路の充電用スイッチ回路と放電用スイッチ回路との接続点と前記第2の直列回路の放電用スイッチ回路と充電用スイッチ回路との接続点との間に直列に接続した充放電経路の電圧降下を補償するバイアス電源と充放電電流を制御するトランジスタを含む電力制御部と、
前記第1及び第2の直列回路の前記充電用スイッチ回路を介して前記バイアス電源の出力電圧に対して、出力電圧を加算して前記二次電池を充電する充電用電源と、
前記二次電池の端子電圧を検出して前記バイアス電源と前記充電用電源との両方の出力電圧を制御する電圧制御回路と、
前記充電用スイッチ回路と前記放電用スイッチ回路と前記電圧制御回路とを制御する制御回路と
を備えたことを特徴とする充放電装置。 - 前記電圧制御回路は、前記二次電池の端子電圧を検出し、前記充電用電源と前記バイアス電源との何れか一方の出力電圧を前記二次電池の端子電圧に対応して連続的に制御し、前記充電用電源と前記バイアス電源との何れか他方の出力電圧を前記二次電池の充電完了時と放電完了時との端子電圧に対応して2段階の切替制御を行わせる構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の充放電装置。
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