JP3746918B2 - 自動車用ドアの連結装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアの内部に装着されたドアロック本体と、ドアのアウターパネルに装着された操作装置とを、連結部材により連結する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のモジュールドアは、例えば特表平10−510230号公報に示されるように、ドアのインナーパネルに開口部を形成し、この開口部を、ドアロック本体、及び他のドア内機能部品を予め取り付けたベースプレートをもって閉塞し、ベースプレートに形成した開口部から、作業者がドア内部に手を入れて、ドア内部のドアロック本体とドアのアウターパネルに装着されたキーシリンダ及びアウトサイドハンドルとを、ロッドまたはケーブル等の連結部材により連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の従来のモジュールドアは、ベースプレートの開口部からドア内部の連結作業を行うため、作業性が悪く、また開口部を閉塞するためにシール部材が必要になり、コストアップを招く虞がある。
【0004】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、モジュールドアのベースプレートに開口部を形成することなく、ドアロック本体とアウターパネル側に装着された操作部材とを、簡単に連結できるようにした自動車用ドアの連結装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) ドアのインナーパネルに開口部を形成し、該開口部をドアロック本体を取り付けたベースプレートをもって閉塞し、前記ドア内部に装着された前記ドアロック本体と前記ドアのアウターパネルに形成された装着孔に装着される操作装置とを連結部材により連結する自動車用ドアの連結装置において、前記ドアロック本体を前記ドアに取り付けた状態で、前記連結部材の一端に設けられた連結部が前記装着孔近傍に保持されるように、前記連結部材を前記ドアロック本体に保持するロッド保持部材と、前記連結部材の連結部に連結される前記操作装置を前記装着孔に仮保持可能な支持部と、前記操作装置を前記装着孔に仮保持した後、前記装着孔に取り付けられることにより、前記操作装置を支持する枠体と、前記ドアの内部から前記操作装置及び前記枠体を前記支持部に固定するためのボルトとを備えるとともに、前記ベースプレートに該ボルトを前記ドアの内部へ挿入可能とする小径の孔を設ける。
【0006】
(2) 上記(1)項において、操作装置をキーシリンダとする。
【0007】
(3) 上記(2)項において、枠体にキーシリンダが嵌入する筒部を設ける。
【0008】
(4) 上記(3)項において、枠体の筒部のドア内部側の下方に、キーシリンダの斜め方向からの嵌入を可能にする逃げ部を設ける。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、自動車のモジュールドアの組み付け前の全体斜視図を示す。
【0010】
車体に開閉可能に支持されるドア(1)のインナーパネル(1a)には開口部(2)が形成され、ドアロック本体(3)及び他のドア内機能部品を予め取り付けたベースプレート(4)を、インナーパネル(1a)に固定することにより、ドアロック本体(3)及びドア内機能部品はドア(1)内に装着されるとともに開口部(2)が閉塞される。
【0011】
ドア(1)のアウターパネル(5)側には、ドア(1)の外側の操作部材であるアウトサイドハンドル(6)、及びキーシリンダ(7)がそれぞれ支持される枠体 (12) が取り付けられる装着孔(5a)が設けられている。この装着孔(5a)の下縁には、ドア(1)の内部側に向けてL字型に折曲した支持部(5b)が形成されている。
【0012】
ドアロック本体(3)は、車体側に固定されるストライカ(図示略)に係合して、ドア(1)を閉止状態にロックする噛合機構を内蔵するボディ(3a)と、ボディ(3a)に枢着されたアウトサイドレバー(3b)及びロックレバー(3c)と、下端がアウトサイドレバー(3b)に連結され、上端にL字型に折曲した連結部(8a)を有する連結部材をなすハンドルロッド(8)と、下端がロックレバー(3c)に連結され、上端にL字型に折曲した連結部(9a)を有する他の連結部材をなすキーロッド(9)と、ハンドルロッド(8)及びキーロッド(9)を、ほぼ垂直方向に向けて支持し、各連結部(8a)(9a)を装着孔(5a)の近傍に保持するように、具体的には、各連結部 (8a)(9a) が装着孔 (5a) から外部に覗くようにボディ(3a)に仮保持するロッド保持部材(10)とを有している。
【0013】
キーシリンダ(7)は、その外周面に設けられた突起部(7b)をキーシリンダ保持部材(11)に設けられた嵌合孔(11a)に嵌合し、キーシリンダ保持部材(11)に設けられた下方が開口する支持部(11b)を装着孔(5a)の支持部(5b)に上方から嵌合することにより、支持部(5b)、すなわち装着孔 (5a)に仮保持される。
【0014】
アウトサイドハンドル(6)は、枠体(12)に軸(6b)により枢着され、ハンドルロッド(8)を介して、ドアロック本体(3)のアウトサイドレバー(3b)に連結されることにより、ハンドル操作で噛合機構をロック解除することができる。
【0015】
キーシリンダ(7)は、枠体(12)に形成された後ろ向きの筒部(12a)内に嵌合されることにより枠体 (12) に固定され、かつキーロッド(9)を介してロックレバー(3c)に連結され、キー操作によって、アウトサイドハンドル(6)の操作を可能にしたり不能にしたりしうる。
【0016】
枠体(12)における筒部(12a)のドア(1)の内部側の下方には、枠体(12)の装着孔(5a)に取り付ける際、キーシリンダ(7)を筒部(12a)内に容易に嵌合しうるようにするための逃げ部(12b)が切欠いて形成されている。
この逃げ部(12b)は、筒部(12a)の下方を切欠いて形成する他に、下方に傾斜させて形成してもよい。
【0017】
次に、本実施形態のドアロック本体(3)と操作装置との連結作業について説明する。
車両アッセンブリラインで、ドアロック本体(3)を予め取り付けたベースプレート(4)を、ドア(1)のインナーパネル(1a)に固定して開口部(2)を塞ぐとともに、ドアロック本体(3)を、ドア(1)内部の所定位置にボルト(14)により固定する。
ドアロック本体(3)をドア(1)内に装着した状態においては、ハンドルロッド(8)及びキーロッド(9)は、図2に示すように、各連結部(8a)(9a)がアウターパネル(5)の装着孔(5a)の近傍に位置するように、ロッド保持部材(10)により保持されている。
【0018】
装着孔(5a)からキーシリンダ ( 7 ) をドア ( 1 ) の内部に挿入して、キーロッド(9)の連結部(9a)とキーシリンダ(7)に設けられたレバー(7a)とを連結した後、図3に示すように、キーシリンダ ( 7 ) の突起部 (7b) に取り付けられたキーシリンダ保持部材(11)の支持部 (11b) を装着孔 (5a) の下縁に設けられた支持部 (5b) に嵌合して、キーシリンダ(7)を支持部(5b)に仮保持する。
【0019】
次の行程で、ハンドルロッド(8)の連結部(8a)をアウトサイドハンドル(6)のアーム部(6a)に連結し、図4に示すように、枠体(12)の筒部(12a)にキーシリンダ(7)を嵌合しつつ枠体(12)を装着孔(5a)に取り付ける。
【0020】
図5に示すように、ボルト(13)をベースプレート(4)に設けた小径の孔(4a)からドア(1)の内部に挿入し、支持部(5b)に設けられた孔部(5c)へ貫通させて、枠体(12)に螺合することにより、キーシリンダ(7)及び枠体(12)は、ドア ( 1 ) の内側からアウターパネル(5)に固定される。
【0021】
枠体(12)を装着孔(5a)に取り付けるときは、アウトサイドハンドル(6)の回転軸(6b)が、枠体(12)の外周より上方に突出しているため、図4に示すように、枠体(12)を斜めにして装着する必要があるが、本実施形態においては、筒部(12a)に逃げ部(12b)を形成してあるので、キーシリンダ(7)が筒部(12a)を損傷させることなく、容易に筒部(12a)に嵌合することができる。
【0022】
なお、上記実施形態では、連結部材として剛性のロッドを用いたが、それに変えて、ケーブルを用いても同様の効果を奏することができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(a) 請求項1〜3の発明によると、連結部材の連結部がアウターパネルの装着孔の近傍に保持されるので、装着孔から操作装置と連結部材とを簡単に連結することができ、しかも、操作装置を装着孔に仮保持することができるので、枠体を簡単に装着孔に取り付けることができる。また、ベースプレートにドア内の連結作業を行うための大きな作業孔を設ける必要がない。従って、作業孔をシールする部材を必要としない。
【0024】
(b) 請求項4の発明によると、枠体を装着孔に取り付けるとき、枠体の筒部がキーシリンダと干渉することはないので、筒部を損傷することなく、簡単に枠体を装着孔に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を適用したモジュールドアの全体斜視図である。
【図2】 同じく操作部材組み付け前の要部の拡大斜視図である。
【図3】 同じく操作部材を仮保持した図2と同様の拡大斜視図である。
【図4】 同じくアウターパネルの要部の縦断面図である。
【図5】 同じく図4と類似の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
(1)ドア
(2)開口部
(3)ドアロック本体
(4)ベースプレート
(5)アウターパネル
(5a)装着孔
(5b)支持部
(6)アウトサイドハンドル
(6a)アーム部
(7)キーシリンダ
(8)ハンドルロッド
(9)キーロッド
(10)ロッド保持部材
(12)枠体
(12b)逃げ部
Claims (4)
- ドアのインナーパネルに開口部を形成し、該開口部をドアロック本体を取り付けたベースプレートをもって閉塞し、前記ドア内部に装着された前記ドアロック本体と前記ドアのアウターパネルに形成された装着孔に装着される操作装置とを連結部材により連結する自動車用ドアの連結装置において、前記ドアロック本体を前記ドアに取り付けた状態で、前記連結部材の一端に設けられた連結部が前記装着孔近傍に保持されるように、前記連結部材を前記ドアロック本体に保持するロッド保持部材と、前記連結部材の連結部に連結される前記操作装置を前記装着孔に仮保持可能な支持部と、前記操作装置を前記装着孔に仮保持した後、前記装着孔に取り付けられることにより、前記操作装置を支持する枠体と、前記ドアの内部から前記操作装置及び前記枠体を前記支持部に固定するためのボルトとを備えるとともに、前記ベースプレートに該ボルトを前記ドアの内部へ挿入可能とする小径の孔を設けたことを特徴とする自動車用ドアの連結装置。
- 操作装置をキーシリンダとした、請求項1記載の自動車用ドアの連結装置。
- 枠体にキーシリンダが嵌入する筒部を設けた、請求項2記載の自動車用ドアの連結装置。
- 枠体の筒部のドア内部側の下方に、キーシリンダの斜め方向からの嵌入を可能にする逃げ部を設けた、請求項3記載の自動車用ドアの連結装置。
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