JPH0750260Y2 - 車両のドア構造 - Google Patents

車両のドア構造

Info

Publication number
JPH0750260Y2
JPH0750260Y2 JP15111689U JP15111689U JPH0750260Y2 JP H0750260 Y2 JPH0750260 Y2 JP H0750260Y2 JP 15111689 U JP15111689 U JP 15111689U JP 15111689 U JP15111689 U JP 15111689U JP H0750260 Y2 JPH0750260 Y2 JP H0750260Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
door
sub
door lock
lock unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15111689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0391214U (ja
Inventor
武二 大矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP15111689U priority Critical patent/JPH0750260Y2/ja
Publication of JPH0391214U publication Critical patent/JPH0391214U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0750260Y2 publication Critical patent/JPH0750260Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ドア本体の内部に各種のドア内機能部品が組
み込まれてなる車両のドア構造に関する。
(従来の技術) 自動車等の車両では、ドア本体におけるアウターパネル
とインナーパネルとの間に、ウインドレギュレータ装置
やドアロック装置その他の各種ドア内機能部品を組み込
むが、これらの機能部品は多岐にわたるため、車両組立
ラインにおいて、これらの機能部品を個々にドア本体に
組み付けていく場合、工程数が増え、効率的な車両の組
立てが行えなくなる。
そのため、たとえば実開昭59-131312号公報には、上記
ウインドレギュレータ装置のような各種ドア内機能部品
を予めサブパネルに取り付けておき、このサブパネルを
ドア本体のインナーパネルに設けた開口部に組み付ける
ことによって、ドア本体内部に上記の機能部品を装備す
る技術が開示されている。
このドア構造によれば、事前におけるサブパネルに対す
る各種ドア内機能部品の取り付け工程が自動化できるこ
とになって省力化が可能となると共に、ドア本体に対す
るこれら機能部品の組み付けがサブパネルの取り付けの
みで一挙に行え、またドア本体に対する各種機能部品の
位置合わせが容易になる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記のように各種のドア内機能部品がサブパ
ネル側にのみ固定されていると、これら部品の支持強度
が部品によっては低下するきらいがある。そして、特に
ドアロック装置では、サブパネルに固定されているドア
ロックユニットの支持強度が低下した場合、前記のアウ
ターパネル、インナーパネルおよびサブパネルの相互の
組立て精度に誤差があることも加わって、ドア開閉時の
衝撃荷重が繰り返し作用することにより、サブパネルに
取り付けられているドアロックユニットと車体側ストラ
イカーとの位置関係が崩れ、ロック機能が確実に働かな
くなり、ドアロック装置の作動耐久性および信頼性が損
なわれる事態が発生することが考えられる。またドアロ
ック状態で衝突事故等による激しい衝撃がドアに加わ
り、支持強度の低下に起因してドアロックユニットが位
置ずれした場合には、車両の内部からロック解除操作を
加えてもロック解除が実行されないことになって、乗員
が車外脱出できない事態が生じる虞れも考えられる。
そこで本考案は、サブパネルに各種のドア内機能部品を
取り付けてドア本体に組み付けられたものにおいて、ド
ア本体に対するドアロックユニットの位置決めを正確に
行い、かつドアロックユニットの支持強度を増大させる
ことにより、衝撃等に対する耐久性および信頼性を確保
することができると共に、衝撃事故を生じても、その後
にロック解除が確実に実行できる車両のドア構造の提供
を課題とする。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案は、ドア本体のアウターパネルとイン
ナーパネルとの間に装備される各種のドア内機能部品が
サブパネルに取り付けられ、かつこのサブパネルが上記
インナーパネルに設けられた開口部に組み付けられてな
る車両のドア構造において、上記サブパネルに取り付け
られる各種機能部品のうちのドアロックユニットが、上
記サブパネルの組み付け状態で該サブパネルとインナー
パネルとの間に挟持された状態で固定されていることを
特徴とする。
(作用) 上記の構造によれば、ドアロックユニットが、ドア本体
側のインナーパネルと、ドア本体に組み付けられたサブ
パネルとの間に挟持されて固定されているから、ドア本
体に対する該ドアロックユニットの位置決めが正確に行
えると共に、このサンドイッチ構造によってドアロック
ユニットの支持強度が増大する。このためドア開閉衝撃
が繰り返し作用しても、車体側ストライカーに対するド
アロックユニットの位置関係が正確に保たれ、その結果
ドアロック装置の作動耐久性および信頼性が向上する。
また衝突事故の場合は、該衝突衝撃でドアロックユニッ
トが容易に位置ずれしないから、この衝突時のロックが
掛かっていても、衝突後にドアロックユニットを作動さ
せ、車内側からのドアロック解除操作による乗員の脱出
を可能にできる。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は自動車のドア構造に本考案を適用した実施例を
示し、ドア本体1はアウターパネル2とインナーパネル
3から構成され、インナーパネル3にサブパネル組み付
け用の開口部4が形成されている。このインナーパネル
3おける開口部4の内周縁部にはシール材5が取り付け
られると共に、該開口部4周りに位置決め用の適数のピ
ン穴6と、サブパネル固定用の多数個のネジ穴7…7が
配設されている。
上記ドア本体1に組み付けるサブパネル8は、上記した
インナーパネル3側のピン穴6に対応する適数の基準ピ
ン9と、ネジ穴7…7に対応する多数個のビス通し穴10
…10がパネル周縁部に形成されており、またウインドレ
ギュレータ装置11の取付けビス12、12を通す穴13、13
や、レギュレータハンドル挿通用穴14に加え、その他の
各種ドア内機能部品取付け用の加工が施されている。そ
して特にドアロック装置用としてサービスホール15が該
サブパネルの側部寄り部位に開設されている。
このサブパネル8のドア本体側の面には、上記サービス
ホール15の近傍位置に、ドアロック装置におけるドアロ
ックユニットの取付け用ブラケット16が固定される。す
なわち、このブラケット16は第2図および第3図に示す
ように、一端部16aがサービスホール15側部において溶
接等によってサブパネル8に固着されており、他端部16
bが屈曲部16cを介して、かつ前記開口部4にサブパネル
8を組み付けた際にインナーパネル3の縦側片部3aに接
近する方向に導出されている。そして、この他端部16b
の先端からドア本体1のアウターパネル2にむかって直
角なドアロックユニット取付け板部17が折曲形成され、
該板部17のインナーパネル縦側片部3aに対向する面側に
ドアロックユニット18がビス19、19によって固定され
る。また取付け板部17には、該板部17に固定されている
ドアロックユニット18の上面を覆うカバー部20a、20bが
一体に連設され、かつこれらカバー部20a、20bに、ドア
ロックユニット18に連結されたインナーロックノブ用ロ
ッド21、アウターハンドル用ロッド22、キーシリンダ用
ロッド23を通す切欠部24a、24b、24cが設けられてい
る。したがってカバー部20a、20bは、ドアロックユニッ
ト18と各ロッド21〜23との連結部を覆っていることにな
る。
さらに上記ブラケット16のカバー部20aの下方において
は、ドアロックユニット18から突出させたフランジ25
に、ドアロックユニット内機構と連結されたリンク26が
回動自由に枢着され、このリンク26にサービスホール15
を通して挿入させたインナーハンドル用ロッド27が連結
される。なお、第1図の分解斜視図では、サブパネル8
に固着されているブラケット16を該パネル8から外した
状態を図示しているが、これは第1図においてブラケッ
ト16の存在を明確にするためである。
上記のようにしてサブパネル8に取り付けられるドアロ
ックユニット18に対応して、インナーパネル3の前記し
た縦側片部3aには、第2図で明確なように該縦側片部3a
の内面側に、ドアロックユニット18が係合可能な段部28
が形成されている。
サブパネル8のドア本体1への組み付けにあたっては、
その組み付けに先立って、予めサブパネル8に各種ドア
内機能部品が取り付けられる。つまり、ドアガラス29を
保持するウインドレギュレータ装置11ではその取付けビ
ス12、12をサブパネル8のビス通し穴13、13に通してビ
ス止めされる。またドアロック装置本体18が前記のよう
にブラケット16の取付け板部17にビス19、19によって固
定される。
このようにして各種ドア内機能部品が取り付けられたサ
ブパネル8はドア本体1におけるインナーパネル3の開
口部4に組み込まれるのであるが、その際、第2図の鎖
線に示すようにサブパネル8のドアロックユニット18を
取り付けた側をまず開口部4に挿入し、次に矢印方向へ
サブパネル8を移動させて、ブラケット16に固定されて
いるドアロックユニット18をインナーパネル縦側片部3a
の段部28に係合させ、そしてサブパネル8の基準ピン9
をインナーパネル3の位置決め用ピン穴6に突入させて
該パネル8全体をドア本体1に位置合わせし、その状態
でインナーパネル縦側片部3aの外側から該縦側片部3aを
通してドアロックユニット18にビス30、30を締結し、か
つサブパネル8側のビス通し穴10…10を通してインナー
パネル3のネジ穴7…7にビス(図示せず)をねじこん
でドア本体1にサブパネル8を固定する。この固定状態
では、インナーパネル3の開口部4周りに装備されてい
るシール材5がサブパネル8の周縁部によって抑え付け
られることで、開口部4がシールされる。
そして上記固定状態で、ドア本体1のアウターパネル2
に設けた孔部31(第1図に示す)にアウターハンドル32
を取り付け、かつ該ハンドル32とドアロックユニット18
のアウターハンドル用ロッド22とを連結させ、またキー
シリンダ用ロッド23を不図示のキーシリンダ装置に連結
させると共に、サービスホール15を蓋体33でふさぐ。こ
の場合、インナーハンドル用ロッド27は蓋体33に設けた
ロッド通し部材34に通して外側に導出させるものとす
る。
次にサブパネル8の外側からドアトリム35をインナーパ
ネル3の係合部36(第2図に示す)に嵌合させてドア本
体1に取り付けたのち、該ドアトリム35の孔部37にイン
ナーハンドル38を前記のインナーハンドル用ロッド27と
連結して装備し、またレギュレータハンドル39を取付け
穴40に通してウインドレギュレータ11に連結させる。
このような構造によれば、サブパネル8をドア本体1に
組み込んだ状態では、ドアロックユニット18がブラケッ
ト16(換言すればサブパネル8)とインナーパネル縦側
片部3aとにサンドイッチ状に挟み込まれて固定されるこ
とになるから、ドア本体1に対するドアロックユニット
18の位置決めが正確に行えると共に、上記サンドイッチ
構造によってドアロックユニット18の支持強度が増大す
る。そのためドア開閉衝撃が繰り返し作用しても車体側
ストライカーに対するドアロックユニット18の位置関係
のズレがなくなり、ドアロック装置の作動耐久性および
信頼性が向上する。また衝突事故の場合、ドアロックユ
ニット18が容易に位置ずれしないから、この衝突時にロ
ックが掛かっていても、衝突後にドアロックユニット18
を作動させて、車内側からのドアロック解除操作による
乗員の脱出を可能にできる。
さらにドアロックユニット18を支持するブラケット16に
は、このドアロックユニット18と、インナーロック用ロ
ッド21、アウターハンドル用ロッド22、キーシリンダ用
ロッド23との連結部を覆うカバー部20a,20bが設けられ
ているから、車外側からアウターパネル2とドアガラス
29との間に通した針金等によって施されるロック解除操
作を不能にでき、盗難防止に役立つことになる。加えて
上記カバー部20a、20bは、ドアロックユニット18を囲む
取付け板部17およびインナーパネル縦側片部3aの存在と
共に、車外から不測にかかった雨水等によるドアロック
ユニット18の水濡れを防ぐ効果をも発揮する。
(考案の効果) 以上の記載によって明らかなように、本考案は、ドア本
体のアウターパネルとインナーパネルとの間に装備する
ドアロックユニットがサブパネルに取り付けられ、かつ
このサブパネルが上記インナーパネルの開口部に組み付
けられているドア構造において、その組み付け状態で、
ドア本体側のインナーパネルと、該ドア本体に組み付け
られるサブパネルとの間にドアロックユニットが挟持さ
れて固定されているから、ドア本体に対する該ドアロッ
クユニットの位置決めが正確に行えると共に、そのサン
ドイッチ構造によってドアロックユニットの支持強度が
増大する。したがってドア開閉衝撃が繰り返し作用して
もドアロックユニットの位置ずれ等がなくなり、正常な
ドアロック機能が確保され、かつドアロック装置の作動
耐久性および信頼性が向上する。また衝突事故の場合衝
突衝撃でドアロックユニットが容易に位置ずれすること
がないから、ドアロックユニットのアンロック機能が維
持されることになり、この衝突時にロックが掛かってい
ても、乗員は衝突後に車内側からドアロック解除操作し
て脱出することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は自動車のドア構
造の分解図、第2図はドアロックユニット取付け部の横
断面図、第3図はドアロックユニット支持部分の拡大斜
視図である。 1……ドア本体、2……アウターパネル、3……インナ
ーパネル、4……開口部、8……サブパネル、16……ブ
ラケット、18……ドアロックユニット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア本体のアウターパネルとインナーパネ
    ルとの間に装備される各種ドア内機能部品がサブパネル
    に取り付けられ、かつこのサブパネルが上記インナーパ
    ネルに設けられた開口部に組み付けられてなる車両のド
    ア構造であって、上記サブパネルに取り付けられる各種
    機能部品のうちのドアロックユニットが、上記サブパネ
    ルの組み付け状態で該サブパネルとインナーパネルとの
    間に挟持された状態で固定されていることを特徴とする
    車両のドア構造。
JP15111689U 1989-12-29 1989-12-29 車両のドア構造 Expired - Fee Related JPH0750260Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15111689U JPH0750260Y2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29 車両のドア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15111689U JPH0750260Y2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29 車両のドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0391214U JPH0391214U (ja) 1991-09-18
JPH0750260Y2 true JPH0750260Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31697430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15111689U Expired - Fee Related JPH0750260Y2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29 車両のドア構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0750260Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0391214U (ja) 1991-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3873565B2 (ja) 自動車用ドア
EP0983890B1 (en) Door locking assembly for a vehicle
JP3873566B2 (ja) 自動車用ドア及び自動車用ドアの組立方法
US8443552B2 (en) Mounting structure of door guard bar
JPS60215984A (ja) 車輌ドアのロツク・ハンドル・モジユール
JP4534662B2 (ja) 車両用ドアハンドル
JP2007161245A (ja) ドア機器モジュール
JPH0750260Y2 (ja) 車両のドア構造
WO2016088222A1 (ja) 車両用アッパドアラッチ装置
JP3855325B2 (ja) 開閉部材のストライカー部位置決め方法及び位置決め装置
CN111231633A (zh) 用于车辆闭合面板的闩锁组件
KR100462484B1 (ko) 자동차용 도어 잠김 방지장치
JPH0521068U (ja) キーシリンダ取付構造
JP3849564B2 (ja) 車両用ロック装置
JPH08142676A (ja) 車両用ドア構造
JP4766259B2 (ja) 車両用ドア
JP3736312B2 (ja) アシストグリップ
JP2001171353A (ja) バックドアロックカバーの取付構造
JPH08156594A (ja) 自動車
KR19990054231A (ko) 자동차의 도어 패드 체결장치
JPH076437U (ja) 自動車用バックドアのロック装置
JPH0335634Y2 (ja)
JPH06257335A (ja) 車両用キーシリンダ取付構造
KR20050099676A (ko) 자동차용 루프랙의 크로스바어셈블리 마운팅구조
KR19980068156U (ko) 자동차용 도어 스트라이커의 조립구조

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees