JP3849564B2 - 車両用ロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としては、例えば、特開2001−138864号に、自動車のバックドアロック装置のラッチ部収納ケースに設けられたフランジとカバーとの相対的位置ずれを防止して、組立体としての取扱いを容易にすることができるとされる構造が開示されている。
【0003】
これは、図5(A)に示しているように、ラッチプレート92他を収納するケース94がカバー95を介してバックドア91の下面に連結されているとともに、ストライカ90と係合可能にする構造において、図5(B)にも示しているようにケース94のフランジ96に形成しておいた穴部96aに対して、カバー95をポンチ100でバーリング加工して変形部95aを形成することにより結合させ、これらの相対的位置ずれを無くして組付け作業性を向上させようとするものである。
【0004】
ところが、この構造はケースがドアより突出しているので、自動車のサイドドアのようにドアのインナーパネルとアウターパネルの間にラッチ部を収めて外観品質を確保する必要がある場合には適用できない。
【0005】
とりわけ、所謂、観音開きタイプのドアのように車体上部のルーフサイドレールと車体下部のサイドシルに設けられた夫々のストライカにドア側のラッチ装置でロックする構造の場合、ルーフサイドレールのストライカと係合するラッチ部はドア上部に設けられる構造となるため、雨水、粉塵、並びに風騒音等が侵入し易い、ラッチ部が見え易く外観品質が低下する、ドア上部のインナーパネルとアウターパネルの間が狭くて位置決めや取付作業性が悪い等の問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上より本発明は、車両用ドアのロック装置において、雨水、粉塵、並びに風騒音等の侵入を防止し、しかも外観品質と取付作業性の向上を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の構成による車両用ロック装置は、車体に設けられたストライカに係合可能に構成され、インナーパネルとアウターパネルからなる車両用ドアのインナーパネルに取付けられるロック装置において、上記インナーパネルには上記ロック装置を取付ける開口部が設けられているとともに、上記ロック装置には上記開口部を覆うカバー体が取付けられ、該カバー体は、上記インナーパネルと上記アウターパネルの間に位置するように構成されていて、上記開口部を覆うフランジ部と、底部と、側壁部とを有しているとともに、該側壁部には上記インナーパネルの上記開口縁部に係合する係止部が設けられているものである。
【0008】
本発明の第1の構成によれば、ロック装置にはインナーパネルの開口部を覆うカバー体が取付けられ、このカバー体はインナーパネルに設けられている開口を覆うように取付けられるため、乗員からはドア内部が見えず外観品質が向上するばかりでなく、雨水、粉塵、並びに風騒音等の侵入を防止することができる。
【0009】
さらに、カバー体の側壁部にはインナーパネルに設けられた開口縁部に係合する係止部が設けられているので、カバー体が取付けられているロック装置をインナーパネルの開口部に取付ける作業時において、容易に位置決めができるとともに、締結作業自体も容易となる。
【0010】
本発明の第2の構成による車両用ロック装置は、上記カバー体の上記底部と上記側壁部とで形成される窪みには上記ロック装置を構成するラッチ部が配設、固定されているとともに、上記フランジ部の上記インナーパネル側の面には圧縮変形可能な弾性部材が設けられているものである。
【0011】
本発明の第の構成によれば、ロック装置はカバー体の底部と側壁部とで形成される窪みに収められると同時に、カバー体と共にインナーパネルとアウターパネルの間に位置するようにされるところから、厚みの小さいドア上部においても容易にロック装置を配置することができる。
【0012】
さらに、カバー体を構成するフランジ部のインナーパネル側の面には圧縮変形可能な弾性部材が設けられているため、ロック装置と共にカバー体がインナーパネルの開口に収められて締結固定された際には、圧縮変形可能な弾性部材がカバー体とインナーパネルとの間で隙間無く接することとなるため、雨水、粉塵、並びに風騒音等の侵入を防止する効果を、より一層奏することができる。
【0013】
本発明の第の構成による車両用ロック装置は、車体はルーフサイドレールとサイドシルを結ぶセンターピラーの無い構造とされているとともに、車両用ドアは観音開き式ドアであり、観音開き式ドアの上部にロック装置が設けられているものである。
【0014】
本発明の第の構成によれば、ルーフサイドレールとサイドシルを結ぶセンターピラーの無い車体構造に対して、観音開き式ドアの上部にロック装置が設けられているため、下部にのみロック装置が設けられるものよりも雨水や粉塵、並びに風騒音等の侵入を防止し易い構造にできる。また、ロック装置の取付け高さが作業性の良いものとすることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、車両用ドアのロック装置において、雨水や風騒音等の侵入を防止し、しかも外観品質と取付作業性の向上をすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて用いて説明する。まず、本実施形態における車両の全体図を表す図1において、車両Vは左右対称に夫々、フロントドア1とリヤドア2を有しており、その開閉は、所謂、観音開きタイプのものとされている。即ち、フロントドア1はフロントピラー3の下方部に設けられているヒンジ(図示無し)を支持中心点としてフロントドア後部が矢印(A)の如く回動開閉され、一方、リヤドア2はリヤピラー(図示無し)の下方部に設けられているヒンジ(図示無し)を支持中心点としてリヤドア前部が矢印(B)の如く回動開閉されるようになっている。
【0017】
また、本実施の形態においては、センターピラーの無いボデー構造を採用することによって乗員の乗降性や、荷物の出し入れ等の容易性が増すものとされており、そのため、ドアロックはドアの上部と下部とで行われる。具体的には、フロントドア1の後方上部にラッチ機構を有するロック装置6が設けられ、このロック装置6は車体側ルーフサイドレール4に設けられたストライカ8と係合するようにされている。
【0018】
フロントドア1の下部のロック機構は、車体側のサイドシル5に設けられたストライカ9と係合するロック装置(図示無し)がフロントドア1の後方下部に設けられている。
【0019】
一方、リヤドア2の上部ロック機構では、その前方上部にラッチ機構を有するロック装置7が設けられ、このロック装置7は車体側ルーフサイドレール4に設けられたストライカ10と係合するようにされている。さらに、リヤドア2の下部ロック機構では、その前方下部にロック装置29(図2参照)が車体側のサイドシル5に設けられたストライカ11と係合されるようになっている。
【0020】
次に、このリヤドア2におけるロック装置について、ロック装置の配置を示す図2とロック装置の詳細を示す図3を用いて説明する。なお、図2はトリムを組付ける前の状態であって、(A)はリヤドア2の前方側面図、(B)はリヤドア2の車室内側からの正面図である。
【0021】
図2(A)と(B)から分かるように、本発明に係るロック装置7は、リヤドア2の前方上部において、インナーパネル20に設けられた開口23に収められることによりインナーパネル20とアウターパネル21の間に固定、配置されている。そしてロック装置7の下方部からワイヤ26が下方へ延びて、その下端はリヤドア2の中央高さ付近に設けられたロック解除装置27の上部に接続されている。なお、ロック解除装置27はインナーパネル20に形成された開口24に収められて、インナーパネル20とアウターパネル21の間に固定、配置されている。
【0022】
ロック解除装置27の下部からは別のワイヤ28が下方に延びており、その下端はリヤドア2の下部においてインナーパネル20とアウターパネル21の間に固定、配置されているロック装置29の上部に接続されている。また、ロック装置29が固定されている位置において、インナーパネル20には開口25が形成されている。これは、リヤドア2が閉められた時、図1で示したサイドシル5に設けられたストライカ11が開口25に入って、ロック装置29のラッチ部材(図示無し)と係合できるようにするためのものである。
【0023】
なお、ロック解除装置27を乗員が操作するとワイヤ26、28夫々がロック解除装置27方向に引き戻され、リヤドア2の上部に設けられたロック装置7と下部に設けられたロック装置29のラッチを開いて、これらに係合している夫々のストライカ10、11を開放するようになっている(図1参照)。
【0024】
次に、ロック装置7について図3を用いて詳細に説明する。なお、図3の(A)は車室内側からの正面図、(B)は後方側からの側面図である。図3(A)と(B)から分かるように、ロック装置7はラッチ機構部42と、ラッチ機構部42を収めるカバー40と、カバー40よりも車室内側にあってラッチ機構部42と連結されているプレート部材44とから構成されている。
【0025】
このうち、カバー40は、例えばプラスチック成形部材であり、フランジ部40aと、底面部40b、並びに側壁部40cを有し、底面部40bと側壁部40cとで形成される窪みにはラッチ機構部42が収められるようになっているとともに、そのラッチ機構部42はビス51により側壁部40cに固定されている。カバー40のフランジ40aは、インナーパネル20に設けられた開口23の上部を覆うようにインナーパネル20の車室内側の面と接触して規制されることによりラッチ機構部42のドア厚み方向への位置決めができるようになっている。また、カバー40の底面部40bは、インナーパネル20に形成された開口23と略同形状で、且つやや小さく成形され、開口23に収められている。
【0026】
また、フランジ40aの裏面には発泡ウレタン樹脂40fが接着されている。この発泡ウレタン樹脂40fは、インナーパネル20とロック装置7とが締結、固定された際、インナーパネル20とフランジ40aとの間で圧縮された状態となる。その結果、インナーパネル20とフランジ40aとの隙間が無くなり、雨水、粉塵、風騒音等がその隙間を通ってドア内部、つまりインナーパネル20とアウターパネル21の間に侵入するのを防止する効果を有している。
【0027】
インナーパネル20とロック装置7の固定は、ラッチ機構部42に連結されているプレート部材44のボルト孔48の2個所と、ラッチ機構部42の下方から突出した固定部49のボルト孔50を利用してポルトナットで締結されるようになっている。
【0028】
さて、先に説明したように、ロック装置7は安全性に係る部材であると同時に、開閉時の衝撃を受ける回数も多いため、耐久性が要求される部品であり、このため、板厚の厚い鋼材で作られて重いものとなっている。一方、これをドアに組付けるには位置決めが正確であるばかりでなく、組付け作業性を現状と同等以上にする必要がある。そこで、本発明はロック装置7のインナーパネル20への位置決め手段として図3(B)のN部にある係止部45をカバー40の側壁部40cに設けている。
【0029】
そのN部の詳細を示す図である図4を用いて係止部について説明する。カバー40の側壁40cには切り欠き40dが形成され、この切り欠き40dの幅よりもやや短い幅を有するツメ部(係止部)45が側壁40cの外側に向かって傾斜するように設けられている。このツメ部45が係止される側の部材はインナーパネル20であり、即ち、インナーパネル20の開口23を形成する屈曲壁(開口縁部)20aに設けられたツメ係止穴20bにツメ部45が係止される。この係止部により、作業者はロック装置7をインナーパネル20に容易、且つ正確な位置に仮止めでき、この後の締結作業も容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の車両全体図
【図2】本実施形態におけるドアロック装置の配置図
【図3】本実施形態におけるドアロック装置の詳細図
【図4】図3におけるN部の詳細図
【図5】従来例を示す図
【符号の説明】
1…フロントドア
2…リヤドア
4…ルーフサイドレール
5…サイドシル
7…ロック装置
10、11…ストライカ
20…インナーパネル
21…アウターパネル
23…開口
40…カバー
40a…フランジ
40b…底部
40c…側壁部
45…ツメ部(係止部)

Claims (3)

  1. 車体に設けられたストライカに係合可能に構成され、インナーパネルとアウターパネルからなる車両用ドアのインナーパネルに取付けられるロック装置において、
    上記インナーパネルには上記ロック装置を取付ける開口部が設けられているとともに、上記ロック装置には上記開口部を覆うカバー体が取付けられ、該カバー体は、上記インナーパネルと上記アウターパネルの間に位置するように構成されていて、上記開口部を覆うフランジ部と、底部と、側壁部とを有しているとともに、該側壁部には上記インナーパネルの上記開口縁部に係合する係止部が設けられている車両用ロック装置。
  2. 上記カバー体の上記底部と上記側壁部とで形成される窪みには上記ロック装置を構成するラッチ部が配設、固定されているとともに、上記フランジ部の上記インナーパネル側の面には圧縮変形可能な弾性部材が設けられている請求項1記載の車両用ロック装置。
  3. 上記車体はルーフサイドレールとサイドシルを結ぶセンターピラーの無い構造とされているとともに、上記車両用ドアは観音開き式ドアであり、該観音開き式ドアの上部に上記ロック装置が設けられている請求項1又は2記載の車両用ロック装置。
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