JP3745110B2 - ドロップインコンロ及びこれに用いる庇状ガード - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システムキッチンのカウンタートップに開設された装着口に落とし込み状態に装着されるドロップインコンロ及びこれに適用される傷防止用の庇状ガードに関するもので、前記ドロップインコンロを構成するコンロケースの上端開放部を被蓋する天板の外周フランジに傷が付くのを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】
システムキッチンのカウンタートップに装着されるドロップインコンロとして例えば図8に示すようなものがあり、このものでは図9の態様でカウンタートップに装着される。
システムキッチンのカウンタートップ(11)に開設された装着口(12)には、ガスバーナ(14)(14)(14)を収容するコンロケース(16)が落とし込まれていると共に、その上端外周に張り出した係合フランジ(17)は前記装着口(12)の口縁(11a) に係合している。
【0003】
上記コンロケース(16)は矩形箱状に形成されていると共に、該コンロケース(16)の上端開放部は皿状の天板(21)で被蓋されており、該天板(21)の表面は鍋(35)からの煮こぼれがこびりつくのを防止する為に、撥水性を有するポリ−テトラ−フルオロ−エチレンの被膜で覆われている。
又、上記天板(21)内には矩形枠状の五徳枠(32)とその上縁からガスバーナ(14)(14)に向けて突出する爪(33)(33)とから成る五徳(31)が収容されている。上記爪(33)(33)の頂部は天板(21)の外周フランジ(23)の上面とほぼ等しい高さに設定されており、これにより、爪(33)(33)の頂部とカウンタートップ(11)の上面との高低差が小さくなるようにしている。
【0004】
このものでは、上記のようにカウンタートップ(11)の上面と爪(33)の頂面の高低差が小さいから、五徳(31)とカウンタートップ(11)の相互間で鍋(35)をスライドさせるように移動させることができる。従って、重い鍋(35)を持ち上げて移動させる必要がなく、調理作業時の労力軽減が図れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、五徳(31)の外周に天板(21)の外周フランジ(23)が露出しているから、五徳(31)とカウンタートップ(11)の相互間で鍋(35)をスライドさせるときには、該鍋(35)の鍋底で上記天板(21)の外周フランジ(23)が擦られて摺擦傷が付く心配がある。特に、上記従来のものでは天板(21)の表面には上記のように撥水性を有するポリ−テトラ−フルオロ−エチレンの被膜が形成されており、しかも該ポリ−テトラ−フルオロ−エチレンは硬度が高くないから、一層上記摺擦傷が付き易い。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、カウンタートップ(11)と五徳(31)の相互間で鍋(35)をスライド移動させる際に、鍋底が上記天板(21)の外周フランジ(23)に接触しないようにして該外周フランジ(23)に摺擦傷が付く不都合を防止することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に採用した請求項1の発明の技術的手段は、
『システムキッチンのカウンタートップ(11)に落とし込み状態に装着される上端開放のコンロケース(16)と、
前記コンロケース(16)の前記上端開放部を被蓋し前記カウンタートップ(11)の上方に位置する外周フランジ(23)を具備する天板(21)と、
前記外周フランジ(23)の内側で前記天板(21) 上に位置する発熱部側に延びる複数の爪(33)(33)を有する五徳(31)とを備えたドロップインコンロであって、
前記外周フランジ(23)よりも内側で基端部が固定され且つ隣り合う前記爪(33)(33)の相互間から前記外周フランジ(23)の上方に延びる上下に扁平な庇状ガード(41)を設けた』ことである。
【0008】
上記技術的手段によれば、天板(21)の外周フランジ(23)の上方には庇状ガード(41)が延びているから、爪(33)(33)とカウンタートップ(11)の間で鍋(35)をスライドさせる際には該鍋(35)が庇状ガード(41)上を滑って移動する。従って、上記庇状ガード(41)の下方に位置する天板(21)の外周フランジ(23)に鍋底が接触することがない。
【0009】
請求項2の発明のように、『前記天板(21)の表面はポリ−テトラ−フルオロ−エチレンの被膜で覆われている』場合では、表面が傷付き易いポリ−テトラ−フルオロ−エチレンで覆われている上記外周フランジ(23)が、前記庇状ガード(41)で保護され、摺擦傷を防止することが特に有意義なものとなる。
請求項3の発明のように、『前記庇状ガード(41)のうち前記外周フランジ(23)の上方に位置する部分は無孔板で形成されている』ものとすることができる。このものでは、大きな鍋(35)を加熱する場合に、その鍋底に沿って外周側に流れる燃焼排気が前記無孔板の部分の上方を流れる。従って、該無孔板部分の下方に位置する天板(21)の外周フランジ(23)に前記燃焼排気が接触することがない。
【0010】
請求項4の発明のように、『前記庇状ガード(41)のうち前記外周フランジ(23)の上方に位置する部分には上下に貫通する複数の貫通部(S) が形成されている』ものとした場合には、表面に塗装等の美的処理が施されている天板(21)の外周フランジ(23)を上記貫通部(S) 越しに上方から透視できる。
請求項5の発明のように、『前記庇状ガード(41)は、前記爪(33)(33)を取付ける為の五徳枠(32)に取付けられている』ものとすることもできるが、請求項6の発明のように、『前記庇状ガード(41)は、天板(21)に取付けられている』ものとすることもできる。
【0011】
請求項1〜請求項6の発明に適用される庇状ガード(41)としては、五徳(31)や天板(21)と一体的に形成されているものを採用することができるが、該庇状ガード(41)を前記五徳(31)等とは別体の独立部品とすることもできる。
庇状ガード(41)を独立部品とする場合には、請求項7の発明のように、『コンロケース(16)の上端開放部を被蓋する天板(21)の外周フランジ(23)より内側部分で固定部に取付けられ、且つ前記天板(21)上に位置する五徳(31)用の爪(33)(33)の相互間から前記外周フランジ(23)の上方に延びる上下に扁平な』構成のものを採用することができる。前記固定部とは、例えばコンロケース(16)の上端開放部を被蓋する天板(21)又は該天板(21)に載置された五徳(31)等を意味する。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜請求項7の発明によれば、五徳(31)とカウンタートップ(11)の間で鍋(35)をスライドさせるように移動させてもその鍋底が天板(21)の外周フランジ(23)に接触しないから、天板(21)の外周フランジ(23)に摺擦傷がつく心配がない。
【0013】
請求項3の発明によれば、庇状ガード(41)のうち天板(12)の外周フランジ(23)の上方に位置する部分が無孔板で形成されているから、該部分で燃焼排気が遮熱されてこれが下方の外周フランジ(23)に接触しない。よって、該外周フランジ(23)の過熱が抑えられる。
請求項4の発明では、表面に塗装等の美的処理が施されている天板(21)の外周フランジ(23)を上方から貫通部(S) 越しに透視することができるから、外周フランジ(23)部分の美観が損われにくい。又、貫通部(S) が形成されている分だけ庇状ガード(41)が軽量化できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、上記発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
*全体構成*
図1,図2に示すように、本実施の形態に係るドロップインコンロは、下部に焼き物グリル(20)を具備するコンロ本体(10)と、該コンロ本体(10)の上端開放部を被蓋する天板(21)と、更に、該天板(21)に載置される五徳(31)を具備している。
【0015】
以下、各部の詳細を説明する。
*コンロ本体(10)について*
コンロ本体(10)を構成するコンロケース(16)は上方開放の矩形箱状に形成されていると共に、該コンロケース(16)内の下部にはコンロ前方に引き出し自在な焼き物トレー(29)を具備する焼き物グリル(20)が設けられている。
【0016】
上記焼き物グリル(20)の上方には、支持脚(25)(25)で支持された三個のガスバーナ(14)(14)(14)が三角形の各頂点となる位置に配設されている。
又、コンロ本体(10)はカウンタートップ(11)の装着口(12)に嵌り込むように、コンロケース(16)の上端外周の係合フランジ(17)で前記装着口(12)の口縁(11a) に吊持される。
【0017】
*天板(21)について*
コンロケース(16)の上端開放部を被蓋する天板(21)は、金属板を皿状に絞って加工したもので、底板(26)と、その周縁から起立する外周起立壁(27)と、更に該外周起立壁(27)の上端から張り出した外周フランジ(23)を有しており、ドロップインコロをカウンタートップ(11)に装着したときには、前記外周フランジ(23)がコンロ本体(10)の係合フランジ(17)を覆うと共にカウンタートップ(11)上に載置されるように該カウンタートップ(11)の上方まで延びている。
【0018】
上記底板(26)には、既述三個のガスバーナ(14)(14)(14)のバーナヘッド(15)(15)(15)に間隙を存して外嵌するバーナ挿通孔(18)(18)(18)が開設されており、各バーナ挿通孔(18)(18)(18)の周縁はその中心に向けて徐々に高くなるように曲げられて底板(26)より若干高くなっている。これにより、天板(21)の底板(26)に流下する調理時の煮こぼれがバーナ挿通孔(18)(18)(18)から下方に漏れるのが防止されている。
【0019】
又、底板(26)の外周から屈曲起立する外周起立壁(27)の上下方向の中程には、五徳載置用段部(51)が周設されている。
このように構成された天板(21)の上面全体(五徳(31)側の面及びこれに繋がるフランジ(23)の上面)は、煮こぼれ等の汚れがこびりつくのを防止して清掃を容易ならしめる為にポリ−テトラ−フルオロ−エチレンの被膜で覆われている。
【0020】
*五徳(31)について*
上記天板(21)に載置収容される五徳(31)は、図1に示すように前五徳(31a) と後五徳(31b) に分割されており、前・後五徳(31a) (31b) は、夫々長方形の五徳枠(32)とこの上辺からガスバーナ(14)のバーナヘッド(15)側に延びる爪(33)(33)から構成されている。そして、前・後五徳(31a) (31b) の五徳枠(32)(32)は、上記底板(26)の外周起立壁(27)に周設された五徳載置用段部(51)に載置されるようになっており、これにより、これら前・後五徳(31a) (31b) は天板の外周起立壁(27)内に載置収容される。
【0021】
前五徳(31a) は、バーナヘッド(15)に対してコンロ横方向から対向し且つ五徳枠(32)の横辺(32a) (コンロ前後方向に延びる辺)から外方へ延びる無孔板状の庇状ガード(41)と、該庇状ガード(41)のコンロ前後方向の両脇部分に配設され且つ前記横辺(32a) からバーナヘッド(15)側に延びる爪(33)(33)とを具備している。上記庇状ガード(41)の基端部から屈曲垂下する取付脚(43)は、上記五徳枠(32)に一体化されていると共に、該庇状ガード(41)は、天板(21)の外周フランジ(23)に対して所定の間隙(53)を存して上方から対向すると共に、上記外周フランジ(23)の外端まで延びている。又、庇状ガード(41)の上面は爪(33)(33)の上辺より若干低くなっており、上記爪(33)(33)上に大きな鍋を載置した場合でも鍋底と庇状ガード(41)との間に高低差ができるようにして該高低差の部分から燃焼排気が外部に排出されるようになっている。
【0022】
又、後五徳(31b) の五徳枠(32)にも庇状ガード(41)が連設されていると共に、該庇状ガード(41)は後ろ側のガスバーナ(14)(小能力バーナ)に対してコンロ横方向から対向する部分に位置している。該庇状ガード(41)のコンロ前後方向の両脇部分には五徳枠(32)から延びる爪(33)(33)が設けられていると共に、該庇状ガード(41)の基端部から屈曲垂下する取付脚(43)は、上記と同様に後五徳(31b) の五徳枠(32)に一体化されている。
【0023】
*コンロ組みつけ作業*
次に、上記各部品からなるドロップインコンロをシステムキッチンのカウンタートップ(11)に組みつける作業について説明する。
先ず、カウンタートップ(11)に開設された装着口(12)にコンロ本体(10)を上方から挿入すると共に、該コンロ本体(10)を構成するコンロケース(16)の上端外周に張り出した係合フランジ(17)を上記装着口(12)の口縁(11a) に係合させる。
【0024】
次に、コンロケース(16)の上端開放部を天板(21)で被蓋する。即ち、該天板(21)の底板(26)に開設されたバーナ挿通孔(18)(18)(18)をガスバーナ(14)(14)(14)のバーナヘッド(15)(15)(15)に外嵌すると共に、上記天板(21)の外周フランジ(23)をカウンタートップ(11)の装着口(12)の口縁(11a) に載置させる。すると、コンロケース(16)の上端開放部が天板(21)で覆われた状態になる。
【0025】
次に、天板(21)の外周起立壁(27)の中程に形成された五徳載置用段部(51)に前・後五徳(31a) (31b) の五徳枠(32)(32)を載置すると、図2に示すように、五徳枠(32)(32)に連設された庇状ガード(41)の覆い部(45)が、天板(21)の外周フランジ(23)に対して間隙(56)を存して上方から対向した状態になり、これにより、本実施の形態に係るドロップインコンロがシステムキッチンのカウンタートップ(11)に装着された状態になる。
【0026】
*使用の実際について*
図2のようにカウンタートップ(11)に装着されたドロップインコンロの前五徳(31a) に鍋(35)を載置してこれをカウンタートップ(11)上にスライドさせると、該鍋(35)は庇状ガード(41)上を滑ってカウンタートップ(11)上に移動する。従って、天板(21)の外周フランジ(23)が上記鍋(35)の鍋底に接触することがなく、該外周フランジ(23)に摺擦傷が付く心配がない。
【0027】
又、ガスバーナ(14)の発熱部たる炎孔部(19)で生じる燃焼排気が鍋(35)の鍋底に沿って外周側に移動しても、該燃焼排気が無孔板で形成された庇状ガード(41)で遮断されて外周フランジ(23)に接触しないから、該外周フランジ(23)の過熱を抑えることができる。
尚、金属製帯板を矩形枠状に曲成して五徳枠(32)を形成し、これに庇状ガード(41)を溶接等で一体化しても良いが、図3に示すように、一枚の金属板をプレス抜き及び絞り加工することにより庇状ガード(41)が一体化された五徳枠(32)を造り、その頂面に爪(33)(33)を溶接等で固定する構造のものも採用できる。
[第2の実施の形態について]
次に、第2の実施の形態を図4,図5に基づいて説明する。
【0028】
このものでは、独立部品として構成された庇状ガード(41)を五徳(31)の五徳枠(32)に上方から外嵌装着してこれに取付けられるようにしたもので、この点を除いて第1の実施の形態と同様に構成されている。
上記庇状ガード(41)の一端には、下方に開放する差込溝(47)を具備する取付脚(43)が連設されている。上記差込溝(47)は前記取付脚(43)の長手方向全域に亘って形成されていると共に、該差込溝(47)の溝幅は五徳枠(32)の板厚に一致している。
【0029】
このものでは、五徳(31)の五徳枠(32)に上記差込溝(47)を上方から外嵌させると、図5に示すように、庇状ガード(41)が取付脚(43)を介して五徳枠(32)に取付けられるられると共に、該庇状ガード(41)は天板(21)の外周フランジ(23)に対して上方から臨んだ状態になる。従って、このものでも、五徳(31)とカウンタートップ(11)間で鍋(35)をスライドさせる場合でも、外周フランジ(23)が庇状ガード(41)で保護されて該外周フランジ(23)に鍋底が接触することがない。よって、該外周フランジ(23)に摺擦傷が付く不都合がない。このものでは、既存の五徳(31)の五徳枠(32)に上記差込溝(47)を外嵌させるだけで庇状ガード(41)を五徳(31)に装着できるから、庇状ガード(41)を装着する為の特別な構造を有する五徳(31)を造る必要がない。
[第3の実施の形態について]
次に、第3の実施の形態を図6,図7に基づいて説明する。
【0030】
このものでは、独立部品として構成された庇状ガード(41)には貫通部(S) (S) が形成されている。
金属棒を曲成した外周枠(61)は、下部両端の水平部(63)(63)とこれらに続く鉛直部(64)(64)及び上側水平部(65)(65)更に該上側水平部(65)(65)を繋ぐ連結部(66)から構成されている。そして、上記上側水平部(65)(65)は、上記連結部(66)と平行な桟(67)(67)で連結されている。このものでは、上側水平部(65)(65)と桟(67)(67)及び連結部(66)の集合体が庇状ガード(41)となり、連結部(66)と桟(67)の間、及び、桟(67)(67)(67)の相互間が上下に貫通する貫通部(S) (S) となっている。又、上記水平部(63)(63)とこれから鉛直部(64)(64)の張出部(62)(62)に繋がる部分が取付脚(43)となっている。
【0031】
一方、図7に示すように、天板(21)の外周起立壁(27)に形成された五徳載置用段部(51)には、上記外周枠(61)を構成する金属棒と同一径を有する差込孔(53)(53)が開設されていると共に、これら差込孔(53)(53)の間隔は上記外周枠(61)の水平部(63)(63)の間隔に一致している。
このものでは、天板(21)の五徳載置用段部(51)に開設されている差込孔(53)(53)に、外周枠(61)の水平部(63)(63)を上方から挿入すると、外周枠(61)の鉛直部(64)(64)の基端部近傍に形成された張出部(62)(62)が上記差込孔(53)(53)の周縁に上方から当接すると共に水平部(63)(63)が五徳載置用段部(51)の下面に当接し、これにより、図7の如く庇状ガード(41)が天板(21)に取付けられる。
【0032】
この状態では庇状ガード(41)は、天板(21)の外周フランジ(23)に対して上方から対向する。従って、該外周フランジ(23)が庇状ガード(41)で保護された状態になり、既述第1,第2の実施の形態と同様、鍋(35)をスライドさせた際に外周フランジ(23)が摺擦傷つく心配がない。
又、このものでは庇状ガード(41)の上面は五徳の爪(33)(33)の上辺と同一高さに成っている。庇状ガード(41)には上記貫通部(S) (S) が形成されているから、載置した大きな鍋の鍋底外周が庇状ガード(41)の基端部まで延びても、上記貫通部(S) (S) を介して燃焼排気が外部に排出されるからである。
【0033】
この実施の形態では、塗装等の美的処理が施された天板(21)の外周フランジ(23)が、庇状ガード(41)を構成する桟(67)(67)の相互間の貫通部(S) (S) 越しに透視できるから、意匠感が損なわれない。
尚、差込孔(53)(53)を五徳枠(32)に設けて、これに庇状ガード(41)を構成する外周枠(63)の水平部(63)(63)を差し込んで係止してもよい。
[その他]
尚、図1〜図5に示す実施の形態では庇状ガード(41)が無孔板で形成されているが、該庇状ガード(41)を図6に示す庇状ガード(41)のような網状の構造にすることも可能である。この場合、第3の実施の形態で説明したように、庇状ガード(41)の上面と五徳の爪(33)(33)の上片とを同一高さにする。
【0034】
これとは逆に、図6,図7に示すの実施の形態(庇状ガード(41)を天板(21)に取付ける形式のもの)に係る庇状ガード(41)は網状に形成されているが、該庇状ガード(41)を図4に示すような無孔板とすることも可能である。この場合、第1の実施の形態で説明したように、庇状ガード(41)の上面を五徳の爪(33)(33)の上辺より若干低くするのが望ましい。
【0035】
又、ガスバーナ(14)に代えて電気ヒータを採用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るドロップインコンロの外観斜視図
【図2】第1の実施の形態に係るドロップインコンロの要部断面図
【図3】五徳(31)の変形例の部分断面斜視図
【図4】第2の実施の形態に係るドロップインコンロの要部の分解斜視図
【図5】第2の実施の形態に係るドロップインコンロの要部の断面図
【図6】第3の実施の形態に使用される庇状ガード(41)の斜視図
【図7】第3の実施の形態に係るドロップインコンロの部分断面図
【図8】従来例の説明図
【図9】従来例の説明図
【符号の説明】
(11)・・・カウンタートップ
(16)・・・コンロケース
(21)・・・天板
(23)・・・外周フランジ
(31)・・・五徳
(33)・・・積め
(41)・・・庇状ガード

Claims (7)

  1. システムキッチンのカウンタートップ(11)に落とし込み状態に装着される上端開放のコンロケース(16)と、
    前記コンロケース(16)の前記上端開放部を被蓋し前記カウンタートップ(11)の上方に位置する外周フランジ(23)を具備する天板(21)と、
    前記外周フランジ(23)の内側で前記天板(21) 上に位置する発熱部側に延びる複数の爪(33)(33)を有する五徳(31)とを備えたドロップインコンロであって、
    前記外周フランジ(23)よりも内側で基端部が固定され且つ隣り合う前記爪(33)(33)の相互間から前記外周フランジ(23)の上方に延びる上下に扁平な庇状ガード(41)を設けたドロップインコンロ。
  2. 前記天板(21)の表面はポリ−テトラ−フルオロ−エチレンの被膜で覆われている請求項1のドロップインコンロ。
  3. 前記庇状ガード(41)のうち前記外周フランジ(23)の上方に位置する部分は無孔板で形成されている請求項1又は請求項2のドロップインコンロ。
  4. 前記庇状ガード(41)のうち前記外周フランジ(23)の上方に位置する部分には上下に貫通する複数の貫通部(S) が形成されている請求項1又は請求項2のドロップインコンロ。
  5. 前記庇状ガード(41)は、前記爪(33)(33)を取付ける為の五徳枠(32)に取付けられている請求項1から請求項4の何れかのドロップインコンロ。
  6. 前記庇状ガード(41)は、前記天板(21)に取付けられている請求項1から請求項4の何れかのドロップインコンロ。
  7. コンロケース(16)の上端開放部を被蓋する天板(21)の外周フランジ(23)より内側部分で固定部に取付けられ、且つ前記天板(21)上に位置する五徳(31)用の爪(33)(33)の相互間から前記外周フランジ(23)の上方に延びる上下に扁平な庇状ガード。
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