JP2002221325A - ガスコンロ - Google Patents

ガスコンロ

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JP2002221325A
JP2002221325A JP2001017570A JP2001017570A JP2002221325A JP 2002221325 A JP2002221325 A JP 2002221325A JP 2001017570 A JP2001017570 A JP 2001017570A JP 2001017570 A JP2001017570 A JP 2001017570A JP 2002221325 A JP2002221325 A JP 2002221325A
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top plate
gas
gas stove
opening
gas burner
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Application number
JP2001017570A
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English (en)
Inventor
Masayuki Kamite
正行 上手
Junji Rikuno
純司 陸野
Takako Hanada
貴子 花田
Mitsuo Hori
光生 堀
Nariyasu Murata
成康 村田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 五徳とコンロ上面との段差を抑え、かつ掃除
等の手入れがしやすいガスコンロを提供すること。 【解決手段】 ガスバーナ部分で開口する天板を備えた
ガスコンロにおいて、天板の少なくとも五徳の周囲に突
起部または凹部を設け、調理容器を支持する五徳の支持
部と天板上面とがほぼ面一になるようにした。突起部ま
たは凹部により、排気・放熱を確実に行えるとともに、
天板上面が面一となり、調理時や清掃時の作業性が向上
し、かつ外観意匠性にすぐれたガスコンロとした。ま
た、このようなガスコンロを調理台の天板と一体成形す
ることにより継ぎ目のない面一な調理台とすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバーナと、そ
の周囲に設けられた五徳と、ガスバーナを開口させる開
口部を有する天板とを備えた、調理等に用いられるガス
コンロに関する。
【0002】
【背景の技術】調理に用いるガスコンロは、上方に鍋等
を置くための五徳が設けられている。この五徳によっ
て、鍋等を火との距離を保ちながら安定して置くことが
できるだけでなく、ガスバーナと鍋底との間に隙間を設
けることにより、火の燃焼熱を放出する役割も果たして
いる。従来のガスコンロでは、五徳がコンロの天板上面
から突出して設けられていた。しかし、五徳とガスコン
ロの天板上面との段差により、鍋やフライパンを五徳の
上方より脇にずらすと、鍋等が傾いてその中身がこぼれ
るので、一度、鍋等を持ち上げた後、五徳の脇に置く必
要があった。また、前記段差により、五徳の周囲には物
を置き難く、この結果、天板上において、物を置くスペ
ースが狭められていた。このような課題に関し、特開平
10−300092号公報に記載の技術では、複数のガ
スバーナの周囲上方を覆うバーナー天板があり、このバ
ーナー天板に五徳爪を設けている。さらに、カウンター
の上面と前記五徳爪の上面の高さの差を抑え、鍋等の積
載スペースが広く、かつ、鍋の移動が楽になり、上述の
課題に対処している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術には次のような課題があった。第1に、ガスバーナ周
辺は、調理時に油が飛散したり、煮汁がこぼれたりして
汚れやすい場所であるが、特開平10−300092号
公報に記載の技術では、ガスバーナの周辺部分を掃除す
るには、大きいバーナー天板を取り外す必要があり、手
入れの手間が解消されない。第2に、特開平10−30
0092号公報に記載の技術では、五徳爪がバーナー天
板と一体に設けてあるため、五徳爪の下に物が落ちた場
合や、掃除をするには、前記バーナー天板を外さなけれ
ばならない。しかし、ガスバーナの1カ所で調理を行っ
ていると、鍋等が置かれている上に、五徳爪が熱くなっ
ているため、バーナー天板とを取り外すことができな
い。また、汁受け部に煮汁等がこぼれた場合も、加熱時
はふき取ることができず、ガスバーナの熱で煮汁等が焦
げ付いてしまうことがあり、掃除に手間がかかる。さら
に、五徳爪には油や煮汁が付着しやすいだけでなく、ガ
スバーナによって加熱されるので、焦げ付きやすく、手
入れをこまめに行う必要があるが、五徳爪を備えたバー
ナー天板は大きいので、手入れに手間がかかる。本発明
は上記課題を鑑みてなされるものであり、五徳とコンロ
上面との段差を抑え、かつ掃除等の手入れがしやすいガ
スコンロを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題に対し、請求項
1の発明は、例えば図1〜3に示すように、ガスバーナ
2と、その周囲に設けられた五徳3と、ガスバーナ2を
開口させる開口部5を有する天板4とを備えたガスコン
ロ1において、前記天板4の上面には、突起部6…が少
なくとも前記五徳3の周囲に配置されており、前記突起
部6…は、前記五徳3の、調理容器(例えば、鍋20,
フライパン21等)を支持する支持部3aとほぼ面一に
なっていることを特徴としている。
【0005】請求項1の発明によれば、前記天板4の上
面には、突起部6…が少なくとも前記五徳3の周囲に配
置され、前記突起部6は、前記五徳3の支持部3aとほ
ぼ面一になっているので、前記五徳3と天板4の上面と
の間の段差を是正することができる。これにより、五徳
3上面とその脇の天板4との間で鍋20等の調理容器を
移動させる時に、容易に横に移動させることができる。
また、前記突起部6…は前記五徳3の周囲に設けられて
いるので、底面積の大きな調理容器を用いて、前記開口
部5の上方が覆われる場合でも、突起部6により、調理
容器底部と天板4との間に、隙間ができ、排気や放熱を
確実に行うことができる。また、前記天板4のうち、比
較的汚れやすいガスバーナ2周辺部分を、五徳3を取り
外すことなく容易に拭くことができる。したがって、例
えば、調理中に調理容器からガスバーナ周辺に煮汁や油
等が飛散した場合でも、すぐに拭き取ることができる。
【0006】請求項2の発明は、例えば、図3および図
6に示すように、請求項1記載のガスコンロ1におい
て、前記開口部5には汁受部11が設けられ、前記汁受
部11の底部11aから五徳3の支持部3a上面までの
高さHは、前記汁受部11の高さSと突起部6…の高さ
Tとの和に相当することを特徴としている。
【0007】請求項2の発明によれば、前記汁受部11
の底部11aから五徳3の支持部3a上面までの高さH
は、前記開口部5に設けられた汁受部11の高さSと、
突起部6…の高さTとの和に相当するので、汁受部11
の高さSの調整により、突起部6…の高さTが変化す
る。したがって、突起部6…の高さTは、前記汁受部1
1の高さSを除いた高さであればよいこととなり、比較
的低い高さの突起部6…とすることができる。これによ
り、例えば、ステンレス製や人工大理石製の天板4のプ
レス加工によって該天板4に突起部6…を設ける場合、
突起部6…の高さTが高いと、加工に手間がかかるが、
突起部6…の高さTを低く抑えることにより、該突起部
6…の成形作業が容易となる。
【0008】請求項3の発明は、例えば、図2または図
4に示すように、請求項1または2記載のガスコンロ1
において、前記突起部6,61は、前記天板4の全面に
所定間隔で配置されることを特徴としている。
【0009】請求項3の発明によれば、前記突起部6,
61は前記天板4の全面に所定間隔で配置されているの
で、前記五徳3の支持部3aと、突起部6,61とによ
り、天板上部全面が面一となり、天板4上面に調理容器
等の道具を載置できる面積を広く取ることができる。
【0010】請求項4の発明は、例えば、図1および図
2に示すように、請求項1〜3のいずれか記載のガスコ
ンロ1において、前記突起部6…は、帯状に形成されて
いることを特徴としている。
【0011】請求項4の発明によれば、前記突起部6…
は、帯状に形成されているので、天板4の上面の凹凸が
単純な構成となり、天板4の掃除が行いやすい。さら
に、例えば、天板4の上面に煮汁等の液体がこぼれた場
合でも、該帯状の突起部6…により液体の流出をせき止
めることができる。また、前記天板4が突起部6…を一
体にして設けている場合、前記突起部6…が帯状の形状
であれば、例えば、プレス加工等による突起部6…の加
工が容易に行える。
【0012】請求項5の発明は、例えば、図7,8,1
0に示すように、ガスバーナ2と、その周囲に設けられ
た五徳3と、ガスバーナ2を開口させる開口部5を有す
る天板41とを備えたガスコンロ1において、前記天板
41は、前記五徳3の、調理容器(例えば、鍋20,フ
ライパン21等)を支持する支持部3aとほぼ面一にな
っており、前記天板41の上面には、凹部10…が少な
くとも五徳3の周囲に配置されており、この凹部10…
は前記天板41の上面側と開口部5の側壁5aとの双方
に開口していることを特徴としている。
【0013】請求項5の発明によれば、ガスコンロ1に
おいて、前記天板41は、前記五徳3の、調理容器を支
持する支持部3aとほぼ面一になっているので、前記五
徳3と天板41の上面との間の段差を是正することがで
きる。これにより、五徳3の上面とその脇の天板41と
の間で鍋20等の調理容器を移動させる時に、容易に横
に移動させることができる。また、調理道具等を載置す
る載置スペースもガスバーナ2周辺の段差を避ける必要
がなくなり、物を置くスペースを広くかつ自由に使うこ
とができる。さらに、前記天板41の上面には、凹部1
0…が少なくとも五徳3の周囲に配置されており、この
凹部10…は前記天板41の上面側と開口部5の側壁5
aとの双方に開口しているので、ガスバーナ2の燃焼時
の排気や放熱の為の排出経路が形成される。また、前記
天板41と支持部3aとがほぼ面一となることにより、
前記五徳3の下方にあるガスバーナ2が天板41の開口
部5の内側に収まるような構成になる。したがって、排
気や放熱は確実に行うことができ、すっきりとした外観
を呈し、外観意匠性に優れたガスコンロ1とすることが
できる。さらに、ガスバーナ2の周囲が囲まれる構成と
なるので、熱効率が向上する。
【0014】請求項6の発明は、例えば、図9に示すよ
うに、請求項5記載のガスコンロ1において、前記凹部
10は、前記天板41の上面側から開口部5の側壁5a
へ向けて下方に傾斜していることを特徴としている。
【0015】請求項6の発明によれば、前記凹部10…
は、前記天板41の上面側から開口部5の側壁5aへ向
けて下方に傾斜しているので、燃焼時に発生する熱やガ
スを天板41上方へ誘導することができる。さらに、開
口部5の側壁5aから離れた位置になるほど、次第に凹
部10…の溝の深さが浅くなるので、天板4の上面の掃
除が容易に行える。
【0016】請求項7の発明は、例えば、図13に示す
ように、ガスバーナ2と、その周囲に設けられた五徳3
と、ガスバーナ2を開口させる開口部5を有する天板4
2とを備えたガスコンロ1において、前記天板42は、
前記五徳3の、調理容器(例えば、鍋20,フライパン
21等)を支持する支持部3aとほぼ面一になってお
り、前記天板4の裏面に、前記開口部5の側壁5aとガ
スコンロ1の外部とを連通させる連通路13が設けられ
ていることを特徴とする
【0017】請求項7の発明によれば、前記天板42
は、前記五徳3の、調理容器を支持する支持部3aとほ
ぼ面一になっているので、前記五徳3と天板42の上面
との間の段差を是正することができる。これにより、五
徳3上面とその脇の天板42との間で鍋20等の調理容
器を移動させる時は、容易に横に移動させることができ
る。さらに、前記天板42の裏面には、連通路13が前
記開口部5の側壁5aとガスコンロ1の外部とを連通す
るように設けているので、ガスバーナ2の燃焼時の排気
や放熱の為の排出経路が形成される。したがって、前記
天板42と支持部3aとがほぼ面一となることにより、
前記五徳3の下方にあるガスバーナ2が天板42の開口
部5の内側に収まるような構成となり、すっきりとした
外観を呈し、外観意匠性に優れたガスコンロ1とするこ
とができる。さらに、ガスバーナ2の周囲が囲まれる構
成となるので、熱効率が向上するとともに、排気や放熱
は確実に行うことができる。さらに、前記天板42の上
面の掃除を容易に行うことができる。
【0018】請求項8の発明は、例えば、図14および
図15に示すように、請求項1〜7のいずれか記載のガ
スコンロ1において、前記天板45が、シンク27等を
組み込んだ流し台23のキッチンカウンタ25と一体成
形されていることを特徴としている。
【0019】請求項8の発明によれば、ガスコンロ1の
天板45と、流し台23のキッチンカウンタ25とが一
体成形されるので、ガスコンロ1とキッチンカウンタ2
5との継ぎ目が無くなることで、キッチンカウンタ25
上面の清掃が楽になる。また、該キッチンカウンタ25
を組み立てる際に、前記継ぎ目が無くなることで、組み
立てや継ぎ目処理等の作業が軽減される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るガスコンロについて説明する。図1は、本発明の第1
の実施の形態の例を示す斜視図である。図1に示すガス
コンロ1は、キッチンカウンターに組み込んで設置する
ものであり、符号2はガスバーナ、符号3は五徳、符号
4は天板、符号5は開口部、符号6は突起部であり、こ
のガスバーナ2,五徳3,天板4,開口部5,突起部6
によってガスコンロ1の主要部が構成されている。
【0021】ガスバーナ2は、ガスコンロ1に手前側に
2つと奥側に1つの合計3つ設けられており、このガス
バーナ2…はそれぞれ火力とガスバーナ2の直径の大き
さが異なっている。さらに、ガスバーナ2…の下方に
は、ガスコンロ1の前方側面にて開口するグリル7が設
けられている。前記ガスバーナ2…およびグリル7は、
各々に対応する点火レバー8…を操作することにより、
点火,消火および火力調整を行う。
【0022】五徳3は、前記ガスバーナ2の周囲を円形
に囲むようにして配置されている。図1および図3に示
すように、五徳3は、円形の台輪3bと、台輪3bの上
面から上方に突出して立ち上がる6本の柱部3c…があ
り、該柱部3c…の上端は内側に水平方向に折れ曲がっ
て支持部3aが形成されている。この支持部3aは、平
面視で放射状となる位置に設けられ、該支持部3aの上
面は平らであり、鍋20やフライパン21等の調理容器
が載置される。
【0023】天板4は、ステンレス製の板状のものから
なり、前記3つのガスバーナ2…の位置に、それぞれの
ガスバーナ2…の五徳3の外周の大きさに合わせて開口
する開口部5…が形成されている。また、天板4の奥側
には、該天板4の長尺方向の辺に沿って、前記グリル7
の排気・放熱を行う排気口9が設けられている。
【0024】該天板4の上面には、ガスコンロ1の前面
側の辺と平行で、帯状の突起部6…が等間隔で全面に設
けられている。この突起部6…は、前記天板4をプレス
加工して突出させたもので、該突起部6…の断面は、な
だらかな山状に隆起する形状となっている。
【0025】図3は、ガスコンロ1の開口部5…を示す
断面図である。図3に示すように、開口部5の縁部5b
は、下方に曲折している。さらに、この開口部5の縁部
5bの下方からガスバーナ2に及ぶ位置には汁受部11
が設けられており、調理中に鍋20等から吹きこぼれた
煮汁等を受けるようになっている。また、ガスバーナ2
の周囲にはガスバーナ2と汁受部11との隙間を覆う環
状のバーナカバー15が汁受部11に載置されるように
して設けられている。
【0026】前記汁受部11の底部11aから五徳3の
支持部3a上面までの高さHは、前記汁受部11の高さ
(深さ)Sと突起部6…の高さTとの和に相当する。す
なわち、前記汁受部11の底部11aから前記五徳3の
支持部3a上面までの高さHから、前記汁受部11の高
さ(深さ)Sを除けば、突起部6…の上部が天板4の上
方に突出している高さTとほぼ等しくなるように設けら
れている。
【0027】なお、前記突起部6…が天板4の上方に突
出している高さTは、開口部5の排気を確保するため
に、前記汁受部11の底部11aから前記五徳3の支持
部3a上面までの高さHに対して、2分の1から4分の
1程度の寸法(T=H/2〜H/4)が望ましい。
【0028】上記第1の実施の形態の例によれば、前記
帯状の突起部6…は、前記五徳3…が天板4より突出し
ている高さとほぼ等しい高さに、天板4の全面に等間隔
で配置されているので、該天板4の上面が五徳3と突起
部6…とにより面一となり、ガスコンロ1の上面を載置
スペースとして広く利用できる。また、五徳3の支持部
3aの上面と天板4の上面とによる段差を解消し、例え
ば、五徳3に載置した鍋20を容易に横に移動させるこ
とができる。
【0029】さらに、五徳3に鍋20等が載置された状
態でも、ガスバーナ2…の周囲の天板4を拭くことがで
きるので、容易に掃除を行え、鍋20等から飛散した油
や煮汁等の汚れを、焦げ付く前に拭き取ることができ
る。また、前記突起部6…は、帯状に複数設けられてい
るので、例えば、天板4上面に煮汁や調味料等の液体が
こぼれた場合に、該突起部6…により液体をせき止める
ことができる。さらに、ガスコンロ1の上面が面一とな
り、すっきりとした外観を呈することができる。
【0030】また、突起部6…が天板4上面から突出す
る高さTは、汁受部11の底部11aから前記五徳3の
支持部3a上面までの高さHに対して、2分の1から4
分の1程度の寸法としたので、開口部5からの排気を確
保することができる。さらに、突起部6…が天板4より
突出する高さTは、前記底部11aから前記支持部3a
上面までの高さHから、前記汁受部11の高さ(深さ)
Sを除いた高さとなるように設定されているが、これに
より、突起部6…が天板4の上方に突出する高さは、開
口部5…から五徳3が突出する高さとほぼ等しくなる。
したがって、前記突起部6…が天板4より突出する高さ
Tは、開口部5…の深さに比して浅くできる。これによ
り、前記天板4に突起部6…を作成するプレス加工時の
手間がかからず、容易に必要な高さ寸法の加工ができ
る。また、天板4上面と突起部6…との段差も少なく抑
えることができるので、天板4上面の使いやすさを極力
妨げないものとすることができる。
【0031】なお、本実施の形態におけるガスコンロ1
は、ガスコンロ1本体をシステムキッチン等のキッチン
カウンターに組み込んで設置するものとしたが、これに
限定するものではなく、例えば、カウンターに載置する
ものであってもよい。また、五徳3および開口部5の形
状を円形状としたが、これに限定するものではなく、例
えば、四角形状であってもよい。
【0032】さらに、前記天板4はステンレス製とした
が、これに限定するものではなく、例えば、人工大理石
等であってもよく、要は、ガスコンロの上面の載置物の
重さと熱に十分耐えうる素材であればよい。
【0033】また、帯状の突起部6…は、ガスコンロ1
の前面側の天板4の辺と平行となるように配置したが、
これに限定するものではなく、例えば、ガスコンロ1の
前面の天板4の辺に対し、垂直や傾斜するように配置し
てもよい。また、突起部1…は天板4の全面に設けた
が、例えば、天板4の外縁部には突起部6…を設けない
構成でも良い。すなわち、突起部6…は、ガスバーナ2
の周囲に所定間隔で配置されるものであればよい。ま
た、突起部6…の上面の、調理器具が接する部分は、汚
れや傷が付きやすいので、突起部6…の上面に耐熱塗料
や耐熱材で保護しておいてもよい。
【0034】なお、突起部6…は天板4をプレス加工し
て成形するものとしたが、これに限定するものではな
く、例えば、突起部分を別の部材で製造したものを天板
の表面に固定してもよい。その場合、接着剤や金具で固
定するだけでなく、取り外し可能な突起部材にしておけ
ば、突起部が汚れた場合等、その部分だけ洗浄すること
もできるし、突起部材の取り替えも可能となる。また、
天板4の全面に突起部を設ける場合は、天板4に突起部
材を取り付けるための穴を予め所定間隔で設けておけ
ば、突起の形状や配置の変化に対応可能な天板4とな
り、天板部材の種類を少なく抑えることが可能となる。
さらに、前記突起部材が耐熱性樹脂で成形するものであ
れば、突起部6…の形状の可能性が広がり、突起部6…
のデザインで、より意匠性に優れた天板4を有するガス
コンロ1とすることができる。
【0035】続いて、本実施の形態における第2の実施
の形態の例について説明する。図4は、本発明の第2の
実施の形態の例を示す斜視図である。図4に示すガスコ
ンロ1は、カウンターに載置するものであり、天板4の
突起部61…の形状が前記第1の実施の形態の例と異な
る例であり、ガスバーナ2,五徳3,グリル7は前記第
1の実施の形態の例と同様である。
【0036】したがって、ガスバーナ2,五徳3,グリ
ル7の構成は前記第1の実施の形態の例に示したガスコ
ンロ1と同様であるので、説明を割愛する。
【0037】天板4は、ステンレス製の板状のものであ
り、前記3つのガスバーナ2…の位置に、それぞれのガ
スバーナ2の五徳3の外周の大きさに合わせて開口する
開口部5…が形成されている。また、図6に示すよう
に、前記支持部3aの外周側の端部が、前記開口部5の
縁部5b近傍に位置し、前記支持部3aの上方が天板4
の表面より突出するように配置されている。さらに、天
板4の奥側には、該天板4の長尺方向の辺に沿って、前
記グリル7の排気・放熱を行う排気口9が設けられてい
る。
【0038】さらに、前記天板4の上面には、円錐状で
その頂部が平面となっている突起部61…が等間隔で全
面に設けられている。この突起部61…は、前記天板4
をプレス加工して成形したものである。
【0039】図5は、このガスコンロ1の平面図であ
る。図5に示すように、前記突起部61…は、前記ガス
バーナ2の周囲を囲むように設けられるとともに、天板
4の全面に所定間隔で設けられている。
【0040】次に、図6は、ガスコンロ1の開口部5を
示す断面図である。図6に示すように、開口部5の縁部
5bは下方に曲折している。さらに、この開口部5の縁
部5bの下方からガスバーナ2に渡る位置には汁受部1
1が設けられており、調理中に鍋20等から吹きこぼれ
た煮汁等を受けるようになっている。また、ガスバーナ
2の出火部分下方の周囲にはガスバーナ2と汁受部11
との隙間を覆う環状のバーナカバー15が汁受部11に
載置されているようにして設けられている。
【0041】前記汁受部11の底部11aから五徳3の
支持部3a上面までの高さHは、前記汁受部11の高さ
Sと突起部61…の高さTとの和に相当する。すなわ
ち、前記汁受部11の底部11aから前記五徳3の支持
部3a上面までの高さHから、前記汁受部11の高さ
(深さ)Sを除けば、突起部61…が天板4の上方に突
出している高さTとなるように設けられている。したが
って、前記天板4の突起部61…が前記支持部3aの上
部が開口部5…より突出する高さとほぼ等しい高さに設
けられることとなる。
【0042】なお、前記突起部61…が天板4の上方に
突出している高さTは、開口部5の排気を確保するため
に、前記汁受部11の底部11aから前記五徳3の支持
部3a上面までの高さHに対して、2分の1から4分の
1程度の寸法(H/2〜H/4)が望ましい。
【0043】この第2の実施の形態の例によれば、ガス
バーナ2…は、天板4より低い位置に設けられ、天板4
の上面に突出するのは、五徳3の支持部3aの上部だけ
となるので、天板4とガスバーナ2…との高さの差を少
なく抑えることができる。これにより、プレス加工によ
る突起部形成時の作業が容易となる。また、前記天板4
の突起部61…が前記支持部3aの上面とほぼ等しい高
さに設けられているので、五徳3の上面と前記突起部6
1…上面の平面部6a…とが、ほぼ面一となる。これに
より、五徳3の支持部3aの上面と天板4の上面とによ
る段差を解消し、例えば、五徳3に載置した鍋20を容
易に横に移動させることができる。また、天板4の上面
の段差が少なく、略面一となるようにしたので、すっき
りとして外観となり、作業性と外観意匠性に優れたガス
コンロ1とすることができる。
【0044】さらに、五徳3に鍋20等が載置された状
態でも、ガスバーナ2…の周囲を拭くことができるの
で、容易に掃除を行え、鍋20等から飛散した油や煮汁
等の汚れを、焦げ付く前に拭き取ることができる。
【0045】また、前記突起部61…は、円錐形となっ
ており、天板4と突起部61…との接合部の角度が鈍角
となり、該接合部に汚れが付着しても拭き取りやすく、
掃除が容易に行える。また突起部61…の頂部に平面部
6aが形成されているので、該突起部61…の上面に載
置したものが滑りにくく、安定的に物を載置できる。
【0046】また、開口部5の円周より大きい円周を有
する鍋20やフライパン21等を、五徳3に載置した場
合も、鍋20等の底面と天板4との間に通気路が確保さ
れるので、開口部5が封じられることがなく、排気や放
熱を行うことができる。さらに、ガスバーナ2が天板4
の下方に沈み、周囲を囲まれるような構成となるので、
熱効率を向上できる。したがって、排気や放熱を確実に
行えるとともに、加熱時の熱効率を向上させることがで
きる。
【0047】なお、本実施の形態の例におけるガスコン
ロ1では、ガスバーナ2…を3つ設けたが、これに限定
するものではなく、例えば、ガスバーナは1つであって
もよく、要は、ガスバーナの周囲に設けられた五徳3の
上部と、天板4の突起部61…とがほぼ面一となる構成
であればよい。また、突起部61…を天板4の全面に設
けたが、これに限定するものではなく、例えば、天板4
の外周縁部には突起を設けない構成であってもよく、少
なくとも前記五徳3の周囲に突起部61…が配置される
ものであればよい。
【0048】さらに、前記天板4はステンレス製とした
が、これに限定するものではなく、例えば、人工大理石
であってもよく、要は、ガスコンロの上面の載置物の重
さと熱に十分耐えうる素材であればよい。また、突起部
61…の上面の、調理器具が接する部分は、汚れや傷が
付きやすいので、突起部61…の平面部6aに耐熱塗料
や耐熱材で保護しておいてもよい。
【0049】なお、突起部61…は天板4をプレス加工
して成形するものとしたが、これに限定するものではな
く、例えば、突起部分を別の部材で製造したものを天板
の表面に固定してもよい。その場合、接着剤や金具で固
定するだけでなく、取り外し可能な突起部材にしておけ
ば、突起部が汚れた場合等、その部分だけ洗浄すること
もできるし、突起部材の取り替えも可能となる。
【0050】次に、本実施の形態における第3の実施の
形態の例について説明する。図7は、本発明の第3の実
施の形態の例を示す平面図である。図7に示すガスコン
ロ1は、システムキッチン等のカウンターに組み込んで
設置するものであり、符号2はガスバーナ、符号3は五
徳、符号41は天板、符号10は凹部、符号5は開口
部,符号11は汁受部であり、これらガスバーナ2,五
徳3,天板41,凹部10,開口部5により主要部が構
成されている。
【0051】該ガスコンロ1において、ガスバーナ2,
五徳3,グリル7の構成は前記第1の実施の形態の例に
示したガスコンロ1と同様であるので、説明を割愛す
る。
【0052】天板41はステンレス製の一枚の板からな
り、それぞれのガスバーナ2…の五徳3…の外周の大き
さに合わせて開口する開口部5…が形成されている。ま
た、前記天板4を設置する高さは、前記五徳3の支持部
3aの高さよりやや低い高さとなっている。
【0053】図7は、ガスコンロ1の平面図であり、図
8は、ガスコンロ1の開口部5を示す斜視図である。図
7に示すように、開口部5…は、平面視において、前記
五徳3の支持部3aの全てが内側に収まるような大きさ
に開口している。
【0054】さらに、図8に示すように、ガスバーナ2
は天板41上面より下方に埋没するようにして設けられ
ている。開口部5…の周辺には8つの凹部10…が形成
され、放射状に延びている。この凹部10…は開口部5
の側壁5aと天板41上面との双方に開口するように設
けられている。前記天板43の上面側から開口部5…の
内側へ向けて下方に傾斜している。
【0055】また、天板4の奥側には、該天板4の長尺
方向の辺に沿って、前記グリル7の排気・放熱を行う排
気口9が設けられている。天板41の上面は、開口部5
…および凹部10…を除く部分は平面となっている。
【0056】図9は、ガスコンロ1の開口部5を示す断
面図である。図9に示すように、開口部5は、外側から
内側に向けて傾斜し、その縁部5aが曲折して下方に垂
下している。さらに、この開口部5の縁部5bの下方か
らガスバーナ2に渡る位置には汁受部11が設けられて
いる。また、ガスバーナ2の周囲にはガスバーナ2と汁
受部11との隙間を覆う環状のバーナカバー15が汁受
部11に載置されるようにして設けられている。開口部
5縁部5bにおける前記凹部10…の溝の深さは、五徳
3の柱部3cの高さに相当する。
【0057】なお、前記凹部10…の溝の深さは、開口
部5の排気を確保するために、前記汁受部11の底部1
1aから前記五徳3の支持部3a上面までの高さHに対
して、2分の1から4分の1程度の寸法(H/2〜H/
4)が望ましい。また、該凹部10…の水平方向の長さ
は、少なくとも、開口部5…の半径と等しい長さである
ことが望ましい。
【0058】上記第3の実施の形態の例によれば、天板
43と五徳3の支持部3aとがほぼ面一となるように
し、開口部5から周囲に放射状に延びる凹部10…を設
けたので、五徳3…上部に開口部5より大きい底面積と
なる調理容器を載置しても、開口部5が完全に塞がれる
ことはなく、前記凹部9…から排気や放熱を行える。し
たがって、ガスコンロ1の上面を平坦にすることが可能
となり、調理道具等の載置スペースとして無駄なく広く
使用することができ、かつ排気や放熱を行うことができ
るガスコンロ1とすることができる。これにより、五徳
3の支持部3aと天板41の上面とによる段差を解消
し、例えば、五徳3に載置した鍋を容易に横に移動させ
ることができる。さらに、五徳3に鍋等が載置された状
態でも、ガスバーナ2…の周囲の天板41を拭くことが
できるので、鍋等から飛散した油や煮汁等の汚れを随
時、容易に拭き取ることができる。また、ガスコンロ1
の上面が面一となり、すっきりとした外観を呈すること
ができる。
【0059】なお、第3の実施の形態の例のガスコンロ
1では、凹部10…を8つ設けた例を示したが、この数
や幅等を限定するものではなく、要は、排気・放熱が十
分に行える凹部10…を必要に応じて設定すればよい。
さらに、凹部10および開口部5…以外の天板41上面
は平面である構成としたがこれに限定するものではな
く、例えば、滑り止め加工のために凹凸を設けるなど、
適宜設定すればよい。また、天板41の平面部上面にフ
ッ素加工を行う等、耐熱材を被覆してもよく、耐熱加工
をすれば、加熱により熱くなっている鍋20等を直接載
置することができる。
【0060】なお、図7に示すように、凹部10…は開
口部側壁や天板41の上面だけでなく、天板41の外縁
部やグリル7の排気口9の縁部まで連続したものでもよ
い。
【0061】次に、図9に示す第4の実施の形態の例を
説明する。図10は、前記第3の実施の形態の例のガス
コンロ1の開口部5を変形した例であり、凹部10…の
溝を浅くし、かつ溝の幅を広くしている。加えて、図1
1に示すように、開口部5の外周の角部5cを傾斜させ
た例である。このような開口部5および凹部9…とすれ
ば、凹部9…の溝を浅くしても、加熱時の排気や放熱の
排出路を確保できる。したがって、浅い溝で掃除をしや
すいとともに、ガスコンロ1の上面をよりシンプルな外
観とすることができる。
【0062】なお、第3の実施の形態の例と同様に、五
徳3の支持部3aと天板41の上面とによる段差を解消
し、例えば、五徳3に載置した鍋を容易に横に移動させ
ることができる。さらに、五徳3に鍋20等が載置され
た状態でも、ガスバーナ2の周囲の天板41を拭くこと
ができるので、容易に掃除を行える。
【0063】次に、本発明における第5の実施の形態の
例について説明する。図12は第5の実施の形態の例の
ガスコンロ1を示す斜視図である。このガスコンロ1に
は、ガスコンロ1の手前側に2つと奥側に1つの合計3
つのガスバーナ2…が設けられている。さらに、ガスバ
ーナ2…の下方には、ガスコンロ1の前方側面にて開口
するグリル7が設けられている。前記ガスバーナ2…お
よびグリル7は、各々に対応する点火レバー8…を操作
することにより、点火・消火および火力調整を行う。
【0064】天板42はステンレス製の一枚の板からな
り、それぞれのガスバーナ2…の五徳3…の外周の大き
さに合わせて開口する開口部5が形成されている。ま
た、前記天板42を設置する高さは、前記五徳3の支持
部3aの高さとほぼ等しい高さとなっている。開口部5
は、平面視において、前記五徳3aの全てが内側に収ま
るような大きさに開口している。この開口部5の縁部
は、開口部5の内側に向けて傾斜している。前記開口部
5を除く部分の天板45は、平坦になっており、天板4
2の奥側には、該天板45の長尺方向の辺に沿って、前
記グリル7の排気・放熱を行う排気口9が設けられてい
る。
【0065】さらに、図13は前記ガスコンロ1を、L
−Lの位置で切断した場合を示す断面図である。図13
に示すように、天板42の裏面には、連通路13が設け
られている。この連通路13は、ガスコンロ1の前面に
対して垂直方向に延びるように配置され、開口部5の内
側に連通するように設けられている。さらに、前記グリ
ルの排気口9と隣接する位置に、ガスバーナ2の排気を
行う排気口9Aが設けられ、該排気口9Aと前記連通路
13とが連通している。前記グリル7の排気口9とガス
バーナ2の排気口9Aとは仕切られており、グリル7か
ら排出される煙等が開口部5…に及ばない構成となって
いる。
【0066】上記第5の実施の形態の例によれば、天板
42の裏面に、開口部5…の内側と連通する連通路13
を設けたので、天板42の上面に突起部や凹部を設ける
ことなく、排気と放熱を確保することができる。したが
って、天板42の上面はすっきりした外観を呈すること
ができ、掃除がしやすく、広い載置スペースを有するガ
スコンロ1とすることができる。
【0067】なお、本実施の形態の例では、前記連通路
13と連通する排気口9Aを、ガスコンロ1の奥側に配
置したが、これに限定するものではなく、要は、開口部
5とガスコンロ1の外部とが連通する連通路であればよ
い。
【0068】次に、本発明のガスコンロ1を備えた調理
台の例について説明する。図14は、本発明の実施の形
態の例におけるガスコンロ1を一体成形したキッチンカ
ウンタ25を示す斜視図である。図14において、符号
45は天板,符号27はシンク,符号1はガスコンロで
あり、これら天板45,シンク27,ガスコンロ1によ
りキッチンカウンタ25の主要部が構成されている。
【0069】前記キッチンカウンタ25は、略直方体状
の形状であり、向かって中央より右側にシンク27があ
り、その左側には加熱機器としてガスコンロ1を備えて
いる。前記シンク27とガスコンロ1との間の上面は作
業台部24cであり、加熱と水洗以外の作業を行った
り、物を載置する作業台となっている。
【0070】図15は、前記キッチンカウンタ25の天
板45およびガスコンロ1の部分を示す斜視図である。
図15に示すように、天板45は、ステンレス製の一枚
の素材で形成され、シンク部24aとガスコンロ部24
bと作業台部24cと、側壁部24dとからなるキッチ
ンカウンタ25の上面の全面を覆うものである。シンク
部24aは、直方体状の溝を成形されており、排水管を
接続する排水口24eが溝の底部に開口し、前記溝の上
縁部の奥側には給水管を接続する給水口24fが開口し
ている。さらに、奥側の端部は上方に曲折して側壁部2
4dを成形している。作業台部24cは平坦になってい
る。また、ガスコンロ部24bは、ガスバーナ2の五徳
3の外周の大きさに合わせて開口する開口部5が形成さ
れ、該ガスコンロ1本体の上面を覆う部分には、帯状の
突起部62…が所定間隔で複数設けられている。また、
奥側の突起部62と前記側壁部24dとの間には、グリ
ル7の排気口91が設けられている。
【0071】ガスコンロ1は、前述の第1の実施の形態
の例におけるガスコンロ1の構成を用いたものであり、
前記ガスコンロ1の天板4の構成が異なる。前記天板4
5が前記ガスコンロ1と接合されて、図15に示す状態
となる。
【0072】前記ガスコンロ1と組み合わされた前記天
板45がキッチンカウンタ本体25aに載置された後、
接合処理が施されてキッチンカウンタ25が組み立てら
れる。
【0073】本実施の形態の例におけるキッチンカウン
タ25によれば、前記天板45が前記ガスコンロ1から
なる加熱機器とシンク27と作業台部23とを一体成形
されているので、キッチンカウンタ25の上面に継ぎ目
が無く、すっきりとした外観を呈することができる。特
に、ガスコンロ部24bは、ガスバーナ2の周囲に設け
られている五徳3の上部がわずかに突出し、この突出す
る高さとほぼ等しい突起部62とにより面一となり、全
体として凹凸の少なく外観意匠性に優れたキッチンカウ
ンタ25とすることができる。さらに、天板45に継ぎ
目がないので、使用者は上面の清掃が楽になる。一方、
キッチンカウンタ25の組み立てにおいても、天板45
に継ぎ目がないので、継ぎ目の防水処理等を行う必要が
なく、組み立て作業が軽減される。
【0074】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前記五徳の支
持部とほぼ面一となる高さの前記突起部により、前記五
徳と天板の上面との間の高低差による段差を是正するこ
とができる。これにより、五徳上面とその脇の天板との
間で調理容器を容易に横に移動させることができる。ま
た、前記突起部は前記五徳の周囲に設けられていること
により、底面積の大きな調理容器を用いても、前記開口
部の上方が完全に覆われることがなく、排気や放熱を確
実に行うことができる。また、汚れやすいガスバーナ周
辺部分を、五徳を取り外すことなく、容易に拭くことが
できる。
【0075】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を得ることができるのはもちろんのこと、前記汁
受部の底部から五徳の支持部上面までの高さは、前記開
口部に設けられた汁受部の高さと、突起部の高さとの和
に相当するので、突起部の高さは、前記汁受部の高さを
除いた高さであればよいこととなり、比較的低い高さの
突起部とすることができ、突起部の加工作業が容易に行
える。
【0076】請求項3の発明によれば、請求項1または
2と同様の効果を得ることができるのはもちろんのこ
と、天板の全面に所定間隔で配置された突起部により、
前記五徳の支持部と天板全面とがほぼ面一となり、天板
の上面に調理容器等の道具を載置できる面積を広く取る
ことができる。
【0077】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
いずれかと同様の効果を得ることができるのはもちろん
のこと、前記帯状に形成された突起部により、天板の上
面の掃除が行いやすくなるとともに、突起部を成形する
加工が容易となる。
【0078】請求項5の発明によれば、前記天板は、前
記五徳の支持部とほぼ面一になっているので、前記五徳
と天板の上面との間の段差を是正することができる。こ
れにより、五徳上面とその脇の天板との間で調理容器を
容易に横に移動させることができる。さらに、前記凹部
により、ガスバーナの燃焼時の排気や放熱の排出経路が
形成される。したがって、排気や放熱は確実に行うこと
ができ、すっきりした外観を呈し、外観意匠性に優れた
ガスコンロとすることができる。さらに、ガスバーナの
周囲が囲まれる構成となるので、熱効率が向上する。
【0079】請求項6の発明によれば、請求項5と同様
の効果を得ることができるのはもちろんのこと、前記凹
部が傾斜することにより、燃焼時の排気や放熱をガスコ
ンロ上方へ誘導することができる。さらに、次第に凹部
の溝の深さが浅くなるので、天板の上面の掃除が容易に
行える。
【0080】請求項7の発明によれば、前記天板は、前
記五徳支持部とほぼ面一になっているので、前記五徳と
天板の上面との間の段差を是正することができ、五徳上
面とその脇の天板との間で調理容器を容易に横に移動さ
せることができる。さらに、前記天板の上面の凹部によ
り、ガスバーナの燃焼時の排気や放熱の為の排出経路が
形成される。したがって、前記天板と支持部とがほぼ面
一となり、ガスバーナが天板の開口部の内側に収まるよ
うな構成となり、外観意匠性に優れたガスコンロとする
ことができる。さらに、ガスバーナの周囲が囲まれる構
成となるので、熱効率が向上するとともに、排気や放熱
は確実に行うことができる。さらに、前記天板の上面の
掃除を容易に行うことができる。したがって、調理時の
作業と、手入れのしやすさと、熱効率と、外観意匠性を
向上させたガスコンロとすることができる。
【0081】請求項8の発明によれば、ガスコンロの天
板とキッチンカウンタとの継ぎ目が無くなり、キッチン
カウンタ上面の清掃が楽になる。また、前記キッチンカ
ウンタを組み立てる際に、組み立てや継ぎ目処理等の作
業が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、第1の実施の形態の例におけるガス
コンロを示す斜視図である。
【図2】本発明の、第1の実施の形態の例におけるガス
コンロを示す平面図である。
【図3】本発明の、第1の実施の形態の例における開口
部を示す断面図である。
【図4】本発明の、第2の実施の形態の例におけるガス
コンロを示す斜視図である。
【図5】本発明の、第2の実施の形態の例におけるガス
コンロを示す平面図である。
【図6】本発明の、第2の実施の形態の例における開口
部を示す断面図である。
【図7】本発明の、第3の実施の形態の例におけるガス
コンロを示す平面図である。
【図8】本発明の、第3の実施の形態の例における開口
部を示す斜視図である。
【図9】本発明の、第3の実施の形態の例における開口
部を示す断面図である。
【図10】本発明の、第4の実施の形態の例における開
口部を示す斜視図である。
【図11】本発明の、第4の実施の形態の例における開
口部を示す断面図である。
【図12】本発明の、第5の実施の形態の例におけるガ
スコンロを示す斜視図である。
【図13】本発明の、第5の実施の形態の例におけるガ
スコンロ前面の断面を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態の例におけるガスコンロ
を一体成形した調理台を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態の例におけるガスコンロ
を一体成形した調理台の上面部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ガスコンロ 2 ガスバーナ 3 五徳 3a 支持部 4,41,42,45 天板 5 開口部 5a 側壁 6,61,62 突起部 10 凹部 11 汁受部 11a 底部 13 連通路 23 流し台 25 キッチンカウンタ 27 シンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花田 貴子 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 堀 光生 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 村田 成康 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバーナと、その周囲に設けられた五
    徳と、ガスバーナを開口させる開口部を有する天板とを
    備えたガスコンロにおいて、 前記天板の上面には、突起部が少なくとも前記五徳の周
    囲に配置されており、 前記突起部は、前記五徳の、調理容器を支持する支持部
    とほぼ面一になっていることを特徴とするガスコンロ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガスコンロにおいて、 前記開口部には汁受部が設けられ、 前記汁受部の底部から五徳の支持部上面までの高さは、
    前記汁受部の高さと突起部の高さとの和に相当すること
    を特徴とするガスコンロ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のガスコンロにお
    いて、 前記突起部は、前記天板の全面に所定間隔で配置される
    ことを特徴とするガスコンロ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか記載のガスコン
    ロにおいて、 前記突起部は、帯状に形成されていることを特徴とする
    ガスコンロ。
  5. 【請求項5】 ガスバーナと、その周囲に設けられた五
    徳と、ガスバーナを開口させる開口部を有する天板とを
    備えたガスコンロにおいて、 前記天板は、前記五徳の、調理容器を支持する支持部と
    ほぼ面一になっており、 前記天板の上面には、凹部が少なくとも五徳の周囲に配
    置されており、 この凹部は前記天板の上面側と開口部の側壁との双方に
    開口していることを特徴とするガスコンロ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のガスコンロにおいて、 前記凹部は、前記天板の上面側から開口部の側壁へ向け
    て下方に傾斜していることを特徴とするガスコンロ。
  7. 【請求項7】 ガスバーナと、その周囲に設けられた五
    徳と、ガスバーナを開口させる開口部を有する天板とを
    備えたガスコンロにおいて、 前記天板は、前記五徳の、調理を支持する支持部とほぼ
    面一になっており、 前記天板の裏面に、前記開口部の側壁とガスコンロの外
    部とを連通させる連通路が設けられていることを特徴と
    するガスコンロ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか記載のガスコン
    ロにおいて、 前記天板が、シンク等を組み込んだ流し台のキッチンカ
    ウンタと一体成形されていることを特徴とするガスコン
    ロ。
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