JP3171151B2 - 電気加熱調理器 - Google Patents

電気加熱調理器

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JP3171151B2
JP3171151B2 JP27011997A JP27011997A JP3171151B2 JP 3171151 B2 JP3171151 B2 JP 3171151B2 JP 27011997 A JP27011997 A JP 27011997A JP 27011997 A JP27011997 A JP 27011997A JP 3171151 B2 JP3171151 B2 JP 3171151B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保護ケースの底部
に収容されたヒータの上に主として焼き物料理を行う浅
い調理盤や、それよりも深い主として鍋料理を行う調理
鍋を互いに交換できるように載置して、それらに合った
料理に使い分けるようにした電気加熱調理器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気加熱調理器は、図1
7に示したように、保護ケースaがこれの底部のヒータ
bの上に載置して鍋料理を行う深い調理鍋cのほぼ全高
に合わせた深さのものに形成されて、調理鍋cの必要な
高さ範囲の外まわりを覆うようにし、浅い調理盤dを用
いる場合は勿論、深い調理鍋cを用いる場合でも、その
大半の部分を覆って不用意にそれに手を触れたりするよ
うなことが防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、保護ケースa
が深い調理鍋cに見合った深さを持つため、調理盤dを
浅くするにも保護ケースaの深さ一杯までが限度とな
り、図17に示すように焼き物料理用としては深いもの
になってしまう。このため、焼き物を表裏反転させたり
する作業がしにくい。
【0004】仮に調理盤dを保護ケースa内に嵌まり込
む浅いものにしても、作業のしにくさに変わりはない。
また、そのことによって保護ケースの内周面が露出し、
調理盤dによる調理の際にまわりに飛散する脂分や、調
理物によって汚れやすく問題である。
【0005】また、仮に、保護ケースaを調理盤dとと
もに浅くして、そのような問題がないようにすると、深
い調理鍋cの多くの部分が保護ケースaの上に露出する
ことになり、これに手などが不用意に触れやすくなるの
で、使用上問題である。
【0006】本発明の目的は、調理鍋と調理盤とを、便
利にしかも問題なく使い分けられる電気加熱調理器を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、請求項1の発明は、底部にヒータを収容し
た保護ケースと、前記ヒータの上に着脱できるように載
置されてヒータにより加熱されて主として焼き物料理を
行う調理盤と、前記ヒータの上に着脱できるように載置
されてヒータにより加熱されて主として鍋料理を行う調
理鍋と、調理鍋使用状態にあって保護ケースの開口縁に
着脱できるように装着されて、ヒータの上に載置された
調理鍋の外まわりを覆う、大きさおよび形状を持った環
状の保護カバーと、を組合せ備え、調理盤の使用状態に
あって、保護カバーは、調理鍋を覆う状態から上下を反
転させて、保護ケースの外まわりの口縁よりも下の部分
に上方から被せ付けられる、大きさおよび形状を持って
いることを特徴とするものである。
【0008】このような構成では、保護ケースおよびそ
の底部のヒータの上に載置される調理盤とは共に浅くし
て、従来通りに、焼き物料理を行う調理物を表裏反転さ
せたりする焼き物料理作業が楽に行えるし、調理盤の外
まわりは保護ケースによって必要範囲が覆われるので、
調理盤に不用意に手が触れられるようなことを充分に防
止し、使用者を保護することができる。また、ヒータの
上に載置される調理鍋は、調理盤より深くて保護ケース
の上に大きく露出しても、保護ケースの開口縁に着脱で
きるように装着される保護カバーによってその露出部分
の外まわりを覆われるので、不用意にその部分に手が触
れられるようなことを充分に防止して、使用者を保護す
ることができるし、保護カバーはこれを取り外すことに
よって、前記浅い調理盤の使用を妨げることがなく、調
理盤と調理鍋とを使い分けた前記調理を選択的に自由に
行えるようにする。
【0009】特に、保護カバーは、調理鍋を覆う状態か
ら上下を反転させて、保護ケースの外まわりの口縁より
も下の部分に上方から被せ付けられる、大きさおよび形
状を持っていることにより、保護カバーが不要なとき、
上下を反転させて保護ケースの外まわりの口縁よりも下
の部分に上方から被せ付けておくことにより、保護ケー
スの外面に沿ったかさ低い状態で他の邪魔にならないよ
うにしておけるし、保護ケースから分離して収納すると
言ったことでその存在が俄に分からなくなったり、紛失
してしまうようなことを回避することができる。
【0010】請求項2の発明は、底部にヒータを収容し
た保護ケースと、前記ヒータの上に着脱できるように載
置されてヒータにより加熱されて主として焼き物料理を
行う調理盤と、前記ヒータの上に着脱できるように載置
されてヒータにより加熱されて主として鍋料理を行う調
理鍋と、保護ケースのスカート壁の外面に上方から着脱
できるように被せ付けられる、互いが上下を逆向きに一
体とされた保護カバーおよび覆い壁とを備え、保護カバ
ーが前記スカート壁に被せ付けられた状態で覆い壁がヒ
ータの上に載置された調理盤をそれよりも高い状態で覆
い、覆い壁がスカート壁に被せ付けられた状態で保護カ
バーがヒータの上に載置された調理鍋を覆うようにした
ことを特徴としている。
【0011】このような構成では、請求項1の発明の基
本的な特徴による作用を共有しながら、特に、保護ケー
スに支持されて調理盤および調理鍋を覆える保護カバー
および覆い壁の2つを持ってより安全に使用できるよう
にしながら、上下を反転した、保護ケースのスカート壁
への着脱可能な被せ付け構造のみで使用できる利点があ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の幾つかの実施の形態
について図1〜図16を参照しながら詳細に説明する。
【0013】(実施の形態1) 本実施の形態1は図1、図2に示すように、底部にヒー
タ1を収容し上方に開放された浅い合成樹脂製の保護ケ
ース2と、前記ヒータ1の上に着脱できるように載置さ
れてヒータ1により加熱されて主として焼き物料理を行
う、保護ケース2に見合う浅い金属製の調理盤3と、前
記ヒータ1の上に着脱できるように載置されてヒータ1
により加熱されて主として鍋料理を行う、前記調理盤3
および保護ケース2よりも深い金属製の調理鍋4と、保
護ケース2の内周部上端に設けた凸条が形成する開口縁
2aに、上方より当てがい、内周下端に設けた凸条が形
成する口縁5aが開口縁2aの内周に嵌まり合って位置
決めされ、かつ着脱できるように装着されて、ヒータ1
の上に載置された調理鍋4のほぼ全高の外まわりを覆
う、大きさおよび形状を持った環状の保護カバー5と、
を組合せ備えている。
【0014】本実施の形態1の調理盤3は、図3に左右
に描き分けたように、底面が平坦な調理盤31と、波形
形状の調理盤32との2つを組合せ備えている。これの
組合せの種類や数は必要に応じて種々に変更することが
できる。
【0015】このように、保護ケース2およびその底部
のヒータ1の上に図3、図4に示すように載置される調
理盤31、32とは共に浅いので、従来通りに、焼き物
料理を行う調理物を表裏反転させたりする焼き物料理作
業が楽に行えるし、調理盤31、32の外まわりは保護
ケース2によって必要範囲が覆われるので、調理盤3
1、32に不用意に手が触れられるようなことを充分に
防止し、使用者を保護することができる。
【0016】また、ヒータ1の上に図5に示すように載
置される深い調理鍋4は、浅い保護ケース2の上に大き
く露出するが、保護ケース2の上端開口縁2aに図5、
図6に示すように着脱できるように装着される保護カバ
ー5によってその露出部分の外まわりを覆われるので、
不用意にその部分に手が触れられるようなことを充分に
防止して、使用者を保護することができるし、保護カバ
ー5はこれを取り外すことによって、前記調理盤の使用
を妨げることはなく、調理盤31、32と調理鍋4とを
使い分けた前記調理を選択的に自由に行えるようにす
る。このような使用状態で、保護カバー5の上端の口縁
5bと調理鍋4の取手15との間に隙間Aができるよう
にしてある。これによって、保護カバー5による邪魔な
く取手15に手を掛けて調理鍋4を着脱できるし、取手
15から保護カバー5に調理鍋4の熱が伝わるようなこ
とも防止することができる。また、保護カバー5と調理
鍋4との間には断熱保温空間Sができ、調理の熱効率が
よくなる。また、調理の熱が保護カバー5の外面に及び
にくく使用上安全性が高い。また取手15は保護カバー
5の口縁5bよりも外側に張り出していることによっ
て、保護カバー5内に上方から水や調理汁、異物などが
入り込むのを防止できる。
【0017】しかも、調理盤31、32を底面が平坦な
ことと、波形形状であることとで、上記の特徴を損なう
ことなく、焼き物料理の種類、例えば、平坦面が適し
た、お好み焼き類、焼きそば、ホットケーキ、野菜炒め
等と、波形が適した焼き肉等とによってさらに使い分け
られるのでさらに便利になり、かつそれぞれの調理を首
尾よく達成しやすくなる。
【0018】本実施の形態1ではまた、保護カバー5
が、調理鍋4を図1、図2、図5、図6に示すように覆
う状態から上下を反転させて、図3、図4に示すように
保護ケース2の外まわりの口縁よりも下の部分に上方か
ら被せ付けられる、大きさおよび形状を持ったものとし
てある。従って、保護カバー5が不要なとき、上下を反
転させて保護ケース2の外まわりの口縁よりも下の部分
に図3に示すように上方から被せ付けておくことによ
り、保護ケース2の外面に沿ったかさ低い状態で他の邪
魔にならないようにしておけるし、保護ケース2から分
離して収納すると言ったことでその存在が俄に分からな
くなったり、紛失してしまうようなことを回避すること
ができる。この状態で、調理盤31、32の取手13、
14は、保護カバー5の口縁5aおよび保護ケース2の
口縁2aよりも外側に張り出しているので、保護カバー
5および保護ケース2内に上方から水や調理汁、異物な
どが入り込むのを防止できる。
【0019】本実施の形態1の実施例としては、調理盤
31、32および調理鍋4が金属製であり、例えばアル
ミニウム系金属の表面にフッソ樹脂層、あるいは溶射チ
タン層等が施されたものが、離型性や耐久性、および遠
赤外線の発散性が得られ好適である。しかし、耐久性や
調理の種類に応じて必要とされ、あるいは適当な材料お
よび構造のものを採用することができる。
【0020】保護ケース2は合成樹脂製の型成形品であ
り、軽量化および低コスト化に有利であるが、特にその
ようなものに限定されるものではなく、ステンレス鋼板
や鉄板など他の適当な材料のものとしてもよい。保護ケ
ース2にはその底部下に突出した脚部2bが図1、図
3、図5に示すように一体成形して、あるいは別体もの
を取り付けて設けられ、保護ケース2の底部がテーブル
等の載置面に直に接触するのを防止している。このよう
な脚部2bの構造および設け方は自由である。
【0021】保護ケース2は内側に金属製の遮熱板6を
取付けてあり、ヒータ1およびこれによって加熱される
調理盤31、32および調理鍋4からの熱が保護ケース
2に直接及んで熱劣化や焼損等の支承を来すようなこと
を防止するとともに、遮熱板6、保護ケース2の底部、
および前記脚部2bによって調理盤31、32、調理鍋
4、およびヒータ1の熱が載置面に保護ケース3の底部
以上に及びにくくしてある。これによって、載置面の状
態によっては熱に弱い状態である場合にも対応できるよ
うになる。
【0022】遮熱板6はこれの底部にて保護ケース2の
底部に、図1、図3、図5に示すように、孔の明いた通
気性のステンレス鋼よりなる遮熱筒7と合成樹脂やセラ
ミックス等の断熱材料よりなる遮熱ブロック8とを介し
てねじ9、10により取付けてある。遮熱ブロック8は
ねじ10により保護ケース2の底部に取付け、遮熱ブロ
ック8と遮熱板6の底部との間の隙間を遮熱筒7をスペ
ーサとして確保した状態で、この遮熱筒7内を通じて遮
熱板6の底部と遮熱ブロック8とをねじ9により締結し
てある。これにより、遮熱板6、遮熱筒7、および遮熱
板6から熱伝導されるねじ9の熱が直接保護ケース2に
及ばないようになり、保護ケース2に遮熱板6を金属製
の取付け部材を用いて取付ける構造が原因して、遮熱板
6の熱が保護ケース2に悪影響するのを防止し、また、
遮熱板6の取付け構造が熱によって劣化したり焼損する
ようなことを防止することができる。
【0023】本実施の形態ではヒータ1を保護ケース3
の側に固定し、調理盤31、32、調理鍋4をヒータ1
から分離した単独の状態で着脱できるようにすることに
より、それらの交換使用の外、ヒータ1等の電気部品と
は無関係に丸洗いできるようにする利点がある。
【0024】ヒータ1はシーズヒータであり、調理盤3
1、32、および調理鍋4を含めた各底部範囲の最も小
さな大きさおよび形状に応じた広さ範囲を万遍なく加熱
する平面パターンに配線され、途中の各部を、図1、図
3、図5に示すように遮熱板6にねじ11によって基部
を取り付けたL字状の金具12の立上がり片12aが形
成する二股部に各部を嵌め込んでかしめ付けることによ
り支持され、ヒータ1が調理盤31、32、および調理
鍋4のどの底部からも外側にはみ出さないように配置さ
れている。
【0025】従って、調理鍋4は深いことによって底部
の大きさが、調理盤31、32のそれよりも小さくなり
勝ちであるが、ヒータ1がその底部からはみ出さないの
で、ヒータ1の調理鍋4などの底部からのはみ出しによ
って、空加熱したり、保護ケース2内の空間や保護ケー
ス2の樹脂壁を過熱するようなことを防止することがで
きる。
【0026】調理盤31、32、および調理鍋4はその
口縁の外周まわりに、外方に張り出した環状の取手1
3、14、15を一体成形して設けられている。しか
し、これはそれらと別部材の例えば合成樹脂製のもので
あってもよいし、円周方向に途切れたもの、あるいは部
分的に設けられたものでもよい。しかし、環状であると
どこからでも把持できる。保護ケース2は外向きに一体
形成された口縁フランジ部2cを有し、この口縁フラン
ジ部2cの外周から垂下したスカート壁2dが一体成形
されている。このスカート壁2dは取手と、調理鍋4や
ヒータ1に対する外側の断熱空間Sを形成するのとに兼
用される。保護ケース2のこのようなスカート壁2dの
外面に前記上下反転した保護カバー5が図3に示すよう
に密嵌合するようにしていて、最もかさ張らない構造と
なっている。しかし、これに限られることはなく、本発
明の各種の特徴を発揮できる範囲で自由に設計すること
ができる。保護カバー5の保護ケース2の開口縁2aへ
の装着構造も自由である。要は保護カバー5が着脱で
き、かつ装着状態に安定できればよい。保護カバー5は
スカート壁2dと同じ長さに形成してあるが、スカート
壁2dよりも長くすると保護ケース2および、調理鍋4
に対する覆い範囲を大きくしてそれらの保護機能とを高
めることができる。
【0027】調理盤31、32、および調理鍋4の口縁
の内周に形成した段落ち部17には、図1、図3、図5
に示すようなアルミニウム系等の金属製、あるいはガラ
ス製等の適当な材料からなる同一の蓋18が兼用で着脱
できるように嵌め合わされ、調理の種類や状態に応じて
使用するようになっている。蓋18には取手19がねじ
21により取付けられ、蓋18の取扱いに便利なように
してある。
【0028】また、本実施の形態1では、ヒータ1を電
源に接続してそれを通電制御する通電制御具24は、従
来通りに、保護ケース2の通電制御具装着口22に挿入
して案内および位置決めされる等して着脱できるように
装着されて、ヒータ1に接続して用いられるが、その接
続状態で操作ダイアル29を回転操作してオン、オフ、
オン状態での温度調節操作とを行い、温度調節は感熱棒
25が検出する調理温度に基づいて行う。通電制御具装
着口22は前記案内、位置決めのためには図に示す場合
よりも長く形成してもよい。
【0029】さらに、前記感熱棒25は通電制御具24
のヒータ1への接続状態にて前記ヒータ1の上に載置さ
れる調理盤31、32、および調理鍋4の底部の平坦面
に所定の圧接代を持って圧接し、それらによる調理温度
を検出する。しかし、このような温度調節構造は種々に
設計することができる。
【0030】さらに、本実施の形態では、調理鍋4およ
び調理盤31、32が、図1、図2に示すように、順次
に積み重ねた場合に互いに嵌まり合う大きさ、および形
状を持っていると、不使用時にそれらを保護ケース2の
ヒータ1上に積み重ねることにより、かさ低く1つのも
のにまとめておけるので、収納に便利である。
【0031】なお、図示しないが、保護カバー5が、調
理鍋4を覆う装着状態にて、調理盤31、32のヒータ
1への載置を妨げない大きさであると、保護カバー5を
保護ケース2の上端開口縁2aに装着した状態で、必要
に応じ調理盤31、32を保護ケース2内に嵌め込んで
ヒータ1の上に載置し、脂分等がまわりに飛散するのを
防止する状態で使用することができ、便利である。
【0032】保護ケース2には、図1に示すように、保
護ケース2の通電制御具装着口22の突出を避ける切り
欠き37が設けられている。
【0033】図7は第2の実施例を示し、保護カバー5
の口縁5aの凸条の立ち上がり量を大きくし、かつ肩部
5cを外方に向かって下向きに傾斜するようにした点
で、上記第1の実施例と異なる。これにより、異物や水
などは口縁5aを内側に乗り越え難いし、口縁5aの外
側では外方へ滑り落ち、あるいは伝い落ちやすいので、
保護カバー5および保護ケース2内に異物や水などが侵
入しにくくなる。保護ケース2のスカート壁2dは第1
の実施例よりも短いが、これに被さる保護カバー5によ
って保護ケース2外回りの断熱空間Sを形成している。
【0034】図8は第3の実施例を示し、保護ケース2
のスカート壁を省略した点で第1の実施例と異なり、保
護ケース2の形状が簡単になるとともにかさ張りが小さ
くなる。
【0035】図9は第4の実施例を示し、保護ケース2
のスカート壁2dと保護カバー5との間にも断熱空間S
ができるような嵌め合い構造とした点で、第1の実施例
と異なる。これにより、調理の熱効率の向上と、調理熱
が保護カバー5外面に及ぶのを防止する働きを高めるこ
とが達成される。
【0036】図10は第5の実施例を示し、保護ケース
2のスカート壁2dを小さくして口縁2aの立ち上げ量
を大きくし、この口縁2aが垂直に立ち上がっている部
分の外まわりに上下反転した保護カバー5が被さるよう
にした点で第1の実施例と異なる。
【0037】図11の(a)(b)は第6の実施例を示
し、保護ケース2の口縁2aに外向きのフランジ2eを
設け、このフランジ2eに保護カバー5の内周に設けた
溝5dとの嵌め合わせによって着脱できるように支持
し、上下反転使用時は図11の(a)に示すように調理
盤31よりも若干高くなる覆い壁5fを設けて、熱的な
ガードを高めた点で、第1の実施例と異なり、図11の
(b)は調理鍋4を囲って保護した状態を示している。
【0038】フランジ2eと溝5dとの嵌め合いは、例
えば、フランジ2eを円周方向数カ所に設けたバヨネッ
ト片とし、溝5dを円周方向の適数箇所に設けられた開
放部から受け入れた後、回転させることにより開放部の
ない溝5dに移動させて行なえる。しかし、フランジ2
e、溝5dの一方または双方の弾性を利用した嵌め合い
にして対応することもできる。
【0039】図12の(a)(b)は第7の実施例を示
し、保護カバー5の覆い壁5fとの境界部における第6
の実施例での溝5dを省略し、保護カバー5および覆い
壁5fともに、図12の(a)または(b)に示すよう
にそれぞれ保護ケース2のスカート壁2dの外面に上方
より着脱できるように被せ付けた点で第6の実施例とこ
となる。この第7の実施例の方が、第6の実施例よりも
構造が単純であるし、着脱作業が楽になる特徴を有して
いる。
【0040】(実施の形態2) 本実施の形態2は、図13〜図16に示すように、ヒー
タ1をアルミニウム系金属よりなる熱伝導性のよい熱盤
41に埋設したものとし、調理盤31、32、調理鍋4
の底部全域により万遍なくヒータ1の熱を伝導できるよ
うにしてある。
【0041】熱盤41はねじ42によって遮熱板6に各
部をねじ止めされている。また、保護ケース2の外周一
部には取手15よりも外側に張り出した操作室43を有
し、これに内蔵した通電制御機構44を操作室43外に
突出した操作片45のスライド操作によって、オン、オ
フ操作、および温度調節操作を行うようにしてある。保
護カバー5の周壁の操作室43に対応する部分には、こ
の操作室43を避ける切り欠き46が設けられている。
以上によって、図13に示す調理鍋4の使用状態と、図
14〜図16に示す調理盤31等の使用状態と、実施の
形態1で示すような調理盤31、32、調理鍋4、保護
カバー5の積み重ね収納状態とが得られるようにしてあ
る。
【0042】他の構造および奏する作用効果は実施の形
態2の場合と変わらないので、同じ部材には同じ符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、保護ケースお
よびその底部のヒータの上に載置される調理盤とは共に
浅くして、従来通りに、焼き物料理を行う調理物を表裏
反転させたりする焼き物料理作業が楽に行えるし、調理
盤の外まわりは保護ケースによって必要範囲が覆われる
ので、調理盤に不用意に手が触れられるようなことを充
分に防止し、使用者を保護することができる。また、ヒ
ータの上に載置される調理鍋は、調理盤より深くて保護
ケースの上に大きく露出しても、保護ケースの開口縁に
着脱できるように装着される保護カバーによってその露
出部分の外まわりを覆われるので、不用意にその部分に
手が触れられるようなことを充分に防止して、使用者を
保護することができるし、保護カバーはこれを取り外す
ことによって、前記浅い調理盤の使用を妨げることがな
く、調理盤と調理鍋とを使い分けた前記調理を選択的に
自由に行えるようにする。
【0044】特に、保護カバーは、調理鍋を覆う状態か
ら上下を反転させて、保護ケースの外まわりの口縁より
も下の部分に上方から被せ付けられる、大きさおよび形
状を持っていることにより、保護カバーが不要なとき、
上下を反転させて保護ケースの外まわりの口縁よりも下
の部分に上方から被せ付けておくことにより、保護ケー
スの外面に沿ったかさ低い状態で他の邪魔にならないよ
うにしておけるし、保護ケースから分離して収納すると
言ったことでその存在が俄に分からなくなったり、紛失
してしまうようなことを回避することができる。
【0045】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の基本的な特徴による作用を共有しながら、特に、保護
ケースに支持されて調理盤および調理鍋を覆える保護カ
バーおよび覆い壁の2つを持ってより安全に使用できる
ようにしながら、上下を反転した、保護ケースのスカー
ト壁への着脱可能な被せ付け構造のみで使用ができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の第1の実施例としての
電気加熱調理器の格納状態を示す断面図である。
【図2】図1の調理器の斜視図である。
【図3】図1の調理器の調理盤使用状態を示す断面図で
ある。
【図4】図3の調理器の斜視図である。
【図5】図1の調理器の調理鍋使用状態を示す断面図で
ある。
【図6】図5の調理器の斜視図である。
【図7】実施の形態1の第2の実施例を示す要部の断面
図である。
【図8】実施の形態1の第3の実施例を示す要部の断面
図である。
【図9】実施の形態1の第4の実施例を示す要部の断面
図である。
【図10】実施の形態1の第5の実施例を示す要部の断
面図である。
【図11】実施の形態1の第6の実施例を示し、その
(a)は調理盤使用状態の断面図、その(b)は調理鍋
使用状態の断面図である。
【図12】実施の形態1の第7の実施例を示し、その
(a)は調理盤使用状態の断面図、その(b)は調理鍋
使用状態の断面図である。
【図13】本発明の実施の形態2の電気加熱調理器の調
理鍋使用状態を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態3の電気加熱調理器の調
理盤使用状態を示す断面図である。
【図15】図14の平面図である。
【図16】図14の電気加熱調理器の斜視図である。
【図17】従来の電気調理容器の調理盤および調理鍋に
使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヒータ 2 保護ケース 2a 開口縁 2d スカート壁 3、31、32 調理盤 4 調理鍋 5 保護カバー 5f 覆い壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 A47J 36/36 A47J 37/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部にヒータを収容した保護ケースと、
    前記ヒータの上に着脱できるように載置されてヒータに
    より加熱されて主として焼き物料理を行う調理盤と、前
    記ヒータの上に着脱できるように載置されてヒータによ
    り加熱されて主として鍋料理を行う調理鍋と、調理鍋使
    用状態にあって保護ケースの開口縁に着脱できるように
    装着されて、ヒータの上に載置された調理鍋の外まわり
    を覆う、大きさおよび形状を持った環状の保護カバー
    と、を組合せ備え、調理盤の使用状態にあって、保護カ
    バーは、調理鍋を覆う状態から上下を反転させて、保護
    ケースの外まわりの口縁よりも下の部分に上方から被せ
    付けられる、大きさおよび形状を持っていることを特徴
    とする電気加熱調理器。
  2. 【請求項2】 底部にヒータを収容した保護ケースと、
    前記ヒータの上に着脱できるように載置されてヒータに
    より加熱されて主として焼き物料理を行う調理盤と、前
    記ヒータの上に着脱できるように載置されてヒータによ
    り加熱されて主として鍋料理を行う調理鍋と、保護ケー
    スのスカート壁の外面に上方から着脱できるように被せ
    付けられる、互いが上下を逆向きに一体とされた保護カ
    バーおよび覆い壁とを備え、保護カバーが前記スカート
    壁に被せ付けられた状態で覆い壁がヒータの上に載置さ
    れた調理盤をそれよりも高い状態で覆い、覆い壁がスカ
    ート壁に被せ付けられた状態で保護カバーがヒータの上
    に載置された調理鍋を覆うようにしたことを特徴とする
    電気加熱調理器。
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