JP3744981B2 - 新規フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体 - Google Patents

新規フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP3744981B2
JP3744981B2 JP23677495A JP23677495A JP3744981B2 JP 3744981 B2 JP3744981 B2 JP 3744981B2 JP 23677495 A JP23677495 A JP 23677495A JP 23677495 A JP23677495 A JP 23677495A JP 3744981 B2 JP3744981 B2 JP 3744981B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
phthalocyanine
naphthalocyanine
free
amino
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23677495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0977983A (ja
Inventor
康寛 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orient Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Orient Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orient Chemical Industries Ltd filed Critical Orient Chemical Industries Ltd
Priority to JP23677495A priority Critical patent/JP3744981B2/ja
Priority to DE69622807T priority patent/DE69622807T2/de
Priority to EP96114626A priority patent/EP0763539B1/en
Priority to US08/713,610 priority patent/US5739319A/en
Publication of JPH0977983A publication Critical patent/JPH0977983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3744981B2 publication Critical patent/JP3744981B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/22Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains four or more hetero rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B47/00Porphines; Azaporphines
    • C09B47/04Phthalocyanines abbreviation: Pc
    • C09B47/08Preparation from other phthalocyanine compounds, e.g. cobaltphthalocyanineamine complex
    • C09B47/22Obtaining compounds having nitrogen atoms directly bound to the phthalocyanine skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
    • G11B7/242Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
    • G11B7/244Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only
    • G11B7/246Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing dyes
    • G11B7/248Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing dyes porphines; azaporphines, e.g. phthalocyanines

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体に関する。特に、本発明は水性インキやカラーフィルターに有用な緑色系のもしくは近赤外光吸収性の水溶性フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】
フタロシアニン系有機顔料は、堅牢性、耐久性に優れるため塗料やプラスチックの青色着色剤として使用されている。また、塩素化フタロシアニン顔料等もフタロシアニングリーンとして使用されている。
【0003】
しかし、フタロシアンニン系顔料は、有機溶剤や水に不溶なので、使用に際してアシッドペースティングのような顔料化法により微細化する必要があり、更に、顔料インキとして使用するためには煩雑な微分散処理を必要とする。
【0004】
一方、有機溶剤に溶解するフタロシアニン染料としては、C.I.ソルベントブルー25及び70等に分類されるものが知られている。この種の油溶性染料は、一般に(銅)フタロシアニン顔料をクロロスルホン化して、脂肪族アミン等と反応させスルホンアミド基をフタロシアニン核に導入することにより得られる。また、水溶性フタロシアニン染料としては、フタロシアニン核に2〜4個のスルホン基やカルボキシル基を導入したもの或いは、ヒドロキシアルキルアミンで置換されたスルホンアミド基を有するもの(特公平2-24866号)等が知られている。
【0005】
水溶性のフタロシアニン染料は、近年、水性インキやカラーフィルター用の着色剤として注目され、実用化されている。しかし、それらの多くは青色もしくはシアン色のもので、緑色の水溶性フタロシアンニンは殆ど知られていない。また、銅フタロシアニン系のC.I.ダイレクトブルー86,87及びC.I.アシッドブルー249等も緑色系用の補色色素として使用されているが、水溶性や染色後の耐水性が不充分である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題を解決するものであり、その目的とするところは、染色後の耐水性に優れる緑色系のもしくは近赤外光吸収性の水溶性フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、式
【0008】
【化3】
Figure 0003744981
【0009】
又は
【0010】
【化4】
Figure 0003744981
【0011】
[式中、Xは核置換したハロゲン原子であり、Mは2個の水素原子、2価の金属原子、3価の1置換金属原子または4価の2置換金属原子であり、mは4または8であり、nは0〜12の整数である。]
で表わされるフタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体を提供するものであり、そのことにより、上記目的が達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
式[I]及び[II]に示す本発明のフタロシアニン及びナフタロシアニンにおいて、o-スルホベンズアミド基及びXはフタロシアニン及びナフタロシアニン核に置換している核置換基である。XはCl、Br、I及びF のようなハロゲン原子である。好ましくはCl及びBrである。
【0013】
本発明のフタロシアニン及びナフタロシアニンは、4個または8個のo-スルホベンズアミド基を置換基として有する。つまり、フタロシアニン核又はナフタロシアニン核を構成する4個のベンゼン環又はナフタレン環は、それぞれ1個ずつo-スルホベンズアミド基を有する場合とそれぞれ2個ずつo-スルホベンズアミド基を有する場合とがある。好ましくは、o-スルホベンズアミド基の数は4個又は8個である。
【0014】
本発明のフタロシアニン及びナフタロシアニンは、0〜12個のハロゲン原子を置換基として有する。ハロゲン原子の数は、所望の色調に応じて適宜調節することができる。好ましくはハロゲン原子の数は0〜4個である。
【0015】
Mは、2個の水素原子(2H)、2価の金属原子、3価の1置換金属原子または4価の2置換金属原子である。
【0016】
ここでいう「2個の水素原子」とは、それぞれ独立して窒素基に結合した2個の水素原子をいう。したがって、この場合、Mは式の中心部の相対する窒素原子と共に2個のイミノ基(=N-H)を形成する独立した2個の水素原子を表わす。所謂無金属フタロシアニン又はナフタロシアニンを形成する。
【0017】
2価の金属原子の例としては、Cu、Zn、Fe、Co、Ni、Pb、Pt、Pd、Mn、Sn、Mg、Ba、Ca、TiおよびBeなどが挙げられる。好ましくはCu、Ni、CoまたはFeである。
【0018】
ここでいう「3価の1置換金属原子」とは、式 において窒素原子との結合に要する2個の原子価を除く1原子価が、置換基との結合に用いられている3価金属原子をいう。3価金属原子の例としてはAl、Ga、In、Ti、Mn、Fe等が挙げられる。好ましくはAl、Ga等である。置換基の例としては、Cl、F、BrおよびIのようなハロゲン基、メトキシ、エトキシおよびプロポキシのようなアルコキシ基、フェノキシ基、およびヒドロキシ基等が挙げられる。
【0019】
ここでいう「4価の2置換金属原子」とは、式 において窒素原子との結合に要する2個の原子価を除く2原子価が、置換基との結合に用いられている4価金属原子をいう。4価金属原子の例としてはCr、Si、Ge、V、MnおよびTi等が挙げられる。好ましくはGe、Si、VおよびTi等である。更に好ましくはTiおよびVである。置換基の例としては、上記3価金属原子の置換基と同様なもの、および酸素原子等が挙げられる。「4価の2置換金属原子」の例としては、GeCl2、SiF2、TiCl2、Si(O-アルキル)2、Ge(O-アルキル)2、Si(O-フェニル)2、Ge(O-フェニル)2およびGe(OH)2等、置換基が酸素原子である場合は、V=O、Mn=O、Ti=O等がある。
【0020】
本発明のフタロシアニン誘導体は、アミノ金属もしくは無金属フタロシアニンと無水オルトスルホ安息香酸とを、非プロトン性有機溶媒中反応促進剤の存在下に反応させる工程を包含する方法により製造することが好ましい。
【0021】
アミノ金属もしくは無金属フタロシアニンとは、フタロシアニン核に置換したアミノ基を有する金属もしくは無金属フタロシアニン誘導体をいう。本発明では、4個のアミノ基を有するテトラアミノ金属もしくは無金属フタロシアニン又は8個のアミノ基を有するオクタアミノ金属もしくは無金属フタロシアニンを用いる。これらのアミノ金属もしくは無金属フタロシアニンは、通常の条件ではアミノ基と反応しない他の置換基を有してもよい。
【0022】
他の置換基として好ましいものはハロゲン原子である。得られるフタロシアニン誘導体の色調は、フタロシアニン核に置換したハロゲン原子の種類及び数により調節できるからである。
【0023】
アミノ金属もしくは無金属フタロシアニンは当業者に周知の方法により合成できる。
【0024】
例えば、原料として4-ニトロフタロニトリルを用い、テトラニトロ金属(Cu)又は無金属フタロシアニンを得(フタロニトリル法)、ついでこれを還元してテトラアミノ金属(Cu)又は無金属フタロシアニンを得る。4,5-ジニトロフタロニトリルを原料として用いて、オクタアミノ金属もしくは無金属フタロシアニンを得てもよく、また、4-ニトロ-5-クロロフタロニトリルを原料として用いて、テトラクロロテトラアミノ金属もしくは無金属フタロシアニンを得てもよい。
【0025】
また、例えば、「色材」(色材協会誌)、38、100〜109、1964 には、原料として4-ニトロフタルイミドまたは4-ニトロフタル酸無水物を用い、テトラニトロ金属(Cu)フタロシアニンを得(ワイラー法)、ついでこれを還元してテトラアミノ金属(Cu)フタロシアニンを合成する方法、及び、原料として4-クロロ-5-ニトロフタルイミドを用い、テトラクロロテトラニトロ金属(Cu)フタロシアニンを得(ワイラー法)、ついでこれを還元してテトラクロロテトラアミノ金属(Cu)フタロシアニンを合成する方法が開示されている。
【0026】
これらの方法を以下のスキームに示す。
【0027】
【化5】
Figure 0003744981
【0028】
本発明で用いるのに特に好ましいアミノ金属もしくは無金属フタロシアニンには、テトラアミノ金属もしくは無金属フタロシアニン、テトラクロロテトラアミノ金属もしくは無金属フタロシアニン、オクタアミノ金属もしくは無金属フタロシアニン、テトラブロモテトラアミノ金属もしくは無金属フタロシアニン及びポリクロロテトラアミノ金属もしくは無金属フタロシアニンが挙げられる。
【0029】
ついで、このようにして得たアミノ金属もしくは無金属フタロシアニンと無水オルトスルホ安息香酸とを、非プロトン性有機溶媒中反応促進剤の存在下に反応させる。アミノ金属もしくは無金属フタロシアニンのアミノ基と無水オルトスルホ安息香酸の酸無水物基とが反応することによりアミド結合が形成される。その結果、フタロシアニン核にo-スルホンアミド基が導入され、式[I]で示す本発明のフタロシアニン誘導体が得られる。
【0030】
アミノ金属もしくは無金属フタロシアニンと無水オルトスルホ安息香酸とはほぼ当量の関係において反応させることが好ましい。本発明で用いるアミノ金属もしくは無金属フタロシアニンは4個又は8個のアミノ基を有するので、アミノ金属もしくは無金属フタロシアニン1モルに対して4又は8モルの無水オルトスルホ安息香酸が一般に用いられる。好ましくはアミノ基1個に対して1〜1.5倍当量用いる。
【0031】
非プロトン性有機溶媒としては、ピリジン、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン等を用いうる。好ましくはピリジンである。溶媒の使用量は、特に限定されないが、アミノ金属もしくは無金属フタロシアニンに対して5〜50重量倍量、好ましくは10〜30重量倍量である。
【0032】
反応促進剤(塩基触媒)としては、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N-メチルピペリジン、トリエチレンジアミン、4-ジメチルアミノピリジン等を用いうる。好ましくはトリエチルアミンである。反応促進剤の使用量は、通常置換アミノ基1個に対して2〜5倍当量、好ましくは3〜4倍当量用いる。
【0033】
反応は、所定量のアミノ金属もしくは無金属フタロシアニン、無水オルトスルホ安息香酸及び反応促進剤を非プロトン性有機溶媒中に溶解させ、50℃以上、好ましくは用いる溶媒の還流下で、0.5〜5時間、好ましくは1〜2時間撹拌することにより行う。
【0034】
得られる本発明のフタロシアニン誘導体は、必要に応じてハロゲン化してもよい。このハロゲン化は、当業者に周知の方法で行いうる。
【0035】
アミノ金属もしくは無金属フタロシアニンの代わりにアミノ金属もしくは無金属ナフタロシアニンを用いること以外は上述と同様にして、本発明のナフタロシアニン誘導体が得られる。アミノ金属もしくは無金属ナフタロシアニンの合成についても、原料としてニトロナフタロニトリル又はニトロナフタルイミド等を用いて、アミノ金属もしくは無金属フタロシアニンと同様に行うことができる。
【0036】
好ましくは、本発明のナフタロシアニン誘導体は、テトラアミノ金属もしくは無金属ナフタロシアニン及びオクタアミノ金属もしくは無金属ナフタロシアニンからなる群から選択されるアミノナフタロシアニンと、無水オルトスルホ安息香酸とを、非プロトン性有機溶媒中反応促進剤の存在下に反応させる工程を包含する方法により得られる。
【0037】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0038】
合成例1
テトラアミノ銅フタロシアニンの合成
スルホラン400gに、4-ニトロフタルイミド64.0g、尿素84.4g、塩化第一銅10.0g及びモリブデン酸アンモニウム1.0gを加え、180℃に加熱して、180〜190℃で6時間撹拌して反応させた。反応液を140℃まで冷却した後、熱濾過し、固形物をメタノールで洗浄し、さらに水洗した。次いで0.1%の稀苛性ソーダ水溶液で加熱処理した後、稀塩酸水溶液でさらに加熱処理し、濾過、水洗、乾燥した。これを98%濃硫酸に溶解させ、水中に注加し沈殿させ、濾過、水洗、乾燥した。さらにこれをN,N'-ジメチルアセトアミドで煮沸処理して、濾過後、湯洗し、精製テトラ(4)ニトロ銅フタロシアニンのウエットケーキを得た。
【0039】
微細にした精製テトラ(4)ニトロ銅フタロシアニンのウエットケーキを水1000ml中に懸濁させ、硫化ソーダ(9水和物)200gを室温にて加え、30℃にて3時間、さらに60℃にて4時間撹拌しながら還元した。生成物を濾過、水洗、乾燥し、さらに、このもをジオキサンで熱処理し、その後、これを98%濃硫酸に溶解させ、多量の水に加え、沈殿物を濾過、水洗し、稀苛性ソーダ水溶液にて中和し、テトラアミノ銅フタロシアニンを遊離させ、水洗、乾燥して精製テトラ(4)アミノ銅フタロシアニン43.0gを得た。
【0040】
合成例2
テトラアミノ無金属フタロシアニンの合成
4-ニトロフタロニトリル25.0g、アミルアルコール200gを予め80〜90℃に加熱撹拌し、ここへDBU10gを15分を要して滴下した後、140〜143℃で加熱撹拌及び還流を3時間行った。熱濾過後は、合成例1と全く同様の手順及び操作を行い、微細精製したテトラニトロ無金属フタロシアニンを水300mlに懸濁させ硫化ソーダ・9水和物70gを用いて還元し、テトラアミノ無金属フタロシアニン10.6gを得た。
【0041】
合成例3
テトラクロロテトラアミノ銅フタロシアニンの合成
スルホラン100gに、4-クロロ-5-ニトロフタルイミド18.7g、尿素21.1g、及び塩化第一銅2.2gを加え、100℃に加熱して、昇温させ、180〜190℃で5.5時間反応した。反応液を140℃まで冷却した後、熱濾過し、固形物をメタノ-ルで洗浄し、さらに水洗した。以下合成例1と同様にして、精製テトラクロロテトラニトロ銅フタロシアニンを得、次いで、得られた精製テトラクロロテトラニトロ銅フタロシアニンを還元し、精製テトラクロロテトラアミノ銅フタロシアニン13.4gを得た。
【0042】
実施例1
テトラキス(スルホベンズアミド)銅フタロシアニン(C60H36N12O16S4Cu=1371.5)の合成
合成例1で得たテトラアミノ銅フタロシアニン12.7g(20mmol)、ピリジン300ml及びトリエチルアミン30mlの混合物をあらかじめ80℃で30分間撹拌した。この混合物へ無水オルトスルホ安息香酸18.4gを15分を要して徐々に加えた。添加終了後、反応混合物を1時間撹拌還流させた。80℃まで放冷した後、ガラスフィルターを通して不溶物を除去した。エバポレーターを使用して得られた溶液から溶媒を留去した。得られた固体へアセトン200mlを加え1時間撹拌還流させ、スラリー化した。濾取後アセトン200mlを振りかけ洗浄を加えた後、真空乾燥し、15.03g(収率54.3%)の緑色固体を得た。
【0043】
以下に示す分析を行い、得られた化合物を同定した。IR及び可視光吸収スペクトルをそれぞれ図1及び図2に示す。
【0044】
【表1】
Figure 0003744981
IR(KBr,cm -1 )
ν=3340,3054,2679,1668,1606,1558,1506,1489,1436,1405,1348,1299,1228, 1189,1140,1097,1018,746,617
可視光吸収スペクトル ( 水溶液 )
λmax=638.2nm ε=3.76×104
【0045】
ついで、得られた化合物の室温における溶解性を測定し、以下に示す結果を得た。
【0046】
【表2】
溶解性
水 >10%
メタノール > 5%
アセトン 不溶
【0047】
実施例2
テトラキス(スルホベンズアミド)フタロシアニン(C60H36N12O16S4=1310)の合成
合成例2で得たテトラアミノ無金属フタロシアニン1.0g、ピリジン30ml及びトリエチルアミン3mlの混合物と無水オルトスルホ安息香酸1.5gを用いること以外は実施例1と同様の手順及び操作により、1.18g(収率52.2%)の緑色固体を得た。
【0048】
以下に示す分析を行い、得られた化合物を同定した。IR及び可視光吸収スペクトルをそれぞれ図3及び図4に示す。
【0049】
【表3】
Figure 0003744981
IR(KBr,cm -1 )
ν=3450,3296,3060,2680,1666,1606,1554,1482,1346,1299,1230,1192,1140, 1097,1020,752,617
可視光吸収スペクトル ( 水溶液 )
λmax=650.0nm ε=2.56×104
【0050】
ついで、得られた化合物の室温における溶解性を測定し、以下に示す結果を得た。
【0051】
【表4】
溶解性
水 >10%
メタノール > 5%
アセトン 不溶
【0052】
実施例3
テトラクロロテトラキス(スルホベンズアミド)銅フタロシアニン(C60H36N12O16Cl4S4Cu=1509.5)の合成
合成例3で得たテトラクロロテトラアミノ銅フタロシアニン14.1g(20mmol)、ピリジン300ml、トリエチルアミン30mlの混合物及び無水オルトスルホ安息香酸18.4gを用いること以外は実施例1と同様の手順及び操作により、16.4gの緑色固体を得た。
【0053】
実施例1と同様に分析を行い、得られた化合物を同定した。
【0054】
実施例4
テトラキス(スルホベンズアミド)ニッケルナフタロシアニン(C76H44N12O16S4Ni=1566.7)の合成
常法により5-ニトロ-1,2-ジシアノナフタレンを合成した後、キノリン中塩化ニッケルと縮合してテトラニトロニッケルナフタロシアニンを得た。このテトラニトロニッケルナフタロシアニンを合成例1と同様にニトロ基の還元を行いテトラアミノニッケルナフタロシアニンを得た。
【0055】
得られたテトラアミノニッケルナフタロシアニン0.30g、ピリジン3ml及びトリエチルアミン0.33mlの混合物、及び無水オルトスルホ安息香酸0.67gを用いること以外は実施例1と同様の手順及び操作により、0.433g(収率76.8%)の黄緑色固体を得た。
【0056】
以下に示す分析を行い、得られた化合物を同定した。IR及び可視光吸収スペクトルをそれぞれ図5及び図6に示す。
【0057】
【表5】
Figure 0003744981
IR(KBr,cm -1 )
ν=3437,3052,2680,1664,1620,1595,1554,1502,1461,1371,1342,1290,1228, 1190,1140,1097,1082,1018,752,617
可視光吸収スペクトル ( アルカリ 水溶液 )
λmax=708.2nm ε=2.35×104
【0058】
ついで、得られた化合物の室温における溶解性を測定し、以下に示す結果を得た。
【0059】
【表6】
溶解性
稀アルカリ水溶液 < 1.5%
メタノール < 0.1%
DMF > 2.0%
アセトン 不溶
【0060】
実施例5
テトラキス(スルホベンズアミド)銅ナフタロシアニン(C76H44N12O16S4Cu=1571.5)の合成
常法により5-ニトロ-1,2-ジシアノナフタレンを合成した後、キノリン中塩化銅と縮合してテトラニトロ銅ナフタロシアニンを得た。このテトラニトロ銅ナフタロシアニンを合成例1と同様にニトロ基の還元を行いテトラアミノ銅ナフタロシアニンを得た。
【0061】
得られたテトラアミノ銅ナフタロシアニン0.30g、ピリジン3ml及びトリエチルアミン0.33mlの混合物、及び無水オルトスルホ安息香酸0.67gを用いること以外は実施例1と全く同様の手順及び操作により、0.266g(収率47.0%)の黄緑色固体を得た。
【0062】
以下に示す分析を行い、得られた化合物を同定した。IR及び可視光吸収スペクトルをそれぞれ図7及び図8に示す。
【0063】
【表7】
Figure 0003744981
IR(KBr,cm -1 )
ν=3427,3062,1668,1616,1595,1558,1540,1500,1458,1363,1342,1327,1290, 1230,1186,1140,1082,1018,746,615
可視光吸収スペクトル ( アルカリ 水溶液 )
λmax=696.4nm ε=3.10×104
【0064】
ついで、得られた化合物の室温における溶解性を測定し、以下に示す結果を得た。
【0065】
【表8】
溶解性
稀アルカリ水溶液 < 1.5%
メタノール < 0.1%
DMF > 2.0%
アセトン 不溶
【0066】
応用例 ( インクジェット用水性インキ )
実施例1で得られた本発明の水溶性フタロシアニン誘導体テトラキス(スルホベンズアミド)銅フタロシアニン、及び比較例として4-スルホン酸ナトリウムフタル酸無水物からワイラー法によって合成したテトラスルホン酸銅フタロシアニン(C.I.アシッドブルー249)を用いて下記組成のインクジェット用水性インキ、インク1及びインク2を作成した。
【0067】
【表9】
インク1 (pH=7.7)
水(イオン交換水) 88.2%
N-メチル-2-ピロリドン 4.9%
エタノール 4.9%
テトラキス(スルホベンズアミド)銅フタロシアニン 2.0%
【0068】
【表10】
インク2 (pH=6.9)
水(イオン交換水) 88.2%
N-メチル-2-ピロリドン 4.9%
エタノール 4.9%
テトラスルホン酸銅フタロシアニン 2.0%
【0069】
インク1及び2を用いてセイコーエプソン社製インクジェットプリンター(HG5130)で印字した後、耐水性の比較試験を行った。耐水性試験は、印字した紙を24時間以上風乾した後、流水中30秒、及び静水中1時間それぞれ浸漬し、濃度計(MACBETH TR927)を用いて紙上のインク濃度を測定し、浸漬後の濃度の浸漬前の濃度に対する%で評価した。結果を表1に示す。
【0070】
【表11】
Figure 0003744981
【0071】
以上の耐水性試験結果から明らかなように、本発明のフタロシアニン誘導体を用いて作成したインキは、耐水性が格段に向上していた。
【0072】
【発明の効果】
染色後の耐水性に優れる緑色の水溶性フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体が提供された。
【0073】
本発明のフタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体は、水性インキ用色素として有用であり、インクジェット記録用インキに用いた場合には、高品質な画像(耐水性があり、光学濃度が高く、ブリードがない鮮明な画像)が得られる。また、緑色フィルター 用の着色剤として用いた場合には、透過性の良い光学素子が得られる。さらに、近赤外線吸収フィルター用としても有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られたフタロシアニン誘導体のIRスペクトルである。
【図2】 実施例1で得られたフタロシアニン誘導体の可視光吸収スペクトルである。
【図3】 実施例2で得られたフタロシアニン誘導体のIRスペクトルである。
【図4】 実施例2で得られたフタロシアニン誘導体の可視光吸収スペクトルである。
【図5】 実施例4で得られたナフタロシアニン誘導体のIRスペクトルである。
【図6】 実施例4で得られたナフタロシアニン誘導体の可視光吸収スペクトルである。
【図7】 実施例5で得られたナフタロシアニン誘導体のIRスペクトルである。
【図8】 実施例5で得られたナフタロシアニン誘導体の可視光吸収スペクトルである。

Claims (4)


  1. Figure 0003744981
    [式中、Xは核置換したハロゲン原子であり、Mは2個の水素原子、2価の金属原子、3価の1置換金属原子または4価の2置換金属原子であり、mは4または8であり、nは0〜12の整数である。]
    で表わされるフタロシアニン誘導体。
  2. テトラアミノ金属もしくは無金属フタロシアニン及びオクタアミノ金属もしくは無金属フタロシアニンからなる群から選択されるアミノ金属もしくは無金属フタロシアニンと、無水オルトスルホ安息香酸とを、非プロトン性有機溶媒中反応促進剤の存在下に反応させる工程を包含する請求項1記載のフタロシアニン誘導体の製造方法。

  3. Figure 0003744981
    [式中、Xは核置換したハロゲン原子であり、Mは2個の水素原子、2価の金属原子、3価の1置換金属原子または4価の2置換金属原子であり、mは4または8であり、nは0〜12の整数である。]
    で表わされるナフタロシアニン誘導体。
  4. テトラアミノ金属もしくは無金属ナフタロシアニン及びオクタアミノ金属もしくは無金属ナフタロシアニンからなる群から選択されるアミノナフタロシアニンと、無水オルトスルホ安息香酸とを、非プロトン性有機溶媒中反応促進剤の存在下に反応させる工程を包含する請求項3記載のナフタロシアニン誘導体の製造方法。
JP23677495A 1995-09-14 1995-09-14 新規フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体 Expired - Fee Related JP3744981B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23677495A JP3744981B2 (ja) 1995-09-14 1995-09-14 新規フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体
DE69622807T DE69622807T2 (de) 1995-09-14 1996-09-12 Neue Phthalocyanin- oder Naphthalocyaninderivate
EP96114626A EP0763539B1 (en) 1995-09-14 1996-09-12 Novel phthalocyanine or naphthalocyanine derivative
US08/713,610 US5739319A (en) 1995-09-14 1996-09-13 Phthalocyanine or naphthalocyanine derivative

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23677495A JP3744981B2 (ja) 1995-09-14 1995-09-14 新規フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0977983A JPH0977983A (ja) 1997-03-25
JP3744981B2 true JP3744981B2 (ja) 2006-02-15

Family

ID=17005601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23677495A Expired - Fee Related JP3744981B2 (ja) 1995-09-14 1995-09-14 新規フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5739319A (ja)
EP (1) EP0763539B1 (ja)
JP (1) JP3744981B2 (ja)
DE (1) DE69622807T2 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6627532B1 (en) * 1998-02-11 2003-09-30 Applied Materials, Inc. Method of decreasing the K value in SiOC layer deposited by chemical vapor deposition
JP2000009916A (ja) * 1998-06-18 2000-01-14 Canon Inc カラーフィルタ、液晶パネル、コンピュータ及びカラーフィルタの製造方法
KR20020002423A (ko) 1999-04-27 2002-01-09 다께다 가즈히꼬 프탈로시아닌 화합물, 수성 잉크 조성물 및 착색체
JP2001011076A (ja) * 1999-04-27 2001-01-16 Nippon Kayaku Co Ltd フタロシアニン化合物、水性インク組成物及び着色体
US6919382B2 (en) 2000-08-31 2005-07-19 The Governors Of The University Of Alberta Preparation and uses of conjugated solid supports for boronic acids
JP2002201401A (ja) * 2001-01-09 2002-07-19 Konica Corp 顔料分散体及びインクジェット用インク
JP4190187B2 (ja) 2002-01-22 2008-12-03 富士フイルム株式会社 水溶性フタロシアニン化合物を含むインク、インクジェット用インク、インクジェット記録方法、及び着色画像材料のオゾンガス褪色改良方法
US8999200B2 (en) * 2002-07-23 2015-04-07 Sabic Global Technologies B.V. Conductive thermoplastic composites and methods of making
GB2418670B (en) * 2003-07-18 2007-06-27 Avecia Inkjet Ltd Phthalocyanines and their use in ink-jet printers
GB0316856D0 (en) * 2003-07-18 2003-08-20 Avecia Ltd Inks and processes
JP2006528710A (ja) * 2003-07-18 2006-12-21 フジフィルム・イメイジング・カラランツ・リミテッド フタロシアニン類およびインキジェットプリンターにおけるそれらフタロシアニンの使用
WO2005014725A1 (en) * 2003-07-18 2005-02-17 Avecia Inkjet Limited Phthalocyanines and their use in ink-jet printers
JP2005179457A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Konica Minolta Holdings Inc 着色組成物、インクジェット記録液、インクジェット記録方法及びカラートナー
US7122076B2 (en) * 2004-08-09 2006-10-17 Silverbrook Research Pty Ltd Synthetically expedient water-dispersible IR dyes
JP4598828B2 (ja) 2004-08-09 2010-12-15 シルバーブルック リサーチ ピーティワイ リミテッド 耐光性が向上した合成に好適な水分散性ir染料
US7470315B2 (en) * 2005-07-05 2008-12-30 Silverbrook Research Pty Ltd Red-shifted water dispersible napthalocyanine dyes
WO2009060573A1 (ja) * 2007-11-07 2009-05-14 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha 水溶性ナフタロシアニン色素及びこれを含有する水系インク
TW201011076A (en) * 2008-08-01 2010-03-16 Nippon Kayaku Kk Hydrosoluble naphthalocyanine pigment and aqueous ink composition containing the same
EP2318465B1 (en) * 2008-08-12 2016-10-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Inks with water soluble near ir dyes
EP2459652B1 (en) 2009-07-31 2018-02-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Phthalocyanines and naphthalocyanines with near-ir absorptions for inkjet inks
JP6279406B2 (ja) * 2014-05-29 2018-02-14 山本化成株式会社 ナフタロシアニン化合物を含有して成るフィルタ
JP6338979B2 (ja) * 2014-09-03 2018-06-06 山本化成株式会社 ナフタロシアニン化合物を含有して成るフィルタ
CN115433381B (zh) * 2022-09-30 2023-08-01 陕西科技大学 一种酞菁基可降解反光膜的制备方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR809785A (fr) * 1935-09-06 1937-03-10 Ig Farbenindustrie Ag Nouvelles phtalocyanines de la série benzénique
DE749259C (de) * 1938-12-30 1944-12-20 Verfahren zur Herstellung von Phthalocyaninen
US3592791A (en) * 1966-11-23 1971-07-13 Ici Ltd Coloration process
FR2278739A1 (fr) * 1974-07-19 1976-02-13 Ugine Kuhlmann Pigments de phtalocyanines stables a la cristallisation
RO81271B1 (ro) * 1982-04-02 1983-02-28 îNTREPRINDEREA DE COLORANTI "COLOROM" Azocuplanta ftalocianinica si procedeu de obtinere a acesteia
US4622179A (en) * 1983-07-19 1986-11-11 Yamamoto Kagaku Gosei Co., Ltd. Naphthalocyanine compounds
JPS63170462A (ja) * 1986-08-25 1988-07-14 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd フタロシアニン化合物
JPH0735482B2 (ja) * 1987-05-13 1995-04-19 富士写真フイルム株式会社 フタロシアニン誘導体
JPS63286801A (ja) * 1987-05-19 1988-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示体用カラ−フィルタ
EP0376745B1 (en) * 1988-12-29 1994-12-07 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Optical recording medium and process for the production thereof
US5166338A (en) * 1989-03-01 1992-11-24 Hoechst Aktiengesellschaft Water-soluble fiber-reactive dyes and preparation and use thereof
EP0484027B1 (en) * 1990-11-02 1996-12-18 Zeneca Limited Polysubstituted phthalocyanines

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0977983A (ja) 1997-03-25
DE69622807T2 (de) 2002-12-12
US5739319A (en) 1998-04-14
DE69622807D1 (de) 2002-09-12
EP0763539A3 (en) 1998-07-15
EP0763539B1 (en) 2002-08-07
EP0763539A2 (en) 1997-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3744981B2 (ja) 新規フタロシアニン又はナフタロシアニン誘導体
JP4471573B2 (ja) フタロシアニン化合物
CN102020866B (zh) 着色剂化合物
DE60312419T2 (de) Tintenzusammensetzungen enthaltend Phthalozyanine
CA2641974C (en) Novel porphyrazine coloring matter, ink, ink set and colored article
EP1119590B1 (de) Substituierte phthalocyanine
US5359056A (en) Phthalocyanine compounds, production method thereof, and near infrared ray absorption materials containing the same
JP3014221B2 (ja) 新規含フッ素フタロシアニン化合物、その製造方法、およびそれを含んでなる近赤外線吸収材料
JPH0216344B2 (ja)
JP2812624B2 (ja) 新規含フッ素フタロシアニン化合物、その製造方法、およびそれを含んでなる近赤外線吸収材料
JP4849873B2 (ja) フタロシアニン色素、インク、インクセット、このインク又はインクセットを用いたインクジェット記録方法、及び着色体
JP3238183B2 (ja) 新規フタロシアニン化合物およびその製造方法
JPH05331383A (ja) 粗製銅フタロシアニンの製造法
JP4385985B2 (ja) フタロシアニン化合物およびそれを含有する着色組成物
JP4962812B2 (ja) フタロシアニン化合物およびその製造方法、ならびに該フタロシアニン化合物を含有する着色組成物
JPH06192584A (ja) 新規フタロシアニン化合物、その製造方法およびそれらを含んでなる近赤外線吸収材料
KR20100125450A (ko) 혼정 및 착색 안료 분산 조성물
JP2007016203A (ja) フタロシアニン化合物およびその製造方法、ならびに該フタロシアニン化合物を含有する着色組成物
JP2002155219A (ja) β型銅フタロシアニン顔料組成物の製造方法
JP3781466B2 (ja) 近赤外線吸収化合物およびその製造方法
JP2577219B2 (ja) 銅フタロシアニン顔料の製造方法
JPH0796540B2 (ja) フタロシアニン化合物およびその中間体
DE914250C (de) Verfahren zur Herstellung neuer, stabiler, schwermetallhaltiger Poly-iminoisoindolenine
CN112521768A (zh) 一种油溶性染料、其制备方法及应用
KR20210031636A (ko) 퀴노프탈론 화합물

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees