JP3743513B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抵抗導電層を含む新規な半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】
半導体層に形成される抵抗素子として、例えばポリシリコン層からなる抵抗導電層が用いられている(例えば、特許文献1参照)。近年、製造プロセスの簡略化を図るべく、この抵抗素子と、MOS(Metal Oxide Semiconductor)構造を有するトランジスタ(以下、「MOSトランジスタ」とする)とを同一の半導体層上に効率良く形成するために、これらの製造プロセスを一部共通化する要請が高まっている。
【0003】
【特許文献1】
特開昭61−242058号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、抵抗素子およびMOSトランジスタを効率良く同一の半導体層上に形成できる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0005】
また、本発明の目的は、抵抗素子およびMOSトランジスタが同一の半導体層上に形成された半導体装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
1.第1の半導体装置の製造方法
本発明の第1の半導体装置の製造方法は、
抵抗導電層と、MOSトランジスタとが同一の半導体層上に混在する半導体装置の製造方法であって、
前記抵抗導電層の形成領域において、前記半導体層の上方に第1絶縁層を形成し、
前記MOSトランジスタの形成領域において、素子分離領域を形成し、
前記抵抗導電層の形成領域において、前記第1絶縁層の上に抵抗導電層を形成し、
前記抵抗導電層の形成領域において、該抵抗導電層を覆うように保護層を形成し、
前記MOSトランジスタの形成領域において、前記半導体層の表面を露出させ、
前記半導体層の表面を熱酸化することにより、前記半導体層上に第2絶縁層を形成し、
少なくとも前記第2絶縁層の上にゲート導電層を形成し、
前記MOSトランジスタの形成領域において、前記ゲート導電層および前記第2絶縁層をパターニングすることによって、ゲート電極およびゲート絶縁層を形成すること、を含む。
【0007】
本明細書において、抵抗導電層とは、半導体層の上方に形成され、抵抗素子として機能する導電層をいう。
【0008】
本発明の第1の半導体装置の製造方法によれば、前記第2絶縁層を形成する際に、前記抵抗導電層が前記保護層によって覆われている状態で、前記半導体層の表面を前記熱酸化することにより、前記抵抗導電層の酸化を防止することができる。これにより、所望の抵抗値を有する抵抗導電層を形成することができる。上記作用効果については、本発明の実施の形態の欄で詳述する。
【0009】
この場合、前記半導体層は、表面にシリコン基板を含む層であり、前記第1および第2絶縁層は、酸化シリコン層であり、前記保護層は、窒化シリコン層または酸化窒化シリコン層であることができる。
2.第2の半導体装置の製造方法
本発明の第2の半導体装置の製造方法は、
抵抗導電層と、MOSトランジスタとが同一の半導体層上に混在する半導体装置の製造方法であって、
前記抵抗導電層の形成領域において、前記半導体層の上方に第1絶縁層を形成し、
前記MOSトランジスタの形成領域において、素子分離領域を形成し、
前記抵抗導電層の形成領域において、前記第1絶縁層の上に抵抗導電層を形成し、
前記抵抗導電層の形成領域において、前記抵抗導電層の上に保護層を形成し、
前記MOSトランジスタの形成領域において、前記半導体層の表面を露出させ、
前記半導体層の表面を熱酸化することにより、前記半導体層上に第2絶縁層を形成し、
前記抵抗導電層の側面に第3絶縁層を形成し、
少なくとも前記第2絶縁層の上にゲート導電層を形成し、
前記MOSトランジスタの形成領域において、前記ゲート導電層および前記第2絶縁層をパターニングすることによって、ゲート電極およびゲート絶縁層を形成すること、を含む。
【0010】
本発明の第2の半導体装置の製造方法によれば、前記第2絶縁層を形成する際に、前記抵抗導電層の上に前記保護層が形成されている状態で、前記半導体層の表面を前記熱酸化することにより、前記抵抗導電層の酸化を防止することができる。これにより、所望の抵抗値を有する抵抗導電層を形成することができる。
【0011】
この場合、前記半導体層は、少なくとも表面にシリコン層を含む層であり、前記第1、第2および第3絶縁層は、酸化シリコン層であり、前記保護層は、窒化シリコン層または酸化窒化シリコン層であることができる。
【0012】
また、この場合、前記第2絶縁層および前記第3絶縁層は同一工程にて形成できる。さらに、前記第2絶縁層および前記第3絶縁層はそれぞれ、前記半導体層の表面および前記抵抗導電層の側面を酸化することにより形成できる。
【0013】
また、本発明の第1および第2半導体装置の製造方法は、以下の(1)〜(5)の態様をとることができる。
【0014】
(1)前記ゲート導電層は、ポリシリコン層と金属層との積層体であることができる。これにより、前記ゲート電極の低抵抗化が図られ、ゲート配線の遅延が改善できる。
【0015】
(2)前記抵抗導電層は、ポリシリコン層であることができる。
【0016】
(3)前記第1絶縁層および前記素子分離領域は同一工程にて形成されることができる。これにより、製造プロセスの効率化を図ることができる。この場合、前記第1絶縁層および前記素子分離領域は、前記半導体層の表面を酸化することにより形成できる。
【0017】
(4)前記抵抗導電層と、ソース−ドレイン間耐圧が異なる絶縁ゲート型の高耐圧トランジスタおよび低耐圧トランジスタとが同一の前記半導体層上に混載された半導体装置の製造方法であって、
前記MOSトランジスタは、前記高耐圧トランジスタであることができる。
【0018】
高耐圧トランジスタは一般に、高電圧に耐え得るように、ゲート絶縁層の膜厚が大きく形成されている。ゲート絶縁層を膜厚を大きく形成する場合、前記抵抗導電層が露出した状態で前記半導体層の表面を熱酸化すると、前記抵抗導電層が大きく酸化されてしまう。したがって、上記本発明の半導体装置の製造方法を用いることによって、前記抵抗導電層の酸化を防止することによって得られるメリットが大きい。
【0019】
(5)前記第2絶縁層は、前記MOSトランジスタの形成領域において、前記半導体層のうち少なくとも前記ゲート電極が形成される領域を露出させた後、該表面を熱酸化することにより形成できる。
3.半導体装置
本発明の半導体装置は、
半導体層と、
前記半導体層上に形成されたMOSトランジスタと、
前記半導体層上に絶縁層を介して形成された抵抗導電層と、
を含み、
前記MOSトランジスタは、
ゲート絶縁層と、
前記ゲート絶縁層の上に形成されたゲート電極と、
を含む。
【0020】
本発明の第1および第2半導体装置の製造方法は、以下の(1)〜(6)の態様をとることができる。
【0021】
(1)前記ゲート電極は、ポリシリコン層と金属層との積層体からなることができる。
【0022】
(2)前記抵抗導電層は、ポリシリコン層であることができる。
【0023】
(3)前記半導体層は、少なくとも表面にシリコン層を含む層であり、前記ゲート絶縁層は、酸化シリコン層であることができる。
【0024】
(4)前記半導体層上に形成され、ソース−ドレイン間耐圧が異なる絶縁ゲート型の高耐圧トランジスタおよび低耐圧トランジスタと、を含み、前記MOSトランジスタは、前記高耐圧トランジスタであることができる。
【0025】
(5)さらに、前記抵抗導電層を覆うように形成された保護層を含むことができる。
【0026】
(6)さらに、前記抵抗導電層上に形成された保護層を含むことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0028】
[第1の実施の形態]
1.半導体装置の構造
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態に係る半導体装置を模式的に示す断面図である。図2は、図1に示す抵抗導電層24を模式的に示す平面図である。図3は、図1に示すMOSトランジスタ200を高耐圧トランジスタとして用いた半導体装置を模式的に示す断面図である。なお、図1に示す断面は図2のA−A線に沿った断面である。
【0029】
本実施の形態の半導体装置は、図1に示すように、抵抗素子100とMOSトランジスタ200とを含む。この抵抗素子100およびMOSトランジスタ200は同一の半導体層上に混在している。なお、本実施の形態の半導体装置においては、前記半導体層として、p型シリコン基板からなる半導体基板10を用いた場合について説明する。また、MOSトランジスタ200のゲート電極20は、ドープトポリシリコン層16と金属層18との積層体からなるが、このような構造も通常、MOS構造と呼ばれている。
【0030】
抵抗素子100は図1に示すように、抵抗導電層24を含む。この抵抗導電層24は、半導体基板10上に形成された第1絶縁層22上に設置されている。抵抗導電層24はドープトポリシリコンからなる。また、抵抗素子100には、抵抗導電層24を覆うように保護層26が形成されている。保護層26は例えば窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜からなる。
【0031】
また、抵抗導電層24には、不純物が導入されている。この抵抗導電層24の抵抗値は、導入される不純物の種類および量を適宜調整することにより所望の値に設定することができる。抵抗導電層24には、p型またはn型不純物を導入することができる。
【0032】
図2に示すように、この抵抗導電層24の上にはコンタクト90,92が形成されている。このコンタクト90,92はそれぞれ配線層(図示せず)と接続されている。これにより、抵抗導電層24はコンタクト90,92を介して前記配線層と電気的に接続されている。
【0033】
MOSトランジスタ200は、図1に示すように、ゲート絶縁層14と、ゲート電極20とを含む。ゲート電極20はゲート絶縁層14の上に形成されている。本実施の形態においては、ゲート絶縁層14は酸化シリコン層からなり、ゲート電極20はポリシリコン層16および金属層18からなる。すなわち、ゲート電極20はポリサイド構造を有する。これにより、ゲート電極の低抵抗化が図られ、ゲート配線の遅延が改善されている。ポリシリコン層16はドープトポリシリコンからなる。また、金属層18に用いる金属としては、例えばタングステン、モリブデンが挙げられる。
【0034】
MOSトランジスタ200はさらに、n型のソース/ドレイン領域17,19を含む。このソース/ドレイン領域17,19は、ゲート電極20を挟むように形成されている。このソース/ドレイン領域17,19はそれぞれオフセット領域37,39内に形成されている。なお、このソース/ドレイン領域17,19上には、必要に応じてシリサイド層を形成することもできる。
【0035】
本実施の形態の半導体装置において、MOSトランジスタ200はp型ウエル11内に形成されている。このp型ウエル11内にオフセット領域37,39が形成され、オフセット領域37,39内にそれぞれソース/ドレイン領域17,19が形成されている。
【0036】
この半導体装置は図3に示すように、トリプルウエル構造を有する。具体的には、領域HVにおいて、p型シリコン基板からなる半導体基板10内にn型ウエル51が形成され、このn型ウエル51内にp型ウエル11が形成されている。さらに、図3に示すように、半導体基板10にはn型ウエル41とp型ウエル61とが形成されている。
【0037】
本実施の形態の半導体装置では、図3に示すように、抵抗素子100とともに、高耐圧トランジスタおよび低耐圧トランジスタが同一の半導体基板10上に形成されており、MOSトランジスタ200は高耐圧トランジスタとして機能する。
【0038】
すなわち、本実施の形態の半導体装置には、図3に示すように、同一の半導体基板10上に、抵抗素子100とともに、高耐圧トランジスタおよび低耐圧トランジスタが混在している。図1に示す抵抗素子100とMOSトランジスタ200は、図3に示す半導体装置の一部を抜き出して示したものである。
【0039】
図3において、領域HVは、高耐圧トランジスタが形成されている領域を示し、領域LVは、低耐圧トランジスタが形成されている領域を示す。また、領域HVpは、高耐圧PチャネルMOS(pMOS)トランジスタ300の形成領域を示し、領域HVnは、耐圧NチャネルMOS(nMOS)トランジスタ200の形成領域を示す。同様に、領域LVpは、耐圧PチャネルMOS(pMOS)トランジスタ500の形成領域を示し、領域LVnは、低耐圧NチャネルMOS(nMOS)トランジスタ400の形成領域を示す。各トランジスタは、LOCOS酸化によって、素子分離領域12によって分離されている。この素子分離領域12は、抵抗素子100の抵抗導電層24と半導体基板10とを分離する第1絶縁層22と同一の工程にて形成することができる。
【0040】
また、この半導体装置においては、図3に示すように、高耐圧トランジスタ200,300のゲート絶縁層の膜厚は、低耐圧トランジスタ400,500のゲート絶縁層の膜厚よりも大きく形成されている。
【0041】
なお、本実施の形態においては、図3に示すように、MOSトランジスタ200がトリプルウエルに形成されている場合を示したが、MOSトランジスタ200はツインウエルに形成されていてもよい。この場合、pウエル11がnウエル51内に形成されるかわりに、nウエル51とpウエル11とが隣接するように形成される。
2.半導体装置の製造方法
次に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について、図1〜図12を参照して説明する。なお、図4〜図12の断面図は、図1に示す半導体装置の断面図に対応する。本実施の形態においては、図3に示す半導体装置のうち、抵抗素子100および高耐圧nMOSトランジスタ200部分の製造方法について主に説明し、他の領域については説明を省略する。以下、抵抗素子100が形成される領域を「抵抗素子の形成領域100a」とし、MOSトランジスタ200が形成される領域を「MOSトランジスタの形成領域200a」とする。
【0042】
(A)まず、半導体基板10の表面に、素子分離領域12および第1絶縁層22を形成する(図3および図4参照)。本実施の形態においては、素子分離領域12および第1絶縁層22が同一工程にて形成される場合について説明する。
【0043】
具体的には、LOCOS法によって半導体基板10の表面をフィールド酸化することにより、MOSトランジスタの形成領域200aにおいて、半導体基板10上に素子分離領域12を形成するとともに、抵抗素子の形成領域100aにおいて、半導体基板10上に第1絶縁層22を形成する。
【0044】
(B)次いで、高耐圧トランジスタのためのウエルを形成する(図3参照)。
【0045】
具体的には、一般的なフォトリソグラフィ法によって形成したレジストマスク(図示せず)を用いて、所定の領域に不純物を導入することにより、領域HVに、高耐圧pMOSトランジスタを形成するためのn型のウエル(nウエル)51を形成し、領域HVnに、高耐圧nMOSトランジスタを形成するためのp型のウエル(pウエル)11を形成する(図3参照)。
【0046】
次いで、高耐圧トランジスタ200のソース/ドレインのオフセット領域37,39を形成する(図3および図4参照)。具体的には、領域HVnの所定領域にn型不純物を導入して、ソース/ドレインのオフセット領域37,39をする。
【0047】
次いで、高耐圧トランジスタ200のチャネル領域が形成される。具体的には、高耐圧トランジスタ200の閾値電圧を調整するために、n型不純物がチャネル領域内に注入される。
【0048】
(C)次いで、抵抗素子の形成領域100aに抵抗導電層24を形成する(図5参照)。
【0049】
具体的には、図4に示すように、全面に、抵抗導電層24を形成するための導電層24aを積層する。この導電層24aは例えばポリシリコンからなる。次いで、この導電層24aのうち少なくとも抵抗導電層24が形成される領域に不純物を導入する。この不純物の導入により、抵抗導電層24の抵抗値が所定の値に調整される。
【0050】
次に、レジスト層R100を抵抗素子の形成領域100aに形成する。このレジスト層R100は、抵抗導電層24が形成される領域上に形成される。次いで、このレジスト層R100をマスクとして導電層24aをエッチングする。これにより、図5に示すように、抵抗素子の形成領域100aに抵抗導電層24を形成する。この抵抗導電層24は、所定の平面形状に形成される(図2参照)。すなわち、抵抗導電層24の平面形状は図2に示す形状に限定されるわけでなく、任意の形状にすることができる。また、この工程において、MOSトランジスタの形成領域200aに形成されていた導電層24aは除去される。
【0051】
(D)次いで、抵抗素子の形成領域100aにおいて、抵抗導電層24上に保護層26を形成する(図参照)。
【0052】
具体的には、図6に示すように、全面に保護層26aを形成した後、図7に示すように、抵抗素子の形成領域100aにおいて、レジスト層R200を形成する。このレジスト層R200は、少なくとも抵抗導電層24を覆うように形成する。次いで、このレジスト層R200をマスクとして保護層26aをエッチングする。これにより、図8に示すように、抵抗素子の形成領域100aにおいて、抵抗導電層24を覆うように保護層26が形成される。以上の工程を経て、抵抗素子100が形成される(図9参照)。この抵抗素子100の上には、後の工程でコンタクト90,92が形成される(図2参照)。また、この工程において、MOSトランジスタの形成領域200aに形成されていた保護層26aは除去される。
【0053】
(E)次いで、MOSトランジスタの形成領域200aにおいて、半導体基板10上に第2絶縁層14aを形成する(図9参照)。
【0054】
具体的には、熱酸化によって半導体基板10の表面が酸化されて、半導体基板10の表面全体に、酸化シリコンからなる第2絶縁層14aが形成される。
【0055】
(F)次いで、第2絶縁層14aの上に、ゲート電極20を形成するためのゲート導電層20aを形成する(図10参照)。
【0056】
ゲート導電層20aは、ポリシリコン層16aおよび金属層18aの2層からなる。すなわち、このゲート導電層20aは、第2絶縁層14aの上にポリシリコン層16aを形成した後、その上に金属層18aを積層することにより形成される。金属層18aは、タングステンまたはモリブデン等の金属からなる。
【0057】
なお、ポリシリコンは多結晶半導体であるため、その抵抗率は金属よりも高い。このため、MOSトランジスタ200のように、ポリシリコン層16を含むゲート電極20を形成する場合には、金属層18aを形成する前に、ポリシリコン層16aのうち少なくともゲート電極20が形成される領域(図10では領域16b)に、チャネルに対応する不純物(この場合n型不純物)を注入することによって、ポリシリコン層16aを予備的に低抵抗化する。
【0058】
(G)次いで、MOSトランジスタの形成領域200aにおいて、ゲート絶縁層14およびゲート電極20を形成する(図12参照)。
【0059】
まず、レジスト層R300をゲート導電層20a上に形成する(図11参照)。このレジスト層R300はゲート電極20が形成される領域に設置される。このレジスト層R300をマスクとしてゲート導電層20aをエッチングする。エッチングの方法としては、例えばドライエッチングが挙げられる。これにより、図12に示すように、MOSトランジスタの形成領域200aにおいて、ゲート絶縁層14およびゲート電極20が半導体基板10上に形成される。また、この工程において、抵抗素子の形成領域100aにおいて、抵抗導電層24の上方に形成されていた第2絶縁層14aおよびゲート導電層20aは除去される。
【0060】
(H)次いで、MOSトランジスタの形成領域200aにおいて、ゲート電極20の側面に、サイドウォール絶縁層15を形成する(図1参照)。具体的には、このサイドウォール絶縁層15はゲート電極20の両側面に形成され、ソース/ドレイン領域17,19を形成するためのマスクとして機能する。このサイドウォール絶縁層15は、例えば、反応性イオンエッチング(RIE)などの異方性エッチングによって形成することができる。
【0061】
次いで、MOSトランジスタの形成領域200aにおいて、半導体基板10に形成されたオフセット領域37,29内にそれぞれ、ソース/ドレイン領域17,19を形成する。このソース/ドレイン領域17,19はサイドウォール絶縁層15がマスクとして機能し、自己整合的に形成される。以上の工程を経て、MOSトランジスタ200が形成される(図1参照)。
【0062】
(作用効果)
本実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、次の作用効果を奏することができる。
【0063】
第1に、前記(D)の工程で、抵抗導電層24の上に保護層26を形成した後、前記(E)の工程で、熱酸化によって、ゲート絶縁層14を形成するための第2絶縁層14aを形成することにより、熱酸化によって第2絶縁層14aを形成する際に、ポリシリコン層からなる抵抗導電層24の酸化を防止することができる。これにより、抵抗導電層24を所望の抵抗値に設定することができる。特に、ゲート絶縁層の膜厚が比較的大きいトランジスタを形成する場合に大きな効果を発揮する。その理由について以下に説明する。
【0064】
本実施の形態の半導体装置において、MOSトランジスタ200のゲート絶縁層14は半導体基板10の表面を熱酸化することにより形成される。したがって、仮に、抵抗導電層24が露出した状態で半導体基板10の熱酸化を行なった場合、熱酸化によって抵抗導電層24が酸化されてしまい、抵抗導電層24が抵抗素子として十分に機能し得なくなる場合がある。
【0065】
これに対し、本実施の形態によれば、抵抗導電層24が保護層26によって覆われている状態で熱酸化を行なうことにより、抵抗導電層24の酸化を防止することができる。特に、膜厚が大きなゲート絶縁層14を形成する場合には、抵抗導電層24が露出した状態で半導体基板10の熱酸化を行なうと、抵抗導電層24が大きく酸化されてしまう。このため、上記方法を用いることによって、抵抗導電層24の酸化を防止することによって得られるメリットが大きい。
【0066】
例えば、高耐圧トランジスタは一般に、高電圧に耐え得るように、ゲート絶縁層の膜厚が大きく形成されている。本実施の形態の半導体装置において、MOSトランジスタ200は高耐圧トランジスタとして機能することから、上記方法を用いることにより、大きなメリットを得ることができる。
【0067】
第2に、抵抗素子100を構成し、ポリシリコン層からなる抵抗導電層24と、MOSトランジスタ200のゲート電極20を構成するポリシリコン層16とを、別の工程にて形成することにより、それぞれの機能に応じた特性に形成することができる。
【0068】
抵抗導電層24は抵抗素子として用いられるものである。一方、MOSトランジスタのゲート電極は低抵抗化されていることが望ましく、MOSトランジスタ200のゲート電極20のためのポリシリコン層16は低抵抗化されていることが望ましい。したがって、抵抗導電層24とポリシリコン層16とは相反する特性が求められている。このため、これらを別工程にて形成することにより、それぞれに要求される特性を有する層としてそれぞれを形成することができる。
【0069】
特に、本実施の形態においては、ゲート電極20がポリサイド構造を有するため、さらなる低抵抗化が図られている。このため、ポリシリコン層からなる抵抗導電層24とポリシリコン層16とを別工程で形成することによって得られるメリットが大きい。
【0070】
第3に、前記(D)の工程で、ポリシリコンからなる抵抗導電層24の上に保護層26を形成した後、前記(F)および前記(G)の工程で、ポリシリコン層16aを含むゲート導電層20aを形成した後、ポリシリコン層16aをエッチングする。この場合、保護層26はストッパ層として機能する。すなわち、保護層26は、ポリシリコン層16aをエッチングする際に、ポリシリコンからなる抵抗導電層24がエッチングされるのを防止することができる。
【0071】
第4に、MOSトランジスタ200のゲート絶縁層14およびゲート電極20を形成する前に、抵抗素子100を形成することにより、MOSトランジスタ200のゲート絶縁層14およびゲート電極20を形成する際の製造プロセスに制約されることなく、抵抗素子100を形成することができる。
【0072】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の形態の半導体装置およびその製造方法について説明する。なお、本実施の形態の半導体装置において、第1の実施の形態の半導体装置の構成要素と同じ構造および機能を有する構成要素には、同じ番号を付し、詳しい説明は省略する。
1.半導体装置の構造
図13は、本発明を適用した第2の実施の形態に係る半導体装置を模式的に示す断面図である。
【0073】
本実施の形態の半導体装置は、図13に示すように、抵抗素子110とMOSトランジスタ200とを含む。図13に示すMOSトランジスタ200は、第1の実施の形態に係るMOSトランジスタ200と同じ構造を有し、かつ、図3に示す半導体装置において、高耐圧トランジスタとして機能する。
【0074】
抵抗素子110は抵抗導電層24を含む点で、第1の実施の形態の抵抗素子100と同様であるが、保護層46が抵抗導電層24の上面に形成されている点で、保護膜26(図1参照)が抵抗導電層24を覆うように形成されている第1の実施の形態の抵抗素子100と異なる構造を有する。以下、本実施の形態の半導体装置において、第1の実施の形態の半導体装置と異なる点について説明する。
【0075】
抵抗素子110は、抵抗導電層24を含み、第1の実施の形態の抵抗導電層24と同様の平面形状を有する(図2参照)。抵抗導電層24の上面には保護層46が形成され、抵抗導電層24の側面には第3絶縁層23が形成されている。保護層46は、例えば窒化シリコン層または酸化窒化シリコン層からなる。第3絶縁層23は、例えばポリシリコンからなる抵抗導電層24の表面を酸化することにより形成される。この場合、第3絶縁層23は酸化シリコン層からなる。
2.半導体装置の製造方法
次に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について、図13〜図18を参照して説明する。図14〜図18の断面図は、図13に示す半導体装置の断面図に対応する。本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、図3に示す半導体装置のうち、抵抗素子110および高耐圧MOSトランジスタ200部分の製造方法について主に説明し、他の領域については説明を省略する。以下、抵抗素子110が形成される領域を「抵抗素子の形成領域110a」とし、高耐圧トランジスタ200が形成される領域を「MOSトランジスタの形成領域200a」とする。なお、以下の製造プロセスにおいて、第1の実施の形態の半導体装置の製造プロセスと異なる点を中心に説明する。
【0076】
(A)まず、前述した第1の実施の形態の半導体装置の製造プロセスのうち、前記(A)および(B)の工程を行なう。これにより、半導体基板10に第1絶縁層22および素子分離領域12を形成し(図3および図14参照)、半導体基板10にウエル11,51(図3参照)、オフセット領域37,39(図3および図14参照)を形成する。
【0077】
(B)次いで、抵抗素子の形成領域110aに抵抗素子110を形成する(図15参照)。
【0078】
具体的には、まず、図14に示すように、全面に、抵抗導電層24を形成するための導電層24aを積層する。続いて、導電層24aの上に保護層46aを形成する。次に、レジスト層R400を抵抗素子の形成領域110aに形成する。このレジスト層R400は、抵抗導電層24を形成する領域上に形成される。次いで、このレジスト層R400をマスクとして、保護層46aおよび導電層24aをエッチングする。これにより、図15に示すように、抵抗素子の形成領域110aに抵抗導電層24を形成する。この抵抗導電層24は、第1の実施の形態の抵抗導電層24と同様の平面形状に形成される(図2参照)。以上の工程を経て、抵抗素子110が形成される(図15参照)。この抵抗素子110の上には、第1の実施の形態の抵抗素子100と同様に、後の工程でコンタクト90,92が形成される(図2参照)。また、この工程によって、抵抗導電層24の上に保護層46が形成される。この工程において、その他の領域に形成されていた導電層24aおよび保護層46aは除去される。
【0079】
(C)次いで、MOSトランジスタの形成領域200aにおいて、半導体基板10上に第2絶縁層14aを形成する(図16参照)。
【0080】
具体的には、熱酸化によって、半導体基板10の表面全体に、酸化シリコンからなる第2絶縁層14aが形成される。なお、この工程によって、図16に示すように、露出していた抵抗導電層24の側面が酸化されて、第3絶縁層23が形成される。
【0081】
(D)次いで、全面に、ゲート電極20を形成するためのゲート導電層20aを形成する(図17参照)。次いで、MOSトランジスタの形成領域200aにおいて、レジスト層R500をマスクとして、第2絶縁層14aおよびゲート導電層20aのエッチングを行なうことにより、ゲート絶縁層14およびゲート電極20を形成する(図18参照)。
【0082】
上記工程において、ゲート導電層20a,ゲート絶縁層14およびゲート電極20の形成方法ならびに層構造は、第1の実施の形態のゲート導電層20aと同様であるため、詳しい説明は省略する。
【0083】
(E)次いで、ゲート電極20の両側面にサイドウォール絶縁層15を形成した後、オフセット領域37,39にそれぞれソース/ドレイン領域17,19を形成する(図13参照)。以降の工程は、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法の前記(H)工程と同様であるため、詳しい説明は省略する。以上の工程を経て、MOSトランジスタ200が形成される(図13参照)。
【0084】
(作用効果)
本実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、次の作用効果を奏することができる。
【0085】
第1に、前記(B)の工程で、抵抗導電層24の上面に保護層46を形成した後、前記(C)の工程で、ゲート絶縁層14を形成するための第2絶縁層14aを形成することにより、ポリシリコン層からなる抵抗導電層24の酸化を防止することができ、抵抗導電層24を所望の抵抗値に形成することができる。この作用効果については、第1の実施の形態の欄で詳述したため、詳しい説明は省略する。
【0086】
第2に、抵抗素子110を構成し、ポリシリコン層からなる抵抗導電層24と、MOSトランジスタ200のゲート電極20を構成するポリシリコン層16とを、別の工程にて形成することにより、それぞれの層を、それぞれの機能に応じた特性に形成することができる。この作用効果については、第1の実施の形態の欄で詳述したので、詳しい説明は省略する。
【0087】
第3に、前記(B)の工程で、ポリシリコンからなる抵抗導電層24の上面に保護層46を形成した後、前記(D)の工程で、ポリシリコン層16aを含むゲート導電層20aを形成した後、ポリシリコン層16aをエッチングする。この場合、保護層46はストッパ層として機能する。すなわち、保護層46は、ポリシリコン層16aをエッチングする際に、ポリシリコンからなる抵抗導電層24の上面がエッチングされるのを防止することができる。
【0088】
さらに、本実施の形態においては、前記(C)の工程において、熱酸化によって第2絶縁層14aが形成されるとともに、抵抗導電層24の側面に第3絶縁層23が形成される。この第3絶縁層23もまた、保護層46と同様に、ポリシリコン層16aをエッチングする工程において、ストッパ層として機能する。すなわち、保護層23は、前記(D)の工程で、ポリシリコン層16aをエッチングする際に、ポリシリコンからなる抵抗導電層24の側面がともにエッチングされるのを防止することができる。
【0089】
また、この場合、前記(D)の工程中の熱酸化処理によって、MOSトランジスタ200のゲート絶縁層14のための第2絶縁層14aが形成されるとともに、MOSトランジスタ200のゲート電極20を形成する際のエッチング時における抵抗導電層24のストッパ層(第3絶縁層23)が形成される。このように、前記熱酸化処理によって、ゲート絶縁層14のための第2絶縁層14aと、抵抗導電層24のストッパ層(第3絶縁層23)とを同一の工程にて形成できるため、
製造プロセスの簡略化を図ることができる。
【0090】
第4に、MOSトランジスタ200のゲート絶縁層14およびゲート電極20を形成する前に、抵抗素子110を形成することにより、MOSトランジスタ200のゲート絶縁層14およびゲート電極20を形成する際の製造プロセスに制約されることなく、抵抗素子110を形成することができる。
【0091】
第5に、前記(B)の工程において、レジスト層R400にて導電層24aおよび保護層46aを一度にエッチングできる。これにより、第1の実施の形態の半導体装置の製造方法と比較して、製造工程数をさらに少なくすることができ、製造プロセスの効率化を図ることができる。
【0092】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【0093】
例えば、上記の実施の形態においては、抵抗導電層24がn型不純物を導入することにより形成される場合を示したが、p型不純物から抵抗不純物を形成することもできる。
【0094】
また、例えば、上記の実施の形態においては、MOSトランジスタ200がn型MOSである場合、すなわち、半導体基板10がp型シリコン基板であり、トランジスタ200のソース/ドレイン領域17,19に導入される不純物をn型不純物とし、半導体基板10のウエル11およびゲート電極20に導入される不純物をp型不純物とする場合について説明したが、各層においてこれらを入れ替えても本発明の趣旨を逸脱するものではない。すなわち、トランジスタ200がp型MOSである場合でも同様の作用および効果を奏することができる。
【0095】
さらに、例えば、上記実施の形態では、半導体層としてバルク状の半導体基板を用いたが、SOI基板の半導体層を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した第1の実施の形態に係る半導体装置を模式的に示す平面図である。
【図2】 図1に示す抵抗導電層を模式的に示す平面図である。
【図3】 図1に示すMOSトランジスタを高耐圧トランジスタとして用いる半導体装置を模式的に示す断面図である。
【図4】 図1に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図5】 図1に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図6】 図1に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図7】 図1に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図8】 図1に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図9】 図1に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図10】 図1に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図11】 図1に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図12】 図1に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図13】 本発明を適用した第2の実施の形態に係る半導体装置を模式的に示す平面図である。
【図14】 図13に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図15】 図13に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図16】 図13に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図17】 図13に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【図18】 図13に示す半導体装置の製造方法の一工程を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板、 11,41,51 ウエル、 12 素子分離領域、 14 ゲート絶縁層、 14a 第2絶縁層、 15 サイドウォール絶縁層、16,16a ポリシリコン層、 16b 領域、 17,19,47,49,57,59,67,69 ソース/ドレイン領域、 18,18a 金属層、20 ゲート電極、 20a ゲート導電層、 22 第1絶縁層、 23 第3絶縁層、 24 抵抗導電層、 24a 導電層、 26,26a,46,46a 保護層、 37,39,77,79 オフセット領域、 90,92 コンタクト、 100,110 抵抗素子、 100a,110a 抵抗素子の形成領域、 200 MOSトランジスタ、 200a MOSトランジスタの形成領域、 R100,R200,R300,R400,R500 レジスト層

Claims (9)

  1. 抵抗導電層と、MOSトランジスタとが同一の半導体層上に混在する半導体装置の製造方法であって、
    前記抵抗導電層の形成領域において、前記半導体層の上方に第1絶縁層を形成し、
    前記MOSトランジスタの形成領域において、素子分離領域を形成し、
    前記抵抗導電層の形成領域において、前記第1絶縁層の上に抵抗導電層を形成し、
    前記抵抗導電層の形成領域において、前記抵抗導電層の上に保護層を形成し、
    前記MOSトランジスタの形成領域において、前記半導体層の表面を露出させ、
    前記半導体層の表面を熱酸化することにより、前記半導体層上に第2絶縁層を形成し、
    前記抵抗導電層の側面に第3絶縁層を形成し、
    少なくとも前記第2絶縁層の上にゲート導電層を形成し、
    前記MOSトランジスタの形成領域において、前記ゲート導電層および前記第2絶縁層をパターニングすることによって、ゲート電極およびゲート絶縁層を形成すること、を含み、
    前記第2絶縁層および前記第3絶縁層は同一工程にて形成される、半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記ゲート導電層は、ポリシリコン層と金属層との積層体である、半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記抵抗導電層は、ポリシリコン層である、半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記第1絶縁層および前記素子分離領域は同一工程にて形成される、半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4において、
    前記第1絶縁層および前記素子分離領域は、前記半導体層の表面を酸化することにより形成される、半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記抵抗導電層と、ソース−ドレイン間耐圧が異なる絶縁ゲート型の高耐圧トランジスタおよび低耐圧トランジスタとが同一の前記半導体層上に混載された半導体装置の製造方法であって、
    前記MOSトランジスタは、前記高耐圧トランジスタである、半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記第2絶縁層は、前記MOSトランジスタの形成領域において、前記半導体層のうち少なくとも前記ゲート電極が形成される領域を露出させた後、該表面を熱酸化することにより形成される、半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記半導体層は、少なくとも表面にシリコン層を含む層であり、
    前記第1、第2および第3絶縁層は、酸化シリコン層であり、
    前記保護層は、窒化シリコン層または酸化窒化シリコン層である、半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8において、
    前記第2絶縁層および前記第3絶縁層はそれぞれ、前記半導体層の表面および前記抵抗導電層の側面を酸化することにより形成される、半導体装置の製造方法。
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