JP3738112B2 - 戸車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
引戸に装着される戸車である。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、例えば上吊式の引戸を建て付ける場合、引戸の上框に車輪を保持した戸車を予め取り付けた後、引戸を垂直状態に持ち上げた状態で、上記車輪を下向きに開いたチャンネル状の上レール内へ滑り込ませるようにしていた。
しかし、車輪を上レール内に滑り込ませるには、持ち上げた重い引戸を一定高さに維持しながら、この引戸と一体に車輪を左右方向に移動させなければならず、この作業は非常に困難であった。
【0003】
そこで、戸車の取付枠体を、框に取り付けられる外枠と、車輪を保持する内枠とに分離構成し、外枠を引戸の框に予め取り付ける一方、上レール内に予め車輪を挿入して内枠を上レールから吊り下げておくことが考えられる。この場合、引戸は所定高さに持ち上げておくのみで、上レールから吊り下げた内枠を移動させて外枠内に装着することができるので、作業は比較的容易になる。
【0004】
しかし、分離構成した外枠と内枠とを組み合わせた後、両者を固定ねじ等で固定する新たな作業が必要となり、この分の作業工数が増す結果、建て付け作業の実質的な軽減が達成されないおそれがある。
また、部品交換等のメンテナンスを行う場合に、外枠と内枠とを固定している固定ねじ等を緩める作業が必要であり、メンテナンスに手間がかかる。
【0005】
そこで、本発明の第1の課題は、引戸の建て付けを実質的に容易に行うことを可能とする戸車を提供することである。また、本発明の第2の課題は部品交換等のメンテナンスを容易に行うことができる戸車を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、引戸の框の側方に開放する取付凹部内に収容されて固定されると共に、上記側方に開放する空所を有する第1の取付枠体と、車輪を保持すると共に、第1の取付枠体の空所に框の側方からスライド挿入されて第1の取付枠体に嵌合される第2の取付枠体と、第2の取付枠体を上記空所へスライド挿入する動作に連動して両取付枠体の嵌合状態をロックするロック部材とを備え、上記ロック部材は、第2の取付枠体に形成された透孔から出入り自在であって、上記透孔から突出して第1の取付枠体の空所の内面に形成された嵌合凹部に嵌合する嵌合突起と、上記嵌合突起を突出方向に付勢する付勢部材とを含み、上記嵌合突起は、第2の取付枠体が上記空所へスライド挿入されるときに空所の内面に当接することにより、上記付勢部材に抗して自身を透孔内へ退避させる駆動面を含み、上記嵌合突起は、支軸の回りに互いに他に対して回動自在に連結された一対のアーム部材にそれぞれ形成されており、上記付勢部材は、両アーム部材間に介在しており一対のアーム部材を互いに他に対して上記支軸の回りに回動させるように付勢し、上記支軸は、上下方向に延びる軸、または框の側方と平行に方向に延びる軸の何れか一方を含むことを特徴とするものである。
【0007】
この構成では、特に上吊り式の引戸をこれを案内するレール溝に装着するときに便利である。というのは、第1の取付枠体を引戸の上框に予めねじ等で固定する一方、第2の取付枠体の車輪をレール溝に予め嵌め込んで第2の取付枠体をレール溝から吊り下げておく。そして、第2の取付枠体を第1の取付枠体の空所へ側方からスライド挿入させると、ロック部材によって両取付枠体の嵌合状態が自動的にロックされるので、ワンタッチで引戸の建て付けが行える。なお、本戸車を引戸の下框に装着する場合であっても同様にワンタッチで装着でき、作業を格段に簡素化することができる。
【0009】
また、第2の取付枠体を第1の取付枠体の空所へスライド挿入させるときに、透孔から突出した状態にある嵌合突起は、その駆動面が空所の内面に当接することにより、透孔内に一旦回避させられ後、再び透孔から突出して空所の嵌合凹部に嵌合し、自動的にロックがかかることになる。
さらに、嵌合突起を一対設けるのでロックが確実である。また各嵌合突起を互いに回動自在な一対のアーム部材にそれぞれ形成することにより、両嵌合突起の動作を関連づけたので、単一の付勢部材によって両嵌合突起を突出方向に付勢することが可能となり構造の簡素化を達成できた。
請求項記載の発明は、請求項1において、框の側方側から操作可能であって、ロック部材によるロックを解除させるためのロック解除部をさらに備え、ロック解除部は、両アーム部材の支軸を挟んで嵌合突起の反対側部分に設けられ、互いに拡開されることにより嵌合突起を透孔内に退避させることを特徴とするものである。
【0010】
この構成では、取付後の戸車を框の側方からの操作で、すなわち外部からの操作でロックを解除することができるので、第2の取付枠体を容易に取り外すことができ、修理、交換等のメンテナンスが容易に行える。
求項記載の発明の態様では、請求項において、框の側方に露出する第2の取付枠体の端面に、ロック解除部を操作する外部の操作部材を導入するための開口が形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
この構成では、第2の取付枠体の端面に設けた開口を通して、外部の操作部材を導入しロック解除部を操作することができる。外部の操作部材を用いるので、ロック解除部を操作する操作部を戸車に設ける場合と比較して、構造を簡素化することができる。ロック解除部を拡開操作するための外部の操作部材としては、例えばマイナスのドライバで良く、ドライバの先端をロック解除部間に突っ込んでこれを90度回転させることにより、容易に拡開させることができる。
【0012】
請求項記載の発明は、請求項1,2または3の何れか1項において、上記一対のアーム部材と付勢部材とを含むユニットが形成されており、上記第2の取付枠体は、上記ユニットを収容保持する保持部を有していることを特徴とするものである。
【0013】
この構成では、一対のアーム部材と付勢部材とを含めてユニット化してあるので、これを第2の取付枠体の保持部に容易に組み付けて保持することができる。ひいては、組立工数の削減により製造コストを安価にすることができる
【0015】
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか1項において、上記車輪はこれを支持する支持部材を介して第2の取付枠体に保持されており、上記支持部材には、車輪の上下位置を調整する上下調整機構と、車輪の前後位置を調整する前後調整機構とが連結されており、これら上下調整機構および前後調整機構の操作部を、框の側方に露出する第2の取付枠体の端面に形成していることを特徴とするものである。
【0016】
この構成では、戸車が引戸に取り付けられた使用状態において何ら部品を取り外したりすることなく、車輪の前後または左右の調整を容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次いで、この発明を図面に示した実施形態を参照して説明する。
図1は、実施形態を示す引違い戸用の戸車で、上框に装着する戸車の斜視図、図2は図1の戸車の分解斜視図で、図3は要部の斜視図である。また、図4は本戸車を用いて引違い戸を建て付けるときの工程を示す概略斜視図である。
【0018】
これらの図を参照して、戸車1は、引違い戸の上框Aに設けられる戸車用取付穴Bに装着し、取付ベースとなる第1取付枠体10と、第1取付枠体10に対して分離可能に結合されている第2取付枠体20とによって取付枠体が構成されている。第2取付枠体20内には、車輪30の位置を前後方向および上下方向に変更可能に構成され、車輪30を支持する支持部材40が設けられている。車輪30は、車輪基台31および連結部材32を介して上記支持部材40に接続されている。車輪基台31には、前後の側面に連結部材32を挟んで対称位置に配置された計4個の車輪としてのローラ33が軸支され、ローラ33は鴨居側に設けられたレールC(図4参照)内を安定良く走行することができる。
【0019】
本実施形態の特徴とするところは、図4に示すようにして戸車を用いた引違い戸の建て付けを非常に容易に行うことを可能にした点にある。すなわち、図4を参照して、第1取付枠体10を引違い戸の上框Aに予めねじ固定しておく一方、ローラ33を予めレールCの軌道部C’に嵌め入れた状態で第2取付枠体20をレールCから吊り下げた状態としておく。そして、第2取付枠体20をレールCに沿って移動させて、第1取付枠体10の空所12へスライド挿入すると、第2取付枠体20の両側面から露出したロック部材70の嵌合突起73が、第1取付枠体10の嵌合凹部としての嵌合孔15に嵌め入れられ、これにより、両取付枠体10,20同士の連結がワンタッチで自動的に達成され、引違い戸の建て付けが完了するわけである。
【0020】
図5を参照して、上記のロック部材70は、対向する一対のアーム部材71,72の略中央部を、支点となる軸78によって揺動自在に連結したものからなる。アーム部材71,72の後端には、外側方に突出する嵌合突起73がそれぞれ形成されており、このアーム部材71,72間には、両嵌合突起73を突出方向に(両嵌合突起73同士が互いに離れる方向に)付勢する圧縮コイルばねからなる付勢部材74が介在している。ロック部材70はアーム部材71,72、軸78および付勢部材74を含む一体的なユニットに構成されている。
【0021】
また、上記嵌合突起73は平面視で略三角形形状をしており、嵌合突起73の前面はアーム71,72に対して略直交し嵌合孔15に対して抜け止め係止する係止面75に形成されている。一方、嵌合突起73の後面は、アーム71,72に対して傾斜する駆動面76を構成している。この駆動面76は、第2取付枠体20を第1取付枠体10の空所12へスライド挿入する際に、空所12の内面(すなわち板状体11,11の内面)に当接することにより、上記付勢部材74に抗して自身を透孔21c内へ退避させるカムの働きをする。
【0022】
一方、アーム部材71,72の前端は、互いに近接するようにL字状に湾曲され、その対向面がロック解除部77を構成している。ロック解除部77同士は、付勢部材74によって互いに近接する方向に付勢されており、嵌合突起73が第1取付枠体10の嵌合孔15に係止された状態においても、両ロック解除部77,77同士の間にマイナスドライバ等の外部の操作部材80を導入可能な隙間ができるようにされている。
【0023】
また、第2取付枠体20の枠部21の両側壁板には、収容したロック部材70の上下動を規制する突起(図示せず)が形成されており、これら突起間に区画さされる保持部にロック部材70が保持されている。
再び図1〜図3を参照して、支持部材40には、車輪30の突出量を調整する上下調整機構50、および支持部材40の位置を前後に調整して車輪30をその移動方向と直交する方向に位置調整することができる前後調整機構60とが連結されており、両調整機構50,60の操作部55,66は第2取付枠体20の端面板22に露出するように設けられている。
【0024】
第1取付枠体10としては、対向配置された2枚の板状体11,11が互いの下端部で湾曲状に連結されてU字状を呈しており、内部に空所12が形成されている。この空所12内に第2取付枠体20の枠部21が嵌入されており、板状体11,11の上端に設けられ、互いの近接方向へ折曲形成された突片11a,11aによって、上記枠部21が上方へ抜け出さないようになっている。
【0025】
第1取付枠体10の前端は開放されており、後端面13には、当該第1取付枠体10を上框Aの取付凹部Bに固定する固定ねじを貫通させるためのねじ挿通孔13bが設けられている。なお、板状体11,11の下部を膨出させて上部よりも幅広に形成すると共に、取付凹部Bの形状もこれに合わせて下部が広い形状としておいても良い。この場合、第1取付枠体10が取付凹部Bに側方から挿入装着された状態で第1取付枠体10の上方への抜け出しが防止されることになる。
【0026】
また、第1取付枠体10の各板状体11,11には、上記したロック部材70の嵌合突起73を係止させるための嵌合凹部としての嵌合孔15が形成されている。
第2取付枠体20の枠部21は、上部が開放された箱状体で、車輪30を支持する支持部材40が内部に挿入されている。側方から見た上記の端面板22の輪郭は、第1取付枠体10の輪郭と同じに形成されており、両取付枠体10,20を結合させると外形が一致し、取付凹部Bの内法形状と一致する。
【0027】
第2取付枠体20の枠部21の下部には、ロック部材70の嵌合突起73を出入り自在とする透孔21cが形成されており、第2取付枠体20が第1取付枠体10から分離された状態では、嵌合突起73が弾力的に付勢されて、透孔21cから外方へ突出している。
そして、上記したように、第2取付枠体20を第1取付枠体10の空所12へスライド挿入させるときに、透孔21cから突出した状態にある嵌合突起73は、その傾斜状の駆動面76が空所12の内面(すなわち板状体11,11の内面)に当接することにより、透孔21b内に一旦回避させられ後、再び透孔21cから突出して第1取付枠体10の嵌合孔15に嵌合し、自動的にロックがかかることになるわけである。これにより、第2取付枠体20と第1取付枠体10とが結合され、第1取付本体10が引違い戸の上框Aの取付凹部Bに固定されていると、第2取付枠体20も固定されることとなる。
【0028】
支持部材40としては、ほぼ方形状の板状体41,41が対向配置され短辺側の一部が接続されて平面視で略コ字状に形成されているもので、入口案内部材22寄りの上部にねじ孔41aが形成され、前後調整機構60のねじ軸61がねじ合わされている。ねじ軸61の端部には、第2歯車62が固着されており、ねじ軸61と第2歯車62の支軸としての支持ピン26が挿通されている。支持ピン26は、両端が枠部21の孔21aに支持されていると共に、その端面は板状体11,11内面に当接状態となって、支持ピン26の軸線方向へは移動しないように取付けられている。なお、支持部材40の板状体41における、第2歯車62と対峙する部分は段差形状となっていて、板状体11と板状体41との間に第2歯車62の厚み分の間隔を設けて、第2歯車62が自由に回転できるように構成されている。上記の構成により、ねじ軸61が回転すると、ねじ軸61は軸線方向に移動することなく、これにねじ合わされた支持部材40側がねじ軸61の軸線方向に移動し、支持部材40の前後位置が決定される。
【0029】
また、支持部材40の板状体41,41には、上記孔41aの側方へ離れた位置に横向き長円状支持孔41bが形成されている。支持孔41bに対向する枠部21には、縦向き長円状の支持孔21bが形成されており、これらの支持孔21bと支持孔41bとに支持ピン42が挿通され、支持ピン42に車輪30の連結部材32が支持されている。したがって、縦方向に長い支持孔21bと横方向に長い支持孔41bとの交点位置に支持ピン42が位置決めされることになり、これにより車輪30の上下方向の位置決めがなされている。
【0030】
上記車輪30の上下方向の位置決めを行う上下調整機構50としては、支持部材40の孔41aの下方に、下端側から逆U字状に形成された切欠き部41cにピン51が遊嵌され、このピン51の中央に形成された雌ねじ部51aに高さ調整ねじ52がねじ合わされてなるもので、高さ調整ねじ52は、入口側案内部材22に挿通され、頭部が操作部55となり、ねじ先端側に取付けられたリング53により、高さ調整ねじ52が軸線方向には止定されている。したがって、高さ調整ねじ52を回すと、高さ調整ねじ52は止定されているので、ピン51が高さ調整ねじ52の軸線方向に移動することとなる。ピン51が移動すると、支持部材40は、支持ピン26位置で枠部21に支持されているので、支持ピン26を中心としてピン51の移動量だけ回動することとなり、支持部材40が回動すると支持ピン42を介して連結部材32が上下方向に移動する。連結部材32が移動すると、支持部材40から連結部材32が突出する長さが変わり、ローラ33位置が上下方向に変わることになる。したがって、例えば、ローラ33までの距離が短くなると、ローラ33はレールに支持されているので、本体側のほうがレールに近づくことになり、結果として、引違い戸の上下位置がその分上がることになる。
【0031】
前後調整機構60としては、上記第2歯車62に対し、軸芯が直交する方向に噛み合う第1歯車63が前後調整用軸64に取付けられてなるもので、前後調整用軸64は入口側案内部材22に挿通され、外側に露出した頭部が操作部66になっている。この前後調整用軸64は、枠部21に設けられた抜止部材65によって回転のみ行うように止定されている。したがって、操作部66を介して前後調整用軸64を回転させると、回転は第1歯車63から第2歯車62へ伝達され、ねじ軸61を回転させ、上記したようにねじ軸61にねじ合わされた支持部材40を前後方向に移動させることができる。
【0032】
この実施形態の戸車1の作用を説明する。この戸車1を引違い戸に装着する際は、第1取付枠体10側と第2取付枠体20側とを分けて、先ず、上框Aの戸車取付用の取付凹部Bに対して横から第1取付枠体10を挿入し、さらに固定用ねじ14を挿通孔13bに通して第1取付枠体10を固定する。
次いで、第2取付枠体20を枠部21側から横方向に挿入して、枠部21を板状体11,11間に嵌入させると、第2取付部材20と共に挿入されているロック部材70の嵌合突起73が付勢部材の働きでロック孔15に自動的に係止され、第2取付枠体20を第1取付枠体10に結合させる。これにより、第1取付枠体10と第2取付枠体20とを取付凹部B内で一体化させて取付けることができる。
【0033】
したがって、この構成の戸車では、第1取付枠体10と第2取付枠体20とを分割し、単独の第1取付枠体10を引違い戸Aに取付け、レール側には第2取付枠体20側のローラ33をレール内に予め挿入しておいた状態で、第2取付枠体20側を引違い戸Aに挿入して組み立てることができ、引違い戸に対する戸車の取付けおよび引違い戸の建て付けが容易になる。このため、従来、引違い戸に戸車を装着しておいてレールにローラを挿入するのは大変困難であったが、この問題を解消することができる。特に、第2取付枠体20の枠部21を第1取付枠体10の空所12へスライド挿入すると、自動的に両者がロックされるので、ねじ止め作業等が不要となり、取付を格段に容易に行うことができる。
【0034】
そして、引違い戸の高さ、すなわち上下方向の位置を調整する場合には、車輪30の位置調整としての上下調整機構50を使用して行う。操作部55を介して高さ調整ねじ52を右回転させると、このねじ52にねじ合わされたピン51は、ねじ52が回転のみ可能であるためピン51がねじ52の軸線方向に入口側案内部材22側に回転したピッチ分だけ移動する。このため、ピン51が支持部材40を移動させるが、支持部材40は支持ピン26によって枠部21に支持されているので、支持ピン26を中心として支持部材40が符号m方向へ回動することになる。そして、支持部材40の回動と共に連結部材33も動いてローラ33側が本体側へ近づくことになるが、ローラ33側はレールに支持されているので、結果としてローラ33側は移動せず戸車1側がその分上がることとなり、引違い戸の上下位置が上がって位置変更することができる。
【0035】
逆に、高さ調整ねじ53を左回転させた時は、支持部材40は、ピン26を中心に符号n方向にピン51の移動分だけ回動し、連結部材33が出る方向に動いて本体とローラ33との距離が長くなり、ローラ33はレールに支持されて、その上下位置は変わらず結果として引違い戸の位置が下がる。
そして、引違い戸の前後方向の位置調整をする場合は、前後調整機構60を使用して行う。操作部66を介して前後調整用軸64を右回転させると、この軸64と共に回転する第1歯車63を介して第2歯車62は左回転し、ねじ軸61を左回転させる。ねじ軸61は、支持ピン26によって支持されているが、支持ピン26およびねじ軸61は板状体11,11間に挟まっているので、支持ピン26およびねじ軸61は軸線方向には止定されている。このため、ねじ軸61にねじ合わされたねじ孔41aを介して、支持部材40は支持ピン26の軸線方向の奥方(符号p)にねじ軸61が回転したねじのピッチ分だけ移動する。支持部材40が移動すると、連結部材32を介してローラ33の本体に対する位置がその分変わるが、ローラ33はレールに支持されているので、引違い戸Aの吊り下げ支点位置が奥側にずれることとなり、結果として引違い戸はレールの手前側に吊り下げられることになり、引違い戸の前後位置の調整ができる。
【0036】
逆に、前後調整用軸64を左回転させた時は、支持部材40が手前側に移動するため、引違い戸の吊り下げ支点位置が手前側に移るが、レール側が固定されているので、結果として、引違い戸は奥側(後側)へ移動する。
したがって、引違い戸の前後調整ができるので、引違い戸間の間隔調整や引違い戸が柱に当接する位置を前後方向に変えることができる。
【0037】
上記のように、この実施形態では、レール側に取り付けた第2取付枠体20側をスライドさせて、框側に取り付けられた第1取付枠体10の空所に挿入するだけで良く、しかも、このスライド挿入によって、両枠体10,20の結合ロックが自動的に行われるので、戸車の取付凹部Bに対する取付けを従来と比較して格段に容易に行うことができる。
【0038】
しかも、仮に、ローラ33等のメンテナンスのために第2取付枠体20を取り外すことが必要になった場合にも、上框Aの端面に露出している第2取付枠体20の端面板22の開口23を通して、マイナスドライバ等の外部の操作部材80をロック部材70のロック解除部77,77間に突っ込んだ後、操作部材70を90度回転させてロック解除部77,77間を拡開させれば(図5参照)、ワンタッチで嵌合突起73の嵌合凹部15への係止が解除される。その結果、両取付枠体10,20同士をスライド分離させることが可能となる。したがって、両取付枠体10,20の取り外し等のメンテナンスを容易に行える。
【0039】
特に、取付後の戸車1を框Aの側方からの操作で、すなわち外部からの操作でロックを解除することができるので、修理、交換等のメンテナンスが容易に行える。また、外部の操作部材80を用いるので、ロック解除部77を操作する操作部を戸車に設ける場合と比較して、構造を簡素化することができる。
そして、上記のロック部材70は嵌合突起73を一対設けているのでロックが確実である。また各嵌合突起73,73を互いに揺動自在な一対のアーム部材71,72にそれぞれ形成することにより、両嵌合突起73,73の動作を関連づけたので、単一の付勢部材74によって両嵌合突起73,73を突出方向に付勢することが可能となり構造の簡素化を達成できた。しかも、一対のアーム部材71,72と付勢部材74とを含めてユニット化してあるので、これを第2の取付枠体20の保持部に容易に組み付けて保持することができる。ひいては、組立工数の削減により製造コストを安価にすることができる。
【0040】
また、引違い戸の上下位置または前後位置の調整を同時または選択的に行うことができるので、引違い戸の位置をより的確に調整することが可能となる。
さらに、前後調整機構60は、2つの歯車63,62を利用して行うことができるので、作用方向と異なる方向から操作を行うことができ、その調整を引違い戸の見込み側から行うことができる。
【0041】
また、上下調整機構50は、車輪30の荷重を支持ピン26とピン51で受けるよう構成しているので、ピン51にかかる荷重が小さくなり、高さ調整用ねじ52の操作を軽く行うことができる。
次いで、図6は本発明の他の実施形態を示している。図6を参照して、本実施形態が図1の実施形態と異なるのは、図1の実施形態のロック部材は第2取付枠体20のスライド方向に長い形態を有していたが、本実施形態では上下方向に長くスライド方向に短い形態を有している。
【0042】
第2の取付枠体20は露出側である端面板22のすぐ後ろに、ロック部材70Aを収容するための上下に長い保持凹部(保持部)82を有している。この保持凹部82は、第2取付枠体20の枠部21の両側壁板にそれぞれ形成された縦リブ83と端面板22との間に区画されている。
ロック部材70Aは、一対のアーム部材71,72を支点となる軸78によって揺動自在に連結して付勢部材74で回動付勢し、各アーム部材71,72の下端に嵌合突起73をそれぞれ形成すると共に、各アーム部材71,72の上端にロック解除部77を形成したものである。このロック部材70Aは、図1の実施形態のロック部材70と略同様の構成をしているが、図1の実施形態のものと対比すると、全体を薄型にしており、また、アーム部材71,72に対して嵌合突起73の係止面75および駆動面76を配置する向きが異なっている。
【0043】
21cは嵌合突起73を出入りさせるための第2取付枠体20の枠部21の両側壁板に形成された透孔であり、また、15は嵌合突起73と係止するために第1取付枠体10に形成された嵌合孔である。また、23は第2取付枠体20の端面板22に形成され、ロック解除する際に、外部の操作部材を導入する開口である。本実施形態においても、図1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0044】
なお、図6の実施形態において、ロック部材70Aに、軸78の回りに配置したねじりばねからなる付勢部材79を用いても良い。
図8は、車輪30の他の実施形態を示したもので、車輪基台31を下向きのく字状に形成し、これにローラ33を軸支させたものである。この場合、鴨居側には図9に示すような、レールCを設置する。レールCは、断面コ字状の両端部を内側にアールを付けて湾曲させたもので、この湾曲部分C´内にローラ33が接地して走行する。
【0045】
また、図1の実施形態と全く同様にして、本発明の戸車を下框に装着することができる。この場合、図1の実施形態での戸車を上下方向に反転させると共に、車輪基台31、連結部材32およびローラ33を廃止して、車輪を支持ピン42によって直接支持すれば良い。図6の実施形態についても同様にして下框に適用できる。
【0046】
なお、上記した各実施形態では、前後調整機構において支持部材の移動方向に対して直交する方向から操作を行う構成として、2つの平歯車を用いた例を示したが、傘歯車を用いても構成することができ、また、ウォームギアを用いた構成にすることもできる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すことができる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、特に上吊り式の引戸の建て付けを行うときに、引戸の上框に固定された第1の取付枠体の空所へ、車輪を介してレール溝から吊り下げられた第2の取付枠体をスライド挿入させることにより、自動的に両取付枠体同士をロックさせることができるので、ワンタッチで引戸の建て付けが行える結果、作業を格段に簡素化することができる。なお、本戸車を引戸の下框に装着する場合であっても同様に作業を簡素化できる。
【0048】
また、第2の取付枠体を第1の取付枠体の空所へスライド挿入させるときに、透孔から突出した状態にある嵌合突起は、その駆動面が空所の内面に当接することにより、透孔内に一旦回避させられ後、再び付勢部材によって透孔から突出して空所の嵌合凹部に嵌合し、ロックがかかることになる。嵌合突起を一対設けるのでロックが確実である。また各嵌合突起を互いに回動自在な一対のアーム部材にそれぞれ形成することにより、両嵌合突起の動作を関連づけたので、単一の付勢部材によって両嵌合突起を突出方向に付勢することが可能となり構造の簡素化を達成できた。
請求項記載の発明では、取付後の戸車を框の側方からの操作で、すなわち外部からの操作でロックを解除することができるので、第2の取付枠体を容易に取り外すことができ、修理、交換等のメンテナンスが容易に行える。
【0049】
請求項記載の発明では、第2の取付枠体の端面に設けた開口を通して、外部の操作部材を導入しロック解除部を操作することができる。外部の操作部材を用いるので、ロック解除部を操作する操作部を戸車に設ける場合と比較して、構造を簡素化することができる。拡開操作するための外部の操作部材としては、例えばマイナスのドライバで良く、ドライバの先端をロック解除部間に突っ込んでこれを90度回転させることにより、容易に拡開させることができる。
【0050】
請求項記載の発明では、一対のアーム部材と付勢部材とを含めてユニット化してあるので、これを第2の取付枠体の保持部に容易に組み付けて保持することができる。ひいては、組立工数の削減により製造コストを安価にすることができる
【0051】
求項記載の発明では、戸車が引戸に取り付けられた使用状態において何ら部品を取り外したりすることなく、車輪の前後または左右の調整を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す戸車で引違い戸の上框に装着した状態の斜視図である。
【図2】上記戸車の分解斜視図である。
【図3】上記戸車の要部の分解斜視図である。
【図4】戸車の各取付枠体同士を分離させた状態で引違い戸を建て付ける場合の動作を示す概略斜視図である。
【図5】ロック部材と操作部材の概略斜視図である。
【図6】本発明の他の実施形態の戸車の要部斜視図である。
【図7】図6の戸車におけるロック部材の変更例を示す分解斜視図である。
【図8】他の構成の車輪を示す斜視図である。
【図9】図8の車輪の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
A 框
B 取付凹部
C, レール
1 戸車
10 第1取付枠体
12 空所
15 嵌合孔(嵌合凹部)
20 第2取付枠体
21 枠部
21c 透孔
22 端面板
23 開口
30 車輪
40 支持部材
50 上下調整機構
60 前後調整機構
70,70A ロック部材
71,72 アーム部材
73 嵌合突起
74 付勢部材
75 係止面
76 駆動面
77 ロック解除部
78 軸(支点)
80 操作部材

Claims (5)

  1. 引戸の框の側方に開放する取付凹部内に収容されて固定されると共に、上記側方に開放する空所を有する第1の取付枠体と、
    車輪を保持すると共に、第1の取付枠体の空所に框の側方からスライド挿入されて第1の取付枠体に嵌合される第2の取付枠体と、
    第2の取付枠体を上記空所へスライド挿入する動作に連動して両取付枠体の嵌合状態をロックするロック部材とを備え
    上記ロック部材は、第2の取付枠体に形成された透孔から出入り自在であって、上記透孔から突出して第1の取付枠体の空所の内面に形成された嵌合凹部に嵌合する嵌合突起と、上記嵌合突起を突出方向に付勢する付勢部材とを含み、
    上記嵌合突起は、第2の取付枠体が上記空所へスライド挿入されるときに空所の内面に当接することにより、上記付勢部材に抗して自身を透孔内へ退避させる駆動面を含み
    上記嵌合突起は、支軸の回りに互いに他に対して回動自在に連結された一対のアーム部材にそれぞれ形成されており、
    上記付勢部材は、両アーム部材間に介在しており一対のアーム部材を互いに他に対して上記支軸の回りに回動させるように付勢し、
    上記支軸は、上下方向に延びる軸、または框の側方と平行に方向に延びる軸の何れか一方を含むことを特徴とする戸車。
  2. 框の側方側から操作可能であって、ロック部材によるロックを解除させるためのロック解除部をさらに備え
    ロック解除部は、両アーム部材の支軸を挟んで嵌合突起の反対側部分に設けられ、互いに拡開されることにより嵌合突起を透孔内に退避させることを特徴とする請求項1記載の戸車。
  3. 框の側方に露出する第2の取付枠体の端面に、上記ロック解除部を拡開操作する外部の操作部材を導入するための開口が形成されていることを特徴とする請求項記載の戸車。
  4. 上記一対のアーム部材と付勢部材とを含むユニットが形成されており、
    上記第2の取付枠体は、上記ユニットを収容保持する保持部を有していることを特徴とする請求項1,2または3の何れか1項に記載の戸車。
  5. 上記車輪はこれを支持する支持部材を介して第2の取付枠体に保持されており、
    上記支持部材には、車輪の上下位置を調整する上下調整機構と、車輪の前後位置を調整する前後調整機構とが連結されており、
    これら上下調整機構および前後調整機構の操作部を、框の側方に露出する第2の取付枠体の端面に形成していることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の戸車。
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