JPH09125804A - 位置調整機構付き戸車 - Google Patents

位置調整機構付き戸車

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JPH09125804A
JPH09125804A JP28393595A JP28393595A JPH09125804A JP H09125804 A JPH09125804 A JP H09125804A JP 28393595 A JP28393595 A JP 28393595A JP 28393595 A JP28393595 A JP 28393595A JP H09125804 A JPH09125804 A JP H09125804A
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/06Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
    • E05D15/0621Details, e.g. suspension or supporting guides
    • E05D15/0626Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top
    • E05D15/063Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top on wheels with fixed axis
    • E05D15/0634Details, e.g. suspension or supporting guides for wings suspended at the top on wheels with fixed axis with height adjustment

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】引違い戸の上下方向への調整に加えて前後方向
への調整も簡単に行うことができ、しかも、操作の容易
な位置調整機構付きの戸車を提供すること。 【解決手段】引違い戸Aの上框又は下框に設けられる戸
車取付穴Bに装着される取付本体10,20と、取付本
体10,20内に設けられ、車輪30を支持する支持部
材40とを具備しており、支持部材40には、車輪30
の上下位置を調整する上下調整機構50と、車輪30の
前後位置を調整する前後調整機構60とが連結されてお
り、上下調整機構50および前後調整機構60の操作側
を取付本体10,20の外側に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、引違い戸に装着
される戸車であって、車輪位置を変えることにより、引
違い戸を前後方向(引違い戸の移動方向に対して直交す
る方向)の位置変更および上下方向の位置変更を可能と
した位置調整機構付きの戸車に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の引違い戸用の戸車として、引違い戸の上下方向の高さ
を調整することができる戸車の高さ調整が可能な構造の
もの(例えば、実公平5−31185号公報)は提案さ
れているが、これまで、引違い戸を前後方向へ調整する
ことはほとんどと言っていいほど配慮されていなかっ
た。
【0003】しかしながら、戸車や敷居が摩耗した時、
2枚以上の引違い戸同士の間隔が少なくなって当たるよ
うになった場合や、柱に当たる位置を変更する場合等に
は、引違い戸の前後位置(見付け方向)を調整し直さな
ければならなかった。このような場合、戸車用の取付孔
を空け直して戸車自体の取付位置を修正する必要がある
ので、修正の手間が非常に多くかかって、需要者では簡
単に直すことができないという問題点があった。
【0004】そこで、この発明は、引違い戸の上下方向
への調整に加えて前後方向への調整も簡単に行うことが
でき、しかも、操作の容易な位置調整機構付きの戸車を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の位置調整機構付きの戸車は、引違い戸の
上框又は下框に設けられる戸車取付穴に装着される取付
本体と、取付本体内に設けられ、車輪を支持する支持部
材とを具備しており、支持部材には、車輪の上下位置を
調整する上下調整機構と、車輪の前後位置を調整する前
後調整機構とが連結されており、上下調整機構および前
後調整機構の操作側を取付本体の外側に設けていること
を特徴としている。
【0006】この位置調整機構付き戸車によれば、上下
調整機構を操作することにより、車輪の上下位置を調整
して引違い戸の上下位置を調整することができる。ま
た、前後調整機構を操作することにより、引違い戸の前
後位置を調整することができる。いずれの操作も取付本
体の外側から行うことができるので、引違い戸を使用状
態のまま調整を行うことができる。これらの調整機構に
よる調整は、両方または片方を必要な時に使用して選択
的に行うことができる。
【0007】また、取付本体側に長手方向の空間を設
け、支持部材を上記空間に挿入可能に形成して両者を分
離可能に接合しており、取付本体側から支持部材側、ま
たは支持部材側から取付本体側にわたって固定用回動部
材を挿通していると共に、この回動部材の端部にロック
部材を取付け、当該ロック部材を被挿入側に係止させて
両者を接合させた構成のものでもよい。
【0008】この位置調整機構付き戸車では、引違い戸
の取付穴に先に取付本体側を装着しておき、その後、車
輪を支持する支持部材側を取付けて接合することがで
き、引違い戸に対する戸車の装着を容易に行うことがで
きるようになる。さらに、対向配置した2枚の板状部材
にて支持部材を形成していると共に、両板状部材に挿通
した支持ピンを支点として回動自在となるよう支持部材
を取付本体側に取付け、上記支持ピンの側方となる位置
を車輪の支持位置とし、支持部材に連結した上下調整機
構により支持部材の位置決めを行い、支持部材が支持し
ている車輪の上下位置を調整する構成であってもよい。
【0009】この位置調整機構付き戸車では、上下調整
機構を操作すると、支持ピンを支点として支持部材を回
動させることができる。支持部材は、上下調整機構の調
整により位置決めがなされ、支持部材に支持されている
車輪の上下位置を変更することができる。また、支持部
材を支持ピンで支持し、上下調整機構を支持部材に連結
しているので、車輪の荷重を支持ピンと上下調整機構と
に分散して受けることができ、上下調整機構にかかる荷
重が少なくなる。
【0010】また、上記支持ピンの周面となる部分にね
じ部を形成し、支持部材の支持孔を雌ねじ部にて形成し
て上記ねじ部とねじ合わせており、上記ねじ部には歯車
を取付け、この歯車に直交する方向に噛み合う歯車を設
け、当該歯車を回動させるための軸部を取付けて、軸部
を回転させることにより上記支持ピンのねじ部と支持孔
の雌ねじ部とのねじ合わせ位置を変更して支持部材の前
後位置を変更する構成の戸車にあっては、軸部を操作す
ることによって、2つの歯車を介して回転を伝達して支
持部材を前後に調整することができるので、取付本体の
幅狭側の側面(引違い戸の見込み側)から操作を行うこ
とができ、操作部を引違い戸の柱に対向する側に設ける
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次いで、この発明を図面に示した
実施形態を参照して説明する。図1は、実施形態を示す
引違い戸用の戸車で、上框に装着する戸車の斜視図、図
2は図1の戸車の分解斜視図で、図3は要部の斜視図で
ある。戸車1は、引違い戸の上框Aに設けられる戸車用
取付穴Bに装着し、取付ベースとなる第1取付本体10
と、第1取付本体10に対して分離可能に結合されてい
る第2取付本体20とによって取付本体が構成されてい
る。第2取付本体20内には、車輪30位置を前後方向
および上下方向に変更可能に構成された車輪30を支持
する支持部材40が設けられている。車輪30は、車輪
基台31および連結部材32を介して上記支持部材40
に接続されている。車輪基台31には、前後の側面に連
結部材32を挟んで対称位置に配置された計4個のロー
ラ33が軸支され、ローラ33は鴨居側に設けられたレ
ール内を安定良く走行することができる。
【0012】支持部材40には、車輪30の突出量を調
整する上下調整機構50、および支持部材40の位置を
前後に調整して車輪30をその移動方向と直交する方向
に位置調整することができる前後調整機構60とが連結
されており、両調整機構50,60の操作部55,66
は第2取付本体20を構成する案内部材22の外側に設
けられている。
【0013】第1取付本体10としては、上半分に2枚
の板状体11,11が対向して配置され、内部に空間が
形成されている。この空間内に第2取付本体20の枠部
21が嵌入されており、板状体11,11の上端に設け
られ、互いの近接方向へ折曲形成された突片11a,1
1aによって、上記枠部21が上方へ抜け出さないよう
になっている。第1取付本体10の下半分は、上部の板
状体11,11間より幅広に膨出形成された案内基部1
3として構成されており、第1取付本体10が戸車用取
付穴Bに側方から挿入装着された状態で取付穴Bの上部
が案内基部13の幅より狭くなっているため、案内基部
13が取付穴Bの上半分に係止状態となって取付本体の
上方への抜け出しが防止される。なお、第1取付本体1
0の案内基部13には、取付穴Bへの挿入方向と同方向
にロック部材24を導入するための貫通孔13aが形成
されている。貫通孔13aの入口側から中間付近までは
ロック部材24を導入するために広く形成され、中間付
近の側壁にロック部材24を係止させるためのロック部
材用係止穴13cが形成され、さらにその奥方は固定用
ねじ14の挿通孔13bとして、ねじ14の外径とほぼ
同じに形成されている。
【0014】第2取付本体20の枠部21は、上部が開
放された箱状体で、車輪30を支持する支持部材40が
内部に挿入されている。枠部21には、第1取付部材1
0と反対側となる側部に、入口側案内部材22が設けら
れている。案内部材22は、幅方向の縦断面形状が第1
取付本体10と同一の断面形状となっており、第2取付
本体20を第1取付本体10に結合させると外形が一致
し、取付穴Bの内法形状と一致する。案内部材22の下
部には、案内基部13の上記貫通孔13aと軸芯が同一
の貫通孔22aが設けられ、この貫通孔22aを通して
固定用回動部材23が挿通されている。回動部材23の
先端には略小判状のロック部材24が取付られ、第2取
付本体20を第1取付本体10に結合させた状態でロッ
ク部材24は案内基部13のロック部材用係止孔13c
位置に到達する。そして、回動部材23を90度回転さ
せてロック部材24をロック部材用係止孔13cに係止
させる。これにより、第2取付本体20と第1取付本体
10とが結合され、第1本体10が取付穴Bに固定され
ていると、第2取付本体20も固定されることとなる。
【0015】支持部材40としては、ほぼ方形状の板状
体41,41が対向配置され短辺側の一部が接続されて
平面視で略コ字状に形成されているもので、入口案内部
材22寄りの上部にねじ孔41aが形成され、前後調整
機構60のねじ軸61がねじ合わされている。ねじ軸6
1の端部には、第2歯車62が固着されており、ねじ軸
61と第2歯車62の支軸としての支持ピン26が挿通
されている。支持ピン26は、両端が枠部21の孔21
aに支持されていると共に、その端面は板状体11,1
1内面に当接状態となって、支持ピン26の軸線方向へ
は移動しないように取付けられている。なお、支持部材
40の板状体41における、第2歯車62と対峙する部
分は段差形状となっていて、板状体11と板状体41と
の間に第2歯車62の厚み分の間隔を設けて、第2歯車
62が自由に回転できるように構成されている。上記の
構成により、ねじ軸61が回転すると、ねじ軸61は軸
線方向に移動することなく、これにねじ合わされた支持
部材40側がねじ軸61の軸線方向に移動し、支持部材
40の前後位置が決定される。
【0016】また、支持部材40の板状体41,41に
は、上記孔41aの側方へ離れた位置に横向き長円状支
持孔41bが形成されている。支持孔41bに対向する
枠部21には、縦向き長円状の支持孔21aが形成され
ており、これらの支持孔21aと支持孔41bとに支持
ピン42が挿通され、支持ピン42に車輪30の連結部
材32が支持されている。したがって、縦方向に長い支
持孔21aと横方向に長い支持孔41bとの交点位置に
支持ピン42が位置決めされることになり、これにより
車輪30の上下方向の位置決めがなされている。
【0017】上記車輪30の上下方向の位置決めを行う
上下調整機構50としては、支持部材40の孔41aの
下方に、下端側から逆U字状に形成された切欠き部41
cにピン51が遊嵌され、このピン51の中央に形成さ
れた雌ねじ部51aに高さ調整ねじ52がねじ合わされ
てなるもので、高さ調整ねじ52は、入口側案内部材2
2に挿通され、頭部が操作部55となり、ねじ先端側に
取付けられたリング53により、高さ調整ねじ52が軸
線方向には止定されている。したがって、高さ調整ねじ
52を回すと、高さ調整ねじ52は止定されているの
で、ピン51が高さ調整ねじ52の軸線方向に移動する
こととなる。ピン51が移動すると、支持部材40は、
支持ピン26位置で枠部21に支持されているので、支
持ピン26を中心としてピン51の移動量だけ回動する
こととなり、支持部材40が回動すると支持ピン42を
介して連結部材32が上下方向に移動する。連結部材3
2が移動すると、支持部材40から連結部材32が突出
する長さが変わり、ローラ33位置が上下方向に変わる
ことになる。したがって、例えば、ローラ33までの距
離が短くなると、ローラ33はレールに支持されている
ので、本体側のほうがレールに近づくことになり、結果
として、引違い戸の上下位置がその分上がることにな
る。
【0018】前後調整機構60としては、上記第2歯車
62に対し、軸芯が直交する方向に噛み合う第1歯車6
3が前後調整用軸64に取付けられてなるもので、前後
調整用軸64は入口側案内部材22に挿通され、外側に
露出した頭部が操作部66になっている。この前後調整
用軸64は、枠部21に設けられた抜止部材65によっ
て回転のみ行うように止定されている。したがって、操
作部66を介して前後調整用軸64を回転させると、回
転は第1歯車63から第2歯車62へ伝達され、ねじ軸
61を回転させ、上記したようにねじ軸61にねじ合わ
された支持部材40を前後方向に移動させることができ
る。
【0019】この実施形態の戸車1の作用を説明する。
この戸車1を引違い戸に装着する際は、第1取付本体1
0側と第2取付本体20側とを分けて、先ず、上框Aの
戸車用取付穴Bに対して横から第1取付本体10を挿入
し、さらに固定用ねじ14を挿通孔13bに通して第1
取付本体10を固定する。次いで、第2取付本体20を
枠部21側から横方向に挿入して、枠部21を板状体1
1,11間に嵌入させる。そして、固定用回動部材23
を90度回転させ、第2取付部材20と共に挿入されて
いるロック部材24をロック孔13cに係止させ、第2
取付本体20を第1取付本体10に結合させる。これに
より、第1取付本体10と第2取付本体20とを取付穴
B内で一体化させて取付けることができる。
【0020】したがって、この構成の戸車では、第1取
付本体10と第2取付本体20とを分割し、単独の第1
取付本体10を引違い戸Aに取付け、レール側には第2
取付本体20側のローラ33をレール内に予め挿入して
おいた状態で、第2取付本体20側を引違い戸Aに挿入
して組み立てることができ、引違い戸に対する戸車の取
付けが容易になる。このため、従来、引違い戸に戸車を
装着しておいてレールにローラを挿入するのは大変困難
であったが、この問題を解消することができる。
【0021】そして、引違い戸の高さ、すなわち上下方
向の位置を調整する場合には、車輪30の位置調整とし
ての上下調整機構50を使用して行う。操作部55を介
して高さ調整ねじ52を右回転させると、このねじ52
にねじ合わされたピン51は、ねじ52が回転のみ可能
であるためピン51がねじ52の軸線方向に入口側案内
部材22側に回転したピッチ分だけ移動する。このた
め、ピン51が支持部材40を移動させるが、支持部材
40は支持ピン26によって枠部21に支持されている
ので、支持ピン26を中心として支持部材40が符号m
方向へ回動することになる。そして、支持部材40の回
動と共に連結部材33も動いてローラ33側が本体側へ
近づくことになるが、ローラ33側はレールに支持され
ているので、結果としてローラ33側は移動せず戸車1
側がその分上がることとなり、引違い戸の上下位置が上
がって位置変更することができる。
【0022】逆に、高さ調整ねじ53を左回転させた時
は、支持部材40は、ピン26を中心に符号n方向にピ
ン51の移動分だけ回動し、連結部材33が出る方向に
動いて本体とローラ33との距離が長くなり、ローラ3
3はレールに支持されて、その上下位置は変わらず結果
として引違い戸の位置が下がる。そして、引違い戸の前
後方向の位置調整をする場合は、前後調整機構60を使
用して行う。操作部66を介して前後調整用軸64を右
回転させると、この軸64と共に回転する第1歯車63
を介して第2歯車62は左回転し、ねじ軸61を左回転
させる。ねじ軸61は、支持ピン26によって支持され
ているが、支持ピン26およびねじ軸61は板状体1
1,11間に挟まっているので、支持ピン26およびね
じ軸61は軸線方向には止定されている。このため、ね
じ軸61にねじ合わされたねじ孔41aを介して、支持
部材40は支持ピン26の軸線方向の奥方(符号p)に
ねじ軸61が回転したねじのピッチ分だけ移動する。支
持部材40が移動すると、連結部材32を介してローラ
33の本体に対する位置がその分変わるが、ローラ33
はレールに支持されているので、引違い戸Aの吊り下げ
支点位置が奥側にずれることとなり、結果として引違い
戸はレールの手前側に吊り下げられることになり、引違
い戸の前後位置の調整ができる。
【0023】逆に、前後調整用軸64を左回転させた時
は、支持部材40が手前側に移動するため、引違い戸の
吊り下げ支点位置が手前側に移るが、レール側が固定さ
れているので、結果として、引違い戸は奥側(後側)へ
移動する。したがって、引違い戸の前後調整ができるの
で、引違い戸間の間隔調整や引違い戸が柱に当接する位
置を前後方向に変えることができる。
【0024】上記のように、この実施形態では、第1取
付本体10と第2取付本体20とを分割して構成してい
るので、取付穴Aに対する取付けを容易に行うことがで
きると共に、両者の結合も固定用回動部材23を回動さ
せるだけで容易に行うことができる。また、引違い戸の
上下位置または前後位置の調整を同時または選択的に行
うことができるので、引違い戸の位置をより的確に調整
することが可能となる。
【0025】さらに、前後調整機構60は、2つの歯車
63,62を利用して行うことができるので、作用方向
と異なる方向から操作を行うことができ、その調整を引
違い戸の見込み側から行うことができる。また、上下調
整機構50は、車輪30の荷重を支持ピン26とピン5
1で受けるよう構成しているので、ピン51にかかる荷
重が小さくなり、高さ調整用ねじ52の操作を軽く行う
ことができる。
【0026】図4は、車輪30の他の実施形態を示した
もので、車輪基台31を下向きのく字状に形成し、これ
にローラ33を軸支させたものである。この場合、鴨居
側には図5に示すような、レールCを設置する。レール
Cは、断面コ字状の両端部を内側にアールを付けて湾曲
させたもので、この湾曲部分C´内にローラ33が接地
して走行する。
【0027】図6は、他の実施形態を示したもので、こ
の例の戸車は、引違い戸の下框に装着するものである。
この戸車2の概略の構成は、上記した戸車1と同様であ
るが、車輪の位置を上下方向に反転させた構成のもの
で、対応する部分に同じ符号を付して重複する説明を省
略する。この戸車2は、取付本体15が分離する形態で
はなく、下面が開放した箱状体に形成され、取付本体1
5内に支持部材40が設けられたものである。そして、
車輪35は、ローラ部分が支持部材40に直接支持され
ている構成である。上下調整機構50および前後調整機
構60は同様に構成している。
【0028】この戸車2は、引違い戸の下框におけるコ
ーナー部分に形成された戸車用取付穴に装着されるもの
で、固定用ねじ18,19で固定される。そして、引違
い戸の上下、前後方向の調整も上下調整機構50および
前後調整機構60を利用して上記実施形態と同様に行う
ことができる。なお、上記した各実施形態では、前後調
整機構において支持部材の移動方向に対して直交する方
向から操作を行う構成として、2つの平歯車を用いた例
を示したが、傘歯車を用いても構成することができ、ま
た、図7に示すように、ウォームギア69を用いた構成
にすることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明の位置調整機構
付き戸車によれば、上下調整機構を操作することによ
り、車輪の上下位置を調整して引違い戸の上下位置を調
整し、前後調整機構を操作することにより、引違い戸の
前後位置を調整することができるので、引違い戸の位置
調整を適切に行うことができる。これらの調整操作を取
付本体の外側から行うことができるので、引違い戸を使
用状態のまま調整を行うことが可能となる。
【0030】そして、上記上下調整機構または前後調整
機構は、両方または片方を選択して調整を行うことがで
き、引違い戸の上下または前後の調整をより的確に行う
ことができる。また、この発明の位置調整機構付き戸車
では、引違い戸の上框または下框のいずれにも対応する
ことができ至便である。
【0031】さらに、請求項2記載の戸車によれば、取
付本体と支持部材とを分離可能に一体形成しているの
で、引違い戸の取付穴に先ず取付本体を装着し、その後
支持部材を取付けて結合することができ、引違い戸に対
する戸車の装着を容易に行うことができるようになる。
請求項3の戸車では、上下調整機構を操作すると、支持
ピンを支点として支持部材を回動させて支持部材の位置
決めがなされ、支持部材に支持されている車輪の上下位
置を変更することができる。また、支持部材を支持ピン
で支持し、上下調整機構を支持部材に連結しているの
で、車輪の荷重を支持ピンと上下調整機構とに分散して
受けることができ、上下調整機構にかかる荷重が少なく
なり、上下調整操作が軽くなる。
【0032】また、請求項4の戸車では、軸部に取付け
た歯車を介して前後調整することができ、軸部を取付本
体の幅狭側の側面(引違い戸の見込み側)に設けること
ができるので、操作部を引違い戸の見込み側に設けるこ
とができ、引違い戸の体裁が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す戸車で引違い戸の上
框に装着した状態の斜視図である。
【図2】上記戸車の分解斜視図である。
【図3】上記戸車の要部の分解斜視図である。
【図4】他の構成の車輪を示す斜視図である。
【図5】図4の車輪の使用状態を示す側面図である。
【図6】この発明の他の実施形態の戸車で引違い戸の下
框に装着する構成を示した断正面図である。
【図7】前後調整機構の他の実施形態を示す部分斜視図
である。
【符号の説明】
1,2 戸車 10 第1取付本体 20 第2取付本体 30,35 車輪 40 支持部材 50 上下調整機構 60 前後調整機構 15 取付本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引違い戸の上框又は下框に設けられる戸車
    取付穴に装着される取付本体と、取付本体内に設けら
    れ、車輪を支持する支持部材とを具備しており、支持部
    材には、車輪の上下位置を調整する上下調整機構と、車
    輪の前後位置を調整する前後調整機構とが連結されてお
    り、上下調整機構および前後調整機構の操作側を取付本
    体の外側に設けていることを特徴とする位置調整機構付
    き戸車。
  2. 【請求項2】取付本体側に長手方向の空間を設け、支持
    部材を上記空間に挿入可能に形成して両者を分離可能に
    接合しており、取付本体側から支持部材側、または支持
    部材側から取付本体側にわたって固定用回動部材を挿通
    していると共に、この回動部材の端部にロック部材を取
    付け、当該ロック部材を被挿入側に係止させて両者を接
    合させた構成である請求項1記載の位置調整機構付き戸
    車。
  3. 【請求項3】対向配置した2枚の板状部材にて支持部材
    を形成していると共に、両板状部材に挿通した支持ピン
    を支点として回動自在となるよう支持部材を取付本体側
    に取付け、上記支持ピンの側方となる位置を車輪の支持
    位置とし、支持部材に連結した上下調整機構により支持
    部材の位置決めを行い、支持部材が支持している車輪の
    上下位置を調整する構成である請求項1または2記載の
    位置調整機構付き戸車。
  4. 【請求項4】請求項3記載の支持ピンの周面となる部分
    にねじ部を形成し、支持部材の支持孔を雌ねじ部にて形
    成して上記ねじ部とねじ合わせており、上記ねじ部には
    歯車を取付け、この歯車に直交する方向に噛み合う歯車
    を設け、当該歯車を回動させるための軸部を取付けてな
    り、軸部を回転させることにより上記支持ピンのねじ部
    と支持孔の雌ねじ部とのねじ合わせ位置を変更して支持
    部材の前後位置を変更する構成の請求項3記載の位置調
    整機構付き戸車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AU2007202099B2 (en) * 2000-06-15 2010-03-04 Anthony Innovations Pty Ltd Wheel support structure for sliding doors or panels
RU2543419C1 (ru) * 2013-07-30 2015-02-27 Айдиэл Сэнитари Вэа Ко., Лтд Шкивной механизм

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