JP3737470B2 - ディスク基板の成形用金型および成形方法 - Google Patents

ディスク基板の成形用金型および成形方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R等の情報記録用のディスク基板を射出成形する際に用いられるディスク基板の成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスク基板を射出成形する際に用いられるディスク基板の成形用金型は、対向して設けられた固定金型および可動金型にそれぞれ、直接またはスタンパを介してキャビティ形成面を有する鏡面板が設けられている。そして前記鏡面板には、キャビティ内に射出充填された溶融樹脂を冷却するための冷却媒体流路が形成されている。ところでディスク基板の成形においては、ポリカーボネート樹脂が使用されており、射出充填される溶融樹脂の温度は300℃から340℃と高い。そこで成形サイクルを速くするためには溶融樹脂の冷却を速やかに行う必要がある。また成形されるディスク基板の反りを防止するために、鏡面板の各部を略均一に冷却する必要がある。
【0003】
上記のような要求に対して、ディスク基板の成形用金型の冷却媒体流路に工夫をしたものとして、特許文献1ないし特許文献6に記載されたものが公知である。その中で特許文献1ないし特許文献3に図示されたものは、鏡面板に冷却媒体流路を3周または5周の渦巻状に形成することにより、冷却媒体流路の総延長距離および冷却媒体と鏡面板の接触面積を確保して、冷却効率を上昇させることを意図している。しかしながら前記した特許文献1ないし3のものは、1本の冷却媒体流路が渦巻状に形成されているため、冷却媒体と鏡面板との接触面積を多くしようとして、渦巻状の冷却媒体流路の周回を増加させると、冷却流路が長くなりすぎるという問題があった。そして冷却流路が長くなりすぎると、冷却媒体流路の途中で冷却媒体の温度が上昇しすぎ、導入孔側と排出孔側では鏡面板の温度が変化してしまい、成形されるディスク基板に反りが発生するという問題があった。
【0004】
また前記した冷却媒体流路が長くなりすぎる問題を解消するものとして、特許文献4ないし6に記載されたものがある。特許文献4、5に記載されたものは、内周部側と外周部側の冷却媒体流路を別系統とし、それぞれに冷却媒体を流通させている。しかしこれらのものは、冷却媒体流路の総延長距離および冷却媒体と鏡面板の接触面積を確保することが想定されておらず、鏡面板に対して冷却媒体流路の本数が少ないため、冷却効率が悪かった。また前記のものは、鏡面板を放射方向ごとに例えば1/4づつに区分した場合、導入孔側の部分と排出孔側の部分とで温度が変化してしまうものであった。また更に前記のものは、鏡面板以外の型部材内に形成される流路が複雑になるという問題もあった。更に特許文献6のものは、管状の流路を設けるものではないが、導入した冷却媒体を完全に排出されることが困難であり、各部を略均一な温度に保つことは困難であった。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−71351号公報(請求項2、請求項5、図1、図4、図6)
【特許文献2】
特開平6−8250号公報(請求項1、図1、図4)
【特許文献3】
特開平9−155941号公報(請求項1、図1、図2、図3)
【特許文献4】
特開平8−281713号公報(請求項1、請求項2、図3、図13)
【特許文献5】
特開2001−293759号公報(請求項1、図1、図4)
【特許文献6】
特開平8−187760号公報(請求項1、図1、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであって、ディスク基板を射出成形する際に用いられるディスク基板の成形用金型において、冷却媒体と鏡面板の接触面積を確保して、冷却効率を上昇させるとともに、各流路の長さを所定以下に押さえて、流路に流される冷却媒体の温度を所定以上に上昇させないようにして、鏡面板の各部を略均一に冷却し、成形されるディスク基板の反りの発生を抑制することを目的とする。また特にスタンパによる転写性を良好にするために、成形されるディスク基板の反りの発生を抑制しつつ、金型温度を高くすることを可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のディスク基板の成形用金型は、キャビティ面を有する鏡面板に形成される冷却媒体流路が、同じ方向に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる渦巻状の冷却媒体流路の組からなっていることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項2に記載のディスク基板の成形用金型は、キャビティ面を有する鏡面板に形成される冷却媒体流路が、同じ方向に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第一の冷却媒体流路の組と、第一の冷却媒体流路の組と逆方向に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第二の冷却媒体流路の組とから少なくともなっており、第一の冷却媒体流路の組と前記第二の冷却媒体流路の組とが略平行に併設されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項3に記載のディスク基板の成形用金型は、キャビティ面を有する鏡面板に形成される冷却媒体流路が、外周部側から内周部側に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第一の冷却媒体流路の組と、内周部側から外周部側に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第二の冷却媒体流路の組とからなっており、第一の冷却媒体流路の組と第二の冷却媒体流路の組はそれぞれ渦巻状に形成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項4に記載のディスク基板の成形用金型は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、鏡面板の内周部から外周部への放射断面方向に対して交差する方向に6本の冷却媒体流路が形成されていることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項5に記載のディスク基板の成形用金型は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、冷却媒体流路は、鏡面板の放射断面方向であって冷却媒体の流れ方向に対して略直角方向における幅が、3mmないし4.5mmに形成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項6に記載のディスク基板の成形用金型は、固定金型の鏡面板における冷却媒体流路が、外周部側から内周部側に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第一の冷却媒体流路の組と、内周部側から外周部側に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第二の冷却媒体流路の組とからなっており、第一の冷却媒体流路の組と前記第二の冷却媒体流路の組はそれぞれ渦巻状に形成され、内周部または内周部近傍で接続されており、可動金型の鏡面板における冷却媒体流路が、内周部側から外周部側に向けて冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる冷却媒体流路の組からなり、冷却媒体流路の組は渦巻状に形成されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項7に記載のディスク基板の成形用金型は、直径12cmのディスク基板の成形用金型であって、キャビティ面を有する鏡面板に形成される複数の系統の冷却媒体流路が併設され、一の系統の冷却媒体流路に対して他の系統の冷却媒体流路には逆方向に冷却媒体が流されるよう形成されており、鏡面板の放射断面方向に対して交差する方向に6本の冷却媒体流路が形成され、冷却媒体流路は、前記鏡面板の放射断面方向であって冷却媒体の流れ方向に対して略直角方向における幅が、3mmないし4.5mmに形成されるとともに、冷却媒体流路同士の間隔は、1.5mmないし3.5mmに形成され、冷却媒体流路と前記鏡面板のキャビティ面との間隔は、それぞれ6mmないし10mmに形成されていることを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項8に記載のディスク基板の成形方法は、請求項1ないし請求項7のいずれかのディスク基板の成形用金型を用いて、鏡面板の温度が平均120℃ないし135℃となるよう設定して成形を行うことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図1ないし図4を参照して説明する。図1は、本発明を実施するCD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R等の直径12cm(成形誤差を含むとプラスマイナスとなる寸法の場合あり)のディスク基板の成形用金型の断面図である。図2は、本発明を実施する成形用金型の固定金型における鏡面板の冷却媒体流路を示す図である。図3は、本発明を実施するディスク基板の固定金型における冷却媒体流路の流れを示す説明図である。図4は、本発明を実施するディスク基板の可動金型における冷却媒体流路の流れを示す説明図である。
【0016】
図1において固定金型1は、右側に位置し、図示しない射出成形機の固定盤に取付けられる。また図1において可動金型2は、左側に位置し、図示しない可動盤に取付けられる。そして固定金型1と可動金型2は、固定盤および可動盤に取付けられることにより対向配置され、可動盤の移動により接離可能に設けられている。そして固定金型1と可動金型2が接合時において、両金型の間にはキャビティが形成される。そして前記キャビティには、図示しない射出装置から溶融樹脂を射出充填することにより、ディスク基板が得られる。
【0017】
図1により、固定金型1について説明すると、固定金型1は、固定盤に取付けられる金型本体部3と、金型本体部3に取付けられるバックプレート4を備えている。そして前記バックプレート4の前面には鏡面板5がボルト6により、バックプレート4の孔を貫通して金型本体部3に取付けられている。バックプレート4および鏡面板5はそれぞれ、所定厚さの円筒状の部材である。そして前記したバックプレート4および鏡面板5の内周部4a,5aには、センタブッシュ7やスプルブッシュ8等が配設されている。また鏡面板5の表面5b側(可動金型2側)は、キャビティの一部を構成するキャビティ面が形成されている。更に鏡面板5の外周部5cには、後述する外周スタンパ押さえ部材21との間で溶融樹脂を封止する嵌合面が形成されている。
【0018】
鏡面板5には、鏡面板5を所定温度に保つための冷却媒体流路(以下実施の形態においてはすべて単に流路と略す)9が形成されている。流路9は、バックプレート4に貫設された導入孔4bと、金型本体部3の内部に形成された流路3aを介して固定金型3外部の図示しない冷却媒体の温度調節機能を有する供給装置に接続されている。そして鏡面板5の裏面5d(固定盤側)には、複数の凹状の溝が設けられている。そして鏡面板5をバックプレート4に固着することにより、前記溝により鏡面板5とバックプレート4の間に管状の流路9が形成されるようになっている。なお鏡面板5に形成される流路9については、鏡面板5の内部に形成されたものでもよく、形成する方法としては、穿設してもよく、他部材によりしきり部を設けて形成してもよい。
【0019】
次に図2、図3により、鏡面板5に形成される流路9のレイアウトや冷却媒体の流れる方向について説明する。バックプレート4に形成される冷却媒体の導入孔4bは、鏡面板5の外周部5c寄りに対向する位置に形成されている。そして前記導入孔4bに対応する位置の鏡面板5の裏面5dには、導入側流路である第一の冷却媒体流路の組(以下単に第一の流路の組と略す)10の始端部10aが形成されている。そして前記第一の流路の組10は、前記始端部10aから分岐される隣接する2本の流路10b,10cからなっている。そして流路10b,10cは、ほぼ平行に形成され、過半の部分で円周方向に沿って、鏡面板5の内周部5aの側に向けて渦巻状に形成されている。よって第一の流路の組10における隣接する流路10b,10cは、同一方向に冷却媒体が流れるように形成されている。
【0020】
またバックプレート4に設けられた前記導入孔4bに対し、内周部4aを形成する中心孔を挟んで反対側の位置には、冷却媒体の排出孔4cが貫設されている。そして前記排出孔4cに対応する位置の鏡面板5の外周部5c寄りには排出用流路である第二の冷却媒体流路の組(以下単に第二の流路の組と略す)11の終端部11aが形成されている。そして前記第二の流路の組11は、終端部11aに向けて、流路11bと流路11cが、ほぼ平行に、過半の部分で円周方向に沿って鏡面板5の内周部5a側から渦巻状に形成されている。そして前記第二の流路の組11における流路11b,11cは、終端部11aにおいて合流している。よって第二の流路の組11における隣接する流路11b,11cは、同一方向に冷却媒体が流れるように形成されている。
【0021】
鏡面板5における流路9のレイアウトについて、図2、図3により更に詳しく説明する。第一の流路の組10における流路10b,10cは、最初の半周弱の間、外周部5cに沿ってそれぞれ外周部5cから数えて1番目と2番目の流路となっている。そして第一の流路の組10は、約半周弱すると鏡面板5の内周部5a側に向けて屈曲される。第一の流路の組10が屈曲されるのは、排出孔4cに向けて形成された第二の流路の組11における流路11b,11cが鏡面板5の外周部5c寄りに形成されているからである。そして第一の流路の組10における流路10b,10cは、鏡面板5の外周部5cから数えて3番目、4番目の流路となる。そして第一の流路の組10は、前記第二の流路の組11における流路11cの内側を通過することになる。そして第一の流路の組10における流路10b,10cは、前記第二の流路の組11が排出孔4cへ向けて冷却媒体が流れるのに対して、逆方向に導入孔4bからの冷却媒体が流されることになる。
【0022】
第一の流路の組10における流路10b,10cは、約半周弱すると、再度内周部5a側に向けて屈曲され、鏡面板5の外周部5cから5番目、6番目(6番目の流路は最も内周部5a側)の流路となる。そして第一の流路の組10における流路10b,10cは、約半周弱すると、再度内周部5a側に向けて屈曲される。そして第一の流路の組10は、鏡面板5の内周部5aに形成された第一の流路の組10における流路10bの孔10dと、流路10cの孔10eから一度鏡面板5とセンタブッシュ7の間に形成されたスペース12へ排出される。そして排出された冷却媒体は、スプルブッシュ8とメスカッタ13との間のスペース14を通過してスプルブッシュ8を冷却する。そして冷却媒体は、再度、鏡面板5の内周部5aに形成された排出側流路である第二の流路の組11における流路11bの孔11dと、流路11cの孔11eから鏡面板5に形成された流路11b,11cの中に戻る。つまり第一の流路の組10と第二の流路の組11は、内周部5aまたは内周部5aの近傍で接続されている。しかし、第一の流路の組10と第二の流路の組11を接続せずに、第一の流路の組10および第二の流路の組11のそれぞれ前半を導入側流路、後半を排出側流路としてもよい。
【0023】
そして第ニの流路の組11における隣接する流路11b,11cは、鏡面板5の外周部5cから5番目、6番目の流路として約半周弱すると、再度外周部5c側に向けて屈曲され、外周部5cから3番目と4番目の流路となる。そして第二の流路の組11における流路11b,11cは、前記した第一の流路の組10における外周部5cから2番目の流路10cと、外周部5cから5番目の流路10bの間を、反対方向に流れることになる。そして流路11b,11cは、外周部5cから3番目、4番目の流路として、更に約半周弱すると再度外周部5c側に向けて屈曲され、外周部5cから1番目と2番目の流路となる。そして第二の流路の組11における隣接する流路11b,11cは、前記したように、外周部5cから1番目、2番目の流路として、更に半周して終端部11aで合流する。終端部11aには、バックプレート4に排出孔4cが形成されている。そして冷却媒体は、前記排出孔4cから金型本体部3に形成された流路3bを経て再度図示しない冷却媒体の供給装置に排出される。
【0024】
よってこの実施の形態では導入側流路である第一の流路の組10と排出側流路である第二の流路の組11が、鏡面板5の内周部5aから外周部5cの間に交互に併設され、逆方向に冷却媒体が流れるように形成されている。そして前記した屈曲部の部分を除く過半の部分では、前記鏡面板5の内周部5aから外周部5cへの放射断面方向に対して交差する方向に6本の流路が形成されていることになる。
【0025】
なおこの実施の形態では流路については、前記したように屈曲部を有する渦巻状にそれぞれ形成されているが、また明確な屈曲部を設けて内側や外側に流路を変更せずに、曲線状に形成してもよい。よって本発明を表す上で用いられる「渦巻状」には、渦巻に類するものも含むものとする。
【0026】
またこの実施の形態では、鏡面板5に穿設される流路の幅(鏡面板5の放射断面方向における冷却媒体の流れ方向と略直角方向の流路の幅)は、3.5mmに形成されている。しかしながら流路の幅は3mmないし4.5mmの間に形成されることが望ましい。また、隣接する流路同士の間隔は、1.5mmないし3.5mmに形成されている。そして前記流路のキャビティ形成面に対して平行方向における断面積は、鏡面板5のキャビティ面の約55%に達する。この比率は45%ないし70%程度であることが望ましい。
【0027】
そしてこの実施の形態では鏡面板5の厚さは20mmとなっており、鏡面板5の厚さ方向の流路9の位置は、鏡面板5のキャビティ面(表面5b)から8mmの間隔を隔てて形成されている。なお流路9と鏡面板5のキャビティ面との間隔は、6mmないし10mmに設けることが望ましい。なお鏡面板5の厚さは20mmに限定されず、18mmないし25mm程度が想定される。なおこの実施の形態ではすべての流路9について、流路9と鏡面板5のキャビティ面との間隔は同じ間隔となっているが、例えば内周部5a側の流路9ほど僅かに前記間隔を短くしてもよい。なお、前記した流路の幅、隣接する流路の間隔、流路と鏡面板のキャビティ面との間隔等の数値は、流路のほとんどの部分で適用される数値であるが、例外的な部分が含まれていてもよい。
【0028】
次に図1により、可動金型2について説明すると、可動金型2は、可動盤に取付けられる金型本体部15と、金型本体部15に取付けられるバックプレート16を備えている。そして前記バックプレート16の前面には、鏡面板17がボルト18により、バックプレート16の孔を貫通して金型本体部15に取付けられている。バックプレート16と鏡面板17は、それぞれ、所定厚さの円筒状の部材である。そしてバックプレート16と鏡面板17の内周部16a,17aにはエジェクタ19等が配設されている。そして鏡面板17の表面17bには、スタンパ20が鏡面板17の外周部17c側に固定された外周スタンパ押さえ部材21と、鏡面板17の内周部17a側に固定された内周スタンパ押さえ部材22によって取付けられている。よって可動金型2の鏡面板17の表面17bは、スタンパ20を介してキャビティ面が形成されている。なおこの実施の形態ではスタンパ20が、可動金型2に取付けられた例について説明したが、それに限定されるものではない。
【0029】
そして可動金型2の鏡面板17についても、鏡面板17を所定温度に保つための流路23が形成されている。この実施の形態では、鏡面板17の裏面17d(可動盤側)から鏡面板17に溝が設けられ、鏡面板17をバックプレート16に固着することにより、管状の流路23が形成されるようになっている。そしてバックプレート16の内部には冷却媒体の導入孔16bが貫設されており、金型本体部15に形成された流路15aを経て図示しない冷却媒体の温度調節機能を有する供給装置に接続されている。
【0030】
次に図4により、可動金型2の鏡面板17に形成される流路23について、固定金型1の鏡面板5の流路9との相違点を中心に説明する。可動金型2の鏡面板17における流路23については、固定金型1の鏡面板5における流路9のように、第一の流路の組10と第二の流路の組11に別れておらず、内周部17a側から外周部17c側に向けて流路23が一組形成されているのみである。
【0031】
可動金型2の流路23についても固定金型1と同様に、内周部17aと外周部17cへの間に円周方向と略一致する方向に向けて過半の部分で6周の流路23が形成されている。固定金型1との相違点は、バックプレート16の内周部16a寄りに冷却媒体の導入孔16bが形成されている。そして前記導入孔16bに対応する位置の鏡面板17の内周部17a寄りには、流路23の始端部23aが形成されている。流路23は前記始端部23aから鏡面板17の外周部17cに向けて渦巻状に形成されている。この実施の形態では流路23は、始端部23aから略平行に形成された2本の隣接する流路23b,23cに分岐し、同一方向に冷却媒体が流れるように形成されている。
【0032】
そして流路23b,23cは、内周部17aに沿って約1周弱すると、外周部17c側へ屈曲し、流路23b,23cは、内周部17aから3番目、4番目の流路となり、最初に約1周弱した2番目の流路と略平行に形成される。さらに前記3番目、4番目の流路23b,23cが約1周弱すると、再度外周部17c側に向けて屈曲され、内周部17aから5番目、6番目(最も外周部側)の流路となり、前記した4番目の流路と略平行に形成される。そして5番目の流路23bと6番目の流路23cは鏡面板17の外周部17c寄りに形成された終端部23dで合流する。そして前記終端部23dに対応する位置のバックプレート16には排出孔16cが形成され、冷却媒体は前記排出孔16cから金型本体部15内の流路15bを経て図示しない冷却媒体の温度調節機能を有する供給装置に排出される。
【0033】
なおこの実施の形態では、固定金型1と可動金型2の鏡面板5,17に前記上記のような流路9,23が形成されているが、固定金型1の鏡面板5の流路9のレイアウトを可動金型2に用いてもよく、反対に可動金型2の鏡面板17の流路23のレイアウトを固定金型1に用いてもよい。そして流路9,23は、導入孔4b,16bの位置において分岐するものに限定されず、その近傍において分岐するものであってもよい。また略平行に複数形成される流路10,11,23の組は、隣接する2本の流路からなるものに限定されず、3本以上の流路からなるものであってもよい。
【0034】
またこの実施の形態では固定金型1の鏡面板5は、一の導入孔4bから流路10b,10cが分岐しているが、第一の流路の組10における流路10b,10cはそれぞれ別系統として冷却媒体の供給装置から別の導入孔を経て供給されるものでもよい。また同様に第二の流路の組11における流路11b,11cもそれぞれ別系統として、別の排出孔を経て冷却媒体の供給装置に戻されるものでもよい。また可動金型2の鏡面板17についても、一の導入孔16bから流路23b,23cが分岐しているが、流路23b,23cはそれぞれ別系統として冷却媒体の供給装置から供給され、別系統として供給装置に戻されるものでもよい。
【0035】
そして本発明のディスク基板の成形用金型では、冷却媒体としては温度調節された水が用いられるが、他の媒体であってもよい。そしてこの実施の形態では直径12cmのディスク基板の成形用金型について記載したが、他の大きさのディスク基板の成形に用いられるものであってもよい。
【0036】
次に図5に示される実施の形態について説明する。図5に示される実施の形態では、鏡面板31の内周部31aに設けられた導入孔32aから外周部31bに設けられた排出孔32bに向けて渦巻状に設けられた第一の流路32と、鏡面板31の外周部31bに設けられた導入孔33aから内周部31aに設けられた排出孔33bに向けて渦巻状に設けられた第二の流路33は、それぞれ別の系統の1本の流路からなっている。しかし特許文献1ないし3に示されるものと相違し、第一の流路32と第二の流路33をそれぞれ渦巻状に組み合わせることにより、鏡面板31における冷却媒体と鏡面板の接触面積および流路の総延長を確保するとともに、1本あたりの流路の延長距離が長くなりすぎないようにしている。この実施の形態では、鏡面板31のほとんどの部分の内周部31aから外周部31bへの放射断面方向に対して、交差する方向に6本の流路が形成されているが、第一の流路32、第二の流路33については、それぞれ3周分の長さしかない。そしてまた、第一の流路32と第二の流路33を交互に配設し、冷却媒体を逆方向に流すことにより、鏡面板31の各部の温度が略均一になるようにしている。
【0037】
なお図5に示される実施の形態も、直径12cmのディスク基板の成形金型であって、鏡面板31に設けられる第一の流路32、第二の流路33の幅(鏡面板31の放射断面方向における冷却媒体の流れ方向と略直角方向の流路の幅)は、3.5mmに形成されている。しかしながら流路の幅は3mmないし4.5mmの間に形成されることが望ましい。そして前記第一の流路32、第二の流路33とキャビティ面との間隔は、8mmに形成されているが、6mmないし10mmに形成することが望ましい。そして図5に示される例では2本の流路32,33がそれぞれ渦巻状に形成されているが、3本以上の別系統の流路からなるもので、一の系統の流路に対して他の系統の流路が逆方向に冷却媒体が流されるものであってもよい。
【0038】
なお上記に記載した実施の形態ではすべて流路は、渦巻状に形成されている。しかし本発明において、流路のレイアウトは渦巻状に限定されない。例えば別系統に形成された複数の流路からなる同心円状の流路であってもよい。または円周方向に沿って約一周弱した後に約180度に屈曲し、再度その流路の内側に沿って円周方向に形成されるような流路が鏡面板に形成されるものでもよい。それらにおいても流路の幅、鏡面板の放射断面方向における流路の本数等は、上記の実施の形態と同じである。そしてそれらのものについても、請求項2,4,5,7,8の概念に含まれるものは、本発明に含まれる。
【0039】
次に本発明のディスク基板の成形用金型を用いた成形方法について説明する。本発明では、前記鏡面板5,17等の温度が平均120℃ないし135℃となるよう設定しDVD−Rの成形を行った。DVD−Rの成形においてはCD−Rと比較して転写性を向上させる必要があり、鏡面板5,17およびスタンパ20の温度を上昇させることが望ましい。しかし従来のディスク基板の成形用金型では、鏡面板5,17の温度を上昇させると、成形されるディスク基板の反りが顕著であった。それに対して本発明では、前記したディスク基板の成形用金型を使用することにより、鏡面板5,17の温度を130℃程度に上昇させても、鏡面板5,17等の温度が略均一であるので、ディスク基板のタンジェンシャル方向の反りは図6に示されるように、0.15度以内となり、規格値である0.3度と比較して良好な値を示した。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、キャビティ面を有する鏡面板に形成される冷却媒体流路が、同じ方向に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる渦巻状の冷却媒体流路の組から構成したので、冷却媒体と鏡面板の総接触面積および流路の総延長距離を確保して冷却効率を上昇させることができるとともに、各流路の長さを所定以下に押さえることができる。よって流路の始端側と終端側における冷却媒体の温度の差を抑えて、鏡面板の各部を略均一に冷却することができ、ひいては成形されるディスク基板の反りの発生を抑制することができる。
【0041】
そして特に直径12cmのディスク基板においては、前記冷却媒体流路をほとんどの部分で6周に構成し、各流路の幅を3mmないし4.5mmとし、各流路と鏡面板のキャビティ面との間隔を6mmないし10mmとすることにより、鏡面板の冷却を効率的にし、成形されるディスク基板の略均一な冷却を実現することができる。そしてまた特にDVDディスク基板の成形においては、スタンパによる転写性を良好にするために、金型温度を120℃ないし135℃と高くしても、成形されるディスク基板の反りの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の直径12cmのディスク基板の成形用金型の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の成形用金型の固定金型の鏡面板の冷却媒体流路を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のディスク基板の固定金型における冷却媒体流路の流れを示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態のディスク基板の可動金型における冷却媒体流路の流れを示す説明図である。
【図5】別の実施の形態の鏡面板の冷却媒体流路を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態のディスク基板の成形用金型における金型温度と成形されるディスク基板の反りを示す図である。
【符号の説明】
1 ……… 固定金型
2 ……… 可動金型
3,15 …… 金型本体部
3a,3b,9,10b,10c,11b,11c,15a,15b,23 …… 冷却媒体流路
4,16 …… バックプレート
4a,5a,17a,31a …… 内周部
4b,32a,33a …… 導入孔
4c、32b,33b …… 排出孔
5,17,31 …… 鏡面板
5b,17b …… 表面
5c,17c,31b …… 外周部
5d,7d …… 裏面
6,18 …… ボルト
7 ……… センタブッシュ
8 ……… スプルブッシュ
10…… 第一の冷却媒体流路の組
10a,23a …… 始端部
10d,10e,11d,11e …… 孔
11…… 第二の冷却媒体流路の組
11a,23d…… 終端部
12,14 …… スペース
13 …… メスカッタ
19 …… エジェクタ
20 …… スタンパ
21 …… 外周スタンパ押さえ部材
22 …… 内周スタンパ押さえ部材
32 …… 第一の冷却流路
33 …… 第ニの冷却流路

Claims (8)

  1. 直接またはスタンパを介してキャビティ面を形成するとともに冷却媒体流路を有する鏡面板を含むディスク基板の成形用金型において、
    前記鏡面板に形成される冷却媒体流路は、
    同じ方向に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる冷却媒体流路の組からなり、
    前記冷却媒体流路の組は渦巻状に形成されていることを特徴とするディスク基板の成形用金型。
  2. 直接またはスタンパを介してキャビティ面を形成するとともに冷却媒体流路を有する鏡面板を含むディスク基板の成形用金型において、
    前記鏡面板に形成される冷却媒体流路は、
    同じ方向に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第一の冷却媒体流路の組と、
    前記第一の冷却媒体流路の組と逆方向に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第二の冷却媒体流路の組とから少なくともなり、
    前記第一の冷却媒体流路の組と前記第二の冷却媒体流路の組とが略平行に併設されていることを特徴とするディスク基板の成形用金型。
  3. 直接またはスタンパを介してキャビティ面を形成するとともに冷却媒体流路を有する鏡面板を含むディスク基板の成形用金型において、
    前記鏡面板に形成される冷却媒体流路は、
    外周部側から内周部側に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第一の冷却媒体流路の組と、
    内周部側から外周部側に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第二の冷却媒体流路の組とからなり、
    前記第一の冷却媒体流路の組と前記第二の冷却媒体流路の組はそれぞれ渦巻状に形成されていることを特徴とするディスク基板の成形用金型。
  4. 前記鏡面板の内周部から外周部への放射断面方向に対して交差する方向に6本の冷却媒体流路が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のディスク基板の成形用金型。
  5. 前記冷却媒体流路は、前記鏡面板の放射断面方向であって冷却媒体の流れ方向に対して略直角方向における幅が、3mmないし4.5mmに形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のディスク基板の成形用金型。
  6. 直接またはスタンパを介してキャビティ面を形成するとともに冷却媒体流路を有する鏡面板を含む固定金型と可動金型からなるディスク基板の成形用金型において、
    固定金型の鏡面板における冷却媒体流路は、
    外周部側から内周部側に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第一の冷却媒体流路の組と、
    内周部側から外周部側に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる第二の冷却媒体流路の組とからなり、
    前記第一の冷却媒体流路の組と前記第二の冷却媒体流路の組はそれぞれ渦巻状に形成され、
    内周部または内周部近傍で前記第一の冷却媒体流路の組と前記第二の冷却媒体流路の組が接続されており、
    可動金型の鏡面板における冷却媒体流路は、
    内周部側から外周部側に向けて冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる冷却媒体流路の組からなり、
    前記冷却媒体流路の組は渦巻状に形成されていることを特徴とするディスク基板の成形用金型。
  7. 直接またはスタンパを介してキャビティ面を形成し冷却媒体流路を有する鏡面板を含む直径12cmのディスク基板の成形用金型において、
    前記鏡面板に形成される冷却媒体流路は、
    複数の系統の冷却媒体流路が併設され、
    前記複数の系統の冷却媒体流路において一の系統の冷却媒体流路に対して他の系統の冷却媒体流路には逆方向に冷却媒体が流されるよう形成されており、
    前記鏡面板の放射断面方向に対して交差する方向に6本の冷却媒体流路が形成され、
    前記複数の系統の冷却媒体流路は、前記鏡面板の放射断面方向であって冷却媒体の流れ方向に対して略直角方向における幅が、3mmないし4.5mmに形成されるとともに、
    前記複数の系統の冷却媒体流路同士の間隔は、1.5mmないし3.5mmに形成され、
    前記複数の系統の冷却媒体流路と前記鏡面板のキャビティ面との間隔は、それぞれ6mmないし10mmに形成されていることを特徴とする直径12cmのディスク基板の成形用金型。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかのディスク基板の成形用金型を用い、前記鏡面板の温度が平均120℃ないし135℃となるよう設定し、成形を行うことを特徴とするディスク基板の成形方法。
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