JP4024765B2 - ディスク基板の成形用金型および成形方法 - Google Patents

ディスク基板の成形用金型および成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4024765B2
JP4024765B2 JP2004019331A JP2004019331A JP4024765B2 JP 4024765 B2 JP4024765 B2 JP 4024765B2 JP 2004019331 A JP2004019331 A JP 2004019331A JP 2004019331 A JP2004019331 A JP 2004019331A JP 4024765 B2 JP4024765 B2 JP 4024765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling medium
medium flow
flow path
mirror plate
disk substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004019331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005212176A (ja
Inventor
利幸 蛯名
Original Assignee
株式会社名機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社名機製作所 filed Critical 株式会社名機製作所
Priority to JP2004019331A priority Critical patent/JP4024765B2/ja
Publication of JP2005212176A publication Critical patent/JP2005212176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4024765B2 publication Critical patent/JP4024765B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

本発明は、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R等の情報記録用のディスク基板を射出成形する際に用いられるディスク基板の成形用金型とその成形方法に関する。
ディスク基板を射出成形する際に用いられるディスク基板の成形用金型は、対向して設けられた固定金型および可動金型にそれぞれ、直接またはスタンパを介してキャビティ形成面を有する鏡面板が設けられている。そして前記鏡面板には、キャビティ内に射出充填された溶融樹脂を冷却するための冷却媒体流路が形成されている。ところでディスク基板の成形においては、ポリカーボネート樹脂が使用されており、射出充填される溶融樹脂の温度は300℃から390℃と高い。そこで成形サイクルを速くするためには溶融樹脂の冷却を速やかに行う必要がある。また成形されるディスク基板の反りを防止するために、鏡面板の各部を略均一に冷却する必要がある。
上記のような要求に対して、ディスク基板の成形用金型の冷却媒体流路に工夫をしたものとして、特許文献1ないし特許文献6に記載されたものが公知である。その中で特許文献1ないし特許文献3に図示されたものは、鏡面板に冷却媒体流路を3周または5周の渦巻状に形成することにより、冷却媒体流路の総延長距離、および冷却媒体と鏡面板の接触面積を確保して、冷却効率を上昇させることを意図している。しかしながら前記した特許文献1ないし特許文献3のものは、1本の冷却媒体流路が渦巻状に形成されているため、冷却媒体と鏡面板との接触面積を多くしようとして、渦巻状の冷却媒体流路の周回を増加させると、1本の冷却媒体流路が長くなりすぎるという問題があった。そして1本の冷却媒体流路が長くなりすぎると、前記冷却媒体流路の途中で冷却媒体の温度が上昇しすぎ、導入孔側と排出孔側では鏡面板の温度が変化してしまい、成形されるディスク基板に反りが発生するという問題があった。
また前記した冷却媒体流路が長くなりすぎる問題を解消するものとして、特許文献4ないし特許文献6に記載されたものがある。特許文献4、特許文献5に記載されたものは、内周部側と外周部側の冷却媒体流路を別系統とし、それぞれに冷却媒体を流通させている。しかしこれらのものは、冷却媒体流路の総延長距離および冷却媒体と鏡面板の接触面積を確保することが想定されておらず、鏡面板における冷却媒体流路の本数が少ないため、冷却効率が悪かった。また前記特許文献4、5に記載されたものは、鏡面板を放射方向ごとに例えば4分の1づつに区分した場合、導入孔側の部分と排出孔側の部分とで温度が変化してしまうものであった。また更に前記特許文献4、5に記載されたものは、鏡面板以外の型部材内に形成される冷却媒体流路が複雑になるという問題もあった。更に特許文献6のものは、管状の冷却媒体流路を設けるものではないが、導入した冷却媒体を完全に排出することが困難であり、各部を略均一な温度に保つことは困難であった。また前記特許文献1ないし特許文献6については、いずれも溶融樹脂の温度が高温の場合の冷却速度に問題があった。
特開2001−71351号公報(請求項2、請求項5、図1、図4、図6) 特開平6−8250号公報(請求項1、図1、図4) 特開平9−155941号公報(請求項1、図1、図2、図3) 特開平8−281713号公報(請求項1、請求項2、図3、図13) 特開2001−293759号公報(請求項1、図1、図4) 特開平8−187760号公報(請求項1、図1、図2)
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであって、ディスク基板を射出成形する際に用いられるディスク基板の成形用金型において、冷却媒体と鏡面板の接触面積を確保して、冷却効率を上昇させるとともに、各冷却媒体流路の長さを所定以下に抑えて、冷却媒体流路の導入孔側と排出孔側とで冷却媒体に所定以上に温度差が発生しないようにして、鏡面板の各部を略均一に冷却し、成形されるディスク基板の反りの発生を抑制することを目的とする。また特にスタンパによる転写性を良好にするため金型温度を高く設定した場合に、成形されるディスク基板の反りの発生を抑制するとともに冷却速度を向上させることを目的とする。
本発明の請求項1に記載のディスク基板の成形用金型は、直接またはスタンパを介してキャビティ面を形成し冷却媒体流路を有する鏡面板を含むディスク基板の成形用金型において、ステンレス鋼からなり、板厚が18mmないし25mmの鏡面板に形成される冷却媒体流路は、渦巻状に形成され同方向に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる並列冷却媒体流路で少なくとも過半の部分が構成され、冷却媒体流路の幅は3.0mmないし4.3mmに形成され、冷却媒体流路同士の間隔は1.5mmないし3.0mmに形成され、冷却媒体流路の底面と鏡面板のキャビティ面との間隔は、4mmないし6mm(6mmを除く)に形成され、鏡面板の冷却媒体流路が形成される冷却媒体流路形成部の放射方向に対する断面の合計断面積における冷却媒体流路のみの断面積の比率は、40%から55%であることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のディスク基板の成形用金型は、請求項1において、固定金型に取付けられる鏡面板は内周側から外周側への放射断面方向に対して交差する方向に3本の並列冷却媒体流路が形成されており、可動金型に取付けられる鏡面板は固定金型に取付けられる鏡面板の並列冷却媒体流路と略対向する位置に並列冷却媒体流路が形成された上に、更に固定金型に取付けられる鏡面板の並列冷却媒体流路と対向しない内周冷却媒体流路が最内周に形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のディスク基板の成形用金型は、請求項1または請求項2において、ディスク基板の成形用金型は、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−Rのディスク基板を成形するものであることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載のディスク基板の成形方法は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項のディスク基板の成形用金型を用い、鏡面板の温度を115℃ないし125℃、射出時の溶融樹脂の温度を330℃ないし390℃となるように設定して成形を行うことを特徴とする。
本発明は、キャビティ面を有する鏡面板に形成される冷却媒体流路が、同じ方向に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路から構成される渦巻状の並列冷却媒体流路からなるので、冷却媒体と鏡面板の総接触面積および冷却媒体流路の総延長距離を確保して冷却速度を向上させることができるとともに、各冷却媒体流路の長さを所定以下に抑えることができる。よって冷却媒体流路の始端側と終端側における冷却媒体の温度の差を抑えて、鏡面板の各部を略均一に冷却することができ、ひいては成形されるディスク基板の反りの発生を抑制することができる。
そして特に直径12cmのディスク基板においては、前記冷却媒体流路はほとんどの部分で放射断面方向に対して交差する方向に6本が形成され、各冷却媒体流路の幅を3mmないし4.3mmとし、各冷却媒体流路の底面と鏡面板のキャビティ面との間隔を4mmないし6mmとすることにより、鏡面板の冷却を効率的にし、成形されるディスク基板の冷却速度を向上させることができる。そしてまた特にDVDディスク基板の成形においては、スタンパによる転写性を良好にするために、高温の溶融樹脂が射出充填されるが、成形されるディスク基板の反りの発生を抑制しつつ冷却速度を向上させることができる。
本発明の実施の形態について図1ないし図6を参照して説明する。図1は、本発明を実施するCD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R等の直径約12cm(成形誤差を含むとプラスマイナスとなる寸法の場合あり)、厚さ約0.6mmのディスク基板の成形用金型の断面図である。図2は、本発明を実施する前記ディスク基板の成形用金型の固定金型における鏡面板の冷却媒体流路を示す図である。図3は、本発明を実施する前記ディスク基板の成形用金型の固定金型における冷却媒体流路の流れを示す説明図である。図4は、本発明を実施する前記ディスク基板の成形用金型の可動金型における鏡面板の冷却媒体流路を示す図である。図5は、本発明を実施する前記ディスク基板の成形用金型の可動金型における冷却媒体流路の流れを示す説明図である。図6は、本発明を実施する前記ディスク基板の成形用金型の固定金型と可動金型の鏡面板の断面図である。
図1において右側に位置する固定金型1は、図示しない射出成形機の固定盤に取付けられる。また図1において左側に位置する可動金型2は、図示しない可動盤に取付けられる。そして固定金型1と可動金型2は、固定盤および可動盤に取付けられることにより対向配置され、可動盤の移動により接離可能に設けられている。そして固定金型1と可動金型2が接合時において、両金型の間にはキャビティが形成される。そして前記キャビティには、図示しない射出装置から溶融樹脂を射出充填してディスク基板が成形される。
図1により、固定金型1について説明すると、固定金型1は、固定盤に取付けられる金型本体部3と、金型本体部3に取付けられるバックプレート4を備えている。そして前記バックプレート4の前面には鏡面板5がボルト6により、バックプレート4の孔を貫通して金型本体部3に取付けられている。バックプレート4および鏡面板5はそれぞれ、所定板厚の円筒状の部材である。そして前記したバックプレート4および鏡面板5の内周部4a,5aには、センタブッシュ7やスプルブッシュ8等が配設されている。また鏡面板5の表面5b(可動金型2側)は、キャビティの一部を構成するキャビティ面が形成されている。更に鏡面板5の外周部5cには、後述する外周スタンパ押さえ部材21との間で溶融樹脂を封止する嵌合面が形成されている。
鏡面板5には、鏡面板5を所定温度に保つための冷却媒体流路9が形成されている。冷却媒体流路9は、バックプレート4に貫設された導入孔4bと、金型本体部3の内部に形成された冷却媒体流路3aを介して固定金型1外部の図示しない冷却媒体の温度調節機能を有する供給装置に接続されている。そして鏡面板5の裏面5d(固定盤側)には、複数の凹状の溝が設けられている。そして鏡面板5をバックプレート4に固着することにより、前記溝により鏡面板5とバックプレート4の間に冷却媒体流路9が形成されるようになっている。なお鏡面板5に形成される冷却媒体流路9については、鏡面板5の内部に形成されたものでもよい。また冷却媒体流路9を形成する方法としては、鏡面板5の裏面5dから切削加工してもよく、他部材によりしきり部を設けて形成してもよい。
次に図2、図3により、鏡面板5に形成される冷却媒体流路9のレイアウトや冷却媒体の流れる方向について説明する。バックプレート4に形成される冷却媒体の導入孔4bは、鏡面板5の外周部5c寄りに対向する位置に形成されている。そして前記導入孔4bに対応する位置の鏡面板5の裏面5dには、冷却媒体流路9を構成する導入側流路である第一の並列冷却媒体流路10の始端部10aが形成されている。そして前記第一の並列冷却媒体流路10は、前記始端部10aから分岐される隣接する2本の冷却媒体流路10b,10cから構成されている。そして冷却媒体流路10b,10cは、ほぼ平行に形成され、過半の部分で円周方向に沿って、鏡面板5の内周部5aの側に向けて渦巻状に形成されている。よって第一の並列冷却媒体流路10における隣接する冷却媒体流路10b,10cは、同一方向に冷却媒体が流れるように形成されている。
またバックプレート4の外周部寄りであって、前記導入孔4bとは中心孔を挟んで反対側の位置には、冷却媒体の排出孔4cが設けられている。そして前記排出孔4cに対応する位置の鏡面板5の外周部5c寄りには、排出用流路である第二の並列冷却媒体流路11の終端部11aが形成されている。第二の並列冷却媒体流路11は、隣接してほぼ平行に設けられた冷却媒体流路11bと冷却媒体流路11cとから構成されている。そして前記冷却媒体流路11b,11cは、同一方向に冷却媒体が流れるように形成され、終端部11aにおいて合流している。また前記第二の並列冷却媒体流路11は、過半の部分で円周方向に沿って鏡面板5の内周部5a側から渦巻状に形成されている。
鏡面板5における冷却媒体流路9のレイアウトについて、図2、図3により更に詳しく説明する。第一の並列冷却媒体流路10における冷却媒体流路10b,10cは、最初の半周弱の間、外周部5cに沿ってそれぞれ外周部5cから数えて1番目と2番目の流路となっている。そして第一の並列冷却媒体流路10は、約半周弱すると鏡面板5の内周部5a側に向けて屈曲される。第一の並列冷却媒体流路10が屈曲されるのは、排出孔4cに向けて形成された第二の並列冷却媒体流路11における冷却媒体流路11b,11cが鏡面板5の外周部5c寄りに形成されているからである。そして第一の並列冷却媒体流路10における冷却媒体流路10b,10cは、鏡面板5の外周部5cから数えて3番目、4番目の流路となる。そして第一の並列冷却媒体流路10は、前記第二の並列冷却媒体流路11における冷却媒体流路11cの内側を通過することになる。そして第一の並列冷却媒体流路10における冷却媒体流路10b,10cは、前記第二の並列冷却媒体流路11が排出孔4cへ向けて冷却媒体が流れるのに対して、逆方向に導入孔4bからの冷却媒体が流されることになる。
第一の並列冷却媒体流路10における冷却媒体流路10b,10cは、更に約半周弱すると、再度内周部5a側に向けて屈曲され、鏡面板5の外周部5cから5番目、6番目(6番目の流路は最も内周部5a側)の流路となる。そして第一の並列冷却媒体流路10における冷却媒体流路10b,10cは、更に約半周弱すると、再度内周部5a側に向けて屈曲される。そして第一の並列冷却媒体流路10は、鏡面板5の内周部5aに形成された冷却媒体流路10bの孔10dと、冷却媒体流路10cの孔10eに接続される。そして前記孔10d,10eは、鏡面板5とセンタブッシュ7の間に形成されたスペース12へ接続され、スペース12はスプルブッシュ8とメスカッタ13との間のスペース14に接続されている。よって第一の並列冷却媒体流路10から一時的に排出された冷却媒体は、スペース14を通過してスプルブッシュ8を冷却する。そして冷却媒体は、再度、鏡面板5の内周部5aに形成された排出側流路である第二の並列冷却媒体流路11における冷却媒体流路11bの孔11dと、冷却媒体流路11cの孔11eから鏡面板5に形成された冷却媒体流路11b,11cの中に戻る。つまり第一の並列冷却媒体流路10と第二の並列冷却媒体流路11は、内周部5aまたは内周部5aの近傍で接続されている。しかし、第一の並列冷却媒体流路10と第二の並列冷却媒体流路11を接続せずに独立した系統とし、第一の並列冷却媒体流路10および第二の並列冷却媒体流路11のそれぞれ前半を導入側流路、後半を排出側流路としてもよい。
そして第二の並列冷却媒体流路11における隣接する冷却媒体流路11b,11cは、鏡面板5の外周部5cから5番目、6番目の流路として約半周弱すると、再度外周部5c側に向けて屈曲され、外周部5cから3番目と4番目の流路となる。そして第二の並列冷却媒体流路11における冷却媒体流路11b,11cは、前記した第一の並列冷却媒体流路10における外周部5cから2番目の冷却媒体流路10cと、外周部5cから5番目の冷却媒体流路10bの間を、前記冷却媒体流路10cおよび10bとは反対方向に流れることになる。そして冷却媒体流路11b,11cは、外周部5cから3番目、4番目の流路として、更に約半周弱すると再度外周部5c側に向けて屈曲され、外周部5cから1番目と2番目の流路となる。そして第二の並列冷却媒体流路11における隣接する冷却媒体流路11b,11cは、前記したように、外周部5cから1番目、2番目の流路として、更に半周して終端部11aで合流する。終端部11aには、バックプレート4に排出孔4cが形成されている。そして冷却媒体は、前記排出孔4cから金型本体部3に形成された冷却媒体流路3bを経て再度図示しない冷却媒体の供給装置に排出される。
よって本実施形態では導入側流路である第一の並列冷却媒体流路10と排出側流路である第二の並列冷却媒体流路11が、鏡面板5の内周部5aから外周部5cの間に交互に併設され、逆方向に冷却媒体が流れるように形成されている。そして前記した屈曲部の部分を除く過半の部分では、前記鏡面板5の内周部5aから外周部5cへの放射断面方向に対して交差する方向に6本の冷却媒体流路が形成されていることになる。
なお本実施形態では第一の並列冷却媒体流路10、および第二の並列冷却媒体流路11については、前記したように屈曲部を有する渦巻状にそれぞれ形成されているが、明確な屈曲部を設けて内側や外側に流路を変更せずに、曲線状に形成してもよい。よって本発明を表す上で用いられる「渦巻状」には、渦巻に類するものも含むものとする。
また本実施形態では図6に示されるように、鏡面板5に切削加工される冷却媒体流路9の幅D(鏡面板5の放射断面方向であって冷却媒体の流れ方向と略直角方向の冷却媒体流路9の幅)は、3.5mmに形成されている。しかしながら冷却媒体流路9の幅Dは3mmないし4.3mmの間に形成されることが望ましい。また、隣接する冷却媒体流路同士の間隔E(鏡面板5の冷却媒体流路間の壁部の厚さ)は、2.5mmに形成されている。しかしながら前記隣接する冷却媒体流路同士の間隔Eは、1.5mmないし3.0mmに形成することが望ましい。
またこの実施の形態では図6に示されるように、鏡面板5の最外周の冷却媒体流路10bと最内周の冷却媒体流路10c(または鏡面板5の反対側の部分では最外周の冷却媒体流路11bと最内周の冷却媒体流路11c)との間の部分である冷却媒体流路形成部Fにおける板厚Gは20mmとなっており、鏡面板5における冷却媒体流路9の底面9aと鏡面板5のキャビティ面(表面5b)との間隔Hは、5.5mmに形成されている。なお前記底面9aと前記キャビティ面との間隔Hは、4mmないし6mmに設けることが望ましい。なお鏡面板5の板厚Gは、20mmに限定されず、18mmないし25mm程度が望ましい。よって本実施形態では、鏡面板5の冷却媒体流路9が形成された冷却媒体流路形成部Fの放射断面方向の合計断面積(冷却媒体流路9を含む断面積)における冷却媒体流路9のみの断面積の比率は、45.4%となっている。なお前記冷却媒体流路形成部Fの前記合計断面積における冷却媒体流路9のみの断面積の比率は、40%から55%に保たれることが、良好な冷却を行なう上で望ましい。
また本実施形態ではすべての冷却媒体流路9の底面9aについて、冷却媒体流路9の底面9aと鏡面板5のキャビティ面(表面5b)との間隔Hは同じになっているが、例えば内周部5a側の冷却媒体流路9ほど僅かに前記間隔Hを短くしてもよい。なお、前記した冷却媒体流路9の幅D、隣接する冷却媒体流路9同士の間隔E、冷却媒体流路9の底面9aと鏡面板5のキャビティ面(表面5b)との間隔H等の数値は、冷却媒体流路9の過半の部分で適用される数値であるが、例外的な部分が含まれていてもよい。
次に図1により、可動金型2について説明すると、可動金型2は、可動盤に取付けられる金型本体部15と、金型本体部15に取付けられるバックプレート16を備えている。そして前記バックプレート16の前面には、鏡面板17がボルト18により、バックプレート16の孔を貫通して金型本体部15に取付けられている。バックプレート16と鏡面板17は、それぞれ、所定板厚の円筒状の部材である。そしてバックプレート16と鏡面板17の内周部16a,17aにはエジェクタ19等が配設されている。そして鏡面板17の表面17bには、スタンパ20が鏡面板17の外周部17c側に固定された外周スタンパ押さえ部材21と、鏡面板17の内周部17a側に固定された内周スタンパ押さえ部材22によって取付けられている。よって可動金型2の鏡面板17の表面17bは、スタンパ20を介してキャビティ面が形成されている。なお本実施形態ではスタンパ20が、可動金型2に取付けられた例について説明したが、それに限定されるものではない。
そして可動金型2の鏡面板17についても、鏡面板17を所定温度に保つための冷却媒体流路23が形成されている。そして前記冷却媒体流路23は、鏡面板17の裏面17d(可動盤側)から鏡面板17に溝が設けられ、鏡面板17をバックプレート16に固着することにより形成されている。そしてバックプレート16の内部には冷却媒体の導入孔16bが貫設されており、金型本体部15に形成された冷却媒体流路15aを経て図示しない冷却媒体の温度調節機能を有する供給装置に接続されている。
次に図4により、可動金型2の鏡面板17に形成される冷却媒体流路23について説明する。可動金型2の鏡面板17における冷却媒体流路23については、固定金型1の鏡面板5における冷却媒体流路9のように、第一の並列冷却媒体流路10と第二の並列冷却媒体流路11に別れておらず、内周部17a側から外周部17c側に向けて、一の並列冷却媒体流路23Aが形成されているのみである。
並列冷却媒体流路23Aの詳細について説明すると、バックプレート16の内周部16a寄りには冷却媒体の導入孔16bが形成されている。そして前記導入孔16bに対応する位置の鏡面板17の内周部17a寄りには、並列冷却媒体流路23Aの始端部23aが形成されている。そして前記始端部23aから冷却媒体流路23b,23cが終端部23dに向けて設けられている。前記冷却媒体流路23bは、最初内周側に向って形成され、その後屈曲して鏡面板17の内周部17aに沿って約1周弱にわたり、内周冷却媒体流路23b1を形成する。そして冷却媒体流路23bは、再び外周側に向けて180°方向転換し、始端側からスタートした残りのもう一本の冷却媒体流路23cと同じ方向に冷却媒体が流される並列冷却媒体流路23Aを形成する。よって前記内周冷却媒体流路23b1は、並列冷却媒体流路23Aを構成する内側に位置する冷却媒体流路23bが延長され、前記冷却媒体流路23bと逆方向に冷却媒体が流れるようになっている。また前記内周冷却媒体流路23b1については、固定金型1の並列冷却媒体流路10,11よりも内周側に形成され、前記並列冷却媒体流路10,11とは対向していない。このように内周冷却媒体流路23b1を配設することにより、ディスク基板の内周側の冷却効率を高めることができる。
前記並列冷却媒体流路23Aを構成する流路23b,23cについては、内周冷却媒体流路23b1が最内周に配設されているので、最初内周部17aから2番目と3番目の流路となる。並列冷却媒体流路23Aは、固定金型1の並列冷却媒体流路10,11とほぼ対向するように、渦巻状に形成されている。そして並列冷却媒体流路23Aを構成する冷却媒体流路23b,23cは、約1周弱すると、外周部17c側へ屈曲し、内周部17aから4番目、5番目の流路となり、前記3番目の冷却媒体流路23cと略平行に形成される。さらに前記4番目、5番目の冷却媒体流路23b,23cが約1周弱すると、再度外周部17c側に向けて屈曲され、内周部17aから6番目、7番目(最も外周部側)の流路となり、前記5番目の冷却媒体流路23cと略平行に形成される。そして前記6番目の冷却媒体流路23bと前記7番目の冷却媒体流路23cは鏡面板17の外周部17c寄りに形成された終端部23dで合流する。そして前記終端部23dに対応する位置のバックプレート16には排出孔16cが設けられ、冷却媒体は前記排出孔16cから金型本体部15内の冷却媒体流路15bを経て図示しない冷却媒体の温度調節機能を有する供給装置に排出される。よって可動金型2の冷却媒体流路23は、過半の部分において、鏡面板17の放射断面方向に対して交差する方向に7本の流路が形成されている。
そして本実施形態では図6に示されるように、鏡面板17の最外周の冷却媒体流路23c1と最内周の内周冷却媒体流路23b1との間の部分である冷却媒体流路形成部Iの板厚Jは20mmとなっており、鏡面板17の冷却媒体流路23の底面23eと鏡面板17の表面17bとの間隔Kは、5.5mmに形成されている。また冷却媒体流路23の幅Lは3.5mmに形成され、隣り合う冷却媒体流路23の間隔M(鏡面板17の冷却媒体流路23間の壁部の厚さ)は、2.5mmに形成されている。よって、鏡面板17の冷却媒体流路23が形成された冷却媒体流路形成部Iの放射方向の合計断面積(冷却媒体流路23を含む断面積)における冷却媒体流路23のみの断面積の比率は、45.0%となっている。
なお冷却媒体流路23の底面23eと鏡面板17の表面17bとの間隔Kは、4mmないし6mmに設けることが望ましい。なお鏡面板17の冷却媒体流路形成部Iの板厚Jは20mmに限定されず、18mmないし25mm程度が望ましい。また冷却媒体流路23の幅Lは3.0mmないし4.3mmに形成され、隣り合う冷却媒体流路23の間隔M(壁部の厚さ)は、2.5mmに形成されている。そして鏡面板17の前記冷却媒体流路形成部Iの前記合計断面積における冷却媒体流路23のみの断面積の比率は、40%から55%に保たれることが、良好な冷却を行なう上で望ましい。
なお本実施形態では、固定金型1と可動金型2の鏡面板5,17に前記上記のような冷却媒体流路9,23が形成されているが、固定金型1の鏡面板5の冷却媒体流路9のレイアウトを可動金型2に用いてもよい。また可動金型2の鏡面板17の冷却媒体流路23に、内周冷却媒体流路23b1を設けないようにしてもよい。そして冷却媒体流路9,23は、導入孔4b,16bの位置において分岐するものに限定されず、その近傍において分岐するものであってもよい。また略平行に複数形成される並列冷却媒体流路10,11,23Aは、隣接する2本の冷却媒体流路から構成されるものに限定されず、隣接する3本以上の冷却媒体流路から構成されるものであってもよい。
また本実施形態では固定金型1の鏡面板5は、一の導入孔4bから冷却媒体流路10b,10cが分岐しているが、第一の並列冷却媒体流路10における冷却媒体流路10b,10cはそれぞれ別系統として冷却媒体の供給装置から別の導入孔を経て供給されるものでもよい。また同様に第二の並列冷却媒体流路11における冷却媒体流路11b,11cもそれぞれ別系統として、別の排出孔を経て冷却媒体の供給装置に戻されるものでもよい。また可動金型2の鏡面板17についても、一の導入孔16bから冷却媒体流路23b,23cが分岐しているが、冷却媒体流路23b,23cはそれぞれ別系統として冷却媒体の供給装置から供給され、別系統として供給装置に戻されるものでもよい。そして本発明のディスク基板の成形用金型では、冷却媒体としては温度調節された水が所定の圧力で送水されるが、他の媒体であってもよい。
なお鏡面板5,17の本体は、クロムを含む13Cr系ステンレス鋼からなり、本実施形態では、SUS420J2が用いられている。前記ステンレス鋼(SUS420J2)の熱伝導率は、24.9W/℃・K(100℃)であり、金属の中では決して高くはない。そのため鏡面板5,17に形成される冷却媒体流路9,23の少なくとも一部の内壁面9b,23fを、前記ステンレス鋼(SUS420J2)よりも熱伝導率の高い素材にし、冷却媒体による鏡面板5,17への熱伝導性を良好にして、鏡面板5,17の冷却効率を上げるようにしてもよい。本発明に用いられる前記ステンレス鋼よりも熱伝導率の高い素材としては、銀、銅、アルミニウム、亜鉛、およびニッケル等の金属またはそれらの合金があげられる。そして前記素材を冷却媒体流路9,23内壁面9b,23fにコーティング等の方法で貼付ける。
また図6に示されるように、冷却媒体流路9の底面9aと鏡面板5の表面5bの間隔H、および冷却媒体流路23の底面23eと鏡面板17の表面17bの間隔Kが短くなるほど、冷却媒体による影響が表面5b,17bに及ぼされやすくなる。よって鏡面板5,17の冷却媒体流路9,23がある部分の表面5b,17bは、冷却媒体流路9,23がない部分の表面5b,17bよりも、温度が低くなる可能性がある。その場合は、前記熱伝導が高い素材を冷却媒体流路9,23の底面9a,23e以外の側壁面9c,23gのみに形成することにより、冷却媒体流路9,23のない部分の冷却がより一層進行し、鏡面板5,17が均等に冷却される。また冷却媒体流路9,9間の内壁部全体を熱伝導率の高い素材としてもよい。この冷却媒体流路9,23の内壁面9b,23fを鏡面板5,17の本体を構成するステンレス鋼よりも熱伝導率の高い素材とする技術は、2本の冷却媒体流路が並列して設けられる並列冷却媒体流路10,11,23Aを有するディスク基板の成形用金型に限定されず、他のディスク基板の金型においても有効に用いることができる。なお本技術を用いたDVD用基板等の120mmのディスク基板成形用金型においては、鏡面板の放射断面方向に交差する方向の冷却媒体流路の本数が5ないし8、より好適には6または7であることが冷却効率の点から望ましい。また前記において、冷却媒体流路の底面と鏡面板の表面との間隔は、4mmないし9mm、より好適には4mmないし6mmであることが望ましい。
次に本発明のディスク基板の成形用金型を用いた成形方法について説明する。本発明では、前記鏡面板5,17の温度が平均115℃ないし125℃、射出時の溶融樹脂の温度を330℃ないし390℃となるように設定し、サイクルタイム3.7秒で、DVD−R用基板の成形を行った。DVD−R等のDVD用基板の成形においてはCD用基板と比較してディスク基板の厚さは0.6mmと半分となり、転写性についても向上させる必要がある。そのため射出充填される溶融樹脂の温度もそれに応じて高温にする必要がある。しかし従来のディスク基板の成形用金型では、鏡面板5,17の温度を前記した温度とし、サイクルタイムを4.0秒から3.7秒に短縮すると、成形されるディスク基板のタンジェンシャル方向に反りが発生していた。それに対して本発明では、前記したディスク基板の成形用金型を使用することにより、鏡面板5,17の温度が120℃の場合には、ディスク基板のタンジェンシャル方向の反りは0.11度となり、規格値である0.3度と比較して良好な値を示した。 なお本実施形態では直径約12cm、厚さ約0.6mmのDVD−R用基板の成形用金型について記載したが、他の大きさのディスク基板の成形に用いられるものであってもよい。
本発明の実施の形態の直径12cmのディスク基板の成形用金型の断面図である。 本発明の実施の形態の前記ディスク基板の成形用金型の固定金型における鏡面板の冷却媒体流路を示す図である。 本発明の実施の形態の前記ディスク基板の成形用金型の固定金型における冷却媒体流路の流れを示す説明図である。 本発明の実施の形態の前記ディスク基板の成形用金型の可動金型の鏡面板における冷却媒体流路を示す図である。 本発明の実施の形態の前記ディスク基板の成形用金型の可動金型における冷却媒体流路の流れを示す説明図である。 本発明を実施する前記ディスク基板の成形用金型の固定金型と可動金型の鏡面板の断面図である。
符号の説明
1 固定金型
2 可動金型
3,15 金型本体部
3a,3b,10b,10c,11b,11c,15a,15b,23b,23c 冷却媒体流路
4,16 バックプレート
4a,5a,17a 内周部
4b 導入孔
4c 排出孔
5,17 鏡面板
5b,17b 表面
5c,17c 外周部
5d,17d 裏面
6,18 ボルト
7 センタブッシュ
8 スプルブッシュ
9,23 冷却媒体流路
9a,23e 底面
9b,23f 内壁面
9c,23g 側壁面
10 第一の並列冷却媒体流路
10a,23a 始端部
10d,10e,11d,11e 孔
11 第二の並列冷却媒体流路
11a,23d 終端部
12,14 スペース
13 メスカッタ
19 エジェクタ
20 スタンパ
21 外周スタンパ押さえ部材
22 内周スタンパ押さえ部材
23A 並列冷却媒体流路
23b1 内周冷却媒体流路
D,L 幅
E,H,M,K 間隔
F,I 冷却媒体流路形成部
G,J 板厚

Claims (4)

  1. 直接またはスタンパを介してキャビティ面を形成し冷却媒体流路を有する鏡面板を含むディスク基板の成形用金型において、
    ステンレス鋼からなり、板厚が18mmないし25mmの鏡面板に形成される冷却媒体流路は、
    渦巻状に形成され同方向に冷却媒体が流される隣接する複数の冷却媒体流路からなる並列冷却媒体流路で少なくとも過半の部分が構成され、
    前記冷却媒体流路の幅は3.0mmないし4.3mmに形成され、前記冷却媒体流路同士の間隔は1.5mmないし3.0mmに形成され、前記冷却媒体流路の底面と前記鏡面板のキャビティ面との間隔は、4mmないし6mm(6mmを除く)に形成され、前記鏡面板の冷却媒体流路が形成される冷却媒体流路形成部の放射方向に対する断面の合計断面積における冷却媒体流路のみの断面積の比率は、40%から55%であることを特徴とするディスク基板の成形用金型。
  2. 固定金型に取付けられる鏡面板は内周側から外周側への放射断面方向に対して交差する方向に3本の並列冷却媒体流路が形成されており、
    可動金型に取付けられる鏡面板は前記固定金型に取付けられる鏡面板の並列冷却媒体流路と略対向する位置に並列冷却媒体流路が形成された上に、更に前記固定金型に取付けられる鏡面板の並列冷却媒体流路と対向しない内周冷却媒体流路が最内周に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスク基板の成形用金型。
  3. 前記ディスク基板の成形用金型は、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−Rのディスク基板を成形するものである請求項1または請求項2に記載のディスク基板の成形用金型。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のディスク基板の成形用金型を用い、前記鏡面板の温度を115℃ないし125℃、射出時の溶融樹脂の温度を330℃ないし390℃となるように設定して成形を行うことを特徴とするディスク基板の成形方法。
JP2004019331A 2004-01-28 2004-01-28 ディスク基板の成形用金型および成形方法 Expired - Fee Related JP4024765B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004019331A JP4024765B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 ディスク基板の成形用金型および成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004019331A JP4024765B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 ディスク基板の成形用金型および成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005212176A JP2005212176A (ja) 2005-08-11
JP4024765B2 true JP4024765B2 (ja) 2007-12-19

Family

ID=34903576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004019331A Expired - Fee Related JP4024765B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 ディスク基板の成形用金型および成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4024765B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005212176A (ja) 2005-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7263029B2 (ja) 射出成形のための再利用可能なモールド及び成形方法
JP2010075939A (ja) ダイカスト金型
JP3737470B2 (ja) ディスク基板の成形用金型および成形方法
US7300609B2 (en) Injection-moulding tool for the production of information carriers in disc form
JP4024765B2 (ja) ディスク基板の成形用金型および成形方法
JP4286804B2 (ja) ディスク基板成形金型及びディスク基板成形金型の鏡面板
JP2008137022A (ja) 金型分流子及びその冷却構造
JP5853207B2 (ja) 筒状成形品の射出成形金型
JP5774891B2 (ja) ステアリングホイール、前記ステアリングホイールの製造装置及びその製造方法
JP2013075504A (ja) スプルブッシュ、ピンポイントゲートブッシュ及び成形用金型
JP2020049540A (ja) チルベント及び金型装置
EP2011622A1 (en) Disk molding die, mirror disk, and method of manufacturing mirror disk
JPWO2005084910A1 (ja) ディスク成形用金型、調整部材及びディスク基板の成形方法
JP2007276440A (ja) 光記録媒体基板およびその成形金型
JP4912091B2 (ja) 光ディスク基板成形用金型
JP4768607B2 (ja) ディスク成形用金型、鏡面板及び成形品
JP2008055744A (ja) 光ディスク基板成形用金型
US20020185760A1 (en) Disk molding apparatus and disk substrate manufacturing method
WO2003106135A1 (ja) 射出成形装置および射出成形方法
KR20080009718A (ko) 디스크 성형용 금형, 그 제조방법 및 금형부품
JP4091808B2 (ja) 車両用ホイール向け鋳造用金型
JPH08103929A (ja) スプール射出成形用金型
JP5907845B2 (ja) モールド樹脂射出成形金型、及びそれに用いられるランナーロックピン
WO2008050652A1 (en) Disk-molding mold and mirror surface disk
US20230111054A1 (en) Cooling module with microporous cooling structure applied thereto and method of locally cooling mold using the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050831

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070502

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Written amendment

Effective date: 20070705

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070821

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

A521 Written amendment

Effective date: 20070823

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20070925

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071003

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 3

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090406

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees