JP3732209B1 - 眼鏡フレーム用テンプル - Google Patents

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Abstract

【課題】 取り替え作業に伴う眼鏡ユーザーの負担が少なく、ユーザー自らが手軽に且つ安価に取り替え可能である眼鏡フレーム用テンプルを提供する。
【解決手段】 耳掛部材110と、芯金部121を有する芯金部材120とを備え、芯金部材120は、芯金部121の基端部側2a側方に設けられた第1支持部122aと、先端部側2bに向けて軸方向に沿って延びる第2支持部122bと、芯金部121側に向けて突出する係止部122cとからなる係止部材122を有し、耳掛部材110は、芯金部121を挿通し挿通穴111と、係止部122cと係合する係合穴112とを有し、第1及び第2支持部122a,122bのうち少なくとも一方が可撓性を有している眼鏡フレーム用テンプル2。
【選択図】 図3

Description

本発明は、眼鏡フレーム用テンプルに関する。
眼鏡フレームは、前枠、テンプル、丁番等のフレーム部材が連結されて構成されている。この眼鏡フレームを構成する部材の中でも、ユーザーの皮膚に直接接触するテンプルは、使用に伴って劣化し易いため、比較的取り替える必要性の高い部材である。また、近年の眼鏡フレームに対するファッション性、デザイン性等の装飾機能重視の傾向に鑑みれば、予め用意された各種の装飾されたテンプルの中からTPO(時(Time)、所(Place)、場合(Occasion))に併せて選択された好みのテンプルに取り替えることも考えられる。
眼鏡フレームを構成する従来のテンプルとして、プラスチック製の耳掛部材に金属製の芯金を内挿したテンプル、所謂プラスチックテンプルと呼ばれるもの(以下、プラスチックテンプルという)や、主要部が金属で形成されていて先端部にプラスチック製の先セルが取り付けられたテンプル、所謂メタルテンプルと呼ばれるもの(以下、メタルテンプルという)が知られている。
ところが、前記したような従来の眼鏡フレームでは、ユーザー自らがテンプルを取り替えることは困難であり、またテンプルを構成する部材の一部、例えば、テンプルを構成する部材のうち特に劣化し易い部材のみをユーザー自らが取り替えることも困難である。いずれにしても店舗に足を運んで取り替えを依頼する必要がある。
また、店舗に足を運んで取り替えを依頼する場合であっても、テンプルを構成する部材の一部について、例えば、プラスチックテンプルを構成する耳掛部材のみを取り替えることはできず、テンプル全体を取り替える必要があるため、コストが掛かってしまう。
本発明は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、取り替え作業に伴う眼鏡ユーザーの負担が少なく、ユーザー自らが手軽に且つ安価に取り替え可能である眼鏡フレーム用テンプルを提供することを課題とする。
前記課題を解決するべく、本発明は、耳掛部材と、芯金部を有する芯金部材とを備え、前記芯金部材は、前記芯金部の基端部側側方に設けられた第1支持部と、該第1支持部から先端部側に向けて軸方向に沿って延びる第2支持部と、該第2支持部の先端部側から該芯金部側に向けて突出する係止部とからなる係止部材を有しており、前記耳掛部材は、前記芯金部を挿通する挿通穴であって、基端部に設けられた開口から先端部側に向けて軸方向に沿って延びる挿通穴と、前記係止部と係合する係合穴とを有しており、前記第1支持部及び前記第2支持部のうち少なくとも一方が可撓性を有していることを特徴とする眼鏡フレーム用テンプルを提供するものである。
本発明の眼鏡フレーム用テンプルは、所謂プラスチックテンプルタイプの如く構成されていてもよいし、所謂メタルテンプルタイプの如く構成されていてもよい。後者のように所謂メタルテンプルタイプの如く構成される場合、前記耳掛部材は先セルを構成し得る。なお、本発明の眼鏡フレーム用テンプルにおいて「基端部」とは眼鏡フレームを構成した場合のレンズを保持する前枠側の端部をいい、「先端部」とは前記前枠側とは反対側の端部をいう。
本発明に係る眼鏡フレーム用テンプルでは、前記耳掛部材が前記芯金部材に取り付けられる際に、前記芯金部材における前記芯金部が前記耳掛部材における前記挿通穴に前記開口から先端部側に向けて挿入される。このとき、前記芯金部に設けられた前記第2支持部における前記係止部が、前記耳掛部材の側面に乗り上げると共に該乗り上げによって前記第1支持部及び前記第2支持部のうちの可撓性を有する側の支持部が撓みつつ、前記耳掛部材の基端部側から先端部側に向けて前記耳掛部材の側面に沿って相対移動し、前記耳掛部材における前記係合穴に移行し、ここで該係合穴に係入されて係止される。これにより、前記耳掛部材が前記芯金部材に保持され、こうして前記耳掛部材が前記芯金部材に簡単に取り付けられ得る。また、前記耳掛部材が前記芯金部材から取り外される際には、前記耳掛部材の前記挿通穴に挿通されている前記芯金部材の前記芯金部が前記開口部を介して基端部側に向けて引き抜かれる。このとき、前記第2支持部における前記係止部が、前記耳掛部材の側面に乗り上げると共に該乗り上げによって前記第1支持部及び前記第2支持部のうちの可撓性を有する側の支持部が撓みつつ、前記耳掛部材の先端部側から基端部側に向けて前記耳掛部材の側面に沿って相対移動し、前記耳掛部材の基端部から離間する。こうして前記耳掛部材が前記芯金部材から簡単に取り外され得る。
このように本発明に係る眼鏡フレーム用テンプルによると、該テンプルを構成する前記耳掛部材が、同じく該テンプルを構成する前記芯金部材に対して簡単に取り付け、取り外しできるので、ユーザー自らが前記耳掛部材を取り替えることが可能となり、従って、テンプル全体を取り替える必要がないため、それだけコストを低く抑えることができる。これにより、取り替え作業に伴う眼鏡ユーザーの負担が少なく、ユーザー自らが手軽に且つ安価に取り替えを行うことができる。
なお、前記第1支持部は、前記芯金部の基端部側側方に設けられるが、該基端部側側方であればいずれの場所でもよく、本発明に係る眼鏡フレーム用テンプルが眼鏡フレームを構成した場合の該眼鏡フレームの使用姿勢において、例えば、前記芯金部の外側面、内側面、上側面及び下側面のうち少なくとも一つの側面に設けられ得る。
また、前記芯金部は、断面視矩形状に形成されていてもよいし、断面視円形状に形成されていてもよい。いずれにしても、前記挿通穴は、前記芯金部の形状に対応して、断面視矩形状や断面視円形状に形成することができる。また、前記耳掛部材において、前記挿通穴及び前記係合穴が互いに連通していてもよいし、前記係合穴が有底の凹状穴であってもよい。
本発明に係る眼鏡フレーム用テンプルにおいて、前記耳掛部材には、基端部から前記係合穴に向けて軸方向に沿って延びる摺動溝が設けられていることが好ましい。こうすることで、前記耳掛部材の厚みが前記摺動溝部分で薄くなり、前記係止部が前記耳掛部材側面へ乗り上げる際の乗り上げ度合いを抑制でき、これにより、該乗り上げの際の前記第1支持部及び前記第2支持部のうちの可撓性を有する側の支持部の撓み過ぎによる塑性変形等の発生を抑制することができる。ここで、前記芯金部が、例えば、断面視円形状に形成されているような場合には、前記係止部が前記耳掛部材の基端部側から先端部側に向けて前記耳掛部材の側面に沿って相対移動する際に、前記係止部が前記耳掛部材の周方向にも相対移動(回転)してしまい、前記係合穴にうまく係入され難いところ、前記したように前記耳掛部材に前記摺動溝を設けることで、前記係止部を前記係合穴にうまく誘導することができ、これにより前記係止部が前記係合穴に容易に係入され得る。なお、前記摺動溝の幅は、前記係止部の幅と略同一にすることが好ましい。この場合、基端部側で幅広にすれば、基端部側で前記係止部に係合され易くすることができる。
本発明に係る眼鏡フレーム用テンプルにおいて、前記係止部は、断面視略三角形状に形成されていて、該三角形状の先端部側の一辺と前記芯金部となす角度が90°より小さい角度であることが好ましい。こうすることで、前記係止部を前記係合穴にスムーズに係入することができる。ここで、前記三角形状の基端部側の他辺と前記芯金部となす角度が略90°又は90°より大きい角度であると、前記耳掛部材を前記芯金部材から取り外す際には、実際上人の手指等で前記係止部を前記耳掛部材に対して離間する方向に直接持ち上げる動作が必要になる。そこで、前記三角形状の基端部側の他辺と前記芯金部となす角度を90°より小さい角度にすることが好ましい。こうすることで、前記耳掛部材を前記芯金部材から取り外す際に該耳掛部材が該芯金部材から抜け易くすることができる。
また、前記耳掛部材が前記芯金部材に着脱されるにあたって、前記係止部が前記耳掛部材側面に乗り上げる際に人の手指等で前記係止部が前記耳掛部材に対して離間する方向に直接持ち上げられる場合であっても、本発明に係る眼鏡フレーム用テンプルにおいて、前記第2支持部が、前記第1支持部から基端部側に向けて軸方向に沿って延びる力点部をさらに有しており、該力点部に対して前記芯金部側に人の手指等で外力が加えられることにより、前記係止部側が前記第1支持部を支点として前記係合穴との係止姿勢から前記芯金部に対して離間する方向に回動し、前記外力が解除されることにより、前記係止姿勢に復帰するように構成されていることで、人の手指等で前記係止部が前記耳掛部材に対して離間する方向に直接持ち上げられる際に、前記第2支持部の前記係止部側を回動させるために人の手指等によって前記力点部に加える力をテコの作用によって軽減でき、これにより、該係止部を容易に持ち上げることができる。この場合、前記第1支持部及び前記第2支持部のうち少なくとも前記第1支持部を可撓性を有するものとすることができる。
以上説明したように本発明によると、取り替え作業に伴う眼鏡ユーザーの負担が少なく、ユーザー自らが手軽に且つ安価に取り替え可能である眼鏡フレーム用テンプルを提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施形態に係る眼鏡フレーム用テンプルであって、所謂プラスチックテンプルタイプの如く構成したテンプルの一例2を備えた眼鏡フレーム10の概略構成を示す斜視図である。なお、テンプル2において、以下に記述する「基端部」とは眼鏡フレーム10を構成した場合の前枠1側の端部をいい、「先端部」とは前記前枠側1とは反対側の端部をいう。
図1に示すように、眼鏡フレーム10は、レンズを保持する前枠1と、該前枠1の両端からそれぞれ先端部側2bに延出する左右一対のテンプル2と、前枠1の両端部でテンプル2を開閉させるための蝶番3とを具備するものである。
図2は図1に示すテンプル2において芯金部材の一例120から耳掛部材の一例110を取り外した状態の該耳掛部材110及び該芯金部材120を示す概略構成図であり、図2(A)にその平面図を、図2(B)にその外側面図を示す。また、図3は、図2(A)に示す芯金部材120と耳掛部材110との取り付け部分の一部断面を含む拡大図を、図4は耳掛部材110が芯金部材120に取り付けられた状態の拡大図を示している。なお、図2から図4ではいずれも右テンプルを示している。この右テンプルは左テンプルとは左右対称になっているだけで、該左テンプルと実質的に同様の構成をしており、ここでは、左テンプルについては図示を省略し、右テンプルに代表させて示している。後述する図5についても同様である。
テンプル2は、本例では、所謂プラスチックテンプルタイプの如く構成されており、耳掛部材110と芯金部材120とを備えている。このテンプル2において、耳掛部材110は芯金部材120に対して着脱可能となっている。
芯金部材120は、本例では、金属材料からなっており、芯金部121を備えていて、該芯金部121の基端部側2a側方(本例では芯金部121の外側面)に設けられた第1支持部122aと、該第1支持部122aから先端部側2bに向けて軸方向に沿って延びる第2支持部122bと、該第2支持部122bの先端部側2bから該芯金部121側に向けて突出する係止部122cとからなる係止部材122とを有している。
さらに説明すると、芯金部121は、本例では、断面視矩形状に形成されており、第1支持部122a及び第2支持部122bがそれぞれ可撓性を有している。第1支持部122aは、本例では、平面視略U字形状に形成されており、第1支持部122a及び第2支持部122b並びに係止部122cは一体的に形成されている。また、係止部122cは、本例では、断面視略三角形状に形成されていて、図3に示すように、該三角形状の先端部側2bの一辺h1及び基端部側2aの他辺h2と芯金部121となす角度θ1,θ2をいずれも90°より小さい角度としている。
なお、第2支持部122bは、図5に示すように、第1支持部122aから基端部側2aに向けて軸方向に沿って延びる力点部122b’を有していてもよい。このような第2支持部122bは、力点部122b’に対して芯金部121側(図中矢印F方向)に外力が加えられることにより、係止部122c側が第1支持部122aを支点として後述する耳掛部材110における係合穴112との係止姿勢から芯金部121に対して離間する方向(図中X方向)に回動し、前記外力が解除されることにより、芯金部121に近づく方向(図中Y方向)に回動し、前記係止姿勢に復帰するように構成される。
耳掛部材110は、本例では、樹脂材料(例えば、アセテート)からなっており、先端部2b側から蝶番3付近まで延びていて、芯金部121を挿通する挿通穴111と、係止部122cと係合する係合穴112とを有している。挿通穴111は、基端部110aに設けられた開口111aから先端部側2bに向けて軸方向に沿って延びていて、本例では、芯金部121の形状に対応して、断面視矩形状に、且つ芯金部121全体が挿入できるように、全体の内径が該芯金部121の径より若干大きくなるように形成されており、耳掛部材110において、挿通穴111及び係合穴112が互いに連通している。また、耳掛部材110には、基端部110aから係合穴112に向けて軸方向に沿って延びる摺動溝113が設けられている。なお、耳掛部材110を構成する樹脂材料は、前記のアセテートに限定されず、各種のものを用いることができる。また樹脂材料の他、金属材料や木などを用いてもよい。
以上説明した眼鏡フレーム用テンプル2では、耳掛部材110が芯金部材120に取り付けられる際に、芯金部材120における芯金部121が耳掛部材110における挿通穴111に開口111aから先端部側2bに向けて挿入される。このとき、芯金部121に設けられた第2支持部122bにおける係止部122cが、耳掛部材110の側面に乗り上げると共に該乗り上げによって可撓性を有する第1支持部122a及び/又は第2支持部122bが撓みつつ、耳掛部材110の基端部側2aから先端部側2bに向けて耳掛部材110の側面に沿って相対移動し、耳掛部材110における係合穴112に移行し、ここで該係合穴112に係入されて係止される。これにより、耳掛部材110が芯金部材120に保持され、こうして耳掛部材110が芯金部材120に簡単に取り付けられ得る。また、耳掛部材110が芯金部材120から取り外される際には、耳掛部材110の挿通穴111に挿通されている芯金部材120の芯金部121が開口部を111a介して基端部側2aに向けて引き抜かれる。このとき、第2支持部122bにおける係止部122cが、耳掛部材110の側面に乗り上げると共に該乗り上げによって可撓性を有する第1支持部122a及び/又は第2支持部122bが撓みつつ、耳掛部材110の先端部側2bから基端部側2aに向けて耳掛部材110の側面に沿って相対移動し、耳掛部材110の基端部110aから離間する。こうして耳掛部材110が芯金部材120から簡単に取り外され得る。
このように眼鏡フレーム用テンプル2によると、該テンプル2を構成する耳掛部材110が、同じく該テンプル2を構成する芯金部材120に対して簡単に取り付け、取り外しできるので、ユーザー自らが耳掛部材110を取り替えることが可能となり、従って、テンプル全体を取り替える必要がないため、それだけコストを低く抑えることができる。これにより、取り替え作業に伴う眼鏡ユーザーの負担が少なく、ユーザー自らが手軽に且つ安価に取り替えを行うことができる。
また、耳掛部材110には、基端部110aから係合穴112に向けて軸方向に沿って延びる摺動溝113が設けられているので、耳掛部材110の厚みが摺動溝113部分で薄くなり、係止部122cが耳掛部材110側面へ乗り上げる際の乗り上げ度合いを抑制でき、これにより、該乗り上げの際の可撓性を有する第1支持部122a及び/又は第2支持部122bの撓み過ぎによる塑性変形等の発生を抑制することができる。また、ここでの芯金部121は、断面視矩形状に形成されているが、例えば、断面視円形状に形成されているような場合には、係止部122cが耳掛部材110の基端部側2aから先端部側2bに向けて耳掛部材110の側面に沿って相対移動する際に、係止部122cが耳掛部材110の周方向にも相対移動(回転)してしまい、係合穴112にうまく係入され難いところ、前記したように耳掛部材110に摺動溝113を設けることで、係止部122cを係合穴112にうまく誘導することができ、これにより係止部122cが係合穴112に容易に係入され得る。
また、係止部122cが、断面視略三角形状に形成されていて、該三角形状の先端部側2bの一辺h1と芯金部121となす角度θ1を90°より小さい角度であるので、係止部122cを係合穴112にスムーズに係入することができると共に、前記三角形状の基端部側2aの他辺h2と芯金部121となす角度θ2が90°より小さい角度であるので、耳掛部材110を芯金部材120から取り外す際には耳掛部材110が芯金部材120から抜け易くすることができる。
また、図5に示すように、第2支持部122bが、第1支持部122aから基端部側2aに向けて軸方向に沿って延びる力点部122b’を有している場合、耳掛部材110が芯金部材120に着脱されるにあたって、係止部122cが耳掛部材110側面に乗り上げる際に人の手指等で係止部122cが耳掛部材110に対して離間する方向に直接持ち上げられる場合であっても、該第2支持部122bが、力点部122b’に対して芯金部121側に人の手指等で外力が加えられることにより、係止部122c側が第1支持部122aを支点として耳掛部材110における係合穴112との係止姿勢から芯金部121に対して離間する方向Xに回動し、前記外力が解除されることにより、前記係止姿勢に復帰するように構成されているので、人の手指等で係止部122cが耳掛部材110に対して離間する方向に直接持ち上げられる際に、第2支持部122bの係止部122c側を回動させるために人の手指等によって力点部122b’に加える力をテコの作用によって軽減でき、これにより、該係止部122cを容易に持ち上げることができる。
なお、テンプル2は、本例では、所謂プラスチックテンプルタイプの如く構成されており、耳掛部材110が芯金部材120に対して着脱可能となっているが、所謂メタルテンプルタイプの如く構成されていて、先セルを構成する耳掛部材と芯金部材とを備え、該先セルが該芯金部材に対して着脱可能となっていてもよい。
このようにテンプル2では、ユーザが手軽に耳掛部材を取り替えることができるのであるが、図6(A)に示すように、耳掛部材の厚みを大きくしてユーザの開閉動作等による外力に対して耐久性を向上させた耳掛部材110xに取り替えたり、図6(B)に示すように、予め用意された各種の装飾されたテンプルの中からTPOに併せて選択された好みの耳掛部材110yに取り替えることも簡単にできる。
また、テンプル2における耳掛部材110には図7に示すような耳当て部材43が設けられていてもよい。図7は図1に示すテンプル2における耳掛部材110の先端部側2b部分に耳当て部材43を設けるように構成した一例の該先端部側2b部分を拡大した概略側面図である。なお、図7に示すテンプル2は、図1から図5に示すテンプル2において、耳掛部材110に耳当て部材43を設けるように構成にした以外は図1から図5に示すテンプル2と同様のものである。
図7に示すように、耳掛部材110の先端部側2bには、耳の裏側に当接可能な耳当て部材43が着脱可能に設けられている。さらに説明すると、耳掛部材110には、耳当接側部分の幅方向両端部において耳当接側に延びる左右一対の支持部44が設けられており、該左右一対の支持部44には、耳当て部材43をビス8により固定するためのビス穴44aがそれぞれ形成されている。
耳当て部材43には、軸方向Zの略中央部において耳当接側とは反対側から延設される延設部43aが設けられている。この延設部43aには、前記ビス8が貫通する貫通孔が形成されている。これにより、ビス8を延設部43aの前記貫通孔を通して支持部44のビス穴44aに取り付けることで、耳当て部材43を先セル110に着脱可能に固着することができる。
また、テンプル2では、スポーツ等の激しい運動を行う際に適用できる耳掛部材110として、例えば、図8に示すような耳掛部材及び図9に示すような耳掛部材にも容易に取り替えることができる。なお、図8に示すテンプル2は、図1から図5に示すテンプル2において、耳掛部材110に耳当て部材23を設けるように構成にした以外は図1から図5に示すテンプル2と同様のものであり、また、図9(B)に示すテンプル2は、図1から図5に示すテンプル2において、耳掛部材110に眼鏡取り付け具30を設けるように構成にした以外は図1から図5に示すテンプル2と同様のものである。
図8に示すテンプル2は、耳の裏側に当接可能な耳当接部23a及びテンプル本体の後部と該耳当接部23aとを揺動可能に取り付けるためのピン又はネジ等の軸部材7が取り付けられた揺動部23bを有する耳当て部材23と、テンプル本体の耳当て部材23が取り付けられた部位22aより基端部側2aにある所定部22bと耳当接部23aの基端部側2a端部領域23cとを連結する可撓性の絡み防止部材4とを具備している。なお、図示例では、耳当接部23a、所定部22b及び絡み防止部材4は一体的に形成されている。
このテンプル2が取り付けられた眼鏡フレームでは、前枠1に取り付けられた鼻当て用のパッド6(図1参照)を鼻に掛けるとともに、湾曲した耳当て部材23の耳当接部23aを耳の裏側(耳と頭との間)の湾曲部に掛けることによって着用される。
この眼鏡フレームにおいては、眼鏡を掛けた状態で、前枠1がずれ落ちようとすると、前枠1から延出されたテンプル2の後部はずれ上がろうとし、テンプル本体の後部に取り付けられた耳当て部材23の耳当接部23aを上方へ移動させようとする。そして、耳当て部材23の耳当接部23aが上方へ移動しようとすると、耳当て部材23のテンプル本体に取り付けられる部位である揺動部23b(テンプル本体の耳当て部材23が取り付けられる部位22a)に挿通された軸部材7を中心として耳当接部23aは、図8において左回りへ回転しようとする。このとき、耳当接部23aの基端部側2a端部領域23cが耳の裏側を押圧する力が大きくなり、その結果、耳当接部23aと耳の裏側との相対的な移動が阻止され、テンプル2の後部のずれ上がりが阻止される。このようにして、眼鏡のずれ落ちを防止することができる。
また、耳当接部23aの長手方向の略中間部に揺動部23bが設けられるように構成されており、耳当て部材23のテンプル本体に取り付けられる部位である揺動部23b及びテンプル本体の耳当て部材23が取り付けられる部位22aには、揺動部23bの揺動範囲を規制する規制機構18が設けられるように構成されるとともに、テンプル本体と耳当て部材23の揺動部23bとの取り付けには、ピン又はねじ等の軸部材7が用いられるように構成される。規制機構18は、テンプル本体の耳当て部材が取り付けられる部位22aに設けられた当接面28に耳当て部材23の支持片38が当接することにより揺動を規制する構成となっている。
このような規制機構18を設けることにより、耳当て部材23の揺動範囲が規制されるため、使用者が眼鏡を掛ける際に、耳の裏側の適所に耳当て部材23の耳当接部23aを容易に当接させることができ、使用者の眼鏡の着用をより容易にすることができる。また、軸部材7を介して耳当て部材23がテンプル本体の取り付け部位22aに取り付けられる構成であるため、力の損失が少なく、スムーズな揺動を容易かつ安価に達成することができる。また、軸部材7の軸回りに規制機構18を設けることにより、規制機構18を容易に構成することができる。なお、耳当て部材23に取り付けられた揺動部23bが軸部材7に揺動可能に取り付けられているが、耳当て部材23自体(耳当接部23a)に孔を開けて軸部材7を介して耳当て部材23がテンプル本体に対して揺動可能に取り付けてもよい。また、テンプル本体の耳当て部材23が取り付けられた部位22aは、テンプル2の先端部であるように構成される。この場合、眼鏡フレームのテンプル2と耳当て部材23とが一体ではない構造を有しているにも関わらず、一般的な形状の眼鏡フレームを用いてきた使用者であっても違和感なく着用することができる。
また、図8に示すように、可撓性の絡み防止部材4がテンプル本体の耳当て部材23が取り付けられた部位22aより基端部側2aにある所定部22bと耳当て部材23の耳当接部23aの基端部側2a端部領域23cとを連結するように取り付けられている。こうすることで、眼鏡を外す際に、テンプル2を上方へ持ち上げた場合であっても、テンプル本体と耳当接部23aの基端部側2a端部領域23cとの間が絡み防止部材4で塞がれているため、髪の毛がQ方向からテンプル本体と耳当接部23aとの取り付け部分(揺動部23b)に入り込みにくく、これに絡まることが抑制される。また、絡み防止部材4は、可撓性を有しているため、眼鏡フレームのずれ落ち抑制の機能を阻害することもない。このように、可撓性の絡み防止部材4によってテンプル本体の耳当て部材23が取り付けられた部位22aより基端部側2aにある所定部22bと耳当接部23aの基端部側2a端部領域23cとを連結することにより、鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することができる。
図9に示すテンプル2は、眼鏡取り付け具30を具備しているものである。この眼鏡取り付け具30は、眼鏡フレームに着脱可能な眼鏡取り付け具であって、図1に示すようなテンプル2の先端部側2b所定部位20aに着脱可能なクリップ部30dと、耳の裏側に当接可能な耳当接部30aと、クリップ部30dと耳当接部30aとを揺動可能に取り付けるためのピン又はねじ等の軸部材7が取り付けられた揺動部30bとを具備するものである。また、クリップ部30dと耳当接部30aとは、揺動部30bにより、ピン又はねじ等の軸部材7を用いて揺動可能に取り付けられる。これにより、テンプル2と眼鏡取り付け具30の耳当接部30aとは、揺動可能に取り付けられる。また、テンプル2が先端部に向けて次第に分厚くなるような形状の場合は、クリップ部30dの内径に所定の余裕を持たせてもクリップ部30dがテンプル2の先端部側2bから抜け落ちることを防止することができる。
また、図9に示すように、一端が耳当接部30aの基端部側2a端部30cに連結され、他端がテンプル2のクリップ部30dが取り付けられた部位20aより基端部側2aにある所定部20bに着脱可能な可撓性の絡み防止部材4をさらに具備するように構成されている。この可撓性の絡み防止部材4によってテンプル2のクリップ部30dが取り付けられた部位20aより基端部側2aにある所定部20bと眼鏡取り付け具30の耳当接部30aの基端部側2a端部30cとを連結することにより、鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することができる。さらに、絡み防止部材4の他端をテンプル2に着脱可能に取り付けるための構成として、図9(A)に示すような、可撓性部材で形成されたクリップ部4aを用いている。
なお、図10に示すように、耳掛部材110’を芯金部121に単に指し込むような形態も使用することが可能である。なお、図10に示すテンプル2は、図1から図5に示すテンプル2において、図8に示す耳掛部材110の先端部側部分のみを先セル態様の耳掛部材110’として用い、該先セル態様の耳掛部材110’を芯金部121に単に指し込むような構成とした以外は図1から図5に示すテンプル2と同様のものである。
図1は、本発明の実施形態に係る眼鏡フレーム用テンプルであって、所謂プラスチックテンプルタイプの如く構成したテンプルの一例を備えた眼鏡フレームの概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示すテンプルにおいて芯金部材の一例から耳掛部材の一例を取り外した状態の該耳掛部材及び該芯金部材を示す概略構成図であり、図2(A)にその平面図を、図2(B)にその外側面図を示す。 図3は、図2(A)に示す芯金部材と耳掛部材との取り付け部分の一部断面を含む拡大図である。 図4は、耳掛部材が芯金部材に取り付けられた状態の拡大図である。 図5は、耳掛部材の他の例が芯金部材に取り付けられた状態の拡大図である。 図6は、図1から図5に示すテンプルに適用できる耳掛部材の例を示す概略側面図であり、図6(A)は耳掛部材の厚みを大きくしてユーザの開閉動作等による外力に対して耐久性を向上させたものを、図6(B)は予め用意された各種の装飾された耳掛部材の中からTPOに併せて選択されたものを示している。 図7は、図1から図5に示すテンプルにおける耳掛部材の先端部側部分に耳当て部材を設けるように構成した一例の該先端部側部分を拡大した概略側面図である。 図8は、図1から図5に示すテンプルのさらに他の例を示す図であって、該テンプルにおける耳掛部材の先端部側部分を拡大した概略側面図である。 図9は、図8に示すテンプルの変形例を示す概略側面図であり、図9(A)に眼鏡取り付け具を、図9(B)にそれを装着したテンプルを示す。 図10は、耳掛部材を芯金部に単に指し込むような形態を示す概略側面図である。
符号の説明
2…眼鏡フレーム用テンプル 2a…基端部側 2b…先端部側 110…耳掛部材
111…挿通穴 110a…耳掛部材の基端部 111a…挿通穴の開口
112…係合穴 113…摺動溝 120…芯金部材 121…芯金部
122…係止部材 122a…第1支持部 122b…第2支持部
122b’…力点部 122c…係止部 h1…係止部の一辺 h2…係止部の他辺
θ1…係止部の一辺と芯金部となす角度 θ2…係止部の他辺と芯金部となす角度

Claims (4)

  1. 耳掛部材と、芯金部を有する芯金部材とを備え、
    前記芯金部材は、前記芯金部の基端部側側方に設けられた第1支持部と、該第1支持部から先端部側に向けて軸方向に沿って延びる第2支持部と、該第2支持部の先端部側から該芯金部側に向けて突出する係止部とからなる係止部材を有しており、
    前記耳掛部材は、前記芯金部を挿通する挿通穴であって、基端部に設けられた開口から先端部側に向けて軸方向に沿って延びる挿通穴と、前記係止部と係合する係合穴とを有しており、
    前記第1支持部及び前記第2支持部のうち少なくとも一方が可撓性を有していることを特徴とする眼鏡フレーム用テンプル。
  2. 前記耳掛部材には、基端部から前記係合穴に向けて軸方向に沿って延びる摺動溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡フレーム用テンプル。
  3. 前記係止部は、断面視略三角形状に形成されており、該三角形状の先端部側の一辺及び基端部側の他辺と前記芯金部となす角度がいずれも90°より小さい角度であることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼鏡フレーム用テンプル。
  4. 前記第2支持部が、前記第1支持部から基端部側に向けて軸方向に沿って延びる力点部をさらに有しており、該力点部に対して前記芯金部側に外力が加えられることにより、前記係止部側が前記第1支持部を支点として前記係合穴との係止姿勢から前記芯金部に対して離間する方向に回動し、前記外力が解除されることにより、前記係止姿勢に復帰するように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の眼鏡フレーム用テンプル。
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