JP3111284U - 眼鏡フレーム用テンプル - Google Patents

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武彦 吉田
充久 植梶
雅之 中野
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株式会社ビジョンメガネ
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Abstract

【課題】 取り替え作業に伴う眼鏡ユーザーの負担が少なく、ユーザー自らが手軽に且つ安価に取り替え可能である眼鏡フレーム用テンプルを提供する。
【解決手段】 芯金部121を有する芯金部材120と、芯金部121を挿通する挿通穴111であって、基端部110aに設けられた開口111aから先端部側2bに向けて軸方向に沿って延びる挿通穴111を有する耳掛部材110とを備えた眼鏡フレーム用テンプル2において、凸状係合部及び凹状係合部からなり、一方の凸状係合部122が芯金部材120における芯金部121に設けられ、他方の凹状係合部112が、芯金部121に設けられた一方の凸状係合部122に係合するように耳掛部材110における挿通穴111に設けられた凹凸係合部130を少なくとも一対備えている。
【選択図】 図3

Description

本考案は、眼鏡フレーム用テンプルに関する。
眼鏡フレームは、前枠、テンプル、丁番等のフレーム部材が連結されて構成されている。この眼鏡フレームを構成する部材の中でも、ユーザーの皮膚に直接接触するテンプルは、使用に伴って劣化し易いため、比較的取り替える必要性の高い部材である。また、近年の眼鏡フレームに対するファッション性、デザイン性等の装飾機能重視の傾向に鑑みれば、予め用意された各種の装飾されたテンプルの中からTPO(時(Time)、所(Place)、場合(Occasion))に併せて選択された好みのテンプルに取り替えることも考えられる。
眼鏡フレームを構成する従来のテンプルとして、プラスチック製の耳掛部材に金属製の芯金を内挿したテンプル、所謂プラスチックテンプルと呼ばれるもの(以下、プラスチックテンプルという)や、主要部が金属で形成されていて先端部にプラスチック製の先セルが取り付けられたテンプル、所謂メタルテンプルと呼ばれるもの(以下、メタルテンプルという)が知られている。
ところが、前記したような従来の眼鏡フレームでは、ユーザー自らがテンプルを取り替えることは困難であり、またテンプルを構成する部材の一部、例えば、テンプルを構成する部材のうち特に劣化し易い部材のみをユーザー自らが取り替えることも困難である。いずれにしても店舗に足を運んで取り替えを依頼する必要がある。
また、店舗に足を運んで取り替えを依頼する場合であっても、テンプルを構成する部材の一部について、例えば、プラスチックテンプルを構成する耳掛部材のみを取り替えることはできず、テンプル全体を取り替える必要があるため、その都度コストが掛かってしまう。
本考案は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、取り替え作業に伴う眼鏡ユーザーの負担が少なく、ユーザー自らが手軽に且つ安価に取り替え可能である眼鏡フレーム用テンプルを提供することを課題とする。
前記課題を解決するべく、本考案は、芯金部を有する芯金部材と、前記芯金部を挿通する挿通穴であって、基端部に設けられた開口から先端部側に向けて軸方向に沿って延びる挿通穴を有する耳掛部材とを備えた眼鏡フレーム用テンプルにおいて、凸状係合部及び凹状係合部からなり、前記凸状係合部及び前記凹状係合部のうち一方の係合部が前記芯金部材における前記芯金部に設けられ、他方の係合部が、前記芯金部に設けられた一方の係合部に係合するように前記耳掛部材における前記挿通穴に設けられた凹凸係合部を少なくとも一対備えていることを特徴とする眼鏡フレーム用テンプルを提供するものである。
本考案の眼鏡フレーム用テンプルは、所謂プラスチックテンプルタイプの如く構成されていてもよいし、所謂メタルテンプルタイプの如く構成されていてもよい。後者のように所謂メタルテンプルタイプの如く構成される場合、前記耳掛部材は先セルを構成し得る。なお、本発明の眼鏡フレーム用テンプルにおいて「基端部」とは眼鏡フレームを構成した場合のレンズを保持する前枠側の端部をいい、「先端部」とは前記前枠側とは反対側の端部をいう。
本考案に係る眼鏡フレーム用テンプルでは、前記耳掛部材が前記芯金部材に取り付けられる際に、前記芯金部材における前記芯金部が前記耳掛部材における前記挿通穴に前記開口から先端部側に向けて挿入される。このとき、前記芯金部の先端部が、前記耳掛部材の基端部側から先端部側に向けて前記耳掛部材の前記挿通穴に沿って相対移動し、前記芯金部における一方の係止部が、前記耳掛部材における他方の係合部に移行し、ここで該他方の係合部に係入されて係止される。これにより、前記耳掛部材が前記芯金部材に保持され、こうして前記耳掛部材が前記芯金部材に簡単に取り付けられ得る。また、前記耳掛部材が前記芯金部材から取り外される際には、前記耳掛部材の前記挿通穴に挿通されている前記芯金部材の前記芯金部が前記開口を介して基端部側に向けて引き抜かれる。このとき、前記芯金部における一方の係止部と前記耳掛部材における他方の係合部との係合が解除され、前記芯金部の先端部が、前記耳掛部材の先端部側から基端部側に向けて前記耳掛部材の前記挿通穴に沿って相対移動し、前記耳掛部材の基端部から離間する。こうして前記耳掛部材が前記芯金部材から簡単に取り外され得る。
このように本発明に係る眼鏡フレーム用テンプルによると、該テンプルを構成する前記耳掛部材が、同じく該テンプルを構成する前記芯金部材に対して簡単に取り付け、取り外しできるので、ユーザー自らが前記耳掛部材を取り替えることが可能となり、従って、テンプル全体を取り替える必要がないため、それだけコストを低く抑えることができる。これにより、取り替え作業に伴う眼鏡ユーザーの負担が少なく、ユーザー自らが手軽に且つ安価に取り替えを行うことができる。
本発明に係る眼鏡フレーム用テンプルにおいて、前記凹凸係合部は、軸方向に沿って複数対並設されていることが好ましい。斯かる構成によれば、前記芯金部材における前記芯金部が前記耳掛部材における前記挿通穴に挿入される際にユーザの鼻部と耳部との間の距離に合う位置に前記芯金部における一方の係止部を前記耳掛部材における他方の係合部に係止することができ、これにより、ユーザの鼻部と耳部との間の距離に合わせて良好に調整することができる。
本発明に係る眼鏡フレーム用テンプルにおいて、前記凹凸係合部を構成する前記凸状係合部及び前記凹状係合部のうち一方の係合部が前記芯金部材における前記芯金部に、他方の係合部が前記耳掛部材における前記挿通穴に設けられる具体的態様としては、該眼鏡フレーム用テンプルが眼鏡フレームを構成した場合の該眼鏡フレームの使用姿勢において、前記一方の係合部は前記芯金部の外側、内側、上側及び下側のうち少なくとも一つの側面に設けられ、前記他方の係合部は、前記芯金部に設けられた一方の係合部に係合するように前記耳掛部材における前記挿通穴の外側、内側、上側及び下側のうち少なくとも一つの側面に設けられる場合を例示できる。
前記芯金部に設けられた一方の係合部に係合するように前記耳掛部材における前記挿通穴に設けられる他方の係合部は、該耳掛部材の基端部における開口近傍に設けられることが好ましい。こうすることで、前記耳掛部材における前記挿通穴に前記他方の係合部を比較的簡単、容易に形成することができる。例えば、前記耳掛部材の基端部を、前記他方の係合部を形成すべき前記挿通穴の係合部形成面が露出するようにカット(例えば、斜めにカット)し、該露出した係合部形成露出面に他方の係合部を形成するようにすれば、該係合部形成露出面に前記他方の係合部を比較的簡単、容易に形成することができる。
なお、このように前記係合部形成露出面に他方の係合部を形成してもよいが、例えば、前記係合部形成面において径方向に沿って貫通する貫通孔を設け、該貫通孔を塞ぐ閉塞部材を、該他方の係合部が凹状係合部である場合には該係合部形成面に対してくぼむようにように、また凸状係合部である場合には該係合部形成面に対して突出するように設けることで、該他方の係合部を形成してもよい。こうすることで、前記耳掛部材における前記挿通穴の任意の位置に前記他方の係合部を形成することができる。
前記凸状係合部としては、それには限定されないが、幅1.0mm〜2.0mm程度で高さ0.5mm〜0.6mm程度のものを例示できる。前記凸状係合部の形状としては、前記凹状係合部と係合できるものであれば何れの形状であってもよく、例えば、断面視円弧形状、断面視半円形状、断面視矩形状、断面視三角形状等を挙げることができる。また、前記凹状係合部の形状としては、前記凸状係合部の形状に対応するように形成されていてもよいが、それに限定されるものではなく、前記凸状係合部の形状に拘わらず、例えば、断面視円弧形状、断面視半円形状、断面視V字形状等の形状とすることができる。なお、前記凹状係合部は、前記耳掛部材の前記芯金部材に対する着脱のし易さという観点からは、比較的なだらかに形成されていることが好ましい。
以上説明したように本考案によると、取り替え作業に伴う眼鏡ユーザーの負担が少なく、ユーザー自らが手軽に且つ安価に取り替え可能である眼鏡フレーム用テンプルを提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施の形態について説明する。図1は本考案の実施形態に係る眼鏡フレーム用テンプルであって、所謂プラスチックテンプルタイプの如く構成したテンプルの一例2を備えた眼鏡フレーム10の概略構成を示す斜視図である。なお、テンプル2において、以下に記述する「基端部」とは眼鏡フレーム10を構成した場合の前枠1側の端部をいい、「先端部」とは前記前枠側1とは反対側の端部をいう。
図1に示すように、眼鏡フレーム10は、レンズを保持する前枠1と、該前枠1の両端からそれぞれ先端部側2bに延出する左右一対のテンプル2と、前枠1の両端部でテンプル2を開閉させるための蝶番3とを具備するものである。
図2は図1に示すテンプル2において芯金部材の一例120から耳掛部材の一例110を取り外した状態の該耳掛部材110及び該芯金部材120を示す概略構成図であり、図2(A)に該耳掛部材110及び該芯金部材120の平面図を、図2(B)に該耳掛部材110及び該芯金部材120を外側から視た側面図を示す。また、図3は、図2(A)に示す芯金部材120と耳掛部材110との取り付け部分の一部断面を含む拡大図を、図4は耳掛部材110が芯金部材120に取り付けられた状態の拡大図を示している。なお、図2から図4ではいずれも右テンプルを示している。この右テンプルは左テンプルとは左右対称になっているだけで、該左テンプルと実質的に同様の構成をしており、ここでは、左テンプルについては図示を省略し、右テンプルに代表させて示している。後述する図5及び図6についても同様である。
テンプル2は、本例では、所謂プラスチックテンプルタイプの如く構成されており、耳掛部材110と芯金部材120とを備えている。このテンプル2において、耳掛部材110は芯金部材120に対して着脱可能となっている。
芯金部材120は、本例では、金属材料からなっており、断面視矩形状に形成された芯金部121を有している。
耳掛部材110は、本例では、樹脂材料(例えば、アセテート)からなっており、先端部側2bから蝶番3付近まで延びていて、芯金部121を挿通する挿通穴111を有している。挿通穴111は、基端部110aに設けられた開口111aから先端部側2bに向けて軸方向に沿って延びていて、本例では、芯金部121の形状に対応して、断面視矩形状に且つ後述する係合部130が挿通穴111及び芯金部121に設けられた状態で芯金部121全体が挿入できるように、全体の内径が該芯金部121の径より若干大きくなるように形成されている。なお、耳掛部材110を構成する樹脂材料は、前記のアセテートに限定されず、各種のものを用いることができる。また樹脂材料の他、金属材料や木などを用いてもよい。
この眼鏡フレーム用テンプル2は、前記した係合部130を少なくとも一対(本例では一対)備えている。この係合部130は、凸状係合部及び凹状係合部からなり、一方の係合部(本例では凸状係合部122)が芯金部材120における芯金部121に設けられ、他方の係合部(本例では凹状係合部112)が、芯金部121に設けられた一方の凸状係合部122に係合するように耳掛部材110における挿通穴111に設けられている。なお、本例では、一方の係合部122を凸状とし、他方の係合部112を凹状としているが、一方の係合部122を凹状とし、他方の係合部112を凸状としてもよい。
さらに説明すると、該眼鏡フレーム用テンプル2が眼鏡フレーム10を構成した場合の該眼鏡フレーム10の使用姿勢において(図1参照)、一方の凸状係合部122は芯金部121の外側、内側、上側及び下側のうち少なくとも一つ(本例では内側)の側面P2に設けられ、他方の凹状係合部112は、芯金部121に設けられた一方の凸状係合部122に係合するように耳掛部材110における挿通穴111の外側、内側、上側及び下側のうち少なくとも一つ(本例では内側)の側面P1に設けられている。
また、芯金部121に設けられた一方の凸状係合部122に係合するように耳掛部材110における挿通穴111に設けられる他方の凹状係合部112は、該耳掛部材110の基端部110aにおける開口111a近傍に設けられている。さらに言えば、耳掛部材110の基端部110aを、他方の凹状係合部112を形成すべき挿通穴111の係合部形成面P1が露出するようにカット(具体的には、斜めにカット)し、該露出した係合部形成露出面P1’に他方の凹状係合部112を形成してある。
なお、このように係合部形成露出面P1’に他方の凹状係合部112を形成してもよいが、例えば、図5に示すように、係合部形成面P1において径方向に沿って貫通する貫通孔114を設け、該貫通孔114を塞ぐ閉塞部材115を、該他方の係合部112が凹状である場合には該係合部形成面P1に対してくぼむようにように(図5(A)参照)、また凸状である場合には該係合部形成面P1に対して突出するように(図5(B)参照)設けることで、該他方の係合部112を形成してもよい。
また、一方の凸状係合部122は、本実施形態では、幅1.5mm程度で高さ0.5mm〜0.6mm程度の断面視半円形状(立体視半球状)のものとしている。他方の凹状係合部112は、本実施形態では、耳掛部材110の芯金部材121に対する着脱のし易さという観点から比較的なだらかに形成された断面視円弧形状(立体視クレーター状)のものとしている。
本実施形態において、眼鏡フレーム用テンプル2は、凸状係合部122及び凹状係合部112からなる係合部130を一対備えているが、図6に示すように、軸方向に沿って複数対並設されていてもよい。
以上説明した眼鏡フレーム用テンプル2では、耳掛部材110が芯金部材120に取り付けられる際に、芯金部材120における芯金部121が耳掛部材110における挿通穴111に開口111aから先端部側2bに向けて挿入される。このとき、芯金部121の先端部が、耳掛部材110の基端部側2aから先端部側2bに向けて耳掛部材110の挿通穴111に沿って相対移動し、芯金部121における一方の凸状係止部122が、耳掛部材110における他方の凹状係合部112に移行し、ここで該他方の凹状係合部112に係入されて係止される。これにより、耳掛部材110が芯金部材120に保持され、こうして耳掛部材120が芯金部材121に簡単に取り付けられ得る。また、耳掛部材110が芯金部材120から取り外される際には、耳掛部材110の挿通穴111に挿通されている芯金部材120の芯金部121が開口111aを介して基端部側2aに向けて引き抜かれる。このとき、芯金部121における一方の凸状係止部122と耳掛部材110における他方の凹状係合部112との係合が解除され、芯金部121の先端部が、耳掛部材110の先端部側2bから基端部側2aに向けて耳掛部材110の挿通穴111に沿って相対移動し、耳掛部材110の基端部110aから離間する。こうして耳掛部材110が芯金部材120から簡単に取り外され得る。
このように眼鏡フレーム用テンプル2によると、該テンプル2を構成する耳掛部材110が、同じく該テンプル2を構成する芯金部材120に対して簡単に取り付け、取り外しできるので、ユーザー自らが耳掛部材110を取り替えることが可能となり、従って、テンプル全体を取り替える必要がないため、それだけコストを低く抑えることができる。これにより、取り替え作業に伴う眼鏡ユーザーの負担が少なく、ユーザー自らが手軽に且つ安価に取り替えを行うことができる。
また、耳掛部材110の基端部110aは、他方の凹状係合部112を形成すべき挿通穴111の係合部形成面P1が露出するように斜めにカットされ、該露出した係合部形成露出面P1’に他方の凹状係合部112が形成されているので、該係合部形成露出面P1’に他方の凹状係合部112を比較的簡単、容易に形成することができる。
さらに、図5に示すように、係合部形成面P1に径方向に沿って貫通する貫通孔114を設け、該貫通孔114を塞ぐ閉塞部材115を、該他方の係合部112が凹状である場合には挿通穴111の係合部形成面に対してくぼむようにように、また凸状である場合には挿通穴111の係合部形成面に対して突出するように設けることで、該他方の係合部112を形成する場合には、耳掛部材110における挿通穴111の任意の位置に他方の係合部112を形成することができる。
また、凹凸係合部130が、図6に示すように、軸方向に沿って複数対並設されている場合には、芯金部材120における芯金部121が耳掛部材110における挿通穴111に挿入される際にユーザの鼻部と耳部との間の距離に合う位置に芯金部121における一方の凸状係止部122を耳掛部材110における他方の凹状係合部112に係止することができ、これにより、ユーザの鼻部と耳部との間の距離に合わせて良好に調整することができる。
なお、テンプル2は、本例では、所謂プラスチックテンプルタイプの如く構成されており、耳掛部材110が芯金部材120に対して着脱可能となっているが、所謂メタルテンプルタイプの如く構成されていて、先セルを構成する耳掛部材と芯金部材とを備え、該先セルが該芯金部材に対して着脱可能となっていてもよい。
このようにテンプル2では、ユーザが手軽に耳掛部材を取り替えることができるのであるが、図7(A)に示すように、耳掛部材の厚みを大きくしてユーザの開閉動作等による外力に対して耐久性を向上させた耳掛部材110xに取り替えたり、図7(B)に示すように、予め用意された各種の装飾されたテンプルの中からTPOに併せて選択された好みの耳掛部材110yに取り替えることも簡単にできる。
また、テンプル2における耳掛部材110には図8に示すような耳当て部材43が設けられていてもよい。図8は図1に示すテンプル2における耳掛部材110の先端部側2b部分に耳当て部材43を設けるように構成した一例の該先端部側2b部分を拡大した概略側面図である。なお、図8に示すテンプル2は、図1から図6に示すテンプル2において、耳掛部材110に耳当て部材43を設けるように構成にした以外は図1から図6に示すテンプル2と同様のものである。
図8に示すように、耳掛部材110の先端部側2bには、耳の裏側に当接可能な耳当て部材43が着脱可能に設けられている。さらに説明すると、耳掛部材110には、耳当接側部分の幅方向両端部において耳当接側に延びる左右一対の支持部44が設けられており、該左右一対の支持部44には、耳当て部材43をビス8により固定するためのビス穴44aがそれぞれ形成されている。
耳当て部材43には、軸方向Zの略中央部において耳当接側とは反対側から延設される延設部43aが設けられている。この延設部43aには、前記ビス8が貫通する貫通孔が形成されている。これにより、ビス8を延設部43aの前記貫通孔を通して支持部44のビス穴44aに取り付けることで、耳当て部材43を耳掛部材110に着脱可能に固着することができる。
また、テンプル2では、スポーツ等の激しい運動を行う際に適用できる耳掛部材110として、例えば、図9に示すような耳掛部材及び図10に示すような耳掛部材にも容易に取り替えることができる。なお、図9に示すテンプル2は、図1から図6に示すテンプル2において、耳掛部材110に耳当て部材23を設けるように構成にした以外は図1から図6に示すテンプル2と同様のものであり、また、図10(B)に示すテンプル2は、図1から図6に示すテンプル2において、耳掛部材110に眼鏡取り付け具30を設けるように構成にした以外は図1から図6に示すテンプル2と同様のものである。
図9に示すテンプル2は、耳の裏側に当接可能な耳当接部23a及びテンプル本体の後部と該耳当接部23aとを揺動可能に取り付けるためのピン又はネジ等の軸部材7が取り付けられた揺動部23bを有する耳当て部材23と、テンプル本体の耳当て部材23が取り付けられた部位22aより基端部側2aにある所定部22bと耳当接部23aの基端部側2a端部領域23cとを連結する可撓性の絡み防止部材4とを具備している。なお、図示例では、耳当接部23a、所定部22b及び絡み防止部材4は一体的に形成されている。
このテンプル2が取り付けられた眼鏡フレームでは、前枠1に取り付けられた鼻当て用のパッド6(図1参照)を鼻に掛けるとともに、湾曲した耳当て部材23の耳当接部23aを耳の裏側(耳と頭との間)の湾曲部に掛けることによって着用される。
この眼鏡フレームにおいては、眼鏡を掛けた状態で、前枠1がずれ落ちようとすると、前枠1から延出されたテンプル2の後部はずれ上がろうとし、テンプル本体の後部に取り付けられた耳当て部材23の耳当接部23aを上方へ移動させようとする。そして、耳当て部材23の耳当接部23aが上方へ移動しようとすると、耳当て部材23のテンプル本体に取り付けられる部位である揺動部23b(テンプル本体の耳当て部材23が取り付けられる部位22a)に挿通された軸部材7を中心として耳当接部23aは、図9において左回りへ回転しようとする。このとき、耳当接部23aの基端部側2a端部領域23cが耳の裏側を押圧する力が大きくなり、その結果、耳当接部23aと耳の裏側との相対的な移動が阻止され、テンプル2の後部のずれ上がりが阻止される。このようにして、眼鏡のずれ落ちを防止することができる。
また、耳当接部23aの長手方向の略中間部に揺動部23bが設けられるように構成されており、耳当て部材23のテンプル本体に取り付けられる部位である揺動部23b及びテンプル本体の耳当て部材23が取り付けられる部位22aには、揺動部23bの揺動範囲を規制する規制機構18が設けられるように構成されるとともに、テンプル本体と耳当て部材23の揺動部23bとの取り付けには、ピン又はねじ等の軸部材7が用いられるように構成される。規制機構18は、テンプル本体の耳当て部材が取り付けられる部位22aに設けられた当接面28に耳当て部材23の支持片38が当接することにより揺動を規制する構成となっている。
このような規制機構18を設けることにより、耳当て部材23の揺動範囲が規制されるため、使用者が眼鏡を掛ける際に、耳の裏側の適所に耳当て部材23の耳当接部23aを容易に当接させることができ、使用者の眼鏡の着用をより容易にすることができる。また、軸部材7を介して耳当て部材23がテンプル本体の取り付け部位22aに取り付けられる構成であるため、力の損失が少なく、スムーズな揺動を容易かつ安価に達成することができる。また、軸部材7の軸回りに規制機構18を設けることにより、規制機構18を容易に構成することができる。なお、耳当て部材23に取り付けられた揺動部23bが軸部材7に揺動可能に取り付けられているが、耳当て部材23自体(耳当接部23a)に孔を開けて軸部材7を介して耳当て部材23がテンプル本体に対して揺動可能に取り付けてもよい。また、テンプル本体の耳当て部材23が取り付けられた部位22aは、テンプル2の先端部であるように構成される。この場合、眼鏡フレームのテンプル2と耳当て部材23とが一体ではない構造を有しているにも関わらず、一般的な形状の眼鏡フレームを用いてきた使用者であっても違和感なく着用することができる。
また、図9に示すように、可撓性の絡み防止部材4がテンプル本体の耳当て部材23が取り付けられた部位22aより基端部側2aにある所定部22bと耳当て部材23の耳当接部23aの基端部側2a端部領域23cとを連結するように取り付けられている。こうすることで、眼鏡を外す際に、テンプル2を上方へ持ち上げた場合であっても、テンプル本体と耳当接部23aの基端部側2a端部領域23cとの間が絡み防止部材4で塞がれているため、髪の毛がQ方向からテンプル本体と耳当接部23aとの取り付け部分(揺動部23b)に入り込みにくく、これに絡まることが抑制される。また、絡み防止部材4は、可撓性を有しているため、眼鏡フレームのずれ落ち抑制の機能を阻害することもない。このように、可撓性の絡み防止部材4によってテンプル本体の耳当て部材23が取り付けられた部位22aより基端部側2aにある所定部22bと耳当接部23aの基端部側2a端部領域23cとを連結することにより、鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することができる。
図10に示すテンプル2は、眼鏡取り付け具30を具備しているものである。この眼鏡取り付け具30は、眼鏡フレームに着脱可能な眼鏡取り付け具であって、図1に示すようなテンプル2の先端部側2b所定部位20aに着脱可能なクリップ部30dと、耳の裏側に当接可能な耳当接部30aと、クリップ部30dと耳当接部30aとを揺動可能に取り付けるためのピン又はねじ等の軸部材7が取り付けられた揺動部30bとを具備するものである。また、クリップ部30dと耳当接部30aとは、揺動部30bにより、ピン又はねじ等の軸部材7を用いて揺動可能に取り付けられる。これにより、テンプル2と眼鏡取り付け具30の耳当接部30aとは、揺動可能に取り付けられる。また、テンプル2が先端部に向けて次第に分厚くなるような形状の場合は、クリップ部30dの内径に所定の余裕を持たせてもクリップ部30dがテンプル2の先端部側2bから抜け落ちることを防止することができる。
また、図10に示すように、一端が耳当接部30aの基端部側2a端部30cに連結され、他端がテンプル2のクリップ部30dが取り付けられた部位20aより基端部側2aにある所定部20bに着脱可能な可撓性の絡み防止部材4をさらに具備するように構成されている。この可撓性の絡み防止部材4によってテンプル2のクリップ部30dが取り付けられた部位20aより基端部側2aにある所定部20bと眼鏡取り付け具30の耳当接部30aの基端部側2a端部30cとを連結することにより、鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することができる。さらに、絡み防止部材4の他端をテンプル2に着脱可能に取り付けるための構成として、図10(A)に示すような、可撓性部材で形成されたクリップ部4aを用いている。
なお、図11に示すように、耳掛部材110’を芯金部121に単に指し込むような形態も使用することが可能である。なお、図11に示すテンプル2は、図1から図6に示すテンプル2において、図9に示す耳掛部材110の先端部側部分のみを先セル態様の耳掛部材110’として用い、該先セル態様の耳掛部材110’を芯金部121に単に指し込むような構成とした以外は図1から図6に示すテンプル2と同様のものである。
図1は、本考案の実施形態に係る眼鏡フレーム用テンプルであって、所謂プラスチックテンプルタイプの如く構成したテンプルの一例を備えた眼鏡フレームの概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示すテンプルにおいて芯金部材の一例から耳掛部材の一例を取り外した状態の該耳掛部材及び該芯金部材を示す概略構成図であり、図2(A)に該耳掛部材及び該芯金部材の平面図を、図2(B)に該耳掛部材及び該芯金部材を外側から視た側面図を示す。 図3は、図2(A)に示す芯金部材と耳掛部材との取り付け部分の一部断面を含む拡大図である。 図4は、耳掛部材が芯金部材に取り付けられた状態の拡大図である。 図5は、耳掛部材における挿通穴に他方の係合部を形成する他の例を説明するための一部断面を含む拡大平面図である。 図6は、図1に示すテンプルにおいて、凸状係合部及び凹状係合部からなる係合部が軸方向に沿って複数対並設されている一例を示す拡大図である。 図7は、図1から図6に示すテンプルに適用できる耳掛部材の例を示す概略側面図であり、図7(A)は耳掛部材の厚みを大きくしてユーザの開閉動作等による外力に対して耐久性を向上させたものを、図7(B)は予め用意された各種の装飾された耳掛部材の中からTPOに併せて選択されたものを示している。 図8は、図1から図6に示すテンプルにおける耳掛部材の先端部側部分に耳当て部材を設けるように構成した一例の該先端部側部分を拡大した概略側面図である。 図9は、図1から図6に示すテンプルのさらに他の例を示す図であって、該テンプルにおける耳掛部材の先端部側部分を拡大した概略側面図である。 図10は、図9に示すテンプルの変形例を示す概略側面図であり、図10(A)に眼鏡取り付け具を、図10(B)にそれを装着したテンプルを示す。 図11は、耳掛部材を芯金部に単に指し込むような形態を示す概略側面図である。
符号の説明
2…眼鏡フレーム用テンプル 2b…先端部側 10…眼鏡フレーム
110…耳掛部材 110a…耳掛部材の基端部 111…挿通穴
111a…挿通穴の開口 112…他方の凹状係合部 120…芯金部材
121…芯金部 122…一方の凸状係合部 P1…挿通穴の内側の側面
P2…芯金部の内側の側面 130…一対の凹凸係合部

Claims (3)

  1. 芯金部を有する芯金部材と、前記芯金部を挿通する挿通穴であって、基端部に設けられた開口から先端部側に向けて軸方向に沿って延びる挿通穴を有する耳掛部材とを備えた眼鏡フレーム用テンプルにおいて、
    凸状係合部及び凹状係合部からなり、前記凸状係合部及び前記凹状係合部のうち一方の係合部が前記芯金部材における前記芯金部に設けられ、他方の係合部が、前記芯金部に設けられた一方の係合部に係合するように前記耳掛部材における前記挿通穴に設けられた凹凸係合部を少なくとも一対備えていることを特徴とする眼鏡フレーム用テンプル。
  2. 前記凹凸係合部は、軸方向に沿って複数対並設されていることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡フレーム用テンプル。
  3. 前記眼鏡フレーム用テンプルが眼鏡フレームを構成した場合の該眼鏡フレームの使用姿勢において、前記一方の係合部は前記芯金部の内側の側面に設けられており、前記他方の係合部は、前記芯金部に設けられた一方の係合部に係合するように前記耳掛部材における前記挿通穴の内側の側面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼鏡フレーム用テンプル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012155051A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Planet Vision60 Co Ltd テンプル及び眼鏡フレーム

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