JP3101056U - 眼鏡取り付け具および眼鏡フレーム - Google Patents

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武彦 吉田
充久 植梶
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Abstract

【課題】 鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することのできる眼鏡取り付け具および眼鏡フレームを提供する。
【解決手段】 可撓性の絡み防止部材4がテンプルの耳当接部3aが取り付けられた部位2aより前方にある所定部2bと耳当接部3aの前端部3cとを連結するように取り付けられており、眼鏡を外す際に、テンプル2を上方へ持ち上げてもテンプル2と耳当接部3aの前端部3cとの間が絡み防止部材4で塞がれているため、髪の毛がテンプル2と耳当て部材3との取り付け部である揺動部3bに入り込みにくく、これに絡まることが抑制される。また、絡み防止部材4は、可撓性を有しているため、上記眼鏡のずれ落ち抑制の機能を阻害することもない。
【選択図】 図1

Description

本考案は、眼鏡フレームに取り付け可能な眼鏡取り付け具および眼鏡フレームに関し、特に、眼鏡がずれ落ちることを防止する眼鏡取り付け具および眼鏡フレームに関する。
現在の一般的な眼鏡フレームは、レンズを保持し鼻当てが取り付けられた前枠と、前枠の両端からそれぞれ後方に延出する一対のテンプルとを具備する。テンプルの後部は、下方に折曲することにより耳当て部材として機能し、当該テンプルの後部が耳の裏側(耳と頭部との間)に掛止されることにより眼鏡は装着される。しかし、テンプルの一部(後部)が耳当て部材を構成するため、使用者が種々の動作を行うことにより、テンプルの後部がずれ上がり易く、眼鏡がずれ落ち易い。
このような問題を解決し、眼鏡をずれ落ち難いようにした眼鏡フレームとして、以下の特許文献1のような、テンプルとは別に耳当て部材を有し、当該耳当て部材がテンプルに対して揺動可能に形成されている眼鏡フレームが公知となっている。図6は従来の眼鏡フレームの概略側面図である。図6に示されるように、特許文献1記載の眼鏡フレームによれば、眼鏡を掛けた状態(状態A)で、前枠71がずれ落ちようとすると、テンプル72の後部はずれ上がろうとし、耳当て部材73を上方へ移動させようとする。そして、耳当て部材73が上方へ移動しようとすると、テンプル72の耳当て部材取り付け部72aの軸70を中心として耳当て部材73は反時計回り方向へ回転しようとする。この時、耳当て部材73の前端部が耳の裏側を押圧する力が大きくなり、その結果、耳当て部材73と耳の裏側との相対的な移動が阻止され、テンプル13の後部のずれ上がりが阻止される。このようにして、眼鏡のずれ落ちを防止することができる。
特開平7−56124号公報
しかし、上記特許文献1記載の眼鏡フレームには以下のような問題があった。まず、第1に、上記特許文献1記載の眼鏡フレームのような耳当て部材73が取り付けられた眼鏡フレームは、特殊な眼鏡フレームであり、汎用性がない。特に、現在では、眼鏡フレームはファッションの一部としてアクセサリ的な地位を確立しており、その日の気分に応じて眼鏡フレームを取り替えることも多い。眼鏡フレームのすべてを上記特許文献1記載の眼鏡フレームにすることは、製造コストが上がり、眼鏡フレームの単価をそれぞれ上げることにもなるし、眼鏡フレームのデザインの自由度が制限される場合も考えられる。一方、使用者が複数の眼鏡フレームを所有した場合に、すべての眼鏡フレームを上記眼鏡フレームにすると高価であるし、眼鏡フレームの選択の幅が狭くなってしまうことも考えられる。
また、第2に、使用者が眼鏡を外す際に、テンプル72を上方へ持ち上げると(図6の状態B)、テンプル72と耳当て部材73の前端部との間にx方向から髪の毛が入り込み、テンプル72と耳当て部材73との取り付け部72aに絡まってしまい、髪の毛を引っ張ってしまうため、使用者を眼鏡を外す度に不快な気分にさせてしまう問題があった。上述のように、耳当て部材73は、テンプル72を上方へ持ち上げると、図6において反時計回り方向へ回転しようとし、テンプル72と耳当て部材73の前端部とのなす角度が大きくなることもあって髪の毛が入り込み易い。特に、髪の毛の長い使用者にとっては、より顕著であり、眼鏡を掛ける気を喪失させる場合もあった。
本考案は、かかる従来技術の問題点を解決するべくなされたもので、特殊な眼鏡フレームを用いないでも、眼鏡フレームについて鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できる眼鏡取り付け具および眼鏡フレームを提供することを第1の課題とする。
また、鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することのできる眼鏡取り付け具および眼鏡フレームを提供することを第2の課題とする。
前記第1の課題を解決するべく、本考案に係る眼鏡取り付け具は、レンズを保持する前枠と、前記前枠の両端からそれぞれ後方に延出する一対のテンプルとを有する眼鏡フレームに着脱可能な眼鏡取り付け具であって、前記テンプルの後部に着脱可能なクリップ部と、軸部材を介して前記クリップ部と揺動可能に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部と(耳の裏側に当接可能な耳当接部と、ピンまたはねじ等の軸部材を備え、当該軸部材を用いて前記クリップ部と前記耳当接部とを揺動可能に取り付ける揺動部と)を具備するものである。
本考案の眼鏡取り付け具においては、クリップ部により、一般的な眼鏡フレームのテンプルの後部に着脱可能に取り付けられる。また、クリップ部と耳当接部とは、ピンまたはねじ等の軸部材を用いて揺動可能に取り付けられる。これにより、眼鏡フレームのテンプルと眼鏡取り付け具の耳当接部とが、揺動可能に取り付けられる。
眼鏡を掛けた状態で、眼鏡フレームの前枠がずれ落ちようとすると、前枠に延出されたテンプルの後部はずれ上がろうとし、テンプルに対して揺動可能に取り付けられた眼鏡取り付け具の耳当接部を上方へ移動させようとする。そして、耳当接部が上方へ移動しようとすると、軸部材を中心として耳当接部は前回り方向へ回転しようとする。この時、耳当接部の前端部が耳の裏側を押圧する力が大きくなり、その結果、耳当接部と耳の裏側との相対的な移動が阻止され、テンプルの後部のずれ上がりが阻止される。このようにして、眼鏡のずれ落ちを防止することができる。
このように、一般の眼鏡フレームのテンプルに着脱可能なクリップ部を有するとともに、当該クリップ部がテンプルに取り付けられた状態でテンプルに対して揺動可能な耳当接部を有することにより、特殊な眼鏡フレームを用いないで、眼鏡フレームについて鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できる。また、眼鏡フレームを複数所有する場合であっても、様々なデザインの眼鏡フレームに対し、眼鏡取り付け具を着脱することにより、1つ(1対)の眼鏡取り付け具さえあれば、いずれの眼鏡フレームに対しても有効な眼鏡のずれ落ち防止効果を達成することができる。
さらに前記第2の課題を解決するべく、一端が前記耳当接部の前端部に連結され、他端が前記テンプルの前記クリップ部が取り付けられた部位より前方にある所定部に着脱可能な可撓性の絡み防止部材をさらに具備するように構成される。
この場合、可撓性の絡み防止部材が眼鏡フレームのテンプルのクリップ部が取り付けられた部位より前方にある所定部と眼鏡取り付け具の耳当接部の前端部とを連結するように取り付けられており、眼鏡を外す際に、テンプルを上方へ持ち上げてもテンプルと耳当接部の前端部との間が絡み防止部材で塞がれているため、髪の毛がテンプルと耳当接部との取り付け部に入り込みにくく、これに絡まることが抑制される。また、絡み防止部材は、可撓性を有しており、眼鏡取り付け具の耳当接部の揺動を阻害することがないため、上記眼鏡のずれ落ち抑制の機能を阻害することもない。
このように、可撓性の絡み防止部材によって眼鏡フレームのテンプルのクリップ部が取り付けられた部位より前方にある所定部と眼鏡取り付け具の耳当接部の前端部とを連結することにより、鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することができる。
好ましくは、前記絡み防止部材は、弾性部材であって、前記耳当接部の前端部を前記テンプル側へ押し付ける弾性力を作用させる姿勢と、前記耳当接部の前端部を前記テンプルから離間させる弾性力を作用させる姿勢とに切り替わるように構成される。
この場合、絡み防止部材が弾性部材で形成されており、耳当接部の前端部がテンプル側に押し付けられる姿勢と、耳当接部の前端部がテンプルから離間した位置で保持される姿勢とに切り替え可能となる。したがって、耳当接部の前端部がテンプルから離間した位置で保持された状態にすることにより、レンズ(前枠)と絡み防止部材の後端部との距離が広げられた状態となるため、使用者が眼鏡を掛ける際、耳当て部材が邪魔になることなく(耳当て部材を手で押さえておくことなく)容易に装着することができる。そして、耳に当接することによって、絡み防止部材の姿勢が、耳当接部の前端部をテンプル側へ押し付ける弾性力を作用させる姿勢へと切り替わり、耳当接部の後端部がしっかりと耳の裏側に当接可能となる。
このように、絡み防止部材がその弾性力によって耳当接部の姿勢を切り替えることができるため、眼鏡をより容易に装着することができ、かつ、眼鏡のずれ落ちをより効果的に抑制することができる。
また、本考案に係る眼鏡フレームは、上記構成を有する眼鏡取り付け具が取り付けられたものである。
また、本考案に係る眼鏡フレームは、レンズを保持する前枠と、前記前枠の両端からそれぞれ後方に延出する一対のテンプルと、軸部材を介して前記テンプルの後部と揺動可能に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部を有する耳当て部材と、前記テンプルの前記耳当て部材が取り付けられた部位より前方にある所定部と前記耳当接部の前端部とを連結する可撓性の絡み防止部材とを具備するものである。
本考案に係る眼鏡フレームにおいては、眼鏡を掛けた状態で、前枠がずれ落ちようとすると、前枠に延出されたテンプルの後部はずれ上がろうとし、テンプルの後部に取り付けられた耳当て部材の耳当接部を上方へ移動させようとする。そして、耳当て部材の耳当接部が上方へ移動しようとすると、耳当て部材の耳当接部は軸部材を中心として前回り方向へ回転しようとする。この時、耳当接部の前端部が耳の裏側を押圧する力が大きくなり、その結果、耳当接部と耳の裏側との相対的な移動が阻止され、テンプルの後部のずれ上がりが阻止される。このようにして、眼鏡のずれ落ちを防止することができる。
一方、可撓性の絡み防止部材がテンプルの耳当て部材が取り付けられた部位より前方にある所定部と耳当接部の前端部とを連結するように取り付けられており、眼鏡を外す際に、テンプルを上方へ持ち上げてもテンプルと耳当接部の前端部との間が絡み防止部材で塞がれているため、髪の毛がテンプルと耳当て部材との取り付け部位に入り込みにくく、これに絡まることが抑制される。また、絡み防止部材は、可撓性を有しており、耳当て部材の揺動を阻害することがないため、上記眼鏡のずれ落ち抑制の機能を阻害することもない。
このように、可撓性の絡み防止部材によってテンプルの耳当て部材が取り付けられた部位より前方にある所定部と前記耳当て部材の耳当接部の前端部とを連結することにより、鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することができる。
本考案に係る眼鏡フレームおよび眼鏡取り付け具によれば、可撓性の絡み防止部材によってテンプルの耳当て部材取り付け部より前方にある所定部と前記耳当て部材の前端部とを連結することにより、鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施形態を説明する。
まず、第1実施形態について説明する。図1は本考案の第1実施形態における眼鏡フレームの側面図であり、図2は図1の眼鏡フレームを着用したときの概略図である。
本考案に係る眼鏡フレームは、図1に示すように、レンズ5を保持する前枠1と、前記前枠1の両端からそれぞれ後方に延出する一対のテンプル2と、耳の裏側に当接可能な耳当接部3aおよび前記テンプル2の後部と前記耳当接部3aとをピンまたはねじ等の軸部材7を介して揺動可能に取り付けるための揺動部3bを有する耳当て部材3と、前記テンプル2の前記耳当て部材3が取り付けられた部位2aより前方にある所定部2bと前記耳当接部3aの前端部3cとを連結する可撓性の絡み防止部材4とを具備するものである。そして、前枠1には、鼻当て用のパッド6が取り付けられ、図2に示すように、当該パッド6を鼻に掛けるとともに、湾曲した耳当て部材3の耳当接部3aを耳の裏側(耳と頭との間)の湾曲部に掛けることによって、着用するものである。
まず、本実施形態の眼鏡フレームにおける眼鏡のずれ落ち防止の態様について説明する。図3は耳当て部材の揺動を説明するための眼鏡フレームの側面図である。本実施形態の眼鏡フレームにおいては、眼鏡を掛けた状態(図2の状態Aおよび図3の耳当て部材3において破線部で示される状態)で、前枠1がずれ落ちようとすると、前枠1に延出されたテンプル2の後部はずれ上がろうとし、テンプル2の後部に取り付けられた耳当て部材3の耳当接部3aを上方へ移動させようとする。そして、耳当て部材3の耳当接部3aが上方へ移動しようとすると、耳当接部3aは軸部材7を中心として前回り方向(図3において左回り)へ回転しようとする(図3の耳当接部3aにおいて実線部で示される状態)。
このとき、耳当接部3aの前端部3cが耳の裏側を押圧する力が大きくなり、その結果、耳当接部3aと耳の裏側との相対的な移動が阻止され(図3の耳当接部3aにおいて破線部で示される状態に戻ろうとし)、テンプル2の後部のずれ上がりが阻止される。このようにして、眼鏡のずれ落ちを防止することができる。
また、本実施形態においては、前記耳当接部3aの長手方向の略中間部に揺動部3が設けられるように構成されている。
また、前記耳当て部材3のテンプル2が取り付けられる部位である揺動部3bおよび前記テンプル2の耳当て部材3が取り付けられる部位2aには、前記揺動部3bの揺動範囲を規制する規制機構8が設けられるように構成されるとともに、前記テンプル2と前記耳当て部材3の揺動部3bとの取り付けには、ピンまたはねじ等の軸部材7が用いられるように構成される。図4は図1の眼鏡フレームにおけるテンプルと耳当て部材との取り付け部付近の拡大図である。
本実施形態において、規制機構8は、図4に示すように、テンプル2の耳当て部材が取り付けられる部位2aに設けられた当接面28に耳当て部材3の揺動部3bの支持片38が当接することにより揺動が規制されている。
このような規制機構8を設けることにより、耳当て部材3の揺動範囲が規制されるため、使用者が眼鏡を掛ける際に、耳の裏側の適所に耳当て部材3の耳当接部3aを容易に当接させることができ、使用者の眼鏡の着用をより容易にすることができる。
また、軸構造を用いて取り付け部位2a,7を構成することにより、力の損失が少なく、スムーズな揺動を容易かつ安価に達成することができる。また、規制機構8を設ける際、軸部材7の軸回りに規制機構8を設けることにより、容易に構成することができる。なお、本実施形態においては、耳当て部材3に取り付けられた揺動部3bが軸部材7に揺動可能に取り付けられているが、耳当て部材3自体(耳当接部3a)に孔を開けて軸部材7を介して耳当て部材3がテンプル2に対して揺動可能に取り付けてもよい。
本実施形態において、テンプル2の前記耳当て部材3が取り付けられた部位2aは、当該テンプル2の後端部であるように構成される。
この場合、眼鏡フレームのテンプル2と耳当て部材3とが一体ではない構造を有しているにも関わらず、従来からある眼鏡フレームの形状に近づけることができ、従来から一般的な形状の眼鏡フレームを用いてきた使用者であっても違和感なく着用することができる。
次に、本実施形態の眼鏡フレームにおける眼鏡に対する髪の毛の絡み防止の態様について図2を用いて説明する。図2に示すように、可撓性の絡み防止部材4がテンプル2の耳当て部材3が取り付けられた部位2aより前方にある所定部2bと耳当て部材3の耳当接部3aの前端部3cとを連結するように取り付けられている。眼鏡を外す際に、テンプル2を上方へ持ち上げた場合(図2の状態B)であっても、テンプル2と耳当接部3aの前端部3cとの間が絡み防止部材4で塞がれているため、髪の毛がx方向からテンプル2と耳当接部3aとの取り付け部分(揺動部3b)に入り込みにくく、これに絡まることが抑制される。また、絡み防止部材4は、可撓性を有しているため、上記眼鏡のずれ落ち抑制の機能を阻害することもない。
以上のように、可撓性の絡み防止部材4によってテンプル2の耳当て部材3が取り付けられた部位2aより前方にある所定部2bと前記耳当接部3aの前端部3cとを連結することにより、鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することができる。
本実施形態において、図2および図3に示すように、前記絡み防止部材4は、エラストマ等の弾性部材であって、前記耳当接部3aの前端部3cを前記テンプル2側へ押し付ける弾性力fAを作用させる姿勢(状態A)と、前記耳当接部3aの前端部3cを前記テンプル2から離間させる弾性力fBを作用させる姿勢(状態B)とに切り替わるように構成される。
絡み防止部材4がエラストマ等の弾性部材で形成されており、所定位置を切り替え点として当該切り替え点より耳当接部3aの前端部3cがテンプルに近い側では、図3に示す弾性力fAが作用し、状態Aのように耳当接部3aの前端部3cがテンプル2側に押し付けられた位置で保持される。一方、切り替え点より耳当接部3aの前端部3cがテンプル2から離間した位置にあると、絡み防止部材4がたわむことによって、弾性力の作用する方向が反転し、図3に示す弾性力fBが作用して、状態Bのように耳当接部3aの前端部3cがテンプル2から離間した位置で保持される。
したがって、耳当接部3aの前端部3cがテンプル2から離間した位置で保持された状態Bにすることにより、レンズ5(前枠1)と絡み防止部材4の後端部との距離LBが状態Bにおける距離LAと比べて、広げられた状態となるため、使用者が眼鏡を掛ける際、耳当て部材3が邪魔になることなく(耳当て部材3を手で押さえておくことなく)容易に装着することができる。そして、耳に当接することによって(耳当接部3aの後端部を耳の裏側で押すことによって)、絡み防止部材4の姿勢が、耳当接部3aの前端部3cをテンプル2側へ押し付ける弾性力fAを作用させる姿勢(状態A)へと切り替わり、耳当接部3aの後端部がしっかりと耳の裏側に当接可能となる。
このように、絡み防止部材4がその弾性力によって耳当接部3aの姿勢を切り替えることができるため、眼鏡をより容易に装着することができ、かつ、眼鏡のずれ落ちをより効果的に抑制することができる。
なお、絡み防止部材4は、絡み防止部材4に用いられた弾性部材の弾性係数、厚み、長さの組み合わせを好適に選択することにより、弾性力の方向を好適に切り替えることができる。
また、絡み防止部材4は、弾性力を有する部材であれば、例えば、エラストマ(天然ゴム、合成ゴム等の弾性を有する高分子物質)や形状記憶合金等で形成された板ばね等、種々の弾性部材が採用可能である。また、弾性力の方向を耳当て部材3の揺動可能な方向に略平行にする(軸部材7の軸方向にぶれないようにする)ために前記軸方向に長い断面形状であることが好ましい。当該断面形状は、楕円形状、半円形状、板状等、種々適用可能である。中空でも無垢でもよく、繊維状に編み込んで形成されてもよい。
本実施形態においては、前記絡み防止部材4として弾性部材を用いたが、絡み防止を達成するための素材(弾性力の切り替えを要しない場合)としては、ナイロン樹脂等、可撓性を有する材料であればいずれの材料でもよい(もちろん弾性部材でもよい)。絡み防止部材4がナイロン樹脂等で形成されることにより、強靭かつ柔軟で安価に構成することができる。また、一体(無垢でもよいし中空でもよい)に形成されてもよいし、繊維状に編み込んで形成されてもよい。また、弾性力の切り替えを要しない場合は、絡み防止部材4が取り付けられるテンプル2の所定部2bがテンプル2の所定箇所に固定されているものとしてもよいし、テンプル2に沿って摺動可能に取り付けられているものとしてもよい。
続いて、本考案の第2実施形態について説明する。図5は本考案の第2実施形態における眼鏡取り付け具およびそれを装着した眼鏡フレームの側面図である。図5(a)は眼鏡取り付け具を示す図であり、図5(b)は眼鏡取り付け具を一般的な眼鏡フレームに取り付けたときを示す図である。
本考案に係る眼鏡取り付け具30は、図5に示すように、レンズを保持する前枠1と、前記前枠1の両端からそれぞれ後方に延出する一対のテンプル20とを有する眼鏡フレームに着脱可能な眼鏡取り付け具30であって、前記テンプル20の後部20aに着脱可能なクリップ部30dと、耳の裏側に当接可能な耳当接部30aと、前記クリップ部30dと前記耳当接部30aとをピンまたはねじ等の軸部材7を介して揺動可能に取り付けるための揺動部30bとを具備するものである。
本実施形態の眼鏡取り付け具30においては、クリップ部30dにより、一般的な眼鏡フレームのテンプルの後部20aに着脱可能に取り付けられる。また、クリップ部30dと耳当接部30aとは、揺動部30bにより、ピンまたはねじ等の軸部材7を用いて揺動可能に取り付けられる。これにより、眼鏡フレームのテンプル20と眼鏡取り付け具30の耳当接部30aとは、揺動可能に取り付けられる。
ここで、本実施形態の眼鏡取り付け具30におけるクリップ部30dは、ゴムや樹脂等の可撓性部材で形成されており、図5(a)に示されるように、略管状体、つまり横断面がテンプル20の断面形状と略相似形状とする略管状体に形成して構成され、その内径は、そこに嵌着されるテンプル20の外径よりわずかに小さく設定される。さらに、クリップ部30dには、その管状体の直径より幅の狭い開口部がその管状体の長さ方向に沿って形成され、テンプル20は管状体の開口部から嵌入することにより嵌着される。
また、テンプル20が後方へなるにつれて分厚くなるような形状である一般的な眼鏡フレームの多くに取り付ける場合は、クリップ部30dの内径に所定の余裕を持たせてもクリップ部30dがテンプル20の後端から抜け落ちることを防止することができる。なお、クリップ部30dの形状、材質等は、上記や添付図面に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
本実施形態の眼鏡取り付け具30が取り付けられた眼鏡フレーム(図5(b))のずれ落ち防止の態様については、第1実施形態の眼鏡フレームと同様であるので説明を省略する。
このように、一般の眼鏡フレームのテンプル20に着脱可能なクリップ部30dを有するとともに、当該クリップ部30dがテンプル20に取り付けられた状態でテンプル20に対して揺動可能な耳当接部30aを有することにより、特殊な眼鏡フレームを用いないで、眼鏡フレームについて鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できる。また、眼鏡フレームを複数所有する場合であっても、様々なデザインの眼鏡フレームに対し、眼鏡取り付け具30を着脱することにより、1つ(1対)の眼鏡取り付け具さえあれば、いずれの眼鏡フレームに対しても有効な眼鏡のずれ落ち防止効果を達成することができる。
なお、耳当接部30aに揺動部30bが取り付けられる位置や揺動部30bの規制機構等、種々の態様も第1実施形態と同様に適用可能である。
また、本実施形態においては、図5に示すように、一端が前記耳当接部30aの前端部30cに連結され、他端が前記テンプル20のクリップ部30bが取り付けられた部位20aより前方にある所定部20bに着脱可能な可撓性の絡み防止部材4をさらに具備するように構成される。
この場合、可撓性の絡み防止部材4が眼鏡フレームのテンプル20のクリップ部30dが取り付けられた部位20aより前方にある所定部20bと眼鏡取り付け具30の耳当接部30aの前端部30cとを連結するように取り付けられており、眼鏡を外す際に、テンプル20を上方へ持ち上げてもテンプル20と耳当接部30aの前端部30cとの間が絡み防止部材4で塞がれているため、髪の毛がテンプル20と耳当接部30aとの取り付け部(揺動部30b)に入り込みにくく、これに絡まることが抑制される。また、絡み防止部材4は、可撓性を有しており、眼鏡取り付け具20の耳当接部30aの揺動を阻害することがないため、上記眼鏡のずれ落ち抑制の機能を阻害することもない。
このように、可撓性の絡み防止部材4によって眼鏡フレームのテンプル20のクリップ部30dが取り付けられた部位20aより前方にある所定部20bと眼鏡取り付け具30の耳当接部30aの前端部30cとを連結することにより、鼻に掛かる負担を大きくすることなく眼鏡のずれ落ちを防止できるとともに、眼鏡を外す際に髪の毛の眼鏡への絡みを抑制することができる。
ここで、本実施形態における絡み防止部材4についてもエラストマやナイロン樹脂等で形成されるように構成される。この場合、絡み防止部材4がエラストマやナイロン樹脂等で形成されることにより、強靭かつ柔軟でさらに安価に構成することができる。なお、絡み防止部材4は、可撓性を有する材料であればいずれの材料でもよく、また、一体(無垢でもよいし中空でもよい)に形成されてもよいし、繊維状に編み込んで形成されてもよい。
また、本実施形態における絡み防止部材4の他端をテンプル20に着脱可能に取り付けるための構成として、図5(a)に示すような、前述のクリップ部30dと同様のエラストマや樹脂等の可撓性部材で形成されたクリップ部4aを用いている。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、絡み防止部材4のクリップ部4aが取り付けられるテンプル20の所定部20bは、テンプル20の所定箇所にクリップ部4aが摺動することなく固定されているものとしてもよいし、テンプル20に沿って摺動可能に取り付けられているものとしてもよい。クリップ部4aが摺動することなく固定されている場合は、第1実施形態と同様に、前記絡み防止部材4が、エラストマ等の弾性部材であって、前記耳当接部3aの前端部3cを前記テンプル2側へ押し付ける弾性力fAを作用させる姿勢(状態A)と、前記耳当接部3aの前端部3cを前記テンプル2から離間させる弾性力fBを作用させる姿勢(状態B)とに切り替わるように構成されることとしてもよい。
また、本実施形態においては、絡み防止部材4のテンプル20への取り付け態様として可撓性部材によるクリップ部4aを用いたが、絡み防止部材4のテンプル20が取り付けられる他端にテンプル20が貫通可能な穴を設け、この穴にテンプル20を貫通させることにより、取り付けることとしてもよい。この場合において、穴の径は、テンプル20の所定部20bよりわずかに小さく設定されてもよい。テンプル20の後端の外径が大きく穴に入らない場合は、前枠1とテンプル20とを一度分解して絡み防止部材4の穴にテンプル20を貫通させた後、再び前枠1とテンプル20とを組み立てることとしてもよい。
本考案の第1実施形態における眼鏡フレームの側面図である。 図1の眼鏡フレームを着用したときの概略図である。 耳当て部材の揺動を説明するための眼鏡フレームの側面図である。 図1の眼鏡フレームにおけるテンプルと耳当て部材との取り付け部付近の拡大図である。 本考案の第2実施形態における眼鏡取り付け具およびそれを装着した眼鏡フレームの側面図である。 従来の眼鏡フレームの概略側面図である。
符号の説明
1…前枠 2,20…テンプル 3…耳当て部材 4…絡み防止部材 5…レンズ 7…軸部材 8…規制機構 30…眼鏡取り付け具
2a…耳当て部材が取り付けられた部位 20a…眼鏡取り付け具が取り付けられた部位 2b,20b…絡み防止部材が取り付けられた部位(テンプルの所定部) 3a,30a…耳当接部 3c,30c…耳当接部の前端部 4a,30d…クリップ部

Claims (5)

  1. レンズを保持する前枠と、前記前枠の両端からそれぞれ後方に延出する一対のテンプルとを有する眼鏡フレームに着脱可能な眼鏡取り付け具であって、
    前記テンプルの後部に着脱可能なクリップ部と、
    軸部材を介して前記クリップ部と揺動可能に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部と、
    一端が前記耳当接部の前端部に連結され、他端が前記テンプルの前記クリップ部が取り付けられた部位より前方にある所定部に着脱可能な可撓性の絡み防止部材とを具備することを特徴とする眼鏡取り付け具。
  2. 前記絡み防止部材は、弾性部材であって、前記耳当接部の前端部を前記テンプル側へ押し付ける弾性力を作用させる姿勢と、前記耳当接部の前端部を前記テンプルから離間させる弾性力を作用させる姿勢とに切り替わることを特徴とする請求項1記載の眼鏡取り付け具。
  3. 請求項1または2記載の眼鏡取り付け具が取り付けられたことを特徴とする眼鏡フレーム。
  4. レンズを保持する前枠と、
    前記前枠の両端からそれぞれ後方に延出する一対のテンプルと、
    軸部材を介して前記テンプルの後部と揺動可能に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部を有する耳当て部材と、
    前記テンプルの前記耳当て部材が取り付けられた部位より前方にある所定部と前記耳当接部の前端部とを連結する可撓性の絡み防止部材とを具備することを特徴とする眼鏡フレーム。
  5. 前記絡み防止部材は、弾性部材であって、前記耳当接部の前端部を前記テンプル側へ押し付ける弾性力を作用させる姿勢と、前記耳当接部の前端部を前記テンプルから離間させる弾性力を作用させる姿勢とに切り替わることを特徴とする請求項4記載の眼鏡フレーム。
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