JP3166246U - テンプル及び眼鏡取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】眼鏡フレームのずれ落ち防止手段を有するテンプルとして使用することができ、また、ずれ落ち防止手段を有さないテンプルとしても使用することができるテンプルを提供する。【解決手段】テンプル1は、テンプル本体4と、耳当接部51を有する耳当て部材5と、可撓性の絡み防止部材6とを備える。絡み防止部材6は弾性部材であって、耳当接部51の前端部51aをテンプル本体4側へ押し付ける弾性力を作用させる姿勢と、前端部51aをテンプル本体4から離間させる弾性力を作用させる姿勢とに切り替わる。テンプル本体4は、柱部43aと係止部43bとから成る突起部43を具備し、絡み防止部材6は、長穴形状の貫通穴61を具備する。絡み防止部材6は、貫通穴61に突起部43を貫通させてテンプル本体4に取り付けられる。絡み防止部材6がテンプル本体4に取り付けられた状態では、係止部43bの長手方向と貫通穴61の長手方向とが平行でない。【選択図】図1

Description

本考案は、テンプル及び眼鏡取付具に関する。特に、眼鏡フレームのずれ落ちを防止する手段を有し、且つその手段が着脱自在であるテンプル及び眼鏡取付具に関する。
本考案者らは、以前、眼鏡フレームの装着時に、耳の裏側に当接する耳当接部によって眼鏡フレームのずれ落ちを防止する眼鏡フレームの発明を行っている(特許文献1)。この眼鏡フレームによって、眼鏡フレームのずれ落ちを効果的に防止することができる。
しかしながら、運動を行わないような使用状況においては、特許文献1に係る発明のような眼鏡フレームのずれ落ちを防止する手段(以下、ずれ落ち防止手段という)を煩わしく感じる使用者もいる。
そのような場合には、ずれ落ち防止手段を有さない眼鏡フレームを使用しなければならず、そのために、2個の眼鏡フレームを用意しなければならないので費用がかかり、また、2個の眼鏡フレームを所持するのが煩わしいという問題がある。
特開2005−031616号公報
本考案は、斯かる従来技術の問題を解決するためになされたものであり、眼鏡フレームのずれ落ち防止手段を有するテンプルとして使用することができ、また、ずれ落ち防止手段を有さないテンプルとしても使用することができるテンプルを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本考案は、前端部側が眼鏡フレームの前枠に取り付け可能に構成されるテンプル本体と、軸部材を介して前記テンプル本体の後端部に揺動自在に且つ着脱自在に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部を有する耳当て部材と、前記耳当て部材が取り付けられた前記テンプル本体の部位より前方に設けられた突起部と、前記突起部と前記耳当接部の前端部とを連結する可撓性の絡み防止部材とを備え、前記絡み防止部材は、弾性部材であって、前記耳当接部の前端部を前記テンプル本体側へ押し付ける弾性力を作用させる姿勢と、該耳当接部の前端部を該テンプル本体から離間させる弾性力を作用させる姿勢とに切り替わり、前記突起部は、前記テンプル本体から下方に突出した柱部と前記柱部の先端に該柱部の軸方向に対して長手方向が垂直になるように取り付けられた棒形状の係止部とを具備して、T字形状に形成されており、前記絡み防止部材は、長穴形状の貫通穴を前端部に具備し、前記貫通穴に前記突起部を貫通させて前記テンプル本体に取り付けられ、前記絡み防止部材が前記テンプル本体に取り付けられた状態では、前記突起部の係止部の長手方向と前記貫通穴の長手方向とが平行でないことを特徴とするテンプルを提供する。
本考案によれば、耳当て部材と絡み防止部材とがテンプル本体から着脱自在なので、耳当て部材と絡み防止部材とを取り付ければ、テンプルをずれ落ち防止手段を有するテンプルとして使用することができ、耳当て部材と絡み防止部材とを取り外せばテンプルをずれ落ち防止手段を有さないテンプルとして使用することができる。
また、絡み防止部材が可撓性を有することにより耳当接部の前端部が2つの姿勢を切り替えられるが、この切り替えによって絡み防止部材が千切れる等の破損をする虞がある。しかし、絡み防止部材が破損した場合に、テンプル全体を取り換えなくても耳当て部材と絡み防止部材とを取り換えればよいので経済的である。
また、絡み防止部材が、テンプル本体に取り付けられているときには、貫通穴の長手方向と係止部の長手方向とが平行でないので、係止部が貫通穴の周囲の部位に係止され、絡み防止部材がテンプル本体から外れる虞がなく、絡み防止部材を確実に取り付けることができる。
また、絡み防止部材をテンプル本体に着脱するときには、貫通穴の長手方向と係止部の長手方向とを平行にすればよく、そうすることにより絡み防止部材を容易に着脱することができる。
尚、本明細書において、眼鏡フレームを装着した装着者の頭部の水平断面の中心を基準として前頭部が有る方向を前方とし、後頭部が有る方向を後方としており、「前端部」とは、装着された眼鏡フレームにおいて、眼鏡フレームを構成する各部材における前方の端部をいい、「後端部」とは、眼鏡フレームを構成する各部材における後方の端部をいう。
また、本考案は、眼鏡フレームを構成するテンプル本体に着脱自在に取り付けられ、且つ後方に向けて下方に湾曲した部位を有する取付本体部と、軸部材を介して前記取付本体部の後端部に揺動自在に且つ着脱自在に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部を有する耳当て部材と、前記耳当て部材が取り付けられた前記取付本体部の部位より前方に設けられた突起部と、前記突起部と前記耳当接部の前端部とを連結する可撓性の絡み防止部材とを備え、前記絡み防止部材は、弾性部材であって、前記耳当接部の前端部を前記取付本体部側へ押し付ける弾性力を作用させる姿勢と、該耳当接部の前端部を該取付本体部から離間させる弾性力を作用させる姿勢とに切り替わり、前記突起部は、前記取付本体部から下方に突出した柱部と前記柱部の先端に該柱部の軸方向に対して長手方向が垂直になるように取り付けられた棒形状の係止部とを具備して、T字形状に形成されており、前記絡み防止部材は、長穴形状の貫通穴を前端部に具備し、前記貫通穴に前記突起部を貫通させて前記取付本体部に取り付けられ、前記絡み防止部材が前記取付本体部に取り付けられた状態では、前記突起部の係止部の長手方向と前記貫通穴の長手方向とが平行でないことを特徴とする眼鏡取付具を提供する。
本考案によれば、眼鏡取付具がテンプル本体から着脱自在なので、眼鏡取付具を取り付ければ、テンプル本体をずれ落ち防止手段を有するテンプル本体として使用することができ、耳当て部材と絡み防止部材とを取り外せばテンプル本体をずれ落ち防止手段を有さないテンプル本体として使用することができる。
また、絡み防止部材が可撓性を有することにより耳当接部の前端部が2つの姿勢を切り替えられるが、この切り替えによって絡み防止部材が千切れる等の破損をする虞がある。しかし、絡み防止部材が破損した場合に、眼鏡取付具を取り換えなくても耳当て部材と絡み防止部材とを取り換えればよいので経済的である。
また、絡み防止部材が、取付本体部に取り付けられているときには、貫通穴の長手方向と係止部の長手方向とが平行でないので、係止部が貫通穴の周囲の部位に係止され、絡み防止部材が取付本体部から外れる虞がなく、絡み防止部材を確実に取り付けることができる。
また、絡み防止部材を取付本体部に着脱するときには、貫通穴の長手方向と係止部の長手方向とを平行にすればよく、そうすることにより絡み防止部材を容易に着脱することができる。
また、ストレートテンプルに取付本体部を取り付けた場合に、耳当て部材と絡み防止部材とを取付本体部から取り外せば、ストレートテンプルを後方が下方に湾曲したテンプル本体として使用することができる。
本考案によれば、耳当て部材と絡み防止部材とがテンプル本体から着脱自在なので、耳当て部材と絡み防止部材とを取り付ければ、テンプルをずれ落ち防止手段を有するテンプルとして使用することができ、耳当て部材と絡み防止部材とを取り外せばテンプルをずれ落ち防止手段を有さないテンプルとして使用することができる。
図1(a)は、本実施形態に係るテンプルの構成図であり、図1(b)は、同テンプルの耳当て部材及び絡み防止部材の構成図であり、図1(c)は、図1(a)のA−A断面図であり、図1(d)は、図1(a)のB−B断面図である。 図2は、同テンプルの揺動部を軸部材に取り付けるときの動作を示す図である。 図3(a)は、同テンプルの突起部の斜視図であり、図3(b)は、絡み防止部材の前部の斜視図である。 図4(a)(b)は、同テンプルの耳当て部材と絡み防止部材とをテンプル本体に取り付けるときの動作を示す図である。 図5(a)(b)は、同テンプルの絡み防止部材によって切り替えられる耳当接部の2つの姿勢を示す図である。 図6(a)は、本実施形態に係る眼鏡取付具の構成図であり、図6(b)は、図6(a)のA−A断面図であり、図6(c)は、眼鏡取付具を取り付けた眼鏡フレームの構成図である。
本考案の実施形態に係るテンプルついて、添付図面を適宜参照しつつ説明する。
図1(a)は、テンプルの構成図であり、図1(b)は、耳当て部材及び絡み防止部材の構成図であり、図1(c)は、図1(a)のA−A断面図であり、図1(d)は、図1(a)のB−B断面図である。
テンプル1は、前端部側が眼鏡フレーム2の前枠3に取り付け可能に構成されるテンプル本体4と、テンプル本体4の後端部に揺動自在に且つ着脱自在に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部51を有する耳当て部材5と、耳当接部51が取り付けられたテンプル本体4の部位より前方に設けられた突起部43と、突起部43と耳当接部51の前端部51aとを連結する可撓性を有する弾性部材である絡み防止部材6とを備えている。
テンプル本体4の後端部は、図1(c)に示すように断面形状が下方に向けて凹形状になっており、凹形状の両側面を軸部材42が架け渡している。
耳当て部材5は、耳の裏側に当接するように湾曲した耳当接部51を具備している。また、耳当て部材5は、耳当接部51の湾曲部分の略中間に、テンプル本体4の後端部に配せられた軸部材42に着脱される揺動部52を具備している。揺動部52は、耳当接部51に取り付けられた基部52aと、基部52aに取り付けられ弾性を有するC字形状のC字先端部52bとを具備している。C字先端部52bは、例えばエラストマ(天然ゴム、合成ゴム等の弾性を有する高分子物質)から成っている。
基部52aとC型先端部52bとは、それぞれ耳当て部材5とは別個に製造されて、接着等によってそれぞれ耳当て部材5に取り付けられてもよいし、一体成型されて接着等によって耳当て部材5に取り付けられてもよい。また、基部52aとC型先端部52bとは、耳当て部材5と一体成型によって製造されてもよい。
図2は、揺動部52を軸部材42に取り付けるときの動作を示す図である。揺動部52を軸部材42に取り付けるには、C字先端部52bの開口部を軸部材42に押圧する。C字先端部52bの両端が軸部材42によって押し広げられ(図2(a))、軸部材42がC字先端部52bに嵌合される(図2(b))。C字先端部52bによって囲まれた空間の外径L1は、軸部材42の断面の外径L2よりも大きいように形成されているので、耳当て部材5は、軸部材42を支点として揺動することができる。
尚、耳当て部材5がテンプル本体4の後部に取り付けられる構造は、上述した構造に限られず、耳当て部材5がテンプル本体4の後部に揺動自在に且つ着脱自在に取り付けられるならどのような構造でもよい。例えば、耳当て部材5が軸部材を具備し、テンプル本体4の後部が軸部材に嵌合する揺動部を具備してもよい。
テンプル本体4は、絡み防止部材6を連結する突起部を下方に向けて具備している。図3(a)は、突起部の斜視図である。
突起部43は、テンプル本体4から下方に突出した柱部43aと柱部43aの先端に柱部43aの軸方向に対して長手方向が垂直になるように取り付けられた棒形状の係止部43bとを具備して、T字形状に形成されている。係止部43bと柱部43aとは、それぞれテンプル本体4とは別個に製造されて、接着等によってそれぞれテンプル本体4に取り付けられてもよいし、一体成型されてテンプル本体4に接着等によって取り付けられてもよい。また、係止部43bと柱部43aとは、テンプル本体4と一体成型によって製造されてもよい。
係止部43bの長手方向(D1)は、テンプル本体4の長手方向と略垂直であって略水平になっている。
絡み防止部材6の前端部には、長穴形状の貫通穴が設けられている。図3(b)は、絡み防止部材6の前端部の斜視図である。貫通穴61の長手方向(D2)は、絡み防止部材6の長手方向と略平行になっている。係止部43bの長手方向(D1)の長さは、貫通穴61の短手方向(D3)の長さよりも長くなっている。また、貫通穴61の長手方向(D2)及び短手方向(D3)の長さは、係止部43bの長手方向(D1)及び短手方向(D4)のそれぞれの長さよりも長いか又は略同一の長さになっている。
次に、耳当て部材5と絡み防止部材6とをテンプル本体4に取り付けるときの動作を、図4を参照して説明する。
耳当て部材5と絡み防止部材6とは、同一の素材であって一体成型されており、この耳当て部材5と絡み防止部材6とを併せて着脱部材7という。
着脱部材7をテンプル本体4に取り付けるときには、着脱部材7の長手方向(Da)をテンプル本体4の長手方向(Db)に対して略垂直にし、係止部43bに貫通穴61を押し当て、突起部43を貫通穴61に貫通させる(図4(a))。続いて、柱部43aを支点として着脱部材7を回転させ、着脱部材7の長手方向(Da)とテンプル本体4の長手方向(Db)とを平行にする(図4(b))。続いて、揺動部52を軸部材42に押圧し、揺動部52を軸部材42に取り付ける(図2)。
このようにして着脱部材7(絡み防止部材6)をテンプル本体4に取り付けることにより、貫通穴61の長手方向と係止部43bの長手方向とが平行でなく、係止部43bが貫通穴61の周囲の部位に係止されるので、着脱部材7がテンプル本体4から外れる虞がなく、着脱部材7が確実に取り付けられる。
また、着脱部材7をテンプル本体4に着脱するときには、貫通穴61の長手方向と係止部43bの長手方向とを平行にすればよく、着脱部材7を容易に着脱することができる。
尚、本実施形態では、着脱部材7をテンプル本体4に取り付けたときに、貫通穴61の長手方向と係止部43bの長手方向とが垂直になっているが、必ずしも垂直にしなくてもよい。着脱部材7をテンプル本体4に取り付けたときに係止部43bが貫通穴61から抜けないように、少なくとも貫通穴61の長手方向と係止部43bの長手方向とが平行でなければよい。
また、絡み防止部材6には、例えば、エラストマや形状記憶合金等で形成された板ばね等、種々の弾性部材が採用可能である。本実施形態では、耳当て部材5と絡み防止部材6とは、同一の素材であって一体成型されているが、耳当て部材5と絡み防止部材6とは別々の素材、又は同一の素材であって、接着やねじ等によって接合されていてもよい。
次に、絡み防止部材6によって切り替えられる耳当接部51の2つの姿勢について、図5を参照して説明する。
絡み防止部材6が可撓性を有する弾性部材で形成されているので、所定位置を切り替え点として当該切り替え点より耳当接部51の前端部51aがテンプル本体4に近い側では、弾性力Faが作用し、図5(a)のように耳当接部51の前端部51aがテンプル本体4側に押し付けられた位置で保持される。一方、前記切り替え点より耳当接部51の前端部がテンプル本体4から離間した位置にあると、絡み防止部材6が撓むことによって、弾性力の作用する方向が反転し、弾性力Fbが作用して、図5(b)のように耳当接部51の前端部がテンプル本体4から離間した位置で保持される。
したがって、使用者が眼鏡フレーム2を装着するときには、耳当接部51の前端部がテンプル本体4から離間した位置で保持された姿勢(図5(b))にすることにより、前枠3と耳当て部材5の後端部との距離L4が図5(a)における距離L3と比べて広げられた状態となるため、耳当て部材5が邪魔になることなく(耳当て部材5を手で押さえておくことなく)容易に装着することができる。そして、耳に当接することによって(耳当接部51の後端部を耳の裏側で押すことによって)、絡み防止部材6の姿勢が、耳当接部51の前端部51aをテンプル本体4側へ押し付ける弾性力Faを作用させる姿勢(図5(a))へと切り替わり、耳当接部51の後端部がしっかりと耳の裏側に当接可能となる。
また、眼鏡フレーム2を取り外すときには、耳当接部51の後端部を指で後側に押圧することによって、絡み防止部材6の姿勢が、耳当接部51の前端部51aをテンプル本体4側から離間した位置へ押し付ける弾性力Fbを作用させる姿勢(図5(b))へと切り替わり、眼鏡フレーム2を容易に取り外すことができる。このとき、テンプル本体4と耳当接部51の前端部51aとの間が絡み防止部材6で塞がれているため、髪の毛がテンプル本体4と耳当接部51との取り付け部分(揺動部52)に入り込みにくく、これに絡まることが抑制される。
このように、絡み防止部材6がその弾性力によって耳当接部51の姿勢を切り替えることができるため、眼鏡フレーム2をより容易に装着することができ、かつ、眼鏡フレームのずれ落ちをより効果的に抑制することができる。
そして、耳当て部材5と絡み防止部材6とがテンプル本体4から着脱自在なので、耳当て部材5と絡み防止部材6とを取り付ければ、テンプル1をずれ落ち防止手段を有するテンプル1として使用することができ、耳当て部材5と絡み防止部材6とを取り外せばテンプル1をずれ落ち防止手段を有さないテンプル1として使用することができる。
また、絡み防止部材6が可撓性を有することにより耳当接部51の前端部51aが2つの姿勢に切り替わるが、この切り替えによって絡み防止部材6が千切れる等の破損をする虞がある。しかし、絡み防止部材6が破損した場合には、テンプル本体4を取り換えなくても耳当て部材5と絡み防止部材6とを取り換えればよいので経済的である。
なお、絡み防止部材6は、絡み防止部材6に用いられた弾性部材の弾性係数、厚み、長さの組み合わせを好適に選択することにより、弾性力の方向を好適に切り替えることができる。
次に、本考案の実施形態に係る眼鏡取付具について、添付図面を適宜参照しつつ説明する。眼鏡取付具は、上述したテンプルが有したずれ落ち防止の機能を、ずれ落ち防止の機能を有さないテンプルにも付与するものである。
図6(a)は、眼鏡取付具の構成図であり、図6(b)は、図6(a)のA−A断面図であり、図6(c)は、眼鏡取付具を取り付けた眼鏡フレームの構成図である。
眼鏡取付具101は、眼鏡フレーム2のテンプル本体4に取り付け可能に構成される取付本体部104と、取付本体部104の後部に揺動自在に且つ着脱自在に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部151を有する耳当て部材105と、耳当て部材105が取り付けられた取付本体部104の部位より前方にある突起部143と、突起部143と耳当接部151の前端部151aとを連結する可撓性の絡み防止部材106とを備えている。
取付本体部104の後部、突起部143、耳当て部材105、耳当接部151、前端部151a、及び絡み防止部材106の構成は、それぞれ、上述したテンプル1におけるテンプル本体4の後端部、突起部43、耳当て部材5、耳当接部51、前端部51a、及び絡み防止部材6の構成と同様なので、それぞれの構成等の説明を省略する。
取付本体部104は、眼鏡フレーム2のテンプル本体4を狭持する断面がC字形状の狭持部104aを有している。狭持部104aは、取付本体部104の長手方向に延長して形成されている。狭持部104aによって囲まれた空間の外径は、テンプル本体4の外径よりも少し小さくなるように形成されている。
狭持部104aは、弾性部材であって、例えば、エラストマや形状記憶合金等で形成された板ばね等、種々の弾性部材が採用可能である。本実施形態では、狭持部104aと取付本体部104とは、同一の素材であって一体成型されているが、狭持部104aと取付本体部104とは別々の素材、又は同一の素材であって、接着やねじ等によって接合されていてもよい。
眼鏡取付具101は、狭持部104aによって眼鏡フレーム2のテンプル本体4に取り付けられる。
絡み防止部材106は、上述したテンプル1における絡み防止部材6と同様に、耳当接部151の前端部151aを取付本体部104側へ押し付ける弾性力を作用させる姿勢と、耳当接部151の前端部151aを取付本体部104から離間させる弾性力を作用させる姿勢とに切り替わる。
また、耳当て部材105と絡み防止部材106とは、上述したテンプル1における耳当て部材5と絡み防止部材6とがテンプル本体4から容易に着脱できるのと同様に、取付本体部104から容易に着脱することができる。
眼鏡取付具101が、上記のような構成を有することにより、眼鏡取付具101がテンプル本体4から着脱自在なので、眼鏡取付具101をテンプル本体4に取り付ければ、テンプル本体4をずれ落ち防止手段を有するテンプル本体4として使用することができ、耳当て部材105と絡み防止部材106とを取り外せばテンプル本体4をずれ落ち防止手段を有さないテンプル本体4として使用することができる。
また、絡み防止部材106が可撓性を有することにより耳当接部151の前端部151aが2つの姿勢を切り替えるが、この切り替えによって絡み防止部材106が千切れる等の破損をする虞がある。そして、絡み防止部材106が破損した場合に、眼鏡取付具101を取り換えなくても耳当て部材105と絡み防止部材106とを取り換えればよいので経済的である。
また、絡み防止部材106が、取付本体部104に取り付けられているときには、貫通穴の長手方向と、係止部の長手方向とが平行でなく、係止部が貫通穴の周囲の部位に係止されるので、絡み防止部材106が取付本体部104から外れる虞がなく、絡み防止部材106を確実に取り付けることができる。
また、絡み防止部材106を取付本体部104に着脱するときには、貫通穴の長手方向と係止部の長手方向とを平行にすればよく、そうすることにより絡み防止部材106を容易に着脱することができる。
また、眼鏡フレーム2がストレートテンプルを有する場合に、ストレートテンプルに眼鏡取付具101を取り付け、耳当て部材105と絡み防止部材106とを取付本体部104から取り外せば、ストレートテンプルを後方が下方に湾曲したテンプルとして使用することができる。
なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られず、考案の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。
1・・・テンプル
2・・・眼鏡フレーム
4・・・テンプル本体
42・・・軸部材
43・・・突起部
43a・・・柱部
43b・・・係止部
5・・・耳当て部材
51・・・耳当接部
51a・・・前端部
6・・・絡み防止部材
61・・・貫通穴
101・・・眼鏡取付具
104・・・取付本体部
105・・・耳当て部材
151・・・耳当接部
151a・・・前端部
106・・・絡み防止部材

Claims (2)

  1. 前端部側が眼鏡フレームの前枠に取り付け可能に構成されるテンプル本体と、
    軸部材を介して前記テンプル本体の後端部に揺動自在に且つ着脱自在に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部を有する耳当て部材と、
    前記耳当て部材が取り付けられた前記テンプル本体の部位より前方に設けられた突起部と、
    前記突起部と前記耳当接部の前端部とを連結する可撓性の絡み防止部材とを備え、
    前記絡み防止部材は、弾性部材であって、前記耳当接部の前端部を前記テンプル本体側へ押し付ける弾性力を作用させる姿勢と、該耳当接部の前端部を該テンプル本体から離間させる弾性力を作用させる姿勢とに切り替わり、
    前記突起部は、前記テンプル本体から下方に突出した柱部と前記柱部の先端に該柱部の軸方向に対して長手方向が垂直になるように取り付けられた棒形状の係止部とを具備して、T字形状に形成されており、
    前記絡み防止部材は、長穴形状の貫通穴を前端部に具備し、前記貫通穴に前記突起部を貫通させて前記テンプル本体に取り付けられ、
    前記絡み防止部材が前記テンプル本体に取り付けられた状態では、前記突起部の係止部の長手方向と前記貫通穴の長手方向とが平行でないことを特徴とするテンプル。
  2. 眼鏡フレームを構成するテンプル本体に着脱自在に取り付けられ、且つ後方に向けて下方に湾曲した部位を有する取付本体部と、
    軸部材を介して前記取付本体部の後端部に揺動自在に且つ着脱自在に取り付けられ、耳の裏側に当接可能な耳当接部を有する耳当て部材と、
    前記耳当て部材が取り付けられた前記取付本体部の部位より前方に設けられた突起部と、
    前記突起部と前記耳当接部の前端部とを連結する可撓性の絡み防止部材とを備え、
    前記絡み防止部材は、弾性部材であって、前記耳当接部の前端部を前記取付本体部側へ押し付ける弾性力を作用させる姿勢と、該耳当接部の前端部を該取付本体部から離間させる弾性力を作用させる姿勢とに切り替わり、
    前記突起部は、前記取付本体部から下方に突出した柱部と前記柱部の先端に該柱部の軸方向に対して長手方向が垂直になるように取り付けられた棒形状の係止部とを具備して、T字形状に形成されており、
    前記絡み防止部材は、長穴形状の貫通穴を前端部に具備し、前記貫通穴に前記突起部を貫通させて前記取付本体部に取り付けられ、
    前記絡み防止部材が前記取付本体部に取り付けられた状態では、前記突起部の係止部の長手方向と前記貫通穴の長手方向とが平行でないことを特徴とする眼鏡取付具。
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