JP3727246B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生理用ナプキンや使い捨ておむつ、尿取りパッド、パンティライナーなどの吸収性物品に係り、特に液の透過性が良好で、装着者の肌に対して軟質な接触感を与えることができる吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
生理用ナプキンや使い捨ておむつなどの吸収性物品の表面に設けられた受液層として、開孔プラスチックシートが用いられているものがある。
【0003】
この種の開孔プラスチックシートは、表面に多数の孔を有するスクリーンドラムにオレフィン系などの樹脂プラスチックシートを供給し、熱風により樹脂を軟化させるとともにスクリーンドラムの内部の吸引圧によって、前記樹脂プラスチックシートに前記ドラム孔に対応した孔を形成し、同時に開孔の周囲をプラスチックシートの一方の側へ突出させて導液管を形成したものである。
【0004】
受液層として開孔プラスチックシートを用いると、プラスチックシート表面に与えられた液体が開孔を通過して液吸収層で吸収される。また、前記開孔プラスチックシートを白色化しておくことで、液吸収層に吸収された経血などの液体の色を遮蔽できる効果がある。
【0005】
また前記受液層として、比較的嵩が大きいエアースルー不織布などを用いて、直線状に延びる畝と溝とが交互に形成されたものを用い、前記畝と溝とを吸収性物品の縦方向に向けて配置されたものが使用されている。このものは、装着者の肌に対するクッション性に富み、肌への当りが柔らかくなる利点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記開孔プラスチックシートを用いた受液層、その表面に多量の液が与えられたときに、全ての液を開孔から液吸収層へすばやく導くことができず、プラスチックシート表面に液が残る可能性がある。プラスチックシート表面に液が残ると、この液がプラスチックシート表面に沿って吸収性物品の縦方向と横方向へ流れ、装着者の肌へ湿潤感を与えやすく、また吸収性部品の表面から横方向へ液漏れを生じるおそれもある。
【0007】
また、前記開孔プラスチックシートとして、開孔の縁部に液吸収層に向く導液管が形成されたものがあるが、このような導液管は比較的剛性の高い部分として分散するため、開孔プラスチックシートが装着者の肌へ剛直感(ごわごわした接触感)を与えやすい。
【0008】
また、前記表面材を、畝と溝を有する不織布で形成した場合には、溝内に沿って液体が吸収性物品の縦方向に向けて流れやすくなり、広い範囲で装着者の肌に湿潤感を与えやすい。さらに畝が直線的に形成されているため、装着者の肌の圧力で前記畝が倒れたときに、隣接する畝が重なって、肌に当たったときに剛直感を与えやすい。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、液を迅速に透過させることができ、また装着者の肌への当りが柔らかい表面材を有する吸収性物品を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、裏面シートと、表面側に位置する受液層と、前記裏面シートと前記受液層との間に介在する液吸収層とを有する吸収性物品において、
前記受液層は、少なくとも1層の液透過性の表面シートと、前記表面シートの裏側に重ねられた少なくとも1層の液透過性の支持シートとを有し、前記表面シートと前記支持シートとを貫通する液通過孔が形成され、前記表面シートと前記支持シートは、少なくとも前記液通過孔の周囲で接合されており、且つ個々の液透過孔の開孔面積が、前記開孔プラスチックシートの個々の孔の開孔面積よりも大きく、
前記受液層には、前記液通過孔が線に沿って並ぶ孔配列領域、あるいは前記液通過孔が密集した孔密集領域が設けられ、前記孔配列領域または前記孔密集領域で囲まれた部分に、所定面積の前記液通過孔を有しない領域が複数箇所に設けられていることを特徴とするものである。
【0013】
本発明では、液が開孔プラスチックシートの表面シートと、支持シートの双方を透過して液吸収層に与えられるとともに、表面シートと支持シートとを貫通する液通過孔からも液を透過させることができる。したがって開孔プラスチックシートの表面での液残りが少なくなる。さらに、液通過孔が形成されていない領域では、表面シートと支持シートとが2枚重ねでそれ自体が軟質であるため、装着者の肌への剛直感を感じさせにくくなる。
【0014】
前記において、前記支持シートが開孔プラスチックシートであってもよいし、前記支持シートが繊維シートであってもよい。
【0016】
前記液通過孔を有しない領域が、前記表面シートと前記支持シートとが接合されていない非接合領域であることが好ましい。
【0017】
また、前記受液層では、前記液通過孔を有しない領域で、前記表面シートが前記支持シートから離れる方向へ隆起しているものが好ましい。
【0018】
前記において、前記支持シートが弾性伸縮性を有し、前記支持シートが伸ばされた状態で、この支持シートと前記表面シートとが少なくとも前記液通過孔の周囲で接合され、その後に前記支持シートが収縮して前記表示シートが隆起させられているものとして構成できる。
【0019】
さらに、前記支持シートの親水度が、前記表面シートの親水度よりも高いことが好ましい。
【0020】
前記本発明では、KES風合い試験機で、前記受液層に4.9kPaの圧力を与えたときの前記受液層の圧縮率が30〜80%とすることが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の吸収性物品の一例として生理用ナプキンを縦方向を二分する中央の切断線で切断した断面図、図2は図1のII−II線の断面図、図3は前記生理用ナプキンの受液層の構造を拡大して示す断面図、図4と図5は、前記受液層の構造の変形例を拡大して示す断面図、図6は前記生理用ナプキンの受液層の拡大平面図、図7は前記受液層の第2の実施の形態を示す拡大平面図である。
【0022】
図1に示す生理用ナプキン1は、液不透過性の裏面シート2の上面の中央領域に液吸収層3が設置されている。この液吸収層3の上は受液層10で覆われ、受液層10は、前記液吸収層3の外側に延びて、前記裏面シート2の上に接合されている。
【0023】
生理用ナプキン1の受液側表面の左右両側部にはサイドシート5,5が設けられている。このサイドシート5,5は、左右両側部において前記裏面シート2と接合されている。さらにサイドシート5,5は、2枚重ねに折り畳まれ、折り畳まれた部分が液吸収層3の左右外側で前記受液層10の上に重ねられ、さらに液吸収層3の左右外側において前記サイドシート5,5が受液側に立ち上がって、防漏壁6,6が形成されている。
【0024】
前記防漏壁6,6にはそれぞれ、縦方向(Y方向)に延びる弾性部材7が接合されている。前記防漏壁6,6を形成しているサイドシート5,5は、生理用ナプキン1の縦方向の前後端部で折り畳まれた状態で、その全体が受液層10の上に接合されている。前記弾性部材7の収縮力により、生理用ナプキン1が裏面シート2が下方へ凸形状となるように湾曲し、その結果、防漏壁6は生理用ナプキン1の受液側表面から立ち上がることが可能となる。
【0025】
図2と図3に示すように、前記受液層10は、表面シート11と支持シート12とが重ねられて形成されている。前記表面シート11と支持シート12は、共に開孔プラスチックシートであり、表面シート11には多数の開孔11aが形成され、支持シート12にも多数の開孔12aが形成されている。そして受液層10では、表面シート11と支持シート12との双方を貫通する多数の液通過孔13が形成されている。前記液通過孔13の開孔端13aは、液吸収層3の方向へ突出しており、前記液通過孔13の内周面は、受液層10の厚み方向へ所定の長さに延びて、導液管13bが形成されている。
【0026】
そして、個々の液通過孔13の内径寸法Dは、表面シート11の開孔11aの内径寸法d1、および支持シート12の開孔12aの内径寸法d2よりも十分に大きくなっている。よって、1つの液通過孔13の開孔面積は、各開孔11a,12aの個々の開孔面積よりも大きくなっている。
【0027】
そして、前記表面シート11と支持シート12は、前記液通過孔13の周囲、すなわち少なくとも前記開口端13aの部分およびその付近で互いに融着接合されている。また、前記液通過孔13が形成されていない領域では、前記表面シート11と支持シート12とが互いに実質的に接合されていない非接合領域15となっている。
【0028】
ここで、本明細書中で「実質的に接合されていない」とは、表面シート11と支持シート12とが前記非接合領域15において完全に分離されているものを含むのは勿論であるが、前記非接合領域15において、製法上やむを得ず表面シート11と支持シート12とがわずかに接着されている場合も含む。ただし、わずかに接合されている表面シート11と支持シート12を1インチ幅に切断し、表面シート11と支持シート12とを、互いにシート面と直交する方向で、且つ両シート11と12を180度の相反する方向へ100mm/minの速度で引き剥がしたときに必要とされる荷重が0.2N以下であることを意味している。
【0029】
また、前記非接合領域15では、前記表面シート11と支持シート12との間で図2と図3に示すわずかな空間14が形成されていることが好ましいが、表面シート11と支持シート12とが非接合であれば、両シートが面接触していてもよい。
【0030】
図1に示す実施の形態での前記受液層10では、図6に表面を拡大して示すように、液通過孔13が直線状に列を成して配列している。図6では、直線状に配列している液通過孔13の中心線を通過する配列線をL1,L2で示している。なお、液通過孔13が一列に配置されておらず、所定の幅の帯状の範囲内で液通過孔13が複数列にて直線状に並んでいる場合、または前記所定の幅の範囲内で液通過孔13がランダムに配列されている場合には、液通過孔13が配列されている前記帯状の範囲の幅方向の中心を通る線が前記配列線L1,L2である。
【0031】
そして、前記液通過孔13が配列している所定幅Waの帯状の範囲が、孔配列領域17a,17bである。前記孔配列領域17aの中心線が前記配列線L1、孔配列領域17bの中心線が前記配列線L2である。なお、図6のように液通過孔13が一列に配列しているときは、孔配列領域17a,17bの幅寸法Waは、前記液通過孔13の内径寸法Dよりもわずかに広い寸法である。
【0032】
前記液通過孔13の周囲では、前記表面シート11と支持シート12とが接合されているため、前記孔配列領域17a,17bでは、表面シート11と支持シート12とが分離することなく密着している。
【0033】
図6に示すように、前記配列線L1とL2およびこれら配列線L1,L2を中心とする所定幅Waの孔配列領域17a,17bは、縦方向(Y方向)に対してそれぞれ角度を有して延びており、孔配列領域17aと17bとで囲まれたほぼ菱形の領域が、前記非接合領域15である。この非接合領域15では、表面シート11と支持シート12とが、互いにずれることができるように、剪断方向へ相互に移動可能である。ただし前記非接合領域15は菱形に限られず、平行四辺形、長方形、正方形、さらには五角形や六角形などであってもよい。
【0034】
また、前記孔配列領域17a,17bでは、前記のように表面シート11と支持シート12とが互いに密着しているため、受液層10の表面では、前記孔配列領域17a,17bが帯状のほぼ平坦な状態となっており、前記非接合領域15は、表面シート11の表面が、液吸収層3から離れる方向へ菱形でやや隆起した形状となっている。
【0035】
また、前記配列線L1および孔配列領域17aは、一定の間隔で互いに平行に設けられ、前記配列線L2および孔配列領域17bも、一定の間隔で互いに平行に設けられている。そして、前記孔配列領域17aと孔配列領域17bは、多数の箇所で互いに交叉している。したがって、ほぼ菱形形状の前記非接合領域15は、互いに独立するように区分されている。
【0036】
図1に示す生理用ナプキン1は、液吸収層3が存在する幅Wおよび縦長Lの範囲内の領域が、主な液吸収領域であるが、前記受液層10では、前記液吸収領域の全域に、前記液通過孔13が形成され、前記孔配列領域17a,17aと非接合領域15が設けられている。ただし、前記幅Wおよび縦長Lで囲まれる液吸収領域よりも狭い中央部領域のみに、前記孔配列領域17a,17bと非接合領域15とが形成されていてもよいし、前記孔配列領域17a,17bおよび非接合領域15が、前記液吸収領域の外部にまで広がる範囲に形成されていてもよい。
【0037】
この受液層10を用いた生理用ナプキン1では、受液層10に与えられた液体が、開孔プラスチックシートで形成された表面シート11の多数の開孔11aと、同じく開孔プラスチックシートで形成された支持シート12の多数の開孔12aを透過して、液吸収層3に吸収される。また、受液層10の表面に与えられた液の一部は、やや隆起している非接合領域15の表面から、これよりも低い孔配列領域17a,17bに流れる。この液は前記孔配列領域17a,17bに沿って流れようとするが、流れの途中で、比較的大きな内径寸法Dの液通過孔13を通過して、液吸収層3に吸収される。
【0038】
したがって、受液層10の表面においては、非接合領域15の表面において液が飽和しにくくなり、受液層10全体の液透過容量を高くできる。また、孔配列領域17a,17bが帯状に延び、液通過孔13を有しない非接合領域15が、ある程度の広い面積を有して規則的に配列しているため、前記表面シート11を白色化処理しておけば、液吸収層3に吸収された経血の色に対する隠蔽度を高くでき、着用者に清潔感を与えやすくなる。
【0039】
さらに、受液層10を形成する表面シート11と支持シート12の双方を、開孔プラスチックシートで形成すると、液吸収層3からの液が受液層10の表面に滲み出るウエットバックを防止しやすい。
【0040】
また、液通過孔13が形成されていない非接合領域15がやや隆起しているため、着用者の肌に、非接合領域15が優先的に接触し、液通過孔13の周囲に形成された導液管13bの剛直感が、肌に直接伝わりにくくなる。また前記非接合領域15では、表面シート11と支持シート12とが互い分離されている。したがって非接合領域15の表面シート11が装着者の肌に密着したときに、非接合領域15での表面シート11が自由度を有することになり、装着者の肌に抵抗感を与えにくくなる。
【0041】
また図6に示すように、非接合領域15は、孔配列領域17a,17bに囲まれて複数箇所に独立して分布しているため、個々の非接合領域15で菱形の形状を保ちやすく、例えば、表面シート11が横方向へ過剰にずれて、互いに重なり合うように折り畳み変形するということがなくなる。よって、表面シート11の開孔11aが折り畳みにより塞がれることがなく液透過能力が低下することがない。また、装着者が表面シート11の折り畳みの違和感を感じることもない。
【0042】
前記のように個々の非接合領域15の肌への接触面積が適度で、また装着者に前記剛直感や違和感を与えないようにするためには、配列線L1,L2の交点間距離(菱形の1辺の長さ)Laは3〜20mmの範囲が好ましく、より好ましくは3〜15mm、特には5〜12mmの範囲である。また、1つの非接合領域15の面積は、9〜400mm2が好ましく、さらには20〜200mm2の範囲であることが好ましい。
【0043】
また、前記1辺の長さLa内での液通過孔13の数が2個以上が好ましく、5個以下であることがさらに好ましい。前記液通過孔13を2個以上設けることで、非接合領域15から孔配列領域17a,17bへ流れた液体を確実に液吸収層3に導くことができ、また液通過孔13の数を5個以下とすることにより、表面シート11の強度の低下を避けることができる。
【0044】
また、孔配列領域17a,17bに沿って液が流れる場合に、その流れの縦方向と横方向への拡散を有効に防止でき、また非接合領域15の表面シート11が装着者の肌の横方向への動きに追従しやすくするためには、前記菱形の鋭角の内角θが20〜70度範囲が好ましい。またこのような角度で形成された菱形を配列すると、受液層10が縫製されているように見え、視覚的な商品品質も優れたものとなる。
【0045】
前記表面シート11の開孔11aの1つの開孔面積は0.12〜1.76mm2の範囲で選択できる。前記範囲で選択すると、表面シート11を白色化して液吸収層3に吸収された経血の色を隠蔽する機能を持たせることができる。
【0046】
開孔プラスチックシートで形成された支持シート12の1つの開孔12aの開孔面積は、表面シート11の開孔11aの開孔面積と同じであってもよいが、前記1つの開孔12aの開孔面積が前記1つの開孔11aの開孔面積よりも小さい方がよい。例えば1つの開孔12aの開孔面積は、0.07〜1.7mm2の範囲で選択できる。支持シート12の開孔12aの開孔面積を、表面シート11の開孔11aの開孔面積よりも小さくすると、支持シート12を白色化処理することにより、液吸収層3に吸収された経血の色の隠蔽機能をさらに高くできる。
【0047】
表面シート11と支持シート12とを貫通する前記液通過孔13の1つの開孔面積は0.2〜12.6mm2の範囲で選択できるが、1つの液通過孔13の開孔面積は、前記表面シート11の開孔11aの開孔面積および支持シート12の開孔12aの開孔面積よりも必ず大きくすることが必要である。
【0048】
前記表面シート11での開孔11aと液通過孔13の双方とを含めた開孔面積率および、支持シート12での開孔12aと液通過孔13とを含めた開孔面積率は、共に30〜70%の範囲で選択できるが、この開孔面積率も、表面シート11よりも支持シート12の方が小さいことが好ましい。
【0049】
また、前記孔配列領域17a,17bの領域内に限定したときの液通過孔13の開孔面積率は、前記液通過孔13が形成されていない非接合領域15の領域内に限定したときの、前記表面シート11の開孔11aの面積率に対して、1.2倍以上であることが好ましく、さらに好ましくは1.5倍以上である。
【0050】
前記表面シート11と支持シート12となる開孔プラスチックシートは、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの熱可塑性樹脂から選択されたもので形成され、例えば樹脂密度は0.88〜0.93g/cm3で、メルトフローレートは2〜30g/10minのポリエチレン樹脂から選択される。
【0051】
表面シート11と支持シート12の少なくとも一方には、白色化のための酸化チタンなどの無機充填剤が1〜10質量%の範囲で含まれていることが好ましい。また、少なくとも表面シート11は、表面に微細な凹凸を形成して、光沢を低減させて質感を向上させることが好ましい。
【0052】
また、表面シート11に与えられた液を、支持シート12側へ引き込むようにするためには、前記支持シート12が親水処理されていることが必要である。この親水処理は、プラスチックシートに界面活性剤を塗布し、または樹脂内に界面活性剤を混合することにより行われる。またはプラスチックシートの表面をプラズマ放電で処理し、液との濡れ性を向上させたものが使用される。前記表面シート11も親水処理されたものが使用されるが、親水度すなわち液体との親和性は、表面シート11よりも裏面シート12の方が高いことが好ましい。
【0053】
また、表面シート11に形成された開孔11aは、その開孔端11bが支持シート12の方向へ突出して導液管形状に形成されているものが好ましく、支持シート12に形成された開孔12aも同様に液吸収層3の方向へ突出する導液管を有するものが好ましい。
【0054】
前記プラスチックシートのフィルム厚は、0.1〜2mmの範囲、好ましくは0.3〜1mmの範囲のものが使用される。また坪量は15〜40g/m2の範囲が好ましく、さらに好ましくは18〜30g/m2である。前記範囲のプラスチックシートを使用すれば、弾力性に富み、個々の開孔11aおよび開孔12aの導液管の形状を維持しやすい。
【0055】
これは溶融または半溶融状態のプラスチックシートを、ドラムまたはコンベア上に送り、前記ドラムまたはコンベアに形成された孔部の内側を真空圧に設定し、前記プラスチックシートを前記孔部内に引き込んで、開孔および導液管を形成する手法により得られる。または、ロール表面に設けられた多数のピンでプラスチックフィルムを貫通して開孔を形成してもよいし、細かな凹凸を有するローラでプラスチックフィルムに局部的な引張り応力を与えて、多数の箇所でプラスチックシートを破壊して多数の孔を形成してもよい。
【0056】
また開孔プラスチックシートとしては、樹脂層に網目状の開孔が形成されたネット状のものであってもよい。あるいは、プラスチックシートを幅方向へ引裂いて、スリット状の多数の開孔を形成したものであってもよい。
【0057】
また、表面シート11と支持シート12に前記液通過孔13を形成するには、例えば図3に示すように、90〜1150℃の範囲で加熱したピン20を有するドラム21と、凹部22を有するドラム23との間に、表面シート11と支持シートとを挟み、前記加熱したピン20を両シート11と12に貫通させる。このとき前記ドラム21には、図6に示した配列線L1,L2と同じにピン20が配列されたものを使用する。前記ピン20で両シート11と12を突き刺すことで、導液管13bを有する液通過孔13が形成されるとともに、前記熱により液通過孔13の周囲部分で、熱可塑性樹脂で形成された両シート11と12が熱融着される。
【0058】
次に、図4は本発明の第1の実施の形態の生理用ナプキン1に使用される他の受液層10Aを示している。図4に示す受液層10Aは、表面シート11と支持シート25とが重ねられたものである。
【0059】
前記表面シート11は、図3に示したものと同じであり、開孔11aを有する開孔プラスチックシートで形成されている。また、支持シート25は多数の繊維の集合体である繊維シートである。前記支持シート25の上に、開孔プラスチックシートである表面シート11が重ねられた状態で、例えば図3に示した加熱ピン20を貫通させることにより、導液管13bを有する液通過孔13が形成される。また支持シート25となる前記繊維シートには熱可塑性繊維が含まれ、前記液通過孔13の周囲で前記支持シート25と表面シート11とが熱により融着される。
【0060】
図4に示すものにおいても、前記液通過孔13が、図6に示す配列線L1,L2に沿って配列し、孔配列領域17a,17bが形成される。そして孔配列領域17aと17bとで囲まれた非接合領域15では、支持シート25の繊維シートと、表面シート11となる開孔プラスチックシートが実質的に非接合状態である。この場合、前記非接合領域15において、表面シート11と支持シート25との間に空間14が形成されていてもよいし、表面シート11と支持シート25とが接触していてもよい。
【0061】
ただし、前記孔配列領域17a,17bでは、液通過孔13の周囲で表面シート11と支持シート25とが接合されているために、支持シート25となる繊維シートは圧縮された状態である。よって孔配列領域17a,17bがやや平坦となり、前記非接合領域15では、表面シート11が前記孔配列領域17a,17bよりも隆起した形状となる。
【0062】
支持シート25が繊維シートであると、受液層10の嵩が大きくなり、非接合領域15での隆起が大きくなって、表面シート11が装着者の肌に当たったときに、着用者の肌に軟質感を与えることになる。
【0063】
図4に示す受液層10Aでは、表面シート11の表面に与えられた液が開口11aを透過して、表面シート11と支持シート25の繊維シートとの間に至り、繊維シートの毛細管作用により、液が液吸収層3に吸収される。そして非接合領域15の表面に与えられた液は、孔配列領域17a,17bに至り、液通過孔13を経て液吸収層3に吸収される。
【0064】
また前記液通過孔13の開孔端13aでは、支持シート25が表面シート11に熱融着されて、支持シート25の繊維密度が高くなっているため、この液通過孔13内を液が通過しやすくなる。
【0065】
前記支持シート25は、カード法により形成された繊維ウエブを熱エンボスや熱風で接合してシート化したエアーフォーム不織布、連続フィラメントを積層して繊維どうしを接合してシート化したスパンボンド不織布、カード法により形成された繊維ウエブの繊維どうしを水流により交絡させたスパンレース不織布などを使用可能である。これら不織布のうち、嵩高で厚み方向の弾性回復力に富むものとして、カード法により繊維ウエブを形成し熱風サクションで繊維どうしを接合した、エアースルー不織布が好ましい。
【0066】
前記不織布材料に使用される繊維としては、PE(ポリエチレン)/PP(ポリプロピレン)、PE/PET、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)/PET、PP/PP、PET(ポリエチレンテレフタレート)/PET等の芯成分より鞘成分の方が融点の低い樹脂で構成されている芯鞘構造、偏芯芯鞘構造の複合合成繊維、あるいは前記樹脂の組み合わせのサイドバイサイド構造の複合合成繊維で、熱融着性繊維が使用される。
【0067】
前記繊維には必要に応じて白化作用を得るために、例えば酸化チタンなどの無機充填剤を0.1〜10質量%の配合で含有させることが好ましい。前記無機充填剤を含ませることで、支持シート25を白色にでき、液吸収層3に吸収された経血などの液体の色の視覚的な隠蔽を行うことができる。
【0068】
また、表面シート11の表面に与えられた液を、開孔11aを透過して支持シート25に引き込みやすくするために、前記支持シート25の不織布を形成する前記疎水性合成繊維は表面が親水処理され、または前記不織布は、ビスコースレーヨン、アセテートレーヨンなどの再生セルロース繊維や天然セルロース繊維などの親水性繊維で形成され、または前記親水性繊維と疎水性合成繊維とが混合されたものであることが好ましい。図4に示す形態においても、表面シート11よりも支持シート25の方が親水度が高く、液への親和性が高いことが好ましい。
【0070】
また、支持シート25として、疎水性合成繊維に親水性繊維を混合する場合には、吸湿性能を持たせると共に不織布シートの弾力性を損なわぬように、前記親水性繊維を2〜30質量%の割合で配合することが好ましい。
【0071】
支持シート25の不織布材料は、クッション性や弾力性を有することが好ましく、よって、支持シート25の嵩は、0.3〜2.0mmの範囲が好ましく、より好ましくは0.3〜1.0mmの範囲であり、地合ムラを生じにくいように繊度を1.1〜4.4dtexの範囲で選び、目付を20〜150g/m2の範囲で使用することが好ましく、さらに25〜100g/m2の範囲とすることが好ましい。また、クッション性や弾力性を得るために、支持シート25を形成する不織布の引張り強度として、幅1インチでチャック間距離100mmで、引張速度100mm/minで引張ったときの縦方向(Y方向)の破断強度が6.8N以上が好ましく、より好ましくは11.7〜24.5Nの範囲である。また、横方向(X方向)の破断強度が0.9N以上が好ましく、より好ましくは1.4〜2.5Nの範囲である。
【0072】
さらに、支持シート25を開孔を有する不織布で形成することができる。この開孔を有する不織布は、熱を加えたニードリングにより不織布の繊維を解繊することにより形成できる。この場合の1つの開孔の内径の内径の平均値は0.3〜2.0mmの範囲が好ましい。また開孔面積は、5〜40%が好ましく、さらに好ましくは7〜15%である。
【0073】
図5(A)(B)は、本発明の前記生理用ナプキン1の他の態様の受液層10Bの製造過程を示している。
【0074】
この受液層10Bでは、支持シート26が、縦方向(Y方向)と横方向(X方向)の少なくとも一方へ弾性伸縮性を有している。例えば支持シート26は、ウレタンゴムまたはSEBSなどの合成ゴムまたは天然ゴムと、親水性繊維または親水処理された疎水性合成繊維との混合体で形成された不織布、またはウレタンまたはSEBSなどの合成ゴムに連続気泡を形成し且つ界面活性剤を1〜5質量%混合させた、親水性のフォーム材料などで形成されている。または、支持シート26が、開孔プラスチックシートや不織布で形成され、このプラスチックシートや不織布に対して、縦方向と横方向の少なくとも一方に延びる帯状または糸状の弾性伸縮材を、10〜50%の歪み(伸び率)を与えた状態で、接着したものであってもよい。
【0075】
その結果、支持シート26は、縦方向または横方向、好ましくは縦方向と横方向の双方へ、30%の引張り歪みを与えその後に引張り力を除去したときに、前記歪みが、60〜98%の範囲で解消されるものとなる。
【0076】
図5(A)に示すように、前記支持シート26を縦方向または横方向、好ましくは両方向へ、5〜30%程度の伸びを与えた状態で、前記支持シート26の上に、開孔プラスチックシートの表面シート11を重ね、例えば図3に示した加熱したピン20を貫通させて、図6に示す配列パターンとなるように、液通過孔13を形成し、少なくとも液通過孔13の周囲で、表面シート11と支持シート26とを融着接合する。
【0077】
その後に、支持シート26に与えられていた引張り力を除去して支持シート26を収縮させると、非接合領域15において、表面シート11が支持シート26から離れるように大きく隆起し、表面シート11と支持シート26との間に空間27が形成される。
【0078】
図5に示す受液層10Bを用いると、前記空間27がクッションとして作用し、表面シート11が肌に当たったときに、装着者に軟質感およびクッション感を与えることになる。また、非接合領域15において表面シート11の開孔11aを透過した液は、前記空間27内に至った後に、ただちに支持シート26を透過して液吸収層3に吸収される。
【0079】
前記のように、図3、図4および図5に示す受液層10、10A、10Bは、いずれも非接合領域15の表面が隆起する形状になるが、前記各受液層10、10A、10Bの隆起状態での厚さHは、0.5〜5mmの範囲が好ましく、さらに好ましくは0.5〜2mmである。
【0080】
また、本発明で用いられる受液層の、前記支持シートは、前記合成ゴム以外の樹脂材料で形成された親水性フォーム材料であってもよいし、親水性の不織布の表面(表面シート11に対面する面)に、樹脂層をストライプ状、網目状、ドット形状等にラミネートしたものであってもよい。このラミネート材を用いると、液吸収層3に吸収された液が、表面シート11側へ戻りにくくなる。
【0081】
また、表面シートと支持シートがそれぞれ2層以上の構造であってもよい。
【0082】
また、前記の受液層10,10A,10Bは、カトーテック社製KES風合い試験機により、厚み方向へ4.9kPaの圧力を与えたときの圧縮率が30〜80%の範囲とし、より好ましくは30〜60%の範囲とすることにより、優れた風合いを得ることができる。前記範囲未満であると、非接触領域15の形状維持特性が低下して平坦になりやすく、前記範囲を越えると剛直感を与えかねない。
【0083】
次に図7は本発明の第2の実施の形態の吸収性物品における、受液層10Cの液通過孔13の配列パターンを示す部分平面図である。
【0084】
図7に示す受液層10Cも、前記の素材から選択された表面シート11と支持シート12(または25、26)とが重ねられたものある。
【0085】
この実施の形態では、多数の液通過孔13が密集した孔密集領域31が形成されており、この孔密集領域31に囲まれたほぼ円形(または楕円形、長円形でも可)の非接合領域32が規則的に配置されている。前記のように孔密集領域31では、少なくとも液通過孔13の周囲部分で、表面シート11と支持シート12(25,26)が接合されているため、前記孔密集領域31では、前記表面シート11と支持シート12(25,26)とが密着した平坦部となっている。そして円形の前記非接合領域32では、表面シートと支持シートとが接合されておらず、前記孔密集領域い31よりもドーム状に隆起した形状である。
【0086】
前記非接合領域32の直径D1はm3〜20mmの範囲が好ましく、より好ましくは3〜15mm、特には5〜12mmの範囲である。また、非接合領域32の面積は、7〜314mm2が好ましく、さらには20〜200mm2の範囲であることが好ましい。
【0087】
また本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンのみならず、使い捨ておむつまたは尿取りパッド、さらにはパンティライナーとして構成することが可能である。
【0088】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の吸収性物品では、受液層が軟質でクッション性を有し、肌への当りが柔らかい。しかも、液通過孔から液吸収層へ液を迅速に与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収性物品の断面図、
【図2】第1の実施の形態の受液層を示す図1のII−II線の断面図、
【図3】図2に示す受液層の拡大断面図、
【図4】前記受液層の変形例を示す拡大断面図、
【図5】(A)(B)は、前記受液層の他の例を製造工程順に示す断面図、
【図6】前記受液層の液通過孔の配列パターンの一例を示す部分平面図、
【図7】前記受液層の液通過孔の配列パターンの他の一例を示す部分平面図、
【符号の説明】
1 生理用ナプキン
2 裏面シート
3 液吸収層
5 サイドシート
6 防漏壁
7 弾性部材
10,10A,10B 受液層
11 表面シート
11a 開孔
12 支持シート
12a 開孔
13 液通過孔
15 非接合領域
17a,17b 孔配列領域
25,26 支持シート
31 孔密集領域
32 非接合領域
Claims (7)
- 裏面シートと、表面側に位置する受液層と、前記裏面シートと前記受液層との間に介在する液吸収層とを有する吸収性物品において、
前記受液層は、液通過性の開孔プラスチックシートで形成された表面シートと、前記表面シートの裏側に重ねられた少なくとも1層の液透過性の支持シートとを有し、前記表面シートと前記支持シートとを貫通する液通過孔が形成され、前記表面シートと前記支持シートは、少なくとも前記液通過孔の周囲で接合されており、且つ個々の液透過孔の開孔面積が、前記開孔プラスチックシートの個々の孔の開孔面積よりも大きく、
前記受液層には、前記液通過孔が線に沿って並ぶ孔配列領域、あるいは前記液通過孔が密集した孔密集領域が設けられ、前記孔配列領域または前記孔密集領域で囲まれた部分に、所定面積の前記液通過孔を有しない領域が複数箇所に設けられていることを特徴とする吸収性物品。 - 前記支持シートが開孔プラスチックシートである請求項1記載の吸収性物品。
- 前記支持シートが繊維シートである請求項1記載の吸収性物品。
- 前記液通過孔を有しない領域が、前記表面シートと前記支持シートとが接合されていない非接合領域である請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品。
- 前記受液層では、前記液通過孔を有しない領域で、前記表面シートが前記支持シートから離れる方向へ隆起している請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品。
- 前記支持シートが弾性伸縮性を有し、前記支持シートが伸ばされた状態で、この支持シートと前記表面シートとが少なくとも前記液通過孔の周囲で接合され、その後に前記支持シートが収縮して前記表示シートが隆起させられている請求項5記載の吸収性物品。
- 前記支持シートの親水度が、前記表面シートの親水度よりも高い請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収性物品。
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