JP2003116909A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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JP2003116909A JP2001315184A JP2001315184A JP2003116909A JP 2003116909 A JP2003116909 A JP 2003116909A JP 2001315184 A JP2001315184 A JP 2001315184A JP 2001315184 A JP2001315184 A JP 2001315184A JP 2003116909 A JP2003116909 A JP 2003116909A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排泄された液を素早く透過させ得る吸収性物
品を提供すること。 【解決手段】 多数の曲面状の小凸部21及び小凹部2
2を有し、小凸部21は、これを平面視した面積の総和
が吸収性物品1における肌当接面の面積の5〜60%で
且つ個々の該面積が5mm2超150mm2未満であると
共に、小凸部21及び小凹部22が形成されている領域
におけるシート厚みが1〜4mmであり、小凸部21及
び小凹部22は、吸収性物品1における着用者の排泄部
位に対応する領域を通る縦方向線又は横方向線に沿って
配され且つ吸収性物品1の両側部又は前方部及び後方部
には存在していない表面シート2を有する吸収性物品
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理用ナプキンや
使い捨ておむつなどの吸収性物品に関し、更に詳しく
は、排泄された液の素早い透過性やドライ感に優れた吸
収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特開2
000−342625号公報には、周縁から中央部に向
かって波状に起伏する円状の多数の褶襞部から形成され
た伸縮領域を有する吸収性物品の表面シートが記載され
ている。この褶襞部は互いに同心円状に配されている
か、又は螺旋状に延びている。この表面シートは、前記
伸縮領域が、吸収性物品の吸収体に形成された凹陥部を
覆うように該吸収体上に配されることによって、該凹陥
部への排泄物の受容性を高めようとするものである。こ
のように、この表面シートは、その厚み方向へ変形して
凹面又は凸面を形成することを目的として、前記構成の
伸縮領域を有するものであるから、排泄された液の透過
性や、吸収体からの液戻り防止に関しては何らの考慮も
されていない。具体的には、前記褶襞部は同心円状に又
は螺旋状に連続したものであるから、該褶襞部は着用者
の肌との接触面積が大きくドライ感に欠ける。同様の理
由により、表面積を大きくすることに限界があり、液の
透過性を向上させにくい。更に同様の理由により、多量
の液が一度に排泄された場合には、該液は前記褶襞部を
乗り越えて拡散せざるを得ず、該褶襞部が液で濡れてし
まい、これによってもべたつきが起こりドライ感が損な
われる。
【0003】特許第2860730号明細書には、身体
への着用面に複数の凹凸を有し、該凹凸は該着用面にお
ける体液を主に吸収すべき域に形成されており、偏縁部
には該凹凸が形成されていない吸収性物品が記載されて
いる。前記凹凸の凹部には透孔が形成されている。しか
しこの吸収性物品においては、前記凹凸起伏の程度が、
前記着用面と着用者の身体との接触面積を十分に低減さ
せる程に大きくはなく、ドライ感に欠けるものである。
また、吸収体に吸収された液の逆戻りも起こり易い。
【0004】これらとは別に、本出願人は先に特開平6
−142134号公報において、吸収性物品の両側部に
複数の襞を有し、該襞の傾倒方向が吸収性物品の中央部
に向いている不織布からなる吸収性物品の表面シートを
提案した。この表面シートは、着用者にドライ感を与
え、また液の吸収速度、吸収量及び液戻りの点でも優れ
たものである。しかし、液が襞の方向である長手方向に
導かれ易いので、吸収性物品の前後端からの液漏れが起
こる場合がある。また、襞が線状に肌と接触するので着
用者によっては違和感を覚えることがある。更に、液の
排泄量が多い場合には襞が過度に濡れてしまい、べたつ
き感が生じることがある。
【0005】従って、本発明は、排泄された液を素早く
透過させ得る吸収性物品を提供することを目的とする。
また本発明は、着用者の肌との接触面積が小さく、ドラ
イ感を有する吸収性物品を提供することを目的とする。
更に本発明は、吸収体に吸収された液の逆戻りが防止さ
れた吸収性物品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介
在された液保持性の吸収体を有し、実質的に縦長形状の
吸収性物品において、前記表面シートは多数の曲面状の
小凸部及び小凹部を有し、該小凸部は、これを平面視し
た面積の総和が前記吸収性物品における肌当接面の面積
の5〜60%で且つ個々の該面積が5mm2超150m
2未満であると共に、該小凸部及び該小凹部が形成さ
れている領域におけるシート厚みが1〜4mmであり、
前記小凸部及び前記小凹部は、前記吸収性物品における
着用者の排泄部位に対応する領域を通る縦方向線又は横
方向線に沿って配され且つ前記吸収性物品の両側部又は
前方部及び後方部には存在していない吸収性物品を提供
することにより前記目的を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を、その好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、
本発明の吸収性物品の一例としての生理用ナプキンを一
部破断した斜視図が示されている。また図2には、図1
に示される生理用ナプキンにおける要部拡大図が示され
ており、図3には図2における要部拡大断面図が示され
ている。
【0008】図1に示すように、本実施形態の生理用ナ
プキン1は実質的に縦長の形状をしており、液透過性の
表面シート2、液不透過性の裏面シート3、及び両シー
ト間に介在された液保持性の吸収体4を有している。表
面シート2は、吸収体4の上面全域を覆っている。更に
表面シート2は、吸収体4の左右両側縁から下面側に折
り込まれて、吸収体4の下面における左右両側部を覆っ
ている。そして、吸収体4の下面に折り込まれた表面シ
ート2が、ホットメルト粘着剤等の所定の接合手段によ
って裏面シート3と接合されている。また、表面シート
2及び裏面シート3は何れも吸収体4の前後端縁から外
方に延出しており、延出した表面シート2と裏面シート
3とが、ヒートシール等の所定の接合手段によって接合
されている。裏面シート3の外面には、ナプキン1を着
衣に固定するための粘着剤(図示せず)が塗布されてい
る。粘着剤は、ナプキン1の幅方向へ延びるストライプ
状に複数本塗布されている。
【0009】裏面シート3及び吸収体4としては、吸収
性物品の技術分野において公知のものを特に制限無く用
いることができる。例えば裏面シート3としては、液不
透過性である合成樹脂製のフィルムを用いることができ
る。斯かるフィルムは透湿性を有していてもよい。吸収
体としては、パルプと高吸収性ポリマーの粒子との混合
物や、高吸収性ポリマーの粒子がパルプに結合してなる
吸収紙などを用いることができる。
【0010】而して、本実施形態のナプキン1において
は、図1〜図3に示すように、表面シート2が多数の小
凸部21及び小凹部22を有している。小凸部21と小
凹部22とは、ナプキン1の肌当接面、即ち表面シート
2における肌対向面に形成されている。小凸部21及び
小凹部22は、ナプキン1における着用者の排泄部位に
対応する領域A(図1中、点線で囲った領域、以下この
領域を排泄領域という)にのみ形成されており、排泄領
域Aの外側、即ちナプキン1の肌当接面における両側部
S,S並びに前方部F及び後方部Rには小凸部21及び
小凹部22が存在していない。また排泄領域Aにおい
て、小凸部21と小凹部22とは、ナプキン1の長手方
向及び幅方向に表面シート2が起伏を繰り返すように交
互に且つ千鳥状に規則的に配列されている。小凸部21
は凸状曲面からなり、一方小凹部22は凹状曲面からな
っている。斯かる凸状曲面と凹状曲面とは、曲面を描く
ように滑らかに連接しており、小凸部21と小凹部22
との間には平面部が存在していない。小凸部21及び小
凹部22は何れも扁平な半球状の形状をしており、小凹
部22は小凸部21を反転させた形状となっている。
【0011】小凸部12及び小凹部22は、それぞれナ
プキン1の長手方向及び幅方向のピッチが1〜10m
m、特に3〜6mmとなるように配列されていること
が、ドライ感と吸収性の点から好ましい。また小凸部1
2及び小凹部22は、斯かるピッチ内でランダムに配列
されていてもよい。小凸部12及び小凹部22は、或る
一つの小凸部に着目したとき、該小凸部の前後及び左右
に小凹部が存在するように配され、且つ或る一つの小凹
部に着目したとき、該小凹部の前後及び左右に小凸部存
在するように配されていることが、表面シート2の表面
を液が伝って流れてしまうことを効果的に防止し得る点
から好ましい。
【0012】表面シート2は、肌対向面となる第1の層
23と、該第1の層23の吸収体対向面側に配された第
2の層24との2層構造となっている。第1の層23は
不織布から構成されている。一方第2の層24は、液透
過性を有する所定のシート材から構成されている。シー
ト材の詳細については後述する。両層23,24は、圧
着、融着又はこれらの組み合わせ等の所定の接合手段に
よって部分的に接合されている。表面シート2を多層構
造とし且つ部分的に接合することで、同坪量の単層構造
のシートよりも、柔らかさを維持しつつ、凹凸形状を保
持し得るという二律背反の条件を満たすことができると
いう利点がある。以下、表面シート2における肌対向面
を表面ともいい、また吸収体対向面を裏面ともいう。
【0013】表面シート2における個々の小凸部21
は、平面視してその面積が5mm2超150mm2未満で
あり、好ましくは10〜80mm2である。面積が5m
2以下では、ナプキン1の使用時における着用者の身
体との接触面積が高くなり、十分なドライ感を得ること
ができず、150mm2以上では着用者の体圧に対して
凹凸形状を維持することが困難となり、結果として凹凸
形状が潰れてしまい、やはり着用者の身体との接触面積
が高くなってしまう。
【0014】ナプキン1の肌当接面、即ち表面シート2
における肌対向面に対する、平面視での小凸部21の面
積の総和の割合(以下、小凸部面積率という)は、5〜
60%であり、好ましくは15〜60%、更に好ましく
は25〜45%である。小凸部面積率が5%未満では、
小凸部21の割合が低くなり過ぎて、ナプキン1の使用
時における着用者の身体との接触面積が高くなり、十分
なドライ感を得ることができない。60%以上では、着
用者の体圧に対して凹凸形状を維持することが困難とな
り、結果として凹凸形状が潰れてしまい、やはり着用者
の身体との接触面積が高くなってしまう。
【0015】個々の小凸部21の面積及び小凸部面積率
は次の方法で測定される。先ず、三菱鉛筆(株)社製の
スタンプ台〔ユニスタンプHSP−2G(商品名)〕の
スタンプ面を表面シート2の表面側に載せ、その上に2
kgの重りを載せて30秒間放置する。スタンプ台及び
重りを取り除いた後、表面シート2の表面側の画像を取
り込む。画像の取り込みには、光源〔サンライトSL−
230K2;LPL(株)社製〕、スタンド〔コピース
タンドCS−5:LPL(株)社製〕、レンズ(24m
m/F2,8Dニッコールレンズ)、CCDカメラ
〔(HV−37;日立電子(株)社製)Fマウントによ
るレンズとの接続〕及びビデオボード〔スペクトラ32
00;カノーブス(株)社製〕を用いた。取り込まれた
画像をNEXUS社製の画像解析ソフト(ver.3.
08)で二値化処理する。二値化処理された画像から、
スタンプで着色された部分の面積の平均値を求め、これ
を小凸部21一個の面積とする(但し、スタンプで着色
された部分が連続パターンの場合には、一パターンの面
積とする。)。次に、スタンプで着色された部分の全面
積を画像の全面積で除すことで小凸部面積率(%)を求
める。小凸部の面積の測定が困難な場合は、スタンプで
着色された部分を画面上で塗りつぶす等の補助的な処理
を行う。
【0016】小凸部21は、その高さh(図3参照)が
0.7mm超2mm未満、特に0.8〜1.5mm、と
りわけ0.9〜1.3mmであることが、接触面積の低
減、べたつき発生の防止、及び装着違和感の発生の防止
の点から好ましい。小凸部21の高さhは、図3に示す
ように、排泄領域Aの外側の領域、即ち、両側部S、前
方部F及び後方部Rの位置を基準とし、この位置から小
凸部21の頂部までの距離をいう。小凸部21の高さh
は次の方法で測定される。SONY製CCDカメラ(C
CD−IRIS)が接続されたOLYMPUS製の実体
顕微鏡SZH10を用い、シートの縦切断面の像を撮影
する。撮影された像を、SONY製ビデオプリンター
(UP−5100A)にて出力し、出力された像から高
さhを測定する。
【0017】表面シート2を構成する第1の層23と第
2の層24とは部分的に接合されている。そして、両層
の接合部以外の部位は離間可能になっている。その結
果、ナプキン1の装着中に着用者の動作に連れて表面シ
ート2が動く場合、第1の層23と第2の層24とで別
々の動きをすることができ、柔らかい感覚を着用者に与
えられる。
【0018】第1の層23と第2の層24との接合の程
度は、ナプキン1の着用中に着用者の動作に連れて表面
シート2が動いた場合に、両層が剥離しない程度であれ
ばよい。また、両層の接合の程度は、表面シート2の凹
凸形状が保持され得る程度であることが好ましい。
【0019】本実施形態における表面シート2が以上の
構成を有していることにより、以下の(a)〜(d)の
効果が主として奏される。 (a)表面シート2が多数の小凸部21及び小凹部22
を有しているので、着用者の肌との接触面積が低減し、
ドライ感が得られる。しかも小凸部21及び小凹部22
は、排泄領域Aにのみ形成されているので、表面シート
が平面形状から三次元曲面形状へ変形することが阻害さ
れにくく、複雑な曲面形状である着用者の身体に追従し
てぴったりとフィットする。特に、小凸部21及び小凹
部22は、表面シート2における肌対向面の四隅の領域
には存在していないので、三次元形状への変形が一層阻
害されにくい。その上、小凸部21及び小凹部22は滑
らかな曲面形状をしているので、着用中の違和感が低減
される。 (b)小凸部21及び小凹部22は、長手方向及び幅方
向に表面シート2が起伏を繰り返すように配置されてい
るので、表面シート2の表面を伝って流れる液が堰き止
めらると共に液流れの経路が分散され、漏れ防止効果が
高くなる。 (c)小凸部21は、個々の面積及び小凸部面積率並び
に高さがそれぞれ前述の範囲なので、表面シートの表面
積が大きくなり、液の吸収速度及び吸収容量が大きくな
る。従って、多量の液が一度に排泄されても、十分に液
を透過吸収するだけの吸収性能があり、液漏れを防止す
ることができる。また、小凸部21及び小凹部22は、
排泄領域Aにのみ形成されているので、排泄と同時に液
が速やかに透過吸収され、これによって液漏れが一層防
止される。更に、液の透過吸収効果及び液漏れ防止効果
が視覚的にも認識され易い。 (d)表面シート2の肌対向面が風合いの良好な不織布
から構成されているので、表面シート2の肌触りが良好
となり、快適な装着感が得られる。
【0020】表面シート2における第1の層23を構成
する不織布としては、例えばエアスルー不織布、スパン
レース不織布、スパンボンド不織布などが挙げられ、特
に風合いの点からエアスルー不織布やスパンボンド不織
布を用いることが好ましい。不織布が疎水性の場合に
は、所定の親水化処理を施すことが好ましい。不織布の
坪量は、5〜50g/m2、特に10〜25g/m2であ
ることが、十分な強度の確保、小凸部21及び小凹部2
2の成形性の確保、並びに小凸部21及び小凹部22の
風合いの維持の点から好ましい。
【0021】不織布を構成する繊維としては、ポリエチ
レン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフ
ィンからなる繊維、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等のポリエステルからなる繊維、ポリアミドからな
る繊維などの単一繊維、及びこれらの樹脂を構成材料と
する芯鞘型やサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用い
ることができる。繊維径は、0.5〜6dtex、特に
1〜3dtexであることが、不織布の肌触りが良好に
なる点から好ましい。繊維長は、不織布の製造方法に応
じて長繊維及び短繊維の何れもが用いられる。
【0022】表面シート2における第2の層24を構成
するシート材としては、液透過性のものが用いられる。
シート材の例としては、不織布、ポリウレタン等の弾性
材料から構成される発泡シート、乾式パルプシート、
紙、開孔フィルムなどが挙げられる。これらのうち、表
面シート2の風合いや液透過性の向上の点から、不織布
や乾式パルプシートを用いることが好ましい。
【0023】シート材として不織布が用いられる場合、
その詳細は、前述した第1の層23を構成する不織布と
同様である。シート材として乾式パルプシートが用いら
れる場合、該乾式パルプシートとしては坪量が30〜6
0g/m2、特に40〜50g/m2のものであること
が、該乾式パルプシートの肌触り及び吸液性が良好にな
る点から好ましい。乾式パルプシートは、エアレイ法に
よってパルプをシート状に堆積させ、所定のバインダー
によってパルプ間を結合させて得られるシートである。
【0024】表面シート2は、多数の小凸部21及び小
凹部22を有していることから、該小凸部21及び該小
凹部22が形成されている領域、即ち排泄領域Aは嵩高
な構造となっている。その結果、表面シート2は、小凸
部21及び小凹部22が形成されている領域、つまり本
実施形態では、排泄領域Aの厚みTが1〜4mm、好ま
しくは1〜3mm、更に好ましくは1.2〜2mmとい
った厚みの大きなものとなる。厚みTが1mm以下では
接触面積の低減ができず、肌にべたつきが生じやすくな
ってしまい、4mm以上では装着中に違和感を感じやす
い。厚みTは次の方法で測定される。表面シート2から
排泄領域Aを30mm×30mmの大きさの矩形状に切
り出し測定片を採取する。測定片の厚みを、30mmφ
の大きさの円形測定子を取り付けたMitutoyo
Corp.製のハンド厚み計ID−C112CB(商品
名)を使用して測定する(荷重約0.11N/c
2)。5枚の測定片について厚みを測定し、その平均
値を表面シート2における排泄領域Aの厚みとする。
【0025】一方、表面シート2における排泄領域Aよ
りも外側の領域には小凸部21及び小凹部22が形成さ
れていない。該領域の厚みは0.05〜0.5mm、特
に0.1〜0.3mmであることが、排泄領域Aを身体
の形状にフィットさせる点、及びその外側の領域では着
用者の動きに起因する毛羽立ちを防ぐ点から好ましい。
【0026】表面シート2は、その坪量が、20〜80
g/m2、特に25〜60g/m2であることが、肌触り
(柔らかさ及び滑らかさ)を良くし、ドライ感を向上さ
せる点から好ましい。
【0027】表面シート2は、次の方法で好ましく製造
される。まず、第1の層23を構成する不織布と、第2
の層24を構成するシート材とを重ね合わせる。次に、
所定の凹凸賦形手段によって多数の小凸部及び小凹部を
所定領域にのみ形成し、表面シートが得られる。
【0028】凹凸賦形手段としては、例えば所定温度に
加熱されたスチールマッチエンボス(噛み合わせエンボ
ス)装置を用いることができる。スチールマッチエンボ
ス装置を用いると、第1の層23と第2の層24との接
合を部分的に行うことが容易となり、第1の層23と第
2の層24とが離間可能となった表面シート2を容易に
製造できる。即ち、スチールマッチエンボスにおける強
く噛み合わされる部位において両層が接合される。従っ
て、第1の層23と第2の層24との接合部位は、スチ
ールマッチエンボスにおけるエンボス(噛み合わせ)の
形状によって所望の部位とすることができる。スチール
マッチエンボス装置の具体例としては、本出願人の先の
出願に係る特開2001−20168号公報の図2
(a)及び(b)に記載の装置を用いることができる。
【0029】次に、本発明の吸収性物品の別の実施形態
について説明する。これらの実施形態については、前述
の実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明し
ない点については、前述の実施形態に関して詳述した説
明が適宜適用される。また、以下に説明する図におい
て、図1〜図3と同じ部材に同じ符号を付してある。
【0030】図4(a)〜図4(c)には、本発明の吸
収性物品に用いられる表面シートの別の形態が示されて
いる。図4(a)に示す表面シートおいては、小凸部2
1の頂部21aに、該表面シートを貫通する開孔25a
が形成されている。また、小凸部21の頂部近傍21b
に、やはり表面シートを貫通する開孔25bが形成され
ている。更に、小凹部22においては、その底部22a
及びその近傍それぞれに、表面シートを貫通する開孔2
5c,25dが形成されている。小凸部21の頂部及び
/又はその近傍に、開孔が形成されていることで、着用
者の肌に最も接する部分である小凸部21の頂部及び/
又はその近傍の通気性が良好となり、表面シートが肌に
べたつかなくなる。更に、液の透過性、特に粘性の高い
液の透過性が良好となる。液の透過性は、小凹部22の
底部22a及びその近傍にも開孔25c,25dが形成
されていることで一層良好となる。
【0031】図4(b)に示す表面シートにおいては、
小凹部22の底部22aにのみ、表面シートを貫通する
開孔25cが形成されている。図4(c)に示す表面シ
ートにおいては、第1の層23及び第2の層24のうち
の第1の層23にのみ開孔25a、25b、25c及び
25dが形成されていて、第2の層24には開孔が形成
されていない。この場合には、第2の層24は液透過性
である必要があり、更に第1の層23の厚みは大きいこ
とが望ましい。これらの表面シートにおいても、図4
(a)に示す表面シートと同様に液の透過性が良好とな
る。
【0032】表面シート2に開孔が形成されている場
合、該開孔の径は、表面シートの通気性及び液透過性を
十分に確保し、ドライ感を得る点から、0.5〜3m
m、特に1〜2mmであることが好ましい。この場合、
小凸部21の頂部21a及びその近傍21bに形成され
ている開孔25a,25bと、小凹部22の底部22a
及びその近傍に形成されている開孔25c,25dとの
開孔径は同じでもよく、或いは異なっていてもよい。特
に、開孔を形成したことに起因する肌触りの低下を防止
し、またドライ感を得る点から、小凸部21の頂部21
a及びその近傍21bに形成されている開孔25a,2
5bの径は、小凹部22の底部22a及びその近傍に形
成されている開孔25c,25dの径の10〜100
%、とりわけ30〜70%であることが好ましい。
【0033】表面シートの肌対向面全体の面積に対する
全開孔(開孔25a,25b,25c,25d)の面積
の割合(以下、全開孔面積率という)は、1〜30%、
特に8〜20%であることが、表面シートの通気性及び
液透過性を確保して、ドライ感を向上させる点から好ま
しい。
【0034】開孔の径及び全開孔面積率は次の方法で測
定される。前述した光源、スタンド、レンズ、CCDカ
メラ及びビデオボードを用い、表面シートの表面側の画
像を取り込む。取り込まれた画像を前述した画像解析ソ
フトで二値化処理する。二値化処理された画像から、開
孔の円相当径を求め、これを開孔径とする。また、二値
化処理された部分の全面積を画像の全面積で除すことで
全開孔面積率(%)を求める。開孔径の測定が困難な場
合は、画面上で開孔の部分を塗りつぶす等の補助的な処
理を行う。
【0035】開孔を形成する手段としては、例えば所定
温度に加熱された穿孔ピンと、該ピンが挿入される受け
部材とを備えた開孔装置を用いることができる。この場
合、径の異なる穿孔ピンを2種類用いることで、小凸部
21の頂部21aに形成される開孔25aの径と、小凹
部22の底部22aに形成される開孔25cの径とを異
ならせることができる。開孔装置の具体例としては、本
出願人の先の出願に係る特開平6−330443号公報
の図1〜図11に記載の装置を用いることができる。図
4(a)及び図4(b)に示す表面シートは、第1の層
23と第2の層24とを重ね合わせた後に前記開孔装置
を用いて開孔を形成した後に、前記スチールマッチエン
ボス装置によって小凸部及び小凹部を形成することで得
られる。図4(c)に示す表面シートは、前記開孔装置
を用いて第1の層23に開孔を形成した後に、これを第
2の層24と重ね合わせ、次いで前記スチールマッチエ
ンボス装置によって小凸部及び小凹部を形成することで
得られる。
【0036】図4(a)及び図4(b)に示す表面シー
トは、前記方法とは別に、開孔の形成と小凸部及び小凹
部の形成とを同時に行う方法を用いても製造できる。こ
の方法では、前述したスチールマッチエンボス装置にお
ける下側ロール小凹部に開孔形成用の穿孔ピンが取り付
けられ、また上側ロール小凸部に該穿孔ピンを受けとめ
る凹状のくぼみが形成されたものを用いる。
【0037】図5(a)及び図5(b)には、小凸部2
1及び小凹部22の配置パターンの別の例が示されてい
る。図5(a)に示すナプキンにおいては、小凸部21
及び小凹部22が、ナプキン1における着用者の排泄部
位に対応する領域(即ち排泄領域A)を通る縦方向線L
に沿って、長手方向全域に亘って配されている。且つナ
プキン1の両側部S,Sには小凸部及び小凹部は存在し
ていない。図5(b)に示すナプキンにおいては、小凸
部21及び小凹部22が、ナプキン1における着用者の
排泄部位に対応する領域(即ち排泄領域A)を通る横方
向線Tに沿って、幅方向全域に亘って配されている。且
つナプキン1の前方部F及び後方部Rには小凸部及び小
凹部は存在していない。図5(a)及び図5(b)に示
す何れのナプキンにおいても、小凸部21及び小凹部2
2は千鳥状に配置されている。図5(a)及び図5
(b)に示すナプキンにおいても、図1に示すナプキン
1と同様の効果が奏される。但し、表面シートが着用者
の身体の形状に一層適合するように変形し易いという点
からは、図1に示すナプキン1の方が好ましい。
【0038】図6は、小凸部の形状の別の例を示してい
る。尚、図6には小凹部は示されていないが、小凸部間
に小凹部が位置している。図6においては、3種類の形
状の小凸部21a,21b,21cが形成されている。
各小凸部21a,21b,21cは何れも底面が正方形
のドーム状の形状をしている。小凸部21aが最も小さ
い形状をしており、小凸部21b、小凸部21cへと次
第に形状が大きくなっている。そして最も大きい形状で
ある小凸部21cが中心に位置し、これを取り囲むよう
に次に大きい形状である小凸部21bが配置され、更に
小凸部21bを取り囲むように最も小さい形状である小
凸部21aが配置されている。即ち、小凸部21a,2
1b,21cは、その大きさが周縁から中心に向かうほ
ど大きくなるように配置されている。大きさの異なる3
種類の小凸部21a,21b,21cをこのように配置
することによって、中央の大きい凸部は着用者の排泄部
にフィットすると共に、その周辺部は細かく形成されて
いるので装着中に違和感が感じられにくくなる。
【0039】本発明は前記実施形態に制限されない。例
えば、小凸部及び小凹部は、その配置は規則的でなくて
もよい、また小凸部及び小凹部の形状は前述したもの以
外でもよい。
【0040】また、前記実施形態においては凹凸加工の
施されていないシートに直接凹凸加工を施して小凸部及
び小凹部を形成したが、これに代えて、凹凸加工の施さ
れていないシートに直接凹凸加工を施して小凸部及び小
凹部を形成したシート小片を、凹凸加工の施されていな
いシートの所定領域に貼り合わせて表面シートとなして
もよい。
【0041】また、吸収体を、第1の吸収体とこれより
も寸法の小さな第2の吸収体とから構成し、凹凸加工の
施されていない第1のシートで前記第1の吸収体の上面
を覆い、更に前記第1のシート上の所定領域に、凹凸加
工が施されて小凸部及び小凹部が形成されたシートで被
覆された前記第2の吸収体を重ね合わせて固定してもよ
い。
【0042】また図4(a)及び図4(b)に示す実施
形態においては、開孔25a,25b,25c,25d
のうちのすべて又はその一部が立体形状となっていても
よい。具体的には、開孔は、表面シート2がその表面側
から裏面側に向かって延出して形成されていてもよい。
これによって、開孔の周縁は、表面シートの表面及びそ
の近傍には存せず、裏面側に位置することになる。ま
た、各開孔の周縁では、第1の層23と第2の層24と
が接合されて、繊維密度が高くなる。各開孔の周縁の繊
維密度が高いことで、毛管現象に起因して液が該周縁に
集まり易くなる。開孔の周縁は、開孔の工程によって一
般に硬くなり易いが、その硬い部位が表面シートの裏面
側に位置することになるので、表面シートの風合いが損
なわれなくなる。一方、小凹部22の底部22a及びそ
の近傍に形成された開孔25c,25dでは、液が集ま
っている前記周縁が吸収体に良好に接するので、液が吸
収体へ円滑に移動し、表面シートが肌にべたつきにくく
なる。
【0043】また、前記実施形態においては、表面シー
ト2は、第1の層23及び第2の層24の2層構造であ
ったが、これに代えて不織布からなる第1の層23のみ
で表面シートを構成してもよい。或いは、必要に応じ、
3層以上の多層構造でもよい。また、第1の層23を不
織布から構成することに代えて、開孔フィルムなどの他
のシート材から構成してもよい。
【0044】また、前記実施形態は相互に置換可能であ
る。
【0045】本発明は、前述した生理用ナプキンに限ら
れず、失禁パッドや使い捨ておむつなどの他の吸収性物
品にも同様に適用できる。
【0046】
【実施例】〔実施例1〕以下の表1に示す第1の層及び
第2の層を重ね合わせ、穿孔ピン及び該ピンの受け部材
を備えた開孔装置を用いて両層を貫通する開孔を形成し
た。穿孔ピンは125℃に加熱されていた。次いで、9
0℃に加熱されたスチールマッチエンボス装置によって
多数の小凸部及び小凹部を形成し、図4(a)示す表面
シートを得た。第1の層と第2の層とは部分的に接合し
ていた。小凸部及び小凹部の配置パターンは図1に示す
ものであり、小凸部及び小凹部はナプキンにおける排泄
領域Aにのみ形成されていた。
【0047】得られた表面シート、並びにポリプロピレ
ン製のフィルムからなる裏面シート及びパルプと高吸収
性ポリマーの粒子とからなる吸収体を用いて、生理用ナ
プキンを得た。
【0048】〔実施例2〕以下の表1に示す第1の層及
び第2の層を重ね合わせ、90℃に加熱されたスチール
マッチエンボス装置によって多数の小凸部及び小凹部を
形成し、図3に示す表面シートを得た。第1の層と第2
の層とは部分的に接合していた。小凸部及び小凹部の配
置パターンは図1に示すものであり、小凸部及び小凹部
はナプキンにおける排泄領域Aにのみ形成されていた。
その後は実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
【0049】〔実施例3〕以下の表1に示す第1の層及
び第2の層を重ね合わせ、90℃に加熱されたスチール
マッチエンボス装置によって多数の小凸部及び小凹部を
形成し、図3に示す表面シートを得た。第1の層と第2
の層とは部分的に接合していた。小凸部の形状は図6に
示すものであった。配置パターンは図1に示すものであ
り、小凸部及び小凹部はナプキンにおける排泄領域Aに
のみ形成されていた。その後は実施例1と同様にして生
理用ナプキンを得た。
【0050】〔実施例4〕以下の表1に示す第1の層を
用い、穿孔ピン及び該ピンの受け部材を備えた開孔装置
を用いて該第1の層を貫通する開孔を形成した。次い
で、この穿孔不織布に、以下の表1に示す第2の層を重
ね合わせ、90℃に加熱されたスチールマッチエンボス
装置によって多数の小凸部及び小凹部を形成し、図4
(c)に示す表面シートを得た。第1の層と第2の層と
は部分的に接合していた。小凸部及び小凹部の偏在パタ
ーンは図1に示すものであり、小凸部及び小凹部はナプ
キンにおける排泄領域Aにのみ形成されていた。その後
は実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
【0051】〔実施例5〕以下の表1に示す第1の層及
び第2の層を重ね合わせ、90℃に加熱されたスチール
マッチエンボス装置によって多数の小凸部及び小凹部を
形成し、図3に示す表面シートを得た。第1の層と第2
の層とは部分的に接合していた。小凸部及び小凹部の配
置パターンは図1に示すものであり、小凸部及び小凹部
はナプキンにおける排泄領域Aにのみ形成されていた。
その後は実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
【0052】〔実施例6〕以下の表1に示す不織布を用
い、90℃に加熱されたスチールマッチエンボス装置に
よって多数の小凸部及び小凹部を形成し、図1〜図3に
示す表面シートを得た。但し、図3に示す表面シートと
は異なり、本実施例の表面シートは単層である。その後
は実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
【0053】〔比較例1〕以下の表1に示す不織布を用
い、特開平6−142134号公報の図1に記載の表面
シートを得た。この表面シートは、ナプキンの両側部に
複数の襞を有し、該襞の傾倒方向がナプキンの中央部に
向いているものであった。その後は実施例1と同様にし
て生理用ナプキンを得た。
【0054】〔比較例2〕襞を形成しない以外は比較例
1と同様にして表面シートを得、得られた用いて生理用
ナプキンを得た。この表面シートはフラットなものであ
った。
【0055】〔比較例3〕表1に示す不織布を表面シー
トとして用いた。この不織布にはその中央部の幅5cm
×長さ10cmmの領域に、打ち抜き歯によって開孔径
1mm、ピッチ2.5mmで開孔が形成されていた。こ
の開孔は平面的なものであった。この表面シートを用い
実施例1と同様にして生理ナプキンを得た。
【0056】〔性能評価〕実施例及び比較例で得られた
表面シートにおける個々の小凸部の面積、小凸部面積
率、開孔径、全開孔面積率、小凸部のピッチ、高さ、表
面シートにおける小凸部及び小凹部が形成された領域の
厚みTを前述の方法で測定した。その結果を表1に示
す。また、表面シートの風合いを以下の方法で評価し
た。更に、表面シートの液透過時間を以下の方法で測定
すると共にウエット時の耐べたつき性を評価した。これ
らの結果を表2に示す。
【0057】〔表面シートの風合い〕表面シートを見え
ない状態にして、20人の女性に表面シートを触らせ、
その風合いを評価させた。風合いは、(1)柔らかさ及
び(2)滑らかさの2つの感触で評価させた。評価は5
段階数値で行い、20人の平均値をとった。数値は大き
いほど良好であること示す。 (1)柔らかさ 5;柔らかい、4:やや柔らかい、3;どちらともいえ
ない、2:やや硬い、1:硬い (2)滑らかさ 5;滑らか、4:やや滑らか、3;どちらともいえな
い、2:ややざらつく、1:ざらつく
【0058】〔液透過時間〕実施例及び比較例で得られ
たナプキンにおける表面シートを、花王株式会社製の生
理用ナプキンであるロリエ(登録商標)から取り出した
吸収体上に載せ(表面シートの大きさは80mm×18
0mmとした)、5g/cm2の荷重下で37℃の疑似
血液10gを注入した。疑似血液がすべて透過するまで
に要する時間を測定し、3回の平均値をもって液透過時
間とした。
【0059】〔ウエット時の耐べたつき性〕前述の液透
過時間を測定した後の試料を5分間放置し、その後、表
面シートを見えない状態にして、20人の女性に表面シ
ートを触らせ、耐べたつき性を評価させた。評価は以下
の5段階で行い、10人の平均値をとった。 5;さらっとしている、4:ややさらっとしている、
3;どちらともいえない、2:ややべたつく、1:べた
つく
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】表1及び表2に示す結果から明らかなよう
に、各実施例の表面シートは、風合いが良好であり、し
かも液の透過性が良好で、ウエット時の耐べたつき性に
も優れていることが判る。これに対して各比較例の表面
シートは、液の透過性が良好ではなく、べたつき感が大
きいことが判る。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、排泄された液が素早く
透過し、液が残留しにくい吸収性物品が得られる。また
本発明によれば、着用者の肌との接触面積が小さく、ド
ライ感を有する吸収性物品が得られる。また本発明によ
れば、吸収体に吸収された液の逆戻りが防止された吸収
性物品が得られる。更に本発明によれば、肌触りが良好
であり、快適な装着感がある吸収性物品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品の一例としての生
理用ナプキンを一部破断して示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示される生理用ナプキンにおけ
る表面シートの要部拡大図である。
【図3】図3は図2における要部拡大断面図である。
【図4】図4(a)、図4(b)及び図4(c)はそれ
ぞれ、表面シートの別の形態を示す断面図(図3相当
図)である。
【図5】図5(a)及び図5(b)はそれぞれ、小凸部
及び小凹部の配置パターンの別の例を示す図(図1相当
図)である。
【図6】図6は、小凸部の形状の別の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 生理用ナプキン(吸収性物品) 2 表面シート 3 裏面シート 4 吸収体 21 小凸部 21a 頂部 22 小凹部 22a 底部 23 第1の層 24 第2の層 25a,25b,25c,25d 開孔
フロントページの続き (72)発明者 長原 進介 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B029 BB02 BB03 BB06 4C003 BA02 BA03 BA06 4C098 AA09 CC03 CC05 DD06 DD10 DD24 DD25 DD26 DD28

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シート、液不透過性の裏
    面シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体
    を有し、実質的に縦長形状の吸収性物品において、 前記表面シートは多数の曲面状の小凸部及び小凹部を有
    し、該小凸部は、これを平面視した面積の総和が前記吸
    収性物品における肌当接面の面積の5〜60%で且つ個
    々の該面積が5mm2超150mm2未満であると共に、
    該小凸部及び該小凹部が形成されている領域におけるシ
    ート厚みが1〜4mmであり、 前記小凸部及び前記小凹部は、前記吸収性物品における
    着用者の排泄部位に対応する領域を通る縦方向線又は横
    方向線に沿って配され且つ前記吸収性物品の両側部又は
    前方部及び後方部には存在していない吸収性物品。
  2. 【請求項2】 前記表面シートが不織布及びシート材か
    らなる多層構造をしており、少なくともその肌対向面が
    前記不織布から構成されている請求項1記載の吸収性物
    品。
  3. 【請求項3】 前記小凸部及び前記小凹部が、前記吸収
    性物品における着用者の排泄部位に対応する領域にのみ
    形成され、該領域の外側には該小凸部及び該小凹部が存
    在していない請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 【請求項4】 前記不織布と前記シート材とが部分的に
    接合されて、両者の接合部以外の部位では両者が離間可
    能になっている請求項2記載の吸収性物品。
  5. 【請求項5】 前記小凹部の底部に、前記表面シートを
    貫通する開孔が形成されている請求項1〜4の何れかに
    記載の吸収性物品。
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