JP3727149B2 - 両軸受リールの遠心制動装置 - Google Patents

両軸受リールの遠心制動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠心制動装置、特に、両軸受リールのスプールを遠心力により制動する両軸受リールの遠心制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
主にルアーフィッシングに用いられるベイトリールと呼ばれる両軸受リールでは、キャスティング時にスプールの回転速度が糸繰り出し速度より速くなるバックラッシュが生じないように、制動力をスプールに作用させることが一般に行われている。この種のブレーキ機構としてスプールの回転により生じる遠心力を利用してスプールを制動する遠心制動装置がある。
【0003】
この種の遠心制動装置は、一般に、リール本体に固定され内周面に制動面を有する筒状の固定部材と、固定部材の内周側に前記固定部材と同芯に配置された回転部材と、回転部材に放射状に装着された複数の制動部材とを備えている。回転部材は、スプールに連動して回転する。制動部材は、制動面に接触可能に径方向に移動自在に回転部材に装着されている。
【0004】
この遠心制動装置では、スプールが回転すると、制動部材が遠心力により径方向外方に移動し制動面と接触してスプールを制動する。この遠心力は回転速度の二乗に比例して大きくなるので、糸巻取時のようにスプールが低速回転するときには制動力があまり大きくならず、キャスティング時のようにスプールが高速回転すると大きくなる。このため、糸巻取時における抵抗が小さくかつキャスティング時に大きな制動力でバックラッシュを防止できるという特長がある。
【0005】
この種の遠心制動装置では、制動力を調整するために、径方向に移動する制動部材の数を変化させている。このため、制動面に当接可能な作用位置と当接不能な非作用位置とに制動部材を切り換えるロック機構が設けられている。このロック機構を操作するためには、従来、リール本体の側カバーをあけ、複数の制動部材を手で作用位置又は非作用位置に切り換えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
たとえば、ルアーフィッシングを行っているときに、プラグやワーム等の異なる重さのルアーを使用する場合、制動力が一定であると、ルアーの重さによりキャスティング時の飛距離が変動する。このため、重さが異なるルアーを使用する場合、重さに応じて制動力を調整するのが好ましい。しかし、前記従来の遠心制動装置では、制動力を調整する都度、側カバーをあけて移動可能な制動部材の数を増減させる必要があり、制動力の調整が煩わしい。
【0007】
本発明の課題は、両軸受リールの遠心制動装置において、制動力調整作業を容易に行えるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る両軸受リールの遠心制動装置は、両軸受リールのリール本体に装着されたスプールを遠心力により制動する装置であって、回転部材と、固定部材と、複数の制動部材と移動機構とを備えている。回転部材は、スプールに連動して回転する。固定部材は、回転部材の軸方向に移動自在にかつ回転不能にリール本体に装着され、回転部材の外周側に回転部材と同芯に配置された先拡がり円錐形状の制動面を内周面に有している。制動部材は、制動面の内周側に放射状に配置され互いに異なる移動限界位置まで移動自在に回転部材に装着され遠心力により制動面に接触可能な部材である。移動機構は、固定部材を軸方向に移動させるための機構である。
【0009】
この遠心制動装置では、スプールが回転すると、それに連動して回転部材が回転し、制動部材が遠心力により外方に移動する。そして、制動部材が制動面に接触すると、摩擦により制動力が回転部材に作用しスプールが制動される。このときの制動力は、移動限界位置に到達する前に制動面に接触可能な制動部材の数によって決まる。この制動力の調整は、固定部材を移動機構により回転部材の軸方向に移動させることで行える。ここで制動面が先拡がり円錐形状であるため、固定部材を回転部材に接近させるにつれて固定部材の制動面と制動部材との接触円の直径が小さくなり、制動部材の制動面に対する移動距離が短くなる。このため、移動限界位置が回転部材に近い制動部材であっても制動面に接触できるようになり、接触可能な制動部材の数が徐々に増加し制動力が大きくなる。逆に固定部材を回転部材から遠ざけるにつれて制動部材の制動面に対する移動距離が長くなる。このため、移動限界位置が回転部材から遠い制動部材でなければ制動面に接触できないようになり接触可能な制動部材の数が減少し制動力が小さくなる。ここでは、固定部材を移動させるという簡単な操作で遠心力による制動力を調整でき、制動力の調整作業を容易に行える。
【0010】
発明2に係る両軸受リールの遠心制動装置は、発明1に記載の装置において、制動部材は、制動面に実質的に直交する方向に移動自在に回転部材に装着されている。この場合には、制動部材が制動面に実質的に垂直に当接するので、摩擦を発生させるための垂直抗力が遠心力に等しくなる。このため、遠心力が制動力に効率よく変換される。
【0011】
発明3に係る両軸受リールの遠心制動装置は、発明2に記載の装置において、回転部材は、スプールに連動して回転する回転部と、制動面に実質的に直交するように放射状に回転部に配置された複数のガイド部とを有し、各制動部材はガイド部に異なる移動限界位置まで移動可能に装着されている。この場合には、遠心力が制動部材に作用したときの外方の移動限界位置をガイド部により規制しているので、簡単の構成で各制動部材の移動距離を規制できる。
【0012】
発明4に係る両軸受リールの遠心制動装置は、発明3に記載の装置において、ガイド部は、回転部に制動面に実質的に直交するように放射状に立設された棒状部材であり、制動部材は、棒状部材に移動自在に装着された筒状部材である。この場合には、ガイド部が棒状部材で構成され制動部材が筒状部材で構成されるので、制動部材やガイド部の構成が簡素になる。
【0013】
発明5に係る両軸受リールの遠心制動装置は、発明1から4のいずれかに記載の装置において、スプールは、スプール軸に回転不能に連結されており、回転部材は、スプール軸に回転不能に連結されている。この場合には、回転部材をスプール軸に連結するだけで回転部材とスプールとを連動させることができる。
発明6に係る両軸受リールの遠心制動装置は、発明1から5のいずれかに記載の装置において、固定部材は、リール本体にスプールの軸方向に移動自在かつ回転不能に支持される支持部と、支持部と一体で形成され制動面が設けられた円錐形状の内周面を有する本体部とを有し、移動機構は、リール本体に移動自在に装着され、リール本体の外部に露出するつまみ部と、つまみ部の移動を本体部のスプールの軸方向への移動に変換する変換機構とを有する。この場合には、外部に露出したつまみ部を移動させると、リール本体に支持された固定部材の本体部が軸方向に移動するので、制動力を外部から簡単に調整できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
〔全体構成〕
図1は、本発明の一実施形態が装着された両軸受リールの平面図である。
図に示す両軸受リールは、主にルアーフィッシングに用いられるベイトリールであり、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。ハンドル2は、板状のアーム部2aと、アーム部2aの両端に回転自在に装着された把手2bとを有するダブルハンドル形のものである。ハンドル2のアーム部2aの外側面はつなぎ目がない滑らかな面で構成されており、釣り糸が絡みにくい構造となっている。
【0015】
図2に示すように、リール本体1は、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6及び第2側カバー7と、フレーム5の前部に開閉自在に装着された前カバー10とを有している。フレーム5は、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された1対の側板8,9と、これらの側板8,9を連結する複数の連結部11とを有している。
【0016】
ハンドル2側の第2側カバー7はネジにより側板9に着脱自在に固定されている。ハンドル2と逆側の第1側カバー6は、バヨネット構造14によりフレーム5の側板8に着脱自在に装着されている。ハンドル2と逆側の側板8には、図3及び図4に示すようにスプール12が通過可能な開口8aが形成されている。また、開口8aの前方には、前カバー10を開閉自在に装着するための長孔8bが形成されている。長孔8bは、開口8aの前方に斜めに形成されており、ハンドル2側の側板9にもこの長孔8bと対向する位置に同様な長孔(図示せず)が斜めに形成されている。
【0017】
前カバー10は、図1及び図4に示すように、側カバー6,7に連続する滑らかな曲線で構成されたカバー本体10aと、カバー本体10aを側板8,9に装着するための装着脚部10bとを有している。カバー本体10aの前面には、後述するレベルワインド機構15のラインガイド27が移動可能な開口10dが形成されている。前カバー10の前下部には側板8,9に係合する係合片10eが形成されている。この係合片10eの先端には半球状の突起10fが形成されており、この突起10fが側板8,9の内側面に形成された凹穴(図示せず)を移動可能である。
【0018】
装着脚部10bは正面視コ字状の部材であり、その両先端には軸部10c(図4では側板8側のみ図示)が外方に突出している。軸部10cは、側板8,9の長孔内に延びて長孔の長手方向に移動可能である。側板8側の軸部10cは側板8からさらに外方に突出している。このような前カバー10は、側板8,9に対して、図4に示す閉位置と図5に示す開位置との間で開閉自在である。
【0019】
フレーム5内には、図2に示すように、スプール12と、スプール12内に釣り糸を均一に巻くためのレベルワインド機構15と、サミングを行う場合の親指の当てとなるサムレスト17とが配置されている。フレーム5と第2側カバー7との間には、ハンドル2からの回転力をスプール12及びレベルワインド機構15に伝えるためのギア機構18と、クラッチ機構13と、サムレスト17の操作に応じてクラッチ機構13の係脱を行うためのクラッチ係脱機構19と、ドラグ機構21と、キャスティングコントロール機構22とが配置されている。また、フレーム5と第1側カバー6との間には、キャスティング時のバックラッシュを抑えるための遠心ブレーキ機構23が配置されている。
【0020】
〔スプール部分の構成〕
スプール12は、両側部に皿状のフランジ部12aを有しており、両フランジ部12aの間に筒状の糸巻き胴部12bを有している。また、スプール12は、糸巻き胴部の内周側の軸方向の実質的に中央部に一体で形成された筒状のボス部12cを有しており、ボス部12cを貫通するスプール軸16にたとえばセレーション結合により回転不能に固定されている。この固定方法はセレーション結合に限定されず、キー結合やスプライン結合等の種々の結合方法を用いることができる。
【0021】
スプール軸16は、図3に示すように、側板9を貫通して第2側カバー7の外方に延びている。その延びた一端は、第2側カバー7に形成されたボス部29に軸受35bにより回転自在に支持されている。またスプール軸16の他端は、遠心ブレーキ機構23内で軸受35aより回転自在に支持されている。これらの軸受はシールドボールベアリングである。スプール軸16は、スプール12が固定される中央部の大径部分16aと、その両端に形成された2つの小径部分16b,16cとを有している。
【0022】
大径部分16aは、スプール12の糸巻き胴部12bの内部の空間内に配置されており、その中央部外周面にはスプール12を固定するためのセレーション16dが形成されている。大径部分16aの図3右端にはクラッチ機構13を構成する平行な面取り部16eが形成されている。
左側の小径部分16cは、さらに階段状に2段に縮径されており、その基端部には遠心ブレーキ機構23の回転部材66を固定するためのセレーション16fが形成されている。また、先端部は軸受35aによりブレーキケース65に支持されている。右側の小径部分16bには、ピニオンギア32が軸方向に移動自在に支持されている。お、スプール軸16の両端は回転抵抗の増加を抑えるために球状面になっている。
【0023】
レベルワインド機構15は、図2に示すように、1対の側板8,9間に固定されたガイド筒25と、ガイド筒25内に回転自在に支持されたウォームシャフト26と、ラインガイド27とを有している。ウォームシャフト26の端部には、ギア機構18を構成するギア28aが固定されている。またウォームシャフト26には螺旋状溝26aが形成されており、ラインガイド27がこの螺旋状溝26aに噛み合っている。このため、ギア機構18を介してウォームシャフト26が回転させられることにより、ラインガイド27はガイド筒25に沿って往復動する。このラインガイド27内に釣り糸が挿通されて釣り糸がスプール12に均一に巻き付けられる。
【0024】
ギア機構18は、ハンドル軸30に固定されたメインギア31と、メインギア31に噛み合う筒状のピニオンギア32と、前述のウォームシャフト26端部に固定されたギア28aと、ハンドル軸30に回転不能に固定され、ギア28aに噛み合うギア28bとを有している。
ピニオンギア32は、図3に示すように、側板9の外方に配置され中心にスプール軸16が貫通する筒状部材であり、スプール軸16に軸方向に移動自在に装着されている。ピニオンギア32は、図3右端側外周部に形成されメインギア31に噛合する歯部32aと、他端側に形成された噛み合い部32bと、歯部32aと噛み合い部32bとの間に形成されたくびれ部32cとを有している。噛み合い部32bは、ピニオンギア32の端面に形成された小判状の凹穴からなり、そこにスプール軸16の大径部分16aの端部に形成された面取り部16eが係止される。ここではピニオンギア32が外方に移動してその噛み合い部32bの凹穴とスプール軸16の面取り部16eとが離脱すると、ハンドル軸30からの回転力はスプール12に伝達されない。この噛み合い部32bの凹穴と面取り部16eとによりクラッチ機構13が構成される。
【0025】
サムレスト17は、図2に示すように、1対の側板8,9間の後部でスプール12後方に配置されており、クラッチ操作レバーを兼ねている。フレーム5の側板8,9には長孔(図示せず)が形成されており、サムレスト17の回転軸17aがこの長孔に回転自在に支持されている。このため、サムレスト17は長孔に沿って上下方向にスライドすることも可能である。
【0026】
クラッチ係脱機構19は、図3に示すように、クラッチヨーク40を有している。クラッチ係脱機構19は、サムレスト17の回動によりクラッチヨーク40をスプール軸16の軸芯と平行に移動させる。また、ハンドル軸30が糸巻き取り方向に回転すると自動的にクラッチ機構13がオンするようにクラッチヨーク40を移動させる。クラッチヨーク40は、スプール軸16の外周側に配置されており、2本のピン41(一方のみ図示)によってスプール軸16の軸心と平行に移動可能に支持されている。なお、スプール軸16はクラッチヨーク40に対して相対回転が可能である。すなわち、スプール軸16が回転してもクラッチヨーク40は回転しないようになっている。またクラッチヨーク40はその中央部にピニオンギア32のくびれ部32cに係合する係合部40aを有している。またクラッチヨーク40を支持する各ピン41の外周で、クラッチヨーク40と第2側カバー7との間にはスプリング42が配置されており、クラッチヨーク40はスプリング42によって常に内方(クラッチ係合側)に付勢されている。
【0027】
このような構成において、通常状態では、ピニオンギア32は内方のクラッチ係合位置に位置しており、その噛み合い部32bとスプール軸16の面取り部16eとが係合してクラッチオン状態となっている。一方、クラッチヨーク40によってピニオンギア32が外方に移動した場合には、噛み合い部32bと面取り部16eとの係合が外れクラッチオフ状態となる。
【0028】
ドラグ機構21は、図2に示すように、メインギア31に押圧される摩擦プレート45と、スタードラグ3の回転操作によって摩擦プレート45をメインギア31に所定の力で押圧するための押圧プレート46とを有している。
キャスティングコントロール機構22は、図3に示すように、スプール軸16の両端を挟むように配置された複数の摩擦プレート51と、摩擦プレート51によるスプール軸16の挟持力を調節するためのキャップ52とを有している。左側の摩擦プレート51は、ブレーキケース65内に装着されている。キャップ52は、ボス部29に埋め込まれており、特殊な工具を用いないかぎり操作できないようになっている。このキャスティングコントロール機構22は、制動力を調整する目的よりスプール軸16の軸方向のがたを少なくするために用いられる。したがって、この実施形態では、このキャスティングコントロール機構22でスプール12に制動力を作用させることはほとんどない。
【0029】
〔遠心ブレーキ機構の構成〕
遠心ブレーキ機構23は、図3に示すように、ブレーキケース65と、ブレーキケース65内に設けられスプール12に連動して回転する回転部材66と、ブレーキケース65に前後移動自在に装着され内周面に先拡がりの円錐形状のブレーキライナー70が設けられた固定部材67と、ブレーキライナー70の内周側に周方向に間隔を隔てて放射状に配置されたたとえば6個の制動部材68と、固定部材67をスプール軸方向に移動させるための移動機構69とを有している。
【0030】
ブレーキケース65は、有底短筒状の部材であり、その底部中心に外方及び内方に突出する筒状の軸受収納部65aが形成されている。ここに、スプール軸16を支持する軸受35aが収納され、その底面にキャスティングコントロール機構22の摩擦プレート51が装着されている。また、軸受収納部65aの先端(図3右端)には、フランジ65cが装着されている。フランジ65cの外径は、軸受収納部65aの外径より大きく、軸受収納部65aより径方向外方に突出している。フランジ65cは内周部で軸受35aを固定するとともに、外周部で移動機構69を構成するリターンバネ83の一端を係止している。ブレーキケース65は、第1側カバー6に2本のネジ75a,75bにより固定されている。ブレーキケース65の外周面にはバヨネット構造14を構成する突起部14aが周方向に間隔を隔てて3か所形成されている。なお、開口8aには、この突起部14aに対向する位置に係止爪14bが形成されている。係止爪14bは、開口から外方にL字形に突出して形成されている。
【0031】
ブレーキケース65の外周面には、図4に示すように、前カバー10の軸部10cの周面に当接可能な回り止め突起65bが形成されている。この回り止め突起65bは、前カバー10が閉位置にあるとき、軸部10cに当接することで第1側カバー6を回り止めするために設けられている。つまり、前カバー10の軸部10cが第1側カバー6の回り止め機能を実現している。このように、フレーム5の前部を開閉自在に覆う前カバー10により回り止めを行うことで専用の回り止め部材を設けることなく、第1側カバー6を回り止めできる。
【0032】
回転部材66は、スプール軸16にセレーション結合され回転不能に連結された回転部71と、ブレーキライナー70に実質的に直交するように放射状に回転部71に配置された、たとえば6本のガイド軸72a〜72fとを有している。回転部71は、変形筒状の部材であり、その左端部外周面には、ブレーキライナー70から所定の間隔を隔てて同芯の円錐形状のコーン面71aが形成されている。ガイド軸72a〜72fは、図3及び図6に示すように、このコーン面71aに放射状に立設されている。
【0033】
6本のガイド軸72a〜72fは、図6及び図7に示すように、その軸長さがそれぞれ異なり、たとえばガイド軸72aが一番長くそれから順に短くなりガイド軸72fが一番短い。各ガイド軸72a〜72fの基端部は、コーン面71aに固定されている。各ガイド軸72a〜72fの先端部には、制動部材68の外周側への移動を異なる移動限界位置に規制するための太径のストッパ部73が形成されている。ここで、ガイド軸72aの長さは、図7に示すように、固定部材67が最も回転部材66から離反した後退位置にあるとき外周側に移動した制動部材68の先端がブレーキライナー70に当接不能であり、かつ固定部材67が最も回転部材66に接近した前進位置にあるとき先端がブレーキライナー70に接触しない長さに設定されている。また、ガイド軸72fの長さは、固定部材67が前進位置にあるとき外周側に移動した制動部材68の先端がブレーキライナー70に当接可能な長さに設定されている。そして、中間のガイド軸72b〜72eの長さは、たとえばその間で等間隔に短くなるように設定されている。
【0034】
各制動部材68は、筒状の部材であり、遠心力によりブレーキライナー70に接触可能である。制動部材68は、ガイド軸72a〜72fにそれぞれ軸方向に移動自在に装着されている。制動部材68の内周面には、ガイド軸72a〜72fに支持される小径部68aと、ストッパ部73に支持される大径部68bとが形成されている。小径部68aの内径は、ガイド軸72a〜72fより大きくストッパ部73より小さい。大径部68bの内径は、ストッパ部73より大きい。このため、制動部材68の外周側への移動が異なる移動限界位置に規制される。
【0035】
固定部材67は、図3に示すように、回転部材66の軸方向に前後移動自在にかつ回転不能にブレーキケース65の軸受収納部65aの外周部に装着されている。なお、図3では、上側部分が後退位置に配置され下側部分が前進位置に配置された状態を示している。固定部材67は、先拡がり円錐形状のコーン部67aと、軸受収納部65aに支持される支持部67bと、支持部67bからブレーキケース65を貫通してスプール軸16に沿って外方に延びる複数のカム軸67cとを有している。これらの各部は一体形成されている。コーン部67aは、回転部材66の外周側に回転部材66と同芯に配置されており、このコーン部67aの内周面にブレーキライナー70が固定されている。支持部67bは、リング状の部材であり、その内周面にはたとえばセレーション歯が形成され、軸受収納部65aの外周面に形成されたセレーション歯に噛み合っている。このような構成により、固定部材67がブレーキケース65に前後移動自在かつ回動不能に支持される。
【0036】
移動機構69は、固定部材67を前後(スプール軸方向)に移動させるための機構であり、軸受収納部65aに回転自在に支持されたつまみ部80と、つまみ部80の回転を固定部材67の前後進運動に変換する変換機構81とを有している。つまみ部80は、第1側カバー6から外部に露出しており、リール本体1の外部から操作可能である。つまみ部80の右端面には、変換機構81を構成するカム溝82が形成されている。カム溝82は、円弧状に形成されており,その深さが回転角度で異なり、たとえば、つまみ部80が一方向に回転すると徐々に浅くなる。このカム溝82に固定部材67のカム軸67cの先端が当接している。変換機構81は、このカム溝82と、カム軸67cと、リターンバネ83とから構成されている。リターンバネ83は、フランジ65cと固定部材67の支持部67bと間で軸受収納部65aの外周側に圧縮状態で配置されており、固定部材67を図3左側(後退位置側)に付勢している。
【0037】
この移動機構69では、つまみ部80を一方向に回転させると、カム溝82にカム軸67cが乗り上げ固定部材67が図3右方に前進する。逆に他方向に回転させると、固定部材67がリターンバネ83により付勢されて後退する。ここで、ブレーキライナー70が先拡がりの円錐形状面で構成されているので、固定部材67の軸方向の移動によりブレーキライナー70と制動部材68との接触円の直径が変化する。これにより、制動部材68がブレーキライナー70に接触するまでの移動距離が変化し、ブレーキライナー70に接触可能な制動部材68の数が変化し、制動力をリール本体1の外部から簡単に調整できる。
【0038】
ここではたとえば、移動機構69により固定部材67を後退位置に配置すると全ての制動部材68がブレーキライナー70に接触できず、制動力はスプール12に作用しない。そしてつまみ部80を回転させて固定部材67を徐々に前進させ回転部材66に接近させると、制動部材68がブレーキライナー70に接触しかつ固定部材67の前進量に応じて接触する制動部材68の数が増加する。この結果、遠心ブレーキ機構23の制動力が徐々に増加する。そして、前進位置に到達すると全ての制動部材68がブレーキライナー70に接触可能になり制動力が最大になる。
【0039】
ここで遠心力は回転速度の二乗に比例して大きくなるので、遠心ブレーキ機構23における固定部材67の各位置での制動力は回転速度の二乗に比例して大きくなる。
〔リールの動作〕
通常の状態では、クラッチヨーク40はスプリング42によって内方(図3左方)に押されており、これによりピニオンギア32は、係合位置に移動させられている。この状態ではピニオンギア32の噛み合い部32bとスプール軸16の面取り部16eとが噛み合ってクラッチオン状態となっており、ハンドル2からの回転力は、ハンドル軸30、メインギア31、ピニオンギア32及びスプール軸16を介してスプール12に伝達され、スプール12が糸巻き取り方向に回転する。このとき、遠心ブレーキ機構23の制動部材68に遠心力が作用し制動部材68が径方向外方に移動するが、スプール12の回転速度が遅いため、制動力はそれほど大きくならず、ハンドル2の回転の邪魔になることはない。もし制動力を抑える必要があるのであれば、つまみ部80により固定部材67を後退位置に配置すればよい。この結果、全ての制動部材68がブレーキライナー70に当接できず、スプール12に遠心ブレーキ機構23による制動力が作用しない。
【0040】
キャスティングを行う場合には、バックラッシュを抑えるためにつまみ部80により制動力を調整する。つまみ部80を回転させて固定部材67を徐々に前進させると、制動部材68がブレーキライナー70に接触しかつ前進量に応じてその接触可能な制動部材68の数が増加する。この結果、遠心ブレーキ機構23の制動力が徐々に増加する。そして、前進位置に到達すると全ての制動部材68がブレーキライナー70に接触可能になり制動力が最大になる。
【0041】
続いて、サムレスト17を下方に押す。ここでは、サムレスト17は、側板8,9の長孔に沿って下方の離脱位置に移動する。そしてサムレスト17の移動により、クラッチヨーク40が外方に移動し、クラッチヨーク40に係合したピニオンギア32も同方向に移動させられる。この結果、ピニオンギア32の噛み合い部32bとスプール軸16の面取り部16eとのかみあいが外れ、クラッチオフ状態となる。このクラッチオフ状態では、ハンドル軸30からの回転はスプール12及びスプール軸16に伝達されず、スプール12は自由回転状態になる。クラッチオフ状態として、サムレスト17においた親指でスプールをサミングしながらスプール軸16が鉛直面に沿うようにリールを軸方向に傾けて釣り竿を振ると、ルアーが投げられスプール12が糸繰り出し方向に勢いよく回転する。
【0042】
このような状態では、スプール12の回転によりスプール軸16が糸繰り出し方向に回転し、その回転が回転部材66に伝達される。回転部材66が回転すると、制動部材68がブレーキライナー70に摺接して遠心ブレーキ機構23によりスプール12が制動されバックラッシュを防止できる。
また、万一スプール12でバックラッシュが生じても第1側カバー6がバヨネット構造14により簡単に着脱できるので、バックラッシュを容易に解消できる。この第1側カバー6の着脱手順について以下に説明する。
【0043】
通常の状態では、前カバー10は図6に示す閉位置に配置される。このとき、前カバー10の軸部10cは、長孔8bに下端に配置されている。そしてこの軸部10cにブレーキケース65に固定された回り止め突起65bが当接し、ブレーキケース65を固定した第1側カバー6は、図4の反時計回りに回転できないようになっている。
【0044】
スプール12を取り出すために、第1側カバー6を側板8から取り外す場合には、前カバー10を図5に示すように開位置に引っ張り出す。前カバー10が引っ張り出されると、前カバー10の軸部10cは長孔8bに案内されて上端に移動する。すると、回り止め突起65bから軸部10cが外れ、第1側カバー6が図5の反時計回りに回転可能になる。この状態で第1側カバー6を反時計回りに回転させると、側板8に設けられた係止爪14bから突起部14aが外れ、側板8から第1側カバー6を取り外すことができる。第1側カバー6を外すと、開口8aからスプール12を取り出すことができる。
【0045】
また、重さが異なるルアーに取り替える時には、ルアーの重さに応じてつまみ部80により制動力を調整する。ここでは、外部に露出したつまみ部80を回動するだけで遠心力による制動力を簡単に調整できる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、ガイド軸72a〜72fをブレーキライナー70に直交するように放射状に配置したが、ガイド軸72a〜72fを図8に示すように径方向に放射状に配置してもよい。この場合、制動部材68の先端にブレーキライナー70に沿うようなテーパ面68cを形成するとよい。なお、このとき、制動部材68が回転しないようにガイド軸72a〜72fを形成するとさらによい。
【0046】
(b) 制動部材68の移動限界位置を規制する構成はガイド軸72a〜72fに形成されたストッパ部に限定されるものではなく、図9に示すように、ガイド軸72は同じ長さにし、別に設けられたストッパ部材85で制動部材68を異なる移動限界位置に規制するようにしてもよい。ここでは、制動部材68の基端部に大径の鍔部68dを形成し、ストッパ部材85は鍔部68dをたとえば両側から係止する爪部85aを先端に有している。ストッパ部材85は、その爪部85aの位置が徐々に低くなるように形成され、これにより各制動部材68の移動限界位置を異ならせることができる。
【0047】
(c) 前記実施形態では、各制動部材68の移動限界位置を全て異ならせて制動力をつまみ部80の回動量に比例して変化させたが、一部の制動部材の移動限界位置を同じ位置に設定し、つまみ部の回動量に応じて制動力を急激に変化させてもよい。
【0048】
【発明の効果】
この発明によれば、制動面が先拡がり円錐形状であるため、固定部材を回転部材に接近させるにつれて制動部材の制動面と制動部材との接触円の直径が小さくなり、制動部材の制動面に対する移動距離が短くなる。このため、移動限界位置が回転部材に近い制動部材であっても制動面に接触できるようになり、接触可能な制動部材の数が徐々に増加し制動力が大きくなる。逆に固定部材を回転部材から遠ざけるにつれて制動部材の制動面に対する移動距離が長くなる。このため、移動限界位置が回転部材から遠い制動部材でなければ制動面に接触できないようになり接触可能な制動部材の数が減少し制動力が小さくなる。このように、固定部材を移動させるという簡単な操作で遠心力による制動力を調整でき、制動力の調整作業を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの平面図。
【図2】その断面平面図。
【図3】そのスプール周辺部の断面拡大図。
【図4】前カバーが閉位置での断面側面図。
【図5】前カバーが開位置での断面側面図。
【図6】遠心ブレーキ機構の回転部材の正面図。
【図7】制動部材の配置を示す模式図。
【図8】他の実施形態の図3の一部に相当する図。
【図9】他の実施形態の図7の一部に相当する図。
【符号の説明】
1 リール本体
12 スプール
16 スプール軸
23 遠心ブレーキ機構
66 回転部材
67 固定部材
67c カム軸
68 制動部材
69 移動機構
70 ブレーキライナー
71 回転部
72a〜72f ガイド軸
73 ストッパ部
80 つまみ部
81 変換機構
82 カム溝
83 リターンバネ

Claims (6)

  1. 両軸受リールのリール本体に装着されたスプールを遠心力により制動する両軸受リールの遠心制動装置であって、
    前記スプールに連動して回転する回転部材と、
    前記回転部材の軸方向に移動自在にかつ回転不能に前記リール本体に装着され、前記回転部材の外周側に前記回転部材と同芯に配置された先拡がり円錐形状の制動面を内周面に有する固定部材と、
    前記制動面の内周側に放射状に配置され互いに異なる移動限界位置まで移動自在に前記回転部材に装着され遠心力により前記制動面に接触可能な複数の制動部材と、
    前記固定部材を前記軸方向に移動させるための移動機構と、
    を備えた両軸受リールの遠心制動装置。
  2. 前記制動部材は、前記制動面に実質的に直交する方向に移動自在に前記回転部材に装着されている、請求項1に記載の両軸受リールの遠心制動装置。
  3. 前記回転部材は、前記スプールに連動して回転する回転部と、
    前記制動面に実質的に直交するように放射状に前記回転部に配置された複数のガイド部とを有し、
    前記各制動部材は前記ガイド部に異なる移動限界位置まで移動可能に装着されている、請求項2に記載の両軸受リールの遠心制動装置。
  4. 前記ガイド部は、前記回転部に前記制動面に実質的に直交するように放射状に立設された棒状部材であり、
    前記制動部材は、前記棒状部材に移動自在に装着された筒状部材である、請求項3に記載の両軸受リールの遠心制動装置。
  5. 前記スプールは、スプール軸に回転不能に連結されており、
    前記回転部材は、前記スプール軸に回転不能に連結されている、請求項1から4のいずれかに記載の両軸受リールの遠心制動装置。
  6. 前記固定部材は、
    前記リール本体に前記スプールの軸方向に移動自在かつ回転不能に支持される支持部と、
    前記支持部と一体で形成され前記制動面が設けられた円錐形状の内周面を有する本体部とを有し、
    前記移動機構は、
    前記リール本体に移動自在に装着され、前記リール本体の外部に露出するつまみ部と、
    前記つまみ部の移動を前記本体部の前記スプールの軸方向への移動に変換する変換機構とを有する、請求項1から5のいずれかに記載の両軸受リールの遠心制動装置。
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