JP3725302B2 - 田植機における苗取り量の調節装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、田植機において、苗マットよりの苗取り量の調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、田植機における苗マットよりの苗取り量の調節は、苗マットの縦方向の切取り長さ及び苗マット載台の横方向の送り軸の送り量の調節を、それぞれのハンドレバーの操作によって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のように、苗マットよりの苗取り量の調節を、縦方向及び横方向の調節用のハンドレバーをそれぞれ格別に操作していたのでは、同じ数の使用マットであっても、切取った苗マットの小片の形状が縦方向に長方形になったり、横方向に長方形になったりして、理想的な正方形状に調節することは中々困難であった。
【0004】
本発明は、このような問題点を改良するために創出されたもので、その目的とするところは、1つのハンドレバーの操作により、苗マットの縦方向及び横方向の切取り量が調節されて、理想とする切取った苗マットの小片が正方形状になるようにするにある。
【0005】
上記の目的を達成するため、本発明にあっては、縦方向の送りの調節用ハンドレバーの操作によって、横方向の送りの調節も同時に行うようにして問題点の解決を図っている。
【0006】
すなわち、本発明の田植機における苗取り量の調節装置は、苗マットの縦方向及び横方向の切取り長さによって決まる苗マットの切取り量を、苗マットの縦方向の切取り長さを調節するハンドレバーに対し、苗マットの横方向の切取り長さを決める苗マット載台の横方向の送り軸の回転速度を調節する連杆を連係した構成をとっており、苗マット載台(d)の横方向の送り軸(e)に、複数個の異なる歯数比を持つ歯車(46)(47)(48)を設け、この歯車(46)(47)(48)の何れかを回転駆動させることにより、苗マットの縦方向の切取り長さの変化量に比例して横方向の切り取り長さの変化量を有段階に変速させ、常に苗マットを正方形に切り取る構成である。
【0007】
さらに、上記の苗マットの縦方向の切取り長さを調節するハンドレバー(h)の操作に連係する作動杆(45)が、カムレバー(51)を介してカム(50)を回動させ、割プーリー(49)に対向する位置に設けられた移動プーリー(49 ' )の間隔を広狭に調節することにより、Vベルト(54)がプーリー(49)の外周から内周方向へと移動して、或いは内周から外周方向へと移動して、プーリー(52)の回転速度を変速することにより、苗マットの縦方向の切取り長さの変化量に比例して横方向の切り取り長さの変化量を無段階に変速させ、常に苗マットを正方形に切り取る構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の田植機における苗取り量の調節装置を、歩行型田植機について説明するが、基本的には乗用型田植機においても同じである。
機体前方に搭載したエンジンよりの動力源をミッションを経て車輪の駆動に用いるとともに、サイドフレームを通って苗植付ケースに至り、苗植付爪の駆動に、その一部は分岐して伝動ケースを経て苗マット載台の横方向の往復動に、さらにこの横方向の往復動の終端において苗マットの縦送りベルトの駆動に用いるようになっている。
【0009】
本発明の苗取り量の調節装置は、苗マット載台を支承する取出し枠体の上下、すなわち、縦方向の移動調節と苗マット載台の横方向の移動調節とを1つのハンドレバーで行うようにしたものである。
【0010】
すなわち、機体の操作ハンドルの例えば右側の操作ハンドルに付設している苗マットの縦方向の切取り量の調節レバーに対し、このレバーの回動による移動を調節連杆で取出し、この調節連杆の移動を段式変速(例えば高中低の3段)、又は無段変速機構を介して苗マット載台に設けた苗マット載台の横方向に往復動させる横送り軸に回転を伝えるようにしたものである。
【0011】
そして、苗マットの縦方向の切取り調節レバーの回動により、苗マット載台を、苗取出し枠体に対して縦方向の移動調節と、苗マット載台の横方向の送り軸の回転速度の変換とを1つのハンドルレバーの操作で同時に行うようにしている。
【0012】
【実施例】
図1及び図2は、本発明の苗取り量の調節装置を備えた歩行型田植機の側面図及び平面図である。
機体(a)の前方に搭載されているエンジン(1)からの動力は、伝動ケース(2)を経て分岐され、両側の中空サイドフレーム(3)、(3)内を通って苗植付けケース(4)、(4)に伝動され、これらの苗植付けケース(4)、(4)から、それぞれ植付け爪装置(b)、(b)に伝えられる。
また、上記の伝動ケース(2)からは、スイングケース(5)を経て走行車輪(6)が駆動されるようになっている。
【0013】
苗植付けケース(4)、(4)からは、後方に操作ハンドル(c)、(c)が延設されており、サイドフレーム(3)、(3)と操作ハンドル(c)、(c)の下部との間には、フロート(7)、(7)がそれぞれ吊設されている。
両操作ハンドル(c)、(c)は、後方斜め上向き傾斜状に形成されており、その傾斜部上面に、苗マット載台(d)が支設されており、これは左右横方向に往復動するようになっている。
【0014】
進行方向に対し、左側の苗植付けケース(4)の側部から後方に伝動ケース(8)が突設されており、この伝動ケース(8)の先端寄りと、右側の苗植付けケース(4)の側部から後方に突設された支持部材(9)の先端寄りとの間に、苗マット載台(d)を左右の横方向に往復動させる横送り軸(e)が設けられている。
横送り軸(e)の周面には、エンドレスのクロス状溝(10)が設けられており、その溝(10)には摺動滑り子(11)が係入されており、この摺動滑り子(11)の先端部(12)は、苗マット載台(d)の裏面中央に設けた係合部(13)に係合し、横送り軸(e)の回転により、これのエンドレスのクロス状溝(10)に係入している摺動滑り子(11)の移動により、苗マット載台(d)を横方向に移動するようになっている。
【0015】
この苗マット載台(d)の横方向の移動の最終端において、横送り軸(e)に関連して回動カム(14)を回転し、この回転により苗マット載台(d)側の回転カム(15)が回転する。
この回転により苗マット載台(d)側の裏面に設けたロール(16)が回転するようになっている。
このロール(16)と同様なロール(16’)が苗マット載台(d)の裏面上方にも設置されており、これらのロール(16)、(16’)は、苗マット載台(d)の表側に僅かに突出していて、苗マットを支える働きをし、これらのロール(16)、(16’)のそれぞれの軸には、オープンにベルトがかけられている。
このロール(16)の回転により、ベルトを介してロール(16’)と共に、苗マットを一定量、下方、すなわち縦方向に送るようになっている。
【0016】
苗マット載台(d)には、その下端近くと上方とにガイドレール(17)と(17’)とが設けられており、このガイドレール(17)には、その下面に角型支持レール(18)が嵌設されている。
このような状態にある苗マット載台(d)は、苗を取出すL字形の取出し枠体(f)に近接した状態にあり、苗マット載台(d)は、横送り軸(e)の回転によって、取出し枠体(f)にそいながら苗マットを切取りつつガイドレール(17)が角型支持レール(18)上を摺動するようになっている。
この角型支持レール(18)は、その両端が操作ハンドル(c)、(c)の下方の水平部の位置において支持されている。
【0017】
この角型支持レール(18)の両側における操作ハンドル(c)、(c)に対しての支持装置(g)は、図3、図5に示すような構成となっている。すなわち、操作ハンドル(c)には、その上面側において、機体(a)の進行方向に板状のブラケット(19)が突設されており、このブラケット(19)の内側には、支持板(20)が、また外側には支持アーム(21)が添設されている。
これらのブラケット(19)及び支持板(20)の重なった長孔(22)には、支持アーム(21)に植設されたボルト(23)、(23)がそれぞれ挿通され、ばねを介してナットで固定されている。
支持アーム(21)の先端は、支持部材(24)を介して前記の角型支持レール(18)内に当接している。
板状のブラケット(19)及び支持板(20)には、重なった状態でそれぞれ凹入部(25)が設けられている。
【0018】
苗マット載台(d)を上下方向、すなわち縦方向に移動させるハンドレバー(h)は、図3に示すように操作ハンドル(c)に設けられている。
このハンドレバー(h)の先端を、その2又部をもって、操作ハンドル(c)から突設したピン(26)に嵌合して回動自在に設け、図4に示すように、ハンドレバー(h)は、操作ハンドル(c)から突設した円弧状の案内板(27)の長手方向の溝内を回動するようになっており、一定角度を回動したところで係止されるようになっている
ハンドレバー(h)の先端部には横リンク(28)が設けられており、この先端に、下方に向かって縦リンク(29)が連結されている。
【0019】
この縦リンク(29)の下端には、横方向に作動リンク(30)が連結されている。
この作動リンク(30)には、図5に示すように、先端側に作動軸(31)が支持アーム(21)を貫通して内側に突設しており、この作動軸(31)には、両側の操作ハンドル(c)、(c)に設けられた板状のブラケット(19)と(19)との間にわたって回動軸(32)が設けられており、この回動軸(32)は、その基部が、作動軸(31)の支持板(20)より突出した部分に溶着されている。
また回動軸(32)は、その両側において、ブラケット(19)、(19)、支持板(20)、(20)の凹入部(25)を通して支持アーム(21)、(21)に植設したクランク軸(33)、(33)に溶着されている。
【0020】
従って、ハンドレバー(h)の回動により、横リンク(28)、縦リンク(29)、作動リンク(30)、作動軸(31)、回動軸(32)、クランク軸(33)を経て、支持アーム(21)、(21)を、ボルト(23)、(23)をガイドに長孔(22)、(22)にそって移動させる。
この移動によって支持アーム(21)の先端に固定の支持部材(24)は上下動して、これに嵌合の角型支持レール(18)を介してガイドレール(17)、すなわち苗マット載台(d)を上下方向、すなわち縦方向に移動する。
【0021】
このとき、苗マット載台(d)の横送り軸(e)の周面のエンドレスのクロス溝(10)に係合して横方向に移動する摺動滑り子(11)の先端部(12)は、苗マット載台(d)の裏面に設けられた係合部(13)に係合しているが、この係合部(13)は苗マット載台(d)の縦方向の移動にも、その係合が外れないように長くなっている。
また、苗マット載台(d)の横方向の移動の安定を計るために、苗マット載台(d)の裏面の上方に設けたガイドレール(17’)には、操作ハンドル(c)、(c)より突設している転子(34)、(34)が嵌合されて案内するようになっているが、この場合も、苗マット載台(d)の縦方向の移動においてもガイドに支障を生ずることがないようになっている。
【0022】
次に、伝動ケース(8)を経て、横送り軸(b)への伝動は、以下のような構成によって行われる。
苗植付けケース(4)内から、伝動ケース(8)を経て横送り軸(e)への伝動は、苗植付けケース(4)内のスプロケットと伝動ケース(8)の屈曲部に設けられた中間軸のスプロケットと、この中間軸の他のスプロケットと伝動軸(i)のスプロケット(35)との間には、それぞれチェーンがかけれて駆動されるようになっている。
【0023】
この伝動軸(i)と中間の変速軸(j)との間には、歯車(36)、(37)によって伝動されるようになっている。
変速軸(j)には軸方向に長溝(38)があり、この長溝(38)にそって、シフター装置(k)が摺動するようになっており、このシフター装置(k)の先端の係止部(39)が、この変速軸(j)に遊嵌されている小、中、大の歯車(40)、(41)、(42)の何れかの歯車の溝に係合して、その歯車が変速軸(j)と共に回転するようになっている。
シフター装置(k)の基部には、凹状のリング(43)が嵌合されており、このリング(43)の凹部には作動リング(44)が嵌合されている。
【0024】
この凹状リング(43)は、変速軸(j)の長溝(38)に嵌合しているシフター装置(k)と一緒に回転するが、凹状リング(48)に嵌合されている作動リング(44)は回転しない。
この作動リング(44)には、伝動ケース(8)外から分岐して連係された作動杆(45)が連係されており、この作動杆(45)は、ハンドレバー(h)の縦リンク(29)に設けた突子(29’)に連係されていて、この縦リンク(29)の上下方向の移動が変換されて作動杆(45)を変速軸(j)方向に移動するようになっている。
この作動杆(45)の軸方向の移動によって、シフター装置(k)は軸方向に移動して、遊嵌歯車(40)、(41)、(42)の何れかを選択して回転を伝える。
【0025】
この変動軸(j)の遊嵌歯車(40)、(41)、(42)は、横送り軸(e)の基部側(e’)に固定されている歯車(46)、(47)、(48)それぞれ噛合っている。
従って、シフター装置(k)によって遊嵌歯車(40)、(41)、(42)の何れかが選択されると、選択された歯車、例えば歯車(40)と噛合っている歯車(46)に回転を伝える。
歯車(46)、(47)、(48)の何れかによって回転される横送り軸(e)は、その回転速度が、噛合わされた歯車の歯数比によって異なるものである。
【0026】
以上の説明は、苗マット載台(d)の横送り軸(e)の回転を、低、中、高の3段変速で行う装置(m)についてであるが、以下は、無段変速で行う装置(n)についてである。
図7に示すように、伝動軸(i)と横送り軸(e)の基部側(e’)との間に無段変速装置(n)を設ける。
この無段変速装置(n)としては、スプロケット(35)によって駆動される伝動軸(i)に割プーリー(49)とカム装置(50)とが設けられており、カム装置(50)の固定カム(50’)に対し、回動カム(50”)がカムレバー(51)によって回動するとき、割プーリー(49)の移動側プーリー(49’)が移動するようになっている。
また、横送り軸(e)の基部側(e’)には、上記の割プーリー(49)に対向する位置に割プーリー(52)が設けられており、割プーリー(52)の移動プーリー(52’)と伝動ケース(8)との間にスプリング(53)が設けられていて、割プーリー(49)と割プーリー(52)との間にはVベルト(54)がかけられている。
【0027】
このような構成の無段変速装置(n)は、操作ハンドル(c)に付設されているハンドレバー(h)の作動によって、このハンドレバー(h)に連係する作動杆(45)が、カムレバー(51)に連結されており、このカムレバー(51)が回動することにより、回動カム(50”)は固定カム(50’)に押されて軸方向に移動し、移動側プーリー(49’)と回動側プーリー(49”)との間隔を狭める。これによりVベルト(54)は、割プーリー(49)の外周の方向に移動するから、逆にVベルト(54)は、割プーリー(52)側において、移動プーリー(52’)をスプリング(53)に抗して押圧し、割プーリー(52)の軸側に割込むようになり、これによって横送り軸(e)を無段に変速する。
【0028】
以上のように、本発明の田植機における苗取り量の調節装置は、ハンドレバー(h)の操作により、縦リンク(29)を介して作動リンク(30)を回動し、この作動リンク(30)のクランク軸(33)により支持アーム(21)を回動し、この回動により支持アーム(21)の先端部の支持部材(24)を上下動させ、この移動により支持部材(24)が嵌合している角型支持レール(18)を介して、これに嵌合している苗マット載台(d)に設けられたガイドレール(17)、延いては苗マット載台(d)を上下動させる。これにより、苗マットの縦方向の切取り長さが調節される。
【0029】
一方、ハンドレバー(h)の操作は、これに連係する縦リンク(29)の分岐突子(29’)に連係する作動杆(45)により、これに連結するシフター装置(k)の作動リング(44)の作用により、3段変速装置(m)を介して、又は、作動杆(45)が連結するカム装置(50)の作動により、無段変速装置(n)を介して、横送り軸(e)の回転を変速し、苗マット載台(d)の送り量の変化によって苗マットの横方向の切取り長さを調節する。
【0030】
苗マットの横方向の切取りは、苗取出し枠体(f)の植付け爪の通る開口部と、植付け爪とが常に一定であっても、苗マットの苗取出し枠体(f)の開口部に送出される量は、苗マット載台(d)の横送り軸(e)の回転速度によって異なるから、苗マットの切取り量は、この苗マットの縦方向の移動量と苗マットの横方向の送り速度によって決定される。
【0031】
本発明にあっては、1つのハンドレバー(d)の操作によって、苗マットの縦方向の切取り量と、横方向の切取り量とが同時に調節され、しかも切取り量が縦方向が大きいときは、横方向の切取り量も大きく、逆に縦方向が小さいときは、横方向も小さく、苗マットの切取り片は、正方向に近いように配慮されている。
【0032】
【発明の効果】
本発明の田植機における苗取り量の調節装置は、操作ハンドルに設けたハンドレバーを操作することにより、これに関連して、苗マット載台を縦方向に移動して、苗マットの縦方向の切取り長さを調節するとともに、このハンドレバーより分岐して連係する作動杆により苗マット載台の横方向の送り軸の回転を、複数の歯車(46)(47)(48)の何れかを回転駆動させることにより、苗マットの縦方向の切取り長さの変化量に比例して横方向の切り取り長さの変化量を有段階に変速させ、常に苗マットを正方形に切り取る。
また、ハンドレバー(h)の操作に連係する作動杆(45)が、カムレバー(51)を介してカム(50)を回動させ、割プーリー(49)に対向する位置に設けられた移動プーリー(49 ' )の間隔を広狭に調節することにより、Vベルト(54)がプーリー(49)の外周から内周方向へと移動して、或いは内周から外周方向へと移動して、プーリー(52)の回転速度を変速することにより、苗マットの縦方向の切取り長さの変化量に比例して横方向の切り取り長さの変化量を無段階に変速させ、常に苗マットを正方形に切り取る。
これによって横方向の切取り長さを調節することを、1つのハンドレバーの操作で行うようにしたものであるから、従来のように縦、横2つのハンドレバーを各別に調節するわずらわしさはなく、常に切取られた苗マットは正方形に近いものとなり、植付けタイミングが狂うことがなく、苗マット載台の横方向の送りが無段変速の場合は、縦送りがどんな状態でも、常に理想的な送りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置を備えた田植機の側面図
【図2】同上の平面図
【図3】要部の側面図
【図4】ハンドレバー部分の側面図
【図5】要部を裏面側からみた説明的図面
【図6】3段変速装置部の断面図
【図7】無限変速装置部の断面図
【符号の説明】
a 機体
b 植付け爪装置
c 操作ハンドル
d 苗マット載台
e 横送り軸
f 苗取出し枠体
g 支持装置
h ハンドレバー
i 伝動軸
j 変速軸
k シフター装置
m 3段変速装置
n 無段変速装置
3 中空サイドフレーム
4 植付けケース
6 走行車輪
8 伝動ケース
10 エンドレスのクロス溝
11 摺動滑子
12 先端部
13 係合部
14、15 回転カム
16、16’ ロール
17 ガイドレール
18 角型支持レール
19 板状のブラケット
20 支持板
21 支持アーム
22 長孔
23 ボルト
24 支持部材
25 凹入部
27 案内板
28 横リンク
29 縦リンク
29’ 分岐突子
30 作動リンク
31 作動軸
32 回動軸
33 クランク軸
34 転子
35 スプロケット
36、37 歯車
38 長溝
39 係止部
40、41、42 歯車
43 凹状リング
44 作動リング
45 作動杆
46、47、48 歯車
49 割プーリー
50 カム装置
51 カムレバー
52 割プーリー
53 スプリング
54 Vベルト
Claims (2)
- 苗マットの縦方向の切取り長さを調節するハンドレバー(h)に対し、苗マットの横方向の切取り長さを決める苗マット載台(d)の横方向の送り軸(e)の回転速度を調節する連杆を連係した苗取り量の調節装置であって、苗マット載台(d)の横方向の送り軸(e)に、複数個の異なる歯数比を持つ歯車(46)(47)(48)を設け、この歯車(46)(47)(48)の何れかを回転駆動させることにより、苗マットの縦方向の切取り長さの変化量に比例して横方向の切り取り長さの変化量を有段階に変速させ、常に苗マットを正方形に切り取ることを特徴とする田植機における苗取り量の調節装置。
- 苗マットの縦方向の切取り長さを調節するハンドレバー(h)に対し、苗マットの横方向の切取り長さを決める苗マット載台(d)の横方向の送り軸(e)の回転速度を調節する連杆を連係するとともに、苗マット載台(d)の横送り軸(e)に設けたプーリー(52)は、Vベルト(54)を介したベルト駆動により回転し、苗マット載台(d)を横方向に移動させる苗取り量の調節装置であって、ハンドレバー(h)の操作に連係する作動杆(45)が、カムレバー(51)を介してカム(50)を回動させ、割プーリー(49)に対向する位置に設けられた移動プーリー(49 ' )の間隔を広狭に調節することにより、Vベルト(54)がプーリー(49)の外周から内周方向へと移動して、或いは内周から外周方向へと移動して、プーリー(52)の回転速度を変速することにより、苗マットの縦方向の切取り長さの変化量に比例して横方向の切り取り長さの変化量を無段階に変速させ、常に苗マットを正方形に切り取ることを特徴とする田植機における苗取り量の調節装置。
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