JP3721288B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一台で3升、4升、5升と大量に炊飯を行う業務用の炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の炊飯器は、炊飯器本体の前面開口部から本体内に内釜を出し入れ自在に収納するとともに、内釜をその外側下部に設けた加熱用熱源により加熱して炊飯するようにしていた。
【0003】
上記加熱用熱源として、従来は電磁誘導加熱コイルを用いたものやシーズヒータ等の電熱ヒータを用いたものがあるが、内釜自体が発熱する前者と異なり、後者の電熱ヒータを用いたものは、特にヒータからの熱が周囲に放散してしまうものであった。
【0004】
しかるに業務用の炊飯器においては、加熱用熱源を固定金具にて取付台に固定しているため、炊飯時に取付台が加熱用熱源より放散される熱を受け、熱膨張で反ってしまうことから取付台に数多くのシャフト等のフレームを溶接又はねじ等で固定し強制的に反りを防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構造では、強度確保のためフレームに高価な棒材等よりなるシャフトを使用したり、溶接を行うことからコストが高くなってしまい、また熱膨張による応力を、強制的にフレームにより防いで反りを防止しているため、経時変化による品質低下が問題となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる従来の欠点を解決するために本発明は、炊飯器本体内に出し入れ自在に収納される内釜と、この内釜の上面開口部を覆う蓋と、本体から内釜を取り出すときに開く扉と、内釜の外側底部に設けられて内釜を加熱する加熱用熱源と、この加熱用熱源を固定する固定金具と、これらの加熱用熱源部を取り付けるために本体内の下部に設けた略水平の取付台と、炊飯時に内釜の釜底温度を検出する温度センサーとを備えた炊飯器において、前記取付台の表面に設けられた放射状あるいはサークル状よりなるスリット状の穴と、前記加熱用熱源部と前記取付台との間に前記取付台にスペーサーを介在して設けられたレフ板と、このスペーサーに支持金具により略水平のレフ板をスペーサーから脱落することなく、かつ自由に動くことが出来る程度に前記レフ板の固定具貫通孔と支持金具との間に隙間を設けたものである。
【0007】
さらに、取付台の下部に複数個のスペーサーを介してフレームを備えたものである。
【0009】
このような構成としたことにより、炊飯時における加熱用熱源の熱による取付台の熱膨張による応力を逃がすことが出来るため、取付台に強度確保のための高価なシャフトのフレームを使用して溶接等により取り付ける必要がなく、また、経時変化も少なく長期間にわたり品質が安定した製品を安価に提供することができるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1では、炊飯器本体内に出し入れ自在に収納される内釜と、この内釜の上面開口部を覆う蓋と、本体から内釜を取り出すときに開く扉と、内釜の外側底部に設けられて内釜を加熱する加熱用熱源と、この加熱用熱源を固定する固定金具と、これらの加熱用熱源部を取り付けるために本体内の下部に設けた略水平の取付台と、炊飯時に内釜の釜底温度を検出する温度センサーとを備えた炊飯器において、前記取付台の表面に設けられた放射状あるいはサークル状よりなるスリット状の穴と、前記加熱用熱源部と前記取付台との間に前記取付台にスペーサーを介在して設けられたレフ板と、このスペーサーに支持金具により略水平のレフ板をスペーサーから脱落することなく、かつ自由に動くことが出来る程度に前記レフ板の固定具貫通孔と支持金具との間に隙間を設けたものである。
【0011】
また、請求項2では、取付台の下部に複数個のフレームをスペーサーを介して取り付けたものである。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施例を施した炊飯器の外観を示した斜視図、図2は同じく炊飯器の要部の正面断面図、図3は炊飯器要部の側面断面図、図4は取付台の斜視図を示すものである。
【0014】
図において、1はステンレス板よりなる箱型の炊飯器本体である。2は中に米と水等の被調理物を入れて炊飯等の加熱調理を行う内釜で、3升、4升、5升と大量の炊飯が可能であり、本体1の前面開口部から本体1内に出し入れ自在に収納されている。3は内釜2の上面開口部を覆う蓋、4は本体1の前面開口部を塞ぐ縦開きの扉である。
【0015】
5は電熱ヒータよりなる加熱用熱源で、内釜2の外側下部に設けられており、内釜2の底径より大きい渦巻状のシーズヒーターにより構成されている。
【0016】
6はこの加熱用熱源5を載置して固定する固定金具で、熱源5と一体で加熱用熱源部5aを構成している。
【0017】
7は本発明に係る取付台で、その外周端縁部を下向きに直角に折り曲げて本体1の内周面に固定することにより、本体1内の下部に略水平状態に設置されている。また、取付台7には、表面に放射状あるいはサークル状よりなるスリット状の穴7aが強度的に問題とならない程度に設けてある。
【0018】
さらに、取付台7の下部(裏面側)には∩形のフレーム10を、フレーム10への熱の伝わり防止のため、スペーサー13を介してネジ等による固定用部品14により固定して強度を向上している。
【0019】
8は炊飯時に内釜2の釜底温度を検出する温度センサーで、取付台7及び熱源部5aの中央を貫通して内釜2の底面中央部に弾接している。
【0020】
9はレフ板で、加熱用熱源5からの熱が取付台7に伝わるのを防止するためのものであり、加熱用熱源部5aと取付台7との間に略水平に介在されており、その外周縁部を上向きに立ち上げて加熱用熱源部5aを囲っている。また、このレフ板9は図示しないが、熱膨張による歪を緩和するために、前記した取付台7に設けたスリット状の穴7aと同様に表面に放射状又はサークル状をなすスリット状の穴と固定具貫通孔9aが夫々複数個設けられている。
【0021】
そして、このレフ板9は固定具貫通孔9aと対向した取付台7上にスペーサー11を固定し、このスペーサー11に固定具貫通孔9aの上からネジ頭が固定具貫通孔9aの直径より大きく、ネジ部の直径が小さい支持金具(ネジ)12によりレフ板9が自由に動くように隙間を保持して緩く取り付けられている。
【0022】
なお15は炊飯器本体1の前面で扉4の隣に設けた操作部である。
【0023】
本発明は以上の構成よりなり、扉4を開けて炊飯器本体1内に被加熱物(米と水)を入れた内釜2をセットし、操作部15を操作して炊飯を行うと、加熱用熱源5であるシーズヒーターに通電され、内釜2が加熱される。
【0024】
また、シーズヒーター5の輻射熱がレフ板9により緩和されつつも取付台7が加熱されるが、表面に放射状又はサークル状に、強度的に問題とならない程度のスリット状の穴7aがあるため、取付台7の熱膨張による応力が緩和され、取付台7の反りを長期間にわたり抑制できるものである。
【0025】
また、取付台7の下部に取り付けられたフレーム10は、スペーサー13を介しているためフレーム10への熱の伝わりを最小限にすることでフレーム10の熱膨張を押さえ、フレーム10の本来の目的である取付台7の強度向上を果たすことが出来るものである。
【0026】
またこの炊飯中、レフ板9は発熱容量の大きい加熱用熱源5によって加熱されるが、取付台7に支持金具12により自由に動く程度に緩く締め付けて取り付けられていることと、熱効率低下に影響ない程度、すなわち取付け台7の下側に熱が逃げない程度の大きさのスリット状の穴が設けられていることにより、熱膨張による歪みが緩和され、レフレクタとしての役割を十分に果たすことができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は内釜を加熱する加熱用熱源と、この加熱用熱源を取り付けるための取付台とを設け、また加熱用熱源と取付台の間にレフ板を取り付け、加熱用熱源から取付台への熱の伝わりを防止し、さらに取付台の表面にスリット状の穴を設けたことにより、炊飯時における加熱用熱源の熱により取付台が熱膨張した応力を逃がすことが出来るため、取付台に強度確保のための高価なシャフトのフレームを使用して溶接等により取り付ける必要がなくなり、また経時変化も少なく長期間にわたり品質が安定した製品を安価に提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を施した炊飯器の外観を示した斜視図である。
【図2】同炊飯器の要部を断面した正面断面図である。
【図3】同炊飯器の要部の側面断面図である。
【図4】取付台の斜視図である。
【符号の説明】
1 炊飯器本体(本体)
2 内釜
4 扉
5 加熱用熱源(シーズヒーター)
5a 加熱用熱源部
6 固定金具
7 取付台
7a スリット状の穴
8 温度センサー
9 レフ板
10 フレーム
11 スペーサー
12 支持金具(ネジ)
13 スペーサー
Claims (2)
- 炊飯器本体内に出し入れ自在に収納される内釜と、この内釜の上面開口部を覆う蓋と、本体から内釜を取り出すときに開く扉と、内釜の外側底部に設けられて内釜を加熱する加熱用熱源と、この加熱用熱源を固定する固定金具と、これらの加熱用熱源部を取り付けるために本体内の下部に設けた略水平の取付台と、炊飯時に内釜の釜底温度を検出する温度センサーとを備えた炊飯器において、前記取付台の表面に設けられた放射状あるいはサークル状よりなるスリット状の穴と、前記加熱用熱源部と前記取付台との間に前記取付台にスペーサーを介在して設けられたレフ板と、このスペーサーに支持金具により略水平のレフ板をスペーサーから脱落することなく、かつ自由に動くことが出来る程度に前記レフ板の固定具貫通孔と支持金具との間に隙間を設けたことを特徴とする炊飯器。
- 取付台の下部に複数個のフレームをスペーサーを介して取り付けたことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
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JP26283799A JP3721288B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26283799A JP3721288B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 炊飯器 |
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JP2001078888A JP2001078888A (ja) | 2001-03-27 |
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ID=17381317
Family Applications (1)
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JP26283799A Expired - Fee Related JP3721288B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 炊飯器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3721288B2 (ja) |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26283799A patent/JP3721288B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001078888A (ja) | 2001-03-27 |
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