JPH03134411A - 電気コンロ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭用調理器具でちる電気コンロに関するも
のである。

従来の技術 従来のこの種の電気コンロは、例えば実開昭６３−１４
９０８号公報に示されているように、第５図のような構
造になっていた。すなわち、ワークトップ１ｏ１に設け
られた取付穴１０２にはめ込み固定した取付枠１０８に
、電気コンロ本体１０３の上面を構成し、下方が開口し
た箱状の天板１０４の側面に設けた貫通穴１０５に取付
用のねじ１０６をさし込み電気コンロ本体１０３を固定
する構成となっている。１０７は天板１０４上方に設け
られた発熱体である。この場合一般的に美観及び耐熱性
の点から天板１０４はホーロー処理を施した鋼板が用い
られる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような構成では、発熱体１０７に通
電し加熱すると、天板１０４は加熱され、天板１０４の
温度上昇にともない天板１０４からの輻射熱によシミ気
コンロ本体１０３の内部の温度が上昇し、電気コンロ本
体１０３内に設けられた電装部品が熱の影響を受け、故
障する等の問題があった。また天板１０４からの電気コ
ンロ本体１０３内への輻射熱を少なくするために反射率
のすぐれた鋼板を天板１０４に使用すると、ワークトッ
プ１０１の色や光沢とマツチングせず美観をそこなう等
の問題があった。さらにホーロ処理された天板１０４を
取付枠１０Ｂにねじ１０６で締め付けて、ワークトップ
１０１に固定すると、ねじしめ部分の天板１０４に部分
的に力が加わシ、天板１０４のホーローが欠けるといっ
た問題があった。またねじ１０６のねじ頭が目立ちにく
いように、側面からねじしめをするために、電気コンロ
本体１０３を壁面近くに設置する場合はねじ１０６がし
めつけにくいという問題があった。

本発明はこのような課題を解決するためになされたもの
で、電気コンロ本体内の温度上昇を少なくすることを第
１の目的とする。第２の目的は天板のホーローの欠けを
防止するとともに、電気コンロ本体のワークトップへの
取付けを容易にし、美観のすぐれた電気コンロを提供す
ることにある。

第３の目的は水対策を施して安全性を高めることにある
。

課題を解決するための手段 上記第１の目的を達成するために本発明は、中央に開口
部を設けた天板と、この天板の中央開口部に設置された
汁受皿と、この汁受皿の上方に位置してヒンジ部によシ
、回動自在に枢支され、かつ発熱体を保持した略格子状
の枠体と、前記汁受皿の下方に位置して配設され、かつ
前記天板の中央開口部の周縁より外周部が外側に位置し
、上方が開口した箱状の遮熱板と、ワークトップの内周
縁に固定された取付枠とを有し、前記天板はホーロー処
理を施した鋼板で、また前記遮熱板は反射率のすぐれた
耐食性のよい鋼板で構成したものである。

また、第２の目的を達成するために、ワークトップの内
周縁に固定された取付枠に設けたねじ穴に対向する位置
の遮熱板に貫通穴を設け、遮熱板を前記取付枠にねじ止
めさせたものである。

また、第３の目的を達成するために遮熱板に凸部を設け
、この凸部上面に貫通穴を設けるとともに、箱状遮熱板
の側面に切欠きを設け、この切欠きの底辺が前記凸部よ
り低い位置に設けたものである。

作　　用 上記構成によれば、発熱体に通電し加熱しても、天板中
央開口部に設けた反射率のすぐれた遮熱板によシ、遮熱
下方側への輻射熱を少なくすることができ、遮熱板の下
方部分の温度上昇を小さくすることができる。

また、遮熱板と取付枠をねじ止めする構成によシ、天板
のホーロー欠けの危険性がなく、美観を損じることなく
電気コンロを容易にワークトップに取付けることができ
る。また、天板上で誤って水をこぼしても、遮熱板で受
けることができ、遮熱板に設けた凸部に設けた貫通穴は
遮熱板の側面に設けた切欠きの底辺よシ上方にあシ、こ
ぼした水が多量の場合は、切欠き部よシ排水され、遮熱
板下方に設けられた電装部品等に水がかかることを防ぐ
ことができるとともに、切欠き位置によシ排水位置が定
まり、安全性のすぐれた、また使い勝手のよい電気コン
ロを提供することができる。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。第１図〜第４図において、１は電気コンロで、この電
気コンロ１は発熱体２，２．４を保持した略格子状の枠
体５からなる天面部と、ローーｘ夕部ｅと操作部７から
なる本体部で構成している。

まず天面部は中央に開口部８ａを設けた天板８を有し、
この天板８の中央開口部８ａには汁受皿９が着脱自在に
設置され、かっこの汁受皿９の上方に位置して天板８の
後方側にヒンジ部１ｏにより前記略格子状の枠体５が回
動自在に枢支され、そしてこの枠体５には発熱体受金具
１１により一部を咬めて取付けられた発熱体２，３．４
が保持されている。また発熱体３，４の中央部には温度
センサー３ａ、４ａが配設されておシ、さらに枠体６と
発熱体２，３．４の間には支持台１２，１３゜１４が取
付けられ、かつこの支持台１２，１３゜１４上に略格子
状の鍋置き台１５，１６，１７が着脱自在に配設されて
いる。特に鍋置き台の支持台１２．１３は裏面が開閉て
きる箱状に構成されておシ、発熱体端子部、リード線お
よびセンサーリード線はこの箱状の支持台１２．１３に
挿入され、熱や汚れ物などが直接かからないようにカバ
ーされている。

前記汁受皿９などの掃除をするために、前記枠体５を第
４図に示すように、上方へ開いた際、枠体６は枠体支持
棒１９によシ支えられる。そしてこの枠体支持棒１９も
着脱可能に構成されているものである。

一方、本体部は、引出し式のロースタ部６と操作部７お
よび筐体で構成しておシ、２ｏはロースタ部６のガラス
窓、２１は把手である。また操作部７と発熱体２，３．
４との電気的接続を行なうリード線は、天面部のヒンジ
部１０の近傍に設けられたバーリング穴を通って本体部
内に挿入され、操作部７に接続されている。

次に本発明の主要部になるところ第１図および第２図に
基づいて説明する。中央に開口部８ａを設けた天板８は
ホーロー処理を施した鋼板で構成され、外周縁部にバッ
キング２２を設置し、このバッキング２２を介してシス
テムキッチンｅ［成する木質時のワークトップ２３上に
載置され、かつ天板８の内側には枠体５が配設され、さ
らに天板８の中央開口部８ａの下方には汁受皿９が配設
され、さらにまた汁受皿９の下方裏側には、上方が開口
した箱状の遮熱板２４が配設されておシ、この遮熱板は
反射率のすぐれた耐食性のよい鋼板で構成されている。

そして前記遮熱板２４の外周部は前記天板８の中央開口
部８ａの周縁よシ外側に位置しており、天板８の中央開
口部８ａの周縁部分に溶接された固定金具２６に遮熱板
２４はねじ２７によシ天板８に取付けられている。また
前記ワークトップ２３の内周縁には取付枠２６を固定し
、この取付枠２６に溶接されたＬ字形の取付金具２８に
設けたねじ穴２８ａに対向する遮熱板２４面に貫通穴２
４ａを設け、貫通穴２４＆を貫通してねじ穴２８ａにね
じ２９によシ遮熱板２４は取付枠２５に固定されている
。また第２図に示すように遮断板にはロースタ一部６か
らの発生する熱を排気する排気穴２４ｂが設けられてい
るが、この２４ｂは遮熱板２４底面よシ突出した凸部２
４Ｃの上面に設けられている。また取付金具２８のねじ
穴２８ａに対応する位置に設けられた貫通穴２４ａも遮
熱板謳の底面より突出した凸部２４ｄの上面に設けられ
ている。さらに箱状遮熱板２４の側面には切欠き２４ｅ
が設けられてお９、この切欠き２４ｅの底辺は前記凸部
２４ｃ及び凸部２４ｄの上面より低い位置になっている
。

上記構成とすることによシ、発熱体２，３．４に通電を
行ない、発熱体２，３．４が発熱し、輻射熱によシ汁受
皿９が加熱され高温となシ、汁受皿９から輻射熱が発生
し、遮熱板２４へ輻射熱が到達するが、遮熱板２４は反
射率のすぐれた鋼板で構成されているためこの輻射熱を
反射させるため、遮熱板２４の下方に設置されたロース
タ一部６及び操作部７への輻射熱を少なくすることがで
き、ロースタ一部θ及び操作部子の温度上昇中が少なく
なジロースタ一部６及び操作部子内の電装部品への熱の
影響が少なく故障する等の恐れが少ない。また遮熱板２
４は汁受皿９に覆われ外観には表われず、さらに天板８
はホーロー処理を施しているのでワークトップ２３と光
沢や色が合わせやすく、美観を保つことができる。

また、ワークトップ２３に電気コンロ１を取付けを行う
時は、枠体５を開き、汁受皿９を外して、遮熱板２４に
設けた貫通穴２４ａにねじ２９をしめつければ、遮熱板
２４はワークトップ２３に取付けられた取付枠２５に固
定され、天面部が取付けられる。ねじ２９は上方からし
め付は作業ができ、作業かやシやすい。またねじ２９は
遮熱板に取付ける構成であるのでホーロー処理を施した
天板８に力が加わらないので、ホーロー欠けの恐れもな
く外観を損じることがない。

また、天面部で水を誤ってこぼしても、水は汁受皿９に
貯水されるが、天板８からこぼれた水は、汁受皿９と天
板のすき間から下に滴下するが、遮熱板２４は天板８の
中央開口部８ａの周縁部よシ外側にはみ出して設けられ
ておシ、遮熱板２４で水を受は止められる。万一、汁受
皿９がない状態で水をこぼしたシ、また多量の水をこぼ
したシしても、排気穴２４ｂや貫通穴２４ａは遮熱板２
４の底面よシ突出した凸部の上面に設けられているとと
もに、遮熱板２４の側面にロースタ一部６や操作部７に
水がかからない位置に設けた切欠き２４ｅの底面よシ前
記排気穴２４ｂや貫通穴２４ａの位置が高いので、水は
切欠き２４ｅより排水されるので、安全性の高い、使い
勝手のよい電気コンロを提供することができる。

発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
ホーロー処理を施した天板と天板の中央開口部に設けた
反射率のすぐれた耐食性のよい遮熱板を設けたことによ
り、ロースタ一部や操作部等への熱の影響を少なくし、
耐久性のよい、また美観のすぐれた電気コンロが提供で
きる。また、取付枠に設けたねじ穴に対向する位置の遮
熱板に貫通穴を設けているため、電気コンロの設置工事
を容易に行えるとともに、天板のホーロー欠けを防止で
きる。さらに遮熱板の凸部上面に貫通穴を設けるととも
に、箱状遮熱板の側面に切欠きを設けているため、万一
電気コンロ上で水を誤ってこぼしてもロースタ一部や操
作部に水がかからない構造の安全性を高めること、使い
勝手のよい電気コンロを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電気コンロの天面部の
断面図、第２図は同電気コンロの遮熱板部の要部斜視図
、第３図は同電気コンロの斜視図、第４図は同電気コン
ロの枠体構成を示す斜視図、第６図は従来の電気コンロ
の分解斜視図である。 ２．３，４・・・・・・発熱体、６・・・・・・枠体、
８・・・・・・天板、８ａ・・・・・・天板の中央開口
部、９・・・・・・汁受皿、１ｏ・・・・・・ヒンジ、
２３・・・・・・ワークトップ、２４・・・・・・遮熱
板、２４ａ・・・・・・貫通穴、２４ｂ・・・・・・排
気穴、２４Ｃ、２４ｄ・・・・・・凸部、２４・・・・
・・切欠き、２５・・・・・・取付枠、２９・・・・・
・ねじ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）中央に開口部を設けた天板と、この天板の中央開
   口部に設置された汁受皿と、この汁受皿の上方に位置し
   てヒンジ部により回動自在に枢支され、かつ発熱体を保
   持した略格子状の枠体と、前記汁受皿の下方に位置して
   配設され、かつ前記天板の中央開口部の周縁より外周部
   が外側に位置し、上方が開口した箱状の遮熱板と、ワー
   クトップの内周縁に固定された取付枠とを有し、前記天
   板はホーロー処理を施した鋼板で、また前記遮熱板は反
   射率のすぐれた耐食性のよい鋼板で構成された電気コン
   ロ。
2. （２）ワークトップの内周縁に固定された取付枠に設け
   たねじ穴に対向する位置の遮熱板に貫通穴を設け、遮熱
   板を前記取付枠にねじ止めした請求項１記載の電気コン
   ロ。
3. （３）遮熱板に凸部を設け、この凸部上面に貫通穴を設
   けるとともに、箱状遮熱板の側面に切欠きを設け、この
   切欠きの底辺が前記凸部より低い位置に設けられた請求
   項１記載の電気コンロ。