JP3719642B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蛍光灯器具やモータ等の各種負荷装置の制御を行なう高耐圧半導体装置に関し、特に、高電圧回路と低電圧回路との境界領域における高電圧の絶縁性を確保すると共に、この境界領域をまたぐ配線部分における絶縁性を確保できる半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蛍光灯器具等の負荷装置を駆動する回路としてインバータ回路が用いられている。
【0003】
以下、従来のインバータ回路について図面を参照しながら説明する。
【0004】
図5は従来のインバータ回路の概略構成を示している。図5に示すように、インバータ回路は、例えば、直列接続された第1の高耐圧MOSFET101及び第2の高耐圧MOSFET102からなるスイッチデバイスと、該第1及び第2の高耐圧MOSFET101、102を駆動するドライバ回路103とを有している。
【0005】
第1の高耐圧MOSFET101のドレインは、電圧が100V〜700V程度の高電位の電源線と接続され、第2の高耐圧MOSFET102のソースは接地され、出力端子である共通接続部104は負荷回路105と接続されている。
【0006】
ドライバ回路103は、例えば、通常の基準電位の100V〜700Vに対して電源電位が120V〜720Vで動作する高電圧回路部106と、例えば、電源電位が20V以下で動作する低電圧回路部107により構成されている。この場合、高電圧回路部106の実質的な動作電圧は20V程度である。
【0007】
低電圧回路107は外部からの入力信号を受け、低電圧回路部107と高電圧回路106との間で高電圧信号が含まれる信号を配線電極108を介して送受する。さらに、高電圧回路部106及び低電圧回路部107は各出力値を第1及び第2の高耐圧MOSFET101、102のゲートにそれぞれ伝達する。
【0008】
ここで、ドライバ回路103は高電圧回路部106と低電圧回路部107とが一の半導体基板上に集積化された回路を使用する場合が多い。
【0009】
従って、このように一の半導体基板に設けられた高電圧回路部106及び低電圧回路部107は、高電圧回路部106と低電圧回路部107との間で全定格オフセット電圧に耐える程度に十分な絶縁性を確保する必要がある。また、高電圧信号を伝達する配線電極108は、比較的電圧が低い半導体基板と交差するため、配線電極108が設けられた領域においても高電圧回路部106と低電圧回路部107との間で十分な絶縁性が必要となる。
【0010】
この絶縁性を確保する第1の従来例として、主面に比較的膜厚が大きいN- 型エピタキシャル層と該エピタキシャル層を貫通する素子分離用のP+ 型分離層とが形成されたP- 型半導体基板が用いられる。しかしながら、この方法によると、基板の製造が高コストとなる。その上、エピタキシャル層の膜厚が厚くなると素子分離のためのP+ 型分離層に対しても、より深く拡散するように該P+ 型分離層の濃度を高くする必要がある。このとき、P+ 型分離層の濃度を高くすると該P+ 型分離層とN- 型エピタキシャル層との間の絶縁耐圧が低下する。さらに、P+ 型分離層は深さ方向だけでなく主面方向にも大きく拡散するため、チップ全体の面積に対して分離領域の面積の割合が大きくなって集積化に不利となる。また、図5に示す配線電極108が高電圧回路部106と低電圧回路部107とを接続するため、P+ 型分離層上を配線電極108が酸化絶縁膜を介して形成されると、高電圧分離のために、該P+ 型分離層に影響を与えない程度の厚い絶縁膜が必要となる。このように、製造コスト、装置の高耐圧化及び回路部の高集積化の観点から、半導体基板にエピタキシャル層及びPN分離を設ける方法は好ましくない。
【0011】
これに代わる第2の従来例として、特開平第11−145313号公報には第1の従来例に係るPN分離を用いない方法が提案されている。
【0012】
図6は前記の公報に開示された半導体装置の部分的な断面構成を示している。図6に示すように、第2の従来例に係る高耐圧絶縁手段は、P- 型の半導体基板111上に形成された島状のN- 型領域112と、該N- 型領域112の上部で且つ周縁部に環状に形成され、N- 型領域112と逆方向バイアス電圧が印加されるP型領域113とを有している。さらに、N- 型領域112に高電圧が印加される際の、N- 型領域112における空乏層の半導体基板111への広がりを抑制するため、N- 型領域112の外周部には環状のP+ 型のソース領域114が形成されている。半導体基板111上における、N- 型領域112とソース領域114との間にはゲート酸化膜115を介してゲート電極116が形成され、該ゲート電極116を含む構成は、全体として、横型NチャネルMOSFETと同等の構成である。
【0013】
- 型領域112内には高電圧回路部120となる回路素子が形成されており、動作時に高電圧回路部120には高電圧が印加される。このとき、P型領域113、ソース領域114及びゲート電極116が接地されることにより、高電圧回路部120と、ソース領域114の外側に形成される低電圧回路部121及び半導体基板111との絶縁分離が行なわれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記第2の従来例に係る半導体装置は、図6に示す分離構造によって高電圧回路部120と低電圧回路部121との絶縁分離は可能ではあるが、半導体基板111上における、高電圧回路部120と低電圧回路部121とを接続するための高電圧信号を伝達する配線電極が形成される領域においては、図6の分離構造を実現できないという問題がある。
【0015】
本発明は、前記従来の問題を解決し、半導体装置における低電圧回路部と高電圧回路部の高耐圧分離を、これら高電圧回路部と低電圧回路部とを接続する配線電極が配置される領域においても実現できるようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る第1の半導体装置は、第1導電型の半導体基板に互いに間隔をおいて設けられた第2導電型のソース領域及び第2導電型のドレインコンタクト領域と、半導体基板に、ドレインコンタクト領域を囲むと共にソース領域との間にチャネル領域が形成されるようにソース領域と間隔をおいて設けられた第2導電型の延長ドレイン領域と、半導体基板における延長ドレイン領域内の上部で且つ周縁部の近傍に環状に設けられ、延長ドレイン領域と逆方向バイアス電圧が印加される第1導電型の第1の埋め込み領域と、チャネル領域の上に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、半導体基板における延長ドレイン領域に対してソース領域と反対側の領域に、延長ドレイン領域と間隔をおいて設けられた第2導電型の低電圧回路を形成する素子形成領域と、半導体基板における素子形成領域内の上部で且つ周縁部の近傍に環状に設けられ、素子形成領域と逆方向バイアス電圧が印加される第1導電型の第2の埋め込み領域と、延長ドレイン領域及び素子形成領域の上に絶縁膜を介して設けられ、延長ドレイン領域及び素子形成領域に対して信号を伝達する導電部材とを備えている。
【0017】
第1の半導体装置によると、第1導電型の半導体基板にゲート電極と第2導電型のソース領域及び延長ドレイン領域とから構成されるMISFETをレベルシフトFETとすると、延長ドレイン領域内の上部で且つ周縁部の近傍には、延長ドレイン領域と逆方向バイアス電圧が印加される環状の第1導電型の埋め込み領域が設けられているため、延長ドレイン領域と該延長ドレイン領域内の上部で且つ周縁部の近傍に設けられた第1の埋め込み領域との間のPN接合と、延長ドレイン領域と半導体基板との間のPN接合とにおいて空乏層が基板の深さ方向に広がる。さらに、延長ドレイン領域と間隔をおいて設けられ、周縁部の近傍に素子形成領域と逆方向バイアス電圧が印加される環状の第1導電型の第2の埋め込み領域が設けられた第2導電型の低電圧回路を形成する素子形成領域を有するため、第2導電型の素子形成領域と第1導電型の半導体基板との間のPN接合により形成される空乏層と、延長ドレイン領域により形成される空乏層とがつながることにより高耐圧が実現されて、レベルシフトFETと素子形成領域とにおける基板電位の高耐圧の絶縁が可能となる。その結果、基準電位を基板電位とする高耐圧のレベルシフトFETと、該FETと素子形成領域内の回路部とを互いに接続する配線電極とを一の半導体基板に形成できるようになる。
【0018】
第1の半導体装置において、素子形成領域における第2の埋め込み領域の内側には、低耐圧の回路素子が形成されていることが好ましい。
【0019】
この場合に、ドレインコンタクト領域と回路素子とが、導電部材により電気的に接続されていることが好ましい。さらに、半導体基板における、ソース領域、チャネル領域及び延長ドレイン領域、並びに素子形成領域を除く領域には他の回路素子が形成されていることが好ましい。また、この場合に、素子形成領域の回路素子における動作基準電位が、ドレインコンタクト領域及び他の回路素子における動作基準電位よりも高く設定されていることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1は本発明に係る半導体装置の概略構成であって、図5に示す従来のインバータ回路におけるドライバ回路103の一部を構成する半導体装置を示している。図1に示すように、半導体基板50上には、低電圧回路部51と、該低電圧回路部51の動作電圧を規制するレベルダウンシフト用の高耐圧MOSFET52とが形成されている。高耐圧MOSFET52は、例えば、ソースが125V〜725Vの高電位を受け、ゲートが制御信号を受け、ドレイン電極52aが出力端子及び低電圧回路部51と接続されている。ここで、低電圧回路部51には、図示はしていないが、低耐圧のバイポーラトランジスタ又はMOSFETからなる少なくとも1つの回路素子が形成されている。
【0022】
図2は本実施形態に係る半導体装置の断面構成を示している。図2において、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0023】
図2に示すように、例えばN型シリコンからなる半導体基板50には、島状に形成されたPチャネル高耐圧MOSFET52と島状に形成された低電圧回路部51とが形成され、これら高耐圧MOSFET52と低電圧回路部51とは、高耐圧MOSFET52のドレイン電極52aにより電気的に接続されている。
【0024】
高耐圧MOSFET52は、半導体基板50の上部にそれぞれ形成され、島状で且つP型のドレインコンタクト領域61と、該ドレインコンタクト領域61におけるドレイン電極52aが交差する一側辺部を除く他の三方の側辺部に該側辺部に沿うように間隔をおいて弧状に形成されたソース領域62とを有している。
【0025】
半導体基板50におけるドレインコンタクト領域61の周囲及び下側の領域には、ソース領域62との間にチャネル領域63が形成されるように該ソース領域62と間隔をおいて島状で且つP型の延長ドレイン領域64が形成されている。
【0026】
半導体基板50における延長ドレイン領域64の上部で且つ周縁部近傍の領域には、延長ドレイン領域64と逆方向バイアス電圧が印加される環状で且つN型の第1の埋め込み領域65が設けられている。
【0027】
半導体基板50の主面上におけるチャネル領域63の上方には、シリコン酸化膜からなる絶縁膜66を介してゲート電極67が形成されている。
【0028】
半導体基板50におけるソース領域62に対して延長ドレイン領域64の反対側の領域には、ソース領域62と沿うように接触する高濃度のN型の基板コンタクト領域68が設けられている。
【0029】
半導体基板50におけるソース領域62、基板コンタクト領域68及びチャネル領域63のそれぞれの下側の領域には各領域を覆うように、P型のアンチパンチスルー領域69が形成されている。これにより、高耐圧MOSFET52は、その動作時に延長ドレイン領域64からソース領域62側へ広がる空乏層の広がり具合が抑制されてその耐圧の向上を図っている。
【0030】
絶縁膜66上のソース領域62及び基板コンタクト領域68の上側の領域には、該ソース領域62及び基板コンタクト領域68と複数のコンタクトによって接触するソース電極70が設けられている。
【0031】
低電圧回路部51は、半導体基板50における高耐圧MOSFET52の延長ドレイン領域64に対するソース領域62と反対側の領域に、延長ドレイン領域64と間隔をおいて設けられており、島状で且つn型の素子形成領域74と対応する。素子形成領域74の上部で且つその周縁部近傍の領域には、素子形成領域74と逆方向バイアス電圧が印加される環状で且つN型の第2の埋め込み領域75が設けられている。ここで、低電圧回路部51の回路素子は第2の埋め込み領域75の内側の領域に形成され、ドレイン電極52aからの信号を受けるように該ドレイン電極52aと接続されている。
【0032】
以下、前記のように構成された半導体装置の動的な絶縁分離方法を説明する。
【0033】
まず、高耐圧MOSFET52のN型の第1の埋め込み領域65は半導体基板50と接続され、該半導体基板50は、例えば125V〜725Vの高電位と接続されている。その結果、高耐圧MOSFET52におけるP型の延長ドレイン領域64にドレイン電極52aを通して比較的低い電圧が印加された場合に、延長ドレイン領域64と第1の埋め込み領域65とは、いわゆる逆バイアスとなる。従って、この逆バイアスにより、延長ドレイン領域64と第1の埋め込み領域65との接合部、及び半導体基板50と延長ドレイン領域64との接合部において各空乏層が半導体基板50の深さ方向に大きく広がる。この深さ方向に大きく広がる空乏層により、700V〜1000V程度の高耐圧のFETを実現できる。
【0034】
また、高耐圧MOSFET52の延長ドレイン領域64と低電圧回路部51の素子形成領域74との間においては、延長ドレイン領域64及び第1の埋め込み領域65の間のPN接合と、延長ドレイン領域64及び半導体基板50の間のPN接合と、素子形成領域74及び第2の埋め込み領域75の間のPN接合と、素子形成領域74及び半導体基板50の間のPN接合により形成される各空乏層が、半導体基板50の基板面に対して垂直な方向にも平行な方向にも広がる。その結果、各空乏層同士が互いにつながることにより、延長ドレイン領域64と低電圧回路部51と半導体基板50の絶縁分離として1000V程度の高耐圧が実現される。
【0035】
従って、Pチャネル高耐圧MOSFET52と低電圧回路51とレベルダウンシフト信号伝達用のドレイン電極52aとを一の半導体基板50に形成できる。
【0036】
実施形態の第1変形例)
以下、本発明の実施形態の第1変形例に係る半導体装置について図面を参照しながら説明する。
【0037】
図3は本実施形態の第1変形例に係る半導体装置の断面構成を示している。図3において、図2に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。図3に示すように、図2に示す半導体装置との相違点は、半導体基板50における、高耐圧MOSFET52の延長ドレイン領域64と低電圧回路部51の素子形成領域74との間の領域に、N型の第3の埋め込み領域81が形成されていることである。
【0038】
本変形例においても、第3の埋め込み領域81の不純物濃度が高すぎると、延長ドレイン領域64及び素子形成領域74からそれぞれ延びる空乏層同士がつながり難くなるため、第3の埋め込み領域81の不純物濃度を、延長ドレイン領域64及び素子形成領域74の不純物濃度よりも低くする必要がある。
【0039】
実施形態の第2変形例)
以下、本発明の実施形態の第2変形例に係る半導体装置について図面を参照しながら説明する。
【0040】
図4は本実施形態の第2変形例に係る半導体装置の断面構成を示している。図4において、図2に示す構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。図4に示すように、図2に示す半導体装置との相違点は、実施形態に係る第1の埋め込み領域65が半導体基板50の上面から露出しているのに対し、本変形例に係る第1の埋め込み領域65Aの上面が延長ドレイン領域64に覆われるように埋め込まれていることである。同様に、本変形例に係る第2の埋め込み領域75Aも、その上面が素子形成領域74に覆われるように埋め込まれている。
【0041】
このようにすると、製造工程において、第1の埋め込み領域65A及び第2の埋め込み領域75Aが基板面から露出していないため、それぞれの上面に酸化膜等が形成されなくなるので、所望のキャリア密度を得やすくなる。
【0042】
その上、第1の埋め込み領域65Aを延長ドレイン領域64に完全に埋め込むことにより、高耐圧MOSFET52の単位面積当たりのオン抵抗を低減できるようになる。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係る半導体装置によると、一の半導体基板に、低電圧回路部、高電圧回路部及び高耐圧トランジスタを含む回路が形成されている場合に、低電圧回路部と高電圧回路部との高耐圧分離が動的に可能となると共に、半導体基板における高耐圧トランジスタと接続する配線電極が設けられる領域においても動的に高耐圧分離を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体装置を示す概略的な構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体装置を示す断面構成図である。
【図3】本発明の実施形態の第1変形例に係る半導体装置を示す断面構成図である。
【図4】本発明の実施形態の第2変形例に係る半導体装置を示す断面構成図である。
【図5】従来のインバータ回路を示す概略的な構成図である。
【図6】従来のインバータ回路を示す部分断面図である。
【符号の説明】
50 半導体基板
51 低電圧回路部
52 高耐圧MOSFET
52a ドレイン電極
61 ドレインコンタクト領域
62 ソース領域
63 チャネル領域
64 延長ドレイン領域(第1のP型領域)
65 第1の埋め込み領域(第1のN型領域)
65A 第1の埋め込み領域(第1のN型領域)
66 絶縁膜
67 ゲート電極
68 基板コンタクト領域
69 アンチパンチスルー領域
70 ソース電極
74 素子形成領域(第2のP型領域)
75 第2の埋め込み領域(第2のN型領域)
75A 第2の埋め込み領域(第2のN型領域)

Claims (5)

  1. 第1導電型の半導体基板に互いに間隔をおいて設けられた第2導電型のソース領域及び第2導電型のドレインコンタクト領域と、
    前記半導体基板に、前記ドレインコンタクト領域を囲むと共に前記ソース領域との間にチャネル領域が形成されるように前記ソース領域と間隔をおいて設けられた第2導電型の延長ドレイン領域と、
    前記半導体基板における前記延長ドレイン領域内の上部で且つ周縁部の近傍に環状に設けられ、前記延長ドレイン領域と逆方向バイアス電圧が印加される第1導電型の第1の埋め込み領域と、
    前記チャネル領域の上に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、
    前記半導体基板における前記延長ドレイン領域に対して前記ソース領域と反対側の領域に、前記延長ドレイン領域と間隔をおいて設けられた第2導電型の低電圧回路を形成する素子形成領域と、
    前記半導体基板における前記素子形成領域内の上部で且つ周縁部の近傍に環状に設けられ、前記素子形成領域と逆方向バイアス電圧が印加される第1導電型の第2の埋め込み領域と、
    前記延長ドレイン領域及び素子形成領域の上に絶縁膜を介して設けられ、前記延長ドレイン領域及び素子形成領域に対して信号を伝達する導電部材とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記素子形成領域における前記第2の埋め込み領域の内側には、低耐圧の回路素子が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ドレインコンタクト領域と前記回路素子とは、前記導電部材により電気的に接続されていることを特徴する請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体基板における、前記ソース領域、チャネル領域及び延長ドレイン領域、並びに前記素子形成領域を除く領域には他の回路素子が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記素子形成領域の回路素子における動作基準電位は、前記ドレインコンタクト領域及び前記他の回路素子における動作基準電位よりも高く設定されていることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
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