JP3718283B2 - 往復回転部材の制動装置及び一眼レフカメラのミラー制動装置 - Google Patents

往復回転部材の制動装置及び一眼レフカメラのミラー制動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、往復回転部材の制動装置、及びこの制動装置を適用した一眼レフカメラのミラー制動装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
例えばカメラにおいては、1回転以下の回転角で往復回転する部材に、その回転終期だけブレーキをかける必要があることがある。ところが、往復回転部材に特定の回転位相でブレーキが作用するようにすると、往回転の回転終期と復回転の回転始期、あるいは往回転の回転始期と復回転の回転終期とにともにブレーキ作用が働いてしまう。例えば、フォーカルプレンシャッタでは、往回転(シャッタ走行時)の回転終期にブレーキ作用が働けばよいのに、復回転の回転始期にもブレーキが作用してしまい、動作スピードの上からもエネルギーロスの上からも好ましくない。
【0003】
また一眼レフカメラのミラー(クイックリターンミラー)は、撮影レンズを透過した光をファインダー系に導く観察位置と、撮影光路から退避する退避位置との間を移動する。このミラー駆動機構は、基本的に、ギヤ機構によって、このミラーをミラー軸を中心に往復回転駆動するものであるが、そのギヤ機構中の1回転以下の往復回動部材に、ミラーの上昇と下降の終端時にブレーキを作用させると、ミラーが上昇端から下降を開始するとき、下降端から上昇を開始するときにもブレーキが作用してしまい、動作スピードの上からもエネルギーロスの上からも好ましくない。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、1回転以下の回動角を有する往復回転部材にブレーキ作用を与える際の以上の問題点を解決し、例えば、往回転の回転終期にはブレーキ作用が得られるが復回転の回転始期にはブレーキ作用が生じないというように、往復回転部材の往回転と復回転とで、同一の回転位相でありながら異なるブレーキ作用が得られる制動装置を得ることを目的とする。
また本発明は、より具体的には、一眼レフカメラのミラーが上昇端と下降端に達する直前にはブレーキが作用するのに対し、ミラーが上昇端から下降を開始するとき、及び下降端から上昇を開始するときにはブレーキが作用しないミラーの制動装置を得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明の往復回転部材の制動装置は、1回転以下の回動角で往復回転する往復回転部材;この往復回転部材に軸方向位置を異ならせて形成した異なる形状を有する2つのカム面;上記往復回転部材と連動して回転するブレーキドラム;及び上記2つのカム面のいずれかに選択して係合する制御腕と、ブレーキドラムに係合するブレーキ腕とを有し、上記カム面形状に応じ揺動して上記ブレーキ腕をブレーキドラムに対して接離させるブレーキレバー;を備え、上記2つのカム面の一方は、上記往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転終期においてブレーキレバーのブレーキ腕をブレーキドラムに接触させるブレーキ区間と、上記回転終期を除く部分においては該ブレーキ腕をブレーキドラムから離間させる非ブレーキ区間とを有し、上記2つのカム面の他方は、上記一方のカム面のブレーキ区間と同一の回転位相に位置する、ブレーキレバーのブレーキ腕をブレーキドラムから離間させる非ブレーキ区間と、該非ブレーキ区間を上記一方のカム面の非ブレーキ区間に導く傾斜カム面とを有し、上記ブレーキレバーの制御腕は、往復回転部材の軸方向に弾性変形可能で、該往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転終期において上記一方のカム面のブレーキ区間に係合した後に他方のカム面の非ブレーキ区間に係合する状態に移行し、該往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転始期において、上記該他方のカム面の傾斜カム面を介して該他方のカム面の非ブレーキ区間との係合状態から上記一方のカム面の非ブレーキ区間との係合状態に移行することを特徴としている。
【0006】
本発明の一眼レフカメラのミラー制動装置は、ミラー軸を中心に揺動可能で、撮影レンズを透過した光をファインダー系に導く観察位置と、撮影光路から退避する退避位置との間を移動するミラー;このミラーを上記ミラー軸を中心に往復回転駆動するギヤ機構;このギヤ機構中にあって、上記ミラーの観察位置と退避位置との間の往復移動に連動して1回転以下の回動角で往復回転する往復回転部材;この往復回転部材に軸方向位置を異ならせて形成した異なる形状を有する2つのカム面;上記往復回転部材と連動して回転するブレーキドラム;及び上記2つのカム面のいずれかに選択して係合する制御腕と、ブレーキドラムに係合するブレーキ腕とを有し、上記カム面形状に応じ揺動して上記ブレーキ腕をブレーキドラムに対して接離させるブレーキレバー;を備え、上記2つのカム面の一方は、上記往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転終期においてブレーキレバーのブレーキ腕をブレーキドラムに接触させるブレーキ区間と、上記回転終期を除く部分においては該ブレーキ腕をブレーキドラムから離間させる非ブレーキ区間とを有し、上記2つのカム面の他方は、上記一方のカム面のブレーキ区間と同一の回転位相に位置する、ブレーキレバーのブレーキ腕をブレーキドラムから離間させる非ブレーキ区間と、該非ブレーキ区間を上記一方のカム面の非ブレーキ区間に導く傾斜カム面とを有し、上記ブレーキレバーの制御腕は、往復回転部材の軸方向に弾性変形可能で、該往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転終期において上記一方のカム面のブレーキ区間に係合した後に他方のカム面の非ブレーキ区間に係合する状態に移行し、該往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転始期において、上記該他方のカム面の傾斜カム面を介して該他方のカム面の非ブレーキ区間との係合状態から上記一方のカム面の非ブレーキ区間との係合状態に移行することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明を一眼レフカメラのミラー制動装置に適用した実施形態を説明する。図1に示すように、撮影レンズ11の後方に位置するクイックリターンミラー(以下単にミラー)12は、ミラーシート12aと、このミラーシート12a上の反射ミラー12bとを備え、その上端部のミラー軸13を中心に回動可能に支持されている。ミラー軸13は、図示しないミラーボックスに支持されている。このミラー12は、引張ばね14によって下降方向に回動付勢され、その下降回動端はストッパピン15が規制している。この下降回動端がミラー12の観察位置であり、撮影レンズ11を透過した被写体光は、反射ミラー12bで反射してピント板16上に結像する。ピント板16の上方には、ペンタプリズム(又はペンタミラー)17と接眼レンズ18が配置され、ピント板16上の被写体像が観察される。ミラー12の上昇回動端は、図示しないストッパにより規制される。
【0008】
ミラーシート12aには、ミラー軸13と同軸のセクタギヤ19が形成され、このセクタギヤ19に駆動ギヤ20が噛み合っている。図2以下は、この駆動ギヤ20回りのミラー制動装置の構成例である。親板21に回転自在に支持された駆動ギヤ20は、同軸の小ギヤ20aを有し、この小ギヤ20aに往復回転ギヤ22が噛み合っている。駆動ギヤ20は、中間大ギヤ23aと噛み合い、中間大ギヤ23aと同軸の中間小ギヤ23bにはブレーキドラム24の小ギヤ24aが噛み合っている。
【0009】
往復回転ギヤ22は、ミラー12が観察位置と退避位置との間を往復移動するとき、1回転以下の回転角で往復回転するもので、図示例では、図2に示す角度θが往復回転角である。この往復回転ギヤ22には、軸方向の上下2段の第1カム面(上カム面)25と第2カム面(下カム面)26が形成されている。この第1、第2のカム面25、26は、往復回転角の中心に対し対称な形状を有し、カム面25は、中心の大径の非ブレーキ区間25aの両側に小径のブレーキ区間25bを備えている。カム面26は、ブレーキ区間25bにほぼ対応する大径の非ブレーキ区間26aと、この非ブレーキ区間26aを非ブレーキ区間25aに接続する傾斜カム面26bと、非ブレーキ区間25aの下に位置する軸と直交する方向の案内面26cを有している。案内面26cの外周の大径部分26dは、カムとしての作用を持っていない。非ブレーキ区間25aと非ブレーキ区間26aは、往復回転ギヤ22を平面的にみたとき同一径の円弧上に位置している。また、カム面25と26の上記以外の区間は、非ブレーキ区間と同一径の円弧(円筒面)である。
【0010】
親板21上には、軸30でブレーキレバー31が枢着されており、このブレーキレバー31は、制御腕32、ブレーキ腕33、及びばね腕34を一体に有している。このブレーキレバー31は、全体が弾性変形可能な金属材料から構成されていて、その制御腕32の先端には、該制御腕32の弾性変形により、第1、第2のカム面25、26に選択して係合するカムフォロア35が設けられている。ばね腕34は、親板21上に立てたポール36と係合して、ブレーキレバー31をそのカムフォロア35がカム面25、26に係合する方向に回動付勢している。ブレーキ腕33は、カム面25、26の形状に応じて、ブレーキレバー31が揺動すると、ブレーキドラム24に対して接離する。
【0011】
上記構成の本装置は、次のように作動する。ミラー12が図1の観察状態にあるとき、各ギヤは、図2の位置にあり、ブレーキレバー31のカムフォロア35は、カム面26の非ブレーキ区間26aに係合している。カムフォロア35が非ブレーキ区間26aと非ブレーキ区間25aに係合する状態では、ブレーキレバー31のブレーキ腕33はブレーキドラム24と非接触の状態を保ち、カムフォロア35がブレーキ区間25bに係合する状態では、ブレーキ腕33はブレーキドラム24と接触する。
【0012】
この状態において、図示しない駆動源により駆動ギヤ20がミラー上昇方向(図1では時計方向、図2では反時計方向)に回動されると、往復回転ギヤ22は図2で時計方向に回動する。すると、ブレーキレバー31のカムフォロア35は、往復回転ギヤ22と一体のカム面26の非ブレーキ区間26aから、傾斜カム面26bを通って、カム面25のカム面25c上に上がり、非ブレーキ区間25aに接触する(図4)。制御腕32の弾性は、このカム面26からカム面25へのカムフォロア35の接触高さの変更を許す。非ブレーキ区間26aと非ブレーキ区間25aは、同一の大径の円弧(円筒面)をなしており、この間、ブレーキ腕33はブレーキドラム24との非接触状態を維持する。
【0013】
ミラー12が上昇端の近傍に達すると、カムフォロア35は、カム面25の非ブレーキ区間25aからブレーキ区間25bへと相対位置を変更する。案内面26cは、カムフォロア35が非ブレーキ区間25aから傾斜カム面26bを通って下段の非ブレーキ区間26aに移行するのを許さないように、非ブレーキ区間25aとブレーキ区間25bのカム面を囲むように径方向に突出している。カムフォロア35がブレーキ区間25bに接触可能な位置に来ると、ブレーキレバー31は反時計方向に揺動してブレーキ腕33がブレーキドラム24に接触し、ブレーキドラム24の回転、つまりミラー12の回動にブレーキをかける(図5)。この図5の状態では、ブレーキ腕33は、自身の弾性によってブレーキドラム24と強く接触し、この状態では、カムフォロア35はブレーキ区間25bに係合可能ではあるが、実際には接触しない。そして、ミラー12が上昇端(退避位置)に達すると(往復回転ギヤ22が一方の回動端に達すると)、カムフォロア35はブレーキ区間25bの終端に達し、制御腕32は自身の弾性により、非ブレーキ区間26aとの接触位置に復帰する。以上がミラー12の上昇時のブレーキ作用である。
【0014】
ミラー12が上昇位置から下降するときには、往復回転ギヤ22が方向を反転して反時計方向に回動する。すると、ブレーキレバー31のカムフォロア35は、往復回転ギヤ22と一体のカム面26の非ブレーキ区間26aから、傾斜カム面26bを通って、カム面25のカム面25c上に上がり、非ブレーキ区間25aに接触する(図6)。つまり、カムフォロア35は、往復回転ギヤ22の往回転(ミラー上昇回転)時に接触したブレーキ区間25bとは異なる非ブレーキ区間26aに接触した後、非ブレーキ区間25aに接触する。よって、この間、ブレーキ腕33はブレーキドラム24との非接触状態を維持する。ミラー12が下降端の近傍に達すると、カムフォロア35は、非ブレーキ区間25aからブレーキ区間25bへと相対位置を変更する。案内面26cは、カムフォロア35が傾斜カム面26bを通って下段の非ブレーキ区間26aに移行するのを許さない。カムフォロア35がブレーキ区間25bに接触可能な位置に来ると、ブレーキレバー31は反時計方向に揺動してブレーキ腕33がブレーキドラム24に接触し、ブレーキドラム24の回転にブレーキをかけ、従ってミラー12の回動にブレーキがかかる。つまり、カムフォロア35は、往復回転ギヤ22の往回転(ミラー上昇回転)時に接触した非ブレーキ区間26aとは異なるブレーキ区間25bに接触可能となる。この状態は、ミラー12の上昇時の終端における状態と同じであり、ブレーキ腕33は、自身の弾性によってブレーキドラム24と強く接触する。この状態では、カムフォロア35はブレーキ区間25bに係合可能ではあるが、実際には接触しない。そして、ミラー12が下降端(観察位置)に達すると(往復回転ギヤ22が他方の回動端に達すると)、カムフォロア35はブレーキ区間25bの終端に達し、制御腕32は自身の弾性により、非ブレーキ区間26aとの接触位置に復帰する。以上がミラー12の下降時時のブレーキ作用である。
【0015】
以上の実施例から明らかなように、ミラー12が上昇端と下降端に達する直前にはブレーキが作用するのに対し、ミラー12が上昇端から下降を開始するとき、及び下降端から上昇を開始するときにはブレーキが作用しない。よって、ミラー12の動作スピードが遅くなることがなく、エネルギーロスもない。
【0016】
上記実施形態は、本発明を往復動作の両方の終端においてブレーキ作用が必要な一眼レフカメラのミラーの制動装置に適用したものであるが、本発明は往復動作の一方の終端でのみブレーキ動作を要するシャッタにも適用できる。シャッタの場合には、シャッタの走行終了時にブレーキが作用すればよいから、往復回転ギヤ22の一方の回動端近傍の同一の回転位相にのみブレーキ区間25bと非ブレーキ区間26aを設ければよい。
さらに、本発明は、往復回転ギヤ22の往回転と復回転との少なくとも一部の同一の回転位相で、制御腕32を第1のカム面と第2のカム面の異なるカム面に係合可能とすれば、往回転と復回転で異なるブレーキ作用を与えることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明の制動装置によれば、往復回転部材の往回転と復回転とで、同一の回転位相でありながら異なるブレーキ作用を得ることができる。また本発明は、一眼レフカメラのミラーの制動装置に適用すれば、上昇端と下降端に達する直前にはブレーキが作用するのに対し、ミラーが上昇端から下降を開始するとき、及び下降端から上昇を開始するときにはブレーキが作用しない装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による往復回転部材の制動装置を一眼レフカメラのミラー駆動機構に適用した実施形態を示す、ミラーの観察位置での側面図である。
【図2】図1のミラーの駆動系(制動系)の平面図である。
【図3】図2のIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】図2とは異なる作動状態の平面図である。
【図5】図2、図4とは異なる作動状態の平面図である。
【図6】図2、図4、図5とは異なる作動状態の平面図である。
【符号の説明】
11 撮影レンズ
12 クイックリターンミラー
13 ミラー軸
19 セクタギヤ
20 駆動ギヤ
22 往復回転ギヤ
24 ブレーキドラム
25 26 カム面
25a 26a 非ブレーキ区間
25b ブレーキ区間
26b 傾斜カム面
31 ブレーキレバー
32 制御腕
33 ブレーキ腕
34 ばね腕
35 カムフォロア

Claims (2)

  1. 1回転以下の回動角で往復回転する往復回転部材;
    この往復回転部材に軸方向位置を異ならせて形成した異なる形状を有する2つのカム面;
    上記往復回転部材と連動して回転するブレーキドラム;及び
    上記2つのカム面のいずれかに選択して係合する制御腕と、ブレーキドラムに係合するブレーキ腕とを有し、上記カム面形状に応じ揺動して上記ブレーキ腕をブレーキドラムに対して接離させるブレーキレバー;
    を備え、
    上記2つのカム面の一方は、上記往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転終期においてブレーキレバーのブレーキ腕をブレーキドラムに接触させるブレーキ区間と、上記回転終期を除く部分においては該ブレーキ腕をブレーキドラムから離間させる非ブレーキ区間とを有し、
    上記2つのカム面の他方は、上記一方のカム面のブレーキ区間と同一の回転位相に位置する、ブレーキレバーのブレーキ腕をブレーキドラムから離間させる非ブレーキ区間と、該非ブレーキ区間を上記一方のカム面の非ブレーキ区間に導く傾斜カム面とを有し、
    上記ブレーキレバーの制御腕は、往復回転部材の軸方向に弾性変形可能で、該往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転終期において上記一方のカム面のブレーキ区間に係合した後に他方のカム面の非ブレーキ区間に係合する状態に移行し、該往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転始期において、上記他方のカム面の傾斜カム面を介して該他方のカム面の非ブレーキ区間との係合状態から上記一方のカム面の非ブレーキ区間との係合状態に移行することを特徴とする往復回転部材の制動装置。
  2. ミラー軸を中心に揺動可能で、撮影レンズを透過した光をファインダー系に導く観察位置と、撮影光路から退避する退避位置との間を移動するミラー;
    このミラーを上記ミラー軸を中心に往復回転駆動するギヤ機構;
    このギヤ機構中にあって、上記ミラーの観察位置と退避位置との間の往復移動に連動して1回転以下の回動角で往復回転する往復回転部材;
    この往復回転部材に軸方向位置を異ならせて形成した異なる形状を有する2つのカム面;
    上記往復回転部材と連動して回転するブレーキドラム;及び
    上記2つのカム面のいずれかに選択して係合する制御腕と、ブレーキドラムに係合するブレーキ腕とを有し、上記カム面形状に応じ揺動して上記ブレーキ腕をブレーキドラムに対して接離させるブレーキレバー;
    を備え、
    上記2つのカム面の一方は、上記往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転終期においてブレーキレバーのブレーキ腕をブレーキドラムに接触させるブレーキ区間と、上記回転終期を除く部分においては該ブレーキ腕をブレーキドラムから離間させる非ブレーキ区間とを有し、
    上記2つのカム面の他方は、上記一方のカム面のブレーキ区間と同一の回転位相に位置する、ブレーキレバーのブレーキ腕をブレーキドラムから離間させる非ブレーキ区間と、該非ブレーキ区間を上記一方のカム面の非ブレーキ区間に導く傾斜カム面とを有し、
    上記ブレーキレバーの制御腕は、往復回転部材の軸方向に弾性変形可能で、該往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転終期において上記一方のカム面のブレーキ区間に係合した後に他方のカム面の非ブレーキ区間に係合する状態に移行し、該往復回転部材の往回転と復回転のそれぞれの回転始期において、上記他方のカム面の傾斜カム面を介して該他方のカム面の非ブレーキ区間との係合状態から上記一方のカム面の非ブレーキ区間との係合状態に移行することを特徴とする一眼レフカメラのミラー制動装置。
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