JPH09281596A - 一眼レフカメラのミラーショック軽減装置 - Google Patents
一眼レフカメラのミラーショック軽減装置Info
- Publication number
- JPH09281596A JPH09281596A JP8086609A JP8660996A JPH09281596A JP H09281596 A JPH09281596 A JP H09281596A JP 8086609 A JP8086609 A JP 8086609A JP 8660996 A JP8660996 A JP 8660996A JP H09281596 A JPH09281596 A JP H09281596A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- rotating member
- rotating
- ascent
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B19/00—Cameras
- G03B19/02—Still-picture cameras
- G03B19/12—Reflex cameras with single objective and a movable reflector or a partly-transmitting mirror
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Cameras In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転軸を中心とする回動動作により、撮影レ
ンズを透過した光をファインダー系に導く観察位置と、
撮影光路から退避する退避位置との間を移動するミラー
を有する一眼レフカメラにおいて、ミラーの上昇下降の
終期以外の動作速度を遅くすることなく、その上昇、下
降の終端でのショックを軽減できるミラーショック軽減
装置を得る。 【構成】 ミラーが回動するとき、ともに回動する回動
部材；回動軸を中心に回動可能なブレーキ部材；このブ
レーキ部材の回動に抵抗を与える摩擦部材；及び上記ミ
ラーが観察位置から退避位置に上昇する上昇終期と退避
位置から観察位置に下降する下降終期にそれぞれ上記回
動部材が正逆に回転するとき、上記ブレーキ部材を該回
動部材と同方向に回動させる、該回動部材に備えられた
連動部材；を備えたミラーショック軽減機構。
ンズを透過した光をファインダー系に導く観察位置と、
撮影光路から退避する退避位置との間を移動するミラー
を有する一眼レフカメラにおいて、ミラーの上昇下降の
終期以外の動作速度を遅くすることなく、その上昇、下
降の終端でのショックを軽減できるミラーショック軽減
装置を得る。 【構成】 ミラーが回動するとき、ともに回動する回動
部材；回動軸を中心に回動可能なブレーキ部材；このブ
レーキ部材の回動に抵抗を与える摩擦部材；及び上記ミ
ラーが観察位置から退避位置に上昇する上昇終期と退避
位置から観察位置に下降する下降終期にそれぞれ上記回
動部材が正逆に回転するとき、上記ブレーキ部材を該回
動部材と同方向に回動させる、該回動部材に備えられた
連動部材；を備えたミラーショック軽減機構。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、一眼レフカメラのミラーショッ
ク軽減装置に関する。
ク軽減装置に関する。
【０００２】
【従来技術及びその問題点】一眼レフカメラのミラー
（クイックリターンミラー）は、撮影レンズを透過した
光をファインダー系に導く観察位置と、撮影光路から退
避する退避位置との間を移動し、両移動端に達する際に
ショックが発生する。このショックを軽減するため従
来、各種のショック軽減装置が提案され、実用化されて
いる。例えば、エアダンパー、遠心ガバナー等である。
しかし従来装置はいずれも、ミラーの移動速度を遅くす
る。撮影終了後、退避位置から観察位置へ移動する際の
動作速度は問題が少ないが、観察位置から退避位置への
動作速度が遅いと、レリーズボタンを押してから露出が
行われる迄のタイムラグが長くなり、シャッターチャン
スに微妙な遅れが生じる。
（クイックリターンミラー）は、撮影レンズを透過した
光をファインダー系に導く観察位置と、撮影光路から退
避する退避位置との間を移動し、両移動端に達する際に
ショックが発生する。このショックを軽減するため従
来、各種のショック軽減装置が提案され、実用化されて
いる。例えば、エアダンパー、遠心ガバナー等である。
しかし従来装置はいずれも、ミラーの移動速度を遅くす
る。撮影終了後、退避位置から観察位置へ移動する際の
動作速度は問題が少ないが、観察位置から退避位置への
動作速度が遅いと、レリーズボタンを押してから露出が
行われる迄のタイムラグが長くなり、シャッターチャン
スに微妙な遅れが生じる。
【０００３】
【発明の目的】本発明は、ミラーの上昇下降の終期以外
の動作速度を遅くすることなく、その上昇、下降の終端
でのショックを軽減できるミラーショック軽減装置を得
ることを目的とする。
の動作速度を遅くすることなく、その上昇、下降の終端
でのショックを軽減できるミラーショック軽減装置を得
ることを目的とする。
【０００４】
【発明の概要】本発明は、回転軸を中心とする回動動作
により、撮影レンズを透過した光をファインダー系に導
く観察位置と、撮影光路から退避する退避位置との間を
移動するミラーを有する一眼レフカメラにおいて、ミラ
ーが回動するとき、ともに回動する回動部材；回動軸を
中心に回動可能なブレーキ部材；このブレーキ部材の回
動に抵抗を与える摩擦部材；及び上記ミラーが観察位置
から退避位置に上昇する上昇終期と退避位置から観察位
置に下降する下降終期にそれぞれ上記回動部材が正逆に
回転するとき、上記ブレーキ部材を該回動部材と同方向
に回動させる、該回動部材に備えられた連動部材；；を
備えたことを特徴としている。
により、撮影レンズを透過した光をファインダー系に導
く観察位置と、撮影光路から退避する退避位置との間を
移動するミラーを有する一眼レフカメラにおいて、ミラ
ーが回動するとき、ともに回動する回動部材；回動軸を
中心に回動可能なブレーキ部材；このブレーキ部材の回
動に抵抗を与える摩擦部材；及び上記ミラーが観察位置
から退避位置に上昇する上昇終期と退避位置から観察位
置に下降する下降終期にそれぞれ上記回動部材が正逆に
回転するとき、上記ブレーキ部材を該回動部材と同方向
に回動させる、該回動部材に備えられた連動部材；；を
備えたことを特徴としている。
【０００５】回動部材とブレーキ部材は、同軸に設ける
ことも、異なる軸に支持することもできる。同軸に相対
回動自在に設ける場合、ミラーが観察位置から退避位置
に上昇する上昇終期と、退避位置から観察位置に下降す
る下降終期にそれぞれ、回動部材がブレーキ部材に対し
て逆方向に相対回動するように構成することができる。
ミラーが回動するときともに回動する回動部材として
は、例えば、ミラーの回転軸に備えられたギヤと噛み合
うギヤ、ミラーを駆動するミラー駆動レバーを用いるこ
とができる。
ことも、異なる軸に支持することもできる。同軸に相対
回動自在に設ける場合、ミラーが観察位置から退避位置
に上昇する上昇終期と、退避位置から観察位置に下降す
る下降終期にそれぞれ、回動部材がブレーキ部材に対し
て逆方向に相対回動するように構成することができる。
ミラーが回動するときともに回動する回動部材として
は、例えば、ミラーの回転軸に備えられたギヤと噛み合
うギヤ、ミラーを駆動するミラー駆動レバーを用いるこ
とができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１ないし図３は、本発明の第一
の実施形態を示す。撮影レンズ１１の後方に位置するク
イックリターンミラー（以下単にミラー）１２は、ミラ
ーシート１２ａと、このミラーシート１２ａ上の反射ミ
ラー１２ｂとを備え、その上端部の回動軸１３を中心に
回動可能に支持されている。回動軸１３は、ミラーボッ
クス１９（図２）に設けられている。このミラー１２
は、引張ばね１４によって下降方向に回動付勢され、そ
の下降回動端はストッパピン１５が規制している。この
下降回動端がミラー１２の観察位置であり、撮影レンズ
１１を透過した被写体光は、反射ミラー１２ｂで反射し
てピント板１６上に結像する。ピント板１６の上方に
は、ペンタプリズム（又はペンタミラー）１７と接眼レ
ンズ１８が配置され、ピント板１６上の被写体像が観察
される。ミラー１２の上昇回動端は、図示しないストッ
パにより規制される。
の実施形態を示す。撮影レンズ１１の後方に位置するク
イックリターンミラー（以下単にミラー）１２は、ミラ
ーシート１２ａと、このミラーシート１２ａ上の反射ミ
ラー１２ｂとを備え、その上端部の回動軸１３を中心に
回動可能に支持されている。回動軸１３は、ミラーボッ
クス１９（図２）に設けられている。このミラー１２
は、引張ばね１４によって下降方向に回動付勢され、そ
の下降回動端はストッパピン１５が規制している。この
下降回動端がミラー１２の観察位置であり、撮影レンズ
１１を透過した被写体光は、反射ミラー１２ｂで反射し
てピント板１６上に結像する。ピント板１６の上方に
は、ペンタプリズム（又はペンタミラー）１７と接眼レ
ンズ１８が配置され、ピント板１６上の被写体像が観察
される。ミラー１２の上昇回動端は、図示しないストッ
パにより規制される。
【０００７】ミラーシート１２ａには、回動軸１３を中
心とするセクタギヤ２０が一体に形成されており、この
セクタギヤ２０に、軸２１に回動自在に支持されたギヤ
２２が噛み合っている。軸２１は、ミラーボックス１９
に設けられている。軸２１には、ギヤ２２と同軸に、環
状ブレーキ板２３が相対回動自在に支持されており、こ
の環状ブレーキ板２３は、円盤状のブレーキパッド（摩
擦板）２４、２５で挟着されている。この環状ブレーキ
板２３、ブレーキパッド２４、２５は、軸２１と一体の
フランジ２１ａ、２１ｂの間に挿入され、圧縮コイルば
ね２６によりフランジ２１ｂに押圧されていて、環状ブ
レーキ板２３の回動に抵抗が付与されている。環状ブレ
ーキ板２３には、その周方向に切欠２８が形成されてお
り、ギヤ２２には、この切欠２８内に位置する連動回転
ピン２９が植設されている。この連動回転ピン２９は、
ギヤ２２と環状ブレーキ板２３との相対回動により、切
欠２８の両端の当接面２８ａ、２８ｂに係合する。
心とするセクタギヤ２０が一体に形成されており、この
セクタギヤ２０に、軸２１に回動自在に支持されたギヤ
２２が噛み合っている。軸２１は、ミラーボックス１９
に設けられている。軸２１には、ギヤ２２と同軸に、環
状ブレーキ板２３が相対回動自在に支持されており、こ
の環状ブレーキ板２３は、円盤状のブレーキパッド（摩
擦板）２４、２５で挟着されている。この環状ブレーキ
板２３、ブレーキパッド２４、２５は、軸２１と一体の
フランジ２１ａ、２１ｂの間に挿入され、圧縮コイルば
ね２６によりフランジ２１ｂに押圧されていて、環状ブ
レーキ板２３の回動に抵抗が付与されている。環状ブレ
ーキ板２３には、その周方向に切欠２８が形成されてお
り、ギヤ２２には、この切欠２８内に位置する連動回転
ピン２９が植設されている。この連動回転ピン２９は、
ギヤ２２と環状ブレーキ板２３との相対回動により、切
欠２８の両端の当接面２８ａ、２８ｂに係合する。
【０００８】ミラーボックス１９には、図示しないミラ
ー駆動機構によって正逆に回転駆動されるミラー駆動レ
バー３０が軸３１で枢着されており、ミラーシート１２
ａの側面には、このミラー駆動レバー３０に係合する被
駆動ピン３２が植設されている。
ー駆動機構によって正逆に回転駆動されるミラー駆動レ
バー３０が軸３１で枢着されており、ミラーシート１２
ａの側面には、このミラー駆動レバー３０に係合する被
駆動ピン３２が植設されている。
【０００９】上記構成の本装置は、次のように作動す
る。図１の観察状態において、シャッタレリーズボタン
が押され、ミラー駆動レバー３０が軸３１を中心に反時
計方向に回動すると、被駆動ピン３２を介してミラー１
２が回動軸１３を中心に回動して跳ね上がり、図３に示
す退避位置に至る。このミラー１２の回動に連動して、
セクタギヤ２０を介してギヤ２２が回動する。ギヤ２２
上の連動回転ピン２９は、切欠２８内を空転して環状ブ
レーキ板２３に対して相対回動し、ミラー１２が上昇端
に達する上昇終期に、切欠２８の当接面２８ａに当接し
て環状ブレーキ板２３をともに回動させる。環状ブレー
キ板２３には、ブレーキパッド２４、２５、圧縮コイル
ばね２６を介して回動抵抗が付与されているために、こ
のミラー１２の上昇終期において、ミラー１２の回動ス
ピードは減殺され、上昇端におけるショックが軽減され
る。
る。図１の観察状態において、シャッタレリーズボタン
が押され、ミラー駆動レバー３０が軸３１を中心に反時
計方向に回動すると、被駆動ピン３２を介してミラー１
２が回動軸１３を中心に回動して跳ね上がり、図３に示
す退避位置に至る。このミラー１２の回動に連動して、
セクタギヤ２０を介してギヤ２２が回動する。ギヤ２２
上の連動回転ピン２９は、切欠２８内を空転して環状ブ
レーキ板２３に対して相対回動し、ミラー１２が上昇端
に達する上昇終期に、切欠２８の当接面２８ａに当接し
て環状ブレーキ板２３をともに回動させる。環状ブレー
キ板２３には、ブレーキパッド２４、２５、圧縮コイル
ばね２６を介して回動抵抗が付与されているために、こ
のミラー１２の上昇終期において、ミラー１２の回動ス
ピードは減殺され、上昇端におけるショックが軽減され
る。
【００１０】図３に示す退避位置から、ミラー１２が回
動軸１３を中心に反時計方向に回動して下降するときに
も、ミラー１２の回動に連動して、セクタギヤ２０を介
してギヤ２２が回動する。従ってギヤ２２上の連動回転
ピン２９は、ミラー上昇時とは逆方向に、切欠２８内を
空転して環状ブレーキ板２３に対して相対回動し、ミラ
ー１２が下降端に達する直前に、切欠２８の当接面２８
ｂに当接して環状ブレーキ板２３をともに回動させる。
よって、ミラー１２の下降終期においても、上昇終期と
同様に、ミラー１２の回動スピードは減殺され、下降端
におけるショックが軽減されることとなる。そして、上
昇終期、下降終期以外は、連動回転ピン２９は切欠２８
内を空転するために、ミラー１２の回動速度が減殺され
ることはない。ギヤ２２に対する環状ブレーキ板２３の
相対回動位置は、ミラー１２が図１に示す観察位置に復
帰するとリセットされ、以後、ミラー１２が昇降する度
に同じ動作が繰り返される。
動軸１３を中心に反時計方向に回動して下降するときに
も、ミラー１２の回動に連動して、セクタギヤ２０を介
してギヤ２２が回動する。従ってギヤ２２上の連動回転
ピン２９は、ミラー上昇時とは逆方向に、切欠２８内を
空転して環状ブレーキ板２３に対して相対回動し、ミラ
ー１２が下降端に達する直前に、切欠２８の当接面２８
ｂに当接して環状ブレーキ板２３をともに回動させる。
よって、ミラー１２の下降終期においても、上昇終期と
同様に、ミラー１２の回動スピードは減殺され、下降端
におけるショックが軽減されることとなる。そして、上
昇終期、下降終期以外は、連動回転ピン２９は切欠２８
内を空転するために、ミラー１２の回動速度が減殺され
ることはない。ギヤ２２に対する環状ブレーキ板２３の
相対回動位置は、ミラー１２が図１に示す観察位置に復
帰するとリセットされ、以後、ミラー１２が昇降する度
に同じ動作が繰り返される。
【００１１】図４、図５は、本発明の別の実施形態を示
す。この実施形態は、ミラーの駆動機構側にショック軽
減装置を設けたもので、ミラーボックス１９に設けた軸
４０には、ミラー駆動レバー４１が回動自在に支持され
ており、ミラー駆動レバー４１の先端に設けた駆動ピン
４１ａは、ミラーシート１２ａに形成した長孔１２ｃに
嵌まっている。
す。この実施形態は、ミラーの駆動機構側にショック軽
減装置を設けたもので、ミラーボックス１９に設けた軸
４０には、ミラー駆動レバー４１が回動自在に支持され
ており、ミラー駆動レバー４１の先端に設けた駆動ピン
４１ａは、ミラーシート１２ａに形成した長孔１２ｃに
嵌まっている。
【００１２】ミラー駆動レバー４１には、軸４０を中心
とするギヤ４２が設けられており、このギヤ４２は、駆
動ギヤ４３に噛み合っている。軸４０には、フランジ４
０ａと４０ｂの間に、図１ないし図３の実施形態と同
じ、環状ブレーキ板２３、ブレーキパッド２４、２５、
圧縮コイルばね２６が支持されており、ミラー駆動レバ
ー４１には、環状ブレーキ板２３に形成した切欠２８内
に位置する、連動回転ピン２９と同じ作用をする連動回
転ピン２９’が植設されている。
とするギヤ４２が設けられており、このギヤ４２は、駆
動ギヤ４３に噛み合っている。軸４０には、フランジ４
０ａと４０ｂの間に、図１ないし図３の実施形態と同
じ、環状ブレーキ板２３、ブレーキパッド２４、２５、
圧縮コイルばね２６が支持されており、ミラー駆動レバ
ー４１には、環状ブレーキ板２３に形成した切欠２８内
に位置する、連動回転ピン２９と同じ作用をする連動回
転ピン２９’が植設されている。
【００１３】この実施例では、図４の観察状態におい
て、シャッタレリーズボタンが押され、駆動ギヤ４３を
介してミラー駆動レバー４１が時計方向に回動すると、
駆動ピン４１ａと長孔１２ｃを介してミラー１２が回動
軸１３を中心に回動して跳ね上がり、退避位置に至る。
このとき、ミラー駆動レバー４１に植設されている連動
回転ピン２９’は、切欠２８内を空転して環状ブレーキ
板２３に対して相対回動し、ミラー１２が上昇端に達す
る直前に、切欠２８の当接面２８ａに当接して環状ブレ
ーキ板２３をともに回動させる。環状ブレーキ板２３に
は、ブレーキパッド２４、２５、圧縮コイルばね２６を
介して回動抵抗が付与されているために、このミラー１
２の上昇終期において、ミラー１２の回動スピードは減
殺され、上昇端におけるショックが軽減される。ミラー
１２が退避位置から観察位置に復帰する際には、ミラー
駆動レバー４１上の連動回転ピン２９’は、ミラー上昇
時とは逆方向に、切欠２８内を空転して環状ブレーキ板
２３に対して相対回動し、ミラー１２が下降端に達する
下降終期に、切欠２８の当接面２８ｂに当接して環状ブ
レーキ板２３をともに回動させる。よって、ミラー１２
の下降終期においても、上昇終期と同様に、ミラー１２
の回動スピードは減殺され、下降端におけるショックが
軽減されることとなる。そして、上昇終期、下降終期以
外は、連動回転ピン２９’は切欠２８内を空転するため
に、ミラー１２の回動速度が減殺されることはない。
て、シャッタレリーズボタンが押され、駆動ギヤ４３を
介してミラー駆動レバー４１が時計方向に回動すると、
駆動ピン４１ａと長孔１２ｃを介してミラー１２が回動
軸１３を中心に回動して跳ね上がり、退避位置に至る。
このとき、ミラー駆動レバー４１に植設されている連動
回転ピン２９’は、切欠２８内を空転して環状ブレーキ
板２３に対して相対回動し、ミラー１２が上昇端に達す
る直前に、切欠２８の当接面２８ａに当接して環状ブレ
ーキ板２３をともに回動させる。環状ブレーキ板２３に
は、ブレーキパッド２４、２５、圧縮コイルばね２６を
介して回動抵抗が付与されているために、このミラー１
２の上昇終期において、ミラー１２の回動スピードは減
殺され、上昇端におけるショックが軽減される。ミラー
１２が退避位置から観察位置に復帰する際には、ミラー
駆動レバー４１上の連動回転ピン２９’は、ミラー上昇
時とは逆方向に、切欠２８内を空転して環状ブレーキ板
２３に対して相対回動し、ミラー１２が下降端に達する
下降終期に、切欠２８の当接面２８ｂに当接して環状ブ
レーキ板２３をともに回動させる。よって、ミラー１２
の下降終期においても、上昇終期と同様に、ミラー１２
の回動スピードは減殺され、下降端におけるショックが
軽減されることとなる。そして、上昇終期、下降終期以
外は、連動回転ピン２９’は切欠２８内を空転するため
に、ミラー１２の回動速度が減殺されることはない。
【００１４】以上の実施形態は、環状ブレーキ板２３を
ミラー１２の昇降に連動して回転する回転部材（ギヤ２
２、ミラー駆動レバー４１）と同軸に設けたものである
が、図６は、ミラー１２の昇降に連動して回転する回転
部材５０とレバー状ブレーキ部材５１とを、異なる軸５
２、５３に設けた実施形態である。回転部材５０は、例
えば、図１のギヤ２２、図４のミラー駆動レバー４１に
相当する部材で、ミラー１２が観察位置と退避位置との
間を移動するとき、正逆に回転する。ブレーキ部材５１
は、環状ブレーキ板２３に相当する部材で、軸５３に、
その回動に抵抗を与える摩擦部材（図示せず）が備えら
れている。回転部材５０上には、ミラー１２の上昇終期
と下降終期において、このブレーキ部材５１と係合して
これをともに回動させる２つの連動回転ピン５４、５５
が植設されている。
ミラー１２の昇降に連動して回転する回転部材（ギヤ２
２、ミラー駆動レバー４１）と同軸に設けたものである
が、図６は、ミラー１２の昇降に連動して回転する回転
部材５０とレバー状ブレーキ部材５１とを、異なる軸５
２、５３に設けた実施形態である。回転部材５０は、例
えば、図１のギヤ２２、図４のミラー駆動レバー４１に
相当する部材で、ミラー１２が観察位置と退避位置との
間を移動するとき、正逆に回転する。ブレーキ部材５１
は、環状ブレーキ板２３に相当する部材で、軸５３に、
その回動に抵抗を与える摩擦部材（図示せず）が備えら
れている。回転部材５０上には、ミラー１２の上昇終期
と下降終期において、このブレーキ部材５１と係合して
これをともに回動させる２つの連動回転ピン５４、５５
が植設されている。
【００１５】この実施形態では、ミラー１２が回動軸１
３を中心に回動して跳ね上がり、退避位置に至るとき、
回転部材５０が時計方向に回動する。このとき、回転部
材５０に植設されている連動回転ピン５４は、ミラー１
２が上昇端に達する直前に、ブレーキ部材５１に当接し
てこれをともに回動させる。ブレーキ部材５１には、回
動抵抗が付与されているために、ミラー１２の上昇終期
において、ミラー１２の回動スピードは減殺され、上昇
端におけるショックが軽減される。一方ミラー１２が退
避位置から観察位置に復帰する際には、回転部材５０
は、反時計方向に回動する。回転部材５０に植設されて
いる連動回転ピン５３は、ミラー１２が下降端に達する
直前に、ブレーキ部材５１に当接してこれをともに回動
させる。よってミラー１２の下降終期においても、ミラ
ー１２の回動スピードは減殺され、下降端におけるショ
ックが軽減される。そして、上昇終期、下降終期以外
は、連動回転ピン５４、５５は、ブレーキ部材５１と係
合しないために、ミラー１２の回動速度が減殺されるこ
とはない。
３を中心に回動して跳ね上がり、退避位置に至るとき、
回転部材５０が時計方向に回動する。このとき、回転部
材５０に植設されている連動回転ピン５４は、ミラー１
２が上昇端に達する直前に、ブレーキ部材５１に当接し
てこれをともに回動させる。ブレーキ部材５１には、回
動抵抗が付与されているために、ミラー１２の上昇終期
において、ミラー１２の回動スピードは減殺され、上昇
端におけるショックが軽減される。一方ミラー１２が退
避位置から観察位置に復帰する際には、回転部材５０
は、反時計方向に回動する。回転部材５０に植設されて
いる連動回転ピン５３は、ミラー１２が下降端に達する
直前に、ブレーキ部材５１に当接してこれをともに回動
させる。よってミラー１２の下降終期においても、ミラ
ー１２の回動スピードは減殺され、下降端におけるショ
ックが軽減される。そして、上昇終期、下降終期以外
は、連動回転ピン５４、５５は、ブレーキ部材５１と係
合しないために、ミラー１２の回動速度が減殺されるこ
とはない。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ミラーの
上昇下降の終期以外の動作速度を遅くすることなく、そ
の上昇、下降の終端でのショックを軽減することができ
る。また、その構造は 単純であり、小さいスペースで
安価に提供することができる。
上昇下降の終期以外の動作速度を遅くすることなく、そ
の上昇、下降の終端でのショックを軽減することができ
る。また、その構造は 単純であり、小さいスペースで
安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるミラーのショック軽減装置の第一
の実施形態を示す、ミラーの観察位置での側面図であ
る。
の実施形態を示す、ミラーの観察位置での側面図であ
る。
【図２】図１のII−II線に沿う断面図である。
【図３】図１の装置のミラー退避位置での側面図であ
る。
る。
【図４】本発明によるミラーのショック軽減装置の第二
の実施形態を示す、ミラーの観察位置での側面図であ
る。
の実施形態を示す、ミラーの観察位置での側面図であ
る。
【図５】図４のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。
【図６】本発明によるミラーのショック軽減装置の第三
の実施形態を示す要部の側面図である。
の実施形態を示す要部の側面図である。
１１ 撮影レンズ １２ クイックリターンミラー １３ 回動軸 ２０ セクタギヤ ２１ 軸 ２２ ギヤ（回動部材） ２３ 環状ブレーキ板 ２４ ２５ ブレーキパッド ２６ 圧縮コイルばね ２８ 切欠 ２８ａ ２８ｂ 当接面 ２９ ２９’ ５４ ５５ 連動回転ピン ３０ ミラー駆動レバー ４１ ミラー駆動レバー（回動部材） ５０ 回転部材 ５１ レバー状ブレーキ部材
Claims (5)
- 【請求項１】 回転軸を中心とする回動動作により、撮
影レンズを透過した光をファインダー系に導く観察位置
と、撮影光路から退避する退避位置との間を移動するミ
ラーを有する一眼レフカメラにおいて、 上記ミラーが回動するとき、ともに回動する回動部材；
回動軸を中心に回動可能なブレーキ部材；このブレーキ
部材の回動に抵抗を与える摩擦部材；及び上記ミラーが
観察位置から退避位置に上昇する上昇終期と退避位置か
ら観察位置に下降する下降終期にそれぞれ上記回動部材
が正逆に回転するとき、上記ブレーキ部材を該回動部材
と同方向に回動させる、該回動部材に備えられた連動部
材；を備えたことを特徴とする一眼レフカメラのミラー
ショック軽減装置。 - 【請求項２】 請求項１において、回動部材とブレーキ
部材は同軸に相対回動自在に設けられ、ミラーが観察位
置から退避位置に上昇する上昇終期と、退避位置から観
察位置に下降する下降終期にそれぞれ、回動部材がブレ
ーキ部材に対して逆方向に相対回動するミラーショック
軽減装置。 - 【請求項３】 請求項２において、回動部材は、ミラー
の回転軸に備えられたギヤと噛み合うギヤであるミラー
ショック軽減装置。 - 【請求項４】 請求項２において、回動部材は、ミラー
を駆動するミラー駆動レバーであるミラーショック軽減
装置。 - 【請求項５】 請求項１において、回動部材とブレーキ
部材とは、異なる軸に支持されているミラーショック軽
減装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086609A JPH09281596A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 一眼レフカメラのミラーショック軽減装置 |
| US08/832,195 US5781811A (en) | 1996-04-09 | 1997-04-08 | Shock absorber of mirror in single lens reflex camera |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8086609A JPH09281596A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 一眼レフカメラのミラーショック軽減装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09281596A true JPH09281596A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=13891765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8086609A Pending JPH09281596A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 一眼レフカメラのミラーショック軽減装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5781811A (ja) |
| JP (1) | JPH09281596A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009288513A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Sony Corp | ミラー駆動装置および撮像装置 |
| CN102109743A (zh) * | 2009-12-25 | 2011-06-29 | Hoya株式会社 | 单反照相机的结合有制动机构的反光镜驱动装置 |
| JP2011150302A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-08-04 | Hoya Corp | 一眼レフカメラのミラーブレーキ機構 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4371751B2 (ja) * | 2003-08-01 | 2009-11-25 | キヤノン株式会社 | 交換レンズおよびカメラシステム |
| JP5879933B2 (ja) * | 2011-10-27 | 2016-03-08 | リコーイメージング株式会社 | カメラの可動ミラー衝撃吸収機構 |
| US8845211B2 (en) | 2011-11-29 | 2014-09-30 | Pentax Ricoh Imaging Company, Ltd. | Shock-absorbing mechanism for movable mirror of camera |
| CN110898732A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-03-24 | 安庆市恒玉油脂股份有限公司 | 一种植物油专用的高效混合装置 |
Family Cites Families (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3507199A (en) * | 1967-06-21 | 1970-04-21 | Nippon Kogaku Kk | Damping means for viewing mirror |
| JPS4733308Y1 (ja) * | 1969-03-27 | 1972-10-07 | ||
| US3680458A (en) * | 1970-01-26 | 1972-08-01 | Asahi Optical Co Ltd | Spring-actuated mechanism particularly for single-lens reflex cameras |
| JPS536424Y2 (ja) * | 1971-07-15 | 1978-02-18 | ||
| JPS5241857Y2 (ja) * | 1972-09-20 | 1977-09-22 | ||
| JPS5614501Y2 (ja) * | 1974-04-13 | 1981-04-06 | ||
| JPS5952412B2 (ja) * | 1975-07-03 | 1984-12-19 | 旭光学工業 （株） | 一眼レフレツクスカメラのミラ−駆動装置 |
| JPS602582Y2 (ja) * | 1977-10-28 | 1985-01-24 | 旭光学工業株式会社 | 一眼レフレツクスカメラにおけるミラーの緩衝装置 |
| JPS54115130A (en) * | 1978-02-28 | 1979-09-07 | Asahi Optical Co Ltd | Mirror operating system in single lens reflex camera |
| JPS5770524A (en) * | 1980-10-20 | 1982-05-01 | Asahi Optical Co Ltd | Braking mechanism for mirror ascending |
| JPH0538344Y2 (ja) * | 1986-01-24 | 1993-09-28 | ||
| US5257052A (en) * | 1988-09-07 | 1993-10-26 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Electrically driving apparatus of mirror in single-lens reflex camera |
| JPH08234303A (ja) * | 1995-02-27 | 1996-09-13 | Asahi Optical Co Ltd | 一眼レフカメラのミラーのショック軽減機構 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP8086609A patent/JPH09281596A/ja active Pending
-
1997
- 1997-04-08 US US08/832,195 patent/US5781811A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009288513A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Sony Corp | ミラー駆動装置および撮像装置 |
| US8079720B2 (en) | 2008-05-29 | 2011-12-20 | Sony Corporation | Mirror drive apparatus and imaging apparatus |
| CN102109743A (zh) * | 2009-12-25 | 2011-06-29 | Hoya株式会社 | 单反照相机的结合有制动机构的反光镜驱动装置 |
| JP2011150301A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-08-04 | Hoya Corp | 一眼レフカメラのブレーキ機構を備えたミラー駆動装置 |
| JP2011150302A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-08-04 | Hoya Corp | 一眼レフカメラのミラーブレーキ機構 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5781811A (en) | 1998-07-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH09281596A (ja) | 一眼レフカメラのミラーショック軽減装置 | |
| JPH0510656B2 (ja) | ||
| JP3804109B2 (ja) | カメラのミラーバウンド防止装置 | |
| JPS5952412B2 (ja) | 一眼レフレツクスカメラのミラ−駆動装置 | |
| JPS6030744Y2 (ja) | 一眼レフカメラのミラ−作動機構 | |
| JPH11265027A (ja) | 一眼レフカメラのミラー装置 | |
| JPH0326507Y2 (ja) | ||
| JPH058595Y2 (ja) | ||
| JPH0412497Y2 (ja) | ||
| JPS6226746Y2 (ja) | ||
| JP2765747B2 (ja) | カメラ | |
| JP2965945B2 (ja) | シャッタ装置 | |
| JPS6027383Y2 (ja) | 一眼レフカメラのミラ−構造 | |
| JP2578180B2 (ja) | モータ駆動装置 | |
| JP2925228B2 (ja) | カメラの二重遮光装置 | |
| JPH1124163A (ja) | ミラー駆動機構のミラーブレーキ装置及びカメラ | |
| JP3101944B2 (ja) | カメラ用シャッタ | |
| JP2545354B2 (ja) | 一眼レフレツクスカメラの絞り制御装置 | |
| JPH0331944Y2 (ja) | ||
| JP3386178B2 (ja) | 駆動機構 | |
| JP2575871Y2 (ja) | 交換レンズの絞り装置 | |
| JPH01102443A (ja) | ミラー駆動機構 | |
| JPH0643788Y2 (ja) | 一眼レフカメラ | |
| JP2007133010A (ja) | シャッタ装置およびフォーカルプレンシャッタ | |
| JPS59232329A (ja) | カメラのミラ−バウンド防止装置 |