JP2965945B2 - シャッタ装置 - Google Patents

シャッタ装置

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JP2965945B2
JP2965945B2 JP32438397A JP32438397A JP2965945B2 JP 2965945 B2 JP2965945 B2 JP 2965945B2 JP 32438397 A JP32438397 A JP 32438397A JP 32438397 A JP32438397 A JP 32438397A JP 2965945 B2 JP2965945 B2 JP 2965945B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フオーカルプレー
ンシャッタ等のシャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フオーカルプレーンシャッタにお
いて、遮光性を増すために、アパーチャを先羽根群と後
羽根群の両方で遮るいわゆる2重遮光シャッタが存在し
た。
【0003】2重遮光シャッタの1つのタイプは、露光
終了直後、後羽根群がアパーチャを覆ったままの状態の
ときに、先羽根群をアパーチャを覆う位置へと移動させ
るタイプで、巻上げ時に2重遮光を解除する構造であっ
た。
【0004】しかし、近年のカメラはモータドライブ装
置内蔵のものが一般的で、撮影終了後ただちに巻上げ動
作を行ってしまうため、このタイプの2重遮光シャッタ
では、撮影終了後すぐに2重遮行が解除されてしまうた
め、遮光の意味が薄れてしまった。
【0005】2重遮光シャッタのもう一つのタイプは、
モータ・ドライブ装置内蔵カメラに向いたもので、撮影
終了後に後羽根群をアパーチャを覆う位置に保持したま
まチャージ動作を行い、先羽根群がチヤージ完了した時
点、すなわち先羽根群もアパーチヤを覆った状態でチヤ
ージ完了としカメラのレリーズ操作を待つ方式である。
次にレリーズ操作が行われるとアパーチャを覆う位置に
保持されていた後羽根群の保持を解除し、後羽根群がア
パーチャから退避完了後に先羽根群、後羽根群の順で所
定のタイミングで走行し露光を完了するものである。
【0006】しかし、この後者のタイプのシャッタも次
のようなカメラにおいては不都合が生じる。
【0007】すなわち、カメラにおいては、撮影者がレ
リーズ操作をした後に実際の撮影が行われるまでの時間
をレリーズ・タイムラグというが、レリーズタイムラグ
が少ないほど、撮影者が撮影しようとした瞬間に近い写
真撮影が可能となる。特にスポーツ写真、レース写真に
おいてはレリーズタイムラグが決定的瞬間をとらえる大
きなさまたげとなる。しかるに上記の後者のタイプのシ
ャッタにおいては、レリーズ操作後に後羽根群の退避を
行うため、後羽根群が退避する時間および退避した後羽
根群が安定するまでの時間がレリーズタイムラグに加わ
ってしまうため、決定的瞬間をとらえるには不向きとな
る。
【0008】なお、従来よりレリーズタイムラグを短く
するために、レフレックスミラーを固定し、前記ミラー
の撮影退避運動にかかる時間をはぶくことが知られてい
るが、この種のカメラに上記の後者のタイプのシャッタ
は実際上組込むことはできない。
【0009】そこで、後羽根群の退避動作をレリーズ操
作以前に行うことを可能とし、レリーズタイムラグに上
記後羽根群の退避動作の時間が加わることを防ぐことが
考えられるが、レリーズ前に後羽根群の退避を行ってし
まったのちに、レリーズ操作を中止した場合(撮影しよ
うと思ったが良いシーンでないためにそれをやめた
時)、シャッタをまた2重遮光にするためには、後羽根
群の走行完了状態を作らなければならない。
【0010】すなわち、後羽根群のみ通常のレリーズと
同様に走行させて、後羽根群の走行完了状態を作り出す
ことになる。そして、その後にもう一度チャージ動作を
して、2重遮光状態に復帰させる。ただし、このような
動作は、撮影を中止したにもかかわらず羽根群が走行す
るのであたかも撮影をしたかのごとき音がレリーズ操作
を解除した後に出て撮影者をまどわせたり、後羽根群だ
けは通常の撮影以外の時にも走行しなければならないた
め、これがたび重なると後羽根群の破損という事故も起
こる可能性があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題を解決する
ため、本出願人は後羽根群作動レバーを実質的に二体化
し、シャッタチャージレバーと連動する2重遮光形成レ
バーを追加したシャッタ装置を提案しているが、以下に
示す問題がある。
【0012】:相対的に機構及び動作の複雑化が避け
られず、シャッタ精度へ微妙な影響が懸念される。
【0013】:ベースとなるシャッタ機構に対する部
品の変更規模が大きく、コストアップとなるとともに、
2重遮光装置としての汎用性に欠ける。
【0014】本出願に係る発明の目的は、このような従
来の問題点を解決し、機構等の複雑化を招くことなく、
またシャッタ精度の低下を招くことのない2重遮光が可
能なシャッタ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、露光動作によってアパチャーを閉鎖する位置から開
放する位置に移動する先羽根と、所定のタイミングで前
記先羽根を駆動する先羽根駆動機構と、露光動作によっ
てアパチャーが開放する位置から閉鎖する位置に移動す
る後羽根と、所定のタイミングで前記後羽根を駆動する
後羽根駆動機構と、露光後に前記先羽根及び前記後羽根
を露光前の位置に復帰させるチャージ機構と、前記先羽
根駆動機構、前記後羽根駆動機構および前記チャージ機
構とは無関係に前記後羽根を移動させることで2重遮光
状態と2重遮光解除状態とを切り替えるレバー部材とを
有することを特徴としている。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図8は本発明の一実施の
形態を示す。
【0018】本実施の形態によるカメラの全体的構成を
先ず簡単に説明する。
【0019】本実施の形態の一眼レフレックスカメラ
は、図7に示すように、ファインダー光学系304へ被
写体光を導くメインミラー(半透過ミラー)300を固
定とし、半透過ミラー300を透過した被写体光を測
光、測距装置へ導くサブミラー305を可動ミラーと
し、撮影時に図7(b)に示すように退避する。
【0020】これらミラーは前板(撮影レンズとの接合
面を構成する)と一体的に形成されたミラーボックス内
に収容されており、該ミラーボックスの後端面に、図4
に示す2重遮光方式のシャッタ200が取り付けられ
る。
【0021】図4に示すシャッタ200は、カメラ前面
から見た状態を示し、カメラ前面から見た場合に、ミラ
ーボックスの左側にシャッタ駆動部が配置される。
【0022】一方、本実施の形態においては、ミラーを
駆動するモータと、シャッタを駆動するためのモータと
を共用しており、該モータはカメラを前面から見た場
合、ミラーボックスの右側に配置されており、図1にそ
の配置を示す。
【0023】そして、ミラーボックスの右側に配置され
たモータから、シャッタ200のミラーボツクス左側に
配置されている駆動部への動力伝達は、図3に示すよう
に、ミラーボックス底面側に設けられた機構を介して伝
えられるようになっている。なお、シャッタ200は、
先羽根群202と後羽根群201とが上半部分で重なっ
た2重遮光状態を図4(a)、図7(a)に示すように
構成するもので、先羽根群202のみで遮光している下
半部分に対向して上記した可動ミラーが配置され、結果
として該下半部分についても2重遮光が行なわれる。
【0024】図1において、10はレンズ取付け用マウ
ント及びミラーボックスを有する前板、20はミラー駆
動を行なうモータ、30はモータ20よりの動力を伝達
軸40へ減速伝達するギヤ列を有する減速系、50は伝
達軸40へ固着されているウォームギヤ、60はモータ
20の一方向回転によりウォームギヤ50を介して反時
計方向へ回転させられるウォームホイールを有するカム
ギヤであり、ギヤ内側にはミラー駆動レバー70を駆動
する駆動カム61が固着されている。
【0025】70はミラー駆動レバーで、前板10の側
壁に軸部71により回転可能に保持されており、上端部
には、カムギヤ60の駆動カム61と当接し、該駆動カ
ム61により動かされるコロ部72を有し、他端には、
図1では不図示のサブミラーアーム320に固着されて
いる駆動ピン321に当接してサブミラーを駆動するた
めの駆動腕部73を有する。ミラー駆動レバー70に
は、シャッタ200を駆動するためにIF駆動レバー8
0を駆動するためのIF駆動軸74を有している。駆動
カム61により回動されるミラー駆動レバー70は、カ
ムギヤ60の反時計方向回転により軸部71を回転中心
として時計方向へ回転する。
【0026】80はIF駆動レバーで、前板10の側壁
上で伝達軸40、カムギヤ60、ミラー駆動レバー70
をカバーする不図示のカバー板上に、軸部81により回
転可能に保持されており、上端部にはミラー駆動レバー
70のIF駆動軸74と当接摺動するカム部82が形成
されている。
【0027】すなわち、IF駆動レバー80はミラー駆
動レバー70(IF駆動軸)の時計方向の回動をカム部
82により受け、反時計方向へ回動する。また、IF駆
動レバー80の下端部には、紙面裏側へ曲がっている立
曲げ部83を有し、立曲げ部83はIF駆動レバー80
の反時計方向の回動により、シャッタ200の駆動のた
めにIFピン91を右方向へ駆動する。
【0028】図2において、90はミラーボックスの底
面側に設けられたIFレバーで、不図示のカメラ本体側
に軸部92により回動自在に保持されており、IF駆動
レバー80の立曲げ部83側に延びる腕部90aに該立
曲げ部83と係合するIFピン91が固着されている。
IFレバー90は、IFピン91がIF駆動レバー80
により駆動され、反対側の腕部90bが時計回転に回動
し、後述するシャッタ解除レバー100の立曲げ部10
2を左方向へ動かす。
【0029】図3において、100はモータ20とは反
対側のミラーボックスの側面に沿って設けられたシャッ
タ解除レバーで、前板10の側壁へ軸部101により回
動可能に軸支されている。シャッタ解除レバー100
は、下端部にIFレバー90の腕部90bと係合する立
曲げ部102を有し、右端には後述する連結レバー11
0の連結ダボ110aと嵌合摺動する二股のカム部10
3を、左端にはバネ掛け部104を有し、連結レバー1
10のバネ掛け部115との間に引張りバネ140が掛
けられている。引張りバネ140は、常時、シャッタ解
除レバー100と連結レバー110を互いに引張り合う
方向へ力をかけているため、シャッタ解除レバー100
は、常に時計回転方向へ、また連結レバー110は反時
計回転方向へ付勢されている。
【0030】110は軸部111を中心に回動する連結
レバーで、シャッタ解除レバー100により駆動されて
両端部に連結されている遮光解除レバー120とボディ
ーレリーズ解除レバー130を夫々駆動する。連結レバ
ー110は、シャッタ解除レバー100のカム部103
と嵌合摺動する連結ダボ110aを有する腕部112
と、遮光解除レバー120の長穴カム部122と嵌合摺
動する連結ダボ110bを有する腕部113と、ボディ
ーレリーズ解除レバー130の長穴カム部132と嵌合
摺動する連結ダボ110cを有する腕部114とから成
る。カム部103は、シャッタ解除レバー100が反時
計方向へ回動すると、連結レバー110を時計方向へ回
動させるようにそのカム面が形成されている。
【0031】120は後述するシャッタ200の2重遮
光機構を駆動するための遮光解除レバーで、前板10に
軸部121により回動可能に軸支されている。遮光解除
レバー120は、下端部が連結レバー110の連結ダボ
110bと長穴カム部122により連結されており、ま
た上端部にシャッタ200の遮光レバー220と係合す
る解除部123を有する。また、遮光解除レバー120
は、連結レバー110が引張りバネ140により反時計
方向へ回動するように付勢されているため、連結レバー
110により時計方向へ常時回転力が与えられている。
【0032】130はボディーレリーズ解除レバーで、
後述するシャッタ200に設けられたボディーレリーズ
レバー210を駆動するものであり、前板10へ軸部1
31により回動可能に軸支されている。ボディーレリー
ズ解除レバー130は、上端部が長穴カム部132によ
り連結レバー110と連結され、左端部にボディーレリ
ーズレバー210を駆動するための駆動部133を有す
る。
【0033】図4はシャッタ200をカメラ前面より見
た図で、レリーズ前セット状態で先羽根群202と後羽
根群201により2重遮光がされている。同図におい
て、後羽根群201はアパチャー203の約半分以上を
先羽根群202と重なるように駆動されることにより、
シャッタ200の2重遮光を行なう。210はボディー
レリーズレバーで、前述したボディーレリーズ解除レバ
ー130により時計回転方向へ回動される。220は遮
光レバーで、前述した遮光解除レバー120にて反時計
方向へ回動されることにより、後羽根群201を駆動
し、2重遮光を行なう。
【0034】図5は、シャッタ200の駆動系の一部
で、前記ボディーレリーズレバー210の役割を示すも
のである。同図において、ボディーレリーズレバー21
0は、軸部210bにより回動自在に保持されており、
反時計回転方向へ回動するように引張りバネ210aに
より付勢されている。またボディーレリーズレバー21
0は、ボディーレリーズ解除レバー130により時計回
転に回動させられる腕部210cと、保持レバー211
の回動ストッパーである緊定部210dとを有する。
【0035】211は保持レバーで、軸部211bによ
り回動自在に保持され、反時計回転方向へ回動するよう
に引張りバネ211aにより付勢されている。また、保
持レバー211は、前記ボディーレリーズ解除レバー2
10の緊定部210dに当接しているストッパー部21
1cと、電磁石214,216のアーマチャー213,
215を前記電磁石214,216へ押圧保持する保持
部材212を有する。保持部材212は、保持レバー2
11の回動端部211dに軸部212aを介して揺動可
能に取付けられている。
【0036】213は先羽根群202の駆動を開始させ
るための先羽根アーマチャーで、軸部213bにより回
動可能に軸支され、吸着部213cが電磁石214に吸
着されると共に、離反バネ213aにより反時計方向の
回動力が加えられている。215は後羽根群201の駆
動を開始させるための後羽根アーマチャーで、軸部21
5bにより回動可能に軸支され、吸着部215cが電磁
石216に吸着されると共に、離反バネ215aにより
反時計方向の回動力が加えられている。
【0037】図6は、シャッタ200に設けられた2重
遮光機構を示すものである。220は遮光レバーで、軸
部221により回動可能に軸支され、戻しバネ220a
により時計回転方向へ回動するように付勢されている。
【0038】遮光レバー220は、遮光解除レバー12
0の解除部123に係合して動かされるインターフェイ
ス部223と、後羽根作動レバー230の作動軸232
と係合し駆動する駆動部222を有する。230は後羽
根作動レバーで、軸部231により回動自在に軸支され
ていると共に、復帰バネ230aにより反時計方向へ回
転するように付勢されている。また後羽根作動レバー2
30は、作動軸232により後羽根群201と連結さ
れ、反時計方向への回動により後羽根群201による2
重遮光を解除する。
【0039】図7は、前板10のミラーボックス内及び
シャッタ200の断面図である。300は撮影レンズよ
り入光した入束の一部をファインダー光学系304へ導
びき、残りをフィルム面へ透過させるように構成してあ
る半透過ミラーで、主ミラー枠302上へ形成した薄膜
303を半透過ミラー処理にしている。半透過ミラー3
00は、前板10へ固着されている固定ダボ301a,
301b上へのせられ、上方より押え枠310に取付け
られた押えバネ313により固定ダボ301a,301
bへ押しつけることにより固定される。半透過ミラー3
00を固定する押え枠310は、上端部のヒンジ部31
1と下端部の固定ビス312により前板10に固定され
る。
【0040】320はサブミラーアームで、前板10に
固定されたアームヒンジ軸322により回動可能に軸支
されている。サブミラーアーム320の先端部には、前
板10の下部へ配設されている不図示の測光・焦点検出
装置へ半透過ミラー300を透過した光束の一部を導び
くためのサブミラー305を固定したサブミラー受板3
30を回動可能に軸支するためのサブミラーヒンジ32
3を有している。
【0041】またサブミラーアーム320の中央部に
は、ミラー駆動レバー70によりサブミラーアームを時
計方向へ駆動させるための駆動ピン321が固着されて
いる。324は、サブミラーアーム320を反時計回転
方向へ付勢しアップ状態を保持しておくためのアームバ
ネで、一端をサブミラーアーム320へ、他端を前板1
0のミラーボックス側面に固定されているトーションス
プリングである。
【0042】サブミラー305を固定しているサブミラ
ー受板330は、前板10に固定されているアップ付勢
バネ340により、サブミラー受板330に固着されて
いるサブミラー駆動ピン331が当接付勢され、サブミ
ラーヒンジ323を中心として時計回転方向へ付勢され
る。また、サブミラー受板330は、前板10のミラー
ボックス側壁に固定された偏心軸を有するストッパーダ
ボ360へ当接し保持される。
【0043】上記の構成において、レリーズ動作が開始
されると、モータ20に通電が行なわれ、モータ20の
駆動力が減速系30、伝達軸40、ウォームギヤ50を
介してカムギヤ60に伝達され、カムギヤ60が反時計
方向へ回転をはじめる(図1(a),(b))。
【0044】カムギヤ60の回転によりミラー駆動レバ
ー70が時計方向へ回動し、サブミラーアーム320の
駆動ピン321を押し下げ、サブミラーアーム320と
サブミラー受板330がダウンを開始する。
【0045】一方、ミラー駆動レバー70のIF駆動軸
74により、IF駆動レバー80を反時計方向へ回転さ
せはじめる。図1(b)に示すように、カムギヤ60は
ミラー駆動レバー70のコロ部72が駆動カム61のカ
ムトップに来ると、不図示の位相検知手段によりカムト
ップ位置が検知され、モータ20の通電が断たれ駆動カ
ムがストップし、図7(b)に示すようにサブミラーア
ーム320とサブミラー受板330はミラーボックス下
方へ退避し、ダウンを完了させる。この時サブミラー受
板330は前板10に固定された板バネであるダウン付
勢バネ350によりサブミラー駆動ピン331を反時計
方向へ付勢しダウン状態を保持する。
【0046】ミラー駆動レバー70の駆動は同時にIF
駆動レバー80を反時計回転方向へ回動させるため、図
2(b)に示すように、IFレバー90を時計回転方向
へ回動させる。
【0047】図3(b)において、シャッタ解除レバー
100は、IFレバー90の動きにより引張りバネ14
0の力に抗して反時計方向へ回動されるので、シャッタ
解除レバー100に連結されている連結レバー110も
そのカム部103の作用により引張りバネ140の力に
抗して時計回転方向へ回動する。
【0048】すなわち、引張りバネ140は、サブミラ
ーのダウン駆動によりシャッタ解除レバー100と連結
レバー110によりバネ力がチャージされる。
【0049】また連結レバー110の駆動に伴ない、連
結レバー110に連結されている遮光解除レバー120
と、ボディーレリーズ解除レバー130を各々反時計方
向に回動する。
【0050】反時計方向に回動したボディーレリーズ解
除レバー130は、図4(b)及び図5(b)に示すよ
うに、シャッタ200のボディーレリーズレバー210
を引張りバネ210aのバネ力に抗し時計回転方向へ回
動する。その際、保持レバー211のストッパー部21
1cと緊定部210dとの当接が外れ、保持レバー21
1は引張りバネ211aのバネ力により反時計方向へ回
動し、先羽根アーマチャー213と後羽根アーマチャー
215のロック保持を解除する。
【0051】電磁石214,215は、通電により磁力
を発生させるタイプのものであり、カメラの作動シーケ
ンス上では、ボディーレリーズレバー210が作動する
以前に通電がおこなわれるようになっており、ボディー
レリーズレバー210が作動し、保持レバー211によ
るアーマチャー213,215の保持が解除されてもア
ーマチャー213,215は電磁石214,215へ吸
着保持され続け、シャッタ作動信号により各々電磁石の
通電をoffし羽根走行(露光)を行なう(図5
(c))。
【0052】次にシャッタ200の2重遮光解除につい
て説明する。図6(a)に示すように、遮光レバー22
0は戻しバネ220aにより時計方向へ付勢されている
が、遮光解除レバー120により時計方向への回動が阻
止されている。また、後羽根作動レバー230も復帰バ
ネ230aに抗しながら2重遮光位置にて遮光レバー2
20により保持され、シャッタ200は図4(a)に示
すような2重遮光を行なう。この状態より、前述したサ
ブミラーの駆動が行なわれることにより、図6(b)に
示すように、遮光解除レバー120は下方へ退避をす
る。
【0053】遮光レバー220は戻しバネ220aによ
り時計方向へ回動し、後羽根作動レバー230の保持を
解除する。2重遮光状態での保持を解除された後羽根作
動レバー230は、復帰バネ230aにより反時計回転
方向へ後羽根群201と共に駆動され、後羽根走行前に
セットされ2重遮光は解除される。
【0054】このように、モータ20の駆動で、図7
(b)に示すようにサブミラーがミラーボックス下方へ
退避すると共に、シャッタ200のボディーレリーズレ
バー210と遮光レバー220が駆動され、2重遮光の
解除とシャッタ先・後羽根群の走行準備がなされ、電磁
石214,216の作動で露光が行なわれる。
【0055】シャッタ200が作動し露光が完了する
と、モータ20は再び回転しカムギヤ60をサブミラー
ダウン時と同一方向へ回転させるため、ミラー駆動レバ
ー70はカム61のトップ部よりはずれ、サブミラーア
ーム320のアップ作動と共に反時計方向へ回転し初期
位置へ復帰する。
【0056】また、IF駆動レバー80、IFレバー9
0も同様に前回とは反対方向へ移動し初期位置へ復帰す
る。IFレバー90の動きにより、シャッタ解除レバー
100と連結レバー110は、引張りバネ力により互い
に引き合う方向へ回転すると共に、遮光レバー120と
ボディーレリーズ解除レバー130も駆動され、またシ
ャッタ200のボディーレリーズレバー210と遮光レ
バー220も各々初期位置へ復帰する。
【0057】シャッタ200は、不図示のチャージ機構
によりシャッタ作動前の状態へセットされる。この時、
不図示のチャージ機構は、保持レバー211を引張りバ
ネ211aに坑し時計回転方向へ回転させ、アーマチャ
ー213、215を電磁石214、216へ吸着保持さ
せる。
【0058】また、後羽根作動レバー230は復帰バネ
230aより復帰させられるが、駆動途中に遮光レバー
220がセットされているため2重遮光状態で停止す
る。
【0059】ここで、遮光レバー220は、後羽根群2
01を移動させることができるものであって、先羽根群
202を走行させる機構、後羽根群201を移動させる
機構及び不図示のシャッタチャージ機構とは独立して作
動するものである。
【0060】以上、説明したように駆動することによ
り、サブミラーのダウンにより、2重遮光を解除しシャ
ッタ走行準備状態にセットすると共に、サブミラーアッ
プにより再び2重遮光を行なう。
【0061】また、本実施の形態においては、シャッタ
200の2重遮光は、図8に示すようにカメラ本体40
0のアパーチャ401に対して、サブミラーアーム32
0とサブミラー受板330によりアパチャ401の下部
約2/3をおおいかくしているため、シャッタ200の
後羽根群201と先羽根群202による2重遮光は、ア
パチャー401の上部1/2をかくすように構成してい
る。
【0062】以上、説明したように、請求項1に記載し
た発明によれば、前記先羽根駆動機構、前記後羽根駆動
機構および前記チャージ機構とは無関係に前記後羽根を
移動させることで2重遮光状態と2重遮光解除状態とを
切り替えるレバー部材とを有することにより、機構を複
雑化することなく2重遮光が可能になるとともに、シャ
ッタ精度の低下を招くこともない
【0063】したがって、従来の問題点を解決した2重
遮光が可能なシャッタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、(a),(b)
はサブミラー駆動機構の作動状態を示す側面図
【図2】本発明の一実施の形態を示し、(a),(b)
はIFレバーの作動状態を示す平面図
【図3】本発明の一実施の形態を示し、(a),(b)
はシャッタ解除機構の作動状態を示す側面図
【図4】本発明の一実施の形態を示し、(a),(b)
はシャッタの正面図
【図5】本発明の一実施の形態を示し、(a),
(b),(c)はボディーレリーズレバーの作動状態を
示す平面図
【図6】本発明の一実施の形態を示し、(a),(b)
は遮光レバーの作動状態を示す平面図
【図7】本発明の一実施の形態を示し、(a),(b)
はサブミラーの作動状態を示す断面図
【図8】本発明の一実施の形態を示すカメラの背面側の
部分透視図
【符号の説明】
10…前板 20…モータ 60…カムギヤ 70…ミラー駆動レバー 80…IF駆動レバー 90…IFレバー 100…シャッタ解除レバー 110…連結レバー 120…遮光解除レバー 130…ボディレリーズ解除レバー 200…シャッタ 201…後羽根群 202…前羽根群 210…ボディーレリーズレバー 220…遮光レバー 400…カメラ本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 9/36 - 9/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光動作によってアパチャーを閉鎖する
    位置から開放する位置に移動する先羽根と、所定のタイ
    ミングで前記先羽根を駆動する先羽根駆動機構と、露光
    動作によってアパチャーが開放する位置から閉鎖する位
    置に移動する後羽根と、所定のタイミングで前記後羽根
    を駆動する後羽根駆動機構と、露光後に前記先羽根及び
    前記後羽根を露光前の位置に復帰させるチャージ機構
    、前記先羽根駆動機構、前記後羽根駆動機構および前
    記チャージ機構とは無関係に前記後羽根を移動させるこ
    とで2重遮光状態と2重遮光解除状態とを切り替えるレ
    バー部材とを有することを特徴とするシャッタ装置。
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