JP2002311499A - 合焦用可動ミラー枠 - Google Patents

合焦用可動ミラー枠

Info

Publication number
JP2002311499A
JP2002311499A JP2001115886A JP2001115886A JP2002311499A JP 2002311499 A JP2002311499 A JP 2002311499A JP 2001115886 A JP2001115886 A JP 2001115886A JP 2001115886 A JP2001115886 A JP 2001115886A JP 2002311499 A JP2002311499 A JP 2002311499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable mirror
focusing
mirror
mirror frame
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001115886A
Other languages
English (en)
Inventor
立男 ▲高▼梨
Tatsuo Takanashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001115886A priority Critical patent/JP2002311499A/ja
Publication of JP2002311499A publication Critical patent/JP2002311499A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 質量を小さくする構成としたことで、高速撮
影などの機器性能の向上化を図ることのできる合焦用可
動ミラー枠を提供するにある。 【解決手段】 本発明の一実施の形態となる合焦用可動
ミラー枠15は、可動枠と硝子部材からなるミラー部材
とで組み合わせて構成された従来技術とは異なり、合成
樹脂(ポリカーボネート)等の材質を用いて成型を施す
ことでミラー面22及び遮光カバー部23等が一体的に
構成される。このため、該合焦用可動ミラー枠15自体
の質量を従来よりも小さくすることができる。これによ
り、合焦用可動ミラー枠15の支軸16及び支軸13に
関する必要な運動エネルギを小さくすることが可能とな
り、高速撮影などの機器性能の向上化に大きく寄与す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一眼レフレックス
カメラに用いられるファインダのミラー装置に関し、詳
しくは一眼レフの撮影光をオートフォーカス(AF)等
の受光素子に導くための合焦用可動ミラー枠に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、一眼レフレックスカメラには、
一眼レフファインダが搭載されている。この一眼レフフ
ァインダは、主として被写体光をファインダ光学系又は
フィルムに導くためのミラー装置を含んで構成されてお
り、このミラー装置は、通常、被写体光をファインダ光
学系に導くための位置と撮影光速から待避した位置との
間を動く可動ミラー(メインミラーともいう)と、この
可動ミラーに回動可能に取り付けられ、被写体光をAF
用の受光素子に導くための合焦用可動ミラー(サブミラ
ーともいう)とで構成されている。
【0003】この種のミラー装置を備えた一眼レフレッ
クスカメラにおいては、合焦検出等のために、図1に示
すように、メインミラーとしての観察用可動ミラー1の
裏側にサブミラーとしての合焦用可動ミラー2を観察用
可動ミラー1に対して略直角に設けられるようにしてい
る。
【0004】そして、シャッターレリーズ前では、観察
用可動ミラー1が図示のように撮影光路内に45°の角
度で下降して位置している。このとき、撮影レンズ3を
透過した光の一部は観察用可動ミラー1で反射してファ
インダー部にピントグラス4,ペンタリズム5およびフ
ァインダー接眼レンズ6に導かれるようになっている。
また一部の光は観察用可動ミラー1のハーフミラー部1
aを透過して合焦用可動ミラー2で反射し、下方の撮影
光路外の、ピントグラス4およびフィルム8の面と共役
の位置に配置された合焦用受光体7に導かれるようにな
っている。
【0005】そして、この合焦用受光体(受光素子)7
の出力により合焦検出や露光制御が行われる。また、シ
ャッターレリーズによって、前記観察用可動ミラー1が
ピントグラス4に向けて移動して撮影光路外へ退き、一
点鎖線で示す位置1Aに上昇して水平状態になると、こ
の時、撮影レンズ3を透過した被写体光はフィルム8に
結像して撮影が行われることになる。
【0006】このようなミラー装置を含む関連技術とし
ては、例えば特開昭63−264737号公報の記載の
一眼レフレックスカメラのミラー駆動機構や特願平7−
49530号公報に記載の一眼レフフレックスの可動ミ
ラー装置がある。
【0007】いずれの関連技術における可動ミラーにお
いても、該可動ミラーに取り付けられたサブミラーは、
主として硝子からなる平面部材の裏に銀の薄膜が施され
た反射鏡と、この反射鏡を支えて支持する可動枠から構
成されていた。
【0008】ところで、近年、一眼レフフレックスカメ
ラにおいては、カメラの小型化や高速撮影等のカメラの
高性能化が強く望まれている。
【0009】このような要求を満足するためには、上述
した可動ミラーは勿論、サブミラーについても高速に動
かす必要があり、可動ミラーに対する、サブミラーのミ
ラー運動に関わるエネルギを小さくすることが重要であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭63−264737号公報の記載の提案や特願平7
−49530号公報に記載の提案を含む従来技術では、
サブミラーのミラー部材が硝子という比較的に質量の大
きい材質を用いて構成されているため、サブミラーの可
動時における力学的慣性量が大きくなってしまうことに
なる。つまり、サブミラーは2つの回転成分を含む運動
を行うため、省エネルギ、撮影駒数の高速のミラー運動
には無視し得ないエネルギを必要としてしまう。
【0011】サブミラーが必要とするエネルギは、サブ
ミラー枠の回転軸に関する回転慣性モーメントと、サブ
ミラー枠の、メインミラーの回転軸に関する回転慣性モ
ーメントに係わる2つの運動が関わることになる。これ
に加え、カメラとしてはメインミラーのメインミラーの
回転軸に関する回転慣性モーメントに係わるエネルギも
必要である。このため、サブミラーは該サブミラー枠の
支軸に関して大きな運動エネルギを必要としてしまう。
【0012】このサブミラーを含むミラー装置の運動エ
ネルギについて説明すると、一眼レフフレックスカメラ
のミラー駆動系における必要なエネルギET の概略は、
図3(B)に表記した記号のように、観察用可動ミラー
11の支転13に関する回転慣性モーメントI1 ,合焦
用可動ミラー枠15の支軸16に関する回転慣性モーメ
ントをI2 ,合焦用可動ミラー枠15の質量をm,観察
用可動ミラー枠11の回転角をθ1 ,合焦用可動ミラー
枠15の回転角をθ2 ,支軸13と支軸16との軸間距
離をRとすれば、観察可動ミラーの支軸13に関する必
要運動エネルギEM が、
【0013】
【式1】 合焦用可動ミラー枠15の支軸16に関する必要運動エ
ネルギEm が、
【0014】
【式2】 合焦用可動ミラー枠15の支軸13に関する必要運動エ
ネルギEm´が、
【0015】
【式3】 となるので、これらの総和の関係となる(下記式4参
照)。
【0016】
【式4】 ここで、略θ2 =2θ1 とすれば、
【0017】
【式5】 となり、合焦用可動ミラーの質量が大きくなればなるほ
ど前記(式4)の2項,3項が大きくなり、その必要と
する運動エネルギは大きくなってしまうことになる。さ
らに上式には加えなかった2つの可動ミラーの位置エネ
ルギも実際には加わることになる。したがって、その運
動高速化に阻害となってしまうことになり、結果として
高速撮影などのカメラの機器性能向上化を図ることがで
きないといった問題点があった。
【0018】そこで、本発明は前記問題点に鑑みてなさ
れたもので、可動ミラーに関する質量を小さくする構成
としたことで、高速撮影などの機器性能の向上化を図る
ことのできる合焦用可動ミラー枠の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
合焦用可動ミラー枠は、合焦機能を有する一眼レフカメ
ラに用いられる合焦用可動ミラー枠において、前記合焦
用可動ミラー枠に一体的に形成され、撮影光学系からの
光束を前記合焦機能のための素子に導くためのミラー面
を有することを特徴とするものである。
【0020】請求項1の発明によれば、上記構成の合焦
用可動ミラー枠において、撮影光学系からの光束を前記
合焦機能のための素子に導くためのミラー面が前記合焦
用可動ミラー枠に一体的に形成されているので、従来
の、硝子部材からなるミラー部材と可動枠とを組み合わ
せて構成された合焦用可動ミラーよりも質量を小さくす
ることができ、支軸に関する必要運動エネルギを小さく
することが可能となる。よって、高速撮影が可能とな
り、機器性能の向上化に大きく寄与する。
【0021】請求項2に記載の発明の合焦用可動ミラー
枠は、請求項1に記載の合焦用可動ミラー枠において、
前記合焦用可動ミラー枠は、合成樹脂で形成されている
ことを特徴とするものである。
【0022】請求項2の発明によれば、前記請求項1の
発明と略同様に作用して同様の効果を得る他に、前記合
焦用可動ミラー枠が、合成樹脂で形成されていることに
より、該合焦用可動ミラー枠の製造工程を簡略化するこ
とができ、よって製造コストの低減化に寄与する効果も
得る。
【0023】請求項3に記載の発明の合焦用可動ミラー
枠は、請求項1又は請求項2に記載の合焦用可動ミラー
枠において、前記一眼レフカメラは、ファインダ観察光
学系へ前記撮影光学系からの光束を導くための観察用可
動ミラーを有し、前記合焦用可動ミラー枠は、前記観察
用可動ミラーに回動可能に設けられていることを特徴と
するものである。
【0024】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2に記載の合焦用可動ミラー枠において、前記一眼
レフカメラは、ファインダ観察光学系へ前記撮影光学系
からの光束を導くための観察用可動ミラーを有し、前記
合焦用可動ミラー枠は、前記観察用可動ミラーに回動可
能に設けられていることにより、前記請求項1又は請求
項2の発明と略同様に作用して同様の効果を得ることが
可能であるため、低コストで且つ高機能の一眼レフカメ
ラを実現することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図2及び図4は本発明の合焦用可動
ミラー枠の一実施の形態を示し、図2は合焦用可動ミラ
ー枠の具体的な構成例を示す斜視図、図3(A),図3
(B)は図2の合焦用可動ミラー枠を含むミラー駆動機
構の観察用可動ミラーが下降した状態(観察状態)を示
し、図4(A),図4(B)は同機構の観察用可動ミラ
ーが上昇した状態(待避状態)を示したものである。
【0026】本実施の形態の合焦用可動ミラー枠は、例
えば図2に示すように合焦用可動ミラー枠15として構
成されたものであり、該合焦用可動ミラー枠15は、ミ
ラー可動枠と硝子部材からなるミラー部材とで組み合わ
せて構成された従来技術とは異なり、合成樹脂(ポリカ
ーボネート)等の材料で射出成形されることにより、ミ
ラー可動枠とミラー部材とが一体成型されたものであ
る。
【0027】具体的な構成としては、合焦用可動ミラー
枠15は、主に本体となる遮光カバー部23と、この遮
光カバー部23と一体的に成形されたミラー面22を有
するミラー部15bと、遮光カバー部23の両方の側面
に延設してなり形状の異なる一対の側壁部15aとを含
んで形成されている。
【0028】遮光カバー部23は、該合焦用可動ミラー
枠15が観察用可動ミラー11に当接した際に該観察用
可動ミラー11の開口部21を塞ぐことにより、ミラー
ボックス内への逆入射光を遮光するものである。
【0029】ミラー面22は、撮影光をカメラ内に搭載
された合焦用の受光素子に導くためのものである。この
ミラー面22は、該合焦用可動ミラー枠15の成形時
に、平面を形成させ、その後、この上面にスバッタ(銀
蒸着)等の処理を施すことにより形成される。
【0030】なお、本実施の形態において、上述したス
バッタ等の処理方法は、一眼レフファインダに含まれる
ペンタミラーの反射面を形成する処理方法と同じ方法を
作用しても良い。また、本実施の形態では、前記スバッ
タの処理方法に限定することなく、他の処理方法を用い
て反射面を形成しても良い。
【0031】また、合焦用可動ミラー枠15の各側壁部
15aの所定箇所には、観察用可動ミラー11側に軸支
された支軸16を軸支するための軸用孔15eが形成さ
れている。また、一方の側壁部15aには、被覆部15
cが延設されており、この被覆部15cは、該合焦用可
動ミラー枠15の回動時にミラーボックスの一側壁(図
示せず)に設けられた楕円形状のカム穴26からの不要
光の侵入を防止する役割がある。
【0032】この被覆部15cの所定箇所には、ガイド
ピン27が突出するように形成されている。このガイド
ピン27は、前記ミラーボックスのカム穴26に係合す
るもので、該合焦用可動ミラー枠15が回動する際には
このガイドピン27がカム穴26の形状に沿ってガイド
されながら該合焦用可動ミラー枠15の回動が実行され
る。
【0033】したがって、前記のように合焦用可動ミラ
ー枠15は合成樹脂等の材質を用いてミラー面22及び
遮光カバー部23等が一体的に構成されているので、該
合焦用可動ミラー枠15自体の質量を従来よりも小さく
することができる。これにより、合焦用可動ミラー枠1
5の支軸16に関する回転慣性モーメントを小さくする
ことができるので、結果として合焦用可動ミラー枠15
の支軸16に関する必要な運動エネルギと合焦用可動ミ
ラー枠15の支軸13に関する必要な運動エネルギを小
さくすることが可能となる。
【0034】次に、前記構成の合焦用可動ミラー枠15
を搭載して構成された一眼レフカメラのミラー駆動機構
の構成を、図3及び図4を参照しながらさらに詳細に説
明する。
【0035】観察用可動ミラー11は、ミラー枠12の
両側壁12aの上端部に植設された支軸13によってミ
ラーボックスの側壁(図示せず)に回動自在に取り付け
られており、前記構成の合焦用可動ミラー枠15は、こ
れに設けられた側壁部15aと前記ミラー枠12の側壁
12aを貫通して設けられた支軸16によって観察用可
動ミラー11に対して回動自在に取り付けられている。
【0036】観察用可動ミラー11のミラー17は、前
記ミラー枠12の底板12bから若干離間した状態で、
底板12bに平行に配設されている。即ち、ミラー17
の、前記支軸13に遠い側の一端は、ミラー枠12の前
壁12cに一体的に設けられたミラー受台18と、同受
台18に傾斜面を対向させたミラー止め19とによっ
て、その間に挟持され、ミラー17の支軸13に近い他
端は、ミラー枠12の後壁12dの段部に載置され、か
つ後壁12dの孔12eを介して配設された押さえばね
20によって底板12bの側へ押圧されており、これに
より、ミラー17はミラー枠12に固定されている。
【0037】前記板底板12bの、ミラー17のハーフ
ミラー部17aが対向する部分には、透光用開口部21
が形成されており、この開口部21に前記合焦用可動ミ
ラー枠15が配設されるようになっている。この開口部
21は、図3(B)に示すように、観察用可動ミラー1
1と合焦用可動ミラー枠15がそれぞれ反対方向に略4
5°ずつ傾斜した撮影前の状態におかれたときに撮影レ
ンズ3(図1参照)からの光を透過させるものであるた
め、合焦用可動ミラー枠15の全反射ミラー面22より
も充分大きな開口形状となっている。
【0038】前記遮光カバー部23は、上述したように
前記ミラー面22の前端より前方に長く延出していて、
図4(B)に示す撮影光束から待避したアップ状態で前
記開口部21を覆うように充分の大きさに形成されてい
る。開口部21のリブ12fは前記遮光カバー部23が
開口部21を覆ったとき、遮光カバー部23に当接し
て、逆入射光がミラーボックス内に洩れるのを防ぐ役目
をするものであり、ミラー枠12の底板12bと一体に
形成されているが、この他、発砲状のゴム等比較的柔軟
性のある遮光部材を胴部分に接着して設けても良い。
【0039】また、前記合焦用可動ミラー枠15は、ミ
ラー面22の後端がなるべく観察用可動ミラー11のミ
ラー17に近接した状態で回動できるように、ミラー面
22の後端部の上方位置に、回動中心の支軸16を有し
ている。このため、合焦用可動ミラー枠15は、観察用
可動ミラー11に対して略直角に回動するとき(図3
(B)参照)、合焦用可動ミラー枠15の前記ミラー部
15b、遮光カバー部23の後端部が前記観察用可動ミ
ラー11の底板12bの、開口部21の後縁端部に衝合
することのないように、同端部との間に隙間24が形成
される。
【0040】よってこの隙間24を防ぐために、前記開
口部21近傍の、底板12bの一部に一端を接着された
遮光シート25が前記ミラー面22の後端部にかけて被
覆されており、特に、観察用可動ミラー11が上昇し、
合焦用可動ミラー枠15も観察用可動ミラー11の前記
開口部21を覆うために閉じたときに(図4(B)参
照)、前記隙間24における、ファインダー接眼レンズ
6(図1参照)からの逆入射光の進入を防いでいる。
【0041】一方、ミラーボックスの一側壁(図示せ
ず)には、図3(A),図4(A)に一点鎖線で示すよ
うに楕円形状のカム穴26が形成されており、このカム
穴26の作動縁部に適宜当接しうるガイドピン27が、
前記合焦用可動ミラー枠15のミラー枠15の、前記ミ
ラーボックスの一側壁に対向する側壁部15aの後部に
植設されている。
【0042】なお、前記カム穴26は観察用可動ミラー
が上昇するときに前記ガイドピン27と当接し、その移
動を規制する第1のカム面としての上縁部と、観察用可
動ミラーが下降するときにガイドピン27と当接し、そ
の移動を規制する第2のカム面としての下縁部とを連結
し穴としたものである。
【0043】この側壁部15aの前記ガイドピン27の
固植される部分、即ち側壁部15aの後部は、観察用可
動ミラー11が上昇した状態のときに前記カム穴26を
完全に覆ってミラーボックス内に光が入らないように前
記カム穴26より大きい形状の被覆部15cを有するよ
うになっている。また側壁部15aの前部はミラー面2
2の側部を覆っており、支軸16より若干前方の下端部
には合焦用可動ミラー枠15が観察用可動ミラー11に
対して略直角の状態になったとき(図3(A)参照)に
後述の駆動ばね28によって回動が妨げられないように
逃げ溝15dが形成されている。
【0044】前記観察用可動ミラー11は、図示しない
周知の手段により駆動されるようになっており、前記合
焦用可動ミラー枠15は、前記ミラー11の回動に連動
して、観察用可動ミラー11と合焦用可動ミラー枠15
との間に掛け渡された駆動ばね28と前記カム穴26お
よびガイドピン27により駆動されるようになってい
る。
【0045】この駆動ばね28は、装着状態で両端部が
互いに相寄る方向に付勢力が作用する、略U字状を呈し
た線状ばねで形成されている。即ち、駆動ばね28は、
前記観察用可動ミラー11の側壁12aと合焦用可動ミ
ラー枠15の側壁部15aとの間にあって、前記付勢力
に抗して両端部を開いた状態で、一端部を観察用可動ミ
ラー11の側壁12aの、前記支軸16の下部に形成さ
れたフォーク状突出部12gの係止溝12hに係止さ
れ、他端部を合焦用可動ミラー枠15の側壁部15a
の、前記支軸16よりも若干斜め上の後方に形成された
係止穴15eに係止してある。したがって、前記観察用
可動ミラー11の合焦用可動ミラー枠15との間には、
前記駆動ばね28の両端部が固定した部分間で常時緊縮
力が働いている。
【0046】次に、このように構成された本実施の形態
によるミラー駆動機構の動作を図5及び図6を参照しな
がら詳細に説明する。図5(A)乃至図5(F)は図3
に示すミラー駆動機構のミラー下降状態からミラー上昇
上体までの動作過程を説明する側面図であり、図6
(A),図6(B)は図3に示すミラー駆動機構におい
て、ミラー上昇時及び下降時のカム穴中のガイドピンの
軌跡を説明する線図である。
【0047】観察用可動ミラー11は図5(A)に示す
ように、下降した状態で同ミラー11の先端下面がミラ
ーボックスの側壁に植設されたストッパーピン29に衝
合して略45°の角度位置に傾斜した状態に停止してい
る。
【0048】この時、合焦用可動ミラー枠15は前記観
察用可動ミラー11に対して略直角をなしており、この
状態では合焦用可動ミラー枠15は、前記駆動ばね28
の一端部が回動中心の支軸16と駆動ばね28の他端部
とを通る直線よりも左よりの位置にあるため、観察用可
動ミラー11に対して反時計方向に回動する偏倚力を付
勢されてミラーボックスの側壁に設けられたストッパー
ローラ30に衝合して停止している。また、この状態で
は、合焦用可動ミラー枠15上のガイドピン27はカム
穴26の作動カム縁から離れた位置にあってカム穴26
に規制されていない。
【0049】前記の状態で合焦が行われ、合焦検出や露
出制御等が行われる。そして、シャッターがレリーズさ
れると、周知の手段によって、観察用可動ミラー11は
支軸13を中心に時計方向に回動し始める。この観察用
可動ミラーが図5(B)に示すように時計方向に若干回
動して、前記ストッパーピン29から離れても、この時
前記駆動ばね28により反時計方向の回動力を付勢され
ている合焦用可動ミラー枠15は、前記ガイドピン27
がカム穴26の上縁に規制される位置に至るストッパー
ローラ30に当接した状態を維持している。
【0050】前記ガイドピン27がカム穴26の上縁に
規制される位置に至ると、この時点から、合焦用可動ミ
ラー枠15は前記駆動ばね28によって反時計方向の回
動力を付勢されていても同方向へは回動できず、図5
(C)に示すように、さらに観察用可動ミラー11が時
計方向に回動するとき、合焦用可動ミラー枠15のガイ
ドピン27がカム穴26の上縁に圧接しカム穴26の形
状に従って規制案内されるので、この時、合焦用可動ミ
ラー枠15は、ストッパーローラ30から離間して、観
察用可動ミラー11に対して時計方向に回動する。
【0051】さらに、前記ミラー11が時計方向に回動
して上昇し、合焦用可動ミラー枠15も、図5(D)に
示すように駆動ばね28の両端部と支軸16が一直線上
に並ぶ位置に至るまで、ガイドピン27がカム穴26の
上縁に規制案内された状態で、前記駆動ばね28の付勢
力に抗して時計方向に回動していく。
【0052】そして、図5(D)に示すように駆動ばね
28の両端部と支軸16とが一直線上の位置に並ぶ状態
を超え、即ちばね28は思案点を超え、前記ばね28の
一端部が支軸16と駆動ばね28の他端部とを通る直線
よりも右寄りの位置になると、このとき、合焦用可動ミ
ラー枠15は駆動ばね28による付勢方向が切り換えら
れ、支軸16を中心に時計方向に急速に回動する付勢力
を受ける。
【0053】従って、このとき、ガイドピン27がカム
穴26の上縁から離れ、カム穴26の略中央を点線の矢
印Bで示すような軌跡で縦断し、図5(E)に示すよう
にガイドピン27がカム穴26の下縁に衝合する位置に
達するまで、合焦用可動ミラー枠15に観察用可動ミラ
ー11に対して大きく時計方向に回動する。
【0054】ガイドピン27がカム穴26の下縁に衝合
し、合焦用可動ミラー枠15が観察用可動ミラー11に
対して図5(E)に示すように、略平行に近い回動位置
に至ると、この時観察用可動ミラー11に対する合焦用
可動ミラー枠15の急激な回動量が規制される。
【0055】そして、観察用可動ミラー11がさらに支
軸13を中心に時計方向に回動して上昇するとき、合焦
用可動ミラー枠15はガイドピン27がカム穴26の下
縁に規制案内されて観察用可動ミラー11と平行になる
方向に支軸16の廻りに時計方向に回動して上昇する。
【0056】観察用可動ミラー11が時計方向にさらに
回動して図5(F)に示すように完全に上昇しきった一
縷に至ると、この時合焦用可動ミラー枠15は観察用可
動ミラー11に対して平行に重合された状態になる。即
ち、この時点で合焦用可動ミラー枠15は、ガイドピン
27がカム穴26の下縁に当接した状態から僅かに離間
した状態となり、このため、駆動ばね28による時計方
向の付勢力が再び合焦用可動ミラー枠15に作用し、同
ミラー枠15は遮光カバー部23が観察用可動ミラー1
1の遮光リブ12fに当接し、観察用可動ミラー11の
透光用開口部21を閉塞した状態で回動を停止する。
【0057】この状態で、撮影レンズ3を透過した被写
体光がシャッターを介してフィルム8に投影されて撮影
が行われる(図1参照)。この撮影状態において、ファ
インダー接眼部レンズ6からの逆入射光は、前記合焦用
可動ミラー枠15が観察用可動ミラー11の開口部21
を完全に閉塞していることによりミラーボックス内に入
射するようなことはない。
【0058】このように、前記観察用可動ミラー11の
上昇位置への回動を伴い、合焦用可動ミラー枠15は、
ガイドピン27がカム穴26を図6(A)に示す軌跡3
1に描くような移動を行なう。即ち、ガイドピン27が
図5(A)に示すカム穴26の位置P1から図5(B)
に示すカム穴26の上縁に接する位置P2に至ったあと
は、ガイドピン27はこのカム穴26の上縁に摺接して
図5(D)に示すカム穴26の位置P3の状態にまで規
制案内され、この時点を越えると、駆動ばね28の作用
で合焦用可動ミラー枠15が支軸を中心に観察用可動ミ
ラー11に対して大きく時計方向に回動してガイドピン
27が図5(E)に示すカム穴26の下縁に接する位置
P4に至る。
【0059】この時、ガイドピン27はこのカム穴26
の下縁に摺接して位置P5まで至る。この位置P5にガイ
ドピン27が至ると、合焦用可動ミラー枠15が観察用
可動ミラー11に対して時計方向に回動しきって観察用
可動ミラー11の開口部21を合焦用可動ミラー枠15
の遮光カバー部23で完全に覆う状態になる。
【0060】この状態から、ガイドピン27がカム穴2
6の下縁から離れ、初期位置P1に至るとき、観察用可
動ミラー11は合焦用可動ミラー枠15と一体的に支持
13を中心に時計方向に回動する。
【0061】ガイドピン27が位置P1に至った状態で
は図5(F)に示すように前記ミラー11は水平に上昇
し、この観察用可動ミラー11の開口部21を遮光カバ
ー部23で閉塞している合焦用可動ミラー枠15はガイ
ドピン27における規制力を何ら受けず、駆動ばね28
による時計方向の回動偏倚力を受けている。
【0062】そして、合焦用可動ミラー枠15は、撮影
が終了する穴26に規制されない観察用可動ミラー11
に対して支軸16を中心に大きく反時計方向に回動し、
位置P9→P10では支軸16を中心に駆動ばね28によ
る反時計方向の大きな回動偏倚力に抗してカム穴26の
上縁に規整された反時計方向の回動を行い、最後に位置
P9→P10ではカム穴26に規制されないで、支軸16
を中心に反時計方向に回動偏倚力が与えられているスト
ッパーロール30に規制されて観察用可動ミラー11に
対して正確な角度位置を保つようになっている。
【0063】したがって、本実施の形態によれば、上述
したように動作するミラー駆動系において、合焦用可動
ミラー装置として用いられた合焦用可動ミラー枠15
は、合成樹脂等の材質を用いてミラー面22及び遮光カ
バー部23等が一体的に構成されているので、該合焦用
可動ミラー枠15自体の質量を従来よりも小さくするこ
とができる。これにより、合焦用可動ミラー枠15の支
軸16に関する回転慣性モーメントを小さくすることが
できるので、結果として合焦用可動ミラー枠15の支軸
16に関する必要な運動エネルギと合焦用可動ミラー枠
15の支軸13に関する必要な運動エネルギを小さくす
ることが可能となり、その結果、合焦用可動ミラーの回
転速度が速くなり高速撮影などの機器性能の向上化に大
きく寄与する。
【0064】なお、本発明に係る実施の形態において、
前記合焦用可動ミラー枠15は、合焦用として用いた場
合について説明したが、本発明ではこれに限定されるも
のではなく、測光用として用いるように構成しても良
い。
【0065】また、合焦用可動ミラー枠15は、合成樹
脂の材質を用いて一体成形した場合について説明した
が、本発明はこれに限定するものではなく、例えばマグ
ネシウム合金の材質を用いて一体成形しても良い。この
場合、ミラー面は鏡面を形成するためのラップ処理を施
すことが必要である。
【0066】また、本願発明における反射面はアルミ等
の蒸着を示したが、これに限らず、印刷によってもその
反射面を形成してもよい。例えば、大日本インキ化学工
業(株)のグラビアインキ「ファインラップ・スーパー
メタリック」等の技術を利用してもよい。さらに、本願
発明をメインミラーに適用してもよい。つまり、ミラー
17を含む観察用可動ミラー枠11全体を合成樹脂で成
形し、スバッタあるいは上記印刷を施せばよい。
【0067】本発明によれば以下のカメラを提供でき
る。
【0068】(1) 合焦機能を有する一眼レフカメラ
において、合焦用可動ミラー枠と、前記合焦用可動ミラ
ー枠に一体的に形成され、撮影光学系からの光束を前記
合焦機能のための素子に導くためのミラー面と、を有す
ることを特徴とする一眼レフカメラ。
【0069】(2) 前記合焦用可動ミラー枠は、合成
樹脂で形成されていることを特徴とする上記(1)に記
載の一眼レフカメラ。
【0070】(3) 前記一眼レフカメラは、ファイン
ダ観察光学系へ撮影光学系からの光束を導くための観察
用可動ミラーを有し、前記合焦用可動ミラー枠は、前記
観察用可動ミラーに回動可能に設けられていることを特
徴とする上記(1)又は上記(2)に記載の一眼レフカ
メラ。
【0071】
【効果】以上、述べたように本発明によれば、質量を小
さくする構成としたことで、高速撮影などの機器性能の
向上化を図ることのできる合焦用可動ミラー枠の実現が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合焦用可動ミラー枠を有するミラー駆
動機構が適用される一眼レフレックスカメラの概略断面
図。
【図2】合焦用可動ミラー枠の具体的な構成例を示す斜
視図、
【図3】本発明の一実施の形態に示すミラー駆動機構の
ミラー下降状態における構成図。
【図4】図3に示すミラー駆動機構のミラー上昇状態に
おける構成図。。
【図5】図3に示すミラー駆動機構のミラー下降状態か
らミラー上昇状態までの動作過程を説明する説明図。
【図6】図3に示すミラー駆動機構において、ミラー上
昇時及び下降時のカム穴中のガイドピンの軌跡を説明す
る線図。
【符号の説明】
1,11…観察用可動ミラー、 2,15…合焦用可動ミラー枠、 3…撮影レンズ、 15a…側壁部、 15b…ミラー部、 22…ミラー面、 23…遮光カバー部、 26…カム穴、 27…ガイドピン、 28…駆動ばね。
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月25日(2001.4.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】ミラー面22は、撮影光をカメラ内に搭載
された合焦用の受光素子に導くためのものである。この
ミラー面22は、該合焦用可動ミラー枠15の成形時
に、平面を形成させ、その後、この上面に銀着等の処
理を施すことにより形成される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】なお、本実施の形態において、上述の処理
方法は、一眼レフファインダに含まれるペンタミラーの
反射面を形成する処理方法と同じ方法を作用しても良
い。また、本実施の形態では、前記スバッタの処理方法
に限定することなく、他の処理方法を用いて反射面を形
成しても良い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】また、本願発明における反射面は銀の蒸着
を示したが、これに限らず、アルミ蒸着や印刷によって
もその反射面を形成してもよい。例えば、大日本インキ
化学工業(株)のグラビアインキ「ファインラップ・ス
ーパーメタリック」等の技術を利用してもよい。さら
に、本願発明をメインミラーに適用してもよい。つま
り、ミラー17を含む観察用可動ミラー枠11全体を合
成樹脂で成形し、スパッタあるいは上記印刷を施せばよ
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H011 AA01 BB01 2H018 AA21 2H051 AA06 CB11 2H054 CC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合焦機能を有する一眼レフカメラに用い
    られる合焦用可動ミラー枠において、 前記合焦用可動ミラー枠に一体的に形成され、撮影光学
    系からの光束を前記合焦機能のための素子に導くための
    ミラー面を有することを特徴とする合焦用可動ミラー
    枠。
  2. 【請求項2】 前記合焦用可動ミラー枠は、合成樹脂で
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の合焦
    用可動ミラー枠。
  3. 【請求項3】 前記一眼レフカメラは、ファインダ観察
    光学系へ前記撮影光学系からの光束を導くための観察用
    可動ミラーを有し、前記合焦用可動ミラー枠は、前記観
    察用可動ミラーに回動可能に設けられていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載の合焦用可動ミラー
    枠。
JP2001115886A 2001-04-13 2001-04-13 合焦用可動ミラー枠 Withdrawn JP2002311499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001115886A JP2002311499A (ja) 2001-04-13 2001-04-13 合焦用可動ミラー枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001115886A JP2002311499A (ja) 2001-04-13 2001-04-13 合焦用可動ミラー枠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002311499A true JP2002311499A (ja) 2002-10-23

Family

ID=18966713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001115886A Withdrawn JP2002311499A (ja) 2001-04-13 2001-04-13 合焦用可動ミラー枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002311499A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012159793A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Canon Inc 撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012159793A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Canon Inc 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1068983A (ja) カメラ
US5386259A (en) Coordinating mechanism for picture image area and field frame size adjusting apparatus of camera
US5313239A (en) Shutter apparatus for stereoscopic cameras
US5721973A (en) Dual-focus change-over camera
JP2002311499A (ja) 合焦用可動ミラー枠
EP0318888B1 (en) Mirror system for a single lens reflex camera
US5500704A (en) Apparatus for partially intercepting light in finder of camera
JPS622238A (ja) カメラ
JP5879828B2 (ja) カメラの可動ミラー衝撃吸収機構
JP2007094248A (ja) 光量調節装置および撮像装置
JP2965945B2 (ja) シャッタ装置
JP4904778B2 (ja) カメラ
JP3173203B2 (ja) インスタントカメラ
JPH0444255B2 (ja)
JPS61120129A (ja) レンズ切り換え機構
JP2002072287A (ja) レンズバリア装置を有するカメラ
JP3237894B2 (ja) 一眼レフカメラ
JPS6235084Y2 (ja)
JPS6232284Y2 (ja)
JPH08334830A (ja) カメラのミラー駆動装置
JPH07319053A (ja) 画面サイズ切換機構を有するカメラ
JP2004117401A (ja) カメラ
JPH0862711A (ja) 焦点距離可変カメラの画面サイズ切換え装置
JP2001133870A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPS58194020A (ja) 一眼レフレツクスカメラのミラ−装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080701