JP2002072287A - レンズバリア装置を有するカメラ - Google Patents

レンズバリア装置を有するカメラ

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JP2002072287A
JP2002072287A JP2000255700A JP2000255700A JP2002072287A JP 2002072287 A JP2002072287 A JP 2002072287A JP 2000255700 A JP2000255700 A JP 2000255700A JP 2000255700 A JP2000255700 A JP 2000255700A JP 2002072287 A JP2002072287 A JP 2002072287A
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Hidenori Miyamoto
英典 宮本
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  • Lens Barrels (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を増やさず鏡筒外径を小さくして、滑
らかな羽根の摺動を可能にするレンズバリア装置を有す
るカメラを提供する。 【解決手段】撮影レンズL1〜L6が沈胴位置にあると
きは2枚のバリア羽根2A,2Bが閉じている。メイン
スイッチをオンして撮影レンズが沈胴位置からワイド端
に繰り出すと、2枚の羽根2A,2Bが開かれる、2枚
の羽根2A,2Bか開いているときのバリア開口部3a
の大きさを、撮影レンズの光軸に垂直な平面で全撮影光
束を切った切り口面積より小さくする。2枚の羽根2
A,2Bの銀塩フィルム側に、バリア開口3aより小さ
い絞り開口40aが形成されたフイルム状の絞り40を
配設する。羽根2A,2Bの開口部端面2Fで反射する
光は絞り40で遮光される。したがって、鏡筒の外径を
小さくしつつフレアの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズを保護
する開閉羽根式バリア装置を有するカメラに関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、撮影レンズを保護する
開閉羽根式バリアが全開したときのバリア開口部形状
は、撮影画面全体に向かう光束を全て通す大きさで決定
されている。この場合、必然的に開口部の大きさに応じ
て、羽根形状と、バリア開時の羽根格納スペースと、鏡
筒外形が決まる。その結果、鏡筒外径を小さくすること
が難しくなる。
【0003】また、従来のバリア羽根は撮影レンズが収
容される鏡筒前端部において、プラスチック成形された
前飾り板と、金属板から作られた銀塩フィルム面側の羽
根押さえ板との間の空間内で光軸と直交する方向に開閉
する。そのため、羽根開閉動作時に羽根が円滑に摺動す
るよう、前飾り板と羽根押さえ板のそれぞれの摺動面に
フッ素コート表面処理を施したり、潤滑剤を塗布して摩
擦抵抗を減らすことがある。
【0004】本発明の目的は、部品点数を増やさず鏡筒
外径を小さくして、滑らかな羽根の摺動を可能にするレ
ンズバリア装置を有するカメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態の図1およ
び図2に対応づけて本発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、カメラ不使用時に羽根2A,
2Bが閉じ、カメラ使用時に羽根2A,2Bが開かれる
レンズバリア装置を有するカメラに適用される。そし
て、羽根2A,2Bが開いているときのバリア開口部3
aの大きさを、バリア開口部3aの位置で撮影レンズL
1〜L6の光軸に垂直な平面で全撮影光束を切った切り
口より小さくし、羽根2A,2Bの羽根の撮影レンズの
結像面側に、バリア開口部3aより小さい開口絞り40
aが形成されたフイルム状のフレア防止部材40を配設
することにより、上記目的を達成する。 (2)フレア防止部材は黒色フイルムで構成するのが好
ましい。また、2枚の羽根2A,2Bを有するレンズバ
リア装置に本発明を適用すると、鏡筒の小型化の点でよ
り効果がある。 (3)請求項4の発明は、請求項3のカメラにおいて、
撮影レンズL1〜L6を収容する鏡筒の前端部に設けら
れた飾り板3と羽根押さえ板4との間に羽根収容空間を
設け、空間内で光軸と直交する方向に開閉する羽根2
A,2Bがフレア防止部材40上を摺動するように、フ
レア防止部材40を羽根押さえ板4のカメラ前面に取り
付け、飾り板3と摺動する羽根2A,2Bの前面には、
飾り板3と点接触する突部2cを設けたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】羽根2A,2Bが全開したときのバリア開口部
3aを全撮影光束よりも小さくしたので、鏡筒外径が小
さくなる。そして、バリア開口部3aの端面や羽根2
A,2Bの開口部端面2Fで反射する光はフレア防止部
材40により遮断されるから、反射光は撮影光束に侵入
せず、フレアの発生を防止できる。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜6により本発明によるレン
ズバリア装置を有するカメラについて説明する。図1は
撮影光学系がワイド端まで繰り出された状態を示す図、
図2はその状態における鏡筒前端部の拡大図である。
【0009】L1〜L6は撮影レンズであり、ワイド端
からテレ端の間で撮影倍率が変化する変倍レンズ光学系
を構成する。2A,2Bは上下のバリア羽根、3は鏡筒
前面を構成する前飾り板であり、その前面にバリア開口
部3aがあけられている。4はバリア羽根2A,2Bが
開いた時に羽根を収納するための空間を構成する羽根押
さえ板である。図2に示す断面では、前飾り板3の開口
部3aの寸法とバリア羽根2A,2Bの開口端面2Fの
寸法は同一であり、この寸法をA1とする。40は前飾
り板3の開口部3aの端面や羽根2A,2Bの開口部端
面2Fからの反射光を撮影レンズL1〜L6内へ導かな
いための絞りである。この絞り40は羽根押さえ板4の
カメラ前面に接着剤で取り付けられる。絞り40を前飾
り板3と羽根押さえ板4との間に挟持してもよい。絞り
40の開口部形状は図4(a),(b)に符号40aで
示すように矩形形状であり、図2の断面での寸法をA0
とする。寸法A2で示すものは、バリア開口部3aの位
置で撮影レンズL1〜L6の光軸に垂直な平面で全撮影
光束を切った切り口LF3の寸法である。このような寸
法とすることにより、羽根2A,2Bが開いているとき
のバリア開口部3aの大きさが、バリア開口部3aの位
置で撮影レンズの光軸に垂直な平面で全撮影光束を切っ
た切り口LF3の大きさよりも小さくなる。
【0010】このように、図2の断面においてバリア開
口部3aは全撮影光束LFの切り口LF3の内側にあり
一部の光束を遮蔽している。遮蔽している光束の割合は
少ないため、周辺光量低下が激しくなるようなことはな
い。たとえば、最外側の光束の主光線位置まで遮光する
と、すなわち全光束の50%を遮光すると、周辺光量の
低下は問題となる。しかし、この実施の形態の場合、図
2からわかるように、全光束の10%以下(たとえば9
%)が遮光されるに過ぎない。さらに、図4(a)、
(b)からわかるように、バリア開口部3aの対角線上
の頂点を通過する光束はまったく遮光しないようにして
いる。したがって、像の明るさに大きな影響を与えるこ
とはない。このようにバリア開口部3aを小さくする目
的は、鏡筒の外形を大きくすることなく、2枚の羽根2
A,2Bを有するレンズバリア装置を構成するためであ
る。
【0011】バリア開口部3aの大きさを撮影光束が全
部通るようにした上で、2枚の羽根2A,2Bで開口部
3aを覆うようにすると、羽根の光軸と直交する方向の
寸法が大きくなる。このため、羽根を収容する空間の光
軸と直交する方向の寸法も大きくなり、鏡筒の外径寸法
が大きくなる。4枚の羽根を用いて、バリア開時には4
枚の羽根を空間内で折り畳んで鏡筒内に収容すれば、鏡
筒の外径寸法は大きくする必要がない。しかし、コス
ト、スペースなどの点で不利となる。
【0012】2枚羽根方式にしてバリア開口部を全撮影
光束より小さくすれば、鏡筒の外形寸法を大きくする必
要がない。しかし、図6に示すように、前飾り板端面3
aやバリア羽根端面2Fで反射した光が撮影光路内に入
るため、フレアが発生する。そこでこの実施の形態で
は、羽根2A,2Bの後ろ側に、バリア開口部よりもさ
らに撮影光束内に突出する絞り開口40aがあけられた
絞り40を配置して、図2に示すように、羽根端面2F
や前飾り板3の開口部3aの端面からの反射光をカット
するようにしている。したがって、この絞り40はフレ
ア防止部材として機能する。なお、絞り開口40aは図
4(a),(b)に示すような矩形形状であり、短辺も
長辺も全撮影光束LF3の内側に位置する。また、開口
部3aはその長辺だけが全撮影光束LF3の周辺光の一
部を遮光する。羽根2A,2Bは開口部3aの長辺側に
(短辺が延びる方向に)開閉するので、鏡筒内の羽根収
容スペースを効率よく小型化できる。場合によっては、
開口部3aの短辺も全撮影光束LF3の周辺光の一部を
遮光するようにしてもよい。
【0013】絞り40はできるだけ薄いほうがよく、本
実施の形態では、1/100〜5/100mmの厚さの
フィルム状の樹脂製シート材であり、遮光のために黒色
である。薄いシートほど端面の反射光は少なくなりフレ
アの程度は無視できるほどになるので樹脂製が好ましい
が、絞り40は樹脂製に限定されず、黒色にも限定され
ない。また、羽根2A,2Bの銀塩フィルム側の面はフ
ィルム状の絞り40上を摺動するため、羽根2A,2B
の摺動抵抗を低減させることもできる。後述するよう
に、羽根2A,2Bのカメラ前側の面には飾り板3と点
接触する突部2cが設けられている。
【0014】次に羽根駆動装置について詳細に説明す
る。5は羽根2A,2Bを開閉するための羽根駆動リン
グであり、後述する直進筒12の上下一対の切欠溝12
dと係合する上下一対の腕5aが銀塩フィルム側に向け
て光軸方向に突設されている。6は撮影レンズL1を保
持する1群筒である。羽根駆動リング5は1群筒6の内
周面にはめ込まれている。羽根駆動リング5の腕5aが
直進筒12の切欠溝12aと係合するとバリア羽根2
A,2Bが閉じ、その係合が開放されるとバリア羽根2
A,2Bが開く。
【0015】7は絞り兼用シャッタユニット、8はレン
ズL3、L4及びシャッタユニット7を保持する2群レ
ンズ枠、9は2群レンズ枠8を光軸方向に移動する時の
ガイドフォロアピン、10は3群レンズL5、L6を保
持する3群レンズ枠、11は3群レンズ枠10に圧入さ
れ3群レンズ枠10を光軸方向へ直進移動させるための
3群フォロアピンである。
【0016】12は1群筒6の内周面に嵌挿する直進ガ
イド筒である。図3は直進ガイド筒12の展開図であ
り、この図3からわかるように、直進筒12には、直進
溝12a,12bと、直進突部12cと、切欠溝12d
とがそれぞれ設けられている。直進ガイド筒12は、直
進突部12bと1群筒6の図示しない直進溝との係合に
より、1群筒6を光軸方向へ直進ガイドする。また、直
進ガイド筒12は、図3の直進溝12aに2群レンズ枠
8のガイドフォロアピン9が係合することにより、2群
レンズ枠8を光軸方向へ直進ガイドする。さらに、直進
ガイド筒12は、直進溝12cに3群レンズ枠10の3
群フォロアピン11が係合することにより、3群レンズ
枠10を光軸方向へ直進ガイドする。
【0017】13はカム筒である。カム筒13の内周面
には、1群筒6の雄ヘリコイドネジ6aと螺合する雌ヘ
リコイドネジ13aと、3群レンズ枠10に一体のフォ
ロアピン11が係合するカム溝13bとが形成されてい
る。フォロアピン11は、直進筒12の直進溝12cを
貫通してカム溝13bと係合する。カム筒13は直進ガ
イド筒12とスナップフィット係合して直進ガイド12
に回転自在に取り付けられており、直進ガイド筒12と
一体に光軸方向へ進退する。
【0018】14は圧縮ばねである。圧縮ばね14は、
2群レンズ枠8と3群レンズ枠10との間に介装されて
いる。圧縮ばね14のばね力により、2群レンズ枠8と
3群レンズ枠10がW端(ワイド端、広角端)とT端
(ズーム端、望遠端)との間を移動する間、2群レンズ
枠8を直進ガイド筒12の2群当接面12aaに押し当
てる。また、フォロアピン11とカム溝13bとの間の
ガタ取りも行う。15は直進キーであり、直進ガイド筒
12に係合して直進ガイド筒12の回転を規制する。
【0019】16は駆動筒である。駆動筒16の内周面
には、直進ガイド筒12を光軸方向へ進退させるための
フォロアピン17が係合するカム溝16aと、カム筒1
3を光軸回りに回転させるキー溝が一体に成形されてい
る。駆動筒16の外周面には、固定筒18の内周に成形
された雌ヘリコイドネジ18aと螺合する雄ヘリコイド
ネジ16bと、不図示の駆動ギアと噛み合うギア16b
とが一体に形成されている。
【0020】ギア16bを介して駆動筒16に駆動力が
伝達されると、駆動筒16が回転する。駆動筒16の雄
ヘリコイドネジ16bは雌ヘリコイドネジ18aと螺合
しているから、駆動筒16は回転しながら直進する。駆
動筒16のカム溝16aには直進ガイド筒12のカムフ
ォロアピン17が係合しているから、駆動筒16が回転
しながら直進すると直進ガイド筒12は光軸方向に直進
する。直進ガイド筒12にはカム筒13が一体化されて
いるから、駆動筒16の回転によりカム筒13も直進す
る。カム筒13のカム溝13bには、3群レンズ枠10
に一体のフォロアピン11が係合しているから、3群レ
ンズ枠10が光軸方向に移動する。またカム筒13の雌
ヘリコイド13aは1群筒6の雄ヘリコイドネジ6aと
螺合しているから、1群筒6は光軸方向に移動する。こ
のようにして、図示しないズーム釦を操作して駆動筒1
6を駆動することにより、撮影レンズL1〜L6が適宜
駆動されて所望の撮影倍率が得られる。
【0021】図4(a),(b)は鏡筒前端部に設けら
れているバリア装置をカメラ前方から見た平面図であ
る。上下のバリア羽根2A,2Bは回転軸2aを中心に
回動可能とされ、閉じばね19により常時閉じ方向に付
勢されている。図4(a)は、閉じばね19の閉じ方向
付勢力に抗してバリア羽根2A,2Bが駆動リング5で
開かれた状態を示す。図4(b)はバリア羽根2A,2
Bが閉じばね19の閉じ付勢力により閉じた状態をそれ
ぞれ示している。羽根2A,2Bや閉じばね19などは
光軸を中心として点対称に配置されている。
【0022】上述したように、撮影に際して図示しない
メインスイッチをオンすると、直進筒12が前方へ直進
運動して撮影レンズ鏡筒は図5の沈胴位置から図1のワ
イド端位置へ繰り出される。直進筒12がワイド端位置
まで繰り出されると腕5aと切欠溝12aとの係合がは
ずれる。羽根駆動リング5には常時ばね18により羽根
開き方向への付勢力が作用しているから、羽根駆動リン
グ5は図4(b)において反時計回転方向に回転する。
これにより、バリア羽根2A,2Bが開かれる。この動
作を詳細に説明する。
【0023】すなわち、図4(a),(b)において、
羽根2A,2Bには光軸方向に延びる開閉制御用ボス2
bが設けられている。このボス2bは、羽根駆動リング
5の羽根駆動部5bと係合している。図4(b)の状態
から、駆動リング5が反時計回転方向に回転すると、羽
根2A,2Bは羽根駆動部5bにより、回転軸2aを中
心に時計回転方向に駆動される。そして、図4(a)に
示すように、羽根2A,2Bの外縁が飾り前板3の外周
内壁面に当接するまで、ばね19のばね力に抗して羽根
2A,2Bは開く。したがって、図4(a)に示す羽根
開放状態では、ばね19により大きな羽根閉じ付勢力が
蓄積される。
【0024】メインスイッチをオフすると撮影レンズ鏡
筒は沈胴位置まで繰り込まれる。メインスイッチがオフ
される前の状態では、図3に示すように羽根駆動リング
5の腕5aは直進筒12の切欠溝12dの外側に位置し
ている。メインスイッチのオフに伴って1群筒6と直進
筒12が共に後方へ直進運動して沈胴位置まで後退する
と、図3に示すように腕5aと切欠溝12aとが係合す
る。このとき、羽根駆動リング5は図4(a)において
時計回転方向に回転する。これにより、羽根駆動部5b
がボス2bから逃げる方向に操作されるので、上下の羽
根2A,2Bは図4(b)に示すように突き合わされる
までばね19のばね力で閉じ駆動される。
【0025】このようにして羽根2A,2Bが開閉する
際、摺動抵抗により羽根2A,2Bが途中でひっかかっ
て停止しないようにされている。すなわち、図4(a)
に示すように、羽根2A,2Bの先端部には突状の半球
2cが突設されている。バリア開閉時に羽根2A,2B
があおられても、半球2cが飾り板3の裏面上を点当た
りで摺動するので、両者の摩擦抵抗によって羽根2A,
2Bが止まりにくくなっている。羽根2A,2Bの銀塩
フイルム面側の面は、表面の摩擦抵抗の小さい絞りとし
て機能するフイルムシート40の上を摺動する。したが
って、羽根2A,2Bの摺動性は良好である。
【0026】本実施の形態では、バリア羽根を2枚で構
成したが、バリア羽根を4枚羽根で構成してもよい。こ
の場合、バリア開時に羽根が鏡筒内で折り畳まれるの
で、収容するスペースが小さくでき、鏡筒の外径を小さ
くできる。また、銀塩フィルムのカメラとして説明した
が、撮像素子を有する電子スチルカメラにも本発明を適
用できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
羽根開時のバリア開口部の大きさを全撮影光束よりも小
さくして鏡筒の外径を小さくするようにし、かつ、羽根
の撮影光束の結像面側の位置にバリア開口部よりも小さ
い絞り開口を有するフィルム状のフレア防止部材を設け
たので、鏡筒の外径を小さくしつつバリア開口端面の反
射光によるフレアを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズバリア装置を有するカメラ
の一実施の形態を示す鏡筒のワイド端位置での断面図
【図2】図1の鏡筒前端部の拡大図
【図3】直進筒12の展開図
【図4】図1のカメラ前方から見たレンズバリア装置を
説明するもので、(a)がバリア開時の平面図、(b)
がバリア閉時の平面図
【図5】本発明によるレンズバリア装置を有するカメラ
の一実施の形態を示す鏡筒の沈胴位置での断面図
【図6】図2に相当する図であり、絞り40がない場合
の反射光が撮影光路に侵入する様子を説明する図
【符号の説明】
2A,2B:羽根 2a:回転軸 2b:ボス 3:前飾り板 4:押さえ板 5:羽根駆動リング 5a:駆動リング腕 6:1群筒 12:直進筒 12a:切欠溝 16:駆動筒 18:羽根駆動リング
ばね 19:羽根駆動ばね 40:フィルム状絞り 40a:絞り開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ不使用時に羽根が閉じ、カメラ使用
    時に羽根が開かれるレンズバリア装置を有するカメラに
    おいて、 前記羽根が開いているときのバリア開口部の大きさを、
    前記バリア開口部の位置で撮影レンズの光軸に垂直な平
    面で全撮影光束を切った切り口より小さくし、 前記羽根の前記撮影レンズの結像面側に、前記バリア開
    口部より小さい開口絞りが形成されたフイルム状のフレ
    ア防止部材を配設したことを特徴とするレンズバリア装
    置を有するカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1のカメラにおいて、 前記フレア防止部材は黒色フイルムで構成することを特
    徴とするレンズバリア装置を有するカメラ。
  3. 【請求項3】請求項1または2のカメラにおいて、 前記羽根は2枚であることを特徴とするレンズバリア装
    置を有するカメラ。
  4. 【請求項4】請求項3のカメラにおいて、 撮影レンズを収容する鏡筒の前端部に設けられた飾り板
    と羽根押さえ板との間に羽根収容空間を設け、 前記空間内で前記光軸と直交する方向に開閉する前記羽
    根が前記フレア防止部材上を摺動するように、前記フレ
    ア防止部材を前記羽根押さえ板のカメラ前面に取り付
    け、 前記飾り板と摺動する前記羽根の前面には、前記飾り板
    と点接触する突部を設けたことを特徴とするレンズバリ
    ア装置を有するカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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