JPH07225409A - バリアー機構 - Google Patents

バリアー機構

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JPH07225409A
JPH07225409A JP1804594A JP1804594A JPH07225409A JP H07225409 A JPH07225409 A JP H07225409A JP 1804594 A JP1804594 A JP 1804594A JP 1804594 A JP1804594 A JP 1804594A JP H07225409 A JPH07225409 A JP H07225409A
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barrier
optical system
optical path
lens barrel
closed
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Shigeru Osaki
繁 大崎
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  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】鏡胴径を大きくすることなくバリアー開状態で
の有効光路範囲を広くする。バリアー開状態での有効光
路範囲を狭くすることなく鏡胴径を小さくする。 【構成】バリアー機構は、有効光路内へ羽根4,5を進
入させることによってバリアー閉状態とし、有効光路外
へバリアーを退避させることによってバリアー開状態と
する。バリアー閉状態時には、光学系19の光軸AXと
直交し、かつ、凸面R1と接する平面TPよりも前方
に、羽根4,5が位置するように、光軸AXに沿って前
方へ移動し、バリアー開状態時には、平面TPよりも後
方に羽根4,バリアーガイド板8等が位置するように、
光軸AXに沿って後方に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バリアー機構に関する
ものであり、更に詳しくは、カメラ等の光学装置におい
て装置内部の光学系を装置外のホコリ等から保護するバ
リアー機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、様々なタイプのバリアー機構
が提案されている。例えば、特開昭63−239430
号には、レンズ沈胴時に移動鏡胴を所定位置で停止さ
せ、バリアー開閉部材のみを更に移動させることによっ
て、バリアーを開閉するレンズバリアー開閉機構が提案
されている。これによると、鏡胴が余分に移動しないた
め、カメラを薄くすることができる。また、実開昭62
−113335号には、バリアーを光路用孔に対する非
被覆位置から被覆位置に移動させ、光軸方向に移動させ
ることによって、強制的にバリアーを光路用孔に嵌入さ
せるレンズバリアー付きカメラが提案されている。これ
によれば、バリアーが光路用孔に隙間なく密着するた
め、ホコリ,チリ等のゴミがカメラ内部に入ってしまう
ことがないというメリットがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、バリアーと有
効光路との関係に起因して上記従来例においても生じる
問題点を、一般的な従来例を挙げて説明する。図15
(a)(b)は、バリアーを構成する一対の羽根P1,P2
を、光学系OPの前面位置で上下に移動させることによ
ってバリアー開閉を行う従来例を模式的に示している。
同図(a)に示すバリアー閉状態では、羽根P1と羽根P
2とが先端で当接している。このときの当接位置は、光
軸AX上の位置S0である。
【0004】同図(a)のバリアー閉状態から、同図(b)
に示すように羽根P1,P2を有効光路外へ退避させ
て、各先端を位置S1に位置させる。このときの有効光
路範囲では、光線Qは通過可能であるが、それより周辺
の光線(例えば光線R)はカットされることになる。従っ
て、光学系OPの周辺光量落ちが大きくなる。
【0005】更に光線Rが通る位置まで羽根P1,P2
を退避させて、各先端を位置S2に位置させる。する
と、光線Rが通過しうるまで有効光路範囲は広くなる
が、羽根P1,P2の移動量が大きくなった分、それら
を収納する鏡胴の径も大きくなってしまう。
【0006】ここで、光学系OPの第1面が凸面である
ことを利用して、バリアー開状態での羽根P1,P2の
先端位置を位置S3とする。すると、鏡胴の径を増大さ
せることなく、光線Rが通過するまで有効光路範囲を広
く確保することができる。
【0007】また、バリアー開状態での羽根P1,P2
の先端位置を位置S4とすれば、鏡胴の径に対するバリ
アーの開口径の大きさが小さく抑えられるため、羽根P
1,P2の退避スペースを大きく確保することが可能で
ある。従って、光線Qが通過するまで有効光路範囲を確
保しつつ、鏡胴の径を小さくすることができる。
【0008】しかし、位置S3,S4のいずれに羽根P
1,P2の先端を位置させた場合においても、羽根P
1,P2が光学系OPと干渉するため、光学系OPの有
効光路内に羽根P1,P2を進入させることができなく
なってしまう。従来のどのようなタイプのバリアー機構
においても、バリアーの開閉が光軸AXと直交する一平
面上で行われるため、以上のようなバリアーと有効光路
との関係が生じてしまう。従って、バリアー閉状態とす
るためには、鏡胴の径の縮小化と光学系の有効光路の確
保とを両立させることができないという問題がある。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、鏡胴の径を大きくすることな
く、バリアー開状態での光学系の有効光路範囲を十分広
く確保することができるバリアー機構を提供することに
ある。また、バリアー開状態での光学系の有効光路範囲
を狭くすることなく、鏡胴の径を小さくすることができ
るバリアー機構を提供するも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明に係るバリアー機構は、最も物体側に凸
面を有する光学系に対し、該光学系の有効光路内へバリ
アーを進入させることによってバリアー閉状態とし、前
記光学系の有効光路外へバリアーを退避させることによ
ってバリアー開状態とするバリアー機構であって、前記
バリアー閉状態時には、前記光学系の光軸と直交し、か
つ、前記凸面と接する平面よりも前方に、前記バリアー
が位置するように、前記光学系の光軸に沿って前方へ移
動し、前記バリアー開状態時には、前記平面よりも後方
に前記バリアーの少なくとも一部が位置するように、前
記光軸に沿って後方に移動することを特徴とする。
【0011】また、第2の発明に係るバリアー機構は、
最も物体側に凸面を有する光学系に対し、該光学系の有
効光路内へバリアーを進入させることによってバリアー
閉状態とし、前記光学系の有効光路外へバリアーを退避
させることによってバリアー開状態とするバリアー機構
であって、前記バリアーを、前記光学系の光軸と直交
し、かつ、前記凸面と接する平面よりも前方の第1位置
と,後方の第2位置との間を移動自在となるように形成
し、前記バリアーを、閉じる時には前記第1位置へ移動
させ、開く時には前記第2位置へ移動させる駆動手段を
設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】第1の発明に係るバリアー機構の構成による
と、バリアー開状態において、バリアーの少なくとも一
部は、光学系の光軸と直交し、かつ、光学系の凸面と接
する平面よりも後方に位置しているが、前記凸面と平面
との間には光学系の光軸から離れるほど大きなスペース
が存在しているので、光軸に沿って前方へバリアー機構
が移動するに伴って、バリアーを光学系の有効光路内へ
進入させるためのスペースが確保されていくことにな
る。従って、光学系の光軸に沿った前方へのバリアー機
構の移動及び光学系の有効光路内へのバリアーの進入が
行われると、バリアーは光学系と干渉しないため、バリ
アー閉状態が得られる。
【0013】また、バリアー閉状態において、バリアー
は、光学系の光軸と直交し、かつ、光学系の凸面と接す
る平面よりも前方に位置している。前記と同様、凸面と
平面との間には光学系の光軸から離れるほど大きなスペ
ースが存在しているので、光学系の有効光路外へのバリ
アーの退避に伴って、バリアーを光学系の光軸に沿って
後方へ移動させるためのスペースが確保されていくこと
になる。従って、光学系の有効光路外へのバリアーの退
避及び光学系の光軸に沿った後方へのバリアー機構の移
動が行われると、バリアー開状態が得られる。このと
き、バリアー機構の移動によりバリアーが光学系に接近
するに従って、バリアーで規制されて成る有効光路の範
囲も広くなる。
【0014】第2の発明に係るバリアー機構の構成によ
ると、バリアーを閉じる時、駆動手段は、バリアーを光
学系の光軸と直交し、かつ、前記凸面と接する平面より
も前方の第1位置へ移動させるが、前記凸面と平面との
間には光軸から離れるほど大きなスペースが存在してい
るので、第1位置では、バリアーは光学系と干渉せず、
バリアー閉状態となる。
【0015】また、バリアーを開く時、バリアーは光学
系の有効光路外へ退避するが、前記と同様、凸面と平面
との間には光軸から離れるほど大きなスペースが存在し
ているので、駆動手段によってバリアーは前記平面より
も後方の第2位置へ移動することが可能である。第2位
置では、バリアーが光学系に接近する結果、バリアーで
規制されて成る有効光路の範囲も広いものとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施したバリアー機構を図面
を参照しつつ説明する。なお、本実施例は、レンズシャ
ッターカメラに使用されるバリアー機構であるが、本発
明はこれに限らず、一眼レフカメラ,ビデオカメラ等の
光学装置において、装置内部の光学系を外部のホコリ等
から保護するためのバリアー装置にも適用可能である。
【0017】図1は、バリアー閉状態時における本実施
例を正面から見た状態を示している。図2及び図3は、
それぞれバリアー閉状態時及びバリアー開状態時におけ
る図1のA−A線断面構造を示している。また、図4
は、バリアー閉状態時における図1のB−B線断面構造
を示している。なお、図4中、バリアーガイド板8,バ
リアー駆動板9及び開付勢用のバネ10は、B−B線断
面中には現れないが、鏡胴1との位置関係を明らかにす
るため併せて示す。
【0018】本実施例は、最も物体側に凸面(第1面)R
1を有する光学系19に対し、光学系19の有効光路内
へバリアーを進入させることによってバリアー閉状態
(図1,図2等)とし、光学系19の有効光路外へバリア
ーを退避させることによってバリアー開状態(図3)とす
るバリアー機構である。前記バリアーは、バリアー閉状
態時に、光学系19の有効光路範囲H(光線L間で示さ
れる。)内に進入する各要素(前面飾り板3;羽根4,
5;羽根駆動レバー6,7等)から構成されている。
【0019】ここで、このバリアー機構が使用されたカ
メラ全体の構成を、図10〜図14に基づいて説明す
る。図10〜図12は電源OFF状態でのカメラ外観、
図13及び図14は電源ON状態でのカメラ外観を示し
ている。24は電源スイッチ、25はボディ(カメラ本
体)、26は鏡胴駆動用のモータ、27は表示部、28
は操作ボタン、29はレリーズボタンである。
【0020】ボディ25の上面(図10)に設けられてい
る電源スイッチ24を操作すると、電源ON状態とな
り、鏡胴駆動用のモータ26に通電が行われる。そし
て、このモータ26の駆動力によって、鏡胴1が、図1
0〜図12に示す沈胴位置から図13及び図14に示す
撮影可能位置に移動する。このとき同時に、後述する駆
動部材11がバリアー機構に対して後退していくため、
バリアーも図11に示すバリアー閉状態(羽根全閉状態)
から、図13に示すバリアー開状態(羽根全開状態)へと
変化する。
【0021】図2,図3に示すように、前記鏡胴1内に
は、玉枠13で固定された光学系19,バリアー機構,
駆動手段等が設けられている。光学系19は、図2,図
3に示すように、第1レンズ12及び第2レンズ18か
ら成る撮影光学系であり、第1レンズ12の一部には、
後述する切欠部12aが形成されている。
【0022】バリアー機構は、ユニット化されており、
鏡胴1内に固定された光学系19の前方で、バリアーユ
ニット全体として光学系19の光軸AXに沿って前後に
移動自在となっている。従って、バリアーも移動自在で
あるが、その移動は、光軸AXと直交し、かつ、凸面R
1と接する平面TPよりも前方の第1位置(図2に示す
バリアー機構前進位置)と,その平面TPよりも後方の
第2位置(図3に示すバリアー機構後退位置)との間で行
われる。
【0023】前記第1位置では、バリアー全体が平面T
Pよりも前方に位置している必要がある。バリアーの一
部でも平面TPより後方にあればバリアー閉状態とする
ことができなくなるからである。また、前記第2位置で
はバリアーの少なくとも一部が平面TPよりも後方に位
置する必要がある。バリアー開状態において、バリアー
の少なくとも一部が平面TPより後方に位置していなけ
れば、バリアーが平面TPより前方に位置する従来のバ
リアー機構よりも、有効光路範囲Hが広くならないから
である。
【0024】前記駆動手段は、鏡胴駆動用のモータ2
6,モータ26と鏡胴1を介して連動する駆動部材1
1,開付勢用のバネ10等から成る。バリアー機構は、
この駆動部材11によって、鏡胴1から駆動力を得るよ
うに構成されている。その駆動力によって、バリアーを
閉じる時には光軸AXに沿って前方の第1位置へ移動し
てバリアー閉状態となり、バリアーを開く時には、光軸
AXに沿って後方の第2位置へ移動してバリアー開状態
となる。
【0025】図2,図3に示すように、バリアーガイド
板8には、バヨネット部8cと嵌合部8b,9cによ
り、バリアー駆動板9が回転自在に保持されている。バ
リアー駆動板9が回転することにより、バリアーガイド
板8上に回転自在に保持されている羽根駆動レバー6,
7が作動し、羽根4,5が撮影光路(光線L間で示され
る有効光路)中に挿脱される。また、バリアーガイド板
8には、不図示の部分で撮影光路を規制する前面飾り板
3が固定されている。
【0026】ここで、バリアーの進入・退避動作を、図
6〜図9に基づいて更に詳しく説明する。図6,図7に
示すように、羽根駆動レバー6,7は、それぞれレバー
回転軸15によりバリアーガイド板8上に回転自在に保
持されている。また、羽根駆動レバー6,7は、レバー
連結ピン17により摺動自在に連結され、その先端部で
は、レバー連結ボス4aで羽根4と回転・摺動自在に連
結されている。
【0027】レバー連結ピン17は、羽根5に結合され
ているため、羽根駆動レバー6,7に固定されているレ
バー駆動ピン14にレバー回転軸15を回転中心とする
回転力を与えると、羽根4,5は羽根駆動レバー6,7
の動きに従って、全閉(バリアー閉状態)と全開(バリア
ー開状態)との間で移動することとなる。なお、図1に
示すように、前面飾り板3の羽根直進ガイド3a,3b
には、それぞれ羽根5に設けられている羽根直進ピン5
a,5bが係合しており、羽根4,5の開閉移動がガイ
ドされるようになっている。レバー駆動ピン14への駆
動力は、図8,図9に示すように、バリアー駆動板9に
設けられたカム9dが当接することにより伝達される。
閉付勢用のバネ16は、羽根4,5(図6,図7)が全閉
位置からオーバーチャージ領域に入ったときのみ、レバ
ー駆動ピン14へ羽根閉付勢力を伝達する構成となって
いる。
【0028】なお、本実施例では羽根4,5を4枚使用
するタイプのバリアーを採用しているが、羽根の枚数は
何枚でもよく、また、バリアー駆動板9の回転力を羽根
の撮影光路内への挿入・退避動作へと変換する機構もこ
れに限るものではない。
【0029】図2,図3に戻って、説明を続ける。鏡胴
1の内周面に沿って、回転可能なバリアー駆動板9と,
それに回転位置固定(直進移動のみ可能となっている。)
のバリアーガイド板8との間には、開付勢用のバネ(コ
イルバネ)10が架けられている。バネ10は、光軸A
Xを回転中心とした回転方向に、バリアー駆動板9を
(バリアーガイド板8に対して)付勢している(図5,図
6,図8中の矢印mA方向)。バリアーの開作動はバネ
10の付勢力によって行われ、バリアーの閉作動はバネ
10の付勢力に逆らってバリアー駆動板9を回転させる
ことによって行われる。
【0030】図8に示すように、バリアー駆動板9に
は、カムフォロア9aが3ヶ所に設けられている。一
方、鏡胴1の内周部には、カムフォロア9aと対応する
ようにカム溝1aが3ヶ所に設けられており、各カム溝
1aには、カムフォロア9aが係合している。また、図
6に示すように、バリアーガイド板8には、直進ガイド
8aが3ヶ所に設けられている。一方、鏡胴1の内周部
には、直進ガイド8aと対応するように直進ガイド溝1
bが3ヶ所に設けられており、各直進ガイド溝1bに
は、直進ガイド8aが係合している。図8に示すよう
に、バリアー駆動板9には、駆動カム9bが3ヶ所に設
けられている。一方、鏡胴1側にはそれぞれ対向する位
置に、鏡胴1の沈胴動作に連動して光軸AXに対して平
行に移動する駆動部材11(図2,図3)が配置されてい
る。
【0031】バリアー閉状態では、図5のカム展開図に
示すように、駆動カム9bと駆動部材11とは当接して
いる(同図中の破線で示す。)。カメラ本体25(図10)
の電源ONで、鏡胴1が沈胴位置(図12)から撮影可能
位置(図14)に移動するのに伴って、駆動部材11はバ
リアーユニットに対して(図5中の破線位置から二点鎖
線位置へ)後退していく。図5に示すように、カムフォ
ロア9aがカム溝1aと係合しているため、駆動部材1
1の後退と同時に、バリアー閉状態にあるバリアー駆動
板9(図9)は、バネ10の付勢力(図5中の矢印mA方
向)によって、駆動カム9bで駆動部材11と当接しな
がら回転することになる。バリアー駆動板9の回転によ
り、羽根4,5が撮影光路外に退避し、それと同時に、
バリアー駆動板9が鏡胴1に対して後退して、バリアー
開状態となる(図3,図9)。従って、羽根4,5が開い
ていくと同時に、バリアーユニット全体が、レンズ12
に対して接近・後退することになる。なお、バリアー開
状態時には、バリアー機構は鏡胴1や光学系19の位置
に対して後方に位置しているが(図3に示す第2位置)、
鏡胴1は撮影可能に繰り出された状態(図14)にある。
【0032】バリアー閉状態において(図2)、バリアー
は平面TPよりも前方に位置しているが、凸面R1と平
面TPとの間には光軸AXから離れるほど大きなスペー
スが存在しているので、バネ10の付勢力によってバリ
アーを開ける時、光学系19の有効光路外へのバリアー
の退避に伴って、バリアーを光軸19に沿って後方へ移
動させるためのスペースが確保されていくことになる。
従って、上述したように、光学系19の有効光路外への
バリアーの退避及び光軸AXに沿った後方へのバリアー
機構の移動が行われることによって、バリアーは光学系
19と干渉することなくバリアー開状態となる。
【0033】バリアーが光学系19に接近するに従っ
て、バリアーで規制されて成る有効光路の範囲も広くな
る。なお、図3に示すように、前面飾り板3が最も大き
く光路を規制している。このようにして、バリアー開状
態での光学系19の有効光路範囲Hを、第1位置でバリ
アーを開いた場合よりも広くすることが可能となる。レ
ンズ12の一部に切欠部12aを設けているのは、バリ
アーユニットの後退量を可能な限り多く確保することに
より、有効光路範囲Hをより一層広くするためである。
【0034】バリアー開状態では、図5のカム展開図に
示すように、駆動カム9bと駆動部材11とは離れてい
る(同図中の二点鎖線で示す。)。カメラ本体25(図1
0)の電源OFFで、鏡胴1が撮影可能位置(図14)か
ら沈胴位置(図12)に移動するのに伴って、駆動部材1
1はバリアーユニットに対して(図5中の二点鎖線位置
から破線位置へ)押しながら前進していく。図5に示す
ように、カムフォロア9aがカム溝1aと係合している
ため、駆動部材11の前進と同時に、バリアー開状態に
あるバリアー駆動板9(図9)は、バネ10の付勢力(図
5中の矢印mA方向)に逆らって、駆動カム9bで駆動
部材11と当接しながら回転する。バリアー駆動板9の
回転により、羽根4,5が撮影光路内に進入し、それと
同時に、バリアー駆動板9が鏡胴1に対して前進して、
バリアー閉状態となる(図9)。従って、羽根4,5が閉
じていくと同時に、バリアーユニット全体が、レンズ1
2から離れるように前進することになる。なお、バリア
ー閉状態時には、バリアー機構は鏡胴1や光学系19の
位置に対して前方に位置しているが(図2に示す第1位
置)、鏡胴1は沈胴状態(図12)にある。
【0035】バリアー開状態において(図3)、バリアー
の少なくとも一部は平面TPよりも後方に位置している
が、先に述べたように凸面R1と平面TPとの間には光
軸AXから離れるほど大きなスペースが存在しているの
で、駆動部材11の駆動力によってバリアーを閉じる
時、光軸AXに沿って前方へバリアー機構が移動するに
伴って、バリアーを光学系19の有効光路内へ進入させ
るためのスペースが確保されていくことになる。従っ
て、上述したように、光軸AXに沿った前方へのバリア
ー機構の移動及び光学系19の有効光路内へのバリアー
の進入が行われることによって、バリアーは光学系19
と干渉することなく、また鏡胴1の径を増大させること
なく、バリアー閉状態となる。
【0036】なお、バリアー開閉動作とバリアー機構の
進退動作とが、鏡胴1の進退動作(すなわち、沈胴位置
と撮影可能位置との間の移動)と、駆動部材11で連動
する構成となっているが、これに限らず、各々独立に動
作する構成としてもよい。つまり、バリアー閉状態から
バリアー開状態にする際には、バリアーを完全に開いて
から光軸AXに沿って後方へ移動し、バリアー開状態か
らバリアー閉状態にする際には、光軸AXに沿って前方
へ移動してから、バリアーを開く構成としてもよい。
【0037】以上のように、本実施例によると、鏡胴1
の径(筒径)のコンパクト性と広い有効光路範囲Hの確保
とを両立させることが可能となる。つまり、鏡胴1の径
を大きくすることなく、バリアー開状態での光学系19
の有効光路範囲Hを十分広く確保することができ、その
結果、光学系19の周辺光量落ちを小さく抑えることが
可能となる。逆に、バリアー開状態での光学系19の有
効光路範囲Hを狭くすることなく、鏡胴1の径を小さく
することができる。これにより、鏡胴1の径に対する前
面飾り板3の開口径の大きさを小さく抑えることができ
るため、羽根4,5の退避スペースを確保することが可
能である。よって、第1レンズの有効径が大きい光学系
に対しては、大きな羽根でバリアーを構成することがで
きる。
【0038】また、本実施例によると、上記のようにバ
リアーの開閉と連動するバリアー駆動板9と,バリアー
ユニットを光学系19の光軸AX方向に進退自在に保持
する鏡胴1とをカム結合させ、駆動部材11を光軸AX
に沿って移動させることによって、バリアー駆動板9を
鏡胴1に対して回転・直進移動させる構成となっている
ので、新たな駆動源,部品を追加することなく、バリア
ー開閉動作とバリアー機構の前後進退動作とを連動して
行うことが可能であり、コストアップも少なくて済むと
いう効果がある。
【0039】従来のバリアー機構におけるバリアーと有
効光路との関係は、図5に基づいて先に説明した通りで
あるが、ここでは、本実施例の構成との比較の上で以下
に説明する。
【0040】従来のバリアー機構は、第1位置(図2)で
光軸AX方向に位置固定された状態のままバリアーの開
閉を行うため、図2から分かるように、バリアー開状態
において光線Lが、バリアーを構成する前面飾り板3等
でカットされてしまう。これに対して本実施例では、バ
リアー開状態時に第2位置(図3)まで後退するので、光
線Lまで通すことができ、光学系19の周辺光量落ちを
小さく抑えることができる。
【0041】また、バリアーを第2位置(図3)に配置す
れば、光路は広く確保されるが、バリアーを構成する羽
根4等がレンズ12と干渉するため、バリアーを閉じる
ことができなくなる。また、バリアーを第1位置(図2)
に配置し、前面飾り板3の開口径を大きくして光線Lが
通るようにしても、バリアーを開くときに羽根4,5を
有効光路外に完全退避させようとすれば、鏡胴1の径を
大きくすることになる。
【0042】従来のバリアー機構(特開昭63−239
430号,実開昭62−113335号等)は、バリア
ー開状態において前記平面TPよりも後方にバリアーの
少なくとも一部を位置させていない点で、本実施例と異
なるため、鏡胴の径のコンパクト性と広い有効光路の確
保とを両立させるという上記効果は得られない。
【0043】また、特開昭63−239430号の機構
は、鏡胴が停止してからバリアーを開閉させる部材を移
動させている点で、鏡胴1の進退動作に連動してバリア
ー開閉動作及びバリアー機構進退動作を行う本実施例と
異なり、実開昭62−113335号の機構は、バリア
ーのみを移動させている点で、バリアー機構全体を移動
させる本実施例と大きく異なる。これらの従来例では、
新たな部品の追加や機構の複雑化に伴うコストアップは
避けられない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明に係る
バリアー機構は、最も物体側に凸面を有する光学系に対
し、該光学系の有効光路内へバリアーを進入させること
によって得られるバリアー閉状態時には、光学系の光軸
と直交し、かつ、前記凸面と接する平面よりも前方に、
前記バリアーが位置するように、前記光学系の光軸に沿
って前方へ移動するので、バリアーを光学系の前方で確
実に閉じることができ、また、光学系の有効光路外へバ
リアーを退避させることによって得られるバリアー開状
態時には、前記平面よりも後方に前記バリアーの少なく
とも一部が位置するように、前記光軸に沿って後方に移
動するので、鏡胴の径を大きくすることなく、バリアー
開状態での光学系の有効光路範囲を十分広く確保するこ
とができる。これにより、光学系の周辺光量落ちを小さ
く抑えることが可能となる。
【0045】第2の発明に係るバリアー機構は、最も物
体側に凸面を有する光学系に対し、該光学系の有効光路
内へバリアーを進入させることによって得られるバリア
ー閉状態時には、駆動手段が前記バリアーを、光学系の
光軸と直交し、かつ、前記凸面と接する平面よりも前方
の第1位置へ移動させるので、バリアーを光学系の前方
で確実に閉じることができ、また、光学系の有効光路外
へバリアーを退避させることによって得られるバリアー
開状態時には、駆動手段が前記バリアーを、前記平面よ
りも後方の第2位置へ移動させるので、鏡胴の径を大き
くすることなく、バリアー開状態での光学系の有効光路
範囲を十分広く確保することができる。これにより、光
学系の周辺光量落ちを小さく抑えることが可能となる。
【0046】また、上記第1,第2のいずれの発明によ
っても、上記のように鏡胴の径を大きくすることなく、
バリアー開状態での光学系の有効光路範囲を十分広く確
保することができる結果、その逆に、バリアー開状態で
の光学系の有効光路範囲を狭くすることなく、鏡胴の径
を小さくすることも可能である。従って、第1レンズの
有効径が大きい光学系に本発明を使用した場合でも、鏡
胴の径を小さくすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバリアー閉状態を示す正面
図。
【図2】バリアー閉状態時の図1のA−A線断面図。
【図3】バリアー開状態時の図1のA−A線断面図。
【図4】バリアー閉状態時の図1のB−B線断面図。
【図5】本実施例におけるカム構造の展開図。
【図6】バリアー閉状態時における羽根と羽根駆動レバ
ーとの連結状態を、正面側から見た状態を示す説明図。
【図7】バリアー開状態時における羽根と羽根駆動レバ
ーとの連結状態を、正面側から見た状態を示す説明図。
【図8】バリアー閉状態時における羽根駆動レバーとバ
リアー駆動板との連結状態を、正面側から見た状態を示
す説明図。
【図9】バリアー開状態時における羽根と羽根駆動レバ
ーとの連結状態を、正面側から見た状態を示す説明図。
【図10】本実施例が使用されたカメラ(バリアー閉状
態)の平面図。
【図11】本実施例が使用されたカメラ(バリアー閉状
態)の正面図。
【図12】本実施例が使用されたカメラ(バリアー閉状
態)の側面図。
【図13】本実施例が使用されたカメラ(バリアー開状
態)の正面図。
【図14】本実施例が使用されたカメラ(バリアー開状
態)の側面図。
【図15】バリアーと有効光路との関係を模式的に示す
図。
【符号の説明】
1 …鏡胴 1a…カム溝 1b…直進ガイド溝 2 …押え部材 3 …前面飾り板 3a…羽根直進ガイド 3b…羽根直進ガイド 4 …羽根 4a…レバー連結ボス 5 …羽根 5a…羽根直進用ピン 5b…羽根直進用ピン 6 …羽根駆動レバー 7 …羽根駆動レバー 8 …バリアーガイド板 8a…直進ガイド 8b…嵌合部 8c…バヨネット部 9 …バリアー駆動板 9a…カムフォロア 9b…駆動カム 9c…嵌合部 9d…カム 10 …開付勢用のバネ 11 …駆動部材 12 …第1レンズ 12a…切欠部 13 …玉枠 14 …レバー駆動ピン 15 …レバー回転軸 16 …閉付勢用のバネ 17 …レバー連結ピン 18 …第2レンズ 19 …光学系 24 …電源スイッチ 25 …ボディ(カメラ本体) 26 …鏡胴駆動用のモータ 27 …表示部 28 …操作ボタン 29 …レリーズボタン R1 …凸面(第1面) TP …平面 AX …光軸 L …光線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最も物体側に凸面を有する光学系に対し、
    該光学系の有効光路内へバリアーを進入させることによ
    ってバリアー閉状態とし、前記光学系の有効光路外へバ
    リアーを退避させることによってバリアー開状態とする
    バリアー機構であって、 前記バリアー閉状態時には、前記光学系の光軸と直交
    し、かつ、前記凸面と接する平面よりも前方に、前記バ
    リアーが位置するように、前記光学系の光軸に沿って前
    方へ移動し、 前記バリアー開状態時には、前記平面よりも後方に前記
    バリアーの少なくとも一部が位置するように、前記光軸
    に沿って後方に移動することを特徴とするバリアー機
    構。
  2. 【請求項2】最も物体側に凸面を有する光学系に対し、
    該光学系の有効光路内へバリアーを進入させることによ
    ってバリアー閉状態とし、前記光学系の有効光路外へバ
    リアーを退避させることによってバリアー開状態とする
    バリアー機構であって、 前記バリアーを、前記光学系の光軸と直交し、かつ、前
    記凸面と接する平面よりも前方の第1位置と,後方の第
    2位置との間を移動自在となるように形成し、 前記バリアーを、閉じる時には前記第1位置へ移動さ
    せ、開く時には前記第2位置へ移動させる駆動手段を設
    けたことを特徴とするバリアー機構。
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