JP4371751B2 - 交換レンズおよびカメラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、同一マウント構造を有する複数のカメラと、マウント基準面から像面方向への突出量が異なる交換レンズとを含むカメラシステムに使用される交換レンズに関するものである。
近年、カメラのデジタル化が進み、レンズ交換が可能な一眼レフカメラシステムにおいても、従来の交換レンズ群が装着使用可能なようにマウント形状の同一性は継承しつつ、35mm銀塩フィルムをCCDやCMOSセンサなどの電子撮像素子にした一眼レフデジタルカメラが提案されている。しかし、35mm銀塩フィルムと同サイズのCCDやCMOSセンサなどの電子撮像素子は大変高価であるため、35mmフィルムよりも小さい撮像素子(例えば、APS−Cサイズの撮像素子)を使用したものが主流となっている。
このような従来の35mmフィルムよりも小さい撮像素子を用いた一眼レフデジタルカメラにおいては、イメージサークルが35mmフィルムよりも小さいので、カメラボディ内のクイックリターンミラーを小さくすることが可能であり、ひいてはカメラボディ自体を小型化することが可能である。 また、従来よりもクイックリターンミラーが小さくなると、交換レンズも従来の交換レンズよりもバックフォーカスを短くすることが可能となり、イメージサークルも小さいので、交換レンズの小型化が可能というメリットがある。
しかし、前述したバックフォーカスの短い交換レンズを、35mmフィルムカメラボディ若しくは該交換レンズよりも大きなイメージサークルに対応したデジタルカメラに取り付けてしまうと、交換レンズの後端部とクイックリターンミラーが干渉してしまう恐れがある。また、従来システムのカメラボディに、バックフォーカスの短い(イメージサークルの小さい)デジタルカメラ専用交換レンズを装着可能にすると、撮像面の周辺に光束が届かない等の不具合が発生する。
したがって、この様な組合せでカメラボディと交換レンズとが装着されてしまうことがないように制限する手段が必要となる。
特許文献1には、マウントは共通であるが、バックフォーカスが一定以下の交換レンズの装着を制限するカメラシステムおよびカメラボディ、交換レンズが開示されている。このカメラシステム等では、従来のカメラボディのマウント内部にフランジ部を設け、このフランジ部にバックフォーカスの短い交換レンズに設けられた固定突起が当接することで、該交換レンズの装着が制限されるようにしている。
また、特許文献1には、バックフォーカスが長いカメラのクイックリターンミラーに比べて、バックフォーカスの短いカメラのクイックリターンミラーを小型にできることも開示されている。
特許第3217273号公報(段落0018〜0034、図1および図3等)
しかしながら、特許文献1に開示されているように、単にクイックリターンミラーを小型化しただけでは、該クイックリターンミラーの回動領域(回動軌跡)を十分に撮像面側に寄せることができない。このため、このカメラに装着される専用交換レンズのマウント基準面から撮像面側へ突出量が制限され、バックフォーカスも十分に短くすることができない。
本発明は、クイックリターンミラー(ミラー部材)の小型化と相まって、さらにクイックリターンミラーの回動領域を撮像面側に寄せることにより、該カメラに装着される交換レンズのマウント基準面からの突出量を大きくすることできるようにすることを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の交換レンズは、マウント基準面から像面方向に突出した突出部の突出量が第1の交換レンズより大きく、かつフランジバックが前記第1の交換レンズと同一の第2の交換レンズである。該第2の交換レンズは、第1の交換レンズが装着され、かつマウントの内側に第1の壁部を有する第1のカメラに対しては、第2の交換レンズの突出部が前記第1の壁部に当接することにより装着が阻止される。また、第1の交換レンズが装着され、かつマウントの内側に、第2の交換レンズの突出部から退避する位置であってファインダー光学系に向かう光束を通過させる開口部を仕切る位置に設けられた仕切り部の第2の壁部と、被写体からの光束を撮像面よりも被写体側においてファインダー光学系に向けて反射する第1の位置と該光束に対して退避する第2の位置との間で回動可能なミラー部材であって、回動軌跡の頂点位置が仕切り部の撮像面側の面と被写体側の面との間の領域にあるように、回動中心がミラー面内方向を含む面に対してファインダー光学系とは反対側に位置するミラー部材と、を有する第2のカメラに装着されることを特徴とする。
また、本発明のカメラは、第1の交換レンズ、およびマウント基準面から像面方向に突出した突出部の突出量が第1の交換レンズより大きく、かつフランジバックが第1の交換レンズと同一の第2の交換レンズとを装着可能なカメラである。該カメラは、マウントの内側に、第2の交換レンズの突出部から退避する位置であってファインダー光学系に向かう光束を通過させる開口部を仕切る位置に設けられた仕切り部の第2の壁部と、被写体からの光束を撮像面よりも被写体側においてファインダー光学系に向けて反射する第1の位置と該光束に対して退避する第2の位置との間で回動可能なミラー部材であって、回動軌跡の頂点位置が仕切り部の撮像面側の面と被写体側の面との間の領域にあるように、回動中心がミラー面内方向を含む面に対して前記ファインダー光学系とは反対側に位置するミラー部材と、を有することを特徴とする。
上記発明によれば、カメラ(第2のカメラ)において、ミラー部材の回動中心がミラー面内方向を含む面上に位置する場合に比べて、ミラー部材の回動領域(および第2の壁部を有する仕切り部)を撮像面側に寄せることができる。このため、第2のカメラのより小型化が図れるとともに、該第2のカメラに装着される第2の交換レンズの突出部のマウント基準面から像面方向への突出量をより大きく設定することができる。したがって、該第2の交換レンズのバックフォーカスも第1の交換レンズに比べて十分短くすることができる。
なお、第2のカメラにおいて、ミラーボックスに、ミラー部材で反射してファインダー光学系に向かう光束が通る開口のマウント側端位置に第3の壁部を設け、ミラー部材の回動軌跡の最もマウント側の位置が、撮影光軸方向における上記第2の壁部の位置と第3の壁部の位置との間の領域内にあるようにすれば、回動するミラー部材との干渉が生じない限界近くの位置まで第2の交換レンズを突出させることができる。
また、第2のカメラにおいて、第1の交換レンズに装着する際の該第1の交換レンズとの間のバヨネット結合の位相関係を決定する目印となる第1の指標に対して、第2の交換レンズに装着する際の該第2の交換レンズとの間の位相関係を決定する目印となる第2の指標を異なる位相位置に設けることにより、第2の交換レンズの第2カメラに対する装着を容易とし、誤装着を回避することができる。
さらに、第2の交換レンズの突出部における像面側の端部に弾性部材を設けることで、第2の交換レンズを第1のカメラに装着しようとしたときの該突出部の第1のカメラにおける第1の壁部への当接により、該第1の壁部や突出部に傷が付くことを回避することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1〜図6には、本発明の実施例1である交換レンズおよびカメラボディを含むカメラシステムを示している。
図1は、35mmフィルムカメラ用の第1の交換レンズ1を示す断面図で、第1の光学レンズ2、第2の光学レンズ3を鏡筒内に保持している。後端側には、カメラボディとバヨネット結合するためのバヨネット爪4を有しており、バヨネット爪4は、撮像面100からフランジバックAを隔てたマウント基準面5よりも撮像面100寄りに配置されている。ここで、バヨネット爪4を含むマウント基準面5からの撮像面方向への突出部分が第1の交換レンズ1の突出部に相当する。
また、マウント基準面5からバヨネット爪4の撮像面100側の端面までの距離をB’で示している。また、撮像面100から第2の光学レンズ3までの距離をC’で示している。ここで、第1の交換レンズ1を単体で机上等に置いたときに、第2の光学レンズ3に傷がつかないように、A−B’<C’となるように構成されている。
図2は、APS−Cサイズの撮像素子(但し、35mmフィルムサイズより小さければ、APS−Cサイズと異なるサイズの撮像素子でもよい)を有するカメラ用の第2の交換レンズ11を模式的に示す断面図で、第1の光学レンズ12と、第2の光学レンズ13を鏡筒内に保持している。第2の光学レンズ13の後端側には、第1の交換レンズ1と同様に、カメラボディとバヨネット結合するためのバヨネット爪4を有しており、バヨネット爪4は、撮像面100からフランジバックAを隔てたマウント基準面5よりも撮像面100寄りに配置されている。
また、バヨネット爪4よりもさらに撮像面100寄りで、且つバヨネット爪4の内径側には突出部14が形成されている。なお、マウント基準面5から突出部14の撮像面100側端面までの部分が請求の範囲にいう突出部であるが、ここでは、説明の便宜上、バヨネット爪4から突出した部分を突出部14という。その突出部14の先端(後端)には、弾性部材であるところのゴムリング15が、その弾性を生かして、光軸を中心として全周はめ込まれている。また、ゴムリング15は、突出部14とは異なる色調および材質となっていて、使用者が容易に視覚で認識可能となっている。
ここで、マウント基準面5から、ゴムリング15の撮像面100側端面までの距離をBとする。
第2の光学レンズ13は、突出部14を生かすように、第1の交換レンズ1に比べて、より撮像面100側に配置され、バックフォーカスCが短くなるよう構成されている。また、第1の交換レンズ1と同様に、第2の交換レンズ11を単体で机上等に置いたときに、第2の光学レンズ13に傷がつかないように、A−B<Cとなるように構成されている。
また、突出部14を下にして、机上等に置かれた場合でも倒れにくいように、突出部14の径と突出量の比は3:1以上に設定されていて、かつゴムリング15は滑り止めの効果も有する。
第1の交換レンズ1と第2の交換レンズ11を比較すると、撮像面100からマウント基準面5まの距離A、および、バヨネット爪4の位置および形状は、同じに形成されている。基準面5から、撮像面100方向への突出量はB’<B、撮像面100からそれぞれの第2の光学レンズまでのバックフォーカスは、C’>Cとなっている。
図3は、第1の交換レンズ1のみが装着可能な、第1のカメラボディ21(たとえば35mmフィルム用のカメラボディ)に、第1の交換レンズ1を装着した状態での模式的な断面図である。第1のカメラボディ21には、第1の交換レンズ1のマウント基準面5と当接するカメラボディ側のマウント基準面22を有するとともに、バヨネット爪4と係合するカメラボディ側のバヨネット構造23を有している。
24はクイックリターンミラーで、第1の光学レンズ2および第2の光学レンズ3を透過した光線の一部を、クイックリターンミラー24によって、不図示のファインダー系に反射し、残りを半透過部を通じて、不図示の測距系および測光系に送る。使用者により、レリーズ動作が行われると、クイックリターンミラー24は図中矢印方向に跳ね上がる。
図4は、第1の交換レンズ1および第2の交換レンズ11が装着可能な、第2のカメラボディ31(たとえば、APS−Cサイズの撮像素子を有するカメラボディ)に、第1の交換レンズ1を装着した状態での模式的な断面図である。
第2のカメラボディ31には、第1のカメラボディ21と同様に、第1の交換レンズ1のマウント基準面5と当接するカメラボディ側のマウント基準面22を有するとともに、バヨネット爪4と係合するカメラボディ側のバヨネット構造23を有している。
32はクイックリターンミラーで、第1の光学レンズ2および第2の光学レンズ3を透過した光線の一部を、クイックリターンミラー32によって、不図示のファインダー系に反射し、残りを半透過部を通じて、不図示の測距系および測光系に送る。使用者により、レリーズ動作が行われると、クイックリターンミラー32は図中矢印方向に跳ね上がる。
ここで、クイックリターンミラー32は、機能および作用的には、第1のカメラボディ21のクイックリターンミラー24と同様であるが、撮像素子が35mmフィルムよりも小さいので、クイックリターンミラー32はクイックリターンミラー24よりも小さくて済み、結果的に跳ね上がったときも、その軌跡は小さい。
図5は、第2のカメラボディ31に、第2の交換レンズ11を装着したときの模式的な断面図である。第2のカメラボディ31には、第2の交換レンズ11の突出部14を避けるように、凹部33が形成されている。また上述したように、クイックリターンミラーが小さいため、第2の交換レンズ11のようにバックフォーカスの短い交換レンズでも、クイックリターンミラー32と干渉することはなく、その軌跡も、カメラボディ側のマウント基準面22から凹部33の後端面(第2の壁部)までの距離Fよりも、撮像面100側を通るように構成されている。
図6は、第1のカメラボディ21に、第2の交換レンズ11を装着しようとしたときの、模式的な断面図である。この組み合わせにおいては、第2の交換レンズ11は、APS−Cサイズの撮像素子を有するカメラ用であるため、35mmフィルムカメラであるところの第1のカメラボディ21には装着が出来ないように、マウント基準面5から、ゴムリング15(突出部14)の撮像面100側の端面までの距離Bよりも、第1のカメラボディ21のマウント基準面22からの距離が短い位置F’に壁部(第1の壁部)25を設けることにより、装着不可能にしている。このとき、使用者が装着不可能に気づかず、無理に装着しようとしても、第1のカメラボディ21および第2の交換レンズ11の双方が破損しないように、ゴムリング15がカメラボディの壁部27に先当りするよう構成されている。
またこのような誤装着を、未然に防止するための実施例を、図7〜図10を用いて説明する。
図7は、第1のカメラボディ21に第1の交換レンズ1を装着した状態の正面図である。第1のカメラボディ21には、第1の交換レンズ1の装着時において、バヨネットの位相を合わせるための取り付け指標26が設けられており、第1の交換レンズ1には、取り付け指標6が設けられている。装着時には、取り付け指標6と取り付け指標26の位相を合わせ、それぞれのマウント基準面を当接させて、所定角度D回転させることにより、装着が完了する。
図8は、第2のカメラボディ31に第2の交換レンズ11を装着した状態の正面図である。第2の交換レンズ11には、第2のカメラボディ31に対して、バヨネット爪の位相を合わせるための取り付け指標16が、第1の交換レンズ1の取り付け指標6とは異なる角度位相Eに設けられている。また、第2のカメラボディ31には、第2の交換レンズ11の取り付け指標16に対応した角度位相に取り付け指標35が設けられている。さらに、第2のカメラボディ31は、第1の交換レンズ1も装着可能であるので、第1の交換レンズ1の取り付け指標6に対応した取り付け指標34も設けられている。
また、図8のように、第1の交換レンズ1に対応した取り付け指標34と第2の交換レンズ11に対応した取り付け指標35の形状を異なった形状としておくことにより、視覚による注意を使用者に促し、より誤装着を未然に防止することが可能であり、形状だけでなく、色調も異なるようにしておくと、より効果が期待できる。装着時には、それぞれに対応した取り付け指標の位相を合わせ、所定角度D回転させることにより、装着が完了する。
また、図9および図10のように、第1の交換レンズ1の取り付け指標6と、第2の交換レンズ11の取り付け指標16の形状および色調を、それぞれ第1のカメラボディ21および第2のカメラボディ31に合わせておくと、更に効果が期待できる。また、取り付け指標16を第2の交換レンズ11の外周から凸形状としておくことにより、触覚による注意を使用者に促し、より誤装着を未然に防止することが可能となる。
図11〜図18を用いて本発明の実施例2であるカメラシステムについて説明する。図11〜図14は、上記カメラシステムの主要部分を示す断面図である。図15および図16は、本実施例の第1および第2の交換レンズを示す断面図および正面図である。図17および図18は、本実施例の第1および第2のカメラボディを示す断面図および正面図である。
これらの図中、120および130は交換レンズであり、120はフィルム面(若しくは撮像素子の受光面)でのイメージサイズの小さな第2の交換レンズ、130はイメージサイズの大きな第1の交換レンズである。140および150はカメラボディであり、140は第1および第2の交換レンズを取り付けることの可能な第2のカメラボディ、150は第2の交換レンズを取り付けることの出来ない第1のカメラボディを表している。図11は第2の交換レンズ120と第2のカメラボディ140が装着された状態を、図12は第2の交換レンズ120と第1のカメラボディ150が装着できない状態を表している。図13は第1の交換レンズ130と第2のカメラボディ140が装着された状態を、図14は第1の交換レンズ130と第1のカメラボディ150が装着された状態を表している。
図15は、第2の交換レンズ120を表しており、101は交換レンズ本体、102はレンズ側バヨネットマウントである。レンズ側バヨネットマウント102において、102aはマウント基準面であり、102bはカメラ側マウントとバヨネット接続するための爪部(バヨネット爪部)であり、周方向に複数のバヨネット爪部が設けられている。103は裏蓋(突出部)である。該裏蓋103のカメラ側後端面は、後述する第1の交換レンズ130に比べて、マウント基準面102aからの突出量(図中にAで示す)が大きい。104はキズ防止ゴム、105はレンズ側電気接点である。交換レンズ本体101は本提案に直接関係が無いため、外形線のみ表し、詳細な説明を省略する。
図16は第1の交換レンズ130を表しており、106は交換レンズ鏡筒本体、107は裏ブタである。レンズ側バヨネットマウント102およびレンズ側電気接点105は第2の交換レンズと同じものである。レンズ側バヨネットマウント102において、102aはマウント基準面であり、102bはカメラ側マウントとバヨネット接続するための爪部(バヨネット爪部)であり、周方向に複数のバヨネット爪部が設けられている。
図17は第2のカメラボディ140の断面図および正面図を表している。108はカメラ本体、109はカメラボディ側バヨネットマウント、110は複数のカメラ側電気接点ピン、111は接点ピン用バネである。カメラボディ側バヨネットマウント109には、交換レンズとの位置決め面であるマウント基準面109aとカメラ側バヨネット爪部109bとが設けられている。電気接点ピン110は交換レンズ側のレンズ電気接点105に対応する場所に該接点ピン用バネ111により交換レンズ側に向かって付勢されている。
図18は第1のカメラボディ150の断面図および正面図を表している。112はカメラ本体である。カメラボディ側バヨネットマウント109、電気接点ピン110、接点ピン用バネ111は、図17の第2のカメラボディと同じものである。カメラ本体112のマウントの内径部には、突き当て面(第1の壁部)112aを有している。カメラ本体108のマウント内径部には該突き当て面112aに相当する位置に、第2の交換レンズ120の裏蓋103を収容可能な切り欠き部108aを有している。
図15において、第2の交換レンズ120のマウント基準面102aから該交換レンズのカメラ側後端面までの光軸方向の距離をAとする。
図16において、第1の交換レンズ130のマウント基準面102aから該交換レンズのカメラ側後端面までの光軸方向の距離をB(<A)とする。
図17において、第2のカメラボディ140のマウント基準面109aから切り欠き部108aの後端面(第2の壁部)までの光軸方向の距離をCとする。
図18において、第1のカメラボディ150のマウント基準面109aから突き当て面112aまでの光軸方向の距離をDとする。
図15および図16において、第2および第1の交換レンズ120,130のマウント基準面102aからレンズマウントのバヨネット爪部のカメラ側端面(図中の右端面)までの光軸方向の距離をEとする。
図17および図18に於いて、第2および第1のカメラボディ140,150のマウント基準面109aからカメラ側マウントのバヨネット爪部のレンズ側端面(図中の左端面)までの光軸方向の距離をFとする。
図15および図16において、第2および第1の交換レンズ120,130のマウント基準面2aから電気接点5の接触面5aまでの光軸方向の距離をGとする。
図17および図18において、第2および第1のカメラボディ140,150のマウント基準面109aからカメラ側電気接点ピン110の先端までの、交換レンズが取り付けられていない状態での、光軸方向の距離をHとする。
図11において、第2の交換レンズ120と第2のカメラボディ140が装着可能になるためには、AよりもCが大きいことが必要である。
図12において、第2の交換レンズ120と第1のカメラボディ150が装着不可になるためには、AよりもDが小さいことが必要である。
図13および図14において、第1の交換レンズ130と第1および第2のカメラボディ150,140が装着可能になるためには、BよりもCおよびDが大きいことが必要である。
以上を図中の記号で表すと、交換レンズの選択的なカメラボディへの装着可・不可となるには、
C>A>D>B
を満足することが必要である。
図12において、第2の交換レンズ120と第1のカメラボディ150が装着不可になる時に、該カメラボディに対して該交換レンズの不要な回転を行なわせないためには、第2の交換レンズ120のマウントのバヨネット爪部102bが第1のカメラボディ150のマウントのバヨネット爪部109bのない角度位相に入り込み、且つ光軸方向で同じ位置にバヨネット爪部があることが必要である。これを図中の記号で表すと、
E−F>A−D、且つD>E
を満足することが必要である。
言い換えると、上記式を満足する場合、第2の交換レンズ120のマウントのバヨネット爪部102bが第1のカメラボディ150のマウントのバヨネット爪部109bのある角度位相に入り込まず、バヨネット爪部102bのカメラ側端面がバヨネット爪部109bのレンズ側端面に当接した状態では、第2の交換レンズ120の裏蓋103におけるカメラ側後端面が、ほぼバヨネット爪部102bの厚み相当分、第1のカメラボディ150の突き当て面112aから離れることになる。
さらに、図12において、第2の交換レンズ120と第1のカメラボディ150が装着不可になる時に、該カメラボディ150の電気接点ピン110が、装着不可なのに装着しようとする際の該交換レンズ120の後端との干渉や、該干渉によるキズ等から該電気接点110および該交換レンズ120側の電気接点105を守るための条件として、図中の記号で表すと、
(A−D)>(G−H)>0
を満足することが必要である。
従って、上記に示した条件式を満足する寸法設定を行なうことで、マウント基準面からフィルム面(若しくは撮像素子の受光面)までのフランジバックが同一寸法であり、ボディ側マウントが同一形状である第1および第2のカメラボディと、ボディ側マウントに係合する共通のレンズ側マウントを有する複数の交換レンズ群とを有するカメラシステムにおいて、カメラボディ側で取り付けることのできる交換レンズ群を選択可能とし、装着不可の組合せ時にも該カメラボディおよび該交換レンズに不要なキズ等を付けることなく、且つ該カメラボディおよび該交換レンズ間の電気信号通信および電力供給のための電気接点を確実に保護することができる。
以下、上記実施例1および実施例2にて説明した交換レンズおよびカメラの構成について、図19〜図41を用い、新たに符号を付して実施例3としてより詳細に説明する。なお、ここでは、第1および第2のカメラが、撮像素子を備えたデジタルカメラである場合について説明する。また、以下の説明において、「前」とは被写体側を、「後」とは像面若しくは撮像素子側を示す。
図19、図26,図28および図29には、第1のカメラ(カメラボディ)201を示す。第1のカメラ201の前面には、後述する第1の交換レンズを装着するためのリング状のマウント202が取り付けられている。このマウント202の前端面は、第1の交換レンズを装着する際の基準面(マウント基準面)202aとなっている。
マウント202の内側(内径側)において、マウント基準面202aから後方に奥まった位置には、第1の交換レンズとバヨネット結合するためのバヨネット爪203が周方向3箇所に形成されている。
さらに、これらバヨネット爪203が設けられている位置から後方に奥まった位置には、ミラーボックスの一部として、光軸L(図26,28および29参照)に対して直交する、すなわちマウント基準面202aに対して平行な壁部(第1の壁部)205が形成されている。この壁部205の内側には、矩形状の開口が形成されており、該開口の後方奥には、クイックリターンミラー206が配置され、さらにその後方には、CCDやCMOSセンサからなる撮像素子210が固定されている(図26,図28および図29参照)。クイックリターンミラー206は、壁部205よりも後方にて回動する。
また、壁部205の下部には、複数の電気接点ピン204が設けられている。これら電気接点ピン204は、装着された第1の交換レンズとの通信および第1の交換レンズに対する電源供給を行うためのものである。
なお、図19に示すように、マウント202における前端面の上部には、第1の交換レンズをバヨネット結合させる際に、該第1の交換レンズのバヨネット爪の位相を第1のカメラ201におけるバヨネット爪203のない位相(周方向にて隣り合うバヨネット爪203の間)に合わせるための目印となる赤色丸形状のカメラ側指標(以下、レンズ取り付け指標という)208が設けられている。
図20,図27および図30には、第2のカメラ(カメラボディ)301を示す。第2のカメラ301の前面には、後述する第1および第2の交換レンズを装着するためのリング状のマウント302が取り付けられている。このマウント302の前端面は、第1および第2の交換レンズを装着する際の基準面(マウント基準面)302aとなっている。
マウント302の内側(内径側)において、マウント基準面302aから後方に奥まった位置には、第1および第2の交換レンズとバヨネット結合するためのバヨネット爪303が周方向3箇所に形成されている。
さらに、これらバヨネット爪303が設けられている位置から後方に奥まった位置には、ミラーボックスの一部として、光軸L(図27および29参照)に対して直交する、すなわちマウント基準面302aに対して平行な壁部305が形成されている。ここで、マウント基準面302aから壁部305までの寸法と、第1のカメラ201におけるマウント基準面202aから壁部205までの寸法(図28中にF’で示す)とは同じである。
さらに、この壁部305の内側には、後述する第2の交換レンズの後端側に設けられた突出部を収容可能な収容部307が形成されている。この収容部307は、壁部305から後方に下がった凹形状を有し、その後端面(第2の壁部)307aには、矩形状の開口が形成されている。
そして、該開口の後方奥には、クイックリターンミラー306が配置され、さらにその後方には、CCDやCMOSセンサからなる撮像素子310が固定されている(図27および図30参照)。
ここで、本実施例の第2のカメラ301には、第1のカメラ201に比べて小さなイメージサークルに対応するよう、第1のカメラ201の撮像素子310よりも小さなサイズの撮像素子210が用いられている。このため、クイックリターンミラー306も第1のカメラ201のクイックリターンミラー306に比べて小型のものが用いられており、該クイックリターンミラー306は、収容部307の後端面307aよりも後方にて回動する。クイックリターンミラー306および撮像素子310の小型化により、第2のカメラ301の全体を第1のカメラ201に対して小型化することができる。
なお、壁部305の下部には、複数の電気接点ピン304が設けられている。これら電気接点ピン304は、装着された第1および第2の交換レンズとの通信およびこれら交換レンズに対する電源供給を行うためのものである。
また、図20に示すように、マウント302における前端面の上部には、第1の交換レンズをバヨネット結合させる際に、第1の交換レンズのバヨネット爪の位相を第2のカメラ301におけるバヨネット爪303のない位相(周方向にて隣り合うバヨネット爪303の間)に合わせるための目印となる赤色丸形状のカメラ側指標(以下、第1レンズ取り付け指標という)308が設けられている。
また、カメラボディ前面におけるマウント302よりも外側の部分には、第2の交換レンズをバヨネット結合させる際に、第2の交換レンズのバヨネット爪の位相を第2のカメラ301におけるバヨネット爪303のない位相(周方向にて隣り合うバヨネット爪303の間)に合わせるための目印となる白色四角形状のカメラ側指標(以下、第2レンズ取り付け指標という)309が設けられている。
図21および図24には、第1の交換レンズ401を示す。第1の交換レンズ401の内側には、前側から順に、第1の光学レンズ411と第2の光学レンズ412とが配置されている。なお、図にはこれら2つの光学レンズのみ示しているが、実際にはこれらの光学レンズの間に他の光学レンズが収容されている。
第1の交換レンズ401の後部には、リング状のマウント402が取り付けられている。マウント402のうち最外周部分の後端面は、第1および第2のカメラ201,301に装着する際の基準面(マウント基準面)402aとなっている。
また、マウント402におけるマウント基準面402aよりも内径側は、後方に突出した形状を有し、その後端部の外周における3箇所には、第1および第2のカメラ201,301のバヨネット爪203,303と係合可能なバヨネット爪403が形成されている。このバヨネット爪403の後端面は、第1の交換レンズ401の後端面を構成している。
また、第1の交換レンズ401の後端面の下部には、第1のおよび第2のカメラ201,301との通信やこれらカメラからの電源供給を受けるための複数の電気接点404が設けられている。なお、これら電気接点404は、第1の交換レンズ401の後端面から若干後方に突出した位置に設けられているが、以下の説明においてはこの電気接点404の突出量は無視するものとする。
また、マウント402の最内径部には、レンズ保持部材413を介して第2の光学レンズ412が固定保持されている。但し、第2の光学レンズ412は、図のように固定保持されていてもよいし、光軸方向に可動としてもよい。
さらに、図21に示すように、第1の交換レンズ401の外周面後部には、該第1の交換レンズ401を第1および第2のカメラ201,301にバヨネット結合させる際に、該第1の交換レンズ401のバヨネット爪403の位相を第1および第2のカメラ201,301におけるバヨネット爪203,303のない位相に合わせるための目印となる赤色丸形状のレンズ側指標(以下、第1レンズ側指標という)408が設けられている。
図22,23および25には、第2の交換レンズ501を示す。第2の交換レンズ501の内側には、前側から順に、第1の光学レンズ511と第2の光学レンズ512とが配置されている。なお、図にはこれら2つの光学レンズのみ示しているが、実際にはこれら光学レンズの間に他の光学レンズが収容されている。
第2の交換レンズ501の後部には、図37にも示すリング状のマウント502が取り付けられている。マウント502のうち最外周部分の後端面は、第2のカメラ301に装着する際の基準面(マウント基準面)502aとなっている。
また、マウント502におけるマウント基準面502aよりも内径側は、上記第1の交換レンズ401におけるマウント基準面402aから後方への突出量よりも大きな突出量、突出した形状を有する。
そして、この突出した部分のうち光軸方向中間位置の外周3箇所には、第2のカメラ301のバヨネット爪303と係合可能なバヨネット爪503が形成されている。ここで、マウント基準面502aからバヨネット爪503の後端面までの寸法は、第1の交換レンズ401におけるマウント基準面402aからバヨネット爪403の後端面までの寸法と同一である。
また、マウント502におけるバヨネット爪503の内径側は、さらに後方に突出している。なお、マウント基準面502aからバヨネット爪503よりも後方に突出した部分の後端面までが請求の範囲にいう突出部であるが、ここでは、バヨネット爪503よりも後方に突出した部分を、説明の便宜上、突出部505と称する。図25に示すように、突出部505の後端面のマウント基準面502aからの突出量Bは、図24に示した第1の交換レンズ401におけるマウント基準面402aから後方への突出量B’よりも大きい。なお、突出部505の突出量Bの設定については後述する。
そしてこの突出部505の最内径部には、レンズ保持部材513を介して第2の光学レンズ512が固定保持されている。但し、第2の光学レンズ512は、図のように固定保持されていてもよいし、突出部505の内側スペースを含む領域内で光軸方向に可動としてもよい。
ここで、図24および図25に示すように、第1の交換レンズ401のマウント基準面402aから撮像面(撮像素子210,310の受光面)100までの距離であるフランジバックAは、第2の交換レンズ501のマウント基準面502aから撮像面(撮像素子310の受光面)100までの距離であるフランジバックAと等しい。
また、図25に示す、第2の交換レンズ501における第2の光学レンズ512から撮像面100までの距離であるバックフォーカスCは、第1の交換レンズ401における第2の光学レンズ412から撮像面100までの距離であるバックフォーカスC’よりも短い。このようにバックフォーカスが短いことにより、第2の交換レンズ501は広角化を図るための光学設計上、有利なものとなっている。しかも、この第2の交換レンズ501が装着される第2のカメラ301においても、前述したようにイメージサークルを小さくしたことにより、クイックリターンミラー306を小さくすることができる。
但し、通常の望遠撮影も可能とするため、第2のカメラ301には、第1の交換レンズ201も装着可能となっている。したがって、第1のカメラ201に装着可能な第1の交換レンズ201を第2のカメラ301でも有効利用することができる。
さらに、第2の交換レンズ501の外周面の後部には、該第2の交換レンズ501を第2のカメラ301にバヨネット結合させる際に、該第2の交換レンズ501のバヨネット爪503の位相を第2のカメラ301におけるバヨネット爪303のない位相に合わせるための目印となる白色四角形状のレンズ側指標(以下、第2レンズ側指標という)509が設けられている。
なお、第2の交換レンズ501における第2レンズ側指標509が設けられた位置のバヨネット爪503に対する位相は、第1の交換レンズ401における第1レンズ側指標408が設けられた位置のバヨネット爪403に対する位相とは20度程度異なる。
また、図37にも示すように、マウント502には複数の電気接点504が保持されており、これら電気接点504は、バヨネット爪503よりも若干後方(ただし、突出部505の後端面よりも前側)にて露出している。
また、本実施例で説明する第1のカメラ201と第2のカメラ301のマウント構造(形状および寸法)は、バヨネット爪の形状および寸法を含めて相互に同一である。また、第1の交換レンズ401と第2の交換レンズ501のマウント構造(形状および寸法)は、バヨネット爪の形状および寸法を含めて相互に同一である。そして、これらカメラと交換レンズ間では、互いに係合可能な共通のマウント構造を有する。
但し、それぞれに3つずつ設けられたバヨネット爪間にはその周方向長さに差が設けられている。これにより、相互に装着可能な交換レンズとカメラの組み合わせにおいて、交換レンズはカメラに対して、該交換レンズの3つのバヨネット爪が該カメラの3つのバヨネット爪の間に挿入される1つの位相関係にあるときに限り適正に装着されるようになっている。この位相関係を知る目印となるのが、指標208,308,309,408,509である。
図26には、第1の交換レンズ401が第1のカメラ201に装着された状態を示している。この場合、第1の交換レンズ401に設けられた第1レンズ側指標408を第1のカメラ201に設けられた第1レンズ取り付け指標208に合わせて、第1の交換レンズ401のバヨネット爪403を第1のカメラ201のバヨネット爪203の間に挿入する。これにより、マウント基準面202a,402a同士が当接する。そして、第1の交換レンズ401を第1のカメラ201に対して所定角度回転させることにより、第1の交換レンズ401のバヨネット爪403と第1のカメラ201のバヨネット爪203とが係合(バヨネット爪403の前端面とバヨネット爪203の後端面とが密着)し、第1の交換レンズ401が第1のカメラ201に装着される。
この状態で、第1のカメラ201の電気接点ピン204と第1の交換レンズ401の電気接点404とが接触し、両者間での通信および第1のカメラ201から第1の交換レンズ401への電源供給が可能となる。
次に、図27には、第2の交換レンズ501が第2のカメラ301に装着された状態を示している。この場合、図31に示すように、第2の交換レンズ501に設けられた第2レンズ側指標509を第2のカメラ301に設けられた第2レンズ取り付け指標309に合わせて、第2の交換レンズ501のバヨネット爪503を第2のカメラ301のバヨネット爪303の間に挿入する。これにより、マウント基準面302a,502a同士が当接する。
このとき、図27に示すように、第2の交換レンズ502の突出部505は、第2のカメラ301の収容部307内に入り込む(収容される)。なお、図中にFで示す、第2のカメラ301のマウント基準面302aから収容部307の後端面307aまでの距離は、第2の交換レンズ501の突出部505の突出量Bよりも若干大きく、該突出部505の後端面は収容部307の後端面307aには当接しない。すなわち、収容部307の後端面307aは、第2の交換レンズ501の突出部505から退避する位置に設けられている。
そして、第2の交換レンズ501を第2のカメラ301に対して所定角度回転させることにより、第2の交換レンズ501のバヨネット爪503と第2のカメラ301のバヨネット爪303とが係合(バヨネット爪503の前端面とバヨネット爪303の後端面とが密着)し、第2の交換レンズ501が第2のカメラ301に装着される。
この状態で、第2のカメラ301の電気接点ピン304と第2の交換レンズ501の電気接点504とが接触し、両者間での通信および第2のカメラ301から第2の交換レンズ501への電源供給が可能となる。
図28には、第2の交換レンズ501を第1のカメラ201に装着しようとした状態を示している。ここでは、図32に示すように、第2の交換レンズ401に設けられた第2レンズ側指標509を第1のカメラ201に設けられたレンズ取り付け指標208に合わせた場合(特定の位相関係以外の位相関係にある場合)を示している。
この場合、前述したように、第2の交換レンズ501における第2レンズ側指標509のバヨネット爪503に対する位相が、第1の交換レンズ401における第1レンズ側指標408のバヨネット爪403に対する位相とは異なっているため、第2の交換レンズ501のバヨネット爪503は第1のカメラ201のバヨネット爪203の間に入り込まず、第2の交換レンズ501のバヨネット爪503の後端面が第1のカメラ201のバヨネット爪203の前端面に当接する。図32における斜線部Pは、両バヨネット爪503,203が当接している部分である。
そしてこのとき、図28に示すように、第2の交換レンズ501の突出部505の後端面は、第1のカメラ201の壁部205から図中の距離Sだけ離れて位置する(すなわち、壁部205に対して当接しない)。距離Sは、おおむねバヨネット爪503の厚み相当の寸法である。したがって、この状態で第2の交換レンズ501が第1のカメラ201に対して回転されても、突出部505との擦れ等によって壁部205や突出部505自体に傷が付くおそれはない。
なお、このような状態は、第2の交換レンズ501の3つのバヨネット爪503の後端面と第1のカメラ201の3つのバヨネット爪203とがそれらの少なくとも一部において当接する広い(後述する特定の位相関係を持つ場合に比べて広い)位相関係で生じる。このため、このような誤装着が行われようとする多くの場合に、壁部205や突出部505に傷が付くことを回避できる。しかも、バヨネット爪はもともと強度が強いので(特に、バヨネット爪を含むマウント全体が金属で製作されている場合は特に)、第2の交換レンズ501が第1のカメラ201に対して押しつけられて回転されても、強度上の問題は生じない。
これに対し、図29には、第2の交換レンズ501と第1のカメラ201とが、図33に示すように第2の交換レンズ501に設けられた3つのバヨネット爪503のすべてが第1のカメラ201に設けられた3つのバヨネット爪203の間に入り込んでしまう位相関係(特定の位相関係)となった場合を示している。例えば、図28および図32に示した状態からユーザーが第2の交換レンズ502を回転させて図29および図33に示す状態になった場合である。
この場合、第2の交換レンズ501の突出部505の後端面は、第1のカメラ201の壁部205に当接する。そして、第2の交換レンズ501のバヨネット爪503と第1のカメラ201のバヨネット爪203の周方向端面同士が近接して対向若しくは当接する(光軸方向においてほぼ同じ位置にあり、少なくとも一部が周方向視において重なる)。このため、突出部505の後端面が壁部205に当接することによって第2の交換レンズ501の第1のカメラ201への装着が阻止されるとともに、バヨネット爪503,203の周方向端面同士が当接することによって第2の交換レンズ501の第1のカメラ201に対する無用な回転も阻止される。したがって、たとえ突出部505の後端面が壁部205に当接しても、該壁部205や突出部505に傷が付くことが極力回避される。
なお、図34,図35および図36に示すように、第2の交換レンズ501の3つのバヨネット爪503のうち1つが、第1のカメラ201の3つのバヨネット爪203の間のいずれかに入り込む場合がある(特定の位相関係の他の例)。この状態は、図29および図33に示す状態と図28および図32に示す状態との中間的な状態であり、第2の交換レンズ501の3つのバヨネット爪503のうち第1のカメラ201のバヨネット爪203の間に入り込んだバヨネット爪以外の2つのバヨネット爪の少なくとも1つの後端面(例えば、図36の上側のバヨネット爪503)は、第1のカメラ201のバヨネット爪203の前端面に対して斜めになって当接している(図34および35には、該当接が生じ得る範囲を斜線部Pで示している)。
このときも、突出部505のうちその入り込んだバヨネット爪503側の部分(図36の下側の部分)が第1のカメラ201の壁部205に当接して、それ以上の第2の交換レンズ501の第1のカメラ201に対する装着方向への移動が阻止される。また、該入り込んだバヨネット爪503とこれを周方向にて挟む第1のカメラ201のバヨネット爪203の周方向端面同士が当接することにより、第2の交換レンズ301の無用な回転が阻止される。したがって、該壁部205および突出部505に傷が付くことが極力回避される。
以上説明したように、第2の交換レンズ501における突出部505のマウント基準面502aからの突出量Bは、
(1)第2の交換レンズ501が第1のカメラ201に対して特定の位相関係(図29,33および図33,34に示す位相関係)にあるときは、突出部505の後端面が第1のカメラ201の壁部205に当接すること、
(2)第2の交換レンズ501が第1のカメラ201に対して上記特定の位相関係以外の位相関係(例えば、図28,32に示す位相関係)にあって該第2の交換レンズ501のバヨネット爪503の像面側の面(後端面)が第1のカメラ201のバヨネット爪203(の前端面)に当接した状態にあるときは、突出部505の後端面が壁部205から離れること、
の2つを条件として設定されている。
すなわち、第2の交換レンズ505と第1のカメラ201とが特定の位相関係以外の位相関係にあるときには、バヨネット爪同士が光軸方向において当接するために第2の交換レンズ501の突出部505は第1のカメラ201の壁部205に当接することなく、第2の交換レンズ505の第1のカメラ201に対する装着を阻止することができる。
例えば、第2の交換レンズ501に設けられた第2レンズ側指標509を第1のカメラ201のレンズ取り付け指標208に合わせてこれらを装着しようとすると、両者のバヨネット爪同士が光軸方向にて当接して、該装着が阻止される。
このため、第2の交換レンズ505を第1のカメラ201に装着しようとする多くの場合で、その装着を阻止しつつ、突出部505が壁部205に当接することに起因して壁部205や突出部505に傷が付いてしまうことが回避される。しかも、この場合は、バヨネット爪同士の当接であるので、強度面で問題とならない。 そして、第2の交換レンズ505と第1のカメラ201とが特定の位相関係にあるときに限り、突出部505が壁部205に当接することによって該装着が阻止される。但し、この場合でも、バヨネット爪同士の周方向での当接によって第2の交換レンズ501の第1のカメラ201に対する無用な回転が阻止されるので、壁部205に傷が付いてしまうおそれは少ない。
なお、図38および図39には、第2の交換レンズ501(マウント502)の突出部505における後端部に、その全周にわたって弾性部材としてのゴムリング506がはめ込まれた実施例を示している。ゴムリング506は、突出部505の後端面をリング状に覆うように取り付けられている。
ゴムリング506の後端面は、該ゴムリング506の内径側の部分(図25に示したレンズ保持部材513の後端面)よりも若干後方に突出している。このようにすることで、上述した特定の位相関係にあって第2の交換レンズ502の突出部505が第1のカメラ201の壁部205に当接し得る状態になっても、ゴムリング506が先に壁部205に当接し、その弾性によってより効果的に壁部205や突出部505に傷がつくことを回避できる。
また、上述した各実施例では、第2の交換レンズ501(マウント502)の突出部505がリング状に形成されている場合について説明したが、図40および図41に示すように、突出部505’,505”を周方向2箇所若しくは3箇所に分割して形成するようにしてもよい。この場合でも、弾性部材を突出部505’,505”の後端面を覆うように取り付けてもよい。
次に、第2のカメラ301におけるクイックリターンミラー301の回動中心およびその回動軌跡について、図42を用いて説明する。
図中の350は第2のカメラ301に設けられたミラーボックスを示している。ミラーボックス350の前端面には、前述したマウント302が取り付けられている。なお、マウント302におけるマウント基準面302aから後方に奥まった位置にはバヨネット爪303が形成されている。
また、ミラーボックス350の内側(マウント302の内側)において、バヨネット爪303から後方に奥まった位置には、撮影光軸Lに対して直交する、すなわちマウント基準面302aに対して平行な壁部305が形成されている。さらに、この壁部305の内側には、第2の交換レンズ501の突出部505(ゴムリング506が取り付けられている)を収容可能な収容部307が形成されている。
さらに、ミラーボックス350における収容部307よりも後方の上側には、第2の交換レンズ505からの光束であって、クイックリターンミラー306にて反射してファインダー光学系(ペンタプリズム361および接眼レンズ362により構成される)に向かう光束を通過させる開口部351が形成されている。この開口部351内には、ピント板352が保持されている。
なお、収容部307と開口部351との間には、これらの間を仕切るようにミラーボックス350に形成され、そのマウント302側の面が収容部307の後端面307aを構成する仕切り部355が配置されている。
また、ミラーボックス350の壁部305の下部には、前述した電気接点ピン304が前方にばね付勢された状態で保持されており、図42では、その先端が第2の交換レンズ501の電気接点504に接触している。
306aはクイックリターンミラー306を保持し、軸306bを中心に回動する第1のミラー保持部材である。
315はサブミラーであり、315aはこのサブミラー315を保持する第2のミラー保持部材である。第2のミラー保持部材315aは、第1のミラー保持部材315aの背面側に軸315bを中心に回動可能に取り付けられている。
クイックリターンミラー306は、交換レンズから入射した光束の一部を反射してファインダー光学系に導くダウン位置(第1の位置)と、該ダウン位置から上動して該光束に対して退避するアップ位置(第2の位置)との間で回動する。
クイックリターンミラー306がダウン位置にあるときは、サブミラー315はクイックリターンミラー306に対して展開し、一部がハーフミラーとなっているクイックリターンミラー306を透過した光束をミラーボックス350の下方に配置された焦点検出ユニット(レンズ371および受光素子372等により構成されている)に導く。
また、クイックリターンミラー306がアップ位置にあるときは、サブミラー315はクイックリターンミラー306に対して折りたたまれ、クイックリターンミラー306とともに上記光束に対して退避する。
ここで、クイックリターンミラー306の回動中心となる軸306bは、該クイックリターンミラー306の面内方向を含む面Rに対して、下側、すなわちファインダー光学系とは反対側に設けられている。具体的には、第1のミラー保持部材306aの撮像素子側の端部が、下方に折れ曲がった形状を有し、この折れ曲がった部分の先端に軸306bが設けられている。
この場合のクイックリターンミラー306の前端部の回動軌跡を図中に円弧Tで示す。この回動軌跡Tは、前側に向かって凸となる形状を有し、その前側の頂点位置(最もマウント302側の位置)は、クイックリターンミラー306のアップ位置での前端部位置よりも下方であって、軸306bと同じ高さにある。このため、クイックリターンミラー306は、該頂点位置からアップ位置に動作するにしたがって後方に移動(スイングバック)する。
そして、回動軌跡Tの頂点位置は、図に示すように、撮影光軸L方向における仕切り部355の収容部307側の面(収容部307の後端面307a)の位置と開口部351側の面(第3の壁部)355aの位置との間の領域M内にある。より詳しくは、仕切り部355における開口部351側の面355aの位置よりも収容部307側の面307aの位置に近い位置にある。
一方、仮にクイックリターンミラー306の回動中心が、面R上(軸306bの真上)にあるとすると、このときのクイックリターンミラー306の前端部の回動軌跡はT’のようになる。回動軌跡T’は、アップ位置に近づくにしたがって収容部307内に突出していく。このため、このような回動中心の設定では、クイックリターンミラー306が第2の交換レンズ501の突出部505に干渉してしまう。
これに対し、本実施例のように、クイックリターンミラー306の回動中心(軸306b)を面Rの下方に設けることで、回転軌跡Tの頂点を前述した領域M内に納めることができ、交換レンズ501の突出部505との干渉を避けることができる。
言い換えれば、クイックリターンミラー306の回動中心が面R上に位置する場合に比べて、クイックリターンミラー306の回動領域を撮像面(撮像素子310)側に寄せることができる。このため、第2のカメラ301のより小型化が図れるとともに、該第2のカメラ301に装着される第2の交換レンズ501の突出部505の後方突出量をより大きく設定することができる。したがって、第2の交換レンズ501のバックフォーカスも十分に短くすることができる。
しかも、本実施例では、回転軌跡Tの頂点位置が仕切り部355における開口部351側の面355aの位置よりも収容部307側の面307aの位置に近い位置にあるので、クイックリターンミラー306との干渉が生じない限界近くの位置まで第2の交換レンズ501の突出部505を突出させることができる。
本発明の実施例1における第1の交換レンズ鏡筒の断面図である。 本発明の実施例1における第2の交換レンズ鏡筒の断面図である。 本発明の実施例1における第1の交換レンズ鏡筒を第1のカメラボディに装着したときの断面図である。 本発明の実施例1における第1の交換レンズ鏡筒を第2のカメラボディに装着したときの断面図である。 本発明の実施例1における第2の交換レンズ鏡筒を第2のカメラボディに装着したときの断面図である。 本発明の実施例1における第2の交換レンズ鏡筒を第1のカメラボディに装着しようとしたときの断面図である。 本発明の実施例1における第1の交換レンズ鏡筒を第1のカメラボディに装着したときの正面図である。 本発明の実施例1における第2の交換レンズ鏡筒を第2のカメラボディに装着したときの正面図である。 本発明の実施例1における第1の交換レンズ鏡筒を第1のカメラボディに装着したときの側面図である。 本発明の実施例1における第2の交換レンズ鏡筒を第2のカメラボディに装着したときの側面図である。 本発明の実施例2における、第1の交換レンズと第1のカメラボディが装着された状態を示す断面図である。 本発明の実施例2における、第1の交換レンズと第2のカメラボディが装着できない状態を示す断面図である。 本発明の実施例2における、第2の交換レンズと第1のカメラボディが装着された状態を示す断面図である。 本発明の実施例2における、第2の交換レンズと第2のカメラボディが装着された状態を示す断面図である。 本発明の実施例2における、第1の交換レンズの断面図及び正面図である。 本発明の実施例2における、第2の交換レンズの断面図及び正面図である。 本発明の実施例2における、第1のカメラボディの断面図及び正面図である。 本発明の実施例2における、第2のカメラボディの断面図及び正面図である。 本発明の実施例3における第1のカメラの斜視図である。 本発明の実施例3における第2のカメラの斜視図である。 本発明の実施例3における第1の交換レンズの側面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズの側面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズの斜視図である。 本発明の実施例3における第1の交換レンズの断面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズの断面図である。 本発明の実施例3における第1の交換レンズが第1のカメラに装着された状態を示す断面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズが第2のカメラに装着された状態を示す断面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズが第1のカメラに対して装着不可の状態を示す断面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズが第1のカメラに対して装着不可の状態を示す断面図である。 本発明の実施例3における第1の交換レンズが第2のカメラに装着された状態を示す断面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズと第2のカメラのバヨネット爪の位相関係を示す正面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズと第1のカメラのバヨネット爪の位相関係を示す正面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズと第1のカメラのバヨネット爪の位相関係を示す正面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズと第1のカメラのバヨネット爪の位相関係を示す正面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズと第1のカメラのバヨネット爪の位相関係を示す正面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズが第1のカメラに対して装着不可の状態を示す断面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズに設けられたマウントの断面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズに設けられたマウントの変形例を示す断面図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズに設けられたマウントの変形例を示す斜視図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズに設けられたマウントの変形例を示す斜視図である。 本発明の実施例3における第2の交換レンズに設けられたマウントの変形例を示す斜視図である。 本発明の実施例3における第2のカメラのクイックリターンミラー回りの断面図である。
符号の説明
1 第1の交換レンズ
2 第1の光学レンズ
3 第2の光学レンズ
4 バヨネット爪
5 交換レンズ側基準面
6 取り付け指標
11 第2の交換レンズ
12 第1の光学レンズ
13 第2の光学レンズ
14 突出部
15 ゴムリング
16 取り付け指標
21 第1のカメラボディ
22 カメラボディ側基準面
23 バヨネット構造
24 クイックリターンミラー
25 壁部
31 第2のカメラボディ
32 クイックリターンミラー
33 凹部
34 取り付け指標
35 取り付け指標
100 撮像面
101 第2交換レンズの本体
102 交換レンズマウント
103 第2交換レンズの裏蓋
104 保護ゴムリング
105 交換レンズ側電気接点
106 第1の交換レンズの本体
107 第1の交換レンズの裏蓋
108 第2カメラボディの本体
109 カメラ側マウント
110 カメラ側電気接点ピン
111 電気接点ピン用バネ
112 第1カメラボディの本体
120 第2の交換レンズ
130 第1の交換レンズ
140 第2のカメラボディ
150 第1のカメラボディ
201 第1のカメラ
202 マウント
203 バヨネット爪
205 壁部
206 クイックリターンミラー
208 レンズ取り付け指標
210 撮像素子
301 第2のカメラ
302 マウント
303 バヨネット爪
306 クイックリターンミラー
307 収容部
308 第1レンズ取り付け指標
309 第2レンズ取り付け指標
310 撮像素子
401 第1の交換レンズ
402 マウント
403 バヨネット爪
408 第1レンズ側指標
501 第2の交換レンズ
502 マウント
503 バヨネット爪
508 第2レンズ側指標

Claims (10)

  1. マウント基準面から像面方向に突出した突出部の突出量が第1の交換レンズより大きく、かつフランジバックが前記第1の交換レンズと同一の第2の交換レンズであり、
    前記第1の交換レンズが装着され、かつマウントの内側に第1の壁部を有する第1のカメラに対しては、前記第2の交換レンズの前記突出部が前記第1の壁部に当接することにより装着が阻止され、
    前記第1の交換レンズが装着され、かつマウントの内側に、
    前記第2の交換レンズの前記突出部から退避する位置であってファインダー光学系に向かう光束を通過させる開口部を仕切る位置に設けられた仕切り部の第2の壁部と、
    被写体からの光束を撮像面よりも被写体側において前記ファインダー光学系に向けて反射する第1の位置と該光束に対して退避する第2の位置との間で回動可能なミラー部材であって、回動軌跡の頂点位置が前記仕切り部の撮像面側の面と被写体側の面との間の領域にあるように、回動中心がミラー面内方向を含む面に対して前記ファインダー光学系とは反対側に位置するミラー部材と、
    を有する第2のカメラに装着されることを特徴とする交換レンズ。
  2. 前記第2の壁部が、前記ミラー部材を回動可能に保持し、かつ前記第2のカメラのマウントが取り付けられたミラーボックスに形成されており、
    前記ミラーボックスは、前記ミラー部材で反射して前記ファインダー光学系に向かう光束が通る開口のマウント側端位置に設けられた第3の壁部を有しており、
    前記ミラー部材の回動軌跡における最もマウント側の位置が、撮影光軸方向における前記第2の壁部の位置と前記第3の壁部の位置との間の領域内にある前記第2のカメラに装着されることを特徴とする請求項1に記載の交換レンズ。
  3. 前記第2の交換レンズの前記突出部内に光学レンズが配置されており、前記第2の交換レンズのバックフォーカスが前記第1の交換レンズよりも短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の交換レンズ。
  4. 前記第1および第2の交換レンズと前記第2のカメラとはバヨネット結合により装着され、
    前記第1の交換レンズに装着する際の前記第1の交換レンズとの間の位相関係を決定する目印となる第1の指標と、前記第1の指標とは異なる位相位置に設けられ、前記第2の交換レンズに装着する際の前記第2の交換レンズとの間の位相関係を決定する目印となる第2の指標とを有する前記第2のカメラに装着されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の交換レンズ。
  5. 前記第2の交換レンズの前記突出部の像面側の端部に弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の交換レンズ。
  6. 第1の交換レンズ、およびマウント基準面から像面方向に突出した突出部の突出量が前記第1の交換レンズより大きく、かつフランジバックが前記第1の交換レンズと同一の第2の交換レンズとを装着可能なカメラであって、
    マウントの内側に、
    前記第2の交換レンズの前記突出部から退避する位置であってファインダー光学系に向かう光束を通過させる開口部を仕切る位置に設けられた仕切り部の第2の壁部と、
    被写体からの光束を撮像面よりも被写体側において前記ファインダー光学系に向けて反射する第1の位置と該光束に対して退避する第2の位置との間で回動可能なミラー部材であって、回動軌跡の頂点位置が前記仕切り部の撮像面側の面と被写体側の面との間の領域にあるように、回動中心がミラー面内方向を含む面に対して前記ファインダー光学系とは反対側に位置するミラー部材と、
    を有することを特徴とするカメラ。
  7. 前記第2の壁部が、前記ミラー部材を回動可能に保持し、かつ前記マウントが取り付けられたミラーボックスに形成されており、
    前記ミラーボックスは、前記ミラー部材で反射して前記ファインダー光学系に向かう光束が通る開口のマウント側端位置に設けられた第3の壁部を有しており、
    前記ミラー部材の回動軌跡における最もマウント側の位置が、撮影光軸方向における前記第2の壁部の位置と前記第3の壁部の位置との間の領域内にあることを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  8. 前記第1および第2の交換レンズと前記第2のカメラとはバヨネット結合により装着され、
    前記第2のカメラは、前記第1の交換レンズに装着する際の前記第1の交換レンズとの間の位相関係を決定する目印となる第1の指標と、前記第1の指標とは異なる位相位置に設けられ、前記第2の交換レンズに装着する際の前記第2の交換レンズとの間の位相関係を決定する目印となる第2の指標とを有することを特徴とする請求項6又は7に記載のカメラ。
  9. 前記第2の交換レンズの前記突出部内に光学レンズが配置されており、前記第2の交換レンズのバックフォーカスが前記第1の交換レンズよりも短いことを特徴とする請求項6から8のいずれか1つに記載のカメラ。
  10. 前記第2の交換レンズの前記突出部の像面側の端部に弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項6から9のいずれか1つに記載のカメラ。
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