JP3804109B2 - カメラのミラーバウンド防止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばTTL測光、測距方式による一眼レフカメラにおいてミラー作動機構に採用するミラーバウンド防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一眼レフカメラには、クイックリターンミラー機構として知られるミラー作動機構が用いられている。すなわち、一眼レフカメラによれば、常時は撮影光路を遮る位置に配置させることにより被写体を観察することが可能なメインミラーを、レリーズ操作に伴う露光時に跳ね上げ回動させ、撮影光路外の位置に一時的に退避させることによりフィルムへの露光を行える構成を採用している。この露光後においては、メインミラーを、撮影光路内に臨ませ、元のファインダ機能を果たす被写体の観察位置に戻している。
このようなメインミラーの撮影光路内での被写体の観察位置から撮影光路外の撮影位置までの跳ね上げ動作を、ミラーアップまたはミラー上昇といい、また撮影位置から観察位置への戻し動作を、ミラーダウンまたはミラー下降という。
【0003】
また、上述した一眼レフカメラによれば、ミラー作動機構において、前記メインミラーをハーフミラーとして構成するとともに背面側にサブミラーを設け、被写体の観察状態において被写体からの光の一部を、メインミラーを透過させてサブミラーでカメラ本体の底部に設けた測距または測光を行う光電変換素子(センサ部)に向って反射させることにより、撮影準備段階として測距または測光を行うことが従来から行われている。このような測距または測光を行うことにより、撮影時における被写体像までの距離を判定し、オートフォーカスと呼ばれる自動焦点合わせ、あるいは自動露出制御を行うことができる。
【0004】
このようなサブミラーは、前記メインミラーが撮影光路内に臨む被写体の観察位置にあるときには測距、測光用の光電変換素子に光を反射させて導く第1の位置にあり、またメインミラーが撮影光路外に退避した撮影位置にあるときには、このメインミラーに連動して撮影光路外に移動する第2の位置との間で移動可能に構成されている。
【0005】
上述したミラー作動機構において、第1のミラー部材であるメインミラーは、被写体の観察位置において調整可能に設けた第1の制限部材(第1のミラー受け部材)により位置決めされるように構成されている。また、第2のミラー部材であるサブミラーは、前記第1の位置において光電変換素子に光を導くことができるように調整可能に設けた第2の制限部材(第2のミラー受け部材)により位置決めされるように構成されている。
【0006】
このような構成において、メインミラーは、広く知られている通り、撮影時には観察位置から撮影位置にミラーアップするとともに、撮影終了後には撮影位置から観察位置へとミラーダウンし、前記第1の制限部材に衝突して止まることにより観察位置に位置決めされる。このとき、このメインミラーは、第1の制限部材に衝突することにより、バウンドしながら徐々にバウンド量が減衰して停止する。
また、前記サブミラーも、メインミラーの動きに連動して第1の位置と第2の位置との間で移動し、メインミラーのミラーダウン時において第2の位置から第1の位置へと移動したときには、第2の制限部材に衝突してバウンドしながら徐々に停止することになる。
【0007】
本出願人は、上述したミラー作動機構において、被写体観察用のメインミラーのミラーダウン時におけるバウンドを防止しようとするミラーバウンド防止装置を、特開平7−36105号公報により先に提案している。
このミラー作動機構においては、メインミラーが撮影位置から移動して衝突する観察位置に、第1の制限部材として、メインミラーの衝突により移動可能に設けこのメインミラーを所定の位置に位置決めして規制するための第1のミラー受け部材と、この第1のミラー受け部材のカメラ本体に対する相対的な動きを制動するための制動部材を設けている。ここで、メインミラーが第1のミラー受け部材に衝突したときにこのミラー受け部材に衝突後、運動量のほとんどを受け渡すように、このメインミラーの慣性モーメントと第1のミラー受け部材の慣性モーメントとの関係を決めている。
【0008】
このような構成によれば、メインミラーがミラーダウン時に第1のミラー受け部材に衝突したときに運動量のほとんどを第1のミラー受け部材に受け渡し、これによりメインミラーはバウンドしようとする衝撃力が吸収されて動かなくなり、一方第1のミラー受け部材は制動部材による制動機能により徐々に制動されて動かなくなる。このようにして、ミラーダウン時のメインミラーのバウンドを解消している。
このような構成を採用すると、メインミラーのミラーダウン時のバウンド時間を短くできるため、撮影後、短時間のうちに被写体の観察や測光、測距を行えるようになり、単位時間当たりの撮影枚数を多くすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のミラーバウンド防止装置によれば、カメラの撮影動作終了後におけるメインミラーのミラーダウン時において、メインミラーの観察位置でのバウンドをなくせるが、このメインミラーの背面側に付設しているサブミラーの前記第2の制限部材への衝突に伴なうバウンドを解消することについての対策は講じられておらず、未だ解決しなければならない点が残っている。
【0010】
すなわち、上述したサブミラーも、メインミラーのミラーダウンに連動して撮影光路外へ退避した第2の位置から撮影光路内に臨んで前記光電変換素子に光を導くことができる第1の位置へと移動し、この第1の位置で位置決めする第2の制限部材に衝突してバウンドすることが避けられないからである。
そして、このサブミラーが第2の制限部材に衝突してバウンドしている間は、前記光電変換素子への光路が変動するために、光電変換素子に安定した光を導くことができない。
【0011】
このため、上述したミラー作動機構では、このようなサブミラーのバウンドが収束し、前記光電変換素子へ安定した光が導かれるようになるまで、光電変換素子の出力は不安定になる。
たとえば光電変換素子を測距素子として用いる一眼レフカメラの場合には、光電変換素子の出力が安定するまでに時間がかかるために、次の撮影を行うための測距開始時間が遅れてしまうという問題がある。このような問題は、光電変換素子が測光素子である場合にも同様である。
【0012】
特に、上述したミラー作動機構において、メインミラーのミラーダウン時のバウンドを防止することは、撮影後において次の撮影のための被写体の観察、さらには測光、測距を行うまでの時間を短縮し、撮影サイクル時間を短くして単位時間当たりの撮影枚数を多くするうえで必要であるが、これと同様にサブミラーのバウンドも、測距、測光の開始時間に影響することから防止することが必要である。
【0013】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、特開平7−36105号公報に記載した第1のミラー(メインミラー)のバウンド防止機構を発展させ、第2のミラー(サブミラー)の第1の位置でのバウンドをも防止できる構成を採用することにより、たとえば測距または測光用の光電変換素子によるセンサ部に導く光を短時間のうちに安定させ、測距または測光の開始時間を早めることが可能となるカメラのミラーバウンド防止装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明に係るカメラのミラーバウンド防止装置は、被写体の観察位置と撮影位置との間で移動可能な第1のミラー部材と、この第1のミラー部材が衝突することによりその運動量のほとんどを受取って運動可能であって、この第1のミラー部材を所定の位置に位置決めして動きを規制する第1のミラー受け部材と、その動きを制動する第1の制動部材と、第1のミラー部材が観察位置にあるときにカメラ本体内のセンサ部に光を導く第1の位置と第1のミラー部材が撮影位置にあるときに撮影光路外に退避する第2の位置との間を第1のミラー部材の移動に連動して移動可能な第2のミラー部材を第1の位置に位置決めして動きを規制する第2のミラー受け部材と、第2のミラー部材がこの第2のミラー受け部材に衝突したときの動きを制動する第2の制動部材とを備え、第1の制動部材と第2のミラー受け部材との間に第1のばね手段を、第2の制動部材と第1のミラー受け部材との間に第2のばね手段を設け、第2のミラー受け部材、第1のミラー受け部材のいずれかの動きを第1、第2のばね手段を介して伝えることにより、第1の制動部材、第2の制動部材による制動力を増加させるように構成している。
【0015】
本発明によれば、ミラーダウン時において、たとえば第1のミラー部材であるメインミラーが第1のミラー受け部材に衝突し、その運動量のほとんどを受取ってこの第1のミラー受け部材が揺動回動することにより、メインミラーのバウンドを防ぎ、このメインミラーを所要の位置に位置決めして停止させることができる。また、このときの第1のミラー受け部材の動きによって、第1のばね手段により第2の制動部材に作用する力を増やし、これを第2のミラー受け部材に加えることにより制動力を増加させる。そして、この第2のミラー受け部材に、第2のミラー部材であるサブミラーが衝突して第2のミラー受け部材が運動量を受取ると、前記増大した制動力によって第2のミラー受け部材は制動させられて停止する。
【0016】
上述した動作とは逆に、ミラーダウン時に、第2のミラー部材であるサブミラーが第2のミラー受け部材に衝突し、その運動量のほとんどを受取ってこの第2のミラー受け部材が揺動回動することにより、サブミラーのバウンドを防ぎ、このサブミラーを所要の位置に位置決めして停止させることができる。また、このときの第2のミラー受け部材の動きによって、第2のばね手段により第1の制動部材に作用する力を増やし、これを第1のミラー受け部材に加えることにより制動力を増加させる。そして、この第1のミラー受け部材に、第1のミラー部材であるメインミラーが衝突して第1のミラー受け部材が運動量を受取ると、前記増大した制動力によって第1のミラー受け部材は制動させられて停止する。
【0017】
第1のミラー部材は、メインミラーとその保持枠によって構成され、第2のミラー部材は、少なくとも一部をハーフミラーとしたメインミラーの背面側に付設したサブミラーとその保持枠によって構成されている。
第1のミラー受け部材、第1の制動部材は、メインミラー受け部材と第1の制動レバー、第2のブレーキばねによって構成されている。
第2のミラー受け部材、第2の制動部材は、サブミラー受け部材、第2の制動レバー、第1のブレーキばねによって構成されている。
【0018】
センサ部は、測距または測光を行う測距素子、測光素子のような光電変換素子から構成されるが、この場合素子からの検出信号を演算、処理する電子回路も付設される。
第1、第2のばね手段は、上述した第1、第2のブレーキばねによるか、あるいはこれらのばねを含んで構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1および図2は本発明に係るカメラのミラーバウンド防止装置を採用したミラー作動機構の一つの実施の形態を示し、図1はミラーボックスを省略した要部の構成を側方から見た側面図、図2はそのバウンド防止状態を説明するための側面図である。ここで、図1は、第1のミラー部材であるメインミラー1が図示しない撮影レンズを通してフィルム面に至る撮影光路を遮るように斜め下向きに臨んでおり、撮影レンズを通って入射してくる被写体像の光を上方に反射し、図示しないファインダ光学系により被写体像を観察できる被写体の観察位置にある場合を示す。また、図2はミラーダウン時において、メインミラー1を有するメインミラー保持枠2とサブミラー11を有するサブミラー保持枠12のバウンド防止を説明するためのものである。
【0020】
図1において、符号S1で示すものは撮影レンズを通る撮影光軸であり、カメラ本体内に入射してくる光の光軸である。
また、S2で示すものは測距用光学系の光軸または測光用光学系の光軸となる検出光軸で、前記メインミラー1の少なくとも一部に設けたハーフミラー部(図示せず)を通過してくる光をカメラ本体の底部に配設した光電変換素子としての測距素子または測光素子によるセンサ部(図示せず)に反射させて導く第2のミラー部材であるサブミラー11による光の光軸である。ここでは、このセンサ部が測距素子である場合について述べる。
【0021】
図1において符号S3で示すものはファインダ光軸であり、撮影光路内に臨むメインミラー1で反射した光を図示しないファインダ光学系によって被写体像(撮影する画像)を観察するための光軸である。この実施の形態では、このファインダ光軸S3により導かれる光の一部を、測光素子(図示せず)によって測光を行う場合を説明する。
【0022】
前記メインミラー1は、撮影レンズ(図示せず)からの光をファインダ光学系と上述した測光用光学系とに導くためのものであって、このメインミラー1はメインミラー保持枠2に保持されている。このメインミラー保持枠2の上端側には回動軸3が側方に突出して設けられ、この回動軸3によって図示しないカメラ本体(たとえばミラーボックス側壁部)に回動自在に支持されている。したがって、メインミラー1は、図1、図2に示すように、撮影光路を遮るように臨む被写体の観察位置と撮影光路を開放する被写体の撮影位置との間で回動可能に支持されている。
【0023】
4は前記メインミラー1を常時ミラーダウン方向(図2中矢印A方向)に付勢するミラーばねとしてのメインミラーダウンばねで、図1に示すように、前記保持枠2と図示しないミラーボックスの一部との間に掛け渡して設けている。このメインミラーダウンばね4の付勢力で、前記メインミラー保持枠2は矢印A方向に付勢され被写体の観察位置に常時位置するように構成されている。
【0024】
上述したメインミラー保持枠2の一部には、図示しないがミラーアップレバーが当接し、これにミラーアップ方向(図中矢印B方向)への回動力を与えることができるように構成されている。すなわち、このミラーアップレバーの駆動によりメインミラー保持枠2は回動し、メインミラー1を撮影光路内に臨む被写体の観察位置から撮影位置へと図中矢印Bで示すように跳ね上げ回動させることができる。なお、ここでは、本発明と直接関係ないから、このようなミラーアップレバーの駆動についての説明は省略する。
【0025】
そして、メインミラー1が上述したように図中矢印B方向に回動し、撮影光路から退避して撮影位置で静止する。この状態で撮影が終了すると、前記ミラーアップレバーが退避すると、メインミラーダウンばね4の付勢力で、メインミラー1(保持枠2)は図中矢印Aで示すように反時計方向に回動し、図1に示す観察位置まで移動する。
【0026】
前記サブミラー11は、撮影光軸S1を通っての撮影レンズからの光を測距素子に導くためのものであり、メインミラー1の一部に形成したハーフミラー部を通過した光を、カメラ本体の底部に設けた測距素子に向って反射するように構成されている。
このサブミラー11は、広く知られている通り、前記メインミラー1のハーフミラー部の背面側に位置するように回動自在に枢支される。すなわち、12はサブミラー保持枠で、この保持枠12は前記メインミラー保持枠2に設けた軸5に対し回動自在に設けられ、したがってサブミラー11とサブミラー保持枠12とは、前記メインミラー1とメインミラー保持枠2に対し、図2中矢印Cまたは矢印Dの方向に回動し移動する。
【0027】
サブミラー11が図1や図2に示すように測距可能な位置、すなわちこのサブミラー11が測距素子に光を導くことができる位置にあるとき、サブミラー保持枠12の一部12bが、後述する第2のミラー受け部材であるサブミラー受け部材14の一部に設けた規制ピン15に当接し、これらサブミラー11とサブミラー保持枠12とを位置決めして動きを規制し、その位置を維持するように構成している。
このような測距素子に正しく光を導くためのサブミラー11の測距可能な位置は、上述したサブミラー受け部材14の一部に係合する調整可能な偏心調整ピン16の回動による調整によって調整可能になっている。
【0028】
13は前記サブミラー保持枠12の一部に設けた二股状部12cに係合する係合ピンで、この係合ピン13は前記ミラーボックス側壁部に突設され、サブミラー11を、メインミラー1の動きに連動して回動させるためのサブミラー転向用の軸として機能する。すなわち、メインミラー1がミラーアップしたときには、軸5によりサブミラー11も上昇するが、このときに前記二股状部12cのいずれかの側縁が係合ピン13と係合することにより、回動力が与えられ、回動動作することになる。これは、上述したとは逆のミラーダウン時も同様である。
【0029】
17は前記サブミラー保持枠12の引っ掛け部17aと前記メインミラー保持枠2の引っ掛け部17bとの間に掛け渡されたミラーばねであるトグルばねで、サブミラー11は、このトグルばね17により、メインミラー1が撮影位置にある時には図中矢印Dで示す時計方向に付勢されて撮影光路から退避した状態になり、またメインミラー1が観察位置にあるときには、サブミラー11は図中矢印Cで示す方向に付勢され、測距素子に光を導くことができる位置に移動するように構成されている。
【0030】
図1、図2において符号21で示すものは、メインミラー1の観察位置での第1のミラー受け部材であり、後述するように慣性ブレーキ板として機能するように、ミラーボックス側壁部に設けた軸22に対して回動自在に支持されている。また、26は第1の制動部材である第1の制動レバーで、この慣性ブレーキ板として機能するメインミラー受け部材21に対して摩擦によって制動力を与えるために用いられている。この第1の制動レバー26は、ミラーボックス側壁部に設けた軸27に対して回動自在に支持され、かつ後述するブレーキばね31により図中反時計方向に付勢されている。
【0031】
前記慣性ブレーキ板となるメインミラー受け部材21は、後述するブレーキばね24により図中矢印Fで示す反時計方向に付勢されているが、ミラーボックス側壁部に取付けた偏心調整ピン23に係止部21cが当接することにより位置決めされる。また、第1の制動レバー26は、ブレーキばね31により第1の制動レバー26の側縁部を慣性ブレーキ板であるメインミラー受け部材21の一端部に押し当てられている。これらの制動レバー26の側縁部と受け部材21の円弧状側端部21bとの間での摩擦力が、慣性ブレーキ板であるメインミラー受け部材21の回転速度を減衰する制動力として作用する。
【0032】
前記メインミラー受け部材板21の一部には、メインミラー1のバウンドが少なくなるようにメインミラー受け部材21の慣性モーメントを調整する調整手段として重り25を取付けている。
また、前記メインミラー受け部材21には、メインミラー保持枠2の当接部2cが当接することにより、メインミラー1を被写体の観察位置で保持する規制ピン部材28が一体的に取付けられている。この規制ピン部材28の位置決めは、前記偏心調整ピン23を回動して調整することによりメインミラー受け部材21を介して行われることになる。
【0033】
前記メインミラー1がたとえば被写体の観察位置にある時に、メインミラー保持枠2の当接部2cがメインミラー受け部材21の規制ピン部材28に当接するが、メインミラー受け部材21に作用するブレーキばね24の図中矢印F方向への力がメインミラーダウンばね4の図中矢印A方向への力よりも大きいため、メインミラー1とメインミラー保持枠2の観察位置での位置決めは、メインミラー受け部材21を介して、偏心調整ピン23によって行われることになる。
【0034】
ここまで説明したメインミラー1(メインミラー保持枠2)におけるバウンド防止装置における原理は、特開平7−36105号公報により説明したものと略同等のものであり、本発明に直接関係しない部分の説明は省略する。
【0035】
本発明によれば、上述した構成において、メインミラー1およびメインミラー保持枠2のミラーダウン時のバウンドをメインミラー受け部材21および第1の制動レバー26により防止するとともに、サブミラー11およびサブミラー保持枠12側のバウンドを、メインミラー1と同様の構成をもつサブミラー受け部材14および第2の制動部材である制動レバー32によって防止するように構成し、メインミラー受け部材21およびサブミラー受け部材14の衝突後の運動を利用して、前記第1および第2の制動レバー26,32に作用する制動力を増大させたところを特徴としている。
【0036】
これを詳述すると、前記サブミラー受け部材14は、カメラ本体の一部であるミラーボックス側壁部等に設けた軸34により回動自在に支持されている。このサブミラー受け部材14は、前述したメインミラー受け部材21と同様に、サブミラー11、サブミラー保持枠12がミラーダウン時に衝突した際に、その運動量を受取ることができるような慣性ブレーキ板として機能する。なお、図中35はこのサブミラー受け部材14にサブミラー11のバウンドが少なくなるように慣性モーメントを調整するために設けた調整手段である重りである。
【0037】
また、このサブミラー受け部材14は、前記ブレーキばね31により図中矢印Hで示す反時計方向に付勢され、前記偏心調整ピン16に係止部14cが当接することにより位置決めされている。この偏心調整ピン16を回動して調整することにより、サブミラー受け部材14やその規制ピン部材15の位置決めを調整できることは前述した通りである。
【0038】
32は第2の制動部材である第2の制動レバーであり、慣性ブレーキ板として機能するサブミラー受け部材14に対して摩擦によって制動力を与えるために用いられる。この第2の制動レバー32は、ミラーボックス側壁部に設けた軸33に対して回動自在に支持されている。そして、この第2の制動レバー32は、前記ブレーキばね24によって側縁部をサブミラー受け部材14の一端部に押し当てられている。この制動レバー32の側縁部と受け部材14の円弧状側端部14bとの間での摩擦力が、慣性ブレーキ板であるサブミラー受け部材14に対して回動速度を減衰するための制動力として作用する。
【0039】
ここで、第2のブレーキばね31は、トグルばね17よりも大きな付勢力を有するように設定されている。これによって、第2のミラー受け部材14を常に所定の位置に位置決めしている。
【0040】
以上の構成によるミラーバウンド防止装置は、以下のように動作する。
すなわち、撮影終了後のミラーダウン時において、第1のミラー部材であるメインミラー保持枠2が撮影光路外のミラー上昇位置からばね4の付勢力によって図中反時計方向(矢印A方向)に回動して下降してくる。この下降動作途中で、サブミラー保持枠12は、サブミラー反転用の係合ピン13によってトグルばね17の力の方向が反転し、この保持枠12を軸5回りで反時計方向(図中矢印C方向)に付勢するようになる。
【0041】
そして、サブミラー保持枠12が規制ピン15に衝突すると、図2に示すように、サブミラー受け部材14は、ばね31の付勢力に抗して図中時計方向(矢印G方向)に回動する。すると、ばね31が伸びてメインミラー1側である第1の制動レバー26を引張り、メインミラー受け部材21との押圧力を増す。その結果、この制動レバー26によるメインミラー受け部材21の制動力が大きくなる。
【0042】
このようにメインミラー1側において、制動レバー26とメインミラー受け部材21との押圧力が増している状態で、メインミラー保持枠2がメインミラー受け部材21側の規制ピン28に衝突する。そして、このメインミラー受け部材21はばね24の付勢力に抗して時計方向(図中矢印E方向)に回動する。
すると、ばね24が伸びてサブミラー11側の制動レバー32とサブミラー受け部材14との押圧力を増し、これら間での摩擦力を増加させる。その結果、制動レバー32によるサブミラー受け部材14の制動力が大きくなる。
【0043】
そして、上述した結果として、メインミラー保持枠2、サブミラー保持枠12は共に、それぞれの受け部材21,14に運動量を受け渡し、さらにこれらが制動レバー26,32による制動力で回動速度が減衰されるので、衝突によって反時計方向に回動を始めた受け部材21,14は、やがてばね24,31の作用によって図中反時計方向への回転が停止し、その後ばね24,31の作用によって図中時計方向に回転して図1の一に戻ってきたときの衝突では衝撃が小さく、バウンドが防止されることになる。
【0044】
なお、上述した説明は、ミラーダウン時において、サブミラー11側が先に規制ピン15に衝突する場合を述べたが、メインミラー1側が先に規制ピン28に衝突する場合もある。この場合は、以下のように動作する。
すなわち、撮影終了後のミラーダウン時において、第1のミラー部材であるメインミラー保持枠2が撮影光路外のミラー上昇位置からばね4の付勢力によって図中反時計方向(矢印A方向)に回動して下降してくる。この下降動作途中で、サブミラー保持枠12は、サブミラー反転用の係合ピン13によってトグルばね17の力の方向が反転し、この保持枠12を軸5回りで反時計方向(図中矢印C方向)に付勢するようになる。
【0045】
そして、メインミラー保持枠2がメインミラー受け部材21側の規制ピン28に衝突する。このメインミラー受け部材21はばね24の付勢力に抗して時計方向(図中矢印E方向)に回動する。すると、ばね24が伸びてサブミラー11側の制動レバー32とサブミラー受け部材14との押圧力を増し、これらの間での摩擦力を増加させる。その結果、制動レバー32によるサブミラー受け部材14の制動力が大きくなる。
【0046】
このようにサブミラー11側において、制動レバー32とサブミラー受け部材14との押圧力が増している状態で、サブミラー保持枠12が規制ピン15に衝突すると、図2に示すように、サブミラー受け部材14は、ばね31の付勢力に抗して図中時計方向(矢印G方向)に回動する。
すると、ばね31が伸びてメインミラー1側である第1の制動レバー26を引張り、メインミラー受け部材21との押圧力を増す。その結果、この制動レバー26によるメインミラー受け部材21の制動力が大きくなる。
【0047】
そして、上述した結果として、メインミラー保持枠2、サブミラー保持枠12は共に、それぞれの受け部材21,14に運動量を受け渡し、さらにこれらが制動レバー26,32による制動力で回動速度を減衰されることにより、バウンドを防止されるという、前述したと同様の結果となる。
【0048】
なお、本発明は上述した実施の形態で説明した構造には限定されず、ミラー作動機構の各部の形状、構造等を適宜変形、変更することは自由である。
たとえば上述したミラー作動機構においてミラーバウンド防止装置としては、慣性ブレーキ板となるメインミラー受け部材21、サブミラー受け部材14における重心と回動中心とを一致させ、露光撮影時におけるカメラを把持する姿勢差による影響がなくなるように構成してもよい。
【0049】
さらに、上述した実施の形態では、センサ部としての光電変換素子が測距素子である場合を説明したが測光素子であってもよい。
また、上述した実施例では、メインミラー保持枠2、サブミラー保持枠11が衝突する規制ピン28,15を有する受け部材21,14の偏心した位置に調整手段として重り25,35を設けているが、それぞれの慣性モーメントを配慮して設けるとよく、その取付位置を微調整可能に構成してもよい。
【0050】
【実施例】
カメラとして、TTL測光、測距方式による一眼レフカメラを例示し、かつ第2のミラー部材であるサブミラー11で反射することによりカメラ本体の底部に設けたセンサ部となる光電変換素子による測距素子で測距を行う場合を示す。
第1のミラー部材であるメインミラー1のミラーダウン時のバウンドを、衝突時にその運動量のほとんどを受け取るような慣性モーメントをもって形成したメインミラー受け部材21と制動レバー26、ブレーキばね31を用いて防止する構造としている。
また、第2のミラー部材であるサブミラー11のミラーダウン時のバウンドを、衝突時にその運動量のほとんどを受け取るような慣性モーメントをもって形成したサブミラー受け部材14と制動レバー32、ブレーキばね24を用いて防止する構造としている。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るカメラのミラーバウンド防止装置によれば、第1のミラー部材が衝突することにより運動量のほとんどを受取って移動し第1のミラー部材を所定の位置に位置決めする第1のミラー受け部材と、その動きを制動する第1の制動部材と、第1のミラー部材の移動に連動して移動可能な第2のミラー部材を第1の位置に位置決めする第2のミラー受け部材と、これに第2のミラー部材が衝突したときの動きを制動する第2の制動部材を備え、第1の制動部材と第2のミラー受け部材との間に第1のばね手段を、第2の制動部材と第1のミラー受け部材との間に第2のばね手段を設け、第2のミラー受け部材、第1のミラー受け部材の動きを、第1、第2のばね手段を介して伝えて制動力を増加させるようにしたので、簡単な構成であるにもかかわらず、以下に述べる優れた効果を奏する。
【0052】
本発明によれば、第1のミラー受け部材の動きに連動して第2のミラー受け部材に対しての第2の制動部材による制動力を増大させるか、あるいは第2のミラー受け部材の動きに連動して第1のミラー受け部材に対しての第1の制動部材による制動力を増大させることにより、第1、第2のミラーのバウンドを共に防止することができる。したがって、従来から知られているものよりも、各ミラーのバウンドを速やかに解消し、たとえば測距または測光用の光電変換素子によるセンサ部に導く光を安定させるための時間を短縮し、測距または測光の開始時間を早めることができる。
【0053】
すなわち、本発明によれば、第1のミラー受け部材の動きに連動して第2のミラー受け部材のバウンド防止機構を付設することにより、第2のミラー部材のバウンドを確実に減少させることができる。これにより、測距素子または測光素子となる光電変換素子のようなセンサ部に導かれる光を安定するまでの時間を短縮し、測距開始時間または測光開始時間を早めることができる。
【0054】
したがって、このような構成によるミラーバウンド防止装置を採用したミラー作動機構を有するカメラでは、連続撮影時における測距、測光のための時間を多くとれ、測距精度、測光精度を高めることができる。さらに、本発明によれば、連続撮影時において一こま撮影するのに要する時間を短縮でき、単位時間当たりの撮影こま数を増やすことができる。
【0055】
また、本発明によれば、第1または第2のミラー受け部材の動きを利用して、それぞれ第2の制動部材または第1の制動部材による押圧力を増大させることによって、制動効果を高めるという、簡単な構成によって得られるブレーキ装置をカメラ本体内に簡単に組込むことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカメラのミラーバウンド防止装置の一つの実施の形態を示し、ミラー作動機構のミラーボックスを除いた要部の構成を示す側面図である。
【図2】 図1に示すミラー作動機構において、ミラーダウン時における状態を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1…メインミラー(第1のミラー部材)、2…メインミラー保持枠(第1のミラー部材)、3…回動軸、4…メインミラーダウンばね、5…軸、11…サブミラー(第2のミラー部材)、12…サブミラー保持枠(第2のミラー部材)、13…係合ピン、14…サブミラー受け部材(第2のミラー受け部材)、14b…円弧状側端部、15…規制ピン部材、16…偏心調整ピン、17…トグルばね、21…第1のミラー受け部材(メインミラー受け部材)、21b…円弧状側端部、22…軸、23…偏心調整ピン、24…ブレーキばね(第1のばね手段)、25…重り、26…第1の制動レバー(第1の制動部材)、27…軸、28…規制ピン部材、31…ブレーキばね(第2のばね手段)、32…第2の制動レバー(第2の制動部材)、33…軸、34…軸、35…重り、S1…撮影光軸、S2…測距用の検出光軸、S3…ファインダ光軸。
Claims (3)
- 撮影光路を遮る被写体の観察位置と撮影光路を開放する被写体の撮影位置との間に移動可能に設けた第1のミラー部材と、
この第1のミラー部材が衝突することにより運動量のほとんどを受取って移動しこの第1のミラー部材を所定の位置に位置決めして動きを規制する第1のミラー受け部材と、
この第1のミラー受け部材の動きを制動する第1の制動部材とを備えているカメラのミラーバウンド防止装置において、
前記第1のミラー部材が被写体の観察位置にあるときにカメラ本体内のセンサ部に被写体からの光を導く第1の位置と、前記第1のミラー部材が被写体の撮影位置にあるときに撮影光路外に退避する第2の位置との間を、第1のミラー部材の移動に連動して移動するように設けた第2のミラー部材と、
この第2のミラー部材を前記第1の位置に位置決めして動きを規制する第2のミラー受け部材と、
前記第2のミラー部材がこの第2のミラー受け部材に衝突したときの動きを制動する第2の制動部材とを備え、
前記第1の制動部材と前記第2のミラー受け部材との間に第1のばね手段を設けるとともに、
前記第2の制動部材と前記第1のミラー受け部材との間に第2のばね手段を設け、
前記第2のミラー受け部材、第1のミラー受け部材のいずれかの動きを前記第1、第2のばね手段を介して伝えることにより、第1の制動部材、第2の制動部材による制動力を増加させるように構成した
ことを特徴とするカメラのミラーバウンド防止装置。 - 請求項1記載のカメラのミラーバウンド防止装置において、第1および第2のミラー受け部材に、第1、第2のミラー部材が衝突したときのそれぞれの慣性モーメントを調整するための調整手段を設けた
ことを特徴とするカメラのミラーバウンド防止装置。 - 請求項1または請求項2記載のカメラのミラーバウンド防止装置において、
第1、第2のミラー受け部材に付勢力を与える第1および第2のばね手段を、それぞれに対応する第1、第2のミラー部材を付勢するミラーばねよりも大きな付勢力をもつように構成した
ことを特徴とするカメラのミラーバウンド防止装置。
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